JP5386013B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸発燃料を吸着するキャニスタが備えられている自動二輪車に関する。
車体フレームに、燃料タンク内で蒸発した蒸発燃料を吸着するキャニスタが備えられている自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の図1のものは、左右のメインフレーム12、12(符号は同公報のものを流用する。以下同じ。)と、メインフレーム12、12の後端部に前端部が連結され後方に延びているシートレール14、14と、前端部がメインフレーム12、12に固定されシートレール14、14の下方でシートレール14、14と略並行に延び、且つ、後部が略L字状に上方に屈曲してシートレール14、14を支持する後部フレーム16、16と、が備えられており、運転者のシート18の前方に燃料タンクを有する自動二輪である。
キャニスター4(キャニスタ4)は、その外周に、略円筒形のクッション58が嵌められ、このクッション58の外周は、左右からブラケット60L、60Rで挟持されている。そして、一方のブラケット60Lが、右側のシートレール14に載置されるとともに、ボルト64、64を介してシートレール14に締め付けられている。
ところで、特許文献1の技術では、キャニスタ4は、ブラケット60L、60Rなどの部材を介してシートレール14に取り付けられている。しかし、ブラケット60L、60Rは、剛性向上に寄与する部材ではない。また、燃料タンク2はシート18の前方にあり、キャニスタ4はシートレールの14後方寄りに位置して、燃料タンク2とキャニスタ4は離間している。キャニスタの導入口4aや導出口4bは、本来上方に向けることが理想であるが、燃料タンク2の方向に向けて、水平からやや下に傾斜して前方に向けている。
特許文献2の図1乃至図4において、シート2の下で、車体枠1に取り付けられて、前方上方の燃料タンク3と連通する補助ダクト9dとの接続部を真上に向けたキャニスタ9を有し、運転シート2の前方に燃料タンクを有する自動二輪車が開示されている。
特許文献3のものは、シート20の下に燃料タンク22を配置するものであり、車体フレーム1のメインパイプ7とその中間部より斜め上がりに後方へ延びるシートレール8と、シートレール8の下方をメインパイプ7の後部から斜め上がり後方へ延びるリヤステイを備え、このメインパイプ7、シートレール8及びリヤステイ9は側面視三角形のトラス構造部をなし、このトラス構造部で囲まれた側面視三角形の空間24内にサイドカバー25が設けられている。このサイドカバーには、エアクリーナ12及び燃料タンク22の各シートレール8より下方部分が収容され、エアクリーナ12及び燃料タンク22の各下方部分を覆っている。
特許3223729号公報(図1) 特開昭63−93687(図1〜図4) 特開2007−176370(図2)
本発明は、シート下に燃料タンクが配置され、シートを支持するフレーム部を含む複数のフレーム部により、側面視略三角形を形成する車体フレームを有する自動二輪車において、燃料タンクとキャニスタの間を連結する排出管の長さを短縮しながら、取付け部の剛性向上に寄与し、キャニスタの保護機能を向上させるキャニスタ取付構造を備えている自動二輪車を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、前輪を回転自在に支持する操舵部を設け、後輪を回転自在に支持する後輪懸架部を設け、操舵部を回転自在に支持するとともに後輪懸架部を揺動自在に支持するメインフレームと、このメインフレームから斜め後上方に延びているアッパフレームと、このアッパフレームの下方に配置されメインフレームとアッパフレームとで略三角形を形成しメインフレームとアッパフレームとの間を連結するサブフレームとから構成される車体フレームを操舵部と後輪懸架部の間に設け、乗員が座る乗員シートの下方で車体フレームに燃料タンクを設け、この燃料タンクから延びる排出管が接続され燃料タンクで蒸発した蒸発燃料を吸着するキャニスタを車体フレームに設けた自動二輪車において、キャニスタがメインフレームとアッパフレームとサブフレームとで囲われた略三角形の空間に配置され、アッパフレームとサブフレームとが連結する連結部の内側に、略三角形状に形成した補強部材が掛け渡され、アッパフレームに取り付けられる燃料タンクの直下にて、キャニスタは、排出管の接続側が連結部を指向し、且つ、キャニスタの軸方向が後方に傾斜するようにして補強部