JP2012180803A - 小型車両用エアクリーナ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイング式パワーユニットに支持されたエアクリーナにおいて、吸気温度センサを取り付けるスペースと、好ましい吸気温度検出環境の確保ができ、有効な吸気構造となる小型車両用エアクリーナ構造。
【解決手段】車体フレーム4に上下揺動可能に支持されたスイング式パワーユニット5に、駆動輪7の側方で支持されたエアクリーナ6において、リヤクッション19より後方に、エアクリーナケース60の後端60aが配置され、側面視でリヤクッションと重なる位置に、濾過部76が配置され、エアクリーナケースには、その前側に寄って拡大されたクリーン室64が形成され、クリーン室に、内燃機関へのコネクティングチューブ24が取り付けられるとともに、吸気の温度を検出する吸気温度センサ8が、その検知部8aをクリーン室内に挿入させてエアクリーナケースの外面に取り付けられたことを特徴とする小型車両用エアクリーナ構造。
【選択図】図2

Description

本発明は、スイング式パワーユニットを用いた自動二輪車やバギー車等の小型車両用のエアクリーナの構造に係る。
近年、スイング式パワーユニットを用いた自動二輪車やバギー車等の小型車両においてもFI(Fuel Injection)化が行われ、その場合、燃料噴射装置等の制御のために、吸気温度センサを取り付ける必要が生じるが、スイング式パワーユニットに支持されるエアクリーナは、上方は車体フレーム、車両中心側は後輪、後方はリヤクッションにより、取り付けスペースが制限されるため、さらに吸気温度センサを取り付けるスペースの確保が課題となる。
また、より好ましい吸気温度検出環境の確保と、エアクリーナのより有効な吸気構造が求められている。
スイング式パワーユニットを用いた自動二輪車において、エアクリーナに吸気温度センサを設けたものとして、例えば下記特許文献1には、キャブレータへ供給する補助エアを制御する感温作動弁が、エアクリーナのクリーン室内部に設置され、吸気温度の検出と、それに基づく補助エアの取り出しを行うものが示されている。
特許第3940196号公報(図1〜図4)
上記の特許文献1に示されるものにおいても、スイング式パワーユニットに支持されたエアクリーナに、吸気温度センサが取り付けられているとは言えるが、しかし吸気温度検出の目的が異なるほか、その示されるエアクリーナ構造は、吸気温度センサの本体が感温作動弁ともどもエアクリーナのクリーン室内部中央に設けられているため、クリーン室内を狭隘にしてしまい、取り付け取り外しやメンテナンスに困難を生じ、吸気温度センサの取り付けスペースの問題を解消したものということはできない。また、吸気の通気抵抗となり、吸気構造としても課題を含むものであった。
本発明は、かかる従来技術の課題を解消し、スイング式パワーユニットに支持されたエアクリーナにおいて、吸気温度センサを取り付けるスペースの確保と、より好ましい吸気温度検出環境の確保ができ、より有効な吸気構造となる小型車両用エアクリーナ構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車体フレームに上下揺動可能に支持されたスイング式パワーユニットに、駆動輪の側方で支持されたエアクリーナにおいて、前記車体フレームと前記スイング式パワーユニットとの間に取り付けられたリヤクッションより後方に、エアクリーナケースの後端が配置され、側面視で前記リヤクッションと重なる位置に、濾過部が配置され、前記エアクリーナケースには、その前側に寄って拡大されたクリーン室が形成され、同クリーン室に、内燃機関へのコネクティングチューブが取り付けられるとともに、吸気の温度を検出する吸気温度センサが、その検知部を同クリーン室内に挿入させて前記エアクリーナケースの外面に取り付けられたことを特徴とする小型車両用エアクリーナ構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の小型車両用エアクリーナ構造において、前記吸気温度センサは、前記濾過部と前記コネクティングチューブの入口開口とを結ぶ線に対して上側に偏移した位置に配置されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の小型車両用エアクリーナ構造において、前記エアクリーナは、前記エアクリーナケースを形成する車両外側ケースと車両中心側ケースと、その間に挟まれ未浄化室と前記クリーン室を画成するクリーナエレメントとの、車両進行方向に対して左右方向に3分割された部分を備え、前記車両外側ケースの前寄りに外気吸入管が前向きに取り付けられ、前記車両中心側ケースの前寄りに前記コネクティングチューブが前向きに取り付けられ、前記クリーナエレメントは、前記車両