JP2003335282A - スクータ型車両の吸気装置 - Google Patents

スクータ型車両の吸気装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】周囲の熱がインジェクタに及ぶのを防止するス
クータ型車両の吸気装置を提供するにある。 【解決手段】前輪を左右に操舵するハンドルバーと運転
シートとの間の車体下部にその軸線23が略水平に配置
されたシリンダアッセンブリ24を有する水冷式のエン
ジン20を車体フレーム2に固定的に備え、シリンダア
ッセンブリ24の直前にラジエター32配置したスクー
タ型車両において、シリンダアッセンブリ24の前上方
にエアクリーナ33を配置すると共に、シリンダアッセ
ンブリ24を構成するシリンダヘッド27に形成される
吸気ポート41をシリンダヘッド27の前上方に向かっ
て前傾斜するように形成する一方、エアクリーナ33と
吸気ポート41とを繋ぐスロットルボディ35内部の流
入通路45をその吸気流れ軸が前上方に向かって前傾斜
するように形成し、さらに流入通路45内に燃料を噴射
するフューエルインジェクタ36を、スロットルボディ
35を挟んでラジエター32の反対側に配置したもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータ型車両の
吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばスクータ型車両はその車両全体を
車体カバーで覆い、ハンドルバーと運転シート前部との
間を下方に大きく略U字状に湾曲して車体の幅方向に延
びる足通し空間を形成し、その底部の左右に運転者が足
を載せる低床の足載せ部を形成した特有の形状を備えて
いる。
【0003】小型のスクータ型車両の場合、そのエンジ
ンは通常運転シートの下方に配置しているが、中・大型
のスクータ型車両の場合はエンジンを含む動力系が大型
化するため、シリンダアッセンブリ部分を水平近くまで
前傾させて配置したエンジンを上記足載せ部の下方に配
置するようになる。
【0004】さらに、エンジンが水冷式の冷却装置を備
える場合、前輪とエンジンとの間の車体カバー内にラジ
エターが配置されている。
【0005】一方、スクータ型車両等の小型車両に搭載
されるエンジンには従来キャブレタを用いた一般的な燃
料供給装置が用いられていたが、近年、燃費の向上およ
び排気ガス浄化の目的で吸気通路内に燃料を直接噴射す
る燃料供給方法が用いられるようになっている。
【0006】また、その効果を高めるために、例えば特
開2001−354184号公報に示すように、燃料を
噴射するインジェクタは吸気通路の出口に配置される吸
気バルブに燃料噴霧が当たるよう、その位置がシリンダ
ヘッド近傍に設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリン
ダアッセンブリ部分を水平近くまで前傾させて配置した
水冷式エンジンのシリンダヘッド近傍にインジェクタを
配置した場合、インジェクタはラジエターに近接配置さ
れることとなってラジエターの排風による熱影響を受け
やすくなる。
【0008】その結果、この熱によりインジェクタ内の
燃料がパーコレーションを起こしたり、繊細な電子機器
を有するインジェクタの作動が不確実になるなどの悪影
響を及ぼすことになる。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、周囲の熱がインジェクタに及ぶのを防止するス
クータ型車両の吸気装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクータ型
車両の吸気装置は、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、前輪を左右に操舵するハンド
ルバーと運転シートとの間の車体下部にその軸線が略水
平に配置されたシリンダアッセンブリを有する水冷式の
エンジンを車体フレームに固定的に備え、上記シリンダ
アッセンブリの直前にラジエター配置したスクータ型車
両において、上記シリンダアッセンブリの前上方にエア
クリーナを配置すると共に、上記シリンダアッセンブリ
を構成するシリンダヘッドに形成される吸気ポートを上
記シリンダヘッドの前上方に向かって前傾斜するように
形成する一方、上記エアクリーナと上記吸気ポートとを
