JPH053429Y2 - - Google Patents

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JPH053429Y2
JPH053429Y2 JP1985167340U JP16734085U JPH053429Y2 JP H053429 Y2 JPH053429 Y2 JP H053429Y2 JP 1985167340 U JP1985167340 U JP 1985167340U JP 16734085 U JP16734085 U JP 16734085U JP H053429 Y2 JPH053429 Y2 JP H053429Y2
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radiator
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、四輪バギー車のフロントカバーに関
する。
〔従来の技術〕
車体前部にラジエータを配置し、かつ該ラジエ
ータの前方にフロントカバーを配設した四輪バギ
ー車では、従来、フロントカバー全体を一体成形
して車体フレームの所望個所に固設したり、ある
いはフロントカバーを所定部材に分割成形して、
これらを夫々車体フレームの所望個所に固設して
車体前部を覆うようにしていた。
また、これらのフロントカバーには、ラジエー
タを冷却するため、フロントカバー前部にラジエ
ータグリルを設けているが、そのラジエータグリ
ルからの走行風をガイドしてラジエータに効率よ
く導く導風板が設けられていなかつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記一体成形のフロントカバーでは、型抜きの
関係で、カバー形状に制約があり、機能的にも泥
はね等をおこしやすくなつたりするという不都合
があつた。また、分割成形したフロントカバーに
あつては、各分割部材を個々に車体フレームに取
付けるため、取付けに手間を要していた。
さらに、これらのフロントカバーには、走行風
をラジエータまでガイドする導風板が設けられて
いないので、ラジエータグリルからの走行風が分
散し、特にラジエータグリルとラジエータ間の距
離がある場合には、走行風が効率よくラジエータ
に当たらなかつた。
そこで本考案は、一体成形品におけるカバー形
状の制約をなくすと共に、分割成形されたフロン
トカバーの各カバー部材を個々に車体フレームに
取付ける手間をなくして、車体への取付けが容易
にでき、かつ車体前部に配置したラジエータへの
走行風導入を効率よく行ない得る四輪バギー車の
フロントカバーを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、車体前部
に配置したラジエータの前方に配設する四輪バギ
ー車のフロントカバーにおいて、該フロントカバ
ーを、フエンダを有する左右のサイドカバー部材
と、該両サイドカバー部材間の下方に連設される
ラジエータグリル及び該ラジエータグリルの上部
後方にラジエータに走行風を導入する車体前後方
向の導風板を備えたアンダカバー部材と、前記サ
イドカバー部材間の上方に連設されるアツパカバ
ー部材とに分割成形し、前記サイドカバー部材に
設けた各取付部に、前記アンダカバー部材の取付
部と前記アツパカバー部材の取付部とを取着し
て、前記各カバー部材を一体的に組付けたことを
特徴とするものである。
〔作用〕
したがつて、従来の一体成形品におけるカバー
形状の制約個所及び分割成形された各カバー部材
の車体フレームへの個々の取付け作業は、各カバ
ー部材を分割成形しかつ予め組立てることで解決
でき、車体フレームへの取付けは必要最小限個所
を止めるだけで足りるので容易であり、また、ラ
ジエータグリルから導入された走行風は、アンダ
カバー上部に備えたラジエータグリルからラジエ
ータ方向へ延出する導風板にガイドされてラジエ
ータに効率よく当てられる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、四輪バギー車の概略を示し、車体フ
レーム1は、下方を開口した略コ字状のメインパ
イプ2の下端を、アンダパイプ3及びサブステー
4で連結し、中央部を縦方向のセンタパイプ5,
6で補強して、一対の枠体を構成すると共に、両
枠体を複数のクロスメンバーで連結している。
メインパイプ2の前方上部には、ステー7で支