外側ケースと車両中心側ケースに挟まれるベース板部と、同ベース板部に設けられた前記濾過部とを備え、前記エアクリーナ内に開口する前記外気吸入管の出口開口および前記コネクティングチューブの入口開口に対して、前記濾過部が車両後方側に位置したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の小型車両用エアクリーナ構造において、前記車両中心側ケースは、その前部の外面に前記吸気温度センサの取り付け部となる吸気温度センサ収納凹部を備え、同吸気温度センサ収納凹部の後方に前記駆動輪側に膨出する保護壁を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の小型車両用エアクリーナ構造において、前記濾過部は、前記ベース板部に対して車両外側ケース側に偏移して配置され、前記ベース板部には、前記外気吸入管の出口軸線の延長上に同出口軸線に対して傾斜し、前記濾過部の前記未浄化室側の縁部に至る傾斜部が形成されたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の小型車両用エアクリーナ構造において、前記吸気温度センサは、前記傾斜部の背面側に配置されたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の小型車両用エアクリーナ構造において、前記コネクティングチューブの入口開口と前記濾過部とが前後に離間し、その離間部に前記吸気温度センサが配置され、前記外気吸入管の出口開口が前記傾斜部より前方に配置され、同外気吸入管の前側の吸入開口が吸入口カバーで覆われたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の小型車両用エアクリーナ構造において、前記吸気温度センサのセンサケーブルが、前記コネクティングチューブに支持されて、前記エアクリーナに対して車両の他側面に配置された制御ユニットに連結されたことを特徴とする。
請求項1の発明の小型車両用エアクリーナ構造によれば、リヤクッションより後方にエアクリーナケースの後端を配置して前後に長いエアクリーナケースとし、その前側に寄って拡大されたクリーン室が形成されたことで、クリーン室の拡大に伴い、吸気の流れを緩やかにできて、吸気温度センサの検出値をなだらかに安定させることができる。
そのため、内燃機関本体やその周囲からの高温となる排風の、吸入する外気に対する一時的な影響があっても、吸気全体の急激な温度変化を防止できる。したがって、一時的な高温排風の影響を、即、吸気温度の変化として捉えて制御してしまう制御の乱れを抑制でき、吸気温度検出環境がより好ましいものとなる。
また、吸気温度センサは、検知部のみクリーン室内に挿入され、吸気温度センサ本体はエアクリーナケースの外面に取り付けられたので、吸気温度センサの取り付けスペースが得られるとともに、クリーン室内が狭隘化することが防止される。
また、クリーン室内部のエア流れ抵抗物が少なく小さくなり、吸気の流れの乱れや抵抗が少ないため、吸気温度センサの検出値を安定させることができるほか、通気抵抗が低くなるので、より有効で好ましい吸気構造となる。
また、吸気温度センサがエアクリーナケースの外部から取り付けられるので、吸気温度センサの取り付け取り外しやメンテナンスが容易となる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、吸気温度センサが、クリーン室内の吸気流れの主流から外れた位置にあるので、コネクティングチューブからの吹き返しガスの吸気温度センサへの影響を防止できて、温度検出精度を、より安定した高いものとでき、より好適な内燃機関制御が可能となる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、エアクリーナケースの前側のスペースにおいて、未浄化室への外気吸入管の出口開口とクリーン室へのコネクティングチューブの入口開口とを、左右に配置したので、3分割の簡易な構造でありながら、エアクリーナケースの前側を細くできて、エアクリーナケースをより前側に位置させることができ、スイング時の上下揺動スペースが取れる。
また、前後に長い大型のエアクリーナケースとなるので、吸気の衝撃、流速が緩和されて、騒音防止、濾過部等の寿命向上、吸気抵抗低下、等性能が向上する。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、膨出する保護壁により吸気温度センサが吸気温度センサ収納凹部内に保護されて、駆動輪からの巻上げ泥水に対して保護され、吸気温度センサのセンサケーブルの取り回しも保護される。
