JPH0355512Y2 - - Google Patents

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JPH0355512Y2
JPH0355512Y2 JP1984015063U JP1506384U JPH0355512Y2 JP H0355512 Y2 JPH0355512 Y2 JP H0355512Y2 JP 1984015063 U JP1984015063 U JP 1984015063U JP 1506384 U JP1506384 U JP 1506384U JP H0355512 Y2 JPH0355512 Y2 JP H0355512Y2
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pipe
air
main pipe
chamber
intake
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JP1984015063U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動二輪車、自動三輪車等の吸気装置
の改良に関する。
自動二輪車等において、ヘツドパイプから後方
に延出され、車体フレームを構成するメインパイ
プ内部を吸入通路として利用し、メインパイプの
後部をエアクリーナに連通接続するとともに、メ
インパイプの前部に空気取入用の吸入口を設け、
空気を吸入するようにしたもの、あるいはメイン
パイプに連通するチヤンバを形成し、このチヤン
バに吸入口を設け、チヤンバを介して空気を吸入
するようにした吸気装置は既に知られている。
しかしながら、上記従来装置のうち、メインパ
イプに直接吸入口を設けて空気を吸入するように
した前者のタイプにおいては当然空気中のゴミや
埃はエアクリーナに侵入しやすく、一方チヤンバ
を介して空気を吸入するようにした後者のタイプ
はチヤンバのフイルタ作用により吸入空気中のゴ
ミや埃を除去して極力清浄な空気を取入れようと
するものである。
上記に加え、特にオフロード走行時にはゴミや
埃等が舞い上がる悪条件下で走行しなければなら
ないため、ゴミや埃等のエアクリーナへの侵入は
一層助長される。
ところで、エアクリーナに侵入するゴミや埃等
はエレメントに付着するが、これらの量が多くな
るとエレメントは目づまりを起こしやすくなり、
浄化能力が早期に低下して寿命が短かくなり、そ
の結果エレメント交換又は洗浄の時期的間隔が早
くなり、メンテナンス上不利である。
本考案は以上に鑑み成されたものであり、その
目的とする処はゴミや埃等を分離除去して清浄な
空気の吸入を保障し、以つてエアクリーナへのゴ
ミや埃等の侵入を可及的に防止し、エレメントの
寿命、耐久性向上を図り得るようにした自動二輪
車等の吸気装置を提供するにある。
斯かる目的を達成するため本考案は、ヘツドパ
イプから後方に延びるメインパイプの前部に空気
を取入れる吸入口を設け、メインパイプの後部を
エアクリーナに連通接続した自動二輪車等におい
て、ヘツドパイプの後方にメインパイプとダウン
パイプとを左右から覆う補強板を設けてその内側
にチヤンバを形成すると共にメインパイプ下面に
通気口を設けてチヤンバとメインパイプを連通
し、さらに補強板には外部に開放する通気口を設
けると共にこの通気口を覆う如くその両側面に空
気取入用の吸入口を形成したカバー部材を設けこ
のカバー部材、補強板およびヘツドパイプで別の
チヤンバを形成して前記吸入口とメインパイプと
の間に複数段のチヤンバを形成したことを特徴と
する。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
第1図は本考案に係る吸気装置を採用した自動
三輪車の概略側面図、第2図は同平面図を示した
もので、自動三輪車1のフレーム2前端のヘツド
パイプ3には前輪5を支持するフロントフオーク
4を上下のブリツジ6,7を介して操向自在に支
持し、トツプブリツジ6上にはハンドル8を備え
る。
フレーム2はヘツドパイプ3上部から後方に延
出されるメインパイプ2a、ヘツドパイプ3下部
から下方に延出されるダウンパイプ2b、ダウン
パイプ2b後端から後方に延出される左右のロア
パイプ2c、ロアパイプ2c後端から上方に起設
されメインパイプ2aの後部に接合される左右の
センターパイプ2dを備え、これらのメインパイ
プ2a,ダウンパイプ2b,ロアパイプ2c,セ
ンターパイプ2dで囲まれる空間内には実施例で
は水冷式のエンジン9が搭載され、エンジン9の
前方にはメインパイプ2aとダウンパイプ2b間
にテンシヨンパイプ2eが架設されるとともに、
この部分にラジエータ10が設けられ、エンジン
9の上方のメインパイプ2a上には燃料タンク1
1が跨設されている。
センターパイプ2dの上部からは後方にシート
レールをなす左右のシートパイプ2fが延出さ
れ、シートパイプ2f上にはシート12が載置さ
れるとともに、シートパイプ2fの略中央部とセ
ンターパイプ2d下部の間には夫々リヤパイプ2
gが架設される。センターパイプ2dの下部から
は後方に駆動輪をなす左右の後輪13,13を支
