JP2008207694A - 車両の吸気通路構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッドパイプ前方にエアクリーナを配設する車両の吸気通路構造において、エアクリーナからエンジン側に延びる吸気通路長を効率良く確保する。
【解決手段】エアクリーナケース55内にエレメント56を収容してなりヘッドパイプ6の前方に配設されるエアクリーナ51を備えた車両の吸気通路構造において、前記エアクリーナケース55が車幅方向で幅広に形成され、前記エアクリーナケース55の車幅方向一端側には該エアクリーナケース55内への吸気口59aが設けられ、前記エアクリーナケース55の車幅方向他端側には前記フロントフォーク3の車幅方向外側を通過して前記ヘッドパイプ6後方のエンジン側に延びる吸気ダクト53が設けられる。
【選択図】図3
【解決手段】エアクリーナケース55内にエレメント56を収容してなりヘッドパイプ6の前方に配設されるエアクリーナ51を備えた車両の吸気通路構造において、前記エアクリーナケース55が車幅方向で幅広に形成され、前記エアクリーナケース55の車幅方向一端側には該エアクリーナケース55内への吸気口59aが設けられ、前記エアクリーナケース55の車幅方向他端側には前記フロントフォーク3の車幅方向外側を通過して前記ヘッドパイプ6後方のエンジン側に延びる吸気ダクト53が設けられる。
【選択図】図3
Description
この発明は、自動二輪車等の鞍乗り型車両に好適な吸気通路構造に関する。
従来、上記吸気通路構造において、車体フレームのヘッドパイプの前方にエアクリーナを配設し、該エアクリーナから延びる吸気ダクトを、ヘッドパイプとこれが支持するフロントフォークとの間を通過させて、ヘッドパイプ後方のエンジン側に延出させたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−303699号公報
ところで、吸気通路長はエンジンの出力特性に影響を与える一要因であり、車両の要求性能によっては吸気通路をより長くすることが求められる場合があるが、上記従来の如くヘッドパイプ及びフロントフォーク間を吸気ダクトが通過する構成では、吸気通路の配置自由度が低下してその長さを確保することが困難であるという課題がある。
そこでこの発明は、ヘッドパイプ前方にエアクリーナを配設する車両の吸気通路構造において、エアクリーナからエンジン側に延びる吸気通路長を効率良く確保することを目的とする。
そこでこの発明は、ヘッドパイプ前方にエアクリーナを配設する車両の吸気通路構造において、エアクリーナからエンジン側に延びる吸気通路長を効率良く確保することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、上部に操向ハンドル(例えば実施例の操向ハンドル7)が設けられるステアリングステム(例えば実施例のステアリングステム4)と、車体フレーム(例えば実施例の車体フレーム5)の前端部に設けられて前記ステアリングステムを回動可能に支持するヘッドパイプ(例えば実施例のヘッドパイプ6)と、前記ステアリングステムと一体的に回動すると共に下部に前輪(例えば実施例の前輪2)を回動可能に支持するフロントフォーク(例えば実施例のフロントフォーク3)と、エアクリーナケース(例えば実施例のエアクリーナケース55)内にエレメント(例えば実施例のエレメント56)を収容してなり前記ヘッドパイプの前方に配設されるエアクリーナ(例えば実施例のエアクリーナ51)とを備えた車両(例えば実施例の自動二輪車1,101)の吸気通路構造において、前記エアクリーナケースが車幅方向で幅広に形成され、前記エアクリーナケースの車幅方向一端側には該エアクリーナケース内への吸気口(例えば実施例の吸気口59a)が設けられ、前記エアクリーナケースの車幅方向他端側には前記フロントフォークの車幅方向外側を通過して前記ヘッドパイプ後方のエンジン側に延びる吸気ダクト(例えば実施例の吸気ダクト53,153)が設けられることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記吸気口からは吸入ダクト(例えば実施例の吸入ダクト54)が車両後方に延出し、該吸入ダクト先端の吸入口(例えば実施例の吸入口54a)が下方を指向することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記エレメントが筒状とされ、その軸線(例えば実施例の軸線CE)を上下方向に沿わせるように配置されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記フロントフォークの車幅方向外側に乗員が足を載せるフットボード(例えば実施例のフットボード41)のフットレスト部(例えば実施例のフットレスト部43)を備え、該フットレスト部がその内部に吸気通路を形成して前記吸気ダクトの一部を構成することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記吸気ダクトが、前記フットレスト部と、前記エアクリーナ及びフットレスト部間に渡る上流側ダクト(例えば実施例の上流側ダクト153a)と、前記フットレスト部からエンジン側に延びる下流側ダクト(例えば実施例の下流側ダクト153b)とを有してなり、前記フットレスト部が車両側面視で後下がりに傾斜して設けられ、該フットレスト部の下端部から上方へ離間した位置に前記下流側ダクトが接続されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、ヘッドパイプ前方に配設されるエアクリーナのエアクリーナケースが車幅方向に延びる吸気通路を形成すると共に、該エアクリーナケースから延びる吸気ダクトがフロントフォークの車幅方向外側を迂回してヘッドパイプ後方のエンジン側へ延びる吸気通路を形成することで、部品配置スペースの確保が困難なヘッドパイプ近傍においても吸気通路長を効率良く確保することができ、エンジン特性の設定自由度を向上させることができる。
請求項2に記載した発明によれば、車両走行時における吸入ダクト内へのゴミや雨水等の浸入を抑制できる。
請求項3に記載した発明によれば、車幅方向(左右方向)に広いエアクリーナケース内の空間を効率良く吸気通路として利用できると共に、エレメントのメンテナンス性を向上できる。
請求項4に記載した発明によれば、フロントフォークの車幅方向外側に別途吸気ダクト専用の部材を配置する必要が無くなり、部品点数を削減してコスト及び重量の低減を図ることができる。また、フロントフォークの車幅方向外側に吸気ダクト専用の部材が露出することもなく、別途外装部品を設けなくとも車両外観を良好に維持することができる。
請求項5に記載した発明によれば、外気と共に吸気通路内に水等が浸入しても、該水等がフットレスト部の下端部内に溜められてそれ以上の下流側への流動が抑制されるため、別途気液分離構造を設けなくともエンジン側への水等の浸入を抑制することができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示す自動二輪車(鞍乗り型車両)1において、その前輪2は左右一対のフロントフォーク3の下端部に回転可能に軸支される。各フロントフォーク3はテレスコピック型のもので、アウタチューブ3aを下側、インナチューブ3bを上側とした正立式とされる。各フロントフォーク3の上部(インナチューブ3bの上部)はステアリングステム4を介して一体的に連結される。
ステアリングステム4は、左右フロントフォーク3に跨るトップブリッジ4a及びボトムブリッジ4bと、両ブリッジ4a,4bの左右中間部間に渡ってフロントフォーク3と平行に延びるステムパイプ(不図示)とを有してなる。前記ステムパイプは車体フレーム5前端部のヘッドパイプ6に回動可能に挿通保持され、もってステアリングステム4、左右フロントフォーク3及び前輪2が車体フレーム5のヘッドパイプ6に操向可能に枢支される。トップブリッジ4a上にはバー型の操向ハンドル7が一体的に取り付けられる。
車体フレーム5は複数種の鋼材を溶接等により一体に結合してなり、ヘッドパイプ6から斜め下後方に延びるダウンフレーム8と、該ダウンフレーム8の下部から後方に延びるメインフレーム9と、該メインフレーム9の後部から斜め上後方に延びるシートフレーム11とを主になる。
図2,3を併せて参照し、ダウンフレーム8は、ヘッドパイプ6の上部から左右に分岐して斜め下後方に延びる左右アッパダウンパイプ8aと、ヘッドパイプ6の下部から左右に分岐してアッパダウンパイプ8aよりもやや傾斜を急にして斜め下後方に延びる左右ロアダウンパイプ8bとを主になる。アッパダウンパイプ8a及びロアダウンパイプ8b間は、ガセットパイプ及びガセットプレート等を介して適宜連結される。なお、図3中線CLは車体左右中心線を示す。