請求項5の発明によれば、請求項3または請求項4の発明の効果に加え、 ベース板部に形成され、外気吸入管の出口軸線の延長上に出口軸線に対して傾斜し、濾過部の縁部に至る傾斜部によって、外気吸入管からの流れを、ベース板部に対して車両外側ケース側に偏移して配置された濾過部への方向に変流する滑らかな流れとしつつ、傾斜部の背面側がクリーン室側の容積を増加させて、クリーン室内の吸気の流れを緩やかにでき、吸気温度の検出をより安定化できる。
請求項6の発明によれば、請求項5の発明の効果に加え、傾斜部によるその背面側のクリーン室の容積増加により、緩やかになった吸気の流れにおいて吸気温度センサが吸気温度を検出するので、吸気温度の検出がより安定化する。
請求項7の発明によれば、請求項5の発明の効果に加え、吸気温度センサが、コネクティングチューブの入口開口と濾過部との間の離間空間で安定した吸気流れの吸気温度を検出し易く、吸入口カバーによる保護による前方からの埃侵入防止効果の追加により、濾過部と外気吸入管の出口開口との距離を十分に確保できるように外気吸入管を前寄りに配置できて、濾過部の前後の吸気流れをスムーズにして吸気温度検出精度をより安定なものとでき、より好適な内燃機関制御が可能となる。
請求項8の発明によれば、請求項1ないし請求項7のいずれかの発明の効果に加え、吸気温度センサのセンサケーブルを、コネクティングチューブに沿って隙間スペースに配置して、車両の他側面へ導くことができ、保持方法も簡略化できる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の、前輪側を図示省略した要部左側面図である。 図1中、概ねII−II矢視による、車体フレームとカバー類を省略して示す、本実施形態に係る自動二輪車の、吸入口カバーを外したエアクリーナおよびスイング式パワーユニット等の要部平面図である。 本実施形態のエアクリーナの、全体構成説明用の分解斜視図である。 本実施形態のエアクリーナの、吸入口カバーを外した全体平面図である。 図4中、V−V矢視による、本実施形態のエアクリーナの吸入口カバーを外した全体左側面図である。 図4中、VI−VI矢視による、本実施形態のエアクリーナの車両中心側ケースの、内面を示す左側面図である。 図4中の図示と同じ向きで取り出して示す、クリーナエレメントの説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る小型車両用エアクリーナ構造を、図1から図7に基づき説明する。
なお、本明細書の説明および特許請求の範囲における前後左右上下等の向きは、本実施形態に係るエアクリーナを支持したスイング式パワーユニットを、車両、特に自動二輪車等の小型車両に取り付けた状態での車両の向きに従うものとする。図中、矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、UPは車両上方を、それぞれ示す。
また、図中、添記した黒小矢印は外気より吸入された吸気の流れを、白抜き小矢印はエアクリーナの濾過部を通過したクリーン室側の吸気の流れを、模式的に示す。
本発明の一実施形態に係る小型車両として、図1にスクータ型の自動二輪車1の、前輪側を図示省略した要部左側面を示す。
自動二輪車1は、内燃機関2と後輪への動力伝達装置3とが一体化されて、車体フレーム4に対して上下揺動自在に取り付けられたスイング式パワーユニット(以下、単に「パワーユニット」という)5を、乗員用シート10の下方に備えており、内燃機関2は、単気筒の4ストロークサイクル内燃機関である。パワーユニット5は、パワーユニットケース50のクランク軸20を自動二輪車1の車幅方向に配向させて、自動二輪車1に搭載される。
また、パワーユニット5には内燃機関2の吸気用のエアクリーナ6が支持されている。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車1では、図示省略されているが、車体フレーム4の前端部に位置するヘッドパイプに、前輪を軸支する左右一対のフロントフォークがステアリングステムを介して操舵可能に枢支される。また、ステアリングステムの上部には、操舵用のハンドルが取り付けられる。
車体フレーム4は、ヘッドパイプから斜め下がり後方へメインフレームが接続し、図1に示されるように、その下部において左右一対のメインフレーム40A、40Aに分岐してほぼ水平後方に延出して、ヘッドパイプと乗員用シート10との間を低部として跨ぎ易さを向上させた鞍部41を形成する。
鞍部41上には、ステップフロア11が図示しないフロントカバーの下部後方と接続して設けられている。
メインフレーム40A、40Aは、ステップフロア11の後方で屈曲部42をなして、左右一対の後部メインフレーム40B、40Bとして後方へ斜め上がりに延出した後、勾配を減じるように折れ曲がって後方に延出する。
後部メインフレーム40B、40B間には、前方から収納ボックス12、燃料タンク13等が支持され、その上部を覆うように乗員用シート10が支持されている。
