JP5820443B2 - スクータ型車両 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンと動力伝達装置とを含むパワーユニットが車体フレームに揺動可能に支持されるスクータ型車両に関するものである。
自動二輪車やスクータ型車両等の鞍乗型車両においては、エンジンの吸気部の上流側に吸入空気を濾過するためのエアクリーナ装置が接続されている。エアクリーナ装置は、通常、クリーナケースがケース本体とケースカバーとから成る半割構造とされ、クリーナエレメントを保持するエレメント保持板がケース本体とケースカバーの間に挟み込まれたかたちで取り付けられている。クリーナケースの内部は、クリーナエレメントによって、外気に導通する未浄化室とエンジンの吸気部に導通する浄化室とに隔成されている。
近年、このような鞍乗型車両において、エアクリーナ装置に吸気温度センサを取り付け、その吸気温度センサによって検出された吸気温度情報をエンジン制御部で利用するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の鞍乗型車両では、エアクリーナ装置の外気に導通する未浄化室が車幅方向内側に配置されるとともに、エンジンの吸気部に導通する浄化室が車幅方向外側に配置され、吸気温度センサは、クリーナケースの車幅方向内側の未浄化室に臨む部位の壁に取り付けられている。この鞍乗型車両の場合、クリーナケースの車幅方向内側の未浄化室に臨む部位の壁に吸気温度センサが取り付けられているため、吸気温度センサが車両の外部から目につきにくく、外観が良好に保たれている。また、この鞍乗型車両においては、吸気温度センサがクリーナエレメントの上流側(未浄化室に臨む部位の壁)に取り付けられていることから、クリーナエレメントの下流側(浄化室に臨む部位の壁)に吸気温度センサを取り付ける場合に比較して、高い取付精度や厳格な気密構造を要求されない。このため取付部の構造を簡素化することができる。
特許第4316331号公報
ところで、多くのスクータ型車両では、スイングアームを兼ねるユニットスイング式のパワーユニットの上部にエアクリーナ装置が取り付けられ、クリーナケースの浄化室側が車幅方向内側に配置されている。即ち、クリーナケースは、車幅方向内側のケース本体と、そのケース本体の車幅方向外側に取り付けられるケースカバーと、によって構成され、その内部がクリーナエレメントによって車幅方向外側の未浄化室と車幅方向内側の浄化室とに隔成されている。
このようなスクータ型車両においては、上記従来の鞍乗型車両のようにクリーナケースの未浄化室に臨む部位の壁に吸気温度センサを取り付けると、取り付けられた吸気温度センサが車両の車幅方向外側に露出し、外観の低下を招くことが懸念される。また、逆に外観の低下を避けるために吸気温度センサをクリーナケースの浄化室に臨む部位の壁に取り付けようとすると、吸気温度センサの取付部の構造が複雑化し、製造コストの高騰を招く結果となる。
そこでこの発明は、エアクリーナ装置の未浄化室が浄化室よりも車幅方向外側に配置される場合においも、吸気温度センサの取付部構造の簡素化と外観低下の防止を図ることのできるスクータ型車両を提供しようとするものである。
この発明に係るスクータ型車両では、上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
請求項1に係る発明は、エンジン(E)と動力伝達装置(M)とを含むパワーユニット(P)の前部が車体フレーム(F)に揺動可能に支持されるとともに、前記パワーユニット(P)の後部に後輪(WR)が支持され、前記エンジン(E)に吸入される外気を濾過するエアクリーナ装置(48)が前記パワーユニット(P)の上部に取り付けられ、前記車体フレーム(F)に、前記パワーユニット(P)の上方に設けられた乗員シート(28)と当該パワーユニット(P)との間で車体の側方を覆う車体側部カバー(36)が取り付けられ、前記エアクリーナ装置(48)のクリーナケース(58)が、ケース本体(60)と、当該ケース本体(60)の車幅方向外側に取り付けられるケースカバー(61)と、を有し、前記クリーナケース(58)の内部が、クリーナエレメント(59)を介して前記ケースカバー(61)側の未浄化室(75)と前記ケース本体(60)側の浄化室(76)とに隔成され、前記クリーナケース(58)に、吸気温度を検出するための吸気温度センサ(55)が取り付けられているスクータ型車両において、前記吸気温度センサ(55)は、前記ケースカバー(61)の外部から検出部(55a)が前記未浄化室(75)に臨むように前記ケースカバー(61)の上部に取り付けられるとともに、前記ケースカバー(61)の外部に露出する部分の車幅方向外側が、前記車体側部カバー(36)によって覆われることを特徴とするものである。