メインフレーム9は、車体中央部にて概ね水平に前後に延びる左右メインパイプ9aを主になる。左右メインパイプ9aの前端部には左右ロアダウンパイプ8bの下端部がそれぞれ結合され、左右メインパイプ9aの前部(前端部よりも後方の部位)には左右アッパダウンパイプ8aの下端部がそれぞれ結合される。なお、車体フレーム5前部の左右幅と左右フロントフォーク3間の左右幅とは略同一とされる。
シートフレーム11は、左右メインパイプ9aの後部から斜め上後方に延びる左右シートパイプ11a及び左右メインパイプ9aの後端部から斜め上後方に延びる左右リアパイプ11bを主になる。シートパイプ11a及びリアパイプ11b間は、ガセットパイプ及びガセットプレート等を介して適宜連結される。シートフレーム11上には乗員(運転者及び後部同乗者)が着座するシート12が配設される。シート12の前方かつメインフレーム9の上方には燃料タンク13が配設される。
自動二輪車1の駆動源であるエンジン15は例えば水冷4ストローク単気筒エンジンであり、クランク軸を左右方向に沿わせた状態でメインフレーム9の下方に配置される。エンジン15のクランクケース16の前端部からは前方に向けてシリンダ17が突設される。クランクケース16の後方には変速機ケース19が連設され、該変速機ケース19内にはメインシャフト及びカウンタシャフト並びにこれらに跨る変速ギヤ群を主とする変速機が収容される。
変速機ケース19の後端部にはスイングアーム21の前端部が上下揺動可能に枢支され、該スイングアーム21の後端部には後輪22が回転可能に軸支される。スイングアーム21の上部とメインフレーム9の中間部との間には略水平に前傾したリアクッションユニット23が配設される。変速機ケース19の後端部左側には前記変速機の出力軸が突出し、該出力軸の突出部に取り付けられたドライブスプロケット24aと後輪22左側に取り付けられたドリブンスプロケット24bとに無端状のドライブチェーン24cが掛け回される。
シリンダ17の上部にはスロットルボディ25aの下流側端が接続され、該スロットルボディ25aの上流側端が後述の吸気装置50におけるチャンバケース52の下壁部に接続される。また、シリンダ17の下部には排気管26aが接続され、該排気管26aがエンジン15後方において車体後部右側のサイレンサ27に接続される。シリンダ17の前方にはエンジン15冷却用のラジエータ28が配設される。
左右ロアダウンパイプ8bの下端部の下方(左右メインパイプ9aの前端部の下方)には前エンジンハンガ31が連設され、該前エンジンハンガ31を介してエンジン15のクランクケース16の前部下側が車体フレーム5に支持される。また、左右メインパイプ9aの前部におけるアッパダウンパイプ8aとの結合部の下方には前上エンジンハンガ32が設けられ、該前上エンジンハンガ32を介してエンジン15のクランクケース16の前部上側が車体フレーム5に支持される。さらに、左右メインパイプ9aの後部の下方には後エンジンハンガ33が設けられ、該後エンジンハンガ33を介してエンジン15の変速機ケース19の後部上側が車体フレーム5に支持される。
車体フレーム5及びエンジン15は合成樹脂製の車体カバー34で覆われる。車体カバー34は、ヘッドパイプ6周りをその前方から両側方に渡って間隔を空けて覆うフロントカウル35と、ヘッドパイプ6及び燃料タンク13をその後方から覆ってフロントカウル35と共にレッグシールドを構成するインナーカバー36と、該インナーカバー36の後方に連なって車体後部両側を覆うリアサイドカバー37とを主になる。
車体前部両側には、シート12に着座した乗員(運転者)が斜め下前方に伸ばした足を載せるための左右ステップボード41が設けられる。ステップボード41は、側面視でエンジン15のクランクケース16の前端部近傍から前輪2の後端部近傍まで略水平に延びるステップフロア部42と、側面視でステップフロア部42の前端部からフロントフォーク3のアウタチューブ3aの上部と重なる位置まで前上がりに傾斜して延びるフットレスト部43とを一体的に有してなる。
