JP2523721Y2 - 自動2輪車用エンジンの吸気装置 - Google Patents

自動2輪車用エンジンの吸気装置

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JP2523721Y2
JP2523721Y2 JP1988056831U JP5683188U JP2523721Y2 JP 2523721 Y2 JP2523721 Y2 JP 2523721Y2 JP 1988056831 U JP1988056831 U JP 1988056831U JP 5683188 U JP5683188 U JP 5683188U JP 2523721 Y2 JP2523721 Y2 JP 2523721Y2
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JP
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cleaner case
air cleaner
air
fuel tank
air duct
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稔 千葉
智幸 足立
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動2輪車等の車両用エンジンに使用さ
れる吸気装置に関する。
[従来の技術] エンジンに使用される吸気装置であるエアクリーナケ
ースの前部にエアダクトを設け、その前端部を屈曲させ
て下向きに開口し、かつ後端部をエアクリーナケース内
部へ連通させたたものは公知である(例えば、実開昭62
−120572号公報参照)。
このようにすると、吸気時における走行風の影響を少
なくし、かつ雨水等が直接エアクリーナケース内部へ侵
入しにくくなるので好都合である。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記のような構造の場合、エアダクトの後
部はエアクリーナケース内部と連通しているから、仮に
エアダクト内へ大きく流速が変動する状態で走行風が入
れば、そのままエアクリーナケース内部へ導かれるの
で、走行風による影響、すなわち走行風による吸気量の
変動を完全に排除できない。
そこで本考案の目的は、走行風による影響をより少な
くすることのできる吸気装置の提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案は、ヘッドパイプか
ら側面視で斜下がりに後方へ略直線的に延びる左右一対
のメインフレームと、その上方に配置される燃料タンク
と、この燃料タンクの下方に配置されるエアクリーナケ
ースとを備え、このエアクリーナケースの周囲と燃料タ
ンク底部との間に大気開放された通気空間を形成する自
動2輪車において、エアクリーナケース前部外側に頂部
から前方へかけて前後方向へ延びるエアダクトを屈曲し
て設けるとともに、このエアダクトの、前端部をヘッド
パイプ後方かつ左右のメインフレームに囲まれた大気開
放空間内へ下向きに開口し、中間部をエアクリーナケー
スの内部と連通させ、かつ後端部をエアクリーナケース
の頂部上を後ろ向きに前記通気空間内へ開放したことを
特徴とする。
[考案の作用] 本考案に係るエアクリーナケースには、その前部外側
にエアダクトを屈曲して設けてあり、このエアダクトは
両端部に開放されている。
すなわちエアダクトの前端部はヘッドパイプ後方かつ
左右のメインフレームに囲まれた大気開放空間内へ下向
きに開口し、走行風が直接入りにくい開口位置並びに形
状となっている。
また、後端部は燃料タンク底部とエアクリーナケース
周囲との間に形成されている通気空間内へ開放されてい
るので、仮に走行風が必要以上に大きな流速でエアダク
ト内へ入っても、必要以上の空気は、予め後ろ向きに通
気空間内へ開放されている後端部から大気中へ吹き抜け
易くなる。
したがって、新鮮で比較的冷たい新気を必要十分量吸
気できるにもかかわらず、吸気時における走行風による
影響が一層少なくなる。
なお、本考案の前端部開口方向並びに位置を採用する
ことによって走行風中の雨水や埃の吸い込みもより少な
くなる。
[実施例] 第1図乃至第4図に本考案の一実施例を示す。第1図
は自動2輪車の車体前部の側面構造を示す図であり、図
では明らかでないが、縦長の角パイプ状をなすメインフ
