JPH0245064Y2 - - Google Patents

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JPH0245064Y2
JPH0245064Y2 JP1982181643U JP18164382U JPH0245064Y2 JP H0245064 Y2 JPH0245064 Y2 JP H0245064Y2 JP 1982181643 U JP1982181643 U JP 1982181643U JP 18164382 U JP18164382 U JP 18164382U JP H0245064 Y2 JPH0245064 Y2 JP H0245064Y2
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JP
Japan
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radiator
flange
panel
tank
atsupa
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JP1982181643U
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JPS5983671U (ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の前部車体構造に関し、特に
エンジンルーム内の前側に配置されるラジエータ
の取付構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に、自動車において、エンジンルーム内の
前側にラジエータを配置する場合、例えば実開昭
56−53624号公報等に開示されているように、エ
ンジンルーム側壁を構成する左右のホイールエプ
ロンの前端部にラジエータシユラウドアツパの左
右両端部を接続し、該ラジエータシユラウドアツ
パの内側にラジエータを取付けるようにする構造
が採られている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このような構造では、ラジエータは
エンジンルームの前端部からラジエータシユラウ
ドアツパの車体前後方向長さ分だけ後方に配置さ
れてエンジンに近接するため、ラジエータ回りの
レイアウトが難しくなるという問題があつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、ラ
ジエータをラジエータシユラウドアツパを介さず
に直接ホイールエプロンに取付け可能にすること
により、ラジエータの支持剛性を十分に確保しな
がら該ラジエータをエンジンルームの前端位置に
配置し得るようにして、ラジエータ回りのレイア
ウトの自由度を有効に高めることを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案の解決手
段は、エンジンルーム内の前側にラジエータがク
ロスメンバに支持されて配置され、該ラジエータ
は、アツパパネルとロアパネルとをフランジ結合
してなるアツパタンクを有している。該アツパタ
ンクのフランジの左右両側部はそれぞれ車幅方向
外方に延長されていて、該各側方延長部はエンジ
ンルーム側壁で前後方向に延びる強度メンバーに
接続されている。上記アツパタンクのフランジの
前部は前方に延長されていて、該前方延長部には
ボンネツトの先端部に設けられるロツク装置が係
合する係合部が設けられ、かつ上記前方延長部は
上下方向に延びるステーを介して上記クロスメン
バに接続されているものとする。
(作用) これにより、本考案では、ラジエータのアツパ
タンクにおけるフランジの左右両側部を車幅方向
外方に延長した側方延長部をエンジンルーム側壁
の強度メンバーに接続したので、ラジエータを強
固に取付け支持できる。しかも、上記アツパタン
クのフランジ前部を前方に延長した前方延長部に
ボンネツトのロツク装置が係合する係合部を設け
たので、従来の如きラジエータシユラウパネルを
廃止でき、その位置すなわちエンジンルームの前
端部にラジエータを配置することができる。上記
前方延長部はステーを介してクロスメンバに補強
支持されいるので、ボンネツトの開閉時の衝撃に
耐えることができる。
また、上記側方延長部及び前方延長部は、ラジ
エータのアツパタンクを構成するアツパパネルと
ロアパネルとを結合するためのフランジを延長し
てなるものであるため、ラジエータシユラウドア
ツパの代わりとして新たな部材が必要とならない
ので、部材数が少なくて済む。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図ないし第4図は本考案の実施例に係る自
