JP5856859B2 - 鞍乗り型車両の吸気装置 - Google Patents

鞍乗り型車両の吸気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5856859B2
JP5856859B2 JP2012021232A JP2012021232A JP5856859B2 JP 5856859 B2 JP5856859 B2 JP 5856859B2 JP 2012021232 A JP2012021232 A JP 2012021232A JP 2012021232 A JP2012021232 A JP 2012021232A JP 5856859 B2 JP5856859 B2 JP 5856859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air cleaner
intake
throttle
main frame
connecting tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012021232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013160100A (ja
Inventor
信之 下村
信之 下村
鈴木 達哉
達哉 鈴木
伸一 若林
伸一 若林
岡本 智之
智之 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012021232A priority Critical patent/JP5856859B2/ja
Priority to CN201210578987.6A priority patent/CN103244316B/zh
Publication of JP2013160100A publication Critical patent/JP2013160100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5856859B2 publication Critical patent/JP5856859B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

本発明は、鞍乗り型車両の吸気装置に関する。
特許文献1には、車両前後方向に延びるメインフレームを有する車体フレームと、前傾シリンダを有するとともに、前記メインフレームの下方に位置するように前記車体フレームに支持されるエンジンと、を備える自動二輪車に搭載され、上記エンジンに燃焼用の空気を供給する自動二輪車の吸気装置が開示されている。
この自動二輪車の吸気装置は、前傾シリンダの後上方に配されるエアクリーナと、エアクリーナの前面から前方に突出するように設けられるコネクティングチューブと、コネクティングチューブに接続されるスロットルボディと、スロットルボディに接続されるとともに前下方に屈曲して前記エンジンにおいて上方に開放する吸気ポートに接続されるインレットパイプと、を備えており、エンジンとメインフレームとの間のスペースにおいてエアクリーナの形状自由度が確保されるため、エアクリーナ容量を容易に確保することができる構造になっている。
特開2009−281237号公報
しかしながら、上記特許文献1の吸気装置では、吸気通路長を長くして低速トルクを向上させたい場合に、エアクリーナの前面から前方に突出するコネクティングチューブがエンジンの上方でスロットルボディに接続されるため、コネクティングチューブにおいてエアクリーナから外側に露出する部位で、吸気通路長を長くするのがスペース上困難であり、このため、吸気通路長を長くするためにはコネクティングチューブをエアクリーナ内で長く延ばすように配する必要がある。ところが、このようにコネクティングチューブをエアクリーナ内で長く延ばした場合は、組付け時等においてコネクティングチューブを設置し難くなり取扱性に課題が生じる。
そこで、本発明の目的は、コネクティングチューブをエアクリーナ内で長く延ばすことなく、コネクティングチューブにおいてエアクリーナから外側に露出する部位で吸気通路長を確保し、取扱性を良好に維持しながらエンジンの低速トルクを向上させることができる鞍乗り型車両の吸気装置を提供することにある。