JP6346117B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車 Download PDF

Info

Publication number
JP6346117B2
JP6346117B2 JP2015065298A JP2015065298A JP6346117B2 JP 6346117 B2 JP6346117 B2 JP 6346117B2 JP 2015065298 A JP2015065298 A JP 2015065298A JP 2015065298 A JP2015065298 A JP 2015065298A JP 6346117 B2 JP6346117 B2 JP 6346117B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
exhaust gas
gas sensor
crankcase
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015065298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016182926A (ja
Inventor
宏司 中川
宏司 中川
規文 清水
規文 清水
卓祥 庄村
卓祥 庄村
康弘 ▲高▼田
康弘 ▲高▼田
慎治 川▲崎▼
慎治 川▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2015065298A priority Critical patent/JP6346117B2/ja
Publication of JP2016182926A publication Critical patent/JP2016182926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6346117B2 publication Critical patent/JP6346117B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

本発明は、排気ガスセンサを備えた自動二輪車の改良に関する。
排気ガス中の排気ガス成分を検出できる排気ガスセンサを備えたエンジンの排気装置が知られている(例えば、特許文献1(図2)参照。)。
特許文献1の図2に示すように、エンジンの排気装置(6)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)は、エンジンの排気ポートから延びる排気管(7)と、この排気管(7)の下流端部(7a)に接続された消音器(8)とを備えており、下流端部(7a)は、消音器(8)内に収容される。排気管(7)内には、三元触媒(10)(以下、「触媒」と言う。)が配置され、この三元触媒(10)の下流側にて消音器(8)に、Oセンサ(14)(以下、「排気ガスセンサ」と言う。)が配置される。
ところで、自動二輪車において、排気ガスセンサを触媒より下流の排気経路に配置しようとすると、配置できるスペースを確保することが難しい場合がある。特に、シリンダ軸が略水平に延びている形態のエンジンでは、このエンジンの排気ポートが下方に向いているため、排気管は比較的低い位置を通って車両後方へ延びることになる。このため、シリンダ軸が前上方に延びているエンジン等に比べ排気経路が短くなり、排気ガスセンサを取付けることによる他部材のレイアウトへの影響が大きかった。
国際公開第WO2005/075805号
本発明は、自動二輪車において、排気ガスセンサを取付けることによる他部材のレイアウトへの影響を低く抑えることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、クランク軸を収容するクランクケース及びこのクランクケースから前方へ延びるシリンダ部を有するエンジンと、このエンジンから延びる排気管と、この排気管の途中に介在される触媒及び排気ガスセンサとを備える自動二輪車において、シリンダ部のシリンダ軸は、略水平に延びており、触媒は、シリンダ部の下方であって、クランク軸の車両前方にて触媒の長手方向が車幅方向に指向するように設けられ、排気ガスセンサは、触媒の下流であって、クランク軸の車両前方側且つ、クランクケースの車幅方向内側に配置されることを特徴とする。
また、請求項に係る発明は、排気ガスセンサから配線が延びており、この配線は、クランクケースの前方の外面に沿って延びていることを特徴とする。
