JP2008056008A - 自動二輪車のカバー構造 - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】外観面で良好であって、エアクリーナへの水埃等の入り込み量を減少させることができるとともに、エアクリーナの吸入口への外気の直接的な流れ込みを防止することができ、エアクリーナの吸入口付近での負圧の発生を防止することができる自動二輪車のカバー構造を提供する。
【解決手段】ヘッドパイプ12から後方にメインフレーム11が延出されているとともに、メインフレーム11にエンジン17が取り付けられ、メインフレーム11の下部に吸入口37が後方に向けて開放されたエアクリーナ23が取り付けられており、運転者の脚前方に位置するレッグシールド24を備えた自動二輪車10のカバー構造であって、レッグシールド24の左右の内側でエアクリーナ23の前方に設けられ、エアクリーナ23の吸入口37の前方を覆って配置されるインナーカバー47を備えた自動二輪車10のカバー構造。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動二輪車に乗車した運転者の脚前方を覆うレッグシールド等のカバー構造に関し、特にレッグシールドにインナーカバーを取り付けた自動二輪車のカバー構造に関する。
従来の自動二輪車のカバー構造の一例として、エアクリーナの吸入口付近にリブを立てたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような自動二輪車のカバー構造では、リブによって、エアクリーナへの水埃等の入り込みを防ぐとともに、エアクリーナの吸入口に外気が直接流れ込むことを防ぎ、さらに、エアクリーナの吸入口付近が負圧になることを防ぐようにしている。
特許3537817号公報
上記した従来の自動二輪車のカバー構造においては、エアクリーナへの水埃等の入り込みと、エアクリーナの吸入口への外気の直接的な流れ込みと、エアクリーナの吸入口付近での負圧の発生と、をさらに効果的に防止できるようにすることが望まれていた。
また、エアクリーナの吸入口のリブが外から見えるために、外観面で良好とは言い難いという課題があった。
エアクリーナの吸入口への外気の直接的な流れ込みを防止するには、エアクリーナの前方に板を設けて走行風の流速を落とすようにすることが考えられるが、その場合、外観面が良好であって、整流された走行風の一部をエンジンの冷却に使うことが望ましい。
本発明の目的は上記課題を解消することに係り、外観面で良好であって、エアクリーナへの水埃等の入り込み量を減少させることができるとともに、エアクリーナの吸入口への外気の直接的な流れ込みを防止することができ、エアクリーナの吸入口付近での負圧の発生を防止することができる自動二輪車のカバー構造を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ヘッドパイプから後方にメインフレームが延出されているとともに、該メインフレームにエンジンが取り付けられ、前記メインフレームの下部に吸入口が後方に向けて開放されたエアクリーナが取り付けられており、運転者の脚前方に位置するレッグシールドを備えた自動二輪車のカバー構造であって、前記レッグシールドの左右の内側で前記エアクリーナの前方に設けられ、該エアクリーナの前記吸入口の前方を覆って配置されるインナーカバーを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記インナーカバーが、前記レッグシールドの形状に沿った曲面形状にして、該レッグシールドの左右を繋ぐように形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明に加えて、前記インナーカバーの中央部に舌片部が形成されており、前記エンジンのシリンダヘッドが該舌片部の下方に配置されていることを特徴とする。
