JP6061395B2 - 鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナ - Google Patents

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Description

本発明は,クリーナケースを,車両に取り付けられるケース本体と,このケース本体に分離可能に結合されるケースカバーとで構成し,このクリーナケース内を,クリーナエレメントを保持しながら前記ケース本体及びケースカバー間に挟持されるエレメントホルダにより,大気に連なる未浄化室と,エンジンの吸気管に連なる浄化室とに区画し,クリーナケースに,その内部の温度を検出する吸気温センサを取り付けてなる,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナの改良に関する。
従来,かゝる鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナは,下記特許文献1に開示されるように,既に知られており,その吸気温センサは,クリーナケース内の温度をエンジンの吸気温として検出するもので,その検出した吸気温は,エンジンへの燃料噴射量等の制御要素に利用される。
特開2012−180803号公報
従来のかゝる鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナでは,図12に示すように,吸気温センサ21をクリーナケース5のケース本体6に取り付けて,その検出部21aを浄化室12に臨ませている。そして,吸気温センサ21及びケース本体6間のシールを確保するために,吸気温センサ21の取り付けフランジ21fとケース本体6との間に,吸気温センサ21を囲繞するシール部材51を介装した上で,取り付けフランジ21f(合成樹脂製)を,それに埋設した金属カラー52と共にボルト50によりケース本体6に締結するという,部品点数が多く比較的コストの高いシール構造を採用している。
そこで,吸気温センサ21周りのシール構造を簡素化するために,図13〜図15に示すように,吸気温センサ21をクリーナケース5のケースカバー7に安価なグロメット22を介して取り付けて,その検出部21aを未浄化室11に臨ませることが考えられる。図13に示すクリーナケース5は,ケースカバー7が車両の左右方向外側を向くように配置されるものであり,図14及び図15に示すクリーナケース5は,ケースカバー7が車両の前方を向くように配置されるものである。このようにすると,万一,車両に大きな振動が加わる等により,グロメット22に瞬間的にシール不良が発生して,吸気温センサ21の周囲から未浄化室11に外気が流入しても,その外気は,クリーナエレメント9で浄化されて浄化室12へと流れるので,不都合はない。しかしながら,クリーナエレメント9の交換等のメンテナンス時など,ケースカバー7をケース本体6から取り外す場合には,ケースカバー7と共に吸気温センサ21を動かすことになるから,吸気温センサ21のカプラに接続されるリード線23に拘束されてケースカバー7の取り外し場所が制限されたり,カプラからリード線23を外す必要に迫られたりする。また鞍乗り型車両の種類によっては,図13に示すように,ケースカバー7が車両の左右方向外側に配置されるので,吸気温センサ21が車両の外観に影響を与える場合がある。また吸気温センサ21に外部の他物が接触しないように,それを覆う専用のカバーを設ける必要が生じる。例えば,図14及び図15に示すように,ケースカバー7が車両の前方を向くようにクリーナケース5を配置したものでは,そのケースカバー7に取り付けた吸気温センサ21を,その前方に配置されるレッグシールドLにより覆う等の対応が必要な場合がある。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,吸気温センサをケース本体に取り付けるにも拘らず,その検出部を浄化室に臨ませるようにして,吸気温センサ周りのシール構造の簡素化を図ると共に,吸気温センサを不動としたまゝ,ケースカバーの取り外しを可能にしてメンテナンスの容易化を図ることができ,また専用のカバーを設けずに吸気温センサを保護し得る,前記鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,クリーナケースを,車両に取り付けられるケース本体と,このケース本体に分離可能に結合されるケースカバーとで構成し,このクリーナケース内を,クリーナエレメントを保持しながら前記ケース本体及びケースカバー間に挟持されるエレメントホルダにより,大気に連なる未浄化室と,エンジンの吸気管に連なる浄化室とに区画し,クリーナケースに,その内部の温度を検出する吸気温センサを取り付けてなる,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナにおいて,前記ケースカバーが車両外側を向くと共に前記ケース本体が車両内側を向くようにクリーナケースを配置し,前記ケース本体に,前記未浄化室に臨む段部を有する凹部を形成し,前記段部に,検出部を前記未浄化室に臨ませる前記吸気温センサを取り付けたことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記段部に,前記未浄化室に開口する取り付け孔を設け,この取り付け孔にグロメットを介して吸気温センサを嵌装したことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第2の特徴に加えて,前記ケース本体及びエレメントホルダの接合面間に,前記浄化室を囲繞する第1シールリングを,また前記ケースカバー及びエレメントホルダの接合面間に,前記未浄化室を囲繞する第2シールリングをそれぞれ介装し,これら第1及び第2シールリングの平面視で,これら第1及び第2シールリング間に挟まる領域に前記取り付け孔を配置したことを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は,第3の特徴に加えて,前記ケースカバーが車両の車幅方向外側を向くと共に前記ケース本体が車両の車幅方向内側を向くようにクリーナケースを配置し,前記ケース本体の上部に前記凹部を形成して,この凹部の下側壁を前記ケース本体の側壁の一部で構成し,前記吸気温センサは,その外端にカプラを有し,前記段部より露出した前記吸気温センサの,前記カプラを含む露出部を前記凹部に配置したことを第4の特徴とする。
さらにまた本発明は,第4の特徴に加えて,前記凹部の前側壁を前記ケース本体の側壁の一部で構成したことを第5の特徴とする。
さらにまた本発明は,第4又は第5の特徴に加えて,前記鞍乗り型車両は,前部にエンジンを有すると共にこのエンジンにより駆動される後輪を後部に支持しながら車体フレームに上下揺動可能に支持されるパワーユニットと,このパワーユニット及びその上部の車体フレーム間を連結して前記パワーユニットの上下揺動を緩衝するクッションユニットとを備え,前記パワーユニットの上部に前記クリーナケースを取り付けると共に,前記ケース本体の後端部に,前記吸気温センサを配置する前記凹部を形成し,前記吸気温センサの後側面を前記クッションユニットに対面させたことを第6の特徴とする。
さらにまた本発明は,第4の特徴に加えて,前記ケース本体の前後方向中間部に前記凹部を形成して,この凹部の前側壁及び後側壁を前記ケース本体の側壁の一部で構成したことを第7の特徴とする。
さらにまた本発明は,第2の特徴に加えて,前記未浄化室を,前記クリーナエレメントが臨む未浄化室主部と,この未浄化室主部を大気に連通すべく前記エレメントホルダを貫通する入口通路とで構成し,前記ケース本体に,前記入口通路に臨む段部を有する凹部を形成し,前記段部に,検出部を前記入口通路に臨ませる前記吸気温センサを取り付けたことを第8の特徴とする。
さらにまた本発明は,第8の特徴に加えて,前記ケースカバーが車両前方を向くと共に前記ケース本体が車両後方を向くようにクリーナケースを配置し,前記ケース本体の上部に,前記段部を前記入口通路に臨ませる前記凹部を形成して,この凹部の下側壁を前記ケース本体の側壁の一部で構成し,前記吸気温センサは,その外端にカプラを有し,前記段部より露出した前記吸気温センサの,前記カプラを含む露出部を前記凹部に配置したことを第9の特徴とする。
さらにまた本発明は,第3の特徴に加えて,前記未浄化室を,前記クリーナエレメントが臨む未浄化室主部と,この未浄化室主部を大気に連通すべく前記エレメントホルダを貫通する入口通路とで構成し,前記入口通路をクリーナケースの一側部に配置し,クリーナケースの他側部の前記ケース本体に,前記未浄化室主部に臨む段部を有する凹部を形成し,前記段部に,検出部を前記未浄化室主部に臨ませる前記吸気温センサを取り付けたことを第10の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,クリーナケースは,ケースカバーが車両外側を向くと共にケース本体が車両内側を向くように配置されるので,クリーナエレメントの清掃等のメンテナンスを行う際には,車両の外側方からケースカバーを取り外すことにより,これを容易に行うことができる。しかも吸気温センサは,ケース本体に取り付けられるので,ケースカバーの取り外しは,吸気温センサやそれに接続されるリード線に干渉されることなく自由に行うことができ,メンテナンス性が良好となる。また吸気温センサは,車両の外側に露出しないので,車両の外観を損じることがないのみならず,他物との接触を回避でき,その耐久性を高めることができ,また専用の保護カバーを不要として,コストの低減をも図ることができる。その上,吸気温センサは,その検出部を未浄化室に臨ませながら,ケース本体の凹部の段部に取り付けられるので,吸気温センサの取り付け部において万一,シール不良が発生し,外気がその取り付け部から未浄化室に浸入しても,その外気はクリーナエレメントで濾過されて浄化室に移ることになり,支障を来すことはない。したがって吸気温センサの取り付け構造の簡素化及び低廉化を図ることができる。