ステップボード41は車体フレーム5に一体的に支持されており、車体フレーム5及び左右フロントフォーク3よりも車幅方向外側(左右外側)に張り出して設けられる。また、ステップボード41のフットレスト部43は、その下部が上面視でステップフロア部42の前端部から車幅方向外側に斜めに延びることで、全体的にステップフロア部42よりも車幅方向外側に張り出して設けられる。
図2,3に示すように、自動二輪車1の吸気装置50は、ヘッドパイプ6及び左右フロントフォーク3の前方であってフロントカウル35の内側に配設されるエアクリーナ51と、燃料タンク13の下方かつシリンダ17の上方においてダウンフレーム8の内側に配設される前記チャンバケース52と、エアクリーナ51とチャンバケース52とを連通する吸気ダクト53と、エアクリーナ51内への外気取り入れ用の吸入ダクト54とを主になる。
エアクリーナ51は、前後方向よりも車幅方向に幅広な箱型のエアクリーナケース55内に円筒状のエアクリーナエレメント(以下、単にエレメントという)56を収容してなる。
エアクリーナケース55は、上方に開口するケース本体57とその上部開口を閉塞するケースカバー58とに分割構成される。ケースカバー58は比較的上下に浅く、その下部周縁部がケース本体57の上部開口周縁部に複数のビス等により着脱可能に結合される。エアクリーナケース55の左右端部は左右フロントフォーク3よりも車幅方向外側に張り出して設けられる。なお、エレメント56の中心位置(軸線CE)は右フロントフォーク3の中心位置と略同一の左右位置にある。
エアクリーナケース55は、上方に開口するケース本体57とその上部開口を閉塞するケースカバー58とに分割構成される。ケースカバー58は比較的上下に浅く、その下部周縁部がケース本体57の上部開口周縁部に複数のビス等により着脱可能に結合される。エアクリーナケース55の左右端部は左右フロントフォーク3よりも車幅方向外側に張り出して設けられる。なお、エレメント56の中心位置(軸線CE)は右フロントフォーク3の中心位置と略同一の左右位置にある。
エアクリーナケース55は上面視で前記中心線CLに対して左右対称となる外形を有し、該エアクリーナケース55(ケースカバー58)の上壁部の左端寄りの部位には円形の開口58が形成され、かつ該開口58にはこれに沿う環状のエレメントホルダ59が取り付けられる。エレメントホルダ59はその下方にエレメント56の上端部を着脱可能に保持し、該エレメントホルダ59の周縁部が前記開口58の周縁部に複数のビス等により着脱可能に結合される。
エレメント56は前記開口58よりも小径の円筒状をなし、その軸線CEを上下方向に沿わせた状態でエアクリーナケース55内に収容され、この状態でエレメント56の上端部がエレメントホルダ59に嵌合保持される。このとき、エレメント56の内周空間56aがエレメントホルダ59の中央開口(以下、吸気口という)59aを介してケース外部に開放する。
エレメントホルダ59の吸気口59aには吸入ダクト54の下流側端部が嵌合保持される。吸入ダクト54はエレメントホルダ59の上方に突出した後に屈曲して後方へ延び、エアクリーナケース55の後方において下方に湾曲してその先端開口(上流側端開口、以下、吸入口という)54aを下方に向けて開口させる。吸入ダクト54内の吸気通路は吸気口59aを介してエレメント56の内周空間56aに連通し、もって吸入口54aから吸入ダクト54内に吸入された外気Gは、吸気口59aを介してエレメント56の内周空間56a内に導入される。
エレメント56の内周空間56aの下端開口は閉塞されており、したがって内周空間56a内に導入された外気は、エレメント56をその内周側から外周側に通過しろ過された後に、エレメント56外周側のケース内空間55a内に至る。
エレメント56は、前記開口58に対して上下に抜き差しすることで、該開口58を介してエアクリーナケース55内外に着脱可能とされる。すなわち、エレメント56のメンテナンス時には、ケースカバー58を取り外すことなく、エレメントホルダ59を取り外すことのみで、エレメント56を着脱することが可能である。
エレメント56は、前記開口58に対して上下に抜き差しすることで、該開口58を介してエアクリーナケース55内外に着脱可能とされる。すなわち、エレメント56のメンテナンス時には、ケースカバー58を取り外すことなく、エレメントホルダ59を取り外すことのみで、エレメント56を着脱することが可能である。
