JP2014196672A - 車両用内燃機関の吸気装置 - Google Patents

車両用内燃機関の吸気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014196672A
JP2014196672A JP2013071680A JP2013071680A JP2014196672A JP 2014196672 A JP2014196672 A JP 2014196672A JP 2013071680 A JP2013071680 A JP 2013071680A JP 2013071680 A JP2013071680 A JP 2013071680A JP 2014196672 A JP2014196672 A JP 2014196672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
intake
cleaner
air cleaner
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013071680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6065320B2 (ja
Inventor
草野 拓平
Takuhei Kusano
拓平 草野
快彦 藤井
Yoshihiko Fujii
快彦 藤井
智彦 明石
Tomohiko Akashi
智彦 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013071680A priority Critical patent/JP6065320B2/ja
Publication of JP2014196672A publication Critical patent/JP2014196672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6065320B2 publication Critical patent/JP6065320B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】クリーナケース内に該クリーナケース内を未浄化室および浄化室に区画するクリーナエレメントが設けられる第1エアクリーナと、走行風を導入可能とするとともに導入された空気中から遠心力でダストを除去する第2エアクリーナとを備える車両用内燃機関の吸気装置において、圧力損失を小さくする。
【解決手段】第1エアクリーナ35の浄化室43が、車両に搭載された機関本体の吸気ポートに接続され、内燃機関の少なくとも一部の運転状態では大気に開放されるようにして第1エアクリーナの外部に形成される吸気室49Aに開口する吸気口が第1エアクリーナ35のクリーナケース40に形成され、第2エアクリーナ36の排気口53が、第1エアクリーナ35の吸気口48の周囲に向けて空気を吹き出すようにして吸気室49Aに開口される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、クリーナケース内に該クリーナケース内を未浄化室および浄化室に区画するクリーナエレメントが設けられる第1エアクリーナと、走行風を導入可能とするとともに導入された空気中から遠心力でダストを除去する第2エアクリーナとを備える車両用内燃機関の吸気装置に関する。
このような吸気装置は特許文献1で知られている。
実開平3−17264号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたものでは、サイクロンである第2エアクリーナの排気口が、第1エアクリーナの未浄化室に直接開口されており、第2エアクリーナに続いて第1エアクリーナを通過することで、吸気装置での圧力損失が、第2エアクリーナでの圧力損失と、第1エアクリーナでの圧力損失とを加算した値となり、大きくなる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、圧力損失を小さくし得るようにした車両用内燃機関の吸気装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、クリーナケース内に該クリーナケース内を未浄化室および浄化室に区画するクリーナエレメントが設けられる第1エアクリーナと、走行風を導入可能とするとともに導入された空気中から遠心力でダストを除去する第2エアクリーナとを備える車両用内燃機関の吸気装置において、第1エアクリーナの浄化室が、車両に搭載された機関本体の吸気ポートに接続され、内燃機関の少なくとも一部の運転状態では大気に開放されるようにして第1エアクリーナの外部に形成される吸気室に開口する吸気口が第1エアクリーナの前記クリーナケースに形成され、第2エアクリーナの排気口が、第1エアクリーナの前記吸気口の周囲に向けて空気を吹き出すようにして前記吸気室に開口されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、第1エアクリーナの前記クリーナケースに、下方に開いた略U字状の横断面形状を有する吸気ダクトが前記吸気口を上方から覆うようにして設けられ、第2エアクリーナの前記排気口が前記吸気ダクトの上方で下方に向けて開口されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、第2エアクリーナが、左右に並ぶとともに相互に連設されて第1エアクリーナの前方に配置される左右一対のサイクロンから成り、第1および第2エアクリーナ間に少なくとも一部が形成される前記吸気室に開口するようにして前記吸気口が前記クリーナケースの前部に形成され、前記吸気ダクトが第1および第2エアクリーナ間に設けられことを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、走行風に対向して開口する走行風導入口を有する左右一対のエアフードが左右一対の前記サイクロンに個別に接続され、前記走行風導入口から導入された走行風が下向き方向から上向き方向に反転して前記サイクロンに流入するように前記エアフードが形成されることを第4の特徴とする。
本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記エアフードが、その長手方向が上下方向となるように形成されることを第5の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記吸気室の一部を形成する壁部に、該吸気室および大気間の空気の流通を制御する制御弁が取付けられることを第6の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、機関本体の吸気ポートに接続される第1エアクリーナの吸気口が、内燃機関の少なくとも一部の運転状態では大気に開放される吸気室に開口するようにして第1エアクリーナのクリーナケースに形成され、走行風を導入可能とするとともに導入された空気中から遠心力でダストを除去するようにした第2エアクリーナの排気口が、第1エアクリーナの前記吸気口の周囲に向けて空気を吹き出すので、内燃機関の少なくとも一部の運転状態では、第2エアクリーナでの圧力損失を吸気装置の圧力損失として考慮する必要がなく、吸気装置の圧力損失を低く抑えることができる。また第1エアクリーナが吸い込む空気の大部分が第2エアクリーナで浄化された空気となり、第1エアクリーナが吸い込むダスト量を低減してクリーナエレメントの交換周期を延長することができるとともにクリーナエレメントの小型化ひいては第1エアクリーナの小型化が可能となる。しかも第2エアクリーナに導入された走行風を第2エアクリーナの排気口からスムーズに排出することができ、第2エアクリーナでのダスト除去効果を高めることができ、また第2エアクリーナを通過した過剰風圧が第1エアクリーナ内に作用することも回避することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、下方に開いた略U字状の横断面形状を有する吸気ダクトで第1エアクリーナの吸気口が上方から覆われ、第2エアクリーナの排気口が吸気ダクトの上方で下方に向けて開口されるので、第2エアクリーナの排気圧が第1エアクリーナの吸気口に作用しないようにすることができ、また吸気ダクトの下部から吸気口にわたって下向きから上向きに空気流が反転するので吸気ダクトの部分での重力を利用したダスト除去効果も期待できる。
本発明の第3の特徴によれば、第2エアクリーナが、左右に並ぶとともに相互に連設されて第1エアクリーナの前方に配置される左右一対のサイクロンから成り、吸気室の少なくとも一部が第1および第2エアクリーナ間に形成され、第1エアクリーナの吸気口がクリーナケースの前部に形成されるので、第1エアクリーナの吸気口の前方に相互に連設された左右一対のサイクロンが配置されることになり、走行風とともにダストが吸気口に直接飛び込んでくることを防止することができ、小型のサイクロンを用いてダスト除去効果を持たせつつ第1および第2エアクリーナをコンパクトに纏めることができる。
本発明の第4の特徴によれば、左右一対のサイクロンには、走行風に対向して開口する走行風導入口を有する左右一対のエアフードが個別に接続され、各エアフードでは、走行風導入口から導入された走行風が下向き方向から上向き方向に反転するので、エアフードで走行風を収集してサイクロンの駆動力とすることができ、エアフードでの走行風の流路が反転することによって走行風中のダスト除去を行うことができる。
本発明の第5の特徴によれば、エアフードの長手方向が上下方向であるので、重力を有効に活用し、エアフードでダストおよび水分を効果的に除去することができる。
さらに本発明の第6の特徴によれば、吸気室および大気間の空気の流通を制御弁で制御するようにしたので、内燃機関の高負荷運転時に制御弁を閉じ側に動かすことで第1エアクリーナの吸気口に加えるラム圧を発生することができる。
