JP3020183B2 - 自動二輪車の吸気装置 - Google Patents

自動二輪車の吸気装置

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JP3020183B2
JP3020183B2 JP11053691A JP11053691A JP3020183B2 JP 3020183 B2 JP3020183 B2 JP 3020183B2 JP 11053691 A JP11053691 A JP 11053691A JP 11053691 A JP11053691 A JP 11053691A JP 3020183 B2 JP3020183 B2 JP 3020183B2
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carburetor
crankcase
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shock absorber
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正俊 中島
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Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体搭載部品のマスの
集中を図ると共に吸気の流れを円滑にするようにした自
動二輪車の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リヤ緩衝器を車幅中央に1本だけ設けた
自動二輪車において、気化器をエンジン後方に配置する
ようにした後吸気構造にした場合は、特開昭61−11
0686号公報に記載されるように、気化器の配置によ
ってリヤ緩衝器やメインフレームを上方に移動し、かつ
それに伴ってシートも上方に移動配置することを余儀な
くされる。
【0003】すなわち、車体搭載の各部品の配置をマス
を分散させる方向にしているため、特にトライアル車な
どのように操縦性の一層の向上が求められる車種の場合
には不利にならざるを得ない。また、気化器がクランク
ケースの上方に配置される関係上、気化器の吐出口とエ
ンジン吸気口との間に段差が生じ、気化器吐出口からエ
ンジン吸気口に至る吸気通路に大きな曲がりを与える必
要がある(特開昭61−110686号公報の第3図参
照)。このため吸気通路の大きな曲がりによって吸気抵
抗が増大し、エンジンの出力低下を招く結果にもなって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車体
搭載部品のマスの集中を図ると共に吸気の流れを円滑に
するようにした自動二輪車の吸気装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、左右一対のメインフレームの中間部下方にエンジ
ンを搭載すると共に該エンジンの後方に気化器を配置
し、かつ該エンジンのクランクケース側部にクラッチと
その後部上方にキック軸とを設け、該クランクケース後
方の車幅中央に1本のリヤ緩衝器を斜設した自動二輪車
において、前記メインフレームを側面視で幅広の形状に
すると共に、前記クランクケース上壁の前記クラッチと
前記キック軸との間の領域に凹部を形成し、該凹部と前
記メインフレームと前記リヤ緩衝器とに囲まれる空間に
前記気化器を配置し、該気化器を前記エンジンの吸気口
に連通させたことを特徴とするものである。
【0006】このように、従来一般には直線状であった
クランクケース上壁のクラッチとキック軸との間の領域
に凹部を形成し、この凹部に気化器の下部を下ろした状
態にしたため、リヤ緩衝器やメインフレームを下方へ移
動させることが可能になり、マスの集中を図ることがで
きる。また、気化器が下方に移動した結果、エンジン吸
気口までの吸気通路の曲がりを大きく変化させる必要が
なくなり、吸気の流れを円滑にする。また、メインフレ
ームを側面視幅広の形状にしたことによって、飛び石な
どから気化器を保護することができる。
【0007】
【実施例】図1〜図3に示す自動二輪車において、1は
車体フレーム、2はエンジン、3は車体フレーム1の後
部に枢支されたリヤアーム、4はリヤアーム3の後端に
軸支された後輪、5はシートである。車体フレーム1
は、ヘッドパイプ20から斜め後方へ延びる左右一対の
メインフレーム21と、このメインフレーム21の前端
部から斜め下方に延びるダウンチューブ22などから構
成されている。メインフレーム21は側面視が幅広に形
成され、かつ断面が矩形の中空形状になっている(図3
