JP2012159010A - 鞍乗り型車両の吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアクリーナケースに連結されるサブチャンバケースの容積や製作上の自由度を向上させる。
【解決手段】エアクリーナケース38内をダーティーサイド40とクリーンサイド41とに分けるフィルタエレメント42を備えたエアクリーナ31と、エアクリーナケース38のクリーンサイド41に連結し、キャブレタに吸気を供給するサブチャンバケース32とを備えた鞍乗り型車両の吸気装置において、エアクリーナケース38とサブチャンバケース32との間に保持されるフランジ59と、該フランジ59からエアクリーナケース38内及びサブチャンバケース32内に延出する上流側筒状部60及び下流側筒状部61とを有して、上流側から下流側に向けて通路断面積を絞る絞り部材58を設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、エアクリーナ等の吸気系部品で構成される鞍乗り型車両の吸気装置に関する。
特許文献1には、エアクリーナケース(42)のクリーンサイド(45)に絞り部(46)を設け、絞り部(46)の下流に断面積の大きなサブチャンバ(48)をエアクリーナケース(42)に一体に備えることで、吸気脈動を低減する構造が開示されている。
特許第4240431号公報
上記構造においては、絞り部(46)がエアクリーナケース(42)に一体形成されてサブチャンバ(48)を形成するものであるとともに、エレメント(43)を支持するエレメントホルダーを兼ねるものであるため、サブチャンバ(48)の容積や製作上の自由度に限りがある。
本発明は係る実情に鑑みてなされたものであり、エアクリーナケースに連結されるサブチャンバの容積や製作上の自由度を向上できる鞍乗り型車両の吸気装置の提供を目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、エアクリーナケース(38)内をダーティーサイド(40)とクリーンサイド(41)とに分けるフィルタエレメント(42)を備えたエアクリーナ(31)と、前記エアクリーナケース(38)の前記クリーンサイド(41)に連結し、燃料供給装置(34)に吸気を供給するサブチャンバケース(32)とを備えた車両(1)の吸気装置において、前記エアクリーナケース(38)と前記サブチャンバケース(32)との間に保持されるフランジ(59)と、該フランジ(59)から前記エアクリーナケース(38)内及び前記サブチャンバケース(32)内に延出する上流側筒状部(60)及び下流側筒状部(61)とを有して、上流側から下流側に向けて通路断面積を絞る絞り部材(58,70)を備えていることを特徴とする鞍乗り型車両の吸気装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気装置において、前記上流側筒状部(60)が、上流端開口(62)と側壁開口(63)とを備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の吸気装置において、前記エアクリーナケース(38)は、メンテナンス用開口(39)を有するケース本体部(36)と、前記メンテナンス用開口(39)を覆う蓋部材(37)とで構成され、前記メンテナンス用開口(39)を開放させて前記フィルタエレメント(42)のメンテナンスが可能であり、前記上流側筒状部(60)の開口(62)は、前記メンテナンス用開口(39)に対向せず、前記サブチャンバケース(32)は、車両取付時に前記エアクリーナケース(38)の下方に配置されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の鞍乗り型車両の吸気装置において、前記エアクリーナケース(38)と前記サブチャンバケース(32)とがL字型を形成するように連結され、前記上流側筒状部(60)は、前記L字型に沿って湾曲していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気装置において、前記エアクリーナケース(38)は、ヘッドパイプ(6)の前方に配置され、前記サブチャンバケース(32)は、側面視で前記ヘッドパイプ(6)の側方からエンジン(12)の上方に配置されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の鞍乗り型車両の吸気装置において、前記サブチャンバケース(32)に沿ってレゾネータ(51)が配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の鞍乗り型車両の吸気装置において、前記レゾネータ(51)と前記サブチャンバケース(32)は、レッグシールド(23)内に配置されることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気装置において、前記エアクリーナケース(38)が、メンテナンス用開口(39)を有するケース本体部(36)と、前記メンテナンス用開口(39)を覆う蓋部材