繋ぐスロットルボディ内部の流入通路をその吸気流れ軸
が前上方に向かって前傾斜するように形成し、さらに上
記流入通路内に燃料を噴射するフューエルインジェクタ
を、上記スロットルボディを挟んで上記ラジエターの反
対側に配置したものである。
【0011】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記エアクリーナと上記スロ
ットルボディとの間にエアクリーナチャンバを配置する
と共に、このエアクリーナチャンバの左右方向の幅をそ
の位置における左右の上記車体フレームの間隔と略同一
に設定したものである。
【0012】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記エンジンは複数の気筒
を車両の幅方向に並設して備え、各気筒にそれぞれ上記
スロットルボディを設けると共に、複数の上記スロット
ルボディを連結部材によって連結してこの連結部材を熱
遮蔽板として機能させたものである。
【0013】そして、上述した課題を解決するために、
請求項4に記載したように、燃料タンクを上記運転シー
ト下方に配置すると共に、この燃料タンクに設けられた
フューエルポンプから延びて上記フューエルインジェク
タに接続されるフューエルホースを、上記車体フレーム
によって囲まれた空間内に配索したものである。
【0014】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項5に記載したように、上記シリンダアッセン
ブリの前上部に前方に向かって突出するブリーザ室を形
成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】図1は、この発明を適用したスクータ型車
両の一例を示す左側面図である。図1に示すように、こ
のスクータ型車両1は車体フレーム2を有し、この車体
フレーム2の前端にはヘッドパイプ3が設けられる。
【0017】ヘッドパイプ3の下部からは、左右一対の
ロアーダウンチューブ4R,4Lが左右に拡開して下方
に向かって延び、後方に向かって折曲されて斜め後上方
に向かって延設される。ロアーダウンチューブ4R,4
Lの下方に向かって延びる部分の途中からは左右一対の
メインチューブ5が水平よりやや斜め後下方に向かって
延び、その途中にロアーダウンチューブ4R,4Lの末
端が接続される。さらに、ヘッドパイプ3の上部から
は、左右一対のアッパーダウンチューブ6R,6Lが左
右に拡開して斜め後下方に向かって延び、その末端がメ
インチューブ5の途中に接続される。
【0018】また、ヘッドパイプ3には前輪7を回動自
在に支持するフロントフォーク8やハンドルバー9等が
設けられ、このハンドルバー9により前輪7が左右に回
動自在に操舵される。
【0019】車体フレーム2の中央下部にはパワーユニ
ット10が搭載される。また、パワーユニット10後部
には伝達ユニット11が配置され、この伝達ユニット1
1の前部がパワーユニット10後部に枢着される。この
伝達ユニット11はスイングアーム方式の後輪懸架装置
を兼ねており、ショックアブソーバ22により車体に弾
性的に且つ揺動可能に支持される。そして、伝達ユニッ
ト11の後端に駆動輪である後輪12が保持される。
【0020】後輪12の上方には図示しないヘルメット
や荷物、工具等の収納容器である物品収納室13が設け
られる。また、物品収納室13の上方にはこの物品収納
室13の蓋を兼ねた乗員着座用の運転シート14が開閉
自在に設置される。さらに、運転シート14の前下部と
パワーユニット10後上部との間には燃料タンク15が
配置される。そして、車体フレーム2はその廻りを例え
ば合成樹脂成形品である車体カバー16により覆われ
る。
【0021】ハンドルバー9と運転シート14前部との
間の車体フレーム2および車体カバー16は下方に大き
く略U字状に湾曲して車体の幅方向に延びる足通し空間
を形成し、その底部の左右に運転者が足を載せる低床
の、具体的には車体フレーム2のメインチューブ5とロ
アーダウンチューブ4R,4Lとの間に位置するライダ
用足載せ部17が形成される。また、この左右のライダ
用足載せ部17の後方には同乗者が足を載せるピリオン
ライダ用足載せ部18が形成される。さらに、ライダ用
足載せ部17の左右方向中央部には前後に延びて上方に
突出するフロアトンネル19が形成される。
【0022】図2は、パワーユニット10の拡大左側面