これにより、ケースカバー(61)の上部に取り付けられた吸気温度センサ(55)の車幅方向外側が車体側部カバー(36)によって覆われ、吸気温度センサ(55)が車両の外部から見えにくくなる。特に、このスクータ型車両においては、吸気温度センサ(55)がケースカバー(61)の上部に取り付けられることから、エアクリーナ装置(48)がパワーユニット(P)とともに揺動しても、吸気温度センサ(55)が車体側部カバー(36)に覆われて外部に露出しにくくなる。このため、外観を良好に保つことが可能になるとともに、吸気温度センサ(55)を飛び石や雨水等の外的要因から保護することも可能になる。また、吸気温度センサ(55)は、ケースカバー(61)上の未浄化室(75)に臨む部位に取り付けられるため、取付構造や気密構造の簡素化を図ることもできる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係るスクータ型車両において、前記ケースカバー(61)は、車幅方向外側に位置される側壁(61c)と、当該側壁(61c)の上部から前記ケース本体(60)側に向けて延出する上壁(61d)と、を有し、前記上壁(61d)に前記吸気温度センサ(55)の取付座面(54)が形成されていることを特徴とするものである。
この場合、ケースカバー(61)の上壁(61d)に設けられた取付座面(54)に吸気温度センサ(55)が取り付けられることになるため、ケースカバー(61)の側壁(61c)に吸気温度センサ(55)の取付座面を形成する場合に比較して、吸気温度センサ(55)の車幅方向外側への突出量を減少させることができる。したがって、吸気温度センサ(55)との干渉を避けるために車体側部カバー(36)を車幅方向外側に大きく膨出させる必要がないことから、車体側部カバー(36)の形状やサイズが吸気温度センサ(55)によって大きく制限を受けることがない。このため、車体側部カバー(36)の設計の自由度が高まる。
請求項3に係る発明は、請求項2に係るスクータ型車両において、前記取付座面(54)は、車幅方向外側が車幅方向内側よりも低位となるように傾斜していることを特徴とするものである。
これにより、吸気温度センサ(55)の取付座面(54)の周囲に雨水や泥水等が付着した場合にも、その付着物が取付座面(54)上に滞留せずに、取付座面(54)上の傾斜に沿って車幅方向外側に容易に排出されるようになる。
請求項4に係る発明は、請求項2または3に係るスクータ型車両において、前記取付座面(54)は、車体前後方向に傾斜していることを特徴とするものである。
これにより、ケースカバー(61)に取り付けられた吸気温度センサ(55)が車体前方側または後方側に傾斜することになり、吸気温度センサ(55)の車両上方側への突出量が抑制される。このため、車両走行時等にパワーユニット(P)とともにエアクリーナ装置(48)が上下方向に揺動しても、吸気温度センサ(55)がエアクリーナ装置(48)の上部の車体構成部品と干渉しなくなる。この結果、乗員シート(28)の高さを低く抑えたまま、パワーユニット(P)の揺動ストロークを充分に確保することが可能になる。
請求項5に係る発明は、請求項4に係るスクータ型車両において、前記車体フレーム(F)は、前記エアクリーナ装置(48)の上方側で後上がりに傾斜するリヤフレーム部(14)を含み、前記取付座面(54)は車体前後方向で後下がりに傾斜していることを特徴とするものである。
これにより、吸気温度センサ(55)が車体前後方向で後下がりに傾斜する取付座面(54)から斜め上部後方側に突出し、リヤフレーム部(14)の延出方向にほぼ沿うようになる。このため、車両走行時等にパワーユニット(P)とともにエアクリーナ装置(48)が上下方向に揺動したときに、吸気温度センサ(55)がリヤフレーム部(14)と干渉しにくくなる。
請求項6に係る発明は、請求項2〜5のいずれか1項に係るスクータ型車両において、前記ケースカバー(61)の上壁(61d)には下方に向けて窪む凹形状部(53)が設けられ、前記取付座面(54)は当該凹形状部(53)内に形成されていることを特徴とするものである。
これにより、吸気温度センサ(55)の車両上方側への突出量が一層抑えられ、パワーユニット(P)の揺動に伴う吸気温度センサ(55)とその上方側の車両構成部品との干渉をより効果的に防止することが可能になる。したがって、乗員シート(28)の高さを低く抑えたまま、パワーユニット(P)の揺動ストロークをより大きく確保することが可能になる。
請求項7に係る発明は、請求項6に係るスクータ型車両において、前記ケース本体(60)と前記ケースカバー(61)とは外周縁部の外向きフランジ(60a,61a)同士を突き合わせて結合され、前記ケース本体(60)と前記ケースカバー(61)の外向きフランジ(60a,61a)のうちの、前記上壁(61d)の前記凹形状部(53)に対応する位置には、下方に向けて窪む案内溝(57)が設けられ、前記吸気温度センサ(55)に接続されるハーネス(56)が前記案内溝(57)を通して車幅方向内側に向けて配線されることを特徴とするものである。
これにより、ケースカバー(61)の凹形状部(53)内の吸気温度センサ(55)から引き出されたハーネス(56)が外向きフランジ(60a,61a)の案内溝(57)を通して車幅方向内側に向けて配線されるため、ハーネス(56)がクリーナケース(58)の上方側に大きく突出しなくなる。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか1項に係るスクータ型車両において、前記車体側部カバー(36)の下縁は後上がりに形成され、前記吸気温度センサ(55)は、前記ケースカバー(61)の前部側領域に取り付けられていることを特徴とするものである。
