JPH0544175Y2 - - Google Patents

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JPH0544175Y2
JPH0544175Y2 JP1987036573U JP3657387U JPH0544175Y2 JP H0544175 Y2 JPH0544175 Y2 JP H0544175Y2 JP 1987036573 U JP1987036573 U JP 1987036573U JP 3657387 U JP3657387 U JP 3657387U JP H0544175 Y2 JPH0544175 Y2 JP H0544175Y2
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JP
Japan
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duct
fender
air
joint
protector
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JP1987036573U
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JPS63143423U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車のエアダクト構造、とりわ
けフエンダ内部の空間を通してエンジン吸入空気
を取り入れるようにしたエアダクト構造に関す
る。
従来の技術 自動車のエンジンルーム内はかなりの高温とな
るが、エンジンの充填効率を高めるには、エンジ
ン吸気系にエンジンルーム外部から低温な空気を
取り入れることが望ましい。そのため、従来から
実開昭56−35472号公報などに見られるように、
フエンダ内部の空間を通してエンジン吸入空気を
取り入れるようにしたエアダクト構造が知られて
いる。これは、第7図に示すように、フードリツ
ジパネル31を貫通して、エアクリーナ32のエ
アダクト33がエンジンルーム34からフエンダ
パネル35内部に亘つて配設され、かつフエンダ
プロテクタ36上方が前方に屈曲して、先端の空
気取入口37が、フエンダパネル35とフエンダ
プロテクタ36と隔壁38とにより囲まれた空間
内に開口した構成となつている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、車高が低く、フエンダプロテク
タ36最上部とフエンダパネル35上面との間の
空間が十分大きく確保できない車体にあつては、
上記のように、フエンダプロテクタ36とフエン
ダパネル35との間の空間を通してエアダクト3
3を配管することは困難である。とりわけ、エア
ダクト33を車体例えばフードリツジパネル31
等に固定する作業を、狭い空間内で行わねばなら
ず、極めて作業性が悪い。また、エアダクト33
周囲に作業スペースを残しておく必要があり、フ
エンダ内部の空間が狭い場合に、エアダクト33
の通路断面積を十分に確保することができず、吸
気抵抗が増大する恐れがある。
問題点を解決するための手段 この考案は、上記の問題点を解決するために、
フエンダ内部の空間を通してエンジン吸入空気を
取り入れるようにした自動車のエアダクト構造に
おいて、フエンダのホイールオープニングに沿つ
て配設されるフエンダプロテクタの上面に、エア
ダクトの一部を構成するボツクス状のジヨイント
用ダクトを、該フエンダプロテクタと一体に形成
するとともに、このジヨイント用ダクトの前端
に、一端が空気取入口として開口した前部ダクト
を接続し、かつ後端に、エンジン側に空気を導く
後部ダクトを接続して構成したことを特徴として
いる。
作 用 上記ジヨイント用ダクトは、予めフエンダプロ
テクタに一体に形成されるので、フエンダプロテ
クタをホイールオープニング部分に取り付けれ
ば、ジヨイント用ダクトも車体に対し固定される
ことになる。そして、前部ダクト及び後部ダクト
は、上記ジヨイント用ダクトに接続することによ
つて支持され、格別な固定作業は不要となる。
実施例 第1図及び第2図は、この考案を、エンジンが
運転席後方に搭載されたミツドシツプ型自動車の
エアダクトに適用した一実施例を示している。こ
の実施例では、リヤフエンダ内部の空間を通して
エンジン吸入空気を取り入れる構成となつてお
り、リヤフエンダアウタパネル1のドア後方位置
に、グリルを備えた空気取入部2が開口形成され
ている。なお、上記リヤフエンダアウタパネル1
は、詳しくはホイールオープニング3の最上部付
近を境としてリヤフエンダアウタアツパ4とリヤ
フエンダアウタロア5とに分割形成されており、
上記空気取入部2はリヤフエンダアウタロア5に
形成されている。
第1図は説明の都合上、リヤフエンダアウタア
ツパ4を取り外した状態を示している。図におい
て、6は運転席後方のエンジンルーム7とフエン
ダ内部の空間とを仕切るリヤフエンダインナパネ
ル、8,9は上記リヤフエンダインナパネル6の
上部及び下部に沿つて配設されたサイドメンバ、
10はストラツトタワー部、11は合成樹脂成形
品からなるフエンダプロテクタである。上記フエ
ンダプロテクタ11は、ホイールオープニング3
に沿つた半円筒形に成形されたもので、車体中央
側のフランジ12が上記リヤフエンダインナパネ
ル6にビス13止めされているとともに、車体外
側の周縁に形成されたボス部14がリヤフエンダ
アウタアツパ4のフランジ15にビス13止めさ
れており(第5図参照)、かつ前部に形成された
一対のボス部16がステー17にビス13止めさ
れている(第3図参照)。上記ステー17は、金
属パイプを略コ字状に折曲形成してなり、かつ両
端部が上記サイドメンバ8,9に固定されたもの
で、中央部に上記フエンダプロテクタ11を支持
する一対のフエンダプロテクタ取付用ブラケツト
部18が形成されているとともに、これと直交す
る方向に沿つて一対のリヤフエンダアウタロア取
付用ブラケツト部19が形成されている。さら
に、ステー17の下部から前方のサイドメンバ9
の屈曲部に向かつて延び固定される前部ステー3