本発明の第2の特徴によれば,取り付け孔のシールを安価なグロメットにより達成することができる。
本発明の第3の特徴によれば,万一,外気が取り付け孔に浸入した場合,その外気の浄化室への短絡を第1及び第2シールリングにより防ぐことができる。
本発明の第4の特徴によれば,吸気温センサのカプラを含む露出部の下側面をケース本体の側壁で保護することができ,吸気温センサ専用の保護カバーを不要にしながら吸気温センサの耐久性を高めることができる。
本発明の第5の特徴によれば,吸気温センサのカプラを含む露出部の前側面をケース本体の側壁で保護することができ,したがって吸気温センサ専用の保護カバーを不要とすることができる。
本発明の第6の特徴によれば,吸気温センサのカプラを含む露出部の後側面をクッションユニットにより保護することができる。
本発明の第7の特徴によれば,吸気温センサのカプラを含む露出部の前側面及び後側面をケース本体の側壁で保護することができ,したがって吸気温センサ専用の保護カバーを不要とすることができる。
本発明の第8の特徴によれば,未浄化室を,クリーナエレメントが臨む未浄化室主部と,この未浄化室主部を大気に連通すべくエレメントホルダを貫通する入口通路とで構成したので,入口通路により吸気音の低減を図ることができる。吸気温センサは,その検出部を入口通路に臨ませているので,吸気温センサによる未浄化室主部の容量の減少を防ぎ,濾過性能の向上を図ることができる。
本発明の第9の特徴によれば,ケースカバーが車両前方を向くと共に,吸気温センサを支持するケースカバーが車両後方を向くようにクリーナケースを配置したので,車両前方からケースカバーを取り外してメンテナンスを行う際,吸気温センサやそれに接続されるリード線に何等邪魔されることがない。また吸気温センサは,クリーナケースの後ろに隠れることになるので,クリーナケースの前方からの外観を良好にすると共に,吸気温センサの保護を行うことができる。特に,凹部の下側壁をケース本体の側壁の一部で構成し,凹部の段部より露出した吸気温センサの,カプラを含む露出部を凹部に配置したことで,吸気温センサの,カプラを含む露出部の下側面は,ケース本体により保護することができる。
第10の特徴によれば,クリーナケースの上部空間を合理的に利用して入口通路及び吸気温センサを配設することができる。
本発明の第1実施形態に係る自動二輪車の左側面図。 図1中のエアクリーナの一部破断左側面図。 図2の3矢視図。 図2の4−4線断面図。 本発明の第2実施形態を示す,図2との対応図。 本発明の第3実施形態に係る自動二輪車の左側面図。 図6中のエアクリーナの正面図。 図7の8−8線断面図。 図8の9−9線断面図。 本発明の第4実施形態を示す,図7との対応図。 図10の11−11線断面図。 従来の鞍乗り型車両のエアクリーナにおける吸気温センサ部を示す断面図。 従来例より派生して考えられる鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナの縦断面図。 従来例より派生して考えられる別の鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナの縦断面図。 図14の15−15線断面図。
本発明の実施形態を添付図面に基づいて以下に説明する。尚,以下の説明中,前後左右とは,鞍乗り型車両を基準にして言うことにする。
先ず,図1〜図4に示す本発明の第1実施形態の説明より始める。図1において,鞍乗り型車両としてのスクータ型自動二輪車Vの車体フレームFのヘッドパイプFaには,前輪Wfを支持するフロントフォーク1が操向可能に連結され,車体フレームFの中央部には,エンジンE及び変速機MよりなるパワーユニットPが上下揺動可能に取り付けられ,車体フレームFの後部には,乗車用シート2により上面が開閉されるラゲッジボックス3取り付けられる。変速機Mのケース後端部には,エンジンEより変速機Mを介して駆動される後輪Wrが支持され,変速機Mのケース後端部及び車体フレームF間には,パワーユニットPの上下揺動を緩衝するクッションユニット4が介装される。
エンジンEはシリンダ部Eaを車両前方に突出しており,そのシリンダ部Eaの上面より突出する吸気管EbにスロットルボディTが接続され,このスロットルボディTの上流端にはエアクリーナAの出口ダクト15が接続され,このエアクリーナAは,変速機Mのケース上部に取り付けられる。