この場合、吸気温度センサ(55)がパワーユニット(P)の揺動時に変動代の小さいのケースカバーの前部側領域に配置されるため、吸気温度センサ(55)を車体側部カバー(36)によってより容易に覆い隠すことが可能になる。
請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか1項に係るスクータ型車両において、前記吸気温度センサ(55)は、側面視で、前記検出部(55a)の少なくとも一部が、前記クリーナケース(58)の内部において、前記クリーナエレメント(59)とオーバーラップするように前記ケースカバー(61)に取り付けられていることを特徴とする。
これにより、吸気温度センサの検出部が空気の滞留の少ないクリーナエレメントに臨む部位に配置されることなり、実際の吸入空気の温度をより精度良く検出することが可能になる。
この発明によれば、吸気温度センサがケースカバーの外部から検出部を未浄化室に臨ませるようにケースカバーの上部に取り付けられ、吸気温度センサのケースカバーの外部に露出する部分の車幅方向外側が車体側部カバーによって覆われるため、エアクリーナ装置の未浄化室が浄化室よりも車幅方向外側に配置される構造でありながら、吸気温度センサが外部から見えることによる外観の低下を防止することができる。したがって、この発明によれば、吸気温度センサの取付部構造の簡素化と外観低下の防止を図ることができる。
この発明の一実施形態のスクータ型車両の左側面図である。 この発明の一実施形態のスクータ型車両の車体側部カバーを取り去った部分拡大側面図である。 この発明の一実施形態のスクータ型車両の後部の一部部品を取り去った上面図である。 この発明の一実施形態のエアクリーナ装置の側面図である。 この発明の一実施形態のエアクリーナ装置の一部部品を取り去った斜視図である。 この発明の一実施形態のエアクリーナ装置の図4のVI−VI断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態のエアクリーナ装置の図4のVII−VII断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態のエアクリーナ装置の図4のVIII−VIII断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態のエアクリーナ装置の図4のIX−IX断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態のエアクリーナ装置の図4のX−X断面に対応する断面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左側方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ指すものとする。
図1は、スクータ型車両1の左側面を示す図である。このスクータ型車両1の車体フレームFは、前端にヘッドパイプ11が結合されるメインフレームパイプ12と、メインフレームパイプ12の後端に直交して結合されるクロスパイプ13と、クロスパイプ13の左右の端部に前端がそれぞれ結合される左右一対のリヤフレームパイプ14(リヤフレーム部)と、を備えている。各リヤフレームパイプ14は、前端側のクロスパイプ13との結合部から後上がりに傾斜して延出している。
メインフレームパイプ12は、ヘッドパイプ11から後下がりに傾斜したダウンフレーム部12aと、ダウンフレーム部12aの後端からほぼ水平に後方に延出するロアフレーム部12bとを有する。
ヘッドパイプ11には、前輪WFの両側に配置される一対の脚部15と、これら脚部15の上端を連結するブリッジ部材16とを有するフロントフォーク17が回動操作可能に支持され、左右の脚部15の下端間に前輪WFが軸支されている。フロントフォーク17の上端にはバータイプのハンドル18が結合されている。
クロスパイプ13には、後輪WRの前方側に配置されるエンジンEと、後輪WRの左側方に配置されるベルト式無段変速機M(動力伝達装置)とからなるユニットスイング式のパワーユニットPの前部が、リンク19を介して上下揺動可能に支持されている。また、後輪WRは、パワーユニットPの後部右側に回転可能に軸支され、左側のリヤフレームパイプ14とパワーユニットPの後端部との間にはクッションユニット20が介装されている。このスクータ型車両1においては、後端側で後輪WRを支持する上下揺動可能なパワーユニットPと、クッションユニット20によってユニットスイング式のリヤサスペンションが構成されている。
なお、図1中27,29は、リヤフレームパイプ14の上部に設置された物品収納ボックスと燃料タンクであり、28は、物品収納ボックス27と燃料タンク29の上方側に開閉可能に設けられた乗員シートである。