持されるクロスメンバー8の前部にヘツドパイプ
9が固設され、該ヘツドパイプ9に、バーハンド
ル10の操向により、前輪11,11を操舵する
ステアリングシヤフト12が回動可能に支持され
ている。
また、メインパイプ2の後部には、シートレー
ル13が車体後方に延設され、その後端を該レー
ル13の下部に傾斜配置したシートレールステー
14で支持すると共に、メインパイプ2のシート
レールステー14の下部が連結されている近傍部
分には、後輪15,15が懸架されている。
この車体フレーム1は、メインパイプ2及びア
ンダパイプ3との空間部に、エンジン16が搭載
され、その前方にラジエータ17がメインパイプ
2とセンタパイプ5で支持されており、また車体
左側のシートレールステー14の外側面には、前
記ラジエータ17に冷却水を補給するリザーブタ
ンク18が固設されている。
そして、メインパイプ2の前記クロスメンバー
8後方側上面には、樹脂製のフユーエルタンク1
9が配設されており、その前方には車体前部を覆
うフロントカバー20がラジエータ17の前方に
配設されている。
このフロントカバー20は、第2図にその詳細
を示すように、左右のサイドカバー部材21,2
1と、該サイドカバー部材21,21間の下方に
連設されるアンダカバー部材22と、左右のサイ
ドカバー部材21,21間の上方に連設されるア
ツパカバー部材23とから構成されている。
前記サイドカバー部材21は、前輪11を覆う
フエンダー21aと車体前部側面を覆う側板21
bとが一体に形成されており、該側板21bの上
部内側には前記アツパカバー部材22を取着する
ための取付部21cと、前記アンダカバー部材2
2を取着するための取付部21dが夫々所望個所
に突出形成されており、また、側板21bの後部
には該部をメインパイプ2の上部にボルト締めす
るためのボルト孔21eが形成されている。
前記アンダカバー部材22は、その前部に走行
風を導入するためのラジエータグリル22aを備
え、上部にラジエータグリル22aより導入され
た走行風をガイドしてラジエータ17まで導く車
体前後方向の導風板22bを備えており、また両
側には側板22c,22cを、下部には下板22
dを夫々備えて、一体に形成されている。前記導
風板22bは、ラジエータ17の上方位置まで延
出する長さを有し、その上部両外側には段部を有
する突条を形成して、前記サイドカバー部材21
の取付部21d,21dへの取付部に22e,2
2fを前記段部の壁面に形成しており、また、底
板22dの後端にはメインパイプ2への取付用ブ
ラケツト22gが下方に突出形成されている。
前記アツパカバー部材23は、前部を下方にや
や折曲して形成され、一方、後部にはステアリン
グシヤフト12の挿通用の切欠23aが設けられ
ている。また、下面両側には前記サイドカバー部
材21の各取付部21cにアツパカバー部材23
を取着するための取付部23b(第3図々示)が
形成されている。
そして、前記フロントカバー20は、サイドカ
バー部材21,21の各取付部21dにアンダカ
バー部材22の取付部22e,22fを、サイド
カバー部材21,21の各取付部21cにアツパ
カバーの取付部23bを夫々ボルト24にて締結
して取着することにより、前述のように構成され
たサイドカバー部材21,21、アンダカバー部
材22及びアツパカバー部材23を一体的に組付
けて構成されている。なお、このとき、アンダカ
バー部材22とアツパカバー部材23の前端間に
は、走行風を導入するための開口25が形成され
る。
このように一体に組立てられたフロントカバー
20は、第3図に示すように、アンダカバー部材
22の底板22d後端に突設した取付用ブラケツ
ト22gを、マウントラバー26を介してメイン
パイプ2の前部に突設したピン27に係合させる
と共に、第1図に示すように、サイドカバー部材
21後端に形成したボルト孔21eにボルトを挿
通して、メインパイプ2の上部に車体両側より締
付け固定することにより取付けられる。したがつ
て、フロントカバー20の車体前部への取付けは
簡単容易に行なえる。
そして、このように組付けられたフロントカバ
ー20は、サイドカバー部材21、アツパカバー
部材23及び導風板22bで囲まれる空間内に、
第4図に示す如く、車体所望位置に配置したエア
クリーナ28のインレツトパイプ29が延設され
ている。このインレツトパイプ29は、ラジエー
タ17の上方に近接し、ラジエータ18の前方で