材に取り付けることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、キャニスタは、車体側面で補強部材と重なるようにように取り付けられることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、キャニスタの車体内方側に、リヤフェンダが設けられ、このリヤフェンダは、ブラケット部を介して車体フレームに取り付けられ、リヤフェンダは、ブラケット部より前方に延出して、車体側面視でキャニスタの車体内方側にて、このキャニスタと重なる位置に配置されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、排出管は、キャニスタから、斜め上後方に位置する連結部を指向して延出した後、前方に向きを変えてキャニスタの上方に位置する燃料タンクと接続されることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、排出管は、車体側面視で補強部材と重なる位置でキャニスタと接続されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、キャニスタが燃料タンクへ連通する排出管の接続側に、キャニスタが吸着した燃料を、自動二輪車のキャブレタに送るパージ配管が、キャニスタから、斜め上後方に位置する連結部を指向して延出した後、前方に向きを変えてアッパフレームに沿うように、斜め下方に延出して、キャブレタと連通することを特徴とする。
請求項7に係る発明では、パージ配管は、車体側面視で補強部材と重なる位置で、キャニスタと接続されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、車体フレーム、キャニスタ及び補強部材は、側方からサイドカバーで覆われることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、キャニスタがメインフレームとアッパフレームとサブフレームとで囲われた略三角形の空間に配置され、アッパフレームとサブフレームとが連結する連結部の内側に、略三角形状に形成した補強部材が掛け渡され、アッパフレームに取り付けられる燃料タンクの直下にて、キャニスタは、排出管の接続側が連結部を指向し、且つ、キャニスタの軸方向が後方に傾斜するようにして補強部材に取り付けるので、燃料タンクとキャニスタの間を連結する排出管の長さを短縮しながら、取付け部の剛性向上に寄与することができ、キャニスタの保護機能を持たせることができる。
請求項2乃至8は、請求項1の効果に加えて、それぞれの特徴部が、キャニスタの保護の機能を高める。
本発明に係る自動二輪車の側面図である。 本発明に係る自動二輪車に備えられている蒸発燃料処理装置を示す側面図である。 本発明に係る自動二輪車の要部側面図である。 図3に示されている車体にサイドカバーとリヤカバーとが取り付けられた状態を説明する側面図である。 図4に示されている車体からリヤカバーが取り外された状態を説明する側面図である。 図5の6矢視図である。 本発明に係る自動二輪車に備えられているリヤフェンダとキャニスタの間の配置関係を説明する平面図である。 本発明に係る自動二輪車に備えられているキャニスタ及びその周辺部を説明する斜視図である。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、骨格となる車体フレーム11が、前端に設けられたヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方斜め下方に延びるメインフレーム13と、このメインフレーム13の後端に取り付けられたピボットプレート14と、メインフレーム13の途中から斜め後上方に延びているアッパフレームとしての左右一対のシートレール16、17(手前側の符号16のみ示す。)と、メインフレーム13の後端及びシートレール16、17のそれぞれを連結する左右一対のサブフレーム18、19(手前側の符号18のみ示す。)とから構成されている。
すなわち、車体フレーム11に、前上方から後下方へ延びているメインフレーム13と、このメインフレーム13の途中から斜め後上方に左右に延びているシートレール16、17と、これらのシートレール16、17の下方に配置されメインフレーム13とシートレール16、17との間を連結して略三角形を形成するサブフレーム18、19と、が備えられている。サブフレーム18、19は、前端部がメインフレーム13に接続され、後端部がシートレール16、17に接続されている。
ヘッドパイプ12に、フロントフォーク21が操舵自在に取り付けられ、メインフレーム13およびピボットプレート14にエンジン22が取り付けられ、ピボットプレート14にピボット軸23を介してスイング自在にスイングアーム24が取り付けられ、シートレール16、17に燃料タンク26が取り付けられている。
フロントフォーク21は、その上部を構成するステアリング軸31にハンドルパイプ32が取り付けられ、下端に前輪33が取り付けられている。
すなわち、自動二輪車10には、フロントフォーク21を含み前輪33を回転自在に支持する操舵部39が設けられ、スイングアーム24を含み後述する後輪58を回転自在に支持する後輪懸架部40が設けられ、操舵部39を回転自在に支持するとともに後輪懸架部40を揺動自在に支持するメインフレーム13が設けられている。車体フレーム11は、操舵部39と後輪懸架部40の間に設けられている部材である。
エンジン22は、後部に一体的に変速機34が設けられて前後に長くほぼ水平に配置され、クランクケース36にシリンダブロック37が取り付けられ、このシリンダブロック37にシリンダヘッド38が取り付けられている駆動源である。
シリンダヘッド38の上部には吸気装置41が取り付けられ、シリンダヘッド38の下部には排気装置42が取り付けられている。
吸気装置41は、シリンダヘッド38に吸気管44を介して接続されたキャブレタ46と、このキャブレタ46にコネクティングチューブ45を介して接続されたエアクリーナ47とからなり、キャブレタ46に後述する蒸発燃料処理装置50が接続されている。
排気装置42は、シリンダヘッド38に取り付けられた排気管51と、この排気管51の後端に接続された消音器52とからなり、排気管51に2次空気供給装置53が接続されている。
変速機34は、クランクケース36の側面から出力軸54が突出し、この出力軸54にドライブスプロケット56が取り付けられている。
スイングアーム24は、後端に後輪58が取り付けられている。
後輪58には一体的にドリブンスプロケット61が設けられ、ドライブスプロケット56とドリブンスプロケット61とにチェーン62が掛けられている。
スイングアーム24の後端と、シートレール16、17にそれぞれ設けられたブラケット64、66(手前側の符号64のみ示す。)とにはリヤクッションユニット67、67(手前側の符号67のみ示す。)が渡されて取り付けられている。
ここで、符号71はハンドルカバー、72はフロントカバー、73はフロントフェンダ、74はレッグシールド、76は乗員シート、77はボディカバー、78はテールランプ、81はリヤフェンダ、82はメインスタンドである。
図2は本発明に係る自動二輪車に備えられている蒸発燃料処理装置を示す側面図であり、燃料タンク26とキャブレタ46との間に、燃料タンク26内の燃料が蒸発してできた蒸発燃料を吸気装置41のキャブレタ46に吸入させる蒸発燃料処理装置50が設けられている。
蒸発燃料処理装置50は、燃料タンク26内に存在する蒸発燃料の成分であるHC(炭化水素)をエンジンの吸気負圧により吸気系に混合気とともに吸入して燃焼させるシステムであり、燃料タンク26内の上部に設けられ燃料を蒸発燃料と液体燃料とに分離する気液セパレータ88と、この気液セパレータ88に一端が接続された上流側排出管90と、この上流側排出管90の他端に一端が接続された下流側排出管91と、この下流側排出管91の他端に接続され蒸発燃料を吸着するキャニスタ92と、このキャニスタ92に一端が接続された第1パージ配管93と、この第1パージ配管93の他端に接続されたパージ制御弁94と、このパージ制御弁94に一端が接続されるとともに他端がキャブレタ46、詳しくは、キャブレタ46を構成するキャブレタボディ96の側面に接続された第2パージ配管97と、キャニスタ92に導入される新気を浄化するキャニスタ用エアクリーナ101と、このキャニスタ用エアクリーナ101及びキャニスタ92のそれぞれを接続する新気導入管102と、キャニスタ92内と外部とを連通させるためにキャニスタ92から下方に延びて下端が大気に開放された外部連通管103とからなる。106は給油口に蓋をする給油キャップである。
上記した気液セパレータ88は、燃料タンク26内に燃料が上限まで給油されたとき(いわゆる、満タン時)でも上流側排出管90及び下流側排出管91による蒸発燃料の排出を可能にするものである。
キャニスタ92は、蒸発燃料を一時的に吸着させる活性炭が充填された容器である。