レーム1が斜めに左右一対設けられている。メインフレ
ーム1の各前端部はヘッドパイプ1aと接続し、各後部に
はほぼ上下に延びるピボットプレート1bが接続してい
る。
このピボットプレート1bには図示を省略したリヤスイ
ングアームを枢着するピボット部1cが形成されている。
ピボットプレート1bの上方でメインフレーム1の各後部
には、斜め上りに後方へ立設されたステー2が左右一対
設けられ、この各先端部に後方へ延出するシートレール
3の各前端部が取付けられている。
このシートレール3は図示を省略したシートを支持
し、その前部に下方へ向ってブラケット4が設けられて
いる。第2図に示すように、左右のブラケット4間にク
ロスプレート5が取付けられている。クロスプレート5
には穴5aが形成されている。
メインフレーム1の上面には燃料タンク6が載置され
ている。この燃料タンク6の後部は幅狭に絞られて左右
のステー2間に落とし込まれ、その後部に延設された舌
片部7において、図示しないマウントラバーを介してボ
ルト等によりクロスプレート5へ穴5aを利用して取付け
られている。
このように、燃料タンク6の後部を左右のステー2間
へ落とし込むと、それだけ燃料タンク6の容量を所定の
大きさにしたまま、燃料タンク6の地上高を低くでき、
その結果、シートの地上高も下げることが可能となり、
乗員の足着き性を良好にすることができる。
燃料タンク6の底部8は大きく上方へ湾曲しており、
これによりメインフレーム1の上方に比較的大きな通気
空間9が形成される。通気空間9は進行方向(第1図の
右方)へ向って開放されている。この通気空間9内にエ
アクリーナケース10が収容されている。
このエアクリーナケース10は、カバー11の前部に吸入
口12を前方へ突出して開口形成するとともに、この給入
口12を覆ってエアダクト13が設けられている。
このエアダクト13はエアクリーナケース10の前方に屈
曲して設けられ、その前端部14はヘッドパイプ1a近傍部
分に開口している。
前端部14の開口方向は、下向きかつ斜め後方となって
おり、この開口位置はヘッドパイプ1a後方かつ左右のメ
インフレーム1、1に囲まれた大気開放空間内である。
段部15から太径化した後部には、開放口16を有する排
風路17が形成されている。
排風路17はカバー11の頂部前方部分の上に重なって形
成されている。また、排風路17の前端部には連通口18が
設けられ、この周囲に形成された接続部19内へ吸入口13
の先端部が嵌合している。
一方、メインフレーム1の前方下部にラジエタRが支
持され、その後方にファンシュラウドF1に囲まれたファ
ンF2が設けられている。
またメインフレーム1の下方には、図では明らかでな
いが直列4気筒形式のエンジンEが支持され、ラジエタ
RからエンジンEにかけてこれらの上部を覆う遮熱板P
が左右のメインフレーム1間に設けられている。
遮熱板Pの先端部はヘッドパイプ1aの下部近傍まで延
びている。また遮熱板Pの後方上部にはキャブレタCが
左右のメインフレーム1間に設けられ、このキャブレタ
Cはエアクリーナケース10のアウトレットへ接続してい
る。
そこで、走行風は第1図に矢示するように、ラジエタ
Rを冷却するとともに、その一部が遮熱板Pの上面に沿
って、エアクリーナケース10方向へ導かれ、その一部が
エアダクト13の前端部14から吸入される。
但し、前端部14がヘッドパイプ1a後方かつ左右のメイ
ンフレーム1、1で囲まれた大気開放空間内へ下向きか
つ斜め後方へ開口しているので、走行風が当初のままの
流速で直接エアダクト13内へ入らないようになってお
り、エアクリーナケース10内にはヘッドパイプ1a近傍の
比較的冷たい新気だけを吸入可能となる。
同様の理由で車体前方から来る走行風中の雨水や埃も
入りにくくなる。
また、走行風がある程度大きな流速を保ったまま仮に
エアダクト13内へ入っても、必要以上の空気は前端部14
から排風路17を通って開放口16から通気空間9を経て大
気中へ出るように吹き抜ける場合が多くなる。
このため、吸入口12内へ吸入される吸気量は走行風に
あまり影響されなくなる。
さらにエアダクト13の後端部に開放口16を設けたの
で、乗員が吸気音を楽しむことも可能となる。
なお、第1図に示すように、ピボットプレート1bに略
三角形状をしたアルミ合金製のステップホルダ20がボル
ト21によって取付けられている。
ステップホルダ20の内側には第3図及び第4図に示す