エアクリーナケース55(ケース本体57)の後壁部の右端近傍の部位には、吸気ダクト53の上流側端部が接続される。
吸気ダクト53は、上下幅よりも左右幅が狭い扁平の断面形状をなして前後に延在するもので、側面視ではエアクリーナケース55の後壁部から後下がりに傾斜して後方へ延び、チャンバケース52近傍でさらに急傾斜となるように屈曲した後、その後端部(下流側端部)をチャンバケース52の右側壁部に接続する。吸気ダクト53の両端部は、エアクリーナケース55及びチャンバケース52の各壁部に貫通状態で保持される。吸気ダクト53の断面形状は、その下流側端部において円形となるようにチャンバケース52近傍において徐変する。
吸気ダクト53は、上下幅よりも左右幅が狭い扁平の断面形状をなして前後に延在するもので、側面視ではエアクリーナケース55の後壁部から後下がりに傾斜して後方へ延び、チャンバケース52近傍でさらに急傾斜となるように屈曲した後、その後端部(下流側端部)をチャンバケース52の右側壁部に接続する。吸気ダクト53の両端部は、エアクリーナケース55及びチャンバケース52の各壁部に貫通状態で保持される。吸気ダクト53の断面形状は、その下流側端部において円形となるようにチャンバケース52近傍において徐変する。
エアクリーナケース55の左右側部後方には、それぞれ左右フロントフォーク3のインナチューブ3b(フォークパイプ)の回動範囲Kが位置し、この回動範囲Kを避けるべく、吸気ダクト53が上面視でエアクリーナケース55の後壁部から後方かつ右方(車幅方向外側)に向けて斜めに延び、その後に後方かつ左方(車幅方向内側)に屈曲してチャンバケース52近傍まで延びた後、さらに車幅方向内側に屈曲してその下流側端部をチャンバケース52の右側壁部に接続する。なお、吸入ダクト54も同様に、左フロントフォーク3の回動範囲Kを避けるべくその車幅方向外側に変化して後方へ延びる。
すなわち、吸気ダクト53は、右フロントフォーク3の右方(車幅方向外側)を迂回してヘッドパイプ6後方のチャンバケース52に至ることで、ヘッドパイプ6近傍の狭い空間を避けると共に吸気通路長を延ばしている。また、吸気ダクト53は、上面視で右ステップボード41の内側縁に沿うように配設されることで、右ステップボード41の上面(足載せ面)への張り出しを抑えている。
チャンバケース52は、車幅方向よりも前後方向に幅広な箱型のもので、上方に開口するケース本体61とその上部開口を着脱可能に閉塞するケースカバー62とに分割構成される。ケースカバー62は比較的上下に浅く、その下部周縁部がケース本体61の上部開口周縁部に複数のビス等により固定される。チャンバケース52は、上面視で前記中心線CLに対して左右対称となる外形を有する。チャンバケース52の左右幅は車体フレーム5の左右幅よりも小さいものとされる。
また、チャンバケース52(ケース本体61)は、その前後中間部が比較的上下に深くなるように設けられ、後部においては下壁部が後上がりに傾斜することで後側ほど上下に浅くなるように設けられ、前部においては下壁部がその下方のラジエータ28を避けるべく段差状に変化することで上下に浅く設けられる。ケース本体61の前後中間部の右側壁部には吸気ダクト53の下流側端部が接続される。
チャンバケース52後部の下壁部には、その下方に位置するスロットルボディ25aの上流側端を接続する開口61aが形成される。開口61aからはスロットルボディ25aに連通する吸入ノズル63aがチャンバケース52内に延出する。ここで、吸気ダクト53の下流側端部はチャンバケース52の右側壁部を斜めに貫通しており、該吸気ダクト53からチャンバケース52内に導入される外気はスワール(渦)状に流動することとなるが(図3中矢印S1参照)、該スワール方向に沿うように、吸入ノズル63aが傾斜して設けられる。
そして、吸入ダクト54を介してエアクリーナケース55の左端部内(エレメント56の内周空間56a内)に導入された外気は、エレメント56を通過しろ過された後、ケース内空間55aをその左端側から右端側に向けて流動して吸気ダクト53内に導入される(図3中矢印F1参照)。吸気ダクト53内に導入された外気は、右フロントフォーク3の回動範囲Kを迂回してヘッドパイプ6後方のチャンバケース52内に至った後、吸入ノズル63aを介してスロットルボディ25a及びシリンダ17に供給される。
