JP3941586B2 - スクータ型車両の吸気装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクータ型車両の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばスクータ型車両はその車両全体を車体カバーで覆い、ハンドルバーと運転シート前部との間を下方に大きく略U字状に湾曲して車体の幅方向に延びる足通し空間を形成し、その底部の左右に運転者が足を載せる低床の足載せ部を形成した特有の形状を備えている。
【0003】
小型のスクータ型車両の場合、そのエンジンは通常運転シートの下方に配置しているが、中・大型のスクータ型車両の場合はエンジンを含む動力系が大型化するため、シリンダアッセンブリ部分を水平近くまで前傾させて配置したエンジンを上記足載せ部の下方に配置するようになる。
【0004】
さらに、エンジンが水冷式の冷却装置を備える場合、前輪とエンジンとの間の車体カバー内にラジエターが配置されている。
【0005】
一方、スクータ型車両等の小型車両に搭載されるエンジンには従来キャブレタを用いた一般的な燃料供給装置が用いられていたが、近年、燃費の向上および排気ガス浄化の目的で吸気通路内に燃料を直接噴射する燃料供給方法が用いられるようになっている。
【0006】
また、その効果を高めるために、例えば特開2001−354184号公報に示すように、燃料を噴射するインジェクタは吸気通路の出口に配置される吸気バルブに燃料噴霧が当たるよう、その位置がシリンダヘッド近傍に設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シリンダアッセンブリ部分を水平近くまで前傾させて配置した水冷式エンジンのシリンダヘッド近傍にインジェクタを配置した場合、インジェクタはラジエターに近接配置されることとなってラジエターの排風による熱影響を受けやすくなる。
【0008】
その結果、この熱によりインジェクタ内の燃料がパーコレーションを起こしたり、繊細な電子機器を有するインジェクタの作動が不確実になるなどの悪影響を及ぼすことになる。
【0009】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、周囲の熱がインジェクタに及ぶのを防止するスクータ型車両の吸気装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るスクータ型車両の吸気装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、前輪を左右に操舵するハンドルバーと運転シートとの間の車体下部にその軸線が略水平に配置されたシリンダアッセンブリを有する水冷式のエンジンを車体フレームに固定的に備え、上記シリンダアッセンブリの直前にラジエターを配置したスクータ型車両において、上記エンジンは複数の気筒を車両の幅方向に並設して備えると共に、各気筒にそれぞれ上記スロットルボディを設けており、上記シリンダアッセンブリの前上方にエアクリーナを配置、上記シリンダアッセンブリを構成するシリンダヘッドに形成される吸気ポートを上記シリンダヘッドの前上方に向かって前傾斜するように形成する一方、上記エアクリーナと上記吸気ポートとを繋ぐ流入通路をその吸気流れ軸が前上方に向かって前傾斜するように形成し、さらに上記流入通路内に燃料を噴射するフューエルインジェクタを、上記ラジエターの放熱部位より上後方、且つ上記流入通路を挟んで上記ラジエターの反対側に配置すると共に、複数の上記スロットルボディを連結部材によって連結してこの連結部材を熱遮蔽板として機能させたものである。
【0011】
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、車両側面視で上記フューエルインジェクタを、上記車体フレームを構成する左右一対のアッパーダウンチューブと重なる位置に配置すると共に、上記フューエルインジェクタを、その長手方向軸線と上記左右一対のアッパーダウンチューブとが略平行となるように配置したものである。
【0012】