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、車両前後方向に延びるメインフレーム(10)を有する車体フレーム(5)と、前傾シリンダ(17)を有するとともに、前記車体フレーム(5)に支持されるエンジン(15)と、を備える鞍乗り型車両(1)に搭載され、前記エンジン(15)の吸気ポート(31)に接続されるインレットパイプ(32)と、該インレットパイプ(32)に接続されるスロットルボディ(33)と、該スロットルボディ(33)に接続されるコネクティングチューブ(34)と、該コネクティングチューブ(34)に接続されるエアクリーナ(35)と、を備える鞍乗り型車両の吸気装置において、前記エンジン(15)の前上方かつ前記メインフレーム(10)の前端下方に、前記エアクリーナ(35,65)が設けられ、前記スロットルボディ(33)が、前記エンジン(15)の前記吸気ポート(31)よりも後方に配され、前記コネクティングチューブ(34)が、前記スロットルボディ(33)との接続部から後方に延出してU字状に屈曲し、前方に向けて延びて前記エアクリーナ(35)に接続され、前記メインフレーム(10)は、車幅方向中央に一本設けられて前記エンジン(15)の上方に配置され、前記スロットルボディ(33)が、前記メインフレーム(10)の下方に配されるとともに、前記コネクティングチューブ(34)の前記エアクリーナ(35)との接続部が、前記メインフレーム(10)よりも車幅方向外側に配され、前記スロットルボディ(33)は、吸気通路を構成するボディ本体(37)と、前記吸気通路を開閉させるスロットルドラム(38)と、を有し、上面視で、前記ボディ本体(37)と、前記コネクティングチューブ(34)の前記エアクリーナ(35)との接続部(34A)と、の間に、前記スロットルドラム(38)及びこれに接続されるスロットルケーブル(60)が配されることを特徴とする鞍乗り型車両の吸気装置を提供する。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気装置において、前記メインフレーム(10)の上方に燃料タンク(22)が配され、前記エアクリーナ(35)は、空気を導入する吸気ダクト(47)を備え、前記吸気ダクト(47)の吸い口(48)が、前記メインフレーム(10)と前記燃料タンク(22)との間に配されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気装置において、前記エアクリーナ(65)は、吸気ダクト(66)が後方に向けて設けられるとともに前方に開放したケース部材(67)と、該ケース部材(67)にエレメントホルダ(68)を介して合わさり、該ケース部材(67)を前方から覆うカバー部材(69)と、を備え、前記エレメントホルダ(68)は、エレメント(71)をその車幅方向中央側の領域で保持するとともに、車幅方向一側に設けられて前記吸気ダクト(66)と連通する開口部(70)を有し、前記開口部(70)には、吸気を前記エレメント(71)側へと拡散させるように該エレメント(71)側に傾斜したルーバー部(74)が一体的に形成されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、コネクティングチューブにおけるエアクリーナから外側に露出する部位がU字状とされ、コネクティングチューブをエアクリーナ内に長く延ばすことなく、当該エアクリーナから外側に露出する部位で吸気通路長を確保することができるため、取扱性を良好に維持しながらエンジンの低速トルクを向上させることができる。また、エアクリーナとエンジンとモノバックボーンの車体フレームによって吸気装置の配置に自由度が制限される中であっても、コネクティングチューブのエアクリーナとの接続部を車幅方向にオフセットさせることで、コネクティングチューブをコンパクトに配置することができる。また、スロットルドラム及びスロットルケーブルが、スロットルボディのボディ本体及びコネクティングチューブに囲まれる空間内に配置されることになり、スロットルドラム及びスロットルケーブルをコンパクトに配置することができる。
請求項に記載の発明によれば、メインフレームと燃料タンクとで囲まれる塵埃等が比較的少ない空間に、吸気ダクトの吸い口を開放させることで、汚れの少ない空気をエアクリーナ内に導入することができる。
請求項に記載の発明によれば、エアクリーナの上下長を抑えながら、吸気をエレメントに満遍なく流すことができる。
本発明の第1の実施形態の吸気装置を搭載した自動二輪車の右側面図である。 上記第1の実施形態の吸気装置周辺の自動二輪車の右側面図である。 上記第1の実施形態の吸気装置周辺の自動二輪車の左側面図である。 上記第1の実施形態の吸気装置周辺の自動二輪車の上面図である。 上記第1の実施形態の吸気装置を構成するエアクリーナのカバー部材を取り外した状態のエアクリーナの前面図である。 本発明の第2の実施形態の吸気装置を搭載した自動二輪車の右側面図である。 上記第2の実施形態の吸気装置を構成するエアクリーナのカバー部材を取り外した状態のエアクリーナの前面図である。 上記第2の実施形態の吸気装置を構成するエアクリーナの後面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。
<第1の実施形態>
図1に本発明の第1の実施形態の吸気装置を搭載した自動二輪車1が示されている。この自動二輪車1は、左右一対のフロントフォーク2の下部に前輪3を回転可能に支持し、前輪3の上方にフロントフェンダ4を配置する。フロントフェンダ4は、フロントフォーク2に支持され、フロントフォーク2は、車体フレーム5の前端に形成されたヘッドパイプ6に操向可能に支持されている。フロントフォーク2の上部には、バーハンドル7が固定され、バーハンドル7の右側端部にはスロットルグリップ8が回転可能に設けられている。