すなわち、エアクリーナケース55のケース内空間55aが左右に延びる吸気通路として用いられると共に、吸気ダクト53が右フロントフォーク3の車幅方向外側を迂回して吸気通路長を延ばすことで、吸気装置50全体の吸気通路が長く確保されるのである。
以上説明したように、上記実施例における自動二輪車1の吸気通路構造は、上部に操向ハンドル7が設けられるステアリングステム4と、車体フレーム5の前端部に設けられて前記ステアリングステム4を回動可能に支持するヘッドパイプ6と、前記ステアリングステム4と一体的に回動すると共に下部に前輪2を回動可能に支持するフロントフォーク3と、エアクリーナケース55内にエレメント56を収容してなり前記ヘッドパイプ6の前方に配設されるエアクリーナ51とを備えたものにおいて、前記エアクリーナケース55が車幅方向で幅広に形成され、前記エアクリーナケース55の車幅方向一端側には該エアクリーナケース55内への吸気口59aが設けられ、前記エアクリーナケース55の車幅方向他端側には前記フロントフォーク3の車幅方向外側を通過して前記ヘッドパイプ6後方のエンジン側に延びる吸気ダクト53が設けられるものである。
この構成によれば、ヘッドパイプ6前方に配設されるエアクリーナ51のエアクリーナケース55が車幅方向に延びる吸気通路を形成すると共に、該エアクリーナケース55から延びる吸気ダクト53がフロントフォーク3の車幅方向外側を迂回してヘッドパイプ6後方のエンジン側へ延びる吸気通路を形成することで、部品配置スペースの確保が困難なヘッドパイプ近傍においても吸気通路長を効率良く確保することができ、エンジン特性の設定自由度を向上させることができる。
また、上記吸気通路構造においては、前記吸気口59aからは吸入ダクト54が車両後方に延出し、該吸入ダクト54先端の吸入口54aが下方を指向することで、車両走行時における吸入ダクト54内へのゴミや雨水等の浸入を抑制できる。
さらに、上記吸気通路構造においては、前記エレメント56が筒状とされ、その軸線CEを上下方向に沿わせるように配置されることで、車幅方向(左右方向)に広いエアクリーナケース55内の空間を効率良く吸気通路として利用できると共に、エレメント56のメンテナンス性を向上できる。
さらに、上記吸気通路構造においては、前記エレメント56が筒状とされ、その軸線CEを上下方向に沿わせるように配置されることで、車幅方向(左右方向)に広いエアクリーナケース55内の空間を効率良く吸気通路として利用できると共に、エレメント56のメンテナンス性を向上できる。
次に、この発明の第二実施例について説明する。
図4〜6に示すように、第二実施例における自動二輪車101の吸気装置150は、前記第一実施例のものに対して、エアクリーナ51からチャンバケース52に至る吸気ダクト153の一部に前記ステップボード41のフットレスト部43を用いる点を主に異なるもので、前記実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図4〜6に示すように、第二実施例における自動二輪車101の吸気装置150は、前記第一実施例のものに対して、エアクリーナ51からチャンバケース52に至る吸気ダクト153の一部に前記ステップボード41のフットレスト部43を用いる点を主に異なるもので、前記実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
吸気装置150は、前記エアクリーナ51、チャンバケース52及び吸入ダクト54を有すると共に、前記フットレスト部43を含む吸気ダクト153を有してなる。なお、この実施例における前記開口58a、エレメントホルダ59、エレメント56及び吸入ダクト54は、第一実施例のものに対して左右勝手違い対称に設けられる。
吸気ダクト153は、エアクリーナケース55の左側壁部の左方(車幅方向外側)に突出した後に下方に屈曲して延びて左ステップボード41のフットレスト部43の上端部に至る上流側ダクト153aと、左フットレスト部43と、該フットレスト部43の下部の車幅方向内側から側面視では斜め上後方に傾斜し上面視では車幅方向内側かつ後方に傾斜して延びてチャンバケース52下壁部の段差部に至る下流側ダクト153bとを有してなる。左フットレスト部43の内部空間は外部から遮断されると共に左ステップフロア部42とも隔てられ、この左フットレスト部43の内部空間が吸気通路の一部として用いられる。
