JP6003488B2 - 自動二輪車用吸気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車等の車両における吸気装置に関するものである。
鞍乗型車両の吸気レイアウトに関するものとして例えば特許文献1あるいは特許文献2に開示されるように、車両右側にエアクリーナを配置し、左側にバッテリを配置する方法がある。これらの配置方法ではエアクリーナのフィルタ面積を確保するために吸気通路が急激に曲げられている。また、バッテリ等の重い部品が車両重心位置からかなり離れた位置に配置されている。
実公昭63−023270号公報 実公昭61−009804号公報
しかしながら、上述の従来例のように吸気通路を急激に曲げると、吸気抵抗が大きくなって吸気効率が落ちてしまう。また、バッテリ等の重量物が車両重心位置から離れていることで、これが車両全体としての重心バランスに影響し、そのままでは車両の操縦安定性が悪化してしまう。
また、エアクリーナの容量を確保するためにその前後方向又は左右方向の寸法を大きくする方法がある。この場合、バッテリが左側に配置されているためその制約があり、前後方向の長さを伸ばさせざるを得ない。このように前後方向の寸法を大きくすると、エアクリーナとエンジンの間隔が狭くなり、それに対応してインテークパイプ長が短くなると、中低速トルクを得難くなる。
また、燃料噴射用のインジェクタにおいて、特にその燃料噴射方向に関して燃費性能や出力向上の点からインテークバルブ(吸気バルブ)の傘裏を指向する方向を狙うのが好適である。そのためにはインテークバルブをインテークパイプに対してできるだけ寝かして配置することとなるが、インテークパイプ長が短いとインテークパイプに接続する周辺部品と接触し、あるいは接触を避けるための隙間を確保するのが困難になる。このためインジェクタを起こして、即ちインテークパイプの軸線方向に対して垂直方向に近づけて配置せざるを得なくなるが、これでは実質的に上述のインテークバルブの傘裏を狙うことができない。更に、インジェクタ周辺部品には高さ方向に配置上の制約があり、特に燃料タンクの底部位置はインジェクタとの配置関係で決まるため、燃料タンクの容量を大きくしずらく、このように従来例では種々の問題があった。
本発明はかかる実情に鑑み、周辺部品等に対して効果的な配置関係を実現しつつ、有効にエアクリーナの容量を増大可能な自動二輪車用吸気装置を提供することを目的とする。
本発明の自動二輪車用吸気装置は、シート及び燃料タンクの下方で車体カバー、リヤフェンダ及びエンジンに囲まれた空間にバッテリ及びボディチューブと共に吸気系が配置構成される自動二輪車において、少なくともエアクリーナ、スロットルボディ及びインジェクタを順次含んで前記吸気系を形成する自動二輪車用吸気装置であって、前記バッテリは、前記エアクリーナと前記ボディチューブの車体後方において車体中心線に対して略左右対称に配置され、前記シートを開閉してシートレールの間から上方へ着脱可能であり、エアクリーナ本体に対して新気を導入するための前記エアクリーナの吸入管と、スロットル開閉機構を有する前記スロットルボディは前記ボディチューブを挟んで対向する位置で、側面視で前記ボディチューブとオーバラップする位置に配設したことを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車用吸気装置において、前記エアクリーナのエアクリーナ本体は車体側面視で、前記ボディチューブと左右いずれかをオーバラップした位置まで膨出させ、その膨出部を利用して前記エアクリーナ本体側にエアクリーナエレメントを装着し、その外側面にエアクリーナキャップと前記吸入管を配設したことを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車用吸気装置において、前記スロットルボディと前記エンジンのシリンダのインテークポートとを略直線状に結ぶインテークパイプ上方に設けられ、その吸気通路の軸線に近づくように傾斜配置されたインジェクタは、前記スロットルボディ上端とエンジン最頂部を結ぶ直線よりも下方で、前記スロットルボディと干渉することなく傾斜配置される共に、前記インテークパイプの長さの範囲内に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、先ず、バッテリをエアクリーナの後方に配置したことにより、エアクリーナの車体前後方向長を抑えながらエアクリーナの容量を確保することができる。エアクリーナの前後方向長を抑えることで、インテークパイプの長さを十分に確保でき、より大きな中低速トルクを得ることが可能になる。