自動二輪車の一部切欠き側面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の3矢視図である。 図3の4ー4線断面図である。 図3の5ー5線断面図である。 図3の6−6線断面図である。 第2の実施の形態の図4に対応した断面図である。
本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお以下の説明で、前後、左右および上下は、自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図6を参照しながら説明すると、先ず図1において、鞍乗り型車両である自動二輪車の車体フレームFは、前車輪WFを軸支するフロントフォーク11および操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム14…と、前記ヘッドパイプ13から前記メインフレーム14…よりも急角度で後下がりに延びるダウンフレーム15と、前記メインフレーム14…の後端から下方に延びるようにして各メインフレーム14…と一体に形成されるピボットフレーム16…と、前記メインフレーム14…の中間部に連結されて後ろ上がりに延びる左右一対のシートフレーム17…と、前記メインフレーム14…の後端部および前記シートフレーム17…間を結ぶリヤフレーム18…とを備える。
前記車体フレームFのピボットフレーム15…には、後車輪WRを後端部で軸支するスイングアーム19の前端部が支軸20を介して上下揺動可能に支承され、前記車体フレームFの後部および前記スイングアーム19の後部間にリヤクッション21が設けられる。
前記後車輪WRを駆動する動力を発揮する内燃機関Eの機関本体23は、前記メインフレーム14…の下方に配置され、前記ダウンフレーム15の下端部、前記メインフレーム14…の後部および前記ピボットフレーム16…の下部に支持される。
また前記機関本体23の上方に配置される燃料タンク24が前記メインフレーム14…に支持され、この燃料タンク24の後方に配置される乗車用シート25が前記シートフレーム17…に支持される。
前記機関本体23の一部を構成するシリンダヘッド26の前側壁には、機関本体23の下方を通って下方に延出される排気管28が接続されており、この排気管28とともに排気装置27を構成する排気マフラー29が前記後輪WRの右側方に配置されるようにして前記排気管28の下流端に接続される。
図2および図3を併せて参照して、前記シリンダヘッド26の後部側壁に設けられる吸気ポート30には、吸気装置31が接続されるものであり、この吸気装置31は、前記吸気ポート30に連なるようにして前記シリンダヘッド26の後部側壁に下流端部が接続される吸気管32と、該吸気管32の上流端部に接続されるスロットルボディ33と、該スロットルボディ33の上流端にコネクティングチューブ34を介して接続される第1エアクリーナ35と、第1エアクリーナ35の前方に配置される第2エアクリーナ36と、第エアクリーナ36に接続される左右一対のエアフード37,37とを備える。
前記吸気管32は、その後部が上方に延びるようにして略J字状に形成されており、この吸気管32に、前記吸気ポート30に向けて燃料を噴出する燃料噴射弁38が付設される。
図4において、第1エアクリーナ35は、クリーナケース40内に、該クリーナケース40内に導入された空気を浄化するクリーナエレメント41が設けられて成るものであり、このクリーナエレメント41によって前記クリーナケース40内が、前記クリーナエレメント41で浄化される前の空気が導入される未浄化室42と、前記クリーナエレメント41を通過した空気が導入される浄化室43とに区画され、前記コネクティングチューブ34が前記浄化室43に通じるようにして前記クリーナケース40に接続される。
図5を併せて参照して、第2エアクリーナ36は、走行風を導入可能とするとともに導入された空気中から遠心力でダストを除去するように構成されるものであり、左右に並ぶとともに相互に連設されて第1エアクリーナ35の前方に配置される左右一対のサイクロン44,44から成る。
第1エアクリーナ35の前記クリーナケース40と、第2エアクリーナ36の両サイクロン44,44とは、合成樹脂から成る上部ケース部材45および下部ケース部材46が一平面に配置される接合面47で相互に接合されることで構成されており、第2エアクリーナ36の両サイクロン44,44は、第1エアクリーナ35の前方に配置されつつ第1エアクリーナ35のクリーナケース40に一体に連設されることになる。
図6を併せて参照して、第1エアクリーナ35の吸気口48は、内燃機関Eの少なくとも一部の運転状態(この実施の形態では全ての運転状態)では大気に開放されるようにして第1エアクリーナ35の外部に形成される吸気室49Aに開口するようにして前記クリーナケース40に形成されており、前記クリーナケース40には、下方に開いた略U字状の横断面形状を有する吸気ダクト50が前記吸気口48を上方から覆うようにして設けられる。