第1パージ配管93及び第2パージ配管97は、パージ配管98を構成する部品であり、上記したパージ制御弁94は、弁の開弁方向が車両の前後方向となるようにパージ配管98の途中に設けられている。
パージ制御弁94は、一度に多量の蒸発燃料がキャブレタ46内に吸入されて混合気の空燃比が大きく変動するのを防ぐために蒸発燃料の吸入量を制御する一方向弁であり、所定値以上の負圧が作用したときにキャニスタ92からキャブレタ46への蒸発燃料の流れを許容し、キャブレタ46からキャニスタ92へのガスの流れを阻止する。
キャニスタ用エアクリーナ101は、エアクリーナ47(図1参照)とは別にバッテリケースに設けられたサブエアクリーナ105の一部を構成するものである。
以上に述べた蒸発燃料処理装置50の作用を次に説明する。
キャニスタ92内に流入した蒸発燃料は、活性炭に一旦吸着される。そして、吸気系の吸気負圧がキャニスタ92に作用したときに、新気導入管102でキャニスタ92内に導入された新気により、蒸発燃料は、活性炭から離脱してキャブレタ46内へ吸入される。
図3は本発明に係る自動二輪車の要部側面図であり、自動二輪車10の前後方向略中央部の構成を説明する。図中、ボディカバー(図1の符号77)の構成要素であり、車体の略中央部から車体後部にかけて車体フレーム11の側方を覆うサイドカバーおよびリヤカバーは取り外されている。
キャニスタ92の内側に、キャニスタ92を覆うリヤフェンダ81が設けられ、リヤフェンダ81は、ブラケット部81a、81a(手前側の符号81aのみ示す。)を介してシートレール16、17に取り付けられている。
図中、67a、67a(手前側の符号67aのみ示す。)はリヤクッション67、67の上端部が止められるリヤクッション取付部である。
燃料タンク26は、車体フレーム11の構成部材としてのシートレール16、17の上面に付設したタンクステー68、68(手前側の符号68のみ示す。)を介して取り付けられ、この燃料タンク26の上部に前述した気液セパレータ88が設けられ、この気液セパレータ88から上流側排出管90が延び、この上流側排出管90の先端に下流側排出管91が接続され、この下流側排出管91は燃料タンク26の下方に設けたキャニスタ92に接続されることで、燃料タンク26で蒸発した蒸発燃料をキャニスタ92に導き吸着させることができる。
燃料タンク26は、キャニスタ92の上方に配置されているので、燃料タンク26とキャニスタ92の間を連結し上流側排出管90と下流側排出管91とからなる排出管89の長さを短縮することができる。排出管89の長さを短縮できれば、車両の軽量化およびコンパクト化を図ることができる。
燃料タンク26は、上半体28と下半体29とを上下から突き合わせてなり、上半体28の上面に設けた給油口27から筒状に形成された給油管95が下方に延びている。
給油管95を給油口27の下方に延ばすようにしたので、給油したときに、給油管95の下面95uよりも上方に残っている空気の逃げ場がなくなり、給油時に、給油管95の下面95uのレベル以上に燃料の油面がこないようにすることができる。
燃料タンク26の内部には、気液セパレータ88が配置されており、この気液セパレータ88は、給油管95の下面95uよりも上方に配置されている。
以下、キャニスタ92の配置構造および取付構造について説明する。
キャニスタ92は、メインフレーム13とアッパフレーム(シートレール16)とサブフレーム18とで囲われた略三角形の空間121に配置されているとともに、車体フレーム11に取り付けられている。
詳細には、アッパフレーム16、17とサブフレーム18、19とが連結する連結部113、114(手前側の符号113のみ示す。)の内側に、略三角形状に形成した補強部材115、116(手前側の符号115のみ示す。)が掛け渡され、これらの補強部材115、116のうちの一方の補強部材115に、締結部材117を介してキャニスタ92の外周を保持するブラケット部118が設けられ、このブラケット部118にキャニスタ92が取り付けられている。
図4は図3に示されている車体にサイドカバーとリヤカバーとが取り付けられた状態を説明する側面図であり、キャニスタ92を覆う構造を説明する。以下、本発明に係るキャニスタ92が取り付けられている車体フレームの左側の構造について説明する。
図3を併せて参照して、車体フレーム11、燃料タンク26およびキャニスタ92は、車体フレーム11の側方からサイドカバー111で覆われ、このサイドカバー111は、前部に設けた図示せぬ取付ステー、後部に設けた取付ステー124および第2取付ステー125を介して車体フレーム11に取り付けられている。