動車の車体前部構造を示し、1はエンジンルーム
2側壁を構成するホイールエプロンであつて、該
ホイールエプロン1の上部外面側には、ホイール
エプロン1と車体前後方向に延びる閉断面を形成
するようにレインフオースメント3が接合されて
強度メンバーを構成している。4はエンジンルー
ム2の開口部2aに後端部をヒンジ側として開閉
自在に取付けられたボンネツト、5はエンジンル
ーム2内の前側に配置されたラジエータであつ
て、該ラジエータ5はアツパタンク6とコア7と
ロアタンク8とからなる。
上記ラジエータ5のアツパタンク6は、下端縁
全周にフランジ9aを有するアツパパネル9と上
端縁全周にフランジ部10aを有するロアパネル
10とをフランジ結合して中空状に形成されてい
る。上記アツパパネル9には、連通管11を介し
てエンジンの冷却水排出口(図示せず)に連通す
る冷却水流入口12及び補給口13が設けられ、
ロアパネル10にはコア7の上端部が接続されて
いる。
そして、上記アツパパネル9のフランジ9a
は、アツパパネル9の左右両側部位置からエンジ
ンルーム2内の前側隅角部のヘツドランプ用スペ
ース2b,2bの後方を迂回するように車幅方向
外方に延長されて側方延長部14,14が形成さ
れている。一方、上記ホイールエプロン1の上部
には、上記フランジ9aの側方延長部14に対応
してエンジンルーム2側に膨出する膨出部15が
形成され、該膨出部15に側方延長部14が外嵌
されボルト16,16止めにより接続されてい
る。また、上記アツパパネル9のフランジ9a
は、アツパパネル9の中央前部位置から前方に延
長され、該前方延長部17には係合孔18が明け
られていて、該係合孔18に対し上記ボンネツト
4先端部に設けられたロツク装置19のフツク2
0が係合する係合部を構成している。
さらに、21は車幅方向に延びる閉断面状のフ
ロントクロスメンバであつて、該フロントクロス
メンバ21の上面には上記ラジエータ5のロアタ
ンク8に対応して開口22が設けられ、該開口2
2の周縁部には該周縁部を内側に斜めに折り曲げ
てなる傾斜支持部23が形成されている。該傾斜
支持部23には弾性材24を介して上記ロアタン
ク8が弾性的に嵌合支持されている。また、上記
アツパタンク6の前方延長部17は上下方向に延
びるステー27によつて下側より支持されてお
り、該ステー27の下端部は上記フロントクロス
メンバ21に接続されている。尚、25はエンジ
ン冷却用のクーリングフアン、26はフエンダパ
ネルである。
したがつて、上記実施例においては、ラジエー
タ5のアツパタンク6を構成するアツパパネル9
のフランジ9a左右両側部を車幅方向外方に延長
し、該側方延長部14をホイールエプロン1に接
続して、ラジエータ5を取付けるとともに、上記
アツパパネル9のフランジ9a中央前部を前方に
延長した前方延長部17にボンネツト4のロツク
装置19が係合する係合孔18を設けるようにし
たので、従来の如きラジエータシユラウパネルを
廃止でき、その位置すなわちエンジンルーム2の
前端部にラジエータ5を配置することができる。
その結果、ラジエータ5とその後方に配置される
エンジンとの間に比較的広いスペースを確保で
き、ラジエータ5回りのレイアウトを容易に行う
ことができる。しかも、上記前方延長部17(係
合孔18)はステー27を介してフロントクロス
メンバ21に補強支持されているので、ボンネツ
ト4の開閉時の衝撃に十分耐えることができる。
また、上記側方延長部14及び前方延長部17
は、ラジエータ5のアツパタンク6を構成するア
ツパパネル9とロアパネル10とを結合するため
のフランジ9aを延長してなるものであるため、
ラジエータシユラウドアツパの代わりとして新た
な部材が必要とならないので、部材数が少なくて
済み、取付作業の簡易化および車体重量の軽減化
を図ることができる。
さらに、上記側方延長部14が接続されるホイ
ールエプロン1の上部は、レインフオースメント
3とで閉断面状に形成された強度メンバー部分で
あるので、ラジエータ5を強固に取付け支持する
ことができる。しかも、上記ラジエータ5は、ア
ツパタンク6(アツパパネル9)のフランジ9a
の側方延長部14がホイールエプロン1に支持さ
れているだけでなく、前方延長部17がステー2
7を介してフロントクロスメンバ21に支持さ
れ、かつロアタンク8もフロントクロスメンバ2
1の傾斜支持部23に弾性的に嵌合支持されてい
るので、ラジエータ5の取付けを一層強固に行う
ことができる。
尚、上記実施例では、アツパタンク6のアツパ
パネル9のフランジ9a左右両側部を車幅方向外
方に延長するとともに、ホイールエプロン1に該
側方延長部14に対応して膨出部15を形成し、