また、車体フレームFとエンジンEや物品収納ボックス27、燃料タンク29等の周囲は合成樹脂製の車体カバー30によって覆われている。
車体カバー30は、ヘッドパイプ11周りを前方側から覆うフロントカバー31と、ヘッドパイプ11及びダウンフレーム部12a周りを後方から覆うフロントインナーカバー32と、ロアフレーム部12b周りを側方から覆う左右のアンダーサイドカバー34と、この左右のアンダーサイドカバー34の上縁部間に渡ってロアフレーム部12b周りを上方から覆うステップフロア37と、このステップフロア37の後端部から起立するように設けられて乗員シート28の前端部下側を前方側から覆うフロントセンターカバー38と、このフロントセンターカバー38の左右後方に連なるように設けられて左右のリヤフレームパイプ14、物品収納ボックス27及び燃料タンク29を側方から覆う左右のリヤサイドカバー36(車体側部カバー)と、左右のリヤサイドカバー36の後部上縁部間に渡るように設けられて乗員シート28の後端部下側を斜め上後方から覆うリヤセンターカバー39とを備えている。
なお、左側のリヤサイドカバー36は、乗員シート28とパワーユニットPの間で車体の左側方を覆っている。
図2は、リヤサイドカバー36を取り去ったスクータ型車両1の後部左側面を示す図であり、図3は、乗員シート28等の上部側の部品を取り去り、リヤフレームパイプ14とクッションユニット20を一部破断して示したスクータ型車両1の後部の上面図である。
パワーユニットPのエンジンEは、クランク軸(図示せず)を収容するクランクケース42と、内部に燃焼室(図示せず)が設けられるシリンダ部43とを備えている。シリンダ部43は、詳細な図示は省略するがシリンダブロック、シリンダヘッド、ヘッドカバー等から成り、クランクケース42の前端部から上部前方側に向かって突出している。このシリンダ部43は、パワーユニットPが車体フレームFに取り付けられた状態において、左右のリヤフレームパイプ14の前傾斜部の間から前方に突出している(図2参照)。
また、左右のリヤフレームパイプ14の前傾斜部の車幅方向外側には、ピリオンステップ41がステー40を介して折り畳み可能に支持されている。
クランクケース42内のクランク軸は、後輪WRの車軸と平行になるように車幅方向に沿って延出し、左側の側端部にベルト式無段変速機Mの入力側の機構部(図示せず)が接続されるとともに、右側の側端部に発電機や冷却ファン(いずれも図示せず)が接続されている。また、シリンダ部43は、前端部上面側に吸気管44が接続されるととともに、前端部下面側に排気管45が接続されている。
クランクケース42は、クランク軸を収容する本体部の左側側方に車体後方側に向かって延出する膨出領域(伝動ケース部)が設けられ、その膨出領域にベルト式無段変速機Mが収容されている。ベルト式無段変速機Mの後部には図示しない減速機構を介して後輪WRの車軸が支持されている。クランク軸に出力されたエンジンEの動力はベルト式無段変速機Mと減速機構を介して後輪WRの車軸に伝達される。ベルト式無段変速機Mは、クランク軸部分から後輪WRの車軸の近傍部に跨るように車体前後方向に延出している。このベルト式無断変速機Mの車幅方向の外側(左側方)は変速機カバー50によって覆われている。
また、エンジンEの吸気管44はスロットルボディ47とコネクティングチューブ70を介してエアクリーナ装置48に接続されている。エンジンEの吸気部にはエアクリーナ装置48で濾過された外気がコネクティングチューブ70と吸気管44を通して導入される。エアクリーナ装置48はクランクケース42の膨出領域の上方側に亘って配置されている。
一方、エンジンEの排気管45はエンジンEの下方から車体の右側に引き出され、後輪WRの右側方に配置されるサイレンサ49に接続されている。
なお、図中MSは、クランクケース42の前部下端に設置されたメインスタンドである。
ところで、変速機カバー50は、クランクケース42の左側部に配置されて、ベルト式無段変速機Mの側方を覆う部分であるが、その変速機カバー50の前端側には、変速機カバー50の内部に冷却空気(外気)を取り入れるための吸気口51が設けられている。吸気口51には、変速機カバー50内に外気を導入するための変速機冷却ダクト52が接続されている。この実施形態の場合、変速機冷却ダクト52は左側のリヤフレームパイプ14を通して外気を取り入れるようになっている。
また、クランクケース42の膨出領域(伝動ケース部)の後端部の上縁にはクッションユニット20の下端が連結されている。クランクケース42の膨出領域(伝動ケース部)に下端が連結されたクッションユニット20は、前部斜め上方側に向かって延出し、その上端部が左側のリヤフレームパイプ14の燃料タンク29の前部側位置に連結されている。さらに、クランクケース42の膨出領域(伝動ケース部)の上部には、エアクリーナ装置48の下縁部がボルト71(図2参照。)によって締結固定されている。
図4〜図10は、エアクリーナ装置48の詳細を示す図である。