サイドカバー111の外側面に、後述するリヤカバー127が外方から重なる重複部128が形成されており、この重複部128にリヤカバー127の前部127aが係合されている。
アッパフレーム16(シートレール16)に、取付ステー124が設けられ、サブフレーム18に、第2取付ステー125が設けられ、これらの取付ステー124、125に、サイドカバー111が取り付けられている。
サイドカバー111が取り付けられる車体を側面から見たときに、キャニスタ92は、取付ステー124と第2取付ステー125を結ぶ線分L上に配置されている。
キャニスター92は、取付ステー124と第2取付ステー125を結ぶ線分L上に配置されているので、キャニスター92を覆うサイドカバー111の取付強度を高めることができる。つまり、キャニスター92の保護部材としてのサイドカバー111の機能をさらに高めることができる。
図5は図4に示されている車体からリヤカバーが取り外された状態を説明する側面図、図6は図5の6矢視図であり、キャニスタ92のメンテナンスが容易であることを説明する。
メインフレーム13とシートレール16とサブフレーム18とが含まれている車体フレーム11およびキャニスタ92は、側方からサイドカバー111で覆われ、このサイドカバー111は、取付ステー124を介して車体フレーム11に取り付けられ、この車体フレーム11の外方に、且つ、取付ステー124よりも内方に、キャニスタ92が配置されている。図中、キャニスタ92の外端線131は、取付ステー124の外端線132よりも内方に設けられている。
キャニスタ92は、車体フレーム11の外方に配置され、車体フレーム11を幅方向にコンパクトに形成した。その上で、キャニスタ92は、取付ステー124よりも内方に配置されるため、この取付ステー124にキャニスタ92の保護部材としての役割を付加することができる。
さらに、サイドカバー111は、キャニスタ92の保護部材としての役割をもたせるとともに、キャニスタ92を外方から隠すことができ、車両の外観性を高めることができる。
車体フレーム11には、サイドカバー111の一部を外方から覆うとともに車体フレーム11の後部を側方から覆うリヤカバー127が設けられている。かかるリヤカバー127であれば、リヤカバー127を取り外すのみで、キャニスタ92に接続される配管類を視認できることとなり、配管類の点検などが可能となり、キャニスタ92周りのメンテナンス性を高めることができる。
図7は本発明に係る自動二輪車に備えられているリヤフェンダとキャニスタの間の配置関係を説明する平面図であり、メインフレーム13の後端部から後方に左右のシートレール16、17が延びており、この左右のシートレール16、17の下方に後輪を上方から覆うリヤフェンダ81が設けられている。このリヤフェンダ81は、キャニスタ92の車体内方側に設けられており、キャニスタ92の内側を覆う部材でもある。
キャニスタ92の車体内方側に、リヤフェンダ81が設けられているので、リヤフェンダ81をキャニスタ92の保護部材として利用できる。したがって、部品点数を削減することができる。
以上に述べた自動二輪車の作用を次に述べる。
図8は本発明に係る自動二輪車に備えられているキャニスタ及びその周辺部を説明する斜視図である。
図3を併せて参照して、キャニスタ92は、メインフレーム13とアッパフレーム16とサブフレーム18とで囲われた略三角形の空間に配置されるとともに、アッパフレーム16とサブフレーム18との間を連結する連結部113の内側に設けた補強部材115に取り付けられている。つまり、補強部材115に、キャニスタ取付部を含ませるようにした。
その結果、キャニスタ92を3つのフレーム13、16、18によって形成される略三角形で囲われた空間に配置する場合において、車体フレーム11の剛性を高めることが可能となる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。
請求項2では、燃料タンクを、キャニスタの前方または後方に設けることは差し支えない。
本発明は、自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、11…車体フレーム、13…メインフレーム、16…アッパフレーム(シートレール)、17…アッパフレーム(シートレール)、18…サブフレーム、19…サブフレーム、26…燃料タンク、33…前輪、39…操舵部、40…後輪懸架部、81…リヤフェンダ、92…キャニスタ、111…サイドカバー、113…連結部、115…補強部材、121…略三角形の空間、124…取付ステー、125…第2取付ステー、127…リヤカバー、取付ステーと第2取付ステーを結ぶ線分…L。