該膨出部15に側方延長部14を接続したが、本
考案は、第5図および第6図に示すように、ホイ
ールエプロン1に膨出部を形成することなく、側
方延長部14の先端部に、中央部分を残して左右
両端部分を垂直下方に折り曲げ、該中央水平部1
4aと左右折曲げ部14b,14bとをそれぞれ
ホイールエプロン1に当てて接続するようにして
もよいのは勿論である。
また、上記実施例では、アツパタンク6のアツ
パパネル9のフランジ9aを延長したが、該アツ
パパネル9のフランジ9aに代えてロアパネル1
0のフランジ10aを延長してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、ラジエ
ータのアツパパネルを構成するアツパパネルとロ
アパネルとを結合するためのフランジの左右両側
部が車幅方向に延長され、該側方延長部がエンジ
ンルーム側壁の強度メンバーに接続されてラジエ
ータが取付け支持されているとともに、上記フラ
ンジの前部が前方に延長された前方延長部にボン
ネツトのロツク装置が係合する係合部が設けられ
ているので、ラジエータシユラウドアツパが省略
でき、ラジエータをエンジンルームの前端部に配
置することができ、よつてラジエータ回りのレイ
アウトを容易に行うことができるとともに、ラジ
エータシユラウドアツパの廃止によりラジエータ
の取付作業の簡易化および車体重量の軽減化を図
ることができる。しかも、上記前方延長部はステ
ーを介してクロスメンバに補強支持されているの
で、ボンネツトの開閉時の衝撃に十分に耐えるこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動車の車体前部を示す平面図、第2図は同斜視
図、第3図は第1図の−線における断面図、
第4図は第1図の−線における断面図であ
り、第5図および第6図は変形例を示し、第5図
は第4図相当図、第6図はラジエータのアツパタ
ンクを構成するアツパパネルのフランジの側方延
長部を示す斜視図である。 1……ホイールエプロン、2……エンジンルー
ム、4……ボンネツト、5……ラジエータ、6…
…アツパタンク、9……アツパパネル、10……
ロアパネル、9a,10a……フランジ、14…
…側方延長部、17……前方延長部、18……係
合孔、19……ロツク装置、21……フロントク
ロスメンバ、27……ステー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンルーム内の前側にラジエータがクロス
    メンバに支持されて配置され、該ラジエータは、
    アツパパネルとロアパネルとをフランジ結合して
    なるアツパタンクを有しており、 該アツパタンクのフランジの左右両側部はそれ
    ぞれ車幅方向外方に延長されていて、該各側方延
    長部はエンジンルーム側壁で前後方向に延びる強
    度メンバーに接続されており、 上記アツパタンクのフランジの前部は前方に延
    長されていて、該前方延長部にはボンネツトの先
    端部に設けられるロツク装置が係合する係合部が
    設けられ、かつ上記前方延長部は上下方向に延び
    るステーを介して上記クロスメンバに接続されて
    いることを特徴とする自動車の前部車体構造。
JP18164382U 1982-11-29 1982-11-29 自動車の前部車体構造 Granted JPS5983671U (ja)

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JP18164382U JPS5983671U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 自動車の前部車体構造

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JPS5983671U JPS5983671U (ja) 1984-06-06
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DE19858481A1 (de) * 1997-12-22 1999-07-01 Suzuki Motor Co Kühlerhalterung bei Brennkraftmaschinen

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JPS5667625A (en) * 1979-11-01 1981-06-06 Caterpillar Mitsubishi Ltd Fixing apparatus of radiator

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