なお、フットレスト部43の上端部の車幅方向外側は、該フットレスト部43の上端側の左右幅を狭めるように傾斜して設けられる。また、吸気ダクト153(下流側ダクト153b)の下流側端部はチャンバケース52下壁部の段差部を斜めに貫通し、該吸気ダクト153からチャンバケース52内に導入される外気は第一実施例と逆向きのスワール状に流動するが(図6中矢印S2参照)、該スワール方向に沿うように吸入ノズル63aが傾斜して設けられる。
したがって、エアクリーナケース55の右端部内においてエレメント56を通過しろ過された外気は、エアクリーナケース55の左端部内に至った後に吸気ダクト153(上流側ダクト153a)内に導入され、上流側ダクト153a、左フットレスト及び下流側ダクト153bを順次通過する(図6中矢印F2参照)。この外気は、左フロントフォーク3の回動範囲Kを左方(車幅方向外側)に大きく迂回してヘッドパイプ6後方のチャンバケース52内に至った後、吸入ノズル63aを介してスロットルボディ25a及びシリンダ17に供給される。
下流側ダクト153bの上流側端部は、フットレスト部43の下端部から上方に離間した位置に接続される。これにより、フットレスト部43の内部空間における下流側ダクト153bとの接続部よりも下方となる部位には、外気よりも比重の大きい水滴や異物等が溜められて下流側ダクト153b内への浸入が抑制される。なお、図5中符号43aは、フットレスト部43の下端部に設けられて内部に溜まった水等を排出可能とするドレンボルトを、符号43bはステップボード41のフットレスト部43を車体フレーム5のロアダウンパイプ8bに連結する前支持ステーをそれぞれ示す。
以上説明したように、上記第二実施例における吸気通路構造によれば、フロントフォーク3の車幅方向外側に乗員が足を載せるステップボード41のフットレスト部43を備え、該フットレスト部43がその内部に吸気通路を形成して吸気ダクト153の一部を構成することで、フロントフォーク3の車幅方向外側に別途吸気ダクト専用の部材を配置する必要が無くなり、部品点数を削減してコスト及び重量の低減を図ることができる。また、フロントフォーク3の車幅方向外側に吸気ダクト専用の部材が露出することもなく、別途外装部品を設けなくとも車両外観を良好に維持することができる。
また、上記吸気通路構造においては、前記吸気ダクト153が、前記フットレスト部43と、エアクリーナ51及びフットレスト部43間に渡る上流側ダクト153aと、前記フットレスト部43からエンジン側に延びる下流側ダクト153bとを有してなり、前記フットレスト部43が車両側面視で後下がりに傾斜して設けられ、該フットレスト部43の下端部から上方へ離間した位置に前記下流側ダクト153bが接続されることで、外気と共に吸気通路内に水等が浸入しても、該水等がフットレスト部43の下端部内に溜められてそれ以上の下流側への流動が抑制されるため、別途気液分離構造を設けなくともエンジン側への水等の浸入を抑制することができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、車体フレームはヘッドパイプにフロントフォーク式ステアリング機構を枢支するものであれば他の形態のものであってもよく、かつ当該構成を有していれば自動二輪車に限らず三輪等の車両に適用することが可能である。
また、エンジン形式も上記実施例のような単気筒エンジンに限らず、チャンバケース52に複数の吸気ノズルを備えた並列又はV型等の多気筒エンジンであってもよい。さらに、請求項1,2に関しては、エアクリーナケース55内のエレメントが例えば板状の濾紙タイプ等であってもよく、その形状及び材質は問わない。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
また、エンジン形式も上記実施例のような単気筒エンジンに限らず、チャンバケース52に複数の吸気ノズルを備えた並列又はV型等の多気筒エンジンであってもよい。さらに、請求項1,2に関しては、エアクリーナケース55内のエレメントが例えば板状の濾紙タイプ等であってもよく、その形状及び材質は問わない。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1,101 自動二輪車(車両)
2 前輪
3 フロントフォーク
4 ステアリングステム
5 車体フレーム