Claims (8)

  1. 前輪(33)を回転自在に支持する操舵部(39)を設け、後輪(58)を回転自在に支持する後輪懸架部(40)を設け、前記操舵部(39)を回転自在に支持するとともに前記後輪懸架部(40)を揺動自在に支持するメインフレーム(13)と、このメインフレーム(13)から斜め後上方に延びているアッパフレーム(16)と、このアッパフレーム(16)の下方に配置され前記メインフレーム(13)と前記アッパフレーム(16)とで略三角形を形成し前記メインフレーム(13)と前記アッパフレーム(16)との間を連結するサブフレーム(18)とから構成される車体フレーム(11)を前記操舵部(39)と前記後輪懸架部(40)の間に設け、乗員が座る乗員シート(76)の下方で前記車体フレーム(11)に燃料タンク(26)を設け、この燃料タンク(26)から延びる排出管(89)が接続され前記燃料タンク(26)で蒸発した蒸発燃料を吸着するキャニスタ(92)を前記車体フレーム(11)に設けた自動二輪車において、
    前記キャニスタ(92)が前記メインフレーム(13)と前記アッパフレーム(16)と前記サブフレーム(18)とで囲われた略三角形の空間に配置され、
    前記アッパフレーム(16)と前記サブフレーム(18)とが連結する連結部(113)の内側に、略三角形状に形成した補強部材(115)が掛け渡され、前記アッパフレーム(16)に取り付けられる前記燃料タンク(26)の直下にて、前記キャニスタ(92)は、前記排出管(89)の接続側が前記連結部(113)を指向し、且つ、前記キャニスタ(92)の軸方向が後方に傾斜するようにして前記補強部材(115)に取り付けることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記キャニスタ(92)は、車体側面で前記補強部材(115)と重なるように取り付けられることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記キャニスタ(92)の車体内方側に、リヤフェンダが設けられ、
    このリヤフェンダ(81)は、ブラケット部(81a)を介して車体フレーム(11)に取り付けられ、
    前記リヤフェンダ(81)は、前記ブラケット部(81a)より前方に延出して、車体側面視で前記キャニスタ(92)の車体内方側にて、このキャニスタ(92)と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車。
  4. 前記排出管(89)は、前記キャニスタ(92)から、斜め上後方に位置する前記連結部(113)を指向して延出した後、前方に向きを変えて前記キャニスタ(92)の上方に位置する前記燃料タンク(26)と接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車。
  5. 前記排出管(89)は、車体側面視で前記補強部材(115)と重なる位置で前記キャニスタ(92)と接続されることを特徴とする請求項1又は請求項4記載の自動二輪車。
  6. 前記キャニスタ(92)が前記燃料タンク(26)へ連通する前記排出管(89)の接続側に、前記キャニスタ(92)が吸着した燃料を、自動二輪車のキャブレタ(46)に送るパージ配管(98)が、前記キャニスタ(92)から、斜め上後方に位置する前記連結部(113)を指向して延出した後、前方に向きを変えて前記アッパフレーム(16)に沿うように、斜め下方に延出して、前記キャブレタ(46)と連通することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の自動二輪車。
  7. 前記パージ配管(98)は、車体側面視で前記補強部材(115)と重なる位置で、前記キャニスタ(92)と接続されることを特徴とする請求項6記載の自動二輪車。
  8. 前記車体フレーム(11)、前記キャニスタ(92)及び前記補強部材(115)は、側方からサイドカバー(111)で覆われることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の自動二輪車。
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