また、バッテリの配置が車体中心線に対して略左右対称中心位置に配置されるため、車両全体としての良好な重心バランスを得ることができ、自動二輪車における操縦安定性が向上する。更に、吸入管からスロットルボディに至る吸気通路が大きなあるいは大回りなU字形状となり、吸気抵抗の少ない通路形状とすることでエンジン出力が向上する。
本発明に係る自動二輪車の要部側面図である。 本発明に係る自動二輪車における車体フレームにパワーユニットが搭載された状態の斜視図である。 本発明に係る自動二輪車における車体フレームにパワーユニットが搭載された状態の上面図及び側面図である。 図3(b)のI−I線に沿う断面図である。 本発明に係る吸気装置におけるスロットルボディまわりを示す側面図である。 本発明に係る吸気装置におけるインジェクタまわりを示す断面図である。 本発明に係る吸気装置における吸入管からインテークパイプに形成される吸気通路まわりを示す平断面図である。 本発明に係る吸気装置におけるインジェクタの燃料噴射時の状態を示す斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明による自動二輪車用吸気装置における好適な実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る自動二輪車の側面図、図2は車体フレームにパワーユニットが搭載された状態の斜視図、図3は車体フレームにパワーユニットが搭載された状態の上面図及び側面図である。先ず、図1〜図3を用いて、自動二輪車の全体構成について説明する。なお、図1〜図3を含め、以下の説明で用いる図においては、必要に応じて適宜車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrによりそれぞれ示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lによりそれぞれ示す。
図1の自動二輪車100は、典型的には所謂オンロードタイプの車両であってよく、その車体前方上部にはステアリングヘッドパイプ101が配置されており、ステアリングヘッドパイプ101内にはステアリング軸が回動可能に挿通している。そして、このステアリング軸の上端にはハンドルが結着されると共に、同ステアリング軸の下端にはフロントフォーク102が取り付けられ、フロントフォーク102の下端に操向輪である前輪103が回転可能に軸支されている。
また、ステアリングヘッドパイプ101からはボディチューブ104が、車体後方に向かって斜め下方に傾斜して延出すると共に、ダウンフレーム105が急角度で下方に傾斜しながら延びている。そして、ダウンフレーム105は図1に示されるようにその下部付近で、ロアフレーム105Aとして車体後方に向かってに曲げられ、その後端部はボディフレーム106を介してボディチューブ104の後端部に連結されている。
ボディチューブ104の前後方向略中程の位置から一対のシートレール107が相互の間隔距離を次第に拡げるように後方へ延出し、ボディフレーム106の略上方付近で相互に平行になって略水平に更に後方へ延出する。また、各シートレール107とボディフレーム106の間にはそれぞれシートピラー108が架け渡され、これらの部材により側面視で(図3(b))概略逆三角形状の結合構造が形成される。車体の前後方向略中央の下部に設けられたボディフレーム106には図示を省略するが、リヤスイングアームの前端部がピボット軸によって上下に揺動可能に支持される。そのリヤスイングアームの後端部には駆動輪である後輪109(図1)が回転可能に軸支されている。リヤスイングアームは、ショックアブソーバ(後輪懸架装置)を介して車体に懸架される。
ボディチューブ104とダウンフレーム105及びロアフレーム105Aとによって囲まれる空間には、車両動力源である空冷式のエンジン110が搭載支持される。この例ではエンジン110は例えば4サイクル単気筒エンジンとし、クランクケース111の上部に適度に前傾したシリンダブロック112が結合する。エンジン110の上方にはボディチューブ104により支持される燃料タンク113が配され、その燃料供給口はキャップ114によって栓止されている。燃料タンク113の後方にはシートレール107により支持されるシート115が配される。シート115はその前端部が燃料タンク113に連接すると共に、シートレール107に沿って後方へ延出する。シートレール107にはまた、後輪109の上方に被さるように配されたリヤフェンダ116が支持される。
