JP5386013B2 - 自動二輪車 - Google Patents
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Description
特許文献2の図1乃至図4において、シート2の下で、車体枠1に取り付けられて、前方上方の燃料タンク3と連通する補助ダクト9dとの接続部を真上に向けたキャニスタ9を有し、運転シート2の前方に燃料タンクを有する自動二輪車が開示されている。
特許文献3のものは、シート20の下に燃料タンク22を配置するものであり、車体フレーム1のメインパイプ7とその中間部より斜め上がりに後方へ延