請求項1記載の自動二輪車のカバー構造によれば、インナーカバーがレッグシールドの左右の内側でエアクリーナの前方に設けられているために、水埃等は、エアクリーナの吸入口に導かれずに、下方へ向けて自然落下するように誘導される。また、外気は、エアクリーナの吸入口へ直接導入されず、インナーカバーに沿って流れてから導入される。そして、エアクリーナの吸入口付近に負圧を発生させないので、エアクリーナの吸入口付近に配置される吸入空気量センサによって吸入空気量を検出する際に、負圧の影響をなくすことが可能となる。さらに、従来のものようにエアクリーナの吸入口にリブを立てていないので、リブが直接見えるような外観にならない。従って、従来のものと比較して、外観面で良好であって、エアクリーナへの水埃等の入り込み量を減少させることができるとともに、エアクリーナの吸入口への外気の直接的な流れ込みを防止することができ、エアクリーナの吸入口付近での負圧の発生を防止することができる。
請求項2記載の自動二輪車のカバー構造によれば、インナーカバーが、レッグシールドの形状に沿った曲面形状にして、レッグシールドの左右を繋ぐように形成されているために、このインナーカバーがレッグシールドの中央部分でクロスメンバーの役割を果たすことで、強度面での強化を図ることができるとともに、フロントフェンダーの奥側を、外から目視できないように遮蔽することができる。
請求項3記載の自動二輪車のカバー構造によれば、インナーカバーの中央部に配置された舌片部の下方にエンジンのシリンダヘッドが配置されることで、インナーカバーに沿って流れた走行風が舌片部からシリンダヘッドへと流れ易くなるので、インナーカバーに導入された走行風をシリンダヘッドへ直接的に向けて積極的な冷却を図ることができる。
以下、本発明に係る自動二輪車のカバー構造の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図7は本発明の一実施の形態を示すもので、図1は本発明に係る自動二輪車のカバー構造を搭載した自動二輪車の左側面図、図2は図1に示した自動二輪車の正面図、図3は図2に示した自動二輪車の前輪を除いた一部破断正面図、図4は図3のI−I線端面図、図5は図2に示した自動二輪車のレッグシールドとエアクリーナとの組付け関係を説明する分解斜視図、図6は図1に示した自動二輪車のインナーカバー周りの外観斜視図、図7は図6の一部破断側面図である。なお、説明中の、前、後、右、左は、この自動二輪車に乗車する乗員から見た方向を言う。
図1に示すように、自動二輪車10は、メインフレーム11と、メインフレーム11の前端部に有するヘッドパイプ12に取付けられたフロントフォーク13と、フロントフォーク13の上部に結合されたハンドル14と、フロントフォーク13の下部に回転自在に取付けられた前輪15と、メインフレーム11の下部に取付けられたエンジン17とトランスミッション18とからなるパワーユニット16と、メインフレーム11の後下部に揺動自在に取付けられたスイングアーム19と、スイングアーム19の後端に回転自在に取付けられた後輪20と、メインフレーム11の後部に結合され、後部上部に延びるシートフレーム21と、シートフレーム21上に取付けられたタンデムシート22と、から主として構成されている。そして、パワーユニット16から不図示のチェーンを介して伝達された動力でもって後輪20を駆動するようにしたチェーン駆動式の車両である。
また、自動二輪車10は、メインフレーム11の前部下方であってエンジン17の上部にエアクリーナ23が取り付けられており、メインフレーム11の前部及びヘッドパイプ12周り並びに車体側部を覆うフロントカバー一体のレッグシールド24と、レッグシールド24の下方を覆うアンダーカバー25と、メインフレーム11の後部及びシートフレーム21の両側部を覆うサイドカバー26と、リアフェンダー27と、ハンドル14の周囲を覆うハンドルカバー28と、を備える。ハンドルカバー28の前部には、ヘッドランプ29と左右一対のフロントターンシグナルランプ30と、が装備され、サイドカバー26の後部には、リアターンシグナルランプ内蔵のストップランプ31が装備されている。レッグシールド24とアンダーカバー25とサイドカバー26とリアフェンダー27とハンドルカバー28とは、合成樹脂を素材として薄肉状に成形される。
メインフレーム11は、例えばアルミニウム合金や鉄の鋳造により中空のI字形状に形成されており、ヘッドパイプ12から後下方へ向けて延びて、シートフレーム21の前端部が結合されている。