(37)とで構成され、前記メンテナンス用開口(39)を開放させて前記フィルタエレメント(42)のメンテナンスが可能であり、前記上流側筒状部(60)の開口(62)は、前記メンテナンス用開口(39)に対向し、前記エアクリーナケース(38)内であって、前記メンテナンス用開口(39)と前記上流側筒状部(60)の開口(62)との間には、フィルタ部材(73)が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ケースの間に絞り部材を保持させることで絞り部材の支持を良好とするとともに、エアクリーナケースの形状及び製造工程の影響を受けることなくサブチャンバケースを設けることができ、吸気の供給を良好に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、絞り部材の途中からも吸気を取り入れることで吸気管長を短くしつつ、上流端開口からの吸気の流れに側壁からの異なる流れを加えることで、吸気脈動を低減できる。
請求項3に記載の発明によれば、メンテナンス時にエアクリーナケースの下流へ異物が落下することを防ぐことができる。
請求項4に記載の発明によれば、筒状部の長さを確保しつつ、エアクリーナケースの中央部に開口を配置できる。
請求項5に記載の発明によれば、スペースを有効活用することで、サブチャンバケースを大型化することができる。
請求項6に記載の発明によれば、レゾネータを大型化することができ、吸気脈動を効果的に低減できる。
請求項7に記載の発明によれば、車両の外観性を向上でき、吸気音も低減できる。
請求項8に記載の発明によれば、絞り部材が例えばストレートであり、その上流側筒状部の開口がメンテナンス用開口に対向した場合であって、フィルタ部材によってメンテナンス用開口からの異物をキャッチできる。
本発明の第1の実施形態に係る吸気装置を搭載した自動二輪車の左側面図である。 第1の実施形態の吸気装置の自動二輪車に搭載された状態の左側面図である。 第1の実施形態の吸気装置の自動二輪車に搭載された状態の上面図である。 第1の実施形態の吸気装置の左側面図である。 第1の実施形態の吸気装置の斜視図である。 図4のA−A線に沿う吸気装置の断面図である。 本発明の第2の実施形態の吸気装置の第1の実施形態で用いた図4のA−A線に対応する断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。
図1に示す自動二輪車1は、車両の前部に回転自在に支持された前輪2の上部にフロントフェンダ3を備え、フロントフェンダ3の上方に前輪2を操向させるバーハンドル4を備えている。バーハンドル4は、車体フレーム5の前端に形成されたヘッドパイプ6に回転可能に支持されたステアリングステム7の上部に設けられている。ステアリングステム7の下部には、左右に延在する板状のロアブリッジ8が設けられ、ロアブリッジ8の左右端部には、前輪2を下部で回転自在に支持する左右一対のフロントフォーク9の上端が固定されている。
車体フレーム5は、ヘッドパイプ6から後斜め下方に延出する一本の矩形断面の鋼製パイプ材からなるメインフレーム10と、メインフレーム10の後端から二股状に分岐して後斜め上方に延出し、その後、略水平状態で後方に延出するシートレール11とを備えている。メインフレーム10の下部後側にはピボットプレート10aが設けられ、ピボットプレート10aの前方であって、メインフレーム10の後部下方には、空冷単気筒のエンジン12が支持されている。シートレール11の略水平領域上部には、運転者が着座するシート13が支持されている。
エンジン12は、車体フレーム5に支持されるクランクケース12aと、クランクケース12aから前方に突出するシリンダブロック12bと、シリンダブロック12bの前端に取付けられるシリンダヘッド12cとを備えている。クランクケース12aの後部はピボットプレート10aに支持され、クランクケース12aの上部はメインフレーム10に設けられたエンジンハンガ10bに支持されている。エンジン12は、シリンダ軸線L1が略水平状態となる姿勢で支持されている。シート13の前方であって、メインフレーム10の上方には、詳細には、シート13とヘッドパイプ6との間であって、メインフレーム10の上方には、運転者が乗車のためにシート13に着座する際に跨ぐ空間である跨ぎ空間Sが形成される。
エンジン12の後部のピボットプレート10aにはピボットシャフト14を介してスイングアーム15が上下方向に揺動可能に支持され、スイングアーム15の後部には後輪16が回転自在に支持されている。スイングアーム15とシートレール11との間にはリヤクッション17が介装されている。エンジン12のシリンダヘッド12cには後方へ延びる排気管18の前端が接続されている。この排気管18の後端には後輪16の右側方において後上方に延びるマフラ19が接続されている。