また、請求項に係る発明は、触媒の上流側に、更に、別の排気ガスセンサが備えられ、この別の排気ガスセンサから別の配線が延びており、この別の配線と配線は、クランクケースの前方の外面に沿って略同じ位置に配策されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、自動二輪車に、更に、乗員の脚の前方を覆うレッグシールドが備えられ、車両正面視で、排気ガスセンサは、レッグシールドの車両後方位置にて、レッグシールドに重なるように配置されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、排気管に、排気ガスセンサの前方をガードするセンサガードが設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、クランクケースの車幅方向外方に臨む向きに形成された座部に着脱可能に取り付けられ、クランクケースの前方の外面側において別の配線と配線を係合する保持部を有する配線保持ステーによって、別の配線と配線が配策されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、シリンダ軸が略水平方向に延びているエンジンでは、エンジンの排気ポートが下方に向いており、排気ポートから延びる排気管は、比較的低い位置を通って車両後方へ延びている。このため、シリンダ軸が前上方へ延びているエンジンに比べると、排気ガスが通る排気経路は短いものになり易い。排気経路が短いと、排気ガスセンサを配置することにより、他部材のレイアウトへの影響が大きくなる可能性がある。
この点、本発明では、排気ガスセンサは、触媒の下流であって、クランク軸の車両前方側且つ、クランクケースの車幅方向内側に配置される。かかる配置であれば、排気ガスセンサをコンパクトに配置することができ、排気管の途中に排気ガスセンサを配置したときであっても、他部材のレイアウトへの影響を低く抑えることができる。
また、請求項に係る発明では、排気ガスセンサから延びる配線は、クランクケースに沿わせるようにした。クランクケースに配線を沿わせることで、外側から配線が視認し易くなる。結果、配線のチェックが容易になる等メンテナンス性を高めることができる。
また、請求項に係る発明では、2つの排気ガスセンサから延びる配線は、略同じ位置に配策される。これにより、配線をクランクケース側にまとめて取付可能となる。結果、配線を固定するステー類の数を減らすことができる。
請求項に係る発明では、排気ガスセンサは、レッグシールドに重なるように配置されている。レッグシールドによって、車両前方から飛んでくる小石などの異物をよけることができる。
請求項に係る発明では、排気管に、センサガードが設けられている。このセンサガードによって、飛石等から排気ガスセンサを保護することができる。
本発明に係る自動二輪車の右側面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の3矢視図である。 排気管及び触媒の平面図である。 図4の5−5線断面図である。 排気センサの配置を説明する自動二輪車の下部正面図である。 排気ガスセンサから延びる配線の配策を説明する斜視図である。 図8(a)は図7の8(a)−8(a)線断面図であり、図8(b)は図8(a)の作用説明図である。 別実施例に係る触媒の取付構造を説明する断面図である。 図9の10−10線断面図である。 図8の別実施例図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11に懸架されるエンジン12と、車体フレーム11に操向自在に設けられる前輪13と、車体フレーム11のピボット部15から延びるスイングアーム16と、スイングアーム16の後端に揺動自在に設けられる後輪14と、前輪13と後輪14の間にて車体フレーム11に設けられ乗員が座るシート17とを有し、このシート17に乗員が跨って乗車する鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、前輪13を回動自在に支持するヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から車両斜め後下方へ延びた後、水平に延び、車両斜め後上方へ延びるメインフレーム22と、このメインフレーム22の水平部22hから下方に延びるピボット部15と、メインフレーム22の後端から後方へ水平に延びるリヤフレーム23とを主要素とする。
ヘッドパイプ21に、ステアリング軸24が回動可能に設けられ、ステアリング軸24の上端に操向ハンドル25が取付けられ、ステアリング軸24の下端から前輪13を支えるフロントフォーク26が延びている。スイングアーム16とリヤフレーム23の間に、クッションユニット27が渡される。フロントフォーク26に、フロントフェンダ28が取付けられ、リヤフレーム23にリヤフェンダ29が取付けられる。
車体カバー30は、ヘッドパイプ21の前方を覆うフロントカバー31と、操向ハンドル25に取付けられるハンドルカバー32と、ハンドルカバー32に連なっており、車幅方向に延びて乗員の脚の前方を覆うレッグシールド33と、レッグシールド33の後端上部から後方に延びてシート17の側方から後部荷台35の少なくとも側方を覆うサイドカバー34とを主要素とする。
エンジン12は、クランク軸41を収容するクランクケース42と、このクランクケース42から車両前方へ延びるシリンダ部43とを有する。シリンダ部43において、ピストンが摺動する方向に延びているシリンダ部43のシリンダ軸Xは、略水平に延びており、シリンダ部43の上面43aに、吸気装置44が連結され、シリンダ部43の下面43bからは排気装置45が延びている。排気装置45は、エンジン12から延びる排気管47と、この排気管47の途中に介在される触媒ユニット(触媒48)と、排気管47の下流端に接続され後方へ延びる消音器49とを主要素とする。