シート115及び燃料タンク113(の一部)の下方には、後述するように車体カバー、リヤフェンダ116及びエンジン110によって囲まれた空間に、バッテリ及びボディチューブ104と共に本発明に係る吸気系が配置構成される。ここで、図1に示されるように燃料タンク113の後部付近からシート115の後部寄り付近までの部位の下側に、車体カバーであるサイドカバー117が取り付けられ、このサイドカバー117が車両外観の一部を構成する。即ち、バッテリやボディチューブ104あるいは吸気装置等は、サイドカバー117に覆われ、外観に露呈しない。
図4をも参照して、本発明に係る吸気装置10はエアクリーナ11、スロットルボディ12、インジェクタ13及びインジェクタ13が取り付けられるインテークパイプ14等を含んで構成される。この吸気系において、エアクリーナ11はエアクリーナ本体11Aとエアクリーナ本体11Aに結合するエアクリーナキャップ11Bから構成され、この例ではエアクリーナキャップ11Bがエアクリーナ本体11Aの左側に位置するように配置される。エアクリーナ本体11Aはその適所で複数のブラケット15(図3(b))を介して、シートレール107及びシートピラー108に支持される。
エアクリーナ11は全体として概略箱型に形成されるが、図4等からも分かるようにボディチューブ104やスロットルボディ12等の周辺部品との関係でその一部が凹み、変形箱型を呈している。エアクリーナ11は図4のように車幅方向略中心に配置され、即ち平面視で車体中心線C.Lに対して左右に略センタ振分けとなるように配置され、左側のエアクリーナキャップ11Bには前方に開口する吸入口16aを有する吸入管16が接続すると共に、エアクリーナ本体11Aの右側部には排出口17aを有する排出管17が接続する。エンジン110の作動時には吸入管16の吸入口16aから新気を取り込んで、この新気がエアクリーナ本体11Aに導入されるようになっている。
図5にも示されるように排出管17の前方にスロットルボディ12及びインテークパイプ14が順次接続され、インテークパイプ14は更にシリンダブロック112のシリンダヘッド118に結合する。シリンダヘッド118の後部には、吸気バルブにより開閉されるインテークポート119(図6参照)が設けられており、インテークパイプ14からインテークポート119へと吸気が供給される。また、図5及び図6に示すようにインテークパイプ14にはインジェクタ13が取り付けられ、このインジェクタ13に燃料タンク113から燃料が供給される。そして、インジェクタ13はインテークポート119に向けて、所定タイミングで所定量の燃料を噴射供給し得るようになっている。
一方、エンジン110の排気系において図示を省略するが、エンジン110シリンダヘッド118の前部にはエキゾーストポート120(図2参照)が設けられ、このエキゾーストポート120にはエキゾーストパイプが接続される。エキゾーストパイプはシリンダヘッド118の前部から一旦前方へ延出し、その後Uターンするように右方へ回り込んで更に後方へ延出し、排気装置を構成するサイレンサ(マフラ)に接続される。
さて、本発明において、サイドカバー117(車体カバー)、リヤフェンダ116及びエンジン110に囲まれた空間に、図3(a),(b)のようにバッテリ121が配置される。バッテリ121としては、一般的な箱型もしくは直方体型のものを使用する。なお、図3(a),(b)ではリヤフェンダ116やサイドカバー117は詳細に図示されていないが、この空間はサイドカバー117によって覆われる(図1参照)。バッテリ121は、詳細図示を省略するが、ブラケットを介してシートピラー108に支持される。
特にバッテリ121は、エアクリーナ11とボディチューブ104の車体後方において車体中心線C.Lに対して略左右対称に配置される。そして、シート115を開閉してシートレール107の間から上方へ着脱可能となっている。