さらに、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、上記エアクリーナと上記シリンダヘッドの吸気ポートとを繋ぐスロットルボディを挟んで上記ラジエターの反対側で、上記フューエルインジェクタを上記スロットルボディに装着したものである。
【0013】
そして、上述した課題を解決するために、請求項4に記載したように、上記エアクリーナと上記スロットルボディとの間にエアクリーナチャンバを配置すると共に、このエアクリーナチャンバの左右方向の幅をその位置における左右の上記車体フレームの間隔と略同一に設定したものである。
【0014】
さらにまた、上述した課題を解決するために、請求項5に記載したように、燃料タンクを上記運転シート下方に配置すると共に、この燃料タンクに設けられたフューエルポンプから延びて上記フューエルインジェクタに接続されるフューエルホースを、上記車体フレームによって囲まれた空間内に配索したものである。
また、上述した課題を解決するために、請求項6に記載したように、上記シリンダアッセンブリの前上部に前方に向かって突出するブリーザ室を形成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、この発明を適用したスクータ型車両の一例を示す左側面図である。図1に示すように、このスクータ型車両1は車体フレーム2を有し、この車体フレーム2の前端にはヘッドパイプ3が設けられる。
【0017】
ヘッドパイプ3の下部からは、左右一対のロアーダウンチューブ4R,4Lが左右に拡開して下方に向かって延び、後方に向かって折曲されて斜め後上方に向かって延設される。ロアーダウンチューブ4R,4Lの下方に向かって延びる部分の途中からは左右一対のメインチューブ5が水平よりやや斜め後下方に向かって延び、その途中にロアーダウンチューブ4R,4Lの末端が接続される。さらに、ヘッドパイプ3の上部からは、左右一対のアッパーダウンチューブ6R,6Lが左右に拡開して斜め後下方に向かって延び、その末端がメインチューブ5の途中に接続される。
【0018】
また、ヘッドパイプ3には前輪7を回動自在に支持するフロントフォーク8やハンドルバー9等が設けられ、このハンドルバー9により前輪7が左右に回動自在に操舵される。
【0019】
車体フレーム2の中央下部にはパワーユニット10が搭載される。また、パワーユニット10後部には伝達ユニット11が配置され、この伝達ユニット11の前部がパワーユニット10後部に枢着される。この伝達ユニット11はスイングアーム方式の後輪懸架装置を兼ねており、ショックアブソーバ22により車体に弾性的に且つ揺動可能に支持される。そして、伝達ユニット11の後端に駆動輪である後輪12が保持される。
【0020】
後輪12の上方には図示しないヘルメットや荷物、工具等の収納容器である物品収納室13が設けられる。また、物品収納室13の上方にはこの物品収納室13の蓋を兼ねた乗員着座用の運転シート14が開閉自在に設置される。さらに、運転シート14の前下部とパワーユニット10後上部との間には燃料タンク15が配置される。そして、車体フレーム2はその廻りを例えば合成樹脂成形品である車体カバー16により覆われる。
【0021】
ハンドルバー9と運転シート14前部との間の車体フレーム2および車体カバー16は下方に大きく略U字状に湾曲して車体の幅方向に延びる足通し空間を形成し、その底部の左右に運転者が足を載せる低床の、具体的には車体フレーム2のメインチューブ5とロアーダウンチューブ4R,4Lとの間に位置するライダ用足載せ部17が形成される。また、この左右のライダ用足載せ部17の後方には同乗者が足を載せるピリオンライダ用足載せ部18が形成される。さらに、ライダ用足載せ部17の左右方向中央部には前後に延びて上方に突出するフロアトンネル19が形成される。
【0022】
図2は、パワーユニット10の拡大左側面図である。また、図3は図2のIII矢視図である。図1〜図3に示すように、パワーユニット10は動力発生部であるエンジン20や図示しないクラッチ機構、図示しないミッション機構を内装したクランクケース21と、図示しないVベルト式自動変速装置を内装した図示しない変速機ケースとから構成される。
【0023】