1が設けられている。この前部ステー31にリヤ
フエンダアウタロア5の下面を取り付けるブラケ
ツト32が形成されている。
一方、上記フエンダプロテクタ11上面には、
エアダクトの一部を構成するボツクス状のジヨイ
ント用ダクト21が予め一体に形成されている。
このジヨイント用ダクト21は、第5図に示すよ
うに、略チヤンネル状に成形した合成樹脂成形品
からなり、車体前後方向に沿つて配設され、かつ
両側のフランジ22,23がフエンダプロテクタ
11に熱溶着された構成となつている。なお、第
6図に示すような断面形状の2部材24,25を
組み合わせて、ジヨイント用ダクト21とフエン
ダプロテクタ11とを構成することも可能であ
る。また、熱溶着ではなく、シール部材を介して
ビス13止めするようしにしても良い。
そして、上記ジヨイント用ダクト21前後両端
には、それぞれ前部ダクト26、後部ダクト27
が、第4図に示すように、枠状のシール部材28
を介して挿入接続されている。なお、このシール
部材28は、予め前部、後部ダクト26,27側
に固定しておいても良く、あるいはジヨイント用
ダクト21側に固定しておいても良い。上記前部
ダクト26は、断面略矩形の直線状に合成樹脂に
て成形されており、先端が空気取入口29とし
て、フエンダ内部の空間に開口している。また、
後部ダクト27は、同じく合成樹脂にて断面略矩
形に成形されているとともに、略L字形に折曲形
成されており、先端がリヤフエンダインナパネル
6を貫通して図示せぬエンジン側ダクトに接続さ
れている。なお、この後部ダクト27には、両端
部の接続作業を容易にするために、若干の可撓性
を付与した蛇腹部30が設けられている。
さて、上記のように構成されるエアダクトを組
み立てるには、まず、リヤフエンダアウタロア5
が取り外された状態において、フエンダプロテク
タ11を車体に組み付ける。上記ジヨイント用ダ
クト21は、フエンダプロテクタ11に予め一体
に形成されているので、フエンダプロテクタ11
を車体に装着すれば、当然のことながら、このエ
アダクトの一部を構成するジヨイント用ダクト2
1も車体に対し固定されることになる。そして、
その後、このジヨイント用ダクト21に前部ダク
ト26及び後部ダクト27を挿入して接続固定す
れば良い。なお、前部ダクト26及び後部ダクト
27は、その端部のみで支持され、他の中間部で
車体に固定する必要はない。また、後部ダクト2
7のエンジン側端部は、予めエンジン側ダクトに
接続しておいても良く、あるいはジヨイント用ダ
クト21との接続と同時に接続作業を行うように
しても良い。さらに、前部ダクト26及び後部ダ
クト27が設けられる部分はフエンダプロテクタ
11の前部及び後部であり、ジヨイント用ダクト
21部分よりはるかに広い空間があるため作業は
容易である。
従つて、上記エアダクト構造によれば、エアダ
クトの車体に対する格別な固定作業が不要とな
り、フエンダプロテクタ11最上部とリヤフエン
ダアウタパネル1上面との間の空間が極端に狭い
車体にあつても、極めて簡単に取り付けることが
できる。また、フエンダプロテクタ11最上部と
リヤフエンダアウタパネル1との間の最も狭い空
間部分において、作業スペースが必要なく、エア
ダクトつまりこの部分に位置するジヨイント用ダ
クト21の通路断面積を十分大きく確保すること
が可能であり、スペースを有効利用できるととも
に、吸気抵抗の軽減が図れる。
以上この考案を自動車のリヤフエンダに適用し
た一実施例を詳細に説明したが、フロントフエン
ダにおいても同様に適用できることは言うまでも
ない。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る
自動車のエアダクト構造においては、フエンダプ
ロテクタの上面にエアダクトの一部を構成するジ
ヨイント用ダクトを形成し、これに前部ダクト及
び後部ダクトを接続固定するようにしたので、フ
エンダプロテクタ上部とフエンダパネルとの間の
空間が狭い自動車つまり車体を低くした自動車に
あつても、フエンダ内部のエアダクトの脱着が極
めて簡単に行えるとともに、その空間内のスペー
スを有効に利用してエアダクトの通路断面積を十
分に大きく確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るエアダクト構造の一実
施例を示す斜視図、第2図はこの実施例のエアダ
クト構造を備えた自動車要部の外観斜視図、第3
図は第1図における−線に沿つた断面図、第
4図は同じく第1図における−線に沿つた断
面図、第5図は同じく第1図の−線に沿つた
断面図、第6図はジヨイント用ダクトの他の実施
例を示す断面図、第7図は従来のエアダクト構造
の一例を示す一部切欠の斜視図である。 3……ホイールオープニング、4……リヤフエ
ンダアウタアツパ、5……リヤフエンダアウタロ
ア、11……フエンダプロテクタ、21……ジヨ
イント用ダクト、26……前部ダクト、27……
後部ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フエンダ内部の空間を通してエンジン吸入空気
    を取り入れるようにした自動車のエアダクト構造
    において、フエンダのホイールオープニングに沿
    つて配設されるフエンダプロテクタの上面に、エ
    アダクトの一部を構成するボツクス状のジヨイン
    ト用ダクトを、該フエンダプロテクタと一体に形
    成するとともに、このジヨイント用ダクトの前端
    に、一端が空気取入口として開口した前部ダクト
    を接続し、かつ後端に、エンジン側に空気を導く
    後部ダクトを接続して構成したことを特徴とする
    自動車のエアダクト構造。
JP1987036573U 1987-03-12 1987-03-12 Expired - Lifetime JPH0544175Y2 (ja)

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JPS63143423U JPS63143423U (ja) 1988-09-21
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