図2〜図4に示すように,エアクリーナAのクリーナケース5は,変速機Mのケースにボルト17で固着されるブラケット18を下部に有するケース本体6と,このケース本体6にビス8により分離可能に結合されるケースカバー7とで構成され,このクリーナケース5内は,クリーナエレメント9を保持しながらケース本体6及びケースカバー7間に挟持されるエレメントホルダ10により,未浄化室11と浄化室12とに区画される。ケースカバー7の前部には空気入口13が設けられ,この空気入口13に接続される入口ダクト14が未浄化室11に配設される。前記出口ダクト15は,ケース本体6の前壁を貫通して,その上流端を浄化室12に開口している。而して,エンジンEの運転中,空気入口13から入口ダクト14を経て未浄化室11に導入された空気は,クリーナエレメント9で濾過された後,浄化室12に移り,出口ダクト15を通してスロットルボディTへ,さらに吸気管Ebへと流れ,燃料噴射弁16から吸気管Eb内に噴射される燃料と混合しながらエンジンEに吸入される。その際,入口ダクト14及び出口ダクト15により吸気音が低減される。
クリーナケース5は,変速機Mのケースへのケース本体6の取り付け状態では,ケースカバー7が車両外側を向き,ケース本体6が車両内側を向くように配置される。
ケース本体6の上端且つ後端部には凹部19が形成され,この凹部19は,エレメントホルダ10の透孔24を介して未浄化室11に臨む段部19sを有する。この段部19sに取り付け孔20が設けられ,この取り付け孔20に吸気温センサ21がグロメット22を介して嵌装される。吸気温センサ21は,その先端部に,エレメントホルダ10の透孔24を通して未浄化室11に突入する検出部21aを有し,またその後端部にカプラ21bを有し,このカプラ21bには,図示しない電子制御ユニットに連なるリード線23が接続される。而して,吸気温センサ21は,未浄化室11の温度を吸気温度として検出して電子制御ユニットに出力し,電子制御ユニットは,それに基づいて燃料噴射弁16等の作動を制御する。
前記グロメット22の外周には,段部19sの取り付け孔20周縁部が気密に嵌合する環状溝25が形成され,またその内周には,吸気温センサ21の外周面に密接する複数条のシールリップ26が形成され,最前部のシールリップ26は,吸気温センサ21の前部フランジ28の後端面に当接して吸気温センサ21の後退を規制する。またグロメット22の後端面にもシールリップ27が形成され,吸気温センサ21の後部フランジ29がこのシールリップ27に密接することにより,吸気温センサ21の前方移動が規制される。
ケース本体6及びエレメントホルダ10の接合面間には,浄化室12を囲繞する第1シールリング31が,またケースカバー7及びエレメントホルダ10の接合面間には,未浄化室11を囲繞する第2シールリング32がそれぞれ介装され,これら第1及び第2シールリング31,32の平面視で,これら第1及び第2シールリング31,32間に挟まる領域33(図2参照)に,前記取り付け孔20,グロメット22及び吸気温センサ21は配置される。
前記凹部19の下側壁19b及び前側壁19fは,ケース本体6の側壁の一部で構成され,吸気温センサ21の前記段部19sよりの,カプラ21bを含む露出部が前記凹部19内に配置される。吸気温センサ21は,その後側面を前記クッションユニット4に対面させるように配置される。
次に,この第1実施形態の作用について説明する。
クリーナケース5は,ケースカバー7が車両外側を向くと共にケース本体6が車両内側を向くように配置されるので,クリーナエレメント9の清掃や新規部品との交換等のメンテナンスを行う際には,車両の外側方からケースカバー7を取り外すことにより,これを容易に行うことができる。
しかも吸気温センサ21は,変速機Mのケースに支持されるケース本体6に取り付けられるので,ケースカバー7の取り外しは,吸気温センサ21やそれに接続されるリード線23に干渉されることなく自由に行うことができ,メンテナンス性の向上がもたらされる。また吸気温センサ21は,車両の外側に露出しないので,車両の外観を損じることがないのみならず,他物との接触を回避できる。
その上,吸気温センサ21は,その検出部21aを未浄化室11に臨ませながら,ケース本体6の凹部19の段部19sに取り付けられるので,吸気温センサ21の取り付け部において万一,シール不良が発生し,外気がその取り付け部から未浄化室11に浸入しても,その外気はクリーナエレメント9で濾過されて浄化室12に移ることになり,支障を来すことはない。したがって,吸気温センサ21の段部19sへの取り付けには,シール部材として安価なグロメット22の使用が可能となり,吸気温センサ21の取り付け構造の簡素化及び低廉化を図ることができる。
また段部19sの取り付け孔20,グロメット22及び吸気温センサ21は,ケース本体6及びエレメントホルダ10の接合面間の第1シールリング31と,ケースカバー7及びエレメントホルダ10の接合面間の第2シールリング32間に挟まる領域33に配置されるので,万一,外気が取り付け孔20に浸入した場合,その外気の浄化室12への短絡を第1及び第2シールリング31,32により防ぐことができる。