車体フレーム5は、ヘッドパイプ6から後斜め下方に延出する一本の例えば矩形断面のパイプ材からなるメインフレーム10と、メインフレーム10の後端から下方に延びる左右一対のピボットプレート11と、ピボットプレート11の上部から後斜め上方に延出する左右一対のリヤフレーム12と、リヤフレーム12の上端に結合して緩やかに傾斜した状態で車両前後方向に延在する左右一対のシートフレーム13と、を備えている。メインフレーム10は車幅方向中央において車両前後方向に沿って延在しており、シートフレーム13は、その車両前後方向の略中央の領域でリヤフレーム12の上端に結合し、前方から後方に向けて斜め後上方に傾斜している。
また、左右のシートフレーム13とメインフレーム10の後部はそれぞれ、長尺な矩形板体で形成されたサポートプレート14で結合されており、サポートプレート14は、リヤフレーム12と略平行の状態で延在している。
メインフレーム10の下方には、空冷単気筒のエンジン15が配置され、エンジン15は、クランクケース16と、クランクケース16の前部から前方に突出した前傾シリンダ17と、を備えている。エンジン15は、クランクケース16の後部がピボットプレート11に固定されるとともに、クランクケース16の上部がメインフレーム10から下方に延びるように設けられたエンジンハンガ18に固定されることで、車体フレーム5に支持されている。なお、図中C1は、前傾シリンダ17のシリンダ軸線を示しており、このシリンダ軸線C1は略水平の状態となっている。
ピボットプレート11にはスイングアーム19が上下方向に揺動可能に支持され、スイングアーム19の後部に後輪20が支持されている。また、スイングアーム19の前部とシートフレーム13との間にはリヤクッション21が介装されている。
メインフレーム10の上方には、燃料タンク22が配置され、燃料タンク22は、その前部がメインフレーム10の前部に支持されるとともに、その後部がシートフレーム13の前部に支持されている。ここで、燃料タンク22はメインフレーム10と一定距離離間しており、燃料タンク22とメインフレーム10との間には上下方向の隙間が設けられる。また、シートフレーム13の上部には、運転者が着座するシート26が支持されている。また、クランクケース16の両側方には左右のフロントステップ23が配されるとともに、クランクケース16の後方には左右のリヤステップ24が配されている。
前傾シリンダ17は、シリンダボアが形成されるシリンダブロック25と、シリンダブロック25に結合するシリンダヘッド27と、を備え、シリンダヘッド27には図示省略する燃焼室が形成され、また動弁装置が収容されている。シリンダヘッド27の下面には、下方に開放する図示省略する排気ポートが形成されており、この排気ポートには排気管28が接続されている。
排気管28は、シリンダヘッド27の下面から下方に延出した後、後方に延出し、クランクケース16の下方に延び、さらにクランクケース16の後方で略直角に屈曲して上方に延出し、マフラー29の接続管30に接続している。ここで、接続管30と排気管29との接続部は、スイングアーム19の前部上方で外側に露出している。なお、マフラー29はシートフレーム13の下方に配置されている。
図2、図3を参照し、シリンダヘッド27の上面には、説明便宜上破線で示す吸気ポート31が形成され、吸気ポート31は上方に開放しており、吸気通路の一部を構成するインレットパイプ32の一端が接続されている。インレットパイプ32の他端には吸気量を制御するスロットルボディ33が接続され、スロットルボディ33にはコネクティングチューブ34の一端が接続され、そしてコネクティングチューブ34の他端は、エアクリーナ35に接続されている。
図4も参照し、インレットパイプ32は、吸気ポート31から後上方かつ車幅方向で右側に向けて延出している。また図3を参照し、インレットパイプ32には、燃料噴射装置であるインジェクタ36が固定されている。インレットパイプ32には、その軸線に対する径方向の外側に向けて膨出した台座32Aが形成され、インジェクタ36は、この台座32Aにその噴射方向が下方に向くように立設されている。さらに詳しくは、インレットパイプ32は、その台座32Aが前方に向けて膨出するように吸気ポート31に接続されており、インジェクタ36はインレットパイプ32において前部側に立設されている。
スロットルボディ33は、インレットパイプ32及びコネクティングチューブ34に連通して吸気通路の一部を構成する筒体であるボディ本体37と、ボディ本体37内の吸気通路を開閉する図示省略するバタフライバルブと、スロットルグリップ8の回転操作に応じて、上記バタフライバルブを回転させるスロットルドラム38と、を備えている。スロットルドラム38は、ボディ本体37の外部に露出し、該ボディ本体37に回転可能に支持されている。