図2に示すように、エンジン12は、クランク軸41が収容されるクランクケース42と、このクランクケース42から車両前方に延びているシリンダ部43とを備える。シリンダ部43は、ピストンの摺動方向に沿ってシリンダ軸Xが水平に延びるように配置されるシリンダブロック51と、このシリンダブロック51に取付けられるシリンダヘッド52とからなる。シリンダヘッド52の上面52aに、吸気ポート53が設けられ、この吸気ポート53に吸気管55が連結される。シリンダヘッド52の下面52bに、排気ポート54が設けられ、この排気ポート54に排気管47が連結される。シリンダヘッド52に点火プラグ56が設けられている。
排気装置45に備えられる排気管47の上流端は、エンジン12の排気ポート54に締結部材57を介して連結される。排気管47は、クランクケース42の側方に沿って、車両後方へ略水平に延びており、排気管47の途中に、触媒48と排気ガスセンサ61とが前後にこの順に介在されている。すなわち、排気ガスセンサ61は触媒48の下流側に配置される。触媒48には触媒担体50(図4参照)が収容されている。
触媒48は、シリンダ部43の下方に配置されると共に、クランク軸41の車両前方に配置されている。この触媒48の下流側にて排気管47に、排気ガスセンサ61が取付けられている。この排気ガスセンサ61から配線62が延びており、この配線62は、クランクケース42の外面42sに沿って延びている。この他、触媒48の上流側にてシリンダ部43の側壁43sには、別の排気ガスセンサ63が備えられ、この別の排気ガスセンサ63から別の配線64が延びている。
排気ガスセンサ61の車両前方側には、排気ガスセンサ61の前方をガードするセンサガード72が設けられている。このセンサガード72は板状部材であり、排気管47に溶接され排気ガスセンサ61の直前位置で、排気ガスセンサ61の前方を覆うように上方へ延びている。このセンサガード72によって、飛石等から排気ガスセンサ61を保護することができる。
図3に示すように、エンジン12を下から見たときに、排気ガスセンサ61は、エンジン12を構成するシリンダ部43の側壁43sを通り車両前後方向に延びる直線(L1)と、この直線(L1)上を通るシリンダ部43の前端部(P1)とクランクケース42の車幅方向端部42R前端(P2)とを通る直線(L2)と、クランクケース42の車幅方向端部42R前端(P2)を通り車幅方向に平行に延びる直線(L3)とで囲まれる領域内に配置されている。
前記直線(L1)と直線(L2)と直線(L3)とで囲まれた領域内に排気ガスセンサ61を配置したので、デッドスペースとなり易い領域を有効に利用することができる。加えて、排気ガスセンサ61を乗員に対して邪魔になり難くすることができる。
触媒48は、シリンダ部43の図手前側となるシリンダ部43の下方に設けられ、クランク軸41(図2参照)の車両前方にて触媒48の長手方向に延びている長手方向軸48Xが車幅方向に指向するように配置されている。
このとき、触媒48の車幅方向一端48R及び他端48Lは、クランクケース42の車幅方向両端42R、42Lからはみ出すことなく、クランクケース42の車幅方向長さの範囲内に収まるように配置されているため、限られたスペースを有効に活用できる。クランクケース42に、シフトペダル38が備えられている。ピボット部15(図2参照)にブレーキペダル39が備えられている。
図2を併せて参照し、シリンダ軸Xが略水平に延びているエンジン12において、クランクケース42の下面42bとシリンダ部43の下面43b(図1参照)の間に形成されるスペースに、触媒48が配置される。これにより、長手方向軸48Xが車幅方向に指向するように配置される触媒48がクランクケース42の下面42bから下方へ張り出す量を抑えつつコンパクトに配置することができる。
なお、シリンダ部43に、レッグシールド33(図1参照)を留めるレッグシールドステー66が設けられ、このレッグシールドステー66は、車幅方向外方へ延びている。
図4に示すように、排気装置45の前部を上から見たときに、排気管47の上流端に、この排気管47の上流端をシリンダ部43(図2参照)へ当接し取付けるためのフランジ67が設けられ、このフランジ67から図裏側である下方へ上流側排気管47aが延びている。この上流側排気管47aの下流端は、触媒48に含まれる触媒ケース71の前面71fに接続される。この触媒ケース71の一端側となる右面71Rに下流側排気管47bが接続され、この下流側排気管47bは、車両後方へ延びている。触媒48が内蔵される触媒ケース71の直後で下流側排気管47bの上面47tには、排気ガスセンサ61が取付けられ、この排気ガスセンサ61の車両前方に、排気ガスセンサ61を保護するセンサガード72が配置される。