自動二輪車1の車両外観を構成する車体カバー20は複数の樹脂製カバー体から構成されている。詳しくは、車体カバー20には、バーハンドル4の左右端部を外部に臨ませて中央側を覆うハンドルカバー21と、ハンドルカバー21よりも下方でヘッドパイプ6を前方から覆うフロントレッグシールド22と、フロントレッグシールド22の後端に接続され主にメインフレーム10を囲うインナーレッグシールド23と、フロントレッグシールド22及びインナーレッグシールド23の下端に接続され主にエンジン12のシリンダブロック12bの側方を覆う下部カバー24と、インナーレッグシールド23及び下部カバー24の後端に接続され主にシート13の下方を覆うリヤカバー25とが含まれている。
図2、図3に自動二輪車1に搭載された本実施形態に係る吸気装置30が示され、図4に吸気装置30の左側面図が示され、図5に斜視図、図6に断面図が示されている。本実施形態ではエンジン12がキャブレタ仕様とされており、吸気装置30は、エアクリーナ31、サブチャンバケース32、コネクティングチューブ33、及び燃料供給装置であるキャブレタ34を備える。キャブレタ34とシリンダヘッド12cとの間は吸気管35によって接続され、エアクリーナ31が取り込んだ吸気は、サブチャンバケース32、コネクティングチューブ33を通りキャブレタ34に供給され、吸気管35を介して混合気がエンジン12に供給される。
エアクリーナ31は、ヘッドパイプ6の前方に固定支持されたケース本体部36と、ケース本体部36に対して着脱可能に取り付けられた蓋部材であるエアクリーナカバー37とでエアクリーナケース38を構成する。図6に示すように、ケース本体部36には車両取付け状態で車両前上方に指向するメンテナンス用開口39が形成され、エアクリーナカバー37はメンテナンス用開口39を覆うようにして取付けられている。
エアクリーナ31は、エアクリーナケース38内をダーティーサイド40とクリーンサイド41とに区画するフィルタエレメント42を備えている。フィルタエレメント42は、メンテナンス用開口39を覆うようにして取付けられ、ケース本体部36とエアクリーナカバー37により挟み込まれて支持されている。図3、図5に示すように、エアクリーナカバー37には、ダーティーサイド40を外部に連通させる吸気ダクト43が形成され、同図に参照されるように、エアクリーナカバー37は、ケース本体部36に対してネジ止めされている。エアクリーナ31では、エアクリーナカバー37を取り外すことで、車両前方からフィルタエレメント42にアクセスすることができ、交換等のメンテナンスを行うことができる。なお、図中符号44はエアクリーナ31を車両に対して固定するためのステーを示している。
図2、図3及び図6を参照し、ケース本体部36は、車幅方向中心線C1(図3)よりも左側に位置してヘッドパイプ6の左方を通過するように突出した連結壁部45を有し、この連結壁部45は車両取付状態で後下方に開口し、サブチャンバケース32は連結壁部45に連結してクリーンサイド41に連通している。サブチャンバケース32は、側面視でヘッドパイプ6の左方からメインフレーム10の延在方向に沿って延出し、エンジン12(シリンダヘッド12c)の上方に至るように配置されている。
図2に示すように、サブチャンバケース32は、エアクリーナケース38よりも下方に位置し、図3に示すように、上面視でエアクリーナケース38とL字型を形成するように連結している。図6に示すように、サブチャンバケース32の後壁46には連結開口47が形成され、連結開口47に上記コネクティングチューブ33が連結されている。また、サブチャンバケース32の後壁46には、例えば図2に示すように、筒状に形成されたブリーザ入口48が突出して設けられている。ブリーザ入口48にはブリーザチューブ49が接続されている。
サブチャンバ32は、このブリーザチューブ49を介してエンジン12からのブローバイガスが還流される。
サブチャンバケース32の左側壁部50には、側面視でサブチャンバケース32に沿って延出する側面視略長方形状のレゾネータ51が設けられ、左側壁部50には連通開口52が形成され、レゾネータ51の右側壁部53には連通開口54が形成されている。両連通開口52,54には円環状のジョイント55が嵌め込まれ、サブチャンバケース32とレゾネータ51とが連結されると共に連通している。図3に示すように、レゾネータ51とサブチャンバケース32は、インナーレッグシールド23内に配置収容される。また、レゾネータ51の後壁56には、筒状に形成されたドレイン57が突出して設けられている。
本実施形態では、図6に示すように、エアクリーナケース38とサブチャンバケース32との間に絞り部材58が設けられ、絞り部材58は、エアクリーナケース38の連結壁部45とサブチャンバケース32の前面との間に保持されるフランジ59と、フランジ59の内周端部からエアクリーナケース38内のクリーンサイド41に延出する上流側筒状部60と、フランジ59の内周端部からサブチャンバケース32内に延出する下流側筒状部61とで構成されている。フランジ59は、エアクリーナケース38とサブチャンバケース32に挟み込まれた上でネジ止めされている。下流側筒状部61は、先端に向けてその内径を縮径させており、絞り部材58の通路断面積は、上流側筒状部60及び下流側筒状部61にかけて絞られている(漸減されている)。