ように、枠状のドレンチューブガイド22及び23が斜め上
方及び下方へ向って一体に形成されている。
このドレンチューブガイド22及び23の空間部内にはド
レンチューブ24が上下方向に通されている。図中の符号
25はブレーキペダル、26はブレーキ用のマスタシリンダ
である。
なお、このようなドレンチューブガイド22及び23とス
テップホルダ20の一体構造は、鋳造によりステップホル
ダ20を形成すれば形状の自由度が大きくなるので、この
とき容易に一体成形できる。
このようにドレンチューブガイド22及び23をステップ
ホルダ20と一体にすると、部品点数を減少でき、重量軽
減並びに作業工数を削減することができ、そのうえ、車
体の外観形状を簡潔にすることができる。
[考案の効果] 本考案に係る自動2輪車用エンジンの吸気装置は、ヘ
ッドパイプから側面視で斜下がりに後方へ略直線的に延
びる左右一対のメインフレームと、その上方に配置され
る燃料タンクと、この燃料タンクの下方に配置されるエ
アクリーナケースとを備え、このエアクリーナケースの
周囲と燃料タンク底部との間に大気開放された通気空間
を形成する自動2輪車において、エアクリーナケース前
部外側に頂部から前方へかけて前後方向へ延びるエアダ
クトを屈曲して設けるとともに、このエアダクトの、前
端部をヘッドパイプ後方かつ左右のメインフレームに囲
まれた大気開放空間内へ下向きに開口し、中間部をエア
クリーナケースの内部と連通させ、かつ後端部をエアク
リーナケースの頂部上で後ろ向きに前記通気空間内へ開
放した。
よって、エアダクトの前端部は、流速変動の大きな走
行風が直接入りにくい開口位置並びに形状となってお
り、仮に走行風が必要以上に大きな流速でエアダクト内
へ入っても、必要以上の空気は、予め後ろ向きに通気空
間内へ開放されている後端部から大気中へ吹き抜け易く
なる。
したがって、新鮮で比較的冷たい新気を必要十分量吸
気できるにもかかわらず、吸気時における走行風の影響
をより少なくできる。
なお、本考案の前端部開口方向並びに位置を採用する
ことによって走行風中の雨水や埃の吸い込みもより少な
くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は実施例を示し、第1図は自動2輪車
の要部を一部切欠いて示す側面図、第2図はシートレー
ル部分の平面図、第3図は要部の斜視図、第4図は要部
の断面図である。 (符号の説明) 10…エアクリーナケース、12…吸入口、13…エアダク
ト、14…前端部、16…開放口、17…排風路、18…連通
口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプから側面視で斜下がりに後方
    へ略直線的に延びる左右一対のメインフレームと、その
    上方に配置される燃料タンクと、この燃料タンクの下方
    に配置されるエアクリーナケースとを備え、このエアク
    リーナケースの周囲と燃料タンク底部との間に大気開放
    された通気空間を形成する自動2輪車において、 エアクリーナケース前部外側に頂部から前方へかけて前
    後方向へ延びるエアダクトを屈曲して設けるとともに、 該エアダクトの、前端部をヘッドパイプ後方かつ左右の
    メインフレームに囲まれた大気開放空間内へ下向きに開
    口し、 中間部をエアクリーナケースの内部と連通させ、 かつ後端部をエアクリーナケースの頂部上で後ろ向きに
    前記通気空間内へ開放したことを特徴とする自動2輪車
    用エンジンの吸気装置。
JP1988056831U 1988-04-26 1988-04-26 自動2輪車用エンジンの吸気装置 Expired - Lifetime JP2523721Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2819291B2 (ja) 1988-07-15 1998-10-30 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車の吸気導入装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60127230U (ja) * 1984-02-06 1985-08-27 本田技研工業株式会社 自動二輪車等の吸気装置

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