触媒ケース71は、長手方向軸71Xが車幅方向に指向するように配置され円筒状を呈する筒状ケースであり、触媒ケース71の他端71Lに、椀状に形成される椀部74が備えられている。触媒ケース71の長手方向軸71Xに沿って第1触媒担体50a及び第2触媒担体50bが側面を隣り合わせにして前後に並ぶように配置される。上流側排気管47aの下流端から出た排気ガスは、第1触媒担体50aの一端から入り、第1触媒担体50aを通過した後、第1触媒担体50aの他端から出て向きを変え、筒状ケースの他端を構成する椀部74にガイドされ180°向きを変え、第2触媒担体50bの他端から入り、第2触媒担体50bを通過した後、第2触媒担体50bの一端から出て下流側排気管47へ図矢印aの如く流れる。
次に、排気ガスセンサの取付構造等について説明する。
図5に示すように、排気管47の上面47tには、筒状のカラー部材76が溶接される。このカラー部材76は、内面にめねじが創成されており、上方から排気ガスセンサ61が取付けられている。排気ガスセンサ61は、長手軸61Xが鉛直方向上向きに延びており、その上端から配線62が延びている。排気ガスセンサ61の前方にて、排気管47から上方へ、排気ガスセンサ61の前方を覆い、車両前方から飛んでくる小石等の異物から排気ガスセンサ61を保護する板状のセンサガード72が延びている。
次に、排気ガスセンサとレッグシールドとの位置関係等について説明する。図6〜7では、排気ガスセンサの前方をガードするセンサガードは想像線で記載した。
図6に示すように、自動二輪車10に、乗員の脚の前方を覆うレッグシールド33が備えられている。車両正面視で、排気ガスセンサ61は、レッグシールド33の車両後方位置にて、レッグシールド33に重なるように配置されている。また、排気ガスセンサ61は、クランクケース42の左右端42L、42Rに対して車幅方向内側に配置される。なお、前図で説明したセンサガードは想像線で記載されている。
排気ガスセンサ61は、レッグシールド33に重なるように配置されているため、レッグシールド33によって、車両前方から飛んでくる小石などの異物をよけることができる。結果、排気ガスセンサ61を保護することができる。
図7に示すように、前述したように排気ガスセンサ61から配線62が延びており、この配線62は、クランクケース42の外面42sに沿って延びている。触媒48の上流側にてシリンダ部43には、別の排気ガスセンサ63が備えられ、この別の排気ガスセンサ63から別の配線64が延びており、この別の配線64と配線62は、クランクケース42の外面42sに沿って略同じ位置に配策されている。
略同じ位置に配策されている配線62と別の配線64は、クランクケース42に設けられる配線保持ステー78a、78bによって着脱可能に支持される。配線保持ステー78a、78bは、クランクケース42に上下2つ取付けられているが、上下同様な構造であるため、以下説明では、単に、配線保持ステー78として説明する。
図8(a)に示すように、クランクケース42の車幅方向外方に臨む向きに形成された座部42zに、ボルト79によって配線保持ステー78が取付けられ、この配線保持ステー78に配線62及び別の配線64が保持されている。配線保持ステー78は、ばね鋼で形成される板状部材であり、締結孔81を有する締結部82と、この締結部82から略90°向きを変え延びている保持部83とからなる。保持部83は、配線保持ステー78の一側の面78aで配線62及び別の配線64を係合するものであり、配線62の外径が係合可能な第1保持部83aと、別の配線64が係合可能な第2保持部83bとを備えている。
図8(b)に示すように、クランクケース42に配線保持ステー78をボルト79で取付けた後、第2保持部83bに別の配線64を係合させ、次いで、第1保持部83aに配線62を係合させることで、配線62及び別の配線64は、クランクケース42に沿わせた状態で配線保持ステー78に保持させることができる。かかる構造であれば、配線62及び別の配線64は、取外しも容易に行える。
以上に述べた触媒及び排気ガスセンサとを備える自動二輪車の作用を次に述べる。
図2及び図3を併せて参照し、シリンダ軸Xが略水平方向に延びているエンジン12では、エンジン12の排気ポート54が下方に向いており、この排気ポート54から延びる排気管47は、比較的低い位置を通って車両後方へ延びている。このため、例えば、シリンダ軸が前上方へ延びているエンジンに比べると、排気ガスが通る排気経路は短いものになり易い。排気経路が短いと、排気ガスセンサを配置することによる他部材のレイアウトへの影響が大きくなる可能性がある。
この点、本発明では、排気ガスセンサ61は、クランク軸41の車両前方側であって、クランクケース42の車幅方向内側に配置される。かかる配置であれば、排気ガスセンサ61をコンパクトに配置することができ、排気管47の途中に排気ガスセンサを配置したときであっても、他部材への影響を低く抑えることができる。
図2及び図7を併せて参照し、排気ガスセンサ61から延びる配線62は、クランクケース42に沿わせるようにした。クランクケース42に配線62を沿わせることで、外側から配線62が視認し易くなる。結果、配線62のチェックが容易になる等メンテナンス性を高めることができる。
また、2つの排気ガスセンサ61、63から延びる配線62、64は、略同じ位置に配策される。これにより、配線62、64をクランクケース42側にまとめて取付可能となる。結果、配線を固定するステーの数を減らすことができる。
次に、排気ガスセンサの取付構造に係る変形例について説明する。