図である。また、図3は図2のIII矢視図である。図
1〜図3に示すように、パワーユニット10は動力発生
部であるエンジン20や図示しないクラッチ機構、図示
しないミッション機構を内装したクランクケース21
と、図示しないVベルト式自動変速装置を内装した図示
しない変速機ケースとから構成される。
【0023】また、エンジン20は、主にクランクケー
ス21の前半分部と、クランクケース21の前部にその
軸線23が略水平に配置されたシリンダアッセンブリ2
4とから構成され、パワーユニット10は複数のエンジ
ン取付部25を介して車体フレーム2に固定的に搭載さ
れると共に、エンジン20は、前記フロアトンネル19
の内部に配置される。
【0024】このスクータ型車両1に搭載されるエンジ
ン20は複数の気筒、本実施形態においては二つの気筒
を車両の幅方向に並設したいわゆる並列多気筒(二気
筒)エンジンである。シリンダアッセンブリ24は、ク
ランクケース21の前部に配置されるシリンダブロック
26と、このシリンダブロック26の前側に設けられる
シリンダヘッド27と、さらにこのシリンダヘッド27
の前側に設けられるヘッドカバー28とから構成され、
シリンダヘッド27の上部には吸気装置29が接続され
る一方、図1に示すように、シリンダヘッド27の下部
には排気管30の基端部が各気筒にそれぞれ接続され
る。そして、各排気管30はパワーユニット10の下部
に導かれて合流し、一本化された状態で後方に向かって
延設され、その下流端にマフラ31が接続される。
【0025】また、そして、このスクータ型車両1に搭
載されるエンジン20は水冷式であって、エンジン20
冷却用の冷却水を冷却するラジエター32を備える。ラ
ジエター32は、前輪7とエンジン20との間の車体カ
バー16内に、より具体的には、シリンダアッセンブリ
24のヘッドカバー28直前に配置される。
【0026】図4は、吸気装置29の要部を拡大した左
側面図である。図2〜図4に示すように、吸気装置29
は主にエアクリーナ33、エアクリーナチャンバ34お
よびスロットルボディ35から構成され、このスロット
ルボディ35には燃料供給装置を構成するフューエルイ
ンジェクタ36が装着される。
【0027】エアクリーナ33は、側面視でシリンダア
ッセンブリ24の前上方、平面視で車体フレーム2の一
側、本実施形態においては左側に配置され、その周囲は
車体カバー16により覆われる。エアクリーナ33の内
部はフィルタ37によって例えば上下に区画され、上側
のダーティサイド33aには吸気パイプ38が接続され
ると共に、下側のクリーンサイド33bからはエアクリ
ーナチャンバ34に向かって連絡パイプ39が延びる。
【0028】エアクリーナチャンバ34は側面視でエア
クリーナ33の後下方、平面視で左右一対のアッパーダ
ウンチューブ6R,6L間に配置される。また、エアク
リーナチャンバ34の左右方向の幅はその位置における
左右のアッパーダウンチューブ6R,6Lの間隔と略同
一に設定される。そして、エアクリーナチャンバ34の
上流側には前記エアクリーナ33からの連絡パイプ39
が接続されると共に、エアクリーナチャンバ34の下流
側にはスロットルボディ35の上流側が接続される。
【0029】各気筒のシリンダブロック26とシリンダ
ヘッド27との接合面には燃焼室40が形成され、この
燃焼室40からエンジン20の外部に向かってシリンダ
ヘッド27内に吸気ポート41および排気ポート42が
延設されると共に、シリンダヘッド27内にはこれらの
吸・排気ポート41,42を開閉する吸気バルブ43お
よび排気バルブ44が配置される。
【0030】各気筒の排気ポート42はシリンダヘッド
27の下部に向かって延び、その開口部に前記排気管3
0の基端部がそれぞれ接続される。また、各気筒の吸気
ポート41はシリンダヘッド27の前上方に向かって延
び、その開口部にスロットルボディ35の下流端がそれ
ぞれ接続される。
【0031】図5は、図3に示すスロットルボディ35
単体の拡大図である。図2〜図5に示すように、スロッ
トルボディ35は管形状を有し、上述したようにその下
流端がシリンダヘッド27に設けられた各気筒の吸気ポ
ート41の上流側開口部に接続されると共に、スロット
ルボディ35は前上方に向かって延設され、その上流端
は前記エアクリーナチャンバ34内に配置されて開口す
る。また、スロットルボディ35内部の流入通路45は