しかも前記クリーナケース40および左右一対のサイクロン44,44は一体に連なって形成されるものであり、前記吸気ダクト50は、第1および第2エアクリーナ35,36間にわたって設けられる。
前記吸気室49Aの少なくとも一部、この第1の実施の形態では吸気室49Aの全部が、第1エアクリーナ35と、第1エアクリーナ35の前方に配置される左右一対のサイクロン44,44との間に形成されるものであり、第1エアクリーナ35のクリーナケース40と、第2エアクリーナ36の両サイクロン44,44との間を一体に結ぶようにして前記下部ケース部材46に形成される左右一対の側壁51,51と、第1および第2エアクリーナ35,36との間で下方に開放するようにして前記吸気室49Aが形成され、前記吸気口48は第1エアクリーナ35のクリーナケース40の前部に形成される。
また左右一対のサイクロン44,44が上部に備える排出管44a,44aは、第1エアクリーナ35におけるクリーナケース40の上部と、両サイクロン44,44の上部との間にわたるようにして前記上部ケース部材45に一体に形成される排気ダクト52内に共通に連通し、この排気ダクト52の第1エアクリーナ35側端部に形成される排気口53は、前記吸気室49Aの上部で下方に向けて開口する。すなわち第2エアクリーナ36の排気口53が、第1エアクリーナ35の前記吸気口48の周囲に向けて空気を吹き出すようにして前記吸気室49Aの上部で下方に向けて開口される。
左右一対のエアフード37,37は、走行風に対向して開口する走行風導入口54,54を前上部に有して、左右一対のサイクロン44,44にその接線方向で空気を導入するように個別に接続されるものであり、サイクロン44,44が備える接続管部44b,44bに、前記エアフード37,37が備える接続管部37a,37aが接続される。
しかもエアフード37は、図2の破線矢印で示すように、前記走行風導入口54から導入された走行風が下向き方向から上向き方向に反転して前記サイクロン44に流入するように形成されるものであり、しかもその長手方向が上下方向となるように形成される。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、第1エアクリーナ35の浄化室43が、機関本体23のシリンダヘッド26の吸気ポート30にコネクティングチューブ34、スロットルボディ33および吸気管32を介して接続されており、内燃機関Eの少なくとも一部の運転状態(この第1の実施の形態では全ての運転状態)では大気に開放されるようにして第1エアクリーナ35の外部に形成される吸気室49Aに開口する吸気口48が第1エアクリーナ35のクリーナケース40に形成され、走行風を導入可能とするとともに導入された空気中から遠心力でダストを除去するようにした第2エアクリーナ36の排気口53が、第1エアクリーナ35の前記吸気口48の周囲に向けて空気を吹き出すようにして前記吸気室49Aに開口されるので、第2エアクリーナ36での圧力損失を吸気装置31の圧力損失として考慮する必要がなく、吸気装置31の圧力損失を低く抑えることができる。また第1エアクリーナ35が吸い込む空気の大部分が第2エアクリーナ36で浄化された空気となり、第1エアクリーナ35が吸い込むダスト量を低減してクリーナエレメント41の交換周期を延長することができるとともにクリーナエレメント41の小型化ひいては第1エアクリーナ35の小型化が可能となる。しかも第2エアクリーナ36に導入された走行風を第2エアクリーナ36の排気口53からスムーズに排出することができ、第2エアクリーナ36でのダスト除去効果を高めることができ、また第2エアクリーナ36を通過した過剰風圧が第1エアクリーナ35内に作用することも回避することができる。
また第1エアクリーナ35のクリーナケース40に、下方に開いた略U字状の横断面形状を有する吸気ダクト50が前記吸気口48を上方から覆うようにして設けられ、第2エアクリーナ36の前記排気口53が前記吸気ダクト50の上方で下方に向けて開口されるので、第2エアクリーナ36の排気圧が第1エアクリーナ35の吸気口48に作用しないようにすることができ、また吸気ダクト50の下部から吸気口48にわたって下向きから上向きに空気流が反転するので吸気ダクト50の部分での重力を利用したダスト除去効果も期待できる。
また第2エアクリーナ36が、左右に並ぶとともに相互に連設されて第1エアクリーナ35の前方に配置される左右一対のサイクロン44,44から成り、前記吸気室49Aの少なくとも一部(この実施の形態では全部)が第1および第2エアクリーナ35,36間に形成され、前記吸気口48は第1エアクリーナ35のクリーナケース40の前部に形成され、前記吸気ダクト50が第1および第2エアクリーナ35,36間に設けられるので、第1エアクリーナ35の吸気口48の前方に相互に連設された左右一対のサイクロン44,44が配置されることになり、走行風とともにダストが吸気口48に直接飛び込んでくることを防止することができ、小型のサイクロン44,44を用いてダスト除去効果を持たせつつ、第1および第2エアクリーナ35,36をコンパクトに纏めることができる。