スロットルボディ33は、吸気ポート31よりも後方に位置するように配され、ボディ本体37がインレットパイプ32から後上方かつ車幅方向で右側に向けて延出するようにインレットパイプ32に接続されており、スロットルドラム38は、車幅方向の右側に配される。スロットルドラム38には、一対のスロットルケーブル60のそれぞれ一端が接続され、スロットルケーブル60の他端は、スロットルグリップ8に接続されている。図2に示すように、スロットルボディ33には、スロットルケーブル60の上記一端側を固定する保持プレート33Aが一体的に設けられている。
スロットルボディ33では、スロットルグリップ8の回転操作に応じて一対のスロットルケーブル60のうちの一方が引っ張られるとともに、他方が繰り出されて、スロットルドラム38が回転する。これにより、スロットルボディ33は、スロットルグリップ8の回転操作に応じて、その内部のバタフライバルブの開閉量を調整して、エアクリーナ35からコネクティングチューブ34を通して供給される吸気の吸気量を制御する。また、上記インジェクタ36は、スロットルグリップ8の回転操作に応じて、燃料噴射量を制御する。
コネクティングチューブ34は、スロットルボディ33との接続部から後方に延出してU字状に屈曲し、前方に向けて延びて、エンジン15の前上方(詳しくは、吸気ポート31の前上方)かつメインフレーム10の前端下方に配置されたエアクリーナ35に接続されている。ここで図4に示すように、コネクティングチューブ34のエアクリーナ35との接続部は、メインフレーム10よりも車幅方向外側に配されている。
図2〜図5を参照し、エアクリーナ35は、前方に開口が向くように配置されたケース部材40と、このケース部材40にエレメントホルダ41(図5参照)を介して合わさり、ケース部材40の上記開口を覆うカバー部材42と、を備えている。エアクリーナ35は、前面視及び後面視で略長方形状に形成され、その長手方向を車幅方向に沿わせてメインフレーム10の下方に配置されている。ケース部材40の上部に左右一対のブラケット43が突設されており、このブラケット43がメインフレーム10の側部に固定され、エアクリーナ35はメインフレーム10に吊り下げられた状態で支持されている。
ケース部材40の後部の車幅方向の右側の部位には、前後方向に貫通する接続口44が形成され、この接続口44から挿入させるようにして、コネクティングチューブ34がエアクリーナ35に接続されている。また、ケース部材40の後部の車幅方向の左側の部位は、上記接続口44が形成された部位に対して前方に向けて凹んでおり、当該部位にはダクト接続口45が形成されている。
ダクト接続口45には、エアクリーナ35内に空気を導入する筒状の吸気ダクト47が挿入されるようにして接続されており、この吸気ダクト47は、ダクト接続口45から上方に延出して、メインフレーム10の左側面の側方を通過し、燃料タンク22とメインフレーム10との間の隙間に至る。そして、吸気ダクト47は、その吸い口48が燃料タンク22とメインフレーム10との間の隙間に向けて開口するように配されている。
図5を参照し、エレメントホルダ41は、ケース部材40の開口を覆うように設けられる板体であって、上記ダクト接続口44に挿入された吸気ダクト47に連通する連通口49と、エレメント50を嵌め込む矩形の保持開口51と、が形成されている。エレメント50は、吸気ダクト47から導入される空気中の塵埃等を捕集するものであって、車幅方向中央に対してやや右側に偏倚して設けられている。そして、図5に示す状態において上記カバー部材42を前方から被せることで、エアクリーナ35がクリーンサイドとダーティサイドに区画されて構成される。
本実施形態の吸気装置は上述のように、インレットパイプ32、スロットルボディ33、コネクティングチューブ34、及びエアクリーナ35で構成される。この吸気装置の吸気について説明すると、吸気ダクト47の吸い口48から導入された空気が先ずエレメント50とカバー部材42とで構成されるダーティサイドに供給され、その後、エレメント50を介して浄化されて、ケース部材40とエレメント50とで構成されるクリーンサイドに供給される。そして、クリーンサイドからコネクティングチューブ34、スロットルボディ33、及びインレットパイプ32を通して、浄化された空気がエンジンに供給される。そして、このエンジンに供給される空気量は、スロットルボディ33のスロットルドラム38がスロットルケーブル60によって回動されることで調整されることになる。
ここで、図4を参照し、本実施形態では、上面視で、スロットルボディ33のボディ本体37と、コネクティングチューブ34のエアクリーナ35との接続部34Aと、の間に、スロットルドラム38及びスロットルケーブル60が配されている。すなわち、これらスロットルドラム38及びスロットルケーブル60はボディ本体37とコネクティングチューブ34で囲まれる空間内で接続されている。