また、エンジン20は、主にクランクケース21の前半分部と、クランクケース21の前部にその軸線23が略水平に配置されたシリンダアッセンブリ24とから構成され、パワーユニット10は複数のエンジン取付部25を介して車体フレーム2に固定的に搭載されると共に、エンジン20は、前記フロアトンネル19の内部に配置される。
【0024】
このスクータ型車両1に搭載されるエンジン20は複数の気筒、本実施形態においては二つの気筒を車両の幅方向に並設したいわゆる並列多気筒(二気筒)エンジンである。シリンダアッセンブリ24は、クランクケース21の前部に配置されるシリンダブロック26と、このシリンダブロック26の前側に設けられるシリンダヘッド27と、さらにこのシリンダヘッド27の前側に設けられるヘッドカバー28とから構成され、シリンダヘッド27の上部には吸気装置29が接続される一方、図1に示すように、シリンダヘッド27の下部には排気管30の基端部が各気筒にそれぞれ接続される。そして、各排気管30はパワーユニット10の下部に導かれて合流し、一本化された状態で後方に向かって延設され、その下流端にマフラ31が接続される。
【0025】
また、そして、このスクータ型車両1に搭載されるエンジン20は水冷式であって、エンジン20冷却用の冷却水を冷却するラジエター32を備える。ラジエター32は、前輪7とエンジン20との間の車体カバー16内に、より具体的には、シリンダアッセンブリ24のヘッドカバー28直前に配置される。
【0026】
図4は、吸気装置29の要部を拡大した左側面図である。図2〜図4に示すように、吸気装置29は主にエアクリーナ33、エアクリーナチャンバ34およびスロットルボディ35から構成され、このスロットルボディ35には燃料供給装置を構成するフューエルインジェクタ36が装着される。
【0027】
エアクリーナ33は、側面視でシリンダアッセンブリ24の前上方、平面視で車体フレーム2の一側、本実施形態においては左側に配置され、その周囲は車体カバー16により覆われる。エアクリーナ33の内部はフィルタ37によって例えば上下に区画され、上側のダーティサイド33aには吸気パイプ38が接続されると共に、下側のクリーンサイド33bからはエアクリーナチャンバ34に向かって連絡パイプ39が延びる。
【0028】
エアクリーナチャンバ34は側面視でエアクリーナ33の後下方、平面視で左右一対のアッパーダウンチューブ6R,6L間に配置される。また、エアクリーナチャンバ34の左右方向の幅はその位置における左右のアッパーダウンチューブ6R,6Lの間隔と略同一に設定される。そして、エアクリーナチャンバ34の上流側には前記エアクリーナ33からの連絡パイプ39が接続されると共に、エアクリーナチャンバ34の下流側にはスロットルボディ35の上流側が接続される。
【0029】
各気筒のシリンダブロック26とシリンダヘッド27との接合面には燃焼室40が形成され、この燃焼室40からエンジン20の外部に向かってシリンダヘッド27内に吸気ポート41および排気ポート42が延設されると共に、シリンダヘッド27内にはこれらの吸・排気ポート41,42を開閉する吸気バルブ43および排気バルブ44が配置される。
【0030】
各気筒の排気ポート42はシリンダヘッド27の下部に向かって延び、その開口部に前記排気管30の基端部がそれぞれ接続される。また、各気筒の吸気ポート41はシリンダヘッド27の前上方に向かって延び、その開口部にスロットルボディ35の下流端がそれぞれ接続される。
【0031】
図5は、図3に示すスロットルボディ35単体の拡大図である。図2〜図5に示すように、スロットルボディ35は管形状を有し、上述したようにその下流端がシリンダヘッド27に設けられた各気筒の吸気ポート41の上流側開口部に接続されると共に、スロットルボディ35は前上方に向かって延設され、その上流端は前記エアクリーナチャンバ34内に配置されて開口する。また、スロットルボディ35内部の流入通路45はその吸気流れ軸46(図4参照)が前上方に向かって前傾斜するように形成されると共に、流入通路45内には空気の流量を調節するスロットルバルブ47が設けられる。
【0032】
スロットルボディ35は各気筒に応じて車両の幅方向に離間して並設され、左右のスロットルボディ35は、例えばスロットルボディ35の吸気流れ軸46と略平行に配置された板状の連結部材48によって幅方向に一体的に連結(連装)される。