上流側筒状部60は、エアクリーナケース38とサブチャンバケース32とが形成するL字型に沿って湾曲し、図中軸線L2に示すように、上流側の端部に位置する上流端開口62をメンテナンス用開口39に対向させないように開口させている。上流端開口62はエアクリーナケース38の長手方向(車幅方向)における中央部近傍開口し、また、上流側筒状部60の側壁部分には複数の側壁開口63・・・が形成され、側壁開口63・・・は上流端開口62と異なる位置から吸気を行うことができる。なお、これら側壁開口63もメンテナンス用開口39と対向していない。
そして下流側筒状部61は、サブチャンバケース32の側壁に略平行に延出し、その長手方向の長さはサブチャンバケース32の長手方向の長さに対して略1/3程度に設定され、後端でサブチャンバケース内で下流端開口64を開口させている。サブチャンバケース32の後端は、サブチャンバケース32の長手方向において連通開口52の手前に位置している。
上記構成の吸気装置30の吸気の流れを説明すると、ダーティーサイド40からフィルタエレメント42を介してろ過された吸気は、クリーンサイド41において上流側筒状部60の上流端開口62及び側壁開口63を通って下流側筒状部61に送られ、吸気の流速を速められる。その後、下流側筒状部61の下流端開口64からサブチャンバケース32で膨張される。膨張された吸気の一部はコネクティングチューブ33に直接送られ、また一部は小径のジョイント55を介してレゾネータ51内で膨張されて、再びサブチャンバケース32に戻ってコネクティングチューブ33に送られることになる。従って、サブチャンバケース32内の吸気の脈動が低減される。
以上に記載したように本実施形態に係る自動二輪車1の吸気装置30は、エアクリーナケース38内をダーティーサイド40とクリーンサイド41とに分けるフィルタエレメント42を備えたエアクリーナ31と、エアクリーナケース38のクリーンサイド41に連結し、キャブレタ34に吸気を供給するサブチャンバケース32とを備え、さらに、エアクリーナケース38とサブチャンバケース32との間に保持されるフランジ59と、該フランジ59からエアクリーナケース38内及びサブチャンバケース32内に延出する上流側筒状部60及び下流側筒状部61とを有して、上流側から下流側に向けて通路断面積を絞る絞り部材58を備えている。
このような構成の吸気装置30では、ケースの間に絞り部材58を保持させることで絞り部材58の支持を良好とするとともに、エアクリーナケース38の形状及び製造工程の影響を受けることなくサブチャンバケース32を設けることができ、吸気の供給を良好に行うことができる。
また、上流側筒状部60が上流端開口62と側壁開口63とを備えている。このような構成によって、絞り部材58の途中からも吸気を取り入れることで吸気管長を短くし、低速時に吸気がエンジンに到達する時間を短くすることができ、低速時のエンジン出力を向上させることができる。また、上流端開口62からの吸気の流れに側壁開口63からの異なる流れを加えることで、吸気脈動を低減を図っている。
また、エアクリーナケース38が、メンテナンス用開口39を有するケース本体部36と、メンテナンス用開口39を覆う蓋部材であるエアクリーナカバー37とで構成され、メンテナンス用開口39を開放させて、フィルタエレメント42のメンテナンスが可能である。そして、エアクリーナケース38の下方に、サブチャンバケース32が配置され、上流側筒状部60の開口(62,63)は、メンテナンス用開口39に対向していない。このような構成によって、メンテナンス時にエアクリーナケース38の下流へ異物が落下することを防ぐことを図っている。
また、エアクリーナケース38とサブチャンバケース32とがL字型を形成するように連結され、上流側筒状部60は、前記L字型に沿って湾曲している。このような構成によって、上流側筒状部60の長さを確保しつつ、エアクリーナケース38の中央部に上流端開口62を配置している。
加えて、本実施形態では、エアクリーナケース38は、ヘッドパイプ6の前方に配置され、サブチャンバケース32は、側面視でヘッドパイプ6の側方からエンジン12の上方に配置される。このような構成の場合には、スペースを有効活用することで、サブチャンバケース32を大型化することができる。また、サブチャンバケース32に沿ってレゾネータ51を配置し、レゾネータ51を大型化して、吸気脈動を効果的に低減している。さらに、レゾネータ51とサブチャンバケース32を、インナーレッグシールド23内に配置することで、車両の外観性を向上するとともに、吸気音の低減を図っている。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号で示し、説明を省略する。本実施形態では、絞り部材58の形状が上記実施形態と異なっている。