左右対をなすメインフレーム40A、40A、後部メインフレーム40B、40Bはそれぞれ、車幅方向のフレームによって左右連結される。
なお、図1中の符号14はリヤフェンダ、15はメインスタンド、16はサイドスタンド、である。メインスタンド15、サイドスタンド16は、走行中等不使用状態を実線で、使用状態を二点鎖線で示されている。
車体フレーム4は、主に合成樹脂からなるボディカバー17により覆われている。
パワーユニット5は、その前部の内燃機関2と後部左側の動力伝達装置3とを一体化し
てなり、そのパワーユニットケース50の前方下部にハンガー部51を備えている。
パワーユニット5はハンガー部51において、懸架リンク18を介して、メインフレーム40A、40Aから後部メインフレーム40B、40Bへの屈曲部42に取り付けられたピボットプレート43に、上下揺動可能に支持され、且つパワーユニット5の後部左側がリヤクッション19を介して後部メインフレーム40B、40Bに近接離反可能に支持される。
また、パワーユニットケース50の後部側に設けられた動力伝達装置3の後端部には、自動二輪車1の駆動輪である後輪7が、右側に隣接して軸支される。
パワーユニットケース50の前方側には、水平に近く前傾して、シリンダブロック、シリンダヘッド、シリンダヘッドカバーが順次積み重ねられるように締結された、内燃機関2のシリンダ部21が備えられている。
後輪7の左側方で、パワーユニット5の動力伝達装置3の上部、すなわちパワーユニットケース50の上部には、エアクリーナ6のエアクリーナケース60がその後端60aを、車体フレーム4とパワーユニット5との間に取り付けられたリヤクッション19より後方に配置させて、支持されている。
内燃機関2のシリンダ部(シリンダヘッド)21の上部から延出した吸気管22は、後方に湾曲してスロットルボディ23とコネクティングチューブ24を介して、エアクリーナケース60の前部において後述のクリーン室64に接続される。図1中、25は燃料噴射装置である。
また、シリンダ部(シリンダヘッド)21からは、下方に向けて図示しない排気管が延出し、排気管は右側へ迂回して車体右側に配設されたサイレンサ26に接続している。
図3に示されるように(図4、図5も参照)、エアクリーナ6は、車両進行方向に対して左右方向に3分割されて構成され、エアクリーナケース60を形成する車両外側ケース61および車両中心側ケース62と、その間に挟まれ未浄化室63とクリーン室64を画成するクリーナエレメント65との、3つの部分を備え、互いに締結されている。
なお、図3中、66はシール部材である。また、9は後述の吸入口カバーであり、内側カバー90と外側カバー91からなり、車両外側ケース61の前部を覆う。
すなわち、エアクリーナケース60内にクリーナエレメント65が設けられ、左右方向に面を向けて平板状に配置されたクリーナエレメント65によってエアクリーナケース60の内部が仕切られる。
クリーナエレメント65の左面側で車両外側ケース61内側には、未浄化室63が形成され、車両外側ケース61の前寄りに、外気を吸入する外気吸入管67が前向きに取り付けられている。外気吸入管67の出口開口68は、未浄化室63内で後ろ向きに開口する(図4参照)。
クリーナエレメント65の右面側で車両中心側ケース62内側には、クリーン室64が形成され、車両中心側ケース62の前寄りに、クリーン室64内の浄化された吸気を内燃機関2へスロットルボディ23経由供給するコネクティングチューブ24が、前向きに取り付けられている。コネクティングチューブ24の入口開口70は、クリーン室64内で後ろ向きに開口し(図4参照)、吸気下流側の出口開口71は、スロットルボディ23と接続している(図1、図2参照)。
また、クリーナエレメント65は、図4中の破線での図示と同じ向きで取り出して、図7に示すように、車両外側ケース61と車両中心側ケース62とに挟まれて保持されるベース板部75と、ベース板部75に設けられた濾過部76とを備えており、濾過部76において、吸入された外気である吸気が未浄化室63からクリーン室64へ通過する際に、吸気中の塵埃等が濾過されて、吸気の浄化が行われる。
エアクリーナ6の未浄化室63内に開口する外気吸入管67の出口開口68、およびクリーン室64内に開口するコネクティングチューブ24の入口開口70に対して、濾過部76は離間して車両後方側に位置しており、図1に示されるように、側面視で、濾過部76はリヤクッション19と重なる位置に配置される。
したがって、エアクリーナ6は、後端位置がリヤクッション19によって制約されず、前後方向に十分長く構成でき、濾過部76は十分大きいフィルター面積を備えたものとすることができる。