6 ヘッドパイプ
7 操向ハンドル
41 フットボード
43 フットレスト部
50,150 吸気装置
51 エアクリーナ
53,153 吸気ダクト
54 吸入ダクト
54a 吸入口
55 エアクリーナケース
56 エレメント
CE 軸線
59a 吸気口
153a 上流側ダクト
153b 下流側ダクト
2 前輪
3 フロントフォーク
4 ステアリングステム
5 車体フレーム
6 ヘッドパイプ
7 操向ハンドル
41 フットボード
43 フットレスト部
50,150 吸気装置
51 エアクリーナ
53,153 吸気ダクト
54 吸入ダクト
54a 吸入口
55 エアクリーナケース
56 エレメント
CE 軸線
59a 吸気口
153a 上流側ダクト
153b 下流側ダクト
Claims (5)
- 上部に操向ハンドルが設けられるステアリングステムと、車体フレームの前端部に設けられて前記ステアリングステムを回動可能に支持するヘッドパイプと、前記ステアリングステムと一体的に回動すると共に下部に前輪を回動可能に支持するフロントフォークと、エアクリーナケース内にエレメントを収容してなり前記ヘッドパイプの前方に配設されるエアクリーナとを備えた車両の吸気通路構造において、
前記エアクリーナケースが車幅方向で幅広に形成され、前記エアクリーナケースの車幅方向一端側には該エアクリーナケース内への吸気口が設けられ、前記エアクリーナケースの車幅方向他端側には前記フロントフォークの車幅方向外側を通過して前記ヘッドパイプ後方のエンジン側に延びる吸気ダクトが設けられることを特徴とする車両の吸気通路構造。 - 前記吸気口からは吸入ダクトが車両後方に延出し、該吸入ダクト先端の吸入口が下方を指向することを特徴とする請求項1に記載の車両の吸気通路構造。
- 前記エレメントが筒状とされ、その軸線を上下方向に沿わせるように配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の吸気通路構造。
- 前記フロントフォークの車幅方向外側に乗員が足を載せるフットボードのフットレスト部を備え、該フットレスト部がその内部に吸気通路を形成して前記吸気ダクトの一部を構成することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の車両の吸気通路構造。
- 前記吸気ダクトが、前記フットレスト部と、前記エアクリーナ及びフットレスト部間に渡る上流側ダクトと、前記フットレスト部からエンジン側に延びる下流側ダクトとを有してなり、前記フットレスト部が車両側面視で後下がりに傾斜して設けられ、該フットレスト部の下端部から上方へ離間した位置に前記下流側ダクトが接続されることを特徴とする請求項4に記載の車両の吸気通路構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007046867A JP2008207694A (ja) | 2007-02-27 | 2007-02-27 | 車両の吸気通路構造 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011117919A1 (ja) * | 2010-03-24 | 2011-09-29 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両の吸気系の配置構造 |
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CN104520554A (zh) * | 2012-07-11 | 2015-04-15 | 川崎重工业株式会社 | 骑乘式车辆的发动机 |
-
2007
- 2007-02-27 JP JP2007046867A patent/JP2008207694A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2873847A4 (en) * | 2012-07-11 | 2016-05-18 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ENGINE FOR A SADDLE VEHICLE |
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