次の図9〜10では、排気管においてその一部の内径を他の内径よりも大きくした部分に排気ガスセンサを取付ける場合について説明する。
図9及び図10に示すように、排気ガスセンサ61の取付部分に相当する部位を、排気管47の内径D1より大きな内径D2(D1<D2)をもつ第2の排気管46に変更した。このように、排気ガスセンサ61の検出素子59を晒す空間を広くすることで、検出精度を維持しながら、排気管47の所定流量を確保するために、排気管の内径を大きくすることは差し支えない。
次に、配線保持ステーの変形例について説明する。
図11(a)及び図11(b)に示すように、配線保持ステー78は、ばね鋼で形成される板状部材であり、配線62の外径部が係合する第1保持部83aと、別の配線64が係合する第2保持部83bとを備えている。実施例と異なる点は、保持部83は、配線保持ステー78の一側の面78aで別の配線64を保持する第2保持部83bが形成され、配線保持ステー78の他側の面78bで配線62を保持する第1保持部83aが形成されるように配線保持ステー78を形成した点にある。その他、異なる点はなく説明を省略する。
なお、本実施例の排気ガスセンサは、排気ガス中の酸素濃度を測定する酸素センサ(Oセンサ)を用いている。Oセンサは安価であるため好適であるが、Oセンサに限定されることなく、排気ガス中の成分を検出できるセンサであれば、その種類は問わず任意の種類のセンサでも良い。例えば、COセンサやNOセンサ等がある。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、シリンダ軸が略水平に延びているエンジンが搭載されている自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、12…エンジン、33…レッグシールド、41…クランク軸、42…クランクケース、43…シリンダ部、X…シリンダ軸、47…排気管、48…触媒、61…排気ガスセンサ、62…配線、63…別の排気ガスセンサ、64…別の配線。

Claims (4)

  1. クランク軸(41)を収容するクランクケース(42)及びこのクランクケース(42)から前方へ延びるシリンダ部(43)を有するエンジン(12)と、
    このエンジン(12)から延びる排気管(47)と、
    この排気管(47)の途中に介在される触媒(48)及び排気ガスセンサ(61)とを備える自動二輪車において、
    前記シリンダ部(43)のシリンダ軸(X)は、略水平に延びており、
    前記触媒(48)は、前記シリンダ部(43)の下方であって、前記クランク軸(41)の車両前方にて前記触媒(48)の長手方向が車幅方向に指向するように設けられ、
    前記排気ガスセンサ(61)は、前記触媒(48)の下流であって、前記クランク軸(41)の車両前方側且つ、前記クランクケース(42)の車幅方向内側に配置され
    前記排気ガスセンサ(61)から配線(62)が延びており、
    前記触媒(48)の上流側に、更に、別の排気ガスセンサ(63)が備えられ、
    前記別の排気ガスセンサ(63)から別の配線(64)が延びており、
    前記別の配線(64)と前記配線(62)は、前記クランクケース(42)の前方の外面に沿って略同じ位置に配策されている
    ことを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記自動二輪車に、更に、乗員の脚の前方を覆うレッグシールド(33)が備えられ、
    車両正面視で、前記排気ガスセンサ(61)は、前記レッグシールド(33)の車両後方位置にて、前記レッグシールド(33)に重なるように配置されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記排気管(47)に、前記排気ガスセンサ(61)の前方をガードするセンサガード(72)が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の自動二輪車。
  4. 前記クランクケース(42)の車幅方向外方に臨む向きに形成された座部(42z)に着脱可能に取り付けられ、前記クランクケース(42)の前方の外面側において前記別の配線(64)と前記配線(62)を係合する保持部(83)を有する配線保持ステー(78)によって、前記別の配線(64)と前記配線(62)が配策されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車。
JP2015065298A 2015-03-26 2015-03-26 自動二輪車 Active JP6346117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015065298A JP6346117B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 自動二輪車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015065298A JP6346117B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 自動二輪車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016182926A JP2016182926A (ja) 2016-10-20