以上に記載したように、本発明の第1の実施形態の吸気装置では、エンジン15の前上方かつメインフレーム10の前端下方に、エアクリーナ35が設けられ、スロットルボディ33が、エンジン15の吸気ポート31よりも後方に配され、コネクティングチューブ34が、スロットルボディ33との接続部から後方に延出してU字状に屈曲し、前方に向けて延びてエアクリーナ35に接続されている。したがって、コネクティングチューブ34におけるエアクリーナ35から外側に露出する部位がU字状とされ、コネクティングチューブ34をエアクリーナ35内に長く延ばすことなく、当該エアクリーナ35から外側に露出する部位で吸気通路長を確保することができるため、取扱性を良好に維持しながらエンジンの低速トルクを向上させることができる。
また、本実施形態では、メインフレーム10が、車幅方向中央に一本設けられてエンジン15の上方に配置され、スロットルボディ33が、メインフレーム10の下方に配されるとともに、コネクティングチューブ34のエアクリーナ35との接続部が、メインフレーム10よりも車幅方向外側に配される。したがって、エアクリーナ35とエンジン15とモノバックボーンの車体フレーム5によって吸気装置の配置に自由度が制限される中であっても、コネクティングチューブ34のエアクリーナ35との接続部を車幅方向にオフセットさせることで、コネクティングチューブ34をコンパクトに配置することができる。
また、本実施形態では、上面視で、スロットルボディ33のボディ本体37と、コネクティングチューブ34のエアクリーナ35との接続部34Aと、の間に、スロットルドラム38及びこれに接続されるスロットルケーブル60が配される。したがって、スロットルドラム38及びスロットルケーブル60が、スロットルボディ33のボディ本体37及びコネクティングチューブ34に囲まれる空間内に配置されることになり、スロットルドラム38及びスロットルケーブル60をコンパクトに配置することができる
また、本実施形態では、メインフレーム10の上方に燃料タンク22が配され、エアクリーナ35は、空気を導入する吸気ダクト47を備え、吸気ダクト47の吸い口48が、メインフレーム10と燃料タンク22との間に配されている。これによれば、メインフレーム10と燃料タンク22とで囲まれる塵埃等が比較的少ない空間に、吸気ダクト47の吸い口48を開放させることで、汚れの少ない空気をエアクリーナ35内に導入することができる。
<第2の実施形態>
次に本発明の第2の実施形態を図6〜図8を用いて説明する。本実施形態の第1の実施形態との相違点は主としてエアクリーナの形状であるため、以下では相違点を中心に説明し、第1の実施形態との共通点については説明を省略し、また、同一の構成要素については同一符号で示す。
本実施形態におけるエアクリーナ65は、前方に開口が向くように配置されるとともに、その後部に吸気ダクト66が後方に向けて一体に設けられるケース部材67と、ケース部材67にエレメントホルダ68(図7参照)を介して合わさるカバー部材69と、を備えている。図8に示すように、吸気ダクト66は、ケース部材67の後部上側の車幅方向右側の部位に前後方向に貫通するように形成され、断面長方形状の空気の流入路を形成している。さらに詳しくは、吸気ダクト66は、その断面長方形状の流入路の長手方向が車幅方向の内側から外側に向けて斜め下方に向くように形成されている。
図7に示すように、エレメントホルダ68は、ケース部材67の開口を覆うように設けられる板体であって、吸気ダクト66に連通する連通口70と、エレメント71によって覆われる長方形状のエレメント用開口72と、が形成されている。エレメント用開口72は、その長手方向中央部を車幅方向中心に沿わせて形成されており、エレメント71は、エレメントホルダ68において車幅方向中央側の領域で保持されている。
連通口70は、エレメントホルダ68において車幅方向の右側であって、エレメント71の上方の部位に形成され、吸気ダクト66の前端開口と略同一形状に形成され、長方形状を呈している。
連通口70の周縁には前方に突出する壁部73が形成され、この壁部73の内側には、連通口70の長手方向に並ぶように複数のルーバー部74が形成されている。これらルーバー部74は、図7の矢印に参照されるように、吸気をエレメント71側へと拡散させるべく該エレメント71側に傾斜している。詳しくは、ルーバー部74は、後方から前方に向かうに従い車幅方向の内側に延出するように傾斜して形成されている。
このような第2の実施形態の構成では、エアクリーナ65の上下長を抑えながら、吸気をエレメント71に満遍なく流すことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本実施形態では、インレットパイプ32にインジェクタ36が固定される構成を説明したが、インジェクタはスロットルボディに固定されるものであっても構わない。また、本実施形態では、コネクティングチューブ34のエアクリーナ35との接続部が、メインフレーム10よりも車幅方向外側に配されている構成を説明したが、上記接続部が車幅方向の中央に配されていてもよい。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