また、前後に細長い形態となるため、十分なエアクリーナ6容積を確保しつつ上下寸法を抑制できるので、車体フレーム4との干渉が緩和され、パワーユニット5の上下揺動のための車体高の増大を抑制できる。
そのため、図2、図4に示されるように、エアフィルタケース60は、車幅方向に張り出すことを避けつつ、隣接するリヤクッション19をかわすために、リヤクッション19の位置に合わせて、車両中心側ケース62の車両中心側外面に上下方向の溝状凹部77を設けて形成されている。
その結果、車両中心側ケース62の後部は、相対的に左右方向寸法が小さい部分が生じるが、溝状凹部77より前方の、車両中心側ケース62の前部は車両中心側に拡大させて、十分なクリーン室64の容積が得られている。
すなわち、エアクリーナケース60には、その前側に寄って拡大された拡大部64aを備えたクリーン室64が形成されている。
また、濾過部76は、濾紙等の濾材を充填して、ベース板部75と略平行に配置されるが、ベース板部75に対して車両外側ケース61側に偏移して配置されている。すなわち、未浄化室63側に突出している。
さらに、ベース板部75には、図4に示されるように、未浄化室63内において、外気吸入管68の出口軸線Xの延長上に出口軸線Xに対して傾斜し、濾過部76の突出した縁部76aに至る傾斜部75aが形成されている(図7参照)。
したがって、クリーン室64は、拡大部64aを備えたことに加え、濾過部76の偏移配置によって、容積の減少が抑制されるとともに、ベース板部75の傾斜部75aの背面75b側がクリーン室64の容積、流路断面積を増加させるので、クリーン室64内の吸気の流れの乱れが防止され、流れが穏やかになる。
吸気温度センサ8は、傾斜部75aの背面75b側に設けられるので、穏やかな吸気の流れにおいて安定した吸気温度を検出できる。
一方、未浄化室63においては、外気吸入管68から流入した外気が、傾斜部75aによって導かれ、流れの乱れを抑えつつ未浄化室63の後部へと送り込まれるので、エアクリーナ6の後部寄りに設けた大面積の濾過部76に、外気がまんべんなく十分に供給され、浄化性能が向上する。
図4に示されるように、エアクリーナケース60の車両中心側ケース62の前部の上部外面には、吸気温度センサ8を取り付けるための吸気温度センサ収納凹部80が、車幅方向の溝状に設けられている。
また、吸気温度センサ収納凹部80はその車体外方端に、車体中心側に向いた吸気温度センサ取り付け面80aを備え、吸気温度センサ取り付け面80aには、図6に示されるように、吸気温度センサ8の検知部8aをクリーン室64内に挿入させるための検知部挿入孔81と、吸気温度センサ8を取り付けるための締結孔82を備えている。
吸気温度センサ8は、図3、図4に示すようにその取り付け中心線Yを車幅方向にして、車両中心側ケース62の上部外面の吸気温度センサ収納凹部80において、検知部8aを検知部挿入孔81からクリーン室64内に挿入させ、吸気温度センサ取り付け面80aに締結されてエアクリーナケース60の外面に取り付けられる。なお、挿入部、締結部はシール構造を備える。
吸気温度センサ8は、燃料噴射装置25等の制御のため、その検出信号を制御ユニット85に送るセンサケーブル86が接続される。
本実施形態の自動二輪車1においては、車両左側はパワーユニット5やエアクリーナ6等が設けられてスペースに制約があり、制御ユニット85は車両右側に設けられている。
そのため、図2に示されるように(図4も参照)、吸気温度センサ8を出たセンサケーブル86は、一旦エアクリーナケース60上のフック部87で支持された後、コネクティングチューブ24に形成されたフック部24aで支持されてコネクティングチューブ24に沿う隙間88を延出し、他のケーブルとコンバインされたハーネス86′となって、パワーユニットケース50とシリンダ部21との境界上方の左右方向の隙間89を通り、自動二輪車1の左右反対側に設けられた制御ユニット85に接続されている。したがって、センサケーブル86の支持が簡略化され、隙間スペースが有効に用いられている。
なお、吸気温度センサ収納凹部80の後方には、後輪7側に膨出する保護壁80bが形成されており、吸気温度センサ収納凹部80内に収納されている吸気温度センサ8が、後輪7からの巻上げ泥水等から保護されるとともに、センサケーブル86も保護され、その取り回しが容易となっている。
また、図6に車両中心側ケース62の内面が示されるように、吸気温度センサ8は、内面上方の検知部挿入孔81に検出部8aを挿入してエアクリーナケース60の外面に取り付けられるが、検知部挿入孔81は、濾過部76とコネクティングチューブ24の入口開口70とを結ぶ線Zに対して上側に偏移した位置に配置されている。
また、コネクティングチューブ24の入口開口70と濾過部76とは前後に離間して配置され、外気吸入管68の出口開口69は、傾斜部75aより前方に配置されており、検知部挿入孔81は、コネクティングチューブ24の入口開口70と濾過部76との離間部64bに設けられている。