またケース本体6の上部に形成される凹部19の下側壁19b及び前側壁19fは,ケース本体6の側壁の一部で構成され,吸気温センサ21の段部19sより露出した吸気温センサ21の,カプラ21bを含む露出部が前記凹部19内に配置されるため,部品点数を増やすことなく,吸気温センサ21のカプラ21bを含む露出部の下側面及び前側面がケース本体6の側壁で保護されることになる。
また吸気温センサ21は,その後側面がクッションユニット4に対面するように配置されることで,部品点数を増やすことなく,吸気温センサ21の露出した後側面がクッションユニット4で保護されることになる。
上記のように,吸気温センサ21の保護のため,ケース本体6及びクッションユニット4を有効利用することにより,専用の保護カバーを不要として,コストの低減をも図ることができる。
次に,図5に示す本発明の第2実施形態について説明する。
この第2実施形態は,前記凹部19をケース本体6の上部且つ前後方向中間部に形成して,この凹部19の前側壁19f,下側壁19b及び後側壁19rをケース本体6の側壁で構成した点を除けば,前記第1実施形態と同様の構成であり,図5中,第1実施形態と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
この第2実施形態によれば,吸気温センサ21のカプラ21bを含む露出部の前側面,下側面及び後側面がケース本体6の側壁で保護されることになり,吸気温センサ21の耐久性を高めることができる。またその保護のための専用の保護手段を不要することで,コストの低減を図ることができる。
次に,図6〜図9に示す本発明の第3実施形態について説明する。
図6において,鞍乗り型車両としての所謂カブタイプの自動二輪車Vは,車体フレームとして,ヘッドパイプFaより下方且つ後方に延びる1本のバックボーンフレームFを有しており,このバックボーンフレームFの下部にエンジンEが取り付けられる。このエンジンEはシリンダ部Eaを車両前方に突出させており,このシリンダ部Eaの上面より突出する吸気管EbにはスロットルボディTが接続され,このスロットルボディTの上端(上流端)にエアクリーナAの出口ダクト15が接続される。このエアクリーナAは,バックボーン型フレームFの前面側に取り付けられる。
図7〜図9に示すように,エアクリーナAのクリーナケース5は,バックボーンフレームFにボルト17で固着されるブラケット18を有するケース本体6と,このケース本体6の前面にビス8により分離可能に結合されるケースカバー7とよりなっている。したがって,ケース本体6は,車両後方を向き,ケースカバー7は車両前方を向くことになる。
クリーナケース5内は,前記第1実施形態と同様に,クリーナエレメント9を保持するエレメントホルダ10により,ケースカバー7側の未浄化室11と,ケース本体6側の浄化室12とに区画される。その未浄化室11は,クリーナエレメント9が臨む未浄化室主部11aと,クリーナケース5の上部に形成され,未浄化室主部11aに大気を導入する左右一対の蛇行状の入口通路11bよりなっている。各入口通路11bは,ケースカバー7に形成され,一方向にU字状に屈曲して大気に連なる上流側通路35と,ケース本体6に形成され,他方向にU字状に屈曲して未浄化室11に連なる下流側通路36と,これら上流側及び下流側通路35,36間を連通するようにエレメントホルダ10に設けられる通孔37とで構成される。
ケース本体6の上部には,一方の下流側通路36に臨む段部19sを有する凹部19が形成され,その段部19sには,前記第1実施形態と同様の取り付け構造により吸気温センサ21が取り付けられ,その検出部21aは,下流側通路36に突入する。段部19sより露出した吸気温センサ21の,カプラ21bを含む露出部は,前記第1実施形態と同様に前記凹部19に配置される。尚,図6〜図9中,前記第1実施形態と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
この第3実施形態によれば,エンジンの運転中,大気は左右一対の入口通路11bを通して未浄化室主部11aに導入されるので,吸気抵抗及び吸気音の低減を図ることができる。またクリーナケース5は,ケース本体6が車両後方,ケースカバー7が車両前方を向くように配置され,そのケース本体6に吸気温センサ21が取り付けられるので,車両前方からケースカバー7を取り外してメンテナンスを行う際,吸気温センサ21やそれに接続されるリード線23に何等邪魔されることがない。
また吸気温センサ21は,クリーナケース5の後ろに隠れることになるので,クリーナケース5の前方からの外観を良好にすると共に,吸気温センサ21の保護を行うことができる。特に,吸気温センサ21の,カプラ21bを含む露出部の下側面は,ケース本体6により保護することができる。
