JPS624039Y2 - - Google Patents

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JPS624039Y2
JPS624039Y2 JP1980124763U JP12476380U JPS624039Y2 JP S624039 Y2 JPS624039 Y2 JP S624039Y2 JP 1980124763 U JP1980124763 U JP 1980124763U JP 12476380 U JP12476380 U JP 12476380U JP S624039 Y2 JPS624039 Y2 JP S624039Y2
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JP
Japan
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battery tray
front side
side frame
wheel apron
radiator shroud
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JP1980124763U
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JPS5747553U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンルーム内にバツテリを固定
保持するバツテリトレイを設けた自動車のバツテ
リトレイ固定構造に関するものである。
一般に、自動車においては、車体前部において
衝突が生じた場合でも、乗員の安全性を確保でき
るようにするために、車体前部の剛性を高めるこ
とが要求されている。特に、最近、エンジンルー
ム内に補器類等の収容スペースを確保すべく提案
されているものとして、エンジンルーム側壁を構
成するホイールエプロンの縦壁部の前方下端を内
方へ屈曲し、該屈曲部先端を車体前後方向に延び
るフロントサイドフレーム下側に連結せしめて、
ホイールエプロンとフロントサイドフレームとの
間に大きな凹部を形成するようにしたものにおい
ては、車体前部の剛性が極めて小さくなるため、
上記要求が一層強いものであつた。
一方、エンジンルーム内にはバツテリを固定保
持するバツテリトレイが設けられているが、この
バツテリトレイは、強度的に強い部材であるにも
拘らず、従来、単にホイールエプロンに固定され
たり、あるいはホイールエプロンとサイドフレー
ムとにそれぞれ脚を介して固定されているだけで
あつて、車体前部の剛性の向上に何ら寄与してい
なかつた。
そこで、本考案はかかる諸点に鑑み、上記のよ
うなホイールエプロンとフロントサイドフレーム
との間に凹部を形成した車体前部において、バツ
テリトレイを補強部材として利用することに着目
し、該バツテリトレイを、ホイールエプロンとフ
ロントサイドフレームとエンジンルーム前壁を構
成するラジエータシユラウドとに各々固定して、
上記三者をバツテリトレイを介して互いに連結す
ることにより、エンジンルーム内に大きな収容ス
ペースを確保しつつ、バツテリトレイを利用して
車体前部の剛性の向上を図ることができるように
した自動車のバツテリトレイ固定構造を提供せん
とするものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図ないし第3図は自動車の車体前部を示
し、1はエンジンルーム前壁を構成するラジエー
タシユラウドであつて、該ラジエータシユラウド
1の縦壁には車体前後方向に延びるフロントサイ
ドフレーム2が連結されている。該フロントサイ
ドフレーム2は断面コ字状で上下端にフランジ2
a,2aを有し、該フランジ2a,2aに矩形平
板状のパネル3の上下端が結合されて閉断面が形
成されている。
また、4はエンジンルーム側壁を構成するホイ
ールエプロンであつて、該ホイールエプロン4に
は内側に膨出するタイヤハウス5が形成され、該
膨出部にサスペンシヨンタワー6が固着されてい
るとともに、該タイヤハウス5前方には、上記ホ
イールエプロン4の縦壁部下端を内方へ屈曲し、
該屈曲部7先端をフロントサイドフレーム2下端
のフランジ2aにパネル3を介して連結せしめる
ことにより、ホイールエプロン4とラジエータシ
ユラウド1とフロントサイドフレーム2とによつ
て凹部8が形成されている。尚、9はヘツドラン
プ用開口部、10は左右のフロントサイドフレー
ム2,2を連結するクロスメンバ、11はホイー
ルエプロン4上端部に設けられて車体前後方向に
延びる閉断面を形成するホイールエプロンレイン
フオースメントである。
さらに、例えば車体左側における上記凹部8の
上方にはバツテリ(図示せず)を固定保持する鋼
鉄製のバツテリトレイ12が凹部8を覆うように
水平に配置されて、上記ホイールエプロン4とラ
ジエータシユラウド1とフロントサイドフレーム
2との各々に固定されている。
すなわち、上記バツテリトレイ12は、第4図
に詳示するように、バツテリクランプ用溝13を
有する略矩形平板状の受板部14と、該受板部1
4の周縁に設けられたカラー部15とからなり、
バツテリトレイ12の前部の左右隅角部のカラー