したがって、吸気温度センサ8の検出部8aが、クリーン室64内の吸気流れの主流から外れた位置にあるので、コネクティングチューブ24からの吹き返しガスがあっても、吸気温度センサ8への影響が少ない。
また、吸気温度センサ8が、離間部64bの離間空間で安定した吸気流れの吸気温度を検出し易い。
なお、図2、図4、図5において、本実施形態のエアクリーナ6は、図3で示した吸入口カバー9を外した状態で、エアクリーナケース60を示している。
本実施形態のエアクリーナ6は、エアクリーナケース60の前部に、図3に示される内側カバー90、外側カバー91からなる吸入口カバー9を、図1に示されるように装着するものである。
すなわち、車両外側ケース61の前方で前向きに取り付けられた外気吸入管67の前方先端の吸入開口69は、車両外側ケース61から前方に突出するが、その両側を吸入口カバー9の内側カバー90と外側カバー91に覆われる。
外側カバー91には側方に開口する吸気開口91aが設けられ、車体側方から導入された外気が、外側カバー91と内側カバー90の間を通って、外気吸入管67の前方先端の吸入開口69から吸入される。
したがって、吸入口カバー9による保護により前方からの埃侵入が防止されるので、濾過部76と外気吸入管67の出口開口68との距離を十分に確保できるように外気吸入管67を前寄りに配置できて、濾過部76の前後の吸気流れがスムーズになる。
以上に記した本実施形態の小型車両用エアクリーナ構造においては、吸入カバー9の吸気開口91aから吸入された外気は、外気吸入管67を通り、エアクリーナ6の未浄化室63に入り、その後部にあるクリーナエレメント65の濾過部76を通過することによって浄化され、クリーン室64に入る。
クリーン室64内において浄化後の吸気は、クリーン室64内の前部に位置するコネクティングチューブ24の入口開口70に向かって流れるとともに、燃料噴射装置等の制御のための空気温度センサで吸気温度を検出され、入口開口70から、コネクティングチューブ24、スロットルボディ23、吸気管22経由、内燃機関2のシリンダ部21に供給される。
その際、上記したようなエアクリーナ構造によって、吸気温度センサ8およびセンサケーブル86を取り付ける好ましいスペースの確保ができた。
また、内燃機関周囲の高温外気が吸入されてもその影響を受け難く、安定した吸気流れの温度検出ができる好ましい吸気温度検出環境の確保ができ、さらに通気抵抗の少ない、より有効な吸気構造が得られた。
以下、本実施形態の小型車両用エアクリーナ構造の特徴について述べる。
すなわち、本実施形態の小型車両用エアクリーナ構造は、車体フレーム4に上下揺動可能に支持されたパワーユニット5に、後輪7の側方で支持されたエアクリーナ6において、車体フレーム4とパワーユニット5との間に取り付けられたリヤクッション19より後方に、エアクリーナケース60の後端60aが配置され、側面視でリヤクッション19と重なる位置に、濾過部76が配置されている。
エアクリーナケース60には、その前側に寄って拡大されたクリーン室64が形成され、クリーン室64に、内燃機関2へのコネクティングチューブ24が取り付けられるとともに、吸気の温度を検出する吸気温度センサ8が、その検知部8aをクリーン室64内に挿入させてエアクリーナケース60の外面に取り付けられている。
したがって、リヤクッション19より後方にエアクリーナケース60の後端60aを配置して、前後に長いエアクリーナケース60とし、その前側に寄って拡大された拡大部64aを備えたクリーン室64が形成されたことで、クリーン室64の拡大に伴い、吸気の流れを緩やかにできて、吸気温度センサ8の検出値をなだらかに安定させることができる。
そのため、内燃機関2本体やその周囲からの高温となる排風の、吸入する外気に対する一時的な影響があっても、吸気全体の急激な温度変化を防止できる。したがって、一時的な高温排風の影響を、即、吸気温度の変化として捉えて制御してしまう制御の乱れを抑制でき、吸気温度検出環境がより好ましいものとなる。
また、吸気温度センサ8は、検知部8aのみクリーン室64内に挿入され、吸気温度センサ8本体はエアクリーナケース60の外面に取り付けられたので、吸気温度センサの取り付けスペースが得られるとともに、クリーン室64内が狭隘化することが防止される。
また、クリーン室64内部のエア流れ抵抗物が少なく小さくなり、吸気の流れの乱れや抵抗が少ないため、吸気温度センサ8の検出値を安定させることができるほか、通気抵抗が低くなるので、より有効で好ましい吸気構造となる。
また、吸気温度センサ8がエアクリーナケース60の外部から取り付けられるので、吸気温度センサ8の取り付け取り外しやメンテナンスが容易となる。