5 車体フレーム
10 メインフレーム
15 エンジン
17 前傾シリンダ
22 燃料タンク
32 インレットパイプ
33 スロットルボディ
34 コネクティングチューブ
35,65 エアクリーナ
47,66 吸気ダクト
48 吸い口
67 ケース部材
68 エレメントホルダ
69 カバー部材
71 エレメント

Claims (3)

  1. 車両前後方向に延びるメインフレーム(10)を有する車体フレーム(5)と、前傾シリンダ(17)を有するとともに、前記車体フレーム(5)に支持されるエンジン(15)と、を備える鞍乗り型車両(1)に搭載され、前記エンジン(15)の吸気ポート(31)に接続されるインレットパイプ(32)と、該インレットパイプ(32)に接続されるスロットルボディ(33)と、該スロットルボディ(33)に接続されるコネクティングチューブ(34)と、該コネクティングチューブ(34)に接続されるエアクリーナ(35)と、を備える鞍乗り型車両の吸気装置において、
    前記エンジン(15)の前上方かつ前記メインフレーム(10)の前端下方に、前記エアクリーナ(35,65)が設けられ、
    前記スロットルボディ(33)が、前記エンジン(15)の前記吸気ポート(31)よりも後方に配され、
    前記コネクティングチューブ(34)が、前記スロットルボディ(33)との接続部から後方に延出してU字状に屈曲し、前方に向けて延びて前記エアクリーナ(35)に接続され
    前記メインフレーム(10)は、車幅方向中央に一本設けられて前記エンジン(15)の上方に配置され、
    前記スロットルボディ(33)が、前記メインフレーム(10)の下方に配されるとともに、前記コネクティングチューブ(34)の前記エアクリーナ(35)との接続部が、前記メインフレーム(10)よりも車幅方向外側に配され、
    前記スロットルボディ(33)は、吸気通路を構成するボディ本体(37)と、前記吸気通路を開閉させるスロットルドラム(38)と、を有し、
    上面視で、前記ボディ本体(37)と、前記コネクティングチューブ(34)の前記エアクリーナ(35)との接続部(34A)と、の間に、前記スロットルドラム(38)及びこれに接続されるスロットルケーブル(60)が配されることを特徴とする鞍乗り型車両の吸気装置。
  2. 前記メインフレーム(10)の上方に燃料タンク(22)が配され、
    前記エアクリーナ(35)は、空気を導入する吸気ダクト(47)を備え、
    前記吸気ダクト(47)の吸い口(48)が、前記メインフレーム(10)と前記燃料タンク(22)との間に配されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気装置。
  3. 前記エアクリーナ(65)は、吸気ダクト(66)が後方に向けて設けられるとともに、前方に開放したケース部材(67)と、該ケース部材(67)にエレメントホルダ(68)を介して合わさり、該ケース部材(67)を前方から覆うカバー部材(69)と、を備え、
    前記エレメントホルダ(68)は、エレメント(71)をその車幅方向中央側の領域で保持するとともに、車幅方向一側に設けられて前記吸気ダクト(66)と連通する開口部(70)を有し、
    前記開口部(70)には、吸気を前記エレメント(71)側へと拡散させるように該エレメント(71)側に傾斜したルーバー部(74)が一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気装置。
JP2012021232A 2012-02-02 2012-02-02 鞍乗り型車両の吸気装置 Active JP5856859B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012021232A JP5856859B2 (ja) 2012-02-02 2012-02-02 鞍乗り型車両の吸気装置
CN201210578987.6A CN103244316B (zh) 2012-02-02 2012-12-27 跨骑型车辆的吸气装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012021232A JP5856859B2 (ja) 2012-02-02 2012-02-02 鞍乗り型車両の吸気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013160100A JP2013160100A (ja) 2013-08-19
JP5856859B2 true JP5856859B2 (ja) 2016-02-10

Family