【0033】
スロットルボディ35の後部、すなわちスロットルボディ35を挟んでラジエター32の反対側にはフューエルインジェクタ36が装着される。フューエルインジェクタ36は、スロットルバルブ47下流の、シリンダヘッド27の吸気ポート41内に燃料を噴射するものであって、吸気バルブ43に燃料噴霧が直接当たるよう、その取り付け位置が設定される。
【0034】
運転シート14下方に配置された燃料タンク15には内部の燃料を圧送するフューエルポンプ49が設けられ、このフューエルポンプ49から延びるフューエルホース50がフューエルインジェクタ36に接続される。また、フューエルホース50は、図2に示すように、車体フレーム2を構成するメインチューブ5とロアーダウンチューブ4R,4Lとによって囲まれた空間内に配索される。
【0035】
そして、ヘッドカバー28の前上部には前方に向かって突出するブリーザ室51が形成される。
【0036】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0037】
側面視でシリンダアッセンブリ24の前上方にエアクリーナ33を配置すると共に、シリンダアッセンブリ24をその軸線23が略水平に配置された状態で、シリンダヘッド27に形成される吸気ポート41をシリンダヘッド27の前上方に向かって前傾斜するように形成し、スロットルボディ35内部の流入通路45をその吸気流れ軸46が前上方に向かって前傾斜するように形成したことにより、吸気ポート41および流入通路45によって構成される吸気通路をダウンドラフト化できて吸気効率を高めることができる。
【0038】
また、フューエルインジェクタ36を、スロットルボディ35を挟んでラジエター32の反対側に配置したことにより、スロットルボディ35が盾となってラジエター32の排風が直接フューエルインジェクタ36に当たらない。その結果、フューエルインジェクタ36に熱が伝わらないのでその内部の燃料がパーコレーションを起こしたり、繊細な電子機器(図示せず)を有するフューエルインジェクタ36の作動が不確実になるといったことが防止される。
【0039】
さらに、エアクリーナ33とスロットルボディ35との間に配置されるエアクリーナチャンバ34の左右方向の幅をその位置における左右のアッパーダウンチューブ6R,6Lの間隔と略同一に設定したことにより、エアクリーナチャンバ34が盾となってラジエター32の排風が直接フューエルインジェクタ36に当たらない。その結果、上述した効果同様フューエルインジェクタ36に熱が伝わらない。
【0040】
さらにまた、本実施形態に示すスクータ型車両1のように複数の気筒(本実施形態においては二つの気筒)を車両の幅方向に並設したエンジン20の場合、左右のスロットルボディ35を例えば板状の連結部材48によって幅方向に一体的に連結することによってこの連結部材48が熱遮蔽板としての機能を発し、ラジエター32の排風が左右のスロットルボディ35間を通ってフューエルインジェクタ36周辺の雰囲気温度を上昇させるのを防止する。その結果、上述した効果同様フューエルインジェクタ36に熱が伝わらない。
【0041】
また、この遮蔽板は複数のスロットルボディ35の連装剛性を高めるための強度部材としても機能し、別部品を設けることなく熱の遮断を行えるので構造が簡素化し、部品点数および重量、組み付け工程数、コストの削減も図ることができる。なお、上述した実施形態においては左右のスロットルボディ35を連結部材48によって一体的に連結した例を示したが、左右のスロットルボディ35を連結部材によって別体的に連結してもよい。
【0042】
さらに、燃料タンク15を運転シート14下方に配置し、この燃料タンク15に設けられたフューエルポンプ49から延びてフューエルインジェクタ36に接続されるフューエルホース50を、車体フレーム2を構成するメインチューブ5とロアーダウンチューブ4R,4Lとによって囲まれた空間内に配索することにより、フューエルホース50を車体フレーム2で保護することが可能になると共に、ラジエター32の排風がフューエルホース50に伝わり難くなり、さらにフューエルホース50の長さも短縮化できる。