その吸気流れ軸46(図4参照)が前上方に向かって前
傾斜するように形成されると共に、流入通路45内には
空気の流量を調節するスロットルバルブ47が設けられ
る。
【0032】スロットルボディ35は各気筒に応じて車
両の幅方向に離間して並設され、左右のスロットルボデ
ィ35は、例えばスロットルボディ35の吸気流れ軸4
6と略平行に配置された板状の連結部材48によって幅
方向に一体的に連結(連装)される。
【0033】スロットルボディ35の後部、すなわちス
ロットルボディ35を挟んでラジエター32の反対側に
はフューエルインジェクタ36が装着される。フューエ
ルインジェクタ36は、スロットルバルブ47下流の、
シリンダヘッド27の吸気ポート41内に燃料を噴射す
るものであって、吸気バルブ43に燃料噴霧が直接当た
るよう、その取り付け位置が設定される。
【0034】運転シート14下方に配置された燃料タン
ク15には内部の燃料を圧送するフューエルポンプ49
が設けられ、このフューエルポンプ49から延びるフュ
ーエルホース50がフューエルインジェクタ36に接続
される。また、フューエルホース50は、図2に示すよ
うに、車体フレーム2を構成するメインチューブ5とロ
アーダウンチューブ4R,4Lとによって囲まれた空間
内に配索される。
【0035】そして、ヘッドカバー28の前上部には前
方に向かって突出するブリーザ室51が形成される。
【0036】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0037】側面視でシリンダアッセンブリ24の前上
方にエアクリーナ33を配置すると共に、シリンダアッ
センブリ24をその軸線23が略水平に配置された状態
で、シリンダヘッド27に形成される吸気ポート41を
シリンダヘッド27の前上方に向かって前傾斜するよう
に形成し、スロットルボディ35内部の流入通路45を
その吸気流れ軸46が前上方に向かって前傾斜するよう
に形成したことにより、吸気ポート41および流入通路
45によって構成される吸気通路をダウンドラフト化で
きて吸気効率を高めることができる。
【0038】また、フューエルインジェクタ36を、ス
ロットルボディ35を挟んでラジエター32の反対側に
配置したことにより、スロットルボディ35が盾となっ
てラジエター32の排風が直接フューエルインジェクタ
36に当たらない。その結果、フューエルインジェクタ
36に熱が伝わらないのでその内部の燃料がパーコレー
ションを起こしたり、繊細な電子機器(図示せず)を有
するフューエルインジェクタ36の作動が不確実になる
といったことが防止される。
【0039】さらに、エアクリーナ33とスロットルボ
ディ35との間に配置されるエアクリーナチャンバ34
の左右方向の幅をその位置における左右のアッパーダウ
ンチューブ6R,6Lの間隔と略同一に設定したことに
より、エアクリーナチャンバ34が盾となってラジエタ
ー32の排風が直接フューエルインジェクタ36に当た
らない。その結果、上述した効果同様フューエルインジ
ェクタ36に熱が伝わらない。
【0040】さらにまた、本実施形態に示すスクータ型
車両1のように複数の気筒(本実施形態においては二つ
の気筒)を車両の幅方向に並設したエンジン20の場
合、左右のスロットルボディ35を例えば板状の連結部
材48によって幅方向に一体的に連結することによって
この連結部材48が熱遮蔽板としての機能を発し、ラジ
エター32の排風が左右のスロットルボディ35間を通
ってフューエルインジェクタ36周辺の雰囲気温度を上
昇させるのを防止する。その結果、上述した効果同様フ
ューエルインジェクタ36に熱が伝わらない。
【0041】また、この遮蔽板は複数のスロットルボデ
ィ35の連装剛性を高めるための強度部材としても機能
し、別部品を設けることなく熱の遮断を行えるので構造
が簡素化し、部品点数および重量、組み付け工程数、コ
ストの削減も図ることができる。なお、上述した実施形
態においては左右のスロットルボディ35を連結部材4
8によって一体的に連結した例を示したが、左右のスロ
ットルボディ35を連結部材によって別体的に連結して
もよい。
【0042】さらに、燃料タンク15を運転シート14
下方に配置し、この燃料タンク15に設けられたフュー
エルポンプ49から延びてフューエルインジェクタ36
に接続されるフューエルホース50を、車体フレーム2