また走行風に対向して開口する走行風導入口54,54を有する左右一対のエアフード37,37が左右一対の前記サイクロン44,44に個別に接続され、前記走行風導入口54,54から導入された走行風が下向き方向から上向き方向に反転して前記サイクロン44,44に流入するように前記エアフード37,37が形成されるので、エアフード37,37で走行風を収集してサイクロン44,44の駆動力とすることができ、エアフード37,37での走行風の流路が反転することによって走行風中のダスト除去を行うことができる。
さらにエアフード37,37が、その長手方向が上下方向となるように形成されるので、重力を有効に活用し、エアフード37,37でダストおよび水分を効果的に除去することができる。
本発明の第2の実施の形態について図7を参照しながら説明するが、上記第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
第1エアクリーナ35の吸気口48は、内燃機関E(図1参照)の少なくとも一部の運転状態では大気に開放されるようにして第1エアクリーナ35の外部に形成される吸気室49Bに開口するようにして前記クリーナケース40に形成されており、前記クリーナケース40および第2エアクリーナ36間には下方に開いた略U字状の横断面形状を有する吸気ダクト50が前記吸気口48を上方から覆うようにして設けられる。
前記吸気室49Bは、下方に向けて開口した第2エアクリーナ36の排気口53に上端部が通じるようにして第1および第2エアクリーナ35,36間で上下に延びるとともに第1エアクリーナ35の吸気口48が開口される第1室56と、上方に開いた略U字状の断面形状を有して第1エアクリーナ35におけるクリーナケース40の下部および第2エアクリーナ36に一体に連設される壁部58および前記クリーナケース40間に形成されて前後方向に延びるとともに前端部が第156の下端部に通じる第2室57とで構成され、第2室57の後端は後方に向けて開口される。
前記吸気室49Bの一部を形成する壁部58には、該吸気室49Bおよび大気間の空気の流通を制御する制御弁59が取付けられる。
この第2の実施の形態によれば、吸気室49Bおよび大気間の空気の流通を制御弁59で制御するようにしたので、内燃機関Eの高負荷運転時に制御弁59を閉じ側に動かすことで第1エアクリーナ35の吸気口48に加えるラム圧を発生することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
23・・・機関本体
30・・・吸気ポート
31・・・吸気装置
35・・・第1エアクリーナ
36・・・第2エアクリーナ
37・・・エアフード
40・・・クリーナケース
41・・・クリーナエレメント
42・・・未浄化室
43・・・浄化室
44・・・サイクロン
48・・・吸気口
49A,49B・・・吸気室
50・・・吸気ダクト
53・・・排気口
54・・・走行風導入口
58・・・壁部
59・・・制御弁
E・・・内燃機関

Claims (6)

  1. クリーナケース(40)内に該クリーナケース(40)内を未浄化室(42)および浄化室(43)に区画するクリーナエレメント(41)が設けられる第1エアクリーナ(35)と、走行風を導入可能とするとともに導入された空気中から遠心力でダストを除去する第2エアクリーナ(36)とを備える車両用内燃機関の吸気装置において、第1エアクリーナ(35)の浄化室(43)が、車両に搭載された機関本体(23)の吸気ポート(30)に接続され、内燃機関(E)の少なくとも一部の運転状態では大気に開放されるようにして第1エアクリーナ(35)の外部に形成される吸気室(49A,49B)に開口する吸気口(48)が第1エアクリーナ(35)の前記クリーナケース(40)に形成され、第2エアクリーナ(36)の排気口(53)が、第1エアクリーナ(35)の前記吸気口(48)の周囲に向けて空気を吹き出すようにして前記吸気室(49A,49B)に開口されることを特徴とする車両用内燃機関の吸気装置。
  2. 第1エアクリーナ(35)の前記クリーナケース(40)に、下方に開いた略U字状の横断面形状を有する吸気ダクト(50)が前記吸気口(48)を上方から覆うようにして設けられ、第2エアクリーナ(36)の前記排気口(53)が前記吸気ダクト(50)の上方で下方に向けて開口されることを特徴とする請求項1記載の車両用内燃機関の吸気装置。
  3. 第2エアクリーナ(36)が、左右に並ぶとともに相互に連設されて第1エアクリーナ(35)の前方に配置される左右一対のサイクロン(44)から成り、第1および第2エアクリーナ(35,36)間に少なくとも一部が形成される前記吸気室(49A,49B)に開口するようにして前記吸気口(48)が前記クリーナケース(40)の前部に形成され、前記吸気ダクト(50)が第1および第2エアクリーナ(35,36)間に設けられることを特徴とする請求項2記載の車両用内燃機関の吸気装置。
