JPH035188Y2 - - Google Patents

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JPH035188Y2
JPH035188Y2 JP506186U JP506186U JPH035188Y2 JP H035188 Y2 JPH035188 Y2 JP H035188Y2 JP 506186 U JP506186 U JP 506186U JP 506186 U JP506186 U JP 506186U JP H035188 Y2 JPH035188 Y2 JP H035188Y2
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JP
Japan
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bottom wall
ventilation passage
body cover
frame
air
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JP506186U
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JPS62117185U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スクータ型の二輪車又は三輪車のア
ンダーカウルの改良に関するものである。
(従来の技術) スクータ型車両のフロアの下面に通風路を水平
に設けて、エンジン冷却用の空気を前車輪後方部
から取入れ、エンジンに向けて放出するようにし
たものは従来知られている(特開昭59−114179
号)。
(考案が解決しようとする問題点) 前記の従来技術は、通風路がフロアに沿つて水
平に配置されているため、空気流入口から流入す
る泥水が、通風路を通つてエンジンに吹付けられ
てエンジン表面に泥土を堆積させたり、通風路内
に溜つた泥水が流出しにくいため、底面に泥土が
沈積し易いという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記問題点の簡単な構成によつて解
決したものであり、車体のフロア下面に、フロア
を下方から覆うアンダーカウルを取付けたスクー
タ型車両において、アンダーカウル20を両側壁
21,21と底壁22とからなる溝形体として前
端に空気取入口30を開口し、側壁21,21を
後部に至るに従つて浅くして底壁22をうしろ上
りの傾斜面として、内部に通風路15を形成し、
後部ボデイカバー7に両側部で連結し、前記底壁
22の後部にフレームSBを貫通させる開口23
を設けたことを特徴とする。
(作用) 車両の走行により、空気は、取入口30,31
から通風路15に導入されてエンジンを冷却する
が、雨天のときは空気と共に泥水が通風路15内
に吸入される。しかし、通風路15の底壁22が
うしろ上りに傾斜しているので、重い泥水はこの
底壁22に衝突して速度を減じて開口23から地
面に向けて落下したり、底壁上を逆流して取入口
30から落下して排出される。
(実施例) 図において、スクータ型車両1は、前輪2、後
輪3、後輪の前方に配置されたエンジンアセンブ
リ4を備え、これらをフレーム5によつて連結保
持し、その上方及び側方から前部ボデイカバー
6、後部ボデイカバー7、フロアパネル8等を取
付けて被覆してある。
フレーム5は、第2図及び第3図に示すよう
に、ヘツドパイプに連結されたメインフレームパ
イプ10及びビーム11及びメインフレームパイ
プ10の後端に上方で後輪3の上方に伸びるリア
フレームRとを備え、メインフレームの後端より
下方にスタンドSの取付部SBが下方に凸出形成
されていると共に、車体番号を打刻するナンバー
プレート12及びその取付腕13が付設されてい
る。このフレーム5のビーム11にフロアパネル
8がねじ14,14で固定され、前部ボデイカバ
ー6、後部ボデイカバー7等も図示しない位置で
フレーム5に止着される。
前部ボデイカバー6及び後部ボデイカバー7の
下端面6a,7aには、フレーム5を下方から覆
うアンダーカウル20が取付けられて通風路15
が形成される。このアンダーカウル20は、第4
図に示すように、後方に至るに従つて次第に浅く
なる両側壁21,21と、後方に至るに従つて広
くなる開口23を設けた底壁22を備える。側壁
21,21の前端には、内向きの傾斜面をもち上
向きに伸びる案内板24,24が連設され、この
案内板24,24の内側端縁には横棒26,27
をもつ空気導入枠体25が一体に連設され、案内
板24,24の上部には穴を設けた固定用耳片2
9,29が連設され、空気導入枠体25によつて
画定される開口が通風路15の空気取入口30と
なる。
側壁21には、その一部を外側へ張出して形成
した空気取入口31、車体番号覗き穴32、固定
用の穴33,34及びフツク35が設けられ、上
端縁36が、前部ボデイカバー6の下端面6a及
び後部ボデイカバー7の下端面に密着した状態
で、耳片29の穴、側壁の穴33,34を通るボ
ルト37,38,39によつて、ボデイカバー
6,7及びフロアパネル8から延びる取付辺4
0,41等にクリツプナツト42等を用いて固定
される。このように固定したとき、アンダーカウ
ル20の底壁22の地面に対する傾斜角αは、運
転者の搭乗によりフレーム後部が下がつても十分
な上向き状態を保持するように定められる。
更に、この固定状態で底壁22の後部の開口2
3は、エンジンアセンブリ4の下部に対して若干
の間隙を保持し、この開口23の両側に残る底壁
と側壁21の後部及び後部ボデイカバー7等によ
つて形成される部分は、通風路15の出口を形成
し、この出口は、エンジンアセンブリ4のシリン
ダ外面を囲んでおり、通風路15内に導入された
空気をシリンダに衝突させてこれを冷却する。冷
却作用をした後の空気は、後部ボデイカバー7に
設けた流出口43から外部に導出される。
車両の走行により、空気は、取入口30,31
から通風路15に導入されてエンジンを冷却する
が、雨天のときは空気と共に泥水が通風路15内
に吸入される。しかし、本考案では、通風路15
の底壁22がうしろ上りに傾斜しているので、重
い泥水はこの底壁22に衝突して速度を減じて、
開口23から地面に向けて落下したり、底壁上を
逆流して取入口30から落下して排出されるの
で、エンジンアセンブリ4に達する泥水は極めて
僅かになり、泥土の堆積を減少させることがで
き、底壁22上に泥土が積るのも防止できる。
(考案の効果) 通風路15に侵入した埃及び泥水が後部ボデイ
カバーに達するのを、底壁22の傾斜及びその後
端の開口23で阻止するようにしたため、構成が
極めて簡単である。そして、この開口23のまわ
りの側壁21及び底壁22の各後部で形成される
通風路の出口部で後部ボデイカバーに連結してい
るので、空気流をそらせることなく後部ボデイカ
バー内のエンジンアセンブリに十分な空気を導入
して冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の側面図、第2図は第1
図−線断面図、第3図は同じく−線断面
図、第4図はアンダーカウルの斜面図である。 5……フレーム、15……通風路、20……ア
ンダーカウル、21……側壁、22……底壁、2
3……開口、30……空気取入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体のフロア下面に、フロアを下方から覆うア
    ンダーカウルを取付けたスクータ型車両におい
    て、アンダーカウル20を両側壁21,21と底
    壁22とからなる溝形体として前端に空気取入口
    30を開口し、側壁21,21を後部に至るに従
    つて浅くして底壁22をうしろ上りの傾斜面とし
    て、内部に通風路15を形成し、後部ボデイカバ
    ー7に両側部で、連結し、前記底壁22の後部に
    フレームSBを貫通させる開口23を設けたこと
    を特徴とするスクータ型車両。
JP506186U 1986-01-20 1986-01-20 Expired JPH035188Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP506186U JPH035188Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JP506186U JPH035188Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62117185U JPS62117185U (ja) 1987-07-25
JPH035188Y2 true JPH035188Y2 (ja) 1991-02-08

Family

ID=30786295

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP506186U Expired JPH035188Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JP (1) JPH035188Y2 (ja)

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JP2002104773A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 走行クレーンの免震構造
JP2004275259A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Topcon Corp 緩衝装置およびこの緩衝装置を備えた眼科装置

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JPS62117185U (ja) 1987-07-25

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