エアクリーナ装置48は、車幅方向に奥行きを持つ合成樹脂製のクリーナケース58の内部にクリーナエレメント59が取付けられ、その内部がクリーナエレメント59によって外気に導通する未浄化室75とエンジンEの吸気部に導通する浄化室76とに隔成されている。クリーナケース58は、車幅方向の左側方に開口するケース本体60と、このケース本体60の開口を閉塞する浅い凹形状のケースカバー61とによって構成されている。ケース本体60とケースカバー61はいずれも型成形によって形成され、両者が付き合わせられる開口の周縁部に外向きフランジ60a,61aが突設されている。ケース本体60とケースカバー61は、外向きフランジ60a,61a同士が複数のねじ(符号省略。)によって結合されている。
また、クリーナエレメント59は、その外側縁部が樹脂製のエレメント保持板62によって保持されている。エレメント保持板62の外周縁部には、厚み方向両側に突出する挟持枠62aが一体に形成され、その挟持枠62a部分が、外向きフランジ60a,61aにそれぞれ嵌装されたシール部材S1,S2を介してケース本体60とケースカバー61の外向きフランジ60a,61aによって挟持固定されるようになっている。
ここで、エレメント保持板62は、図5〜図7に示すように、ケース本体60とケースカバー61によって挟持される周縁の挟持枠62aに対して中央側領域が車幅方向外側方向(未浄化室75側)に膨出しており、その膨出した領域の前縁側にクリーナエレメント59が取り付けられている。クリーナエレメント59は、この状態で後端側が前端側よりも車幅方向外側となるように傾斜して設置されている。以下、エレメント保持板62の中央領域のうちの、クリーナエレメント59の後端部よりも後方側で車幅方向外側に膨出する領域を突出凹部69と呼ぶものとする。
ケース本体60は、外向きフランジ60aから車幅方向の中央側に向かって膨出し、その前壁60b部分にコネクティングチューブ70が接続されている。ケース本体60の前壁60bは、図3,図5〜図7に示すように、後述する屈曲壁65側から車幅方向中央に向けて車体後方側に傾斜して形成されている。また、ケース本体60の車幅方向内側に臨む側壁には、車幅方向外側に向かって凹状に窪むクッション逃げ凹部68が形成されている。このクッション逃げ凹部68は、凹状の断面形状が上下方向に連続し、図6に示すように、その断面の内側にクッションユニット20が挿通して配置されるようになっている。なお、クリーナケース58内でエレメント保持板62によって保持されたクリーナエレメント59は、図6,図7に示すように、クッション逃げ凹部68よりも前方側に位置されている。
ケース本体60の前壁60bに接続されたコネクティングチューブ70は、その端部が前壁60bを貫通してクリーナケース58内に所定長さ突出している。クリーナケース58内に突出したコネクティングチューブ70の端縁は、傾斜したクリーナエレメント59とクッション逃げ凹部68の成形壁68aとの間の隙間に挿入され、成形壁68aの車幅方向外側位置まで延出している。したがって、コネクティングチューブ70は、ケース本体60の前壁60bから後部側に向かって車幅方向外側に傾斜して充分な長さ突出している。これにより、コネクティングチューブ70を含むエンジン吸気側の軸長が確保され、エンジンEの充分な吸気慣性効果が得られるようになっている。
また、クッション逃げ凹部68の成形壁68aには、クリーナケース58内側で車幅方向外側に向かって突出する支持片67が突設され、その支持片67によってコネクティングチューブ70の端部が保持されるようになっている。
ケースカバー61の前壁61bの下方領域には、未浄化室75内に外気を導入するための吸気ダクト63が接続されている。この吸気ダクト63は、クリーナケース58の未浄化室75内に所定長さ突出している。吸気ダクト63のクリーナケース58内の突出端は、前壁61bから斜め上方側、かつ車幅方向外側に向かって延出している。そして、吸気ダクト63のクリーナケース58内の突出端は、車両側方からの側面視でクリーナエレメント59の一部に重なる位置まで延出している。
また、ケース本体60の前端部の下縁には、外向きフランジ60aよりも前方側に突出して吸気ダクト63の外側突出部の背面側(車幅方向内側)を覆う延長壁66が延設され、その延長壁66の上辺部から前辺部に亘る部位には車幅方向外側に屈曲する屈曲壁65が延設されている。これらの延長壁66と屈曲壁65は、吸気ダクト63の外側突出端の車幅方向内側(エンジンE側)と前方側を覆うことにより、エンジンEの熱や雨水等が吸気ダクト63から直接吸い入れられるのを抑制する。
なお、図6中の符号64は、ケース本体60の前縁部に設けられ、エンジンE内のブローバイガスを浄化室76内に導入するブローバイ還元室である。
ところで、ケースカバー61には、図4に示すように、車幅方向外側に位置される側壁61cの上部からケース本体60側に向けて延出する上壁61dが設けられているが、その上壁61dの前部側領域には、下方に向けて窪む凹形状部53が形成されている。この凹形状部53には、車体前後方向で後下がりに傾斜する取付座面54が設けられ、その取付座面54に吸入空気の温度を検出するための吸気温度センサ55が取り付けられている。この吸気温度センサ55は、検出部55aが未浄化室75内に臨むようにケースカバー61の外部から取り付けられ、ケースカバー61の外側に突出するコネクタ部55bに、図示しないエンジン制御装置に検出信号を送るためのハーネス56(図2,図3参照。)が接続されている。なお、凹形状部53内の取付座面54は、図10に示すように、車幅方向外側端が車幅方向内側端よりも低位となるように車幅方向についても所定角度θだけ傾斜している。