持するスイングアーム式のリヤフオーク14を枢
設延出し、リヤフオーク14とメインパイプ2a
後部との間にはリヤクツシヨンユニツト15が介
設され、リヤクツシヨンユニツト15の下端はプ
ログレシブ特性を備えるリンク機構を介してリヤ
フオーク14に連結されている。
シートパイプ2fとリヤパイプ2gとで囲まれ
るシート12下方の空間内にはエアクリーナケー
ス16が配設され、エアクリーナケース16の前
面側に形成された空気取入用の開口部とメインパ
イプ2aの後端開口部とはコネクテイングチユー
ブ17を介して連結され、エアクリーナケース1
6とメインパイプ2aとは連通接続せしめられて
いる。又、エアクリーナケース16の左側面に形
成された空気の出口側の開口部はコネクテイング
チユーブ18を介してエンジン9のシリンダ9a
後方に配設されるキヤブレータ19に連通接続さ
れ、シリンダ9aから導出される排気管はエアク
リーナケース16の右側方に配設されるマフラー
20に接続されている。
尚図中21は左右の後輪13,13を覆うリヤ
フエンダである。
第3図は吸気装置の拡大側面図、第4図は第3
図4−4線に沿つた横断面図を示したもので、ラ
ジエータ10前方の車体フレーム2前部左右には
車体フレーム2の強度、剛性を高めるための一対
の補強板30,30が付設され、夫々の補強板3
0は前縁部30aがメインパイプ2aとダウンパ
イプ2bのヘツドパイプ3への接合部分を含んで
ヘツドパイプ3の後部左右に溶接され、上縁部3
0bはメインパイプ2aに、下縁部30cはダウ
ンパイプ2bに沿つて夫々溶接され、前方に湾曲
する後縁部30dは互いに内方に折曲されて一体
的に溶接されるとともに、後縁部30d下部はテ
ンシヨンパイプ2eに溶接されている。このよう
にして車体フレーム2の前部にはヘツドパイプ3
後方のメインパイプ2aとダウンパイプ2bとの
間に両補強板30,30によつてチヤンバAが形
成される。
チヤンバA内に臨むメインパイプ2aの下面に
は前後方向に互いに離間して複数の通気口31…
…を形成し、チヤンバAとメインパイプ2a内部
とを連通接続せしめ、又、左右の補強板30,3
0の前部でヘツドパイプ3後方の同位置にはチヤ
ンバA内部を外部に開放せしめる通気口32,3
2を互いに対向して設ける。
上記補強板30,30の前部及びヘツドパイプ
3の側方にかけて略々矩形状をなす一対のカバー
部材33,33をその長手方向をメインパイプ2
aの軸方向と同じくして配設し、前端部33aを
内方に直角に折曲してその先端をヘツドパイプ3
の前部左右に当接せしめるとともに、前端部33
a以外の部分も周縁部を内方に折曲し、補強板3
0,30に形成した通気口32,32を覆う如く
してヘツドパイプ3、メインパイプ2a、ダウン
パイプ2b及び補強板30,30に亘つて当接せ
しめ、夫々のカバー部材33をメインパイプ2a
の前端部側部、ヘツドパイプ3の下部側部及び補
強板30に形成した通気口32の近傍においてビ
ス34,35,36,37により結着する。これ
により補強板30,30により形成されたチヤン
バAの外側にはヘツドパイプ3、補強板30及び
カバー部材33で囲まれるチヤンバ−B,Bが
夫々形成され、内側のチヤンバAと外側のチヤン
バB,Bとは補強板30,30に形成した通気口
32,32を介して連通し、二重構造のチヤンバ
を構成し、チヤンバAの容積はチヤンバB,Bの
容積の合計よりも大きく設定されている。
ヘツドパイプ3側方のカバー部材33,33の
前部には空気取入用の吸入口38,38を形成
し、これらの吸入口38,38の更なる側方には
上記吸入口38,38を側方から覆う如く一対の
エアガイド39,39が設けられ、エアガイド3
9は上下両端部が内方に折曲されてカバー部材3
3の前部上下に結着され、その前端39aはカバ
ー部材33の前端部33aと面一となる如く上方
へ傾斜し、後端39bは吸入口38の後方に位置
している。
以上において、走行時にはまず車体前方の空気
がエアガイド39の案内作用によりカバー部材3
3に形成された吸入口38から外側のチヤンバB
内に導入される。チヤンバBは既述の如く容積が
小さいため、吸入空気の流速は速く、このためチ
ヤンバB内で乱流となつて遠心作用が働き、空気
中の大きな埃やゴミ等は壁部に流れて分離除去さ
れる。しかる後吸入空気は補強板30に形成され
た通気口32を通過して内側のチヤンバA内に導
入され、内側のチヤンバAは容積が大きいことか
ら空気の流速は遅くなり、このためチヤンバA内
では今度は空気中の小さな埃やゴミ等が除去され
る。
このようにしてチヤンバB、チヤンバA内で二
段階に浄化されて吸入空気はメインパイプ2aに
形成した通気口31……を通つて吸気通路となる
メインパイプ2a内部に沿つて後方に流れ、メイ
ンパイプ2aと連通接続するエアクリーナケース
16内部に導かれ、エアクリーナケース16内部
に配設される不図示のエレメントによつてより一
層浄化され、キヤブレータ19に供給される。
したがつて埃、ゴミ等の舞い上がる中を走行し
てもこれらの侵入を可及的に防止し、エアクリー
ナケース16内部に清浄な空気を送り込む事がで
きる。
又、本実施例ではヘツドパイプ3の側方に夫々
吸入口38及びエアガイド39を設けており、こ