前述のようにバッテリ121は、シートピラー108に支持される。シートピラー108の上方には一対のシートレール107が配置され、図3(a)のようにその内幅W(左右方向)とする。この例ではシート115は右又は左の一方のシートレール107に対して、ヒンジ機構を介して左右に回動可能に結合し、必要に応じてシート115の下方空間を開閉させることができる。バッテリ121は、シートレール107の内幅Wよりも小さい横幅wを有し、これによりシート115を開くことでシートレール107の間からバッテリ121を出し入れすることができる。
また、図4に示されるようにエアクリーナ本体11Aに対して新気を導入するための吸入管16と、スロットル開閉機構を有するスロットルボディ12はボディチューブ104を挟んで対向する位置で、側面視でボディチューブ104とオーバラップする位置に配設される。
この例ではエアクリーナ本体11Aの左側に配置されたエアクリーナキャップ11Bに吸入管16が接続され、その吸入口16aはバッテリ121とは前後方向反対側で前方に開口する。吸入口16a自体は、エアクリーナ11において最も前方へ迫り出すように位置している。一方、スロットルボディ12はボディチューブ104を挟んで吸入管16の反対側、即ち右側に配置される。なお、スロットルボディ12は前方に向けて車体中心線C.L側に傾斜する。
また、エアクリーナ11のエアクリーナ本体11Aは車体側面視で、ボディチューブ104と左右いずれかをオーバラップした位置まで膨出させ、その膨出部を利用して図4のようにエアクリーナ本体11Aにエアクリーナエレメント18を装着し、その外側面にエアクリーナキャップ11Bと吸入管16が配設される。
この例では図4に示されるようにエアクリーナ本体11Aの左側を、バッテリ121とは前後方向反対側の前方へ膨出させて膨出部11a(図4、一点鎖線)となし、ボディチューブ104左側に隣接させている。この膨出部11aはエアクリーナ本体11Aの一般部、即ち右側よりも更に前方へ膨出している。膨出部11aを含めエアクリーナ本体11Aは左側に開口し、この開口部全体にエアクリーナエレメント18が装着される。なお、エアクリーナエレメント18は、エアクリーナ本体11Aにエアクリーナキャップ11Bを結合することで固定される。
また、インジェクタ13は図5及び図6に示されるように、スロットルボディ12とエンジン110のシリンダのインテークポート119とを略直線状に結ぶインテークパイプ14上方に設けられ、インテークパイプ14内の吸気通路の軸線に近づくように傾斜配置される。この場合、インジェクタ13はスロットルボディ12の上端とエンジン最頂部を結ぶ直線よりも下方で、スロットルボディ12と干渉することなく傾斜配置される共に、インテークパイプ14の長さの範囲内に配置される。
インジェクタ13は平面視ではインテークパイプ14の軸線に沿うように、前下がりに傾斜する。図5及び図6から分かるようにインジェクタ13はインテークパイプ14に対してかなり寝かして配置され、その先端から燃料が噴射される(図6、矢印F)。また、より具体的には図5のようにスロットルボディ12の上端部P1とエンジン110のシリンダヘッドカバー122の最頂部P2とを結ぶ直線Qよりも下方にインジェクタ13が配置される。
上記構成において、本発明における特長的な作用効果等について説明する。先ず、バッテリ121をエアクリーナ11の車体後方に配置したことにより、エアクリーナ11は車幅方向で車体カバー、即ちサイドカバー117の最近傍まで近づけて配置することができる。これによりエアクリーナ11の車体前後方向の幅もしくは長さを抑えながらエアクリーナ11の容量を確保することができる。
このようにエアクリーナ11の前後方向長を抑えることで、エアクリーナ11とエンジン110の燃焼室(シリンダブロック112、シリンダヘッド118)との距離を大きくとることが可能になる。これによりインテークパイプ14の長さを十分に確保でき、より大きな中低速トルクを得ることが可能になる。
また、バッテリ121の配置が車体中心線C.Lに対して略左右対称中心位置に配置されるため、車両全体としての良好な重心バランスを得ることができる。これにより自動二輪車100における操縦安定性が向上する。
次に、エアクリーナ11の吸入管16の吸入口16aはバッテリ121と反対側で車体前方に向って開口され、前述のように該吸入管16はその側面のエアクリーナキャップ11Bに装着されていて、ボディチューブ104を挟んでスロットルボディ12と対向する位置でボディチューブ104とオーバラップする位置まで車体前方に配置される。このように配置したことで、図7に示したように吸入管16からスロットルボディ12に至る吸気通路が大きなあるいは大回りなU字形状となる(図7、矢印A参照)。このように吸気抵抗の少ない通路形状とすることで、エンジン出力が向上する。