フロントフォーク13には、コイルばねとダンパとからなる不図示のフロントショックアブソーバが取り付けられているとともにフロントフェンダー32が取り付けられており、前輪15には、制動力を与えるためのドラム式フロントブレーキユニット33が同芯に取り付けられている。
ハンドル14には、右方側に不図示のフロントブレーキレバーが取り付けられているとともに、左右一対のバックミラー34が取り付けられている。
パワーユニット16は、エンジン17が水冷4ストローク2バルブ単気筒の電子燃料噴射式であって、トランスミッション18が前進3段のVマチック無断変速式であり、メインフレーム11の後端部に有するブラケット35を介して吊り下げ固定されている。エンジン17の排気は、エンジン17の右側から不図示のマフラーを通じて行われる。
エンジン17は、シリンダヘッド36の不図示のインテークマニホールドに、同じく不図示のインジェクタを有するスロットルバルブが装備されており、後方に向けて開放されているエアクリーナ23の吸入口37近傍に不図示の吸入空気量センサが取り付けられている。エンジン17は、吸入空気量センサによって検出された吸入空気量と、スロットルバルブの開度と、の情報を不図示のエンジンコントロールユニットが演算処理し、このエンジンコントロールユニットより与えられた電気信号(電流信号または電圧信号)によって、インジェクタが高燃圧の燃料をインテークマニホールド内に噴射する。
スイングアーム19は、シートフレーム21との間に配置されたコイルばねとダンパとからなるリアショックアブソーバ38によって緩衝される。後輪20には、不図示のドラム式リアブレーキユニットが組み付けられている。また、スイングアーム19には、ドライブチェーンカバー39が取り付けられており、このドライブチェーンカバー39内に、後輪20に軸支されていて、パワーユニット16との間をチェーンで連結される不図示のドリブンスプロケットが収容されている。
シートフレーム21は、メインフレーム11の後端部から二股形状にして左右に延出されており、中央部に不図示の収納ボックスが取り付けられ、この収納ボックスの上方にタンデムシート22が収納ボックスを開閉自在にして組み付けられている。
エンジン17の側部には、エンジン17の下面にねじ止めされた運転者用ステップ40が取り付けられているとともに、乗員用ステップ41が展開自在に取り付けられている。また、エンジン17の左方側部には、ギアシフトペダル42と、スタンド43とが配置されている。
図2に示すように、レッグシールド24は、右方膨出部44が右側方に向けて突出形成されており、左方膨出部45が左側方に向けて突出形成されている。そして、レッグシールド24は、中央部に、アンダーカバー25によって囲まれたフロントフォーク収納用孔部46を有する。なお、レッグシールド24は、フロントカバー一体のものに限らず、フロントカバーを別体に備えたものであっても、前後分割構造のものであっても、左右分割構造のものであっても良い。
そして、レッグシールド24には、フロントフォーク収納用孔部46の上部であって、エアクリーナ23の前方に、レッグシールド24の右方膨出部44と左方膨出部45とを繋ぐようにインナーカバー47が取り付けられている。
図3に示すように、インナーカバー47は、レッグシールド24の形状に沿った曲面形状であって、レッグシールド24においてフロントフォーク収納用孔部46の天部を形成する天板48の下側に配置されており、前方に向けてそれぞれ延出している右方側板49と左方側板50との中央部に、走行風導入用切欠部51が形成されているとともに、走行風導入用切欠部51の下側に、板形状にして下方に向けて突出した舌片部52が形成されている。右方側板49と左方側板50との前方側には、2対のねじ固定部53を有する。
図4に示すように、インナーカバー47は、予め定められた厚さを有し、ねじ固定部53に挿通されたねじ54がレッグシールド24の右方膨出部44と左方膨出部45との端部に形成されているねじ受部55にそれぞれねじ込まれることでレッグシールド24に固定されている。インナーカバー47は、右方側板部49と左方側板部50とが走行風導入用切欠部51に近づくにつれて断面積が小さくなるような略コ字形状に形成されている。
図5に示すように、エアクリーナ23は、車体後方に配置されるエアクリーナケース56と、車体前方に配置されるエアクリーナカバー57と、エアクリーナケース56とエアクリーナカバー57とによって挟まれて組み付けられるフィルタ58と、からなる。