を構成するメインチューブ5とロアーダウンチューブ4
R,4Lとによって囲まれた空間内に配索することによ
り、フューエルホース50を車体フレーム2で保護する
ことが可能になると共に、ラジエター32の排風がフュ
ーエルホース50に伝わり難くなり、さらにフューエル
ホース50の長さも短縮化できる。
【0043】そして、ヘッドカバー28の前上部に前方
に向かって突出するブリーザ室51を形成したことによ
り、このブリーザ室51が盾となってラジエター32の
排風が直接フューエルインジェクタ36に当たらないの
で、フューエルインジェクタ36に熱が伝わらない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ータ型車両の吸気装置によれば、ラジエターの排風が直
接フューエルインジェクタに当たらないので、フューエ
ルインジェクタ周辺の雰囲気温度が上昇するのが防止で
き、フューエルインジェクタに熱が伝わらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータ型車両の吸気装置の一実
施形態を示すスクータ型スクータ型車両の左側面図。
【図2】パワーユニットの拡大左側面図。
【図3】図2のIII矢視図。
【図4】吸気装置の要部を拡大した左側面図。
【図5】図3に示すスロットルボディ単体の拡大図。
【符号の説明】
1 スクータ型車両 2 車体フレーム 7 前輪 9 ハンドルバー 14 運転シート 15 燃料タンク 20 エンジン 23 シリンダアッセンブリの軸線 24 シリンダアッセンブリ 27 シリンダヘッド 29 吸気装置 32 ラジエター 33 エアクリーナ 34 エアクリーナチャンバ 35 スロットルボディ 36 フューエルインジェクタ 41 吸気ポート 45 流入通路 46 吸気流れ軸 48 連結部材 49 フューエルポンプ 50 フューエルホース 51 ブリーザ室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪を左右に操舵するハンドルバーと運
    転シートとの間の車体下部にその軸線が略水平に配置さ
    れたシリンダアッセンブリを有する水冷式のエンジンを
    車体フレームに固定的に備え、上記シリンダアッセンブ
    リの直前にラジエター配置したスクータ型車両におい
    て、上記シリンダアッセンブリの前上方にエアクリーナ
    を配置すると共に、上記シリンダアッセンブリを構成す
    るシリンダヘッドに形成される吸気ポートを上記シリン
    ダヘッドの前上方に向かって前傾斜するように形成する
    一方、上記エアクリーナと上記吸気ポートとを繋ぐスロ
    ットルボディ内部の流入通路をその吸気流れ軸が前上方
    に向かって前傾斜するように形成し、さらに上記流入通
    路内に燃料を噴射するフューエルインジェクタを、上記
    スロットルボディを挟んで上記ラジエターの反対側に配
    置したことを特徴とするスクータ型車両の吸気装置。
  2. 【請求項2】 上記エアクリーナと上記スロットルボデ
    ィとの間にエアクリーナチャンバを配置すると共に、こ
    のエアクリーナチャンバの左右方向の幅をその位置にお
    ける左右の上記車体フレームの間隔と略同一に設定した
    請求項1記載のスクータ型車両の吸気装置。
  3. 【請求項3】 上記エンジンは複数の気筒を車両の幅方
    向に並設して備え、各気筒にそれぞれ上記スロットルボ
    ディを設けると共に、複数の上記スロットルボディを連
    結部材によって連結してこの連結部材を熱遮蔽板として
    機能させた請求項1または2記載のスクータ型車両の吸
    気装置。
  4. 【請求項4】 燃料タンクを上記運転シート下方に配置
    すると共に、この燃料タンクに設けられたフューエルポ
    ンプから延びて上記フューエルインジェクタに接続され
    るフューエルホースを、上記車体フレームによって囲ま
    れた空間内に配索した請求項1、2または3記載のスク
    ータ型車両の吸気装置。
  5. 【請求項5】 上記シリンダアッセンブリの前上部に前
    方に向かって突出するブリーザ室を形成した請求項1、
    2、3または4記載のスクータ型車両の吸気装置。
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