この実施形態の場合、吸気温度センサ55は、ケースカバー61の取付座面54に形成された貫通孔54aに、ゴムブッシュ72を介して取り付けられている。したがって、吸気温度センサ55の取付けに際しては、ボルト等の締結部材やOリング等は不要となる。
また、吸気温度センサ55の検出部55aは、クリーナケース58の未浄化室75内において、クリーナエレメント59の上縁部側の一部と側面視で重なる位置まで延出している。つまり、検出部55aは、クリーナエレメント59の一部と対向する位置で吸入空気の温度を検出するようになっている。
また、ケース本体60とケースカバー61の上辺側の外向きフランジ60a,61aのうちの、ケースカバー61の上壁61dの凹形状部53に対応する位置(凹形状部53の車幅方向内側に位置される部位)には、下方に向けて凹状に窪む案内溝57が形成されている。この案内溝57には、吸気温度センサ55のコネクタ部55bに接続されたハーネス56が通され、ハーネス56がケースカバー61の上面の凹形状部53からエアクリーナ装置48の車幅方向内側に引き出されるようになっている。
この実施形態では、図3に示すように、クリーナケース58の案内溝57から車幅方向内側に引き出されたハーネス56は、ケース本体60の上面に沿わせて車体前方側に向きを変え、そのままクリーナケース58の前方側に向かって配線されている。ただし、このハーネス56の配線はこの実施形態のものに限らず、例えば、図3中の点線56Aで示すように、クリーナケース58の案内溝57からケース本体60の上面の車幅方向に沿う窪み部73に沿わせてケース本体60の車幅方向内側端まで引き出し、そこからケース本体60の前壁60bに沿わせてコネティングチューブ70の下方または上方を通し、そのままクリーナケース58の前方側に向かって配線するようにしても良い。
ここで、図1,図2に示すように、車両の左右のリヤサイドカバー36は、その下縁部がクロスパイプ13の上部側方付近から後斜め上方側に向かって傾斜している。そして、エアクリーナ装置48に取り付けられた吸気温度センサ55のケースカバー61の上壁61dから外部に露出する部分は、左側のリヤサイドカバー36によって車幅方向外側が常に覆われるようになっている。つまり、ケースカバー61に取り付けられる吸気温度センサ55と、左側のリヤサイドカバー36の下縁部は、車両の走行時にパワーユニットPが上下方向に揺動した場合にも、吸気温度センサ55の露出部の側方が左側のリヤサイドカバー36によって隠されるように設定されている。
以上の構成において、スクータ型車両1のエンジンEが始動されると、外気が吸気ダクト63を通してエアクリーナ装置48の未浄化室75内に流入し、その外気は、図6の矢印に示すように、未浄化室75からクリーナエレメント59を通過して浄化室76内に流入する。浄化室76内に流入した外気は、さらに図6の矢印に示すように、浄化室76からコネクティングチューブ70と吸気管44を通してエンジンEの吸気部に吸い入れられる。こうして外気がエアクリーナ装置48を通してエンジンEに連続的に吸入され、このとき外気中に混入しているダストがエアクリーナ装置48内のクリーナエレメント59によって除去される。そして、このときエンジンEに吸入される吸入空気の温度は、エアクリーナ装置48に設置された吸気温度センサ55によって検出され、その検出信号がエンジン制御部に出力される。
この実施形態のスクータ型車両1では、吸気温度センサ55が、エアクリーナ装置48のケースカバー61の外部から検出部55aが未浄化室75に臨むように、ケースカバー61の上部に取り付けられ、吸気温度センサ55のケースカバー61の外部に露出する部分の車幅方向外側が、リヤサイドカバー36によって常に覆われるようになっているため、未浄化室75が浄化室76の車幅方向外側に配置されるエアクリーナ装置48を採用しつつも、吸気温度センサ55が車幅方向外側から見えることによる見栄えの低下を防止することができる。そして、この実施形態のスクータ型車両1は、吸気温度センサ55がクリーナケース58の未浄化室75に臨む壁(ケースカバー61の上壁61d)に設置されることから、吸気温度センサ55の取付構造や気密構造を簡素化することができる。したがって、エアクリーナ装置48の製造コストを低減することができる。
また、このスクータ型車両1においては、吸気温度センサ55がエアクリーナ装置48のケースカバー61の上部に取り付けられるため、車両の走行時等にエアクリーナ装置48がパワーユニットPとともに上下に揺動しても、吸気温度センサ55がリヤサイドカバー36に覆われて外部に露出することがない。したがって、外観を常に良好に保つことが可能であるとともに、吸気温度センサ55をリヤサイドカバー36によって飛び石や雨水等の外的要因から保護することができる。