さらに吸気温センサ21は,その検出部21aを入口通路11bに臨ませているので,吸気温センサ21による未浄化室主部11aの容量の減少を防ぎ,濾過性能の向上を図ることができる。
最後に,図10及び図11に示す本発明の第4実施形態について説明する。
この第4実施形態では,上記第3実施形態中,クリーナケース5において,左右一側の入口通路11bを残存させ,他側のケース本体6の上部に,前記第1実施形態と同様の構造で吸気温センサ21を取り付けたものに対応する。図10及び図11中,前記第1及び第3実施形態に対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
この第4実施形態によれば,クリーナケース5の上部空間を合理的に利用して入口通路11b及び吸気温センサ21を配設することができる。
以上,本発明の実施形態を説明したが,本発明は上記実施形態に限定されるものではなく,本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことができる。
E・・・・・・エンジン
Eb・・・・・吸気管
V・・・・・・鞍乗り型車両(自動二輪車)
4・・・・・・クッションユニット
5・・・・・・クリーナケース
6・・・・・・ケース本体
7・・・・・・ケースカバー
9・・・・・・クリーナエレメント
10・・・・・エレメントホルダ
11・・・・・未浄化室
11a・・・・未浄化室主部
11b・・・・入口通路
12・・・・・浄化室
19・・・・・凹部
19s・・・・段部
19b・・・・下側壁
19f・・・・前側壁
19r・・・・後側壁
20・・・・・取り付け孔
21・・・・・吸気温センサ
21a・・・・検出部
21b・・・・カプラ
22・・・・・グロメット
31・・・・・第1シールリング
32・・・・・第2シールリング
33・・・・・領域

Claims (10)

  1. クリーナケース(5)を,車両に取り付けられるケース本体(6)と,このケース本体(6)に分離可能に結合されるケースカバー(7)とで構成し,このクリーナケース(5)内を,クリーナエレメント(9)を保持しながら前記ケース本体(6)及びケースカバー(7)間に挟持されるエレメントホルダ(10)により,大気に連なる未浄化室(11)と,エンジン(E)の吸気管(Eb)に連なる浄化室(12)とに区画し,クリーナケース(5)に,その内部の温度を検出する吸気温センサ(21)を取り付けてなる,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナにおいて,
    前記ケースカバー(7)が車両外側を向くと共に前記ケース本体(6)が車両内側を向くようにクリーナケース(5)を配置し,前記ケース本体(6)に,前記未浄化室(11)に臨む段部(19s)を有する凹部(19)を形成し,前記段部(19s)に,検出部(21a)を前記未浄化室(11)に臨ませる前記吸気温センサ(21)を取り付けたことを特徴とする,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナ。
  2. 請求項1記載の鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナにおいて,
    前記段部(19s)に,前記未浄化室(11)に開口する取り付け孔(20)を設け,この取り付け孔(20)にグロメット(22)を介して吸気温センサ(21)を嵌装したことを特徴とする,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナ。
  3. 請求項2記載の鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナにおいて,
    前記ケース本体(6)及びエレメントホルダ(10)の接合面間に,前記浄化室(12)を囲繞する第1シールリング(31)を,また前記ケースカバー(7)及びエレメントホルダ(10)の接合面間に,前記未浄化室(11)を囲繞する第2シールリング(32)をそれぞれ介装し,これら第1及び第2シールリング(31,32)の平面視で,これら第1及び第2シールリング(31,32)間に挟まる領域(33)に前記取り付け孔(20)を配置したことを特徴とする,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナ。
  4. 請求項3記載の鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナにおいて,