部15にはそれぞれボルト孔16,16′が穿設
されているとともに、バツテリトレイ12後部の
右隅角部の受板部14には周縁にフランジ17a
を有する略三角形状のブラケツト17がスポツト
溶接によつて固着され、該ブラケツト17底辺部
におけるフランジ17aの両端部にはそれぞれボ
ルト孔18,18が穿設されている。
一方、上記ホイールエプロン4の縦壁部には、
第5図および第6図に詳示するように、車体前後
方向に対し外方へ傾斜する取付座19がホイール
エプロン4の縦壁部の一部を凹陥して形成されて
いるとともに、該取付座19の中央部にはボルト
孔20が穿設されており、上記取付座19に上記
バツテリトレイ12前部の左隅角部のカラー部1
5を当接し、該カラー部15のボルト孔16と取
付座19のボルト孔20とにボルト21を挿通し
て連結することによつて、バツテリトレイ12の
外側部がホイールエプロン4の縦壁部に固定され
ている。尚、22は屈曲部7に設けられたリブで
ある。
また、上記ラジエータシユラウド1の縦壁の左
端部には、第7図および第8図に詳示するよう
に、外側に垂直平面を有する取付座23が形成さ
れているとともに、該取付座23の垂直平面中央
部にはナツト24が溶接によつて固着せしめて設
けられており、上記取付座23内面に上記バツテ
リトレイ12前部の右隅角部のカラー部15を当
接し、該カラー部15のボルト孔16′からボル
ト25を挿通して上記ナツト24に締結すること
によつて、バツテリトレイ12の前部がラジエー
タシユラウド1の縦壁に固定されている。
さらに、上記フロントサイドフレーム2上端の
フランジ2aには、第9図に詳示するように、2
個のボルト孔26,26がパネル3を貫通して穿
設されており、上記フランジ2aの内面に、上記
バツテリトレイ12に固着された略三角形状のブ
ラケツト17底辺部のフランジ17aを当接し、
上記両フランジ17a,2aのボルト孔18,2
6にボルト27,27を挿通して締結することに
よつて、バツテリトレイ12の内側部がブラケツ
ト17を介してフロントサイドフレーム2に固定
されている。以上により、バツテリトレイ12を
介してホイールエプロン4とラジエータシユラウ
ド1とフロントサイドフレーム2とが接続されて
いる。
したがつて、上記実施例においては、タイヤハ
ウス5前方に、ホイールエプロン4とラジエータ
シユラウド1とフロントサイドフレーム2とによ
つて凹部8を形成したことにより、エンジンルー
ム内に大きなスペースが形成され、エンジンの補
器類等の収容スペースとして利用することができ
る。
しかも、上記凹部8上方には該凹部8を覆うよ
うに鋼鉄製のバツテリトレイ12をホイールエプ
ロン4とラジエータシユラウド1とフロントサイ
ドフレーム2との各々に固定して設けたことによ
り、ホイールエプロン4とラジエータシユラウド
1とフロントサイドフレーム2とがバツテリトレ
イ12を介して互いに強固に結合し合い、かつバ
ツテリトレイ12の前部がラジエータシユラウン
ド1の縦壁に固定されているので、このバツテリ
トレイ12が剛性アツプに寄与し、上記凹部8形
成による剛性低下を防止して、車体前部の剛性を
大巾に向上させることができ、よつて車体前部に
おいて衝突が生じた場合でも、乗員の安全性を充
分に確保することができる。
また、上記バツテリトレイ12は、その前部左
隅角部のカラー部15をホイールエプロン4の取
付座19に、前部右隅角部のカラー部15をラジ
エータシユラウド1の取付座23に、後部右隅角
部の受板部14に固着されたブラケツト17のフ
ランジ17aをフロントサイドフレーム2上端の
フランジ2aに各々当接せしめ、各々の箇所にお
いてボルト21,25,27,27で締結するこ
とによつて組付固定されるので、バツテリトレイ
12の組付を容易に行うことができる。しかも、
ブラケツトを要さずに、バツテリトレイ12をホ
イールエプロン4とラジエータシユラウド1とに
それぞれ固定せしめることができるので、組付に
要するブラケツトの個数が少なくて済み、コスト
ダウン化および軽量化を図ることができるととも
に、組付作業の簡易化を一層図ることができる。
尚、上記実施例では、フロントサイドフレーム
2にブラケツト17を介してバツテリトレイ12
を固定したが、フロントサイドフレーム2の形状
によつては、フロントサイドフレーム2に直接バ
ツテリトレイ12を固定してもよく、この場合に
は、ブラケツトを全く要することなく、バツテリ
トレイ12を固定することができるので、コスト
ダウン化および軽量化並びに組付作業の簡易化を
より一層図ることができる。
また、上記実施例では、車体前部左側における
凹部8上方にバツテリトレイ12を設けた場合に
ついて述べたが、本考案は、車体前部右側の凹部
8上方にバツテリトレイ12を設ける場合につい
ても、同様に適用することができ、同様の作用効
果を奏することができるのは言うまでもない。
以上説明したように、本考案によれば、エンジ
ンルーム内にバツテリを固定保持するバツテリト
レイを設けてなる自動車において、エンジンルー
ム側壁を構成するホイールエプロンの前壁部の前
方下端を内方へ屈曲し、該屈曲部先端を車体前後
方向に延びるフロントサイドフレーム下端に連結
するとともに、上記バツテリトレイの外側部をホ
イールエプロンの縦壁部に、前部をエンジンルー