JP6346117B2 true JP6346117B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=57241390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015065298A Active JP6346117B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 自動二輪車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6346117B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6736762B2 (ja) * 2017-03-29 2020-08-05 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両
JP6665142B2 (ja) * 2017-09-25 2020-03-13 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の排気装置
JP6687651B2 (ja) * 2018-02-09 2020-04-28 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4145423B2 (ja) * 1999-05-28 2008-09-03 本田技研工業株式会社 自動二輪車における排気ガスセンサ装置
JP4076433B2 (ja) * 2002-12-11 2008-04-16 本田技研工業株式会社 窒素富化燃焼機能付き車載用内燃機関
JP2006250129A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Honda Motor Co Ltd エンジンの排気装置
JP2009220589A (ja) * 2007-04-09 2009-10-01 Yamaha Motor Co Ltd 車両
JP5086056B2 (ja) * 2007-12-27 2012-11-28 本田技研工業株式会社 自動二輪車の触媒配置構造
JP5103344B2 (ja) * 2008-09-30 2012-12-19 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP5647850B2 (ja) * 2010-10-04 2015-01-07 川崎重工業株式会社 長尺物の支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016182926A (ja) 2016-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6701980B2 (ja) 排気ガスセンサの配置構造
JP6426500B2 (ja) 酸素センサを備えた排気装置
CN107429617B (zh) 机动两轮车
EP3276149A1 (en) Motorcycle
JP2014095348A (ja) 鞍乗り型車両
JP6346117B2 (ja) 自動二輪車
JP2013231384A (ja) マフラー及び鞍乗型車両
JP4145423B2 (ja) 自動二輪車における排気ガスセンサ装置
JP7067211B2 (ja) 排気ガスセンサの配置構造
JP2005178420A (ja) 不整地走行用鞍乗り型車両
JP2019048638A (ja) 鞍乗型車両
JP6702012B2 (ja) 排気ガスセンサの配置構造
JP6610438B2 (ja) 排気ガスセンサの配置構造
JP6620677B2 (ja) 排気ガスセンサの配置構造
JP6922492B2 (ja) 排気ガスセンサの配置構造及び自動二輪車
JP6623925B2 (ja) 排気ガスセンサの配置構造
JP6552626B2 (ja) 鞍乗り型車両
CN112351935B (zh) 机动二轮车的氧气传感器配置结构
JP2013230756A (ja) 鞍乗型車両
JP2017206999A (ja) 排気ガスセンサの配置構造
JP2016070160A (ja) 内燃機関の排ガスセンサ配置構造
JPWO2019064514A1 (ja) 排気ガスセンサの取付構造
JP2018115652A (ja) 排気ガスセンサの配置構造
JP7059792B2 (ja) 排気ガスセンサの配置構造及び自動二輪車
JP6818058B2 (ja) 鞍乗り型車両の排気ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6346117

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150