  4. 走行風に対向して開口する走行風導入口(54)を有する左右一対のエアフード(37)が左右一対の前記サイクロン(44)に個別に接続され、前記走行風導入口(54)から導入された走行風が下向き方向から上向き方向に反転して前記サイクロン(44)に流入するように前記エアフード(37)が形成されることを特徴とする請求項3記載の車両用内燃機関の吸気装置。
  5. 前記エアフード(37)が、その長手方向が上下方向となるように形成されることを特徴とする請求項4記載の車両用内燃機関の吸気装置。
  6. 前記吸気室(49B)の一部を形成する壁部(58)に、該吸気室(49B)および大気間の空気の流通を制御する制御弁(59)が取付けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用内燃機関の吸気装置。
JP2013071680A 2013-03-29 2013-03-29 車両用内燃機関の吸気装置 Active JP6065320B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071680A JP6065320B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 車両用内燃機関の吸気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071680A JP6065320B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 車両用内燃機関の吸気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014196672A true JP2014196672A (ja) 2014-10-16
JP6065320B2 JP6065320B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=52357636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013071680A Active JP6065320B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 車両用内燃機関の吸気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6065320B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104500285A (zh) * 2014-12-01 2015-04-08 力帆实业(集团)股份有限公司 摩托车用油浴式空气滤清器
CN104500290A (zh) * 2014-12-01 2015-04-08 力帆实业(集团)股份有限公司 摩托车空气滤清器油浴式除尘结构
CN104500284A (zh) * 2014-12-01 2015-04-08 力帆实业(集团)股份有限公司 摩托车空气滤清器滤芯定位结构
CN104500289A (zh) * 2014-12-01 2015-04-08 力帆实业(集团)股份有限公司 三重净化式摩托车空气滤清器
WO2019203381A1 (ko) * 2018-04-20 2019-10-24 (주)라도 사이클론 방식의 차량용 에어 덕트 어셈블리
WO2019203380A1 (ko) * 2018-04-20 2019-10-24 (주)라도 차량용 에어 덕트 조립체

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59165560U (ja) * 1983-04-19 1984-11-06 スズキ株式会社 オ−トバイのエア−クリ−ナボツクス
JPS6393461U (ja) * 1986-12-08 1988-06-16
JPH01301484A (ja) * 1988-05-30 1989-12-05 Suzuki Motor Co Ltd 鞍乗型車両の吸気装置
JPH02149860U (ja) * 1989-05-24 1990-12-21
JPH10157683A (ja) * 1996-12-04 1998-06-16 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の吸気通路構造
US20090151308A1 (en) * 2007-12-14 2009-06-18 Suk Hwan Jung Intake duct system for an engine
US20110088652A1 (en) * 2009-10-21 2011-04-21 Rockenbach Frederick A Ram induction system

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59165560U (ja) * 1983-04-19 1984-11-06 スズキ株式会社 オ−トバイのエア−クリ−ナボツクス