その吸入口29aを下向きに開口している。
このように、エアクリーナ28のインレツトパ
イプ29をラジエータ17の上方を通りその前方
まで延設し、その吸入口29aをラジエータグリ
ル22a上部からラジエータ17上部まで延設さ
れた導風板22bとアツパカバー部材23とで囲
まれる空間内に配置することにより、ラジエータ
グリル22aから侵入するラジエータ冷却用の走
行風は、導風板22bに遮られて、直接インレツ
トパイプ29の吸入口29aに侵入することがな
いから、クリーンな空気を吸入することができ、
また、特に吸入口29aを下向きに形成すること
によつて、ゴミや雪あるいは雨水等の侵入を極力
防止することができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、車体前部に配置したラ
ジエータの前方に配設するフロントカバーを、フ
エンダを有する左右のサイドカバー部材と、該両
サイドカバー部材間の下方に連設されるラジエー
タグリル及び該ラジエータグリルの上部後方にラ
ジエータに走行風を導入する車体前後方向の導風
板を備えたアンダカバー部材と、前記サイドカバ
ー部材間の上方に連設されるアツパカバー部材と
に分割成形し、前記サイドカバー部材に設けた各
取付部に、前記アンダカバー部材の取付部と前記
アツパカバー部材の取付部とを取着して、前記各
カバー部材を一体的に組付けたので、従来の一体
成形品におけるカバー形状の制約個所は、これら
分割成形したサイドカバー部材、アンダカバー部
材及びアツパカバー部材を予め組立てることで解
決でき、また、車体フレームへの取付けはこれら
予め組立てたフロントカバーを取付けるだけであ
るから、従来の分割型のフロントカバーに比べ容
易である。また、ラジエータに走行風を導入する
車体前後方向の導風板をアンダカバー部材のラジ
エータグリル上部後方に設けたので、ラジエータ
グリルからの走行風は導風板にガイドされてラジ
エータに効率よく当たり、ラジエータの冷却効率
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は四輪バ
ギー車の側面図、第2図はフロントカバーの分解
斜視図、第3図はフロントカバーの取付状態を示
す一部断面側面図、第4図はエアクリーナのイン
レツトパイプの配管構造を示す一部断面側面図で
ある。 1……車体フレーム、2……メインパイプ、1
7……ラジエータ、20……フロントカバー、2
1……サイドカバー部材、21a……フエンダ
ー、21b……側板、21c,21d……取付
部、21e……ボルト孔、22……アンダカバー
部材、22a……ラジエータグリル、22b……
導風板、22c……側板、22d……底板、22
e,22f……取付部、22g……取付用ブラケ
ツト、23……アツパカバー部材、23a……切
欠、23b……取付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体前部に配置したラジエータの前方に配設す
    る四輪バギー車のフロントカバーにおいて、該フ
    ロントカバーを、フエンダを有する左右のサイド
    カバー部材と、該両サイドカバー部材間の下方に
    連設されるラジエータグリル及び該ラジエータグ
    リルの上部後方にラジエータに走行風を導入する
    車体前後方向の導風板を備えたアンダカバー部材
    と、前記サイドカバー部材間の上方に連設される
    アツパカバー部材とに分割成形し、前記サイドカ
    バー部材に設けた各取付部に、前記アンダカバー
    部材の取付部と前記アツパカバー部材の取付部と
    を取着して、前記各カバー部材を一体的に組付け
    たことを特徴とする四輪バギー車のフロントカバ
    ー。
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JP2963052B2 (ja) * 1996-06-10 1999-10-12 川崎重工業株式会社 鞍乗型車両
JP5053000B2 (ja) * 2007-08-31 2012-10-17 本田技研工業株式会社 ラジエータグリル取付構造

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JPS6276790U (ja) 1987-05-16

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