【0043】
そして、ヘッドカバー28の前上部に前方に向かって突出するブリーザ室51を形成したことにより、このブリーザ室51が盾となってラジエター32の排風が直接フューエルインジェクタ36に当たらないので、フューエルインジェクタ36に熱が伝わらない。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るスクータ型車両の吸気装置によれば、ラジエターの排風が直接フューエルインジェクタに当たらないので、フューエルインジェクタ周辺の雰囲気温度が上昇するのが防止でき、フューエルインジェクタに熱が伝わらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータ型車両の吸気装置の一実施形態を示すスクータ型スクータ型車両の左側面図。
【図2】パワーユニットの拡大左側面図。
【図3】図2のIII矢視図。
【図4】吸気装置の要部を拡大した左側面図。
【図5】図3に示すスロットルボディ単体の拡大図。
【符号の説明】
1 スクータ型車両
2 車体フレーム
7 前輪
9 ハンドルバー
14 運転シート
15 燃料タンク
20 エンジン
23 シリンダアッセンブリの軸線
24 シリンダアッセンブリ
27 シリンダヘッド
29 吸気装置
32 ラジエター
33 エアクリーナ
34 エアクリーナチャンバ
35 スロットルボディ
36 フューエルインジェクタ
41 吸気ポート
45 流入通路
46 吸気流れ軸
48 連結部材
49 フューエルポンプ
50 フューエルホース
51 ブリーザ室

Claims (6)

  1. 前輪を左右に操舵するハンドルバーと運転シートとの間の車体下部にその軸線が略水平に配置されたシリンダアッセンブリを有する水冷式のエンジンを車体フレームに固定的に備え、上記シリンダアッセンブリの直前にラジエターを配置したスクータ型車両において、上記エンジンは複数の気筒を車両の幅方向に並設して備えると共に、各気筒にそれぞれ上記スロットルボディを設けており、上記シリンダアッセンブリの前上方にエアクリーナを配置、上記シリンダアッセンブリを構成するシリンダヘッドに形成される吸気ポートを上記シリンダヘッドの前上方に向かって前傾斜するように形成する一方、上記エアクリーナと上記吸気ポートとを繋ぐ流入通路をその吸気流れ軸が前上方に向かって前傾斜するように形成し、さらに上記流入通路内に燃料を噴射するフューエルインジェクタを、上記ラジエターの放熱部位より上後方、且つ上記流入通路を挟んで上記ラジエターの反対側に配置すると共に、複数の上記スロットルボディを連結部材によって連結してこの連結部材を熱遮蔽板として機能させたことを特徴とするスクータ型車両の吸気装置。
  2. 車両側面視で上記フューエルインジェクタを、上記車体フレームを構成する左右一対のアッパーダウンチューブと重なる位置に配置すると共に、上記フューエルインジェクタを、その長手方向軸線と上記左右一対のアッパーダウンチューブとが略平行となるように配置した請求項1記載のスクータ型車両の吸気装置。
  3. 上記エアクリーナと上記シリンダヘッドの吸気ポートとを繋ぐスロットルボディを挟んで上記ラジエターの反対側で、上記フューエルインジェクタを上記スロットルボディに装着した請求項1または2記載のスクータ型車両の吸気装置。
  4. 上記エアクリーナと上記スロットルボディとの間にエアクリーナチャンバを配置すると共に、このエアクリーナチャンバの左右方向の幅をその位置における左右の上記車体フレームの間隔と略同一に設定した請求項1、2または3のいずれか一項に記載のスクータ型車両の吸気装置。
  5. 燃料タンクを上記運転シート下方に配置すると共に、この燃料タンクに設けられたフューエルポンプから延びて上記フューエルインジェクタに接続されるフューエルホースを、上記車体フレームによって囲まれた空間内に配索した請求項1〜4のいずれか一項に記載のスクータ型車両の吸気装置
  6. 上記シリンダアッセンブリの前上部に前方に向かって突出するブリーザ室を形成した請求項1〜5のいずれか一項に記載のスクータ型車両の吸気装置
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