また、この実施形態のスクータ型車両1においては、ケースカバー61の上壁61dに吸気温度センサ55の取付座面54が設けられているため、吸気温度センサ55の側壁61cに取付座面を設ける場合に比較して、吸気温度センサ55の車幅方向外側への突出量を減少させることができる。このため、吸気温度センサ55との干渉を避けるために左側のリヤサイドカバー36を車幅方向外側に大きく膨出させる必要がない。特に、この実施形態のように、リヤフレームパイプ14の側部にステー40を介して取り付けられたピリオンステップ41がリヤサイドカバー36の車幅方向外側に配置される場合には、リヤサイドカバー36の車幅方向外側への膨出が大きくなると、ピリオンステップ41の設置位置を車幅方向外側に移動させざるを得なくなるが、この実施形態の上記の構造を採用することにより、このような不都合を回避することができる。つまり、この実施形態のスクータ型車両1においては、リヤサイドカバー36の車幅方向外側への膨出を抑えることで、ピリオンステップ41を車幅方向内側に寄せて設置することが可能となる。したがって、この構造を採用することにより、リヤサイドカバー36の設計の自由度が高まるとともに、乗員の跨ぎ性や居住性を向上させることも可能になる。
また、この実施形態のスクータ型車両1では、ケースカバー61の上壁61dに形成される吸気温度センサ55の取付座面54が、車幅方向外側が車幅方向内側よりも低位となるように傾斜しているため、取付座面54の周囲に雨水や泥水等が付着することがあっても、その雨水や泥水等を取付座面54上に滞留させずに取付座面54の傾斜に沿って車幅方向外側に容易に排出することができる。
さらに、この実施形態の場合、ケースカバー61の上壁61dの取付座面54が、車幅方向だけでなく車体前後方向にも傾斜しているため、取付座面54に吸気温度センサ55を取り付けた状態での吸気温度センサ55の車体上方側への突出量を抑制することができる。このため、車両走行時等にパワーユニットPが上下方向に大きく揺動した場合にも、吸気温度センサ55がエアクリーナ装置48の上方側の車体部品と干渉するのを容易に避けることができる。
特に、この実施形態においては、取付座面54が後下がりに傾斜していることから、パワーユニットPの上下揺動時に、吸気温度センサ55がエアクリーナ装置48の上方側で後上がりに傾斜するリヤフレームパイプ14と干渉するのを容易に避けることができる。即ち、後下がりに傾斜している取付座面54に取り付けられた吸気温度センサ55は、取付座面54から斜め上部後方側に向かって突出して、リヤフレームパイプ14の延出方向にほぼ沿う方向を向くことになるため、吸気温度センサ55の先端部は、パワーユニットPの上下揺動時にリヤフレームパイプ14に近接しにくくなる。
したがって、この実施形態の構造を採用することにより、乗員シート28の高さを低く抑えたまま、パワーユニットPの上下方向の揺動ストロークを充分に大きく確保することが可能になる。
また、この実施形態のスクータ型車両1においては、エアクリーナ装置48のケースカバー61の上壁61dに下方に向けて窪む凹形状部53が設けられ、取付座面54がその凹形状部53の内側に形成されているため、吸気温度センサ55の車両上方側への突出量を一層抑えることができるとともに、吸気温度センサ55を凹形状部53の壁によって保護することができる。したがって、パワーユニットPの上下揺動時における吸気温度センサ55の他の部品との干渉をより有利に防止することが可能になり、乗員シート28の高さを低く抑えたうえでの、パワーユニットPの揺動ストロークの確保がさらに容易になる。
さらに、この実施形態のスクータ型車両1では、ケース本体60とケースカバー61の外向きフランジ60a,61aのうちの、上壁61dの凹形状部53に対応する位置に、下方に向けて窪む案内溝57が設けられ、吸気温度センサ55に接続されるハーネス56が案内溝57を通して車幅方向内側に引き出される構造とされているため、ハーネス56がクリーナケース58の上方側に大きく突出するのを抑えることができる。したがって、パワーユニットPの上下揺動時におけるハーネス56と周囲の部材との干渉も未然に防止することができる。
さらに、この実施形態のスクータ型車両1においては、リヤサイドカバー36の下縁部が後上がりに傾斜し、吸気温度センサ55がエアクリーナ装置48のケースカバー61の前部側領域に取り付けられていることから、吸気温度センサ55がパワーユニットPの上下揺動時における変動代の少ないケースカバー61の前部領域に位置されることになる。このため、吸気温度センサ55をリヤサイドカバー36によってより容易にかつ確実に覆い隠すことができる。
また、この実施形態のスクータ型車両1の場合、吸気温度センサ55の検出部55aの一部が、クリーナケース58の内部において、クリーナエレメント59の前面とオーバーラップするようにケースカバー61に取り付けられているため、検出部55aが空気の滞留の少ない部分に位置されることになり、実際の吸入空気の温度をより精度良く検出することが可能になる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、この実施形態においては、取付座面54が後下がりに傾斜しているが、取付座面54は前下がりであっても良い。