また、図7等に示したようにバッテリ121の位置に影響することがないようにエアクリーナ本体11Aの片側を車体側面視でボディチューブとオーバラップするように前側に膨出させる。その膨出部11aを利用してエアクリーナエレメント18を配置し、エアクリーナ11において十分な濾過面積を確保することができる。このように大きなU字形状の吸気通路内にエアクリーナエレメント18を配置できるため、その濾過面積を確保しつつ吸気抵抗の少ない吸気通路形状を実現する。
更に、インテークパイプ14の長さ(図6、インテークパイプ長l)を長くすることでインジェクタ13をインテークパイプ14に対して傾斜配置してもインテークパイプ14の接続部との接触及びスロットルボディ12との干渉もなく、インテークパイプ14の長さの範囲内にインジェクタ13を配置できる。これによりインジェクタ13の傾斜角度を自由に設定できる。設計自由が拡大する。
例えば図6、図7あるいは図8等に示すようにインジェクタ13の燃料噴射方向Fを吸気バルブ傘裏を他部品の制約を受けることなく狙うことができ、燃費や出力が向上する。この場合、インジェクタ13を寝かせて配置することができるため、図5のように直線Qよりも下方にインジェクタ13が配置することで、インジェクタ13の取付高さを低く抑えられる。これによりインジェクタ13の上部にある燃料タンク113の底面位置を下げられるので、少なくともその分だけ燃料タンク113の容量を有効に増大することができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
例えば、上記実施形態ではエアクリーナ本体11Aの左側に膨出部11aを設け、その外側面にエアクリーナキャップ11Bや吸入管16が配設される例を説明したが、これとは左右逆の関係で、即ちエアクリーナ本体11Aの右側に膨出部11aを設けてもよく、この場合も同様な作用効果を得ることができる。
更に、本発明を適用すべきエンジンとして、単気筒の場合の他に2気筒以上の多気筒エンジンであってよく、また、エンジン冷却方式として空冷及び水冷共に適用可能である。
10 吸気装置、11 エアクリーナ、12 スロットルボディ、13 インジェクタ、14 インテークパイプ、15 ブラケット、16 吸入管、17 排出管、18 エアクリーナエレメント、100 自動二輪車。

Claims (3)

  1. シート及び燃料タンクの下方で車体カバー、リヤフェンダ及びエンジンに囲まれた空間にバッテリ及びボディチューブと共に吸気系が配置構成される自動二輪車において、少なくともエアクリーナ、スロットルボディ及びインジェクタを順次含んで前記吸気系を形成する自動二輪車用吸気装置であって、
    前記バッテリは、前記エアクリーナと前記ボディチューブの車体後方において車体中心線に対して略左右対称に配置され、前記シートを開閉してシートレールの間から上方へ着脱可能であり、
    エアクリーナ本体に対して新気を導入するための前記エアクリーナの吸入管と、スロットル開閉機構を有する前記スロットルボディは前記ボディチューブを挟んで対向する位置で、側面視で前記ボディチューブとオーバラップする位置に配設したことを特徴とする自動二輪車用吸気装置。
  2. 前記エアクリーナのエアクリーナ本体は車体側面視で、前記ボディチューブと左右いずれかをオーバラップした位置まで膨出させ、その膨出部を利用して前記エアクリーナ本体側にエアクリーナエレメントを装着し、その外側面にエアクリーナキャップと前記吸入管を配設したことを特徴とする請求項に記載の自動二輪車用吸気装置。
  3. 前記スロットルボディと前記エンジンのシリンダのインテークポートとを略直線状に結ぶインテークパイプ上方に設けられ、その吸気通路の軸線に近づくように傾斜配置されたインジェクタは、前記スロットルボディ上端とエンジン最頂部を結ぶ直線よりも下方で、前記スロットルボディと干渉することなく傾斜配置される共に、前記インテークパイプの長さの範囲内に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車用吸気装置。
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