ID=48924102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012021232A Active JP5856859B2 (ja) 2012-02-02 2012-02-02 鞍乗り型車両の吸気装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5856859B2 (ja)
CN (1) CN103244316B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5852071B2 (ja) * 2013-09-26 2016-02-03 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の吸気構造

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60119644U (ja) * 1984-01-24 1985-08-13 スズキ株式会社 オ−トバイのクリ−ナ−ボツクス取着装置
JPS61155024A (ja) * 1984-12-27 1986-07-14 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車等の吸気装置
DE4015426A1 (de) * 1990-05-14 1991-11-21 Porsche Ag Luftansauganlage einer mehrzylinder-brennkraftmaschine
JPH08200172A (ja) * 1995-01-31 1996-08-06 Suzuki Motor Corp 自動二輪車用多気筒エンジンの吸気装置
JP4138466B2 (ja) * 2002-11-29 2008-08-27 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP2005248930A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Suzuki Motor Corp 鞍乗型車両の吸気装置
JP2009046017A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Yamaha Motor Co Ltd エンジンユニット、及び鞍乗型車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013160100A (ja) 2013-08-19
CN103244316B (zh) 2015-07-15
CN103244316A (zh) 2013-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5968348B2 (ja) 車両のエアクリーナ装置
US8851220B2 (en) Air cleaner device
TWI417215B (zh) 機車
JP5721599B2 (ja) 鞍乗型車両のキャニスタ配置構造
JP2009202827A (ja) 自動二輪車
JP5922333B2 (ja) 小型車両用エアクリーナ構造
JP5967447B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気装置
JP2007092737A (ja) エンジンの冷却装置
JP5419758B2 (ja) 自動二輪車の吸気装置
JP5609434B2 (ja) 自動二輪車の排気ガスセンサ取付構造
JP2007030688A (ja) 自動二輪車のリアクッション配置構造
JP2008230492A (ja) 自動二輪車の燃料供給装置
JP4753745B2 (ja) 自動二輪車の吸気構造
JP5856859B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気装置
JP5578002B2 (ja) スクータ型自動二輪車におけるキャニスタの配置構造
JP6003488B2 (ja) 自動二輪車用吸気装置
WO2011117919A1 (ja) 鞍乗り型車両の吸気系の配置構造
JP2013108457A (ja) 自動二輪車の燃料噴射装置の配置構造
JP5560150B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP6221126B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気系構造
JP6782363B2 (ja) エンジンの排気浄化装置
JP5778947B2 (ja) 鞍乗り型車両の排気浄化装置
JP6691567B2 (ja) 鞍乗型車両のエアクリーナ装置
JP6795633B2 (ja) 吸気装置用ファンネル
WO2016052005A1 (ja) 鞍乗り型車両用内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5856859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250