のため前輪5で舞い上げられる埃、ゴミ等に影響
されることなく、車体前方の清浄な空気を吸入す
ることができ、上記のチヤンバA、チヤンバBの
浄化作用と併せて吸入空気の浄化向上を達成する
上で好都合である。
尚、実施例では本考案の吸気装置を自動三輪車
に採用した例を示したが、これに限られるもので
はなく、自動二輪車等にも適用することができ、
又吸気装置におけるチヤンバは二重構造のものに
限られず、複数のチヤンバを形成して多重構造の
ものとしても良い。
以上の説明で明らかな如く本考案に従えば、車
体フレームを構成するメインパイプ内部を吸入通
路としてこれをエアクリーナに連通接続するとと
もに、車体フレーム前部にメインパイプと連通す
る複数段のチヤンバを形成し、これらのチヤンバ
を介して車体フレーム前方から空気を吸入するよ
うにしたため、ゴミや埃等を分離除去した清浄な
空気を吸入することができ、したがつてエアクリ
ーナへの埃、ゴミ等の侵入を可及的に防止するこ
とができ、これによりエレメントの寿命、耐久性
向上をも企図することができる。
特に、埃やゴミ等の舞い上がる中を走行するオ
フロード走行時においては上記の効果は極めて顕
著である。また、補強板を利用してチヤンバを形
成したので、メインパイプに開口を形成して通気
口としたにもかかわらずフレームの強度低下を補
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動三輪車の側面図、第2図は同平面
図、第3図は本考案の吸気装置を示す拡大側面
図、第4図は第3図4−4線断面図である。 尚図面中、2aはメインパイプ、2bはダウン
パイプ、3はヘツドパイプ、16はエアクリーナ
ケース、31,32は通気口、38は吸入口、3
9はエアガイド、A,Bはチヤンバである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ヘツドパイプから後方に延びるメインパイプ
    の前部に空気を取入れる吸入口を設け、メイン
    パイプの後部をエアクリーナに連通接続した自
    動二輪車等において、ヘツドパイプの後方にメ
    インパイプとダウンパイプとを左右から覆う補
    強板を設けてその内側にチヤンバを形成すると
    共にメインパイプ下面に通気口を設けてチヤン
    バとメインパイプを連通し、さらに補強板には
    外部に開放する通気口を設けると共にこの通気
    口を覆う如くその両側面に空気取入用の吸入口
    を形成したカバー部材を設けこのカバー部材、
    補強板およびヘツドパイプで別のチヤンバを形
    成して前記吸入口とメインパイプとの間に複数
    段のチヤンバを形成したことを特徴とする自動
    二輪車等の吸気装置。 2 前記カバー部材の吸入口はヘツドパイプ側方
    に形成すると共にその側方には吸入口を覆う如
    く一対のエアガイドを設けたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動二輪
    車等の吸気装置。
JP1506384U 1984-02-06 1984-02-06 自動二輪車等の吸気装置 Granted JPS60127230U (ja)

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JP1506384U JPS60127230U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 自動二輪車等の吸気装置

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JP1506384U JPS60127230U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 自動二輪車等の吸気装置

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JPS60127230U JPS60127230U (ja) 1985-08-27
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2523721Y2 (ja) * 1988-04-26 1997-01-29 本田技研工業株式会社 自動2輪車用エンジンの吸気装置
JP5921125B2 (ja) * 2011-10-04 2016-05-24 川崎重工業株式会社 自動二輪車の導風構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599935Y2 (ja) * 1979-03-31 1984-03-29 スズキ株式会社 オ−トバイの吸気装置
JPS6338152Y2 (ja) * 1981-05-11 1988-10-07

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JPS60127230U (ja) 1985-08-27

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