    前記ケースカバー(7)が車両の車幅方向外側を向くと共に前記ケース本体(6)が車両の車幅方向内側を向くようにクリーナケース(5)を配置し,前記ケース本体(6)の上部に前記凹部(19)を形成して,この凹部(19)の下側壁(19b)を前記ケース本体(6)の側壁の一部で構成し,前記吸気温センサ(21)は,その外端にカプラ(21b)を有し,前記段部(19s)より露出した前記吸気温センサ(21)の,前記カプラ(21b)を含む露出部を前記凹部(19)に配置したことを特徴とする,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナ。
  5. 請求項4記載の鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナにおいて,
    前記凹部(19)の前側壁(19f)を前記ケース本体(6)の側壁の一部で構成したことを特徴とする,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナ。
  6. 請求項4又は5記載の鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナにおいて,
    前記鞍乗り型車両(V)は,前部にエンジン(E)を有すると共にこのエンジン(E)により駆動される後輪(Wr)を後部に支持しながら車体フレーム(F)に上下揺動可能に支持されるパワーユニット(P)と,このパワーユニット(P)及びその上方の車体フレーム(F)間を連結して前記パワーユニット(P)の上下揺動を緩衝するクッションユニット(4)とを備え,前記パワーユニット(P)の上部に前記クリーナケース(5)を取り付けると共に,前記ケース本体(6)の後端部に,前記吸気温センサ(21)を配置する前記凹部(19)を形成し,前記吸気温センサ(21)の後側面を前記クッションユニット(4)に対面させたことを特徴とする,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナ。
  7. 請求項4記載の鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナにおいて,
    前記ケース本体(6)の前後方向中間部に前記凹部(19)を形成して,この凹部(19)の前側壁(19f)及び後側壁(19r)を前記ケース本体(6)の側壁の一部で構成したことを特徴とする,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナ。
  8. 請求項2記載の鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナにおいて,
    前記未浄化室(11)を,前記クリーナエレメント(9)が臨む未浄化室主部(11a)と,この未浄化室主部(11a)を大気に連通すべく前記エレメントホルダ(10)を貫通する入口通路(11b)とで構成し,前記ケース本体(6)に,前記入口通路(11b)に臨む段部(19s)を有する凹部(19)を形成し,前記段部(19s)に,検出部(21a)を前記入口通路(11b)に臨ませる前記吸気温センサ(21)を取り付けたことを特徴とする,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナ。
  9. 請求項8記載の鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナにおいて,
    前記ケースカバー(7)が車両前方を向くと共に前記ケース本体(6)が車両後方を向くようにクリーナケース(5)を配置し,前記ケース本体(6)の上部に,前記段部(19s)を前記入口通路(11b)に臨ませる前記凹部(19)を形成して,この凹部(19)の下側壁(19b)を前記ケース本体(6)の側壁の一部で構成し,前記吸気温センサ(21)は,その外端にカプラ(21b)を有し,前記段部(19s)より露出した前記吸気温センサ(21)の,前記カプラ(21b)を含む露出部を前記凹部(19)に配置したことを特徴とする,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナ。
  10. 請求項3記載の鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナにおいて,
    前記未浄化室(11)を,前記クリーナエレメント(9)が臨む未浄化室主部(11a)と,この未浄化室主部(11a)を大気に連通すべく前記エレメントホルダ(10)を貫通する入口通路(11b)とで構成し,前記入口通路(11b)をクリーナケース(5)の一側部に配置し,クリーナケース(5)の他側部の前記ケース本体(6)に,前記未浄化室主部(11a)に臨む段部(19s)を有する凹部(19)を形成し,前記段部(19s)に,検出部(21a)を前記未浄化室主部(11a)に臨ませる前記吸気温センサ(21)を取り付けたことを特徴とする,鞍乗り型車両の吸気温センサ付きエアクリーナ。
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