エアクリーナケース56は、左右一対の2個の上方膨出部59と、中央部が凹形状をなす下方膨出部60と、がフランジ61の内側において車体後方に向けて突出形成されている。エアクリーナカバー57は、エアクリーナケース56に対称的に、左右一対の2個の上方膨出部62と、下方膨出部63と、がフランジ64の内側において車体前方に向けて突出形成されている。エアクリーナケース56は、後方下部に空気導出口65を有する。
エアクリーナケース56は、一対の上方膨出部59が、中央部に形成されたケース側凹部66を挟んで対向配置されている。ケース側凹部66の形成する幅は、エアクリーナカバー57において一対の上方膨出部62の中央部に形成されたカバー側凹部67の間隔よりも大きい。そのため、エアクリーナケース56の一対の上方膨張部59の間に、エアクリーナカバー57の一対の上方膨出部63が突出することとなり、この突出部分にエアクリーナカバー57の上方膨出部62に有する一対の2個の吸入口37が後方に向けて開口して配置される。
エアクリーナケース56は、2個の上方膨出部59の内側に凹状のケース側吸気ダクト68がそれぞれ形成されており、下方膨出部60の内側にケース側空気室69が形成されている。ケース側吸気ダクト68は、上部通路部分と下部通路部分とが上下に連通接続されており、上部通路部分は、エアクリーナカバー57において上方膨出部62の内側に形成されているカバー側吸気ダクト70に連通接続され、下部通路部分は、フィルタ58に有する中間通路71を通じてエアクリーナカバー57において下方膨出部63の内側に形成されている不図示のカバー側空気室に連通接続される。
エアクリーナカバー57は、フランジ64がエアクリーナケース56のフランジ61に合わされてから、7個のねじ72がエアクリーナケース56にねじ込まれることでエアクリーナケース56に一体的に組み立てられている。
フィルタ58は、板形状の基部73の中央部にフィルタ本体74を備え、基部73の上方両側部に、前後に貫通した三角形状の中間通路71をそれぞれ有する。
エアクリーナ23は、車体後方に向けて開放されている吸入口37から走行中に空気が導入される。導入された空気は、エアクリーナカバー57のカバー側吸気ダクト70において向きを変更されてから、エアクリーナケース56のケース側吸気ダクト68に導かれ、このケース側吸気ダクト68において上部通路部分から下部通路部分に上下方向に向きを変更された後に、フィルタ58の中間通路71を通じてエアクリーナカバー57のカバー側空気室に導かれ、カバー側空気室からフィルタ本体74を通ってエアクリーナケース56のケース側空気室69に導かれ、空気導出口65からエンジン17の不図示のインテークマニホールド内へと進行されて不図示の燃焼室へと導かれる。
インナーカバー47は、走行風導入用切欠部51がエアクリーナカバー57のカバー側凹部67に一致するようにして、エアクリーナ23に組み付けられる。
図6に示すように、インナーカバー47は、走行風導入用切欠部51がエアクリーナカバー57のカバー側凹部67に一致されているために、この走行風導入用切欠部51からエアクリーナケース56のケース側凹部66を通じ、エアクリーナケース56の下方膨出部60の中央部における凹形状部分を通る走行風通路75を形成する。このとき、エアクリーナ23の一対の吸入口37に対しては、従来のもののようなリブを立てることなく、走行風による負圧が発生しない。
図7に示すように、エアクリーナ23は、エアクリーナケース56の上面に突出形成された一対のブラケット76がメインフレーム11の両側に配置されてから、ブラケット76を通じてメインフレーム11を貫通されたボルト77がねじ込まれることでメインフレーム11に吊り下げ固定される。
インナーカバー47は、右方側板49と左方側板50とが、走行風導入用切欠部51の両側部に配置されているために、レッグシールド24の天板48とフロントフェンダー32との間の空間から導入されてきた走行風が走行風導入用切欠部51に向けて積極的に集められる。そして、走行風導入用切欠部51からカバー側凹部67とケース側凹部66とを通った走行風は走行風通路75によりメインフレーム11側へと通過して行く。