1…スクータ型車両
14…リヤフレームパイプ(リヤフレーム部)
28…乗員シート
36…リヤサイドカバー(車体側部カバー)
48…エアクリーナ装置
53…凹形状部
54…取付座面
55…吸気温度センサ
55a…検出部
56…ハーネス
57…案内溝
58…クリーナケース
59…クリーナエレメント
60…ケース本体
60a,60b…外向きフランジ
61c…側壁
61d…上壁
61…ケースカバー
75…未浄化室
76…浄化室
E…エンジン
F…車体フレーム
M…ベルト式無断変速機(動力伝達装置)
P…パワーユニット
WR…後輪

Claims (9)

  1. エンジン(E)と動力伝達装置(M)とを含むパワーユニット(P)の前部が車体フレーム(F)に揺動可能に支持されるとともに、前記パワーユニット(P)の後部に後輪(WR)が支持され、前記エンジン(E)に吸入される外気を濾過するエアクリーナ装置(48)が前記パワーユニット(P)の上部に取り付けられ、
    前記車体フレーム(F)に、前記パワーユニット(P)の上方に設けられた乗員シート(28)と当該パワーユニット(P)との間で車体の側方を覆う車体側部カバー(36)が取り付けられ、
    前記エアクリーナ装置(48)のクリーナケース(58)が、ケース本体(60)と、当該ケース本体(60)の車幅方向外側に取り付けられるケースカバー(61)と、を有し、前記クリーナケース(58)の内部が、クリーナエレメント(59)を介して前記ケースカバー(61)側の未浄化室(75)と前記ケース本体(60)側の浄化室(76)とに隔成され、
    前記クリーナケース(58)に、吸気温度を検出するための吸気温度センサ(55)が取り付けられているスクータ型車両において、
    前記吸気温度センサ(55)は、前記ケースカバー(61)の外部から検出部(55a)が前記未浄化室(75)に臨むように前記ケースカバー(61)の上部に取り付けられるとともに、前記ケースカバー(61)の外部に露出する部分の車幅方向外側が、前記車体側部カバー(36)によって覆われることを特徴とするスクータ型車両。
  2. 前記ケースカバー(61)は、車幅方向外側に位置される側壁(61c)と、当該側壁(61c)の上部から前記ケース本体(60)側に向けて延出する上壁(61d)と、を有し、前記上壁(61d)に前記吸気温度センサ(55)の取付座面(54)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスクータ型車両。
  3. 前記取付座面(54)は、車幅方向外側が車幅方向内側よりも低位となるように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載のスクータ型車両。
  4. 前記取付座面(54)は、車体前後方向に傾斜していることを特徴とする請求項2または3に記載のスクータ型車両。
  5. 前記車体フレーム(F)は、前記エアクリーナ装置(48)の上方側で後上がりに傾斜するリヤフレーム部(14)を含み、前記取付座面(54)は車体前後方向で後下がりに傾斜していることを特徴とする請求項4に記載のスクータ型車両。
  6. 前記ケースカバー(61)の上壁(61d)には下方に向けて窪む凹形状部(53)が設けられ、前記取付座面(54)は当該凹形状部(53)内に形成されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のスクータ型車両。
  7. 前記ケース本体(60)と前記ケースカバー(61)とは外周縁部の外向きフランジ(60a,61a)同士を突き合わせて結合され、
    前記ケース本体(60)と前記ケースカバー(61)の外向きフランジ(60a,61a)のうちの、前記上壁(61d)の前記凹形状部(53)に対応する位置には、下方に向けて窪む案内溝(57)が設けられ、前記吸気温度センサ(55)に接続されるハーネス(56)が前記案内溝(57)を通して車幅方向内側に向けて配線されることを特徴とする請求項6に記載のスクータ型車両。
  8. 前記車体側部カバー(36)の下縁は後上がりに形成され、
    前記吸気温度センサ(55)は、前記ケースカバー(61)の前部側領域に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のスクータ型車両。
  9. 前記吸気温度センサ(55)は、側面視で、前記検出部(55a)の少なくとも一部が、前記クリーナケース(58)の内部において、前記クリーナエレメント(59)とオーバーラップするように前記ケースカバー(61)に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のスクータ型車両。
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