図7に示すように、本実施形態に係る絞り部材70の上流側筒状部60の上流端開口62は、メンテナンス用開口39に対向せずに概略向き合っている。そして、エアクリーナケース38内のクリーンサイド41では、メンテナンス用開口39と上流側筒状部60の上流端開口62との間に、網状のフィルタ部材73が一体に形成されている。このような構成によれば、絞り部材70が上流側筒状部60と下流側筒状部61とが概略ストレートに連なり、その上流側筒状部60の上流端開口62がメンテナンス用開口39に対向した場合であっても、フィルタ部材73によってメンテナンス用開口39からの異物をキャッチできる。
以上で本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態では、エンジン12をキャブレタ仕様とした構成を説明したが、エンジンをインジェクション式のものとしてキャブレタ34に代えてスロットルボディを採用してもよい。また、本実施形態では吸気装置30を自動二輪車1に搭載した例を説明したが、本発明の鞍乗り型車両の吸気装置は、自動三輪車等の鞍乗り型車両にも用いることができる。
1 自動二輪車(車両)
6 ヘッドパイプ
12 エンジン
23 レッグシールド(インナーレッグシールド)
31 エアクリーナ
34 キャブレタ(燃料供給装置)
36 ケース本体
37 エアクリーナカバー(蓋部材)
38 エアクリーナケース
39 メンテナンス用開口
40 ダーティーサイド
41 クリーンサイド
42 フィルタエレメント
51 レゾネータ
58,70 絞り部材
59 フランジ
60 上流側筒状部
61 下流側筒状部
62 上流端開口
63 側壁開口
73 フィルタ部材

Claims (8)

  1. エアクリーナケース(38)内をダーティーサイド(40)とクリーンサイド(41)とに分けるフィルタエレメント(42)を備えたエアクリーナ(31)と、前記エアクリーナケース(38)の前記クリーンサイド(41)に連結し、燃料供給装置(34)に吸気を供給するサブチャンバケース(32)とを備えた鞍乗り型車両の吸気装置において、
    前記エアクリーナケース(38)と前記サブチャンバケース(32)との間に保持されるフランジ(59)と、該フランジ(59)から前記エアクリーナケース(38)内及び前記サブチャンバケース(32)内に延出する上流側筒状部(60)及び下流側筒状部(61)とを有して、上流側から下流側に向けて通路断面積を絞る絞り部材(58,70)を備えていることを特徴とする鞍乗り型車両の吸気装置。
  2. 前記上流側筒状部(60)は、上流端開口(62)と側壁開口(63)とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気装置。
  3. 前記エアクリーナケース(38)は、メンテナンス用開口(39)を有するケース本体部(36)と、前記メンテナンス用開口(39)を覆う蓋部材(37)とで構成され、前記メンテナンス用開口(39)を開放させて前記フィルタエレメント(42)のメンテナンスが可能であり、
    前記上流側筒状部(60)の開口(62)は、前記メンテナンス用開口(39)に対向せず、前記サブチャンバケース(32)は、車両取付時に前記エアクリーナケース(38)の下方に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の吸気装置。
  4. 前記エアクリーナケース(38)と前記サブチャンバケース(32)とがL字型を形成するように連結され、
    前記上流側筒状部(60)は、前記L字型に沿って湾曲していることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両の吸気装置。
  5. 前記エアクリーナケース(38)は、ヘッドパイプ(6)の前方に配置され、
    前記サブチャンバケース(32)は、側面視で前記ヘッドパイプ(6)の側方からエンジン(12)の上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気装置。
  6. 前記サブチャンバケース(32)に沿ってレゾネータ(51)が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両の吸気装置。
  7. 前記レゾネータ(51)と前記サブチャンバケース(32)は、レッグシールド(23)内に配置されることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両の吸気装置。
  8. 前記エアクリーナケース(38)は、メンテナンス用開口(39)を有するケース本体部(36)と、前記メンテナンス用開口(39)を覆う蓋部材(37)とで構成され、前記メンテナンス用開口(39)を開放させて前記フィルタエレメント(42)のメンテナンスが可能であり、
    前記上流側筒状部(60)の開口(62)は、前記メンテナンス用開口(39)に対向し、
    前記エアクリーナケース(38)内であって、前記メンテナンス用開口(39)と前記上流側筒状部(60)の開口(62)との間には、フィルタ部材(73)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気装置。
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