このとき、右方側板49と左方側板50とによって走行風導入用切欠部51へ導かれた走行風の一部は、舌片部52に衝突してから下方に向けて進行し、エンジン17のシリンダヘッド36に向けて進行される。
また、雨天の走行時やターマック路等の泥土内を走行した際にレッグシールド24の天板48とフロントフェンダー32との間の空間から入り込んできた水埃等は、エアクリーナ23の一対の吸入口37に導かれずに、舌片部52によって下方へ向けて自然落下するように誘導されることとなる。
以上説明した自動二輪車10のカバー構造では、インナーカバー47がレッグシールド24の左右の内側でエアクリー13ナの前方に設けられているために、水埃等は、エアクリーナ23の吸入口37に導かれずに、下方へ向けて自然落下するように誘導される。また、外気は、エアクリーナ23の吸入口37へ直接導入されず、インナーカバー47に沿って流れてから導入される。そして、エアクリーナ23の吸入口37付近に負圧を発生させない。さらに、従来のものようにエアクリーナの吸入口にリブを立てていないので、リブが直接見えるような外観にならない。これにより、従来のものと比較して、外観面で良好であって、エアクリーナ23への水埃等の入り込み量を減少させることができるとともに、エアクリーナ23の吸入口37への外気の直接的な流れ込みを防止することができ、エアクリーナ23の吸入口37付近での負圧の発生を防止することができる。
また、上記自動二輪車10のカバー構造では、インナーカバー47が、レッグシールド23の形状に沿った曲面形状にして、レッグシールド24の左右を繋ぐように形成されているために、このインナーカバー47がレッグシールド24の中央部分でクロスメンバーの役割を果たすことで、強度面での強化を図ることができるとともに、フロントフェンダー32の奥側を、外から目視できないように遮蔽することができる。
また、上記自動二輪車10のカバー構造では、インナーカバー47の中央部に配置された舌片部52の下方にエンジン17のシリンダヘッド36が配置されることで、インナーカバー47に沿って流れた走行風が舌片部52からシリンダヘッド36へと流れ易くなるので、インナーカバー47に導入された走行風をシリンダヘッド36へ直接的に向けて積極的な冷却を図ることができる。
本発明に係る自動二輪車のカバー構造を搭載した自動二輪車の左側面図である。 図1に示した自動二輪車の正面図である。 図2に示した自動二輪車の前輪を除いた一部破断正面図である。 図3のI−I線端面図である。 図2に示した自動二輪車のレッグシールドとエアクリーナとの組付け関係を説明する分解斜視図である。 図1に示した自動二輪車のインナーカバー周りの外観斜視図である。 図6の一部破断側面図である。
符号の説明
10 自動二輪車(車両)
11 メインフレーム
12 ヘッドパイプ
23 エアクリーナ
24 レッグシールド
36 シリンダヘッド
37 吸入口
47 インナーカバー
52 舌片部

Claims (3)

  1. ヘッドパイプ(12)から後方にメインフレーム(11)が延出されているとともに、該メインフレーム(11)にエンジン(17)が取り付けられ、前記メインフレーム(11)の下部に吸入口(37)が後方に向けて開放されたエアクリーナ(23)が取り付けられており、運転者の脚前方に位置するレッグシールド(45)を備えた自動二輪車(10)のカバー構造であって、
    前記レッグシールド(45)の左右の内側で前記エアクリーナ(23)の前方に設けられ、該エアクリーナ(23)の前記吸入口(37)の前方を覆って配置されるインナーカバー(47)を備えていることを特徴とする自動二輪車(10)のカバー構造。
  2. 前記インナーカバー(47)が、前記レッグシールド(45)の形状に沿った曲面形状にして、該レッグシールド(45)の左右を繋ぐように形成されていることを特徴とする請求項1に記載した自動二輪車(10)のカバー構造。
  3. 前記インナーカバー(47)の中央部に舌片部(52)が形成されており、前記エンジン(17)のシリンダヘッド(36)が該舌片部(52)の下方に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載した自動二輪車(10)のカバー構造。
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