参照)。左右のメインフレーム21,21の後部はクロ
スメンバー24で連結補強され、また左右のシートレー
ル23,23もクロスメンバー25で連結補強されてい
る。
【0008】車体フレーム1に搭載されたエンジン2は
下部にクランクケース6を有し、このクランクケース6
の後部上方に気化器7が配置されている。この気化器7
は吐出側を吸気管8によりエンジン2の吸気口2aに連
結し、また吸入側を吸気管9によりエアクリーナ10に
連結している。さらに気化器7の後方に、リヤ緩衝器1
1が車幅中央を斜めに貫通するように設けられている。
リヤ緩衝器6は下端をリヤアーム3に連結し、上端を車
体フレーム1に連結するようにしている。
【0009】上記クランクケース6は、一方の側部(右
側部)に内部のクランク軸からトランスミッション(い
ずれも不図示)に動力を伝達するクラッチ12(詳細な
不図示)を設け、このクラッチ12の後部上方にキック
レバー14により操作されるキック軸13を設けてい
る。さらに、このクランクケース6の上壁は、上記クラ
ッチ12とキック軸13との間の領域部分に凹部6aを
形成するようにしている。
【0010】上述のような構成において、気化器7はク
ランクケース6の上壁とメインフレーム21とリヤ緩衝
器11とに囲まれた空間に配置され、しかもその下部を
上記クランクケース上壁の凹部6aに挿入し、かつ車幅
中央から右側にオフセットされるように設置されてい
る。この配置によって気化器全体が従来一般の自動二輪
車における設置位置よりも下方に移動している。
【0011】このように気化器7の位置が、従来の自動
二輪車に比べて下方に移動したことによって、メインフ
レーム21やリヤ緩衝器11を可及的にエンジン2に近
い低位置に設置することができ、マスの集中化を図るこ
とができる。したがって、これによって自動二輪車の操
縦性を一層向上することができる。また、気化器7の吐
出口からエンジン2の吸気口2aに至る吸気通路を大き
な曲がりを与えることなく、ほぼ水平の直線状にできる
ため吸気の流れを滑らかにし、エンジンの出力を向上す
ることができる。
【0012】このように本発明によると車両の操縦性が
向上し、しかも出力を向上することができるので、一般
の自動二輪車に適用できることは勿論のこと、特に不整
地を走行するトライアル車に適用する場合に有利であ
る。
【0013】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、クラン
クケース上壁のクラッチとキック軸との間の領域に凹部
を形成し、この凹部に気化器の下部を下ろすように配置
したため、リヤ緩衝器やメインフレームを下方へ移動さ
せることができ、マスの一層の集中化を図ることができ
る。また、気化器が下方に移動した結果、エンジン吸気
口までの吸気通路の曲がりを大きく変化させることがな
く、吸気の流れを円滑にすることができる。また、メイ
ンフレームを側面視幅広の形状にしたため、飛び石など
から気化器を保護することができる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例からなる自動二輪車の要部を示
す側面図である。
【図2】図1の自動二輪車の上方側を除いて示す平面図
である。
【図3】図1の III−III 矢視断面図である。
【符号の説明】
1 車体フレーム 2 エンジン
2a 吸気口 3 リヤアーム 6 クランクケース
6a 凹部 7 気化器 8,9 吸気管
11 リヤ緩衝器 12 キック軸 13 クラッチ
20 ヘッドパイプ 21 メインフレーム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のメインフレームの中間部下方
    にエンジンを搭載すると共に該エンジンの後方に気化器
    を配置し、かつ該エンジンのクランクケース側部にクラ
    ッチとその後部上方にキック軸とを設け、該クランクケ
    ース後方の車幅中央に1本のリヤ緩衝器を斜設した自動
    二輪車において、前記メインフレームを側面視で幅広の
    形状にすると共に、前記クランクケース上壁の前記クラ
    ッチと前記キック軸との間の領域に凹部を形成し、該凹
    部と前記メインフレームと前記リヤ緩衝器とに囲まれる
    空間に前記気化器を配置し、該気化器を前記エンジンの
    吸気口に連通させた自動二輪車の吸気装置。
JP11053691A 1991-05-15 1991-05-15 自動二輪車の吸気装置 Expired - Fee Related JP3020183B2 (ja)

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