また、吸気温度センサ8は、濾過部76とコネクティングチューブ24の入口開口70とを結ぶ線Zに対して上側に偏移した位置に配置されたので、吸気温度センサ8が、クリーン室64内の吸気流れの主流から外れた位置にあるため、コネクティングチューブ24からの吹き返しガスの吸気温度センサ8への影響を防止できて、温度検出精度を、より安定した高いものとでき、より好適な内燃機関制御が可能となる。
また、エアクリーナ8は、エアクリーナケース60を形成する車両外側ケース61と車両中心側ケース62と、その間に挟まれ未浄化室63とクリーン室64を画成するクリーナエレメント65との、車両進行方向に対して左右方向に3分割された部分を備えている。
また、車両外側ケース61の前寄りに外気吸入管67が前向きに取り付けられ、車両中心側ケース62の前寄りにコネクティングチューブ24が前向きに取り付けられ、クリーナエレメント65は、車両外側ケース61と車両中心側ケース62に挟まれるベース板部75と、ベース板部75に設けられた濾過部76とを備えており、エアクリーナ6内に開口する外気吸入管67の出口開口68およびコネクティングチューブ24の入口開口70に対して、濾過部が車両後方側に位置している。
そのため、エアクリーナケース60の前側のスペースにおいて、未浄化室63への外気吸入管67の出口開口68とクリーン室64へのコネクティングチューブ24の入口開口70とを、左右に配置したので、3分割の簡易な構造でありながら、エアクリーナケース60の前側を細くできて、エアクリーナケース60をより前側に位置させることができ、スイング時の上下揺動スペースが取れる。
また、前後に長い大型のエアクリーナケース60となるので、吸気の衝撃、流速が緩和されて、騒音防止、濾過部76等の寿命向上、吸気抵抗低下、等性能が向上する。
また、車両中心側ケース62は、その前部の上部外面に吸気温度センサ8の取り付け部となる吸気温度センサ収納凹部80を備え、吸気温度センサ収納凹部80の後方に後輪7側に膨出する保護壁80bを有するので、膨出する保護壁80bにより吸気温度センサ8が吸気温度センサ収納凹部80内に保護されて、後輪7からの巻上げ泥水に対して保護され、吸気温度センサ8のセンサケーブル86の取り回しも保護される。
また、濾過部76は、ベース板部75に対して車両外側ケース側に偏移して配置され、ベース板部75には、外気吸入管67の出口軸線Xの延長上に出口軸線Xに対して傾斜し、濾過部76の未浄化室63側の縁部76aに至る傾斜部75aが形成されたので、傾斜部76aによって、外気吸入管67からの吸気流れを、ベース板部75に対して車両外側ケース61側に偏移して配置された濾過部76への方向に変流する滑らかな流れとできる。
また、傾斜部75aの背面75b側がクリーン室64の容積を増加させて、クリーン室64内の吸気の流れを緩やかにでき、吸気温度の検出をより安定化できる。
また、吸気温度センサ8は、傾斜部75aの背面75b側に配置されたので、傾斜部75aによるその背面75b側のクリーン室64の容積増加により、緩やかになった吸気の流れにおいて吸気温度センサ8が吸気温度を検出するので、吸気温度の検出がより安定化する。
また、コネクティングチューブ24の入口開口70と濾過部76とが前後に離間し、その離間部64bに吸気温度センサ8が配置され、外気吸入管67の出口開口68が傾斜部65aより前方に配置され、外気吸入管67の前側の入口開口69が吸入口カバー9で覆われている。
したがって、吸気温度センサ8が、コネクティングチューブ24の入口開口70と濾過部76との間の離間部64bで安定した吸気流れの吸気温度を検出し易く、吸入口カバー9による保護による前方からの埃侵入防止効果の追加により、濾過部76と外気吸入管67の出口開口68との距離を十分に確保できるように外気吸入管67を前寄りに配置できて、濾過部76の前後の吸気流れをスムーズにして吸気温度検出精度をより安定なものとでき、より好適な内燃機関制御が可能となる。
また、吸気温度センサ8のセンサケーブル86が、コネクティングチューブ24に支持されて、エアクリーナ6に対して自動二輪車1の他側面に配置された制御ユニット85に連結されたので、吸気温度センサ8のセンサケーブル86を、コネクティングチューブ24に沿って隙間スペース88、89に配置して、自動二輪車1の他側面へ導くことができ、保持方法も簡略化できる。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明の態様が上記実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むことは勿論である。