ム前壁を構成するラジエータシユラウドの縦壁
に、内側部をフロントサイドフレームに各々固定
し、バツテリトレイを介してホイールエプロンと
ラジエータシユラウドとフロントサイドフレーム
とを接続したことにより、エンジンルーム内に補
器類等の収容スペースを充分に確保することがで
きるとともに、車体前部の剛性を大巾に向上させ
ることができ、車体前部衝突時における乗員の安
全性の向上を図ることができる。しかも、従来の
如く多数のブラケツトを要することなく、バツテ
リトレイを組付固定することができるので、コス
トダウン化および軽量化並びに組付作業の簡易化
をも併せ図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示するもので、第
1図は自動車の車体前部を後方から見た斜視図、
第2図は自動車の車体前部を前方から見た要部拡
大斜視図、第3図は第1図の−線断面図、第
4図はバツテリトレイの斜視図、第5図はホイー
ルエプロン取付部の拡大斜視図、第6図は第5図
の−線断面図、第7図はラジエータシユラウ
ド取付部の拡大斜視図、第8図は第7図の−
線断面図、第9図はフロントサイドフレーム取付
部の拡大斜視図である。 1……ラジエータシユラウド、2……フロント
サイドフレーム、2a……フランジ、3……パネ
ル、4……ホイールエプロン、5……タイヤハウ
ス、6……サスペンシヨンタワー、7……屈曲
部、8……凹部、9……ヘツドライト用開口部、
10……クロスメンバ、11……ホイールエプロ
ンレインフオースメント、12……バツテリトレ
イ、13……バツテリクランプ用溝、14……受
板部、15……カラー部、16,16′,18…
…ボルト孔、17……ブラケツト、17a……フ
ランジ、19,23……取付座、20,26……
ボルト孔、21,25,27……ボルト、22…
…リブ、24……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンルーム内にバツテリを固定保持するバ
    ツテリトレイを設けてなる自動車において、エン
    ジンルーム側壁を構成するホイールエプロンの縦
    壁部の前方下側を内方へ屈曲し、該屈曲部先端を
    車体前後方向に延びるフロントサイドフレーム下
    端に連結するとともに、上記バツテリトレイの外
    側部を上記ホイールエプロンの縦壁部に、前部を
    エンジンルーム前壁を構成するラジエータシユラ
    ウンドの縦壁に、内側部をフロントサイドフレー
    ムに各々固定し、バツテリトレイを介してホイー
    ルエプロンとラジエータシユラウドとフロントサ
    イドフレームとを接続してなることを特徴とする
    自動車のバツテリトレイ固定構造。
JP1980124763U 1980-09-01 1980-09-01 Expired JPS624039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980124763U JPS624039Y2 (ja) 1980-09-01 1980-09-01

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980124763U JPS624039Y2 (ja) 1980-09-01 1980-09-01

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Publication Number Publication Date
JPS5747553U JPS5747553U (ja) 1982-03-17
JPS624039Y2 true JPS624039Y2 (ja) 1987-01-29

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ID=29485279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980124763U Expired JPS624039Y2 (ja) 1980-09-01 1980-09-01

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054665U (ja) * 1983-09-23 1985-04-17 マツダ株式会社 自動車の前部車体構造
JP4601837B2 (ja) * 2001-02-06 2010-12-22 富士重工業株式会社 バッテリブラケット構造
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JPS5724156B2 (ja) * 1977-02-10 1982-05-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724156U (ja) * 1980-07-17 1982-02-08

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JPS5724156B2 (ja) * 1977-02-10 1982-05-22

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