JPS6393461U (ja) * 1986-12-08 1988-06-16
JPH01301484A (ja) * 1988-05-30 1989-12-05 Suzuki Motor Co Ltd 鞍乗型車両の吸気装置
JPH02149860U (ja) * 1989-05-24 1990-12-21
JPH10157683A (ja) * 1996-12-04 1998-06-16 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の吸気通路構造
US20090151308A1 (en) * 2007-12-14 2009-06-18 Suk Hwan Jung Intake duct system for an engine
US20110088652A1 (en) * 2009-10-21 2011-04-21 Rockenbach Frederick A Ram induction system

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104500285A (zh) * 2014-12-01 2015-04-08 力帆实业(集团)股份有限公司 摩托车用油浴式空气滤清器
CN104500290A (zh) * 2014-12-01 2015-04-08 力帆实业(集团)股份有限公司 摩托车空气滤清器油浴式除尘结构
CN104500284A (zh) * 2014-12-01 2015-04-08 力帆实业(集团)股份有限公司 摩托车空气滤清器滤芯定位结构
CN104500289A (zh) * 2014-12-01 2015-04-08 力帆实业(集团)股份有限公司 三重净化式摩托车空气滤清器
WO2019203381A1 (ko) * 2018-04-20 2019-10-24 (주)라도 사이클론 방식의 차량용 에어 덕트 어셈블리
WO2019203380A1 (ko) * 2018-04-20 2019-10-24 (주)라도 차량용 에어 덕트 조립체

Also Published As

Publication number Publication date
JP6065320B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6065320B2 (ja) 車両用内燃機関の吸気装置
JP2009202827A (ja) 自動二輪車
JP5271696B2 (ja) 鞍乗型車両
JP5721599B2 (ja) 鞍乗型車両のキャニスタ配置構造
JP5967447B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気装置
US8037958B2 (en) Layout of compact all terrain vehicle for fuel tank, intake duct, and exhaust duct positioning
JPWO2014097773A1 (ja) 鞍乗型車両
JP2014070502A (ja) 四輪車両
JP6623668B2 (ja) 鞍乗り型車両のエアクリーナ構造
JP2018052413A (ja) 鞍乗型車両の導風構造
TW584606B (en) Scooter model vehicle
JP4894401B2 (ja) 鞍乗型不整地走行車両
JP2014145349A (ja) 自動二輪車
JP4592017B2 (ja) 自動2輪車用エアクリーナ装置
JP6221125B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気系構造
JP4969969B2 (ja) 揺動式自動三輪車におけるエアクリーナの空気導入構造
WO2017057340A1 (ja) 鞍乗り型車両
JP2007113565A (ja) 自動二輪車のブリーザ装置
JP6221126B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気系構造
JPWO2019059257A1 (ja) 鞍乗り型車両
US8210297B2 (en) Layout of compact all terrain vehicle for exhaust outlet duct and air inlet duct positioning
JP6683774B2 (ja) エアクリーナー
JP4555740B2 (ja) 車両用エンジンの空気取入装置
JP6083601B2 (ja) 鞍乗り型車両におけるエアクリーナ構造
JP5691258B2 (ja) エンジンの吸気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6065320

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150