1…自動二輪車、2…内燃機関、3…動力伝達装置、4…車体フレーム、5…パワーユニット(スイング式パワーユニット)、6…エアクリーナ、7…後輪(駆動輪)、8…吸気温度センサ、8a…検知部、9…吸入口カバー、21…シリンダ部、22…吸気管、23…スロットルボディ、24…コネクティングチューブ、24a…フック部、25…燃料噴射装置、50…パワーユニットケース、60…エアクリーナケース、60a…後端、61…車両外側ケース、62…車両中心側ケース、63…未浄化室、64…クリーン室、64a…拡大部、64b…離間部、65…クリーナエレメント、67…外気吸入管、68…出口開口、69…吸入開口、70…入口開口、75…ベース板部、75a…傾斜部、75b…背面、76…濾過部、76a…縁部、80…吸気温度センサ収納凹部、81…検知部挿入孔、85…制御ユニット、86…センサケーブル、86′…ハーネス

Claims (8)

  1. 車体フレーム(4)に上下揺動可能に支持されたスイング式パワーユニット(5)に、駆動輪(7)の側方で支持されたエアクリーナ(6)において、
    前記車体フレーム(4)と前記スイング式パワーユニット(5)との間に取り付けられたリヤクッション(19)より後方に、エアクリーナケース(60)の後端(60a)が配置され、
    側面視で前記リヤクッション(19)と重なる位置に、濾過部(76)が配置され、
    前記エアクリーナケース(60)には、その前側に寄って拡大されたクリーン室(64)が形成され、
    同クリーン室(64)に、内燃機関(2)へのコネクティングチューブ(24)が取り付けられるとともに、吸気の温度を検出する吸気温度センサ(8)が、その検知部(8a)を同クリーン室(64)内に挿入させて前記エアクリーナケース(60)の外面に取り付けられたことを特徴とする小型車両用エアクリーナ構造。
  2. 前記吸気温度センサ(8)は、前記濾過部(76)と前記コネクティングチューブ(24)の入口開口(70)とを結ぶ線(Z)に対して上側に偏移した位置に配置されたことを特徴とする請求項1記載の小型車両用エアクリーナ構造。
  3. 前記エアクリーナ(6)は、前記エアクリーナケース(60)を形成する車両外側ケース(61)と車両中心側ケース(62)と、その間に挟まれ未浄化室(63)と前記クリーン室(64)を画成するクリーナエレメント(65)との、車両進行方向に対して左右方向に3分割された部分を備え、
    前記車両外側ケース(61)の前寄りに外気吸入管(67)が前向きに取り付けられ、
    前記車両中心側ケース(62)の前寄りに前記コネクティングチューブ(24)が前向きに取り付けられ、
    前記クリーナエレメント(65)は、前記車両外側ケース(61)と車両中心側ケース(62)に挟まれるベース板部(75)と、同ベース板部(75)に設けられた前記濾過部(76)とを備え、前記エアクリーナ(6)内に開口する前記外気吸入管(67)の出口開口(68)および前記コネクティングチューブ(24)の入口開口(70)に対して、前記濾過部(76)が車両後方側に位置したことを特徴とする請求項2記載の小型車両用エアクリーナ構造。
  4. 前記車両中心側ケース(62)は、その前部の外面に前記吸気温度センサ(8)の取り付け部となる吸気温度センサ収納凹部(80)を備え、
    同吸気温度センサ収納凹部(80)の後方に前記駆動輪(7)側に膨出する保護壁(80b)を有することを特徴とする請求項3記載の小型車両用エアクリーナ構造。
  5. 前記濾過部(76)は、前記ベース板部(75)に対して車両外側ケース(61)側に偏移して配置され、
    前記ベース板部(75)には、前記外気吸入管(67)の出口軸線(X)の延長上に同出口軸線(X)に対して傾斜し、前記濾過部(76)の前記未浄化室(63)側の縁部(76a)に至る傾斜部(75a)が形成されたことを特徴とする請求項3または請求項4記載の小型車両用エアクリーナ構造。
  6. 前記吸気温度センサ(8)は、前記傾斜部(75a)の背面(75b)側に配置されたことを特徴とする請求項5記載の小型車両用エアクリーナ構造。
  7. 前記コネクティングチューブ(24)の入口開口(70)と前記濾過部(76)とが前後に離間し、その離間部(64b)に前記吸気温度センサ(8)が配置され、
    前記外気吸入管(67)の出口開口(68)が前記傾斜部(75a)より前方に配置され、同外気吸入管(67)の前側の吸入開口(69)が吸入口カバー(9)で覆われたことを特徴とする請求項5記載の小型車両用エアクリーナ構造。
  8. 前記吸気温度センサ(8)のセンサケーブル(86)が、前記コネクティングチューブ(24)に支持されて、前記エアクリーナ(6)に対して車両(1)の他側面に配置された制御ユニット(85)に連結されたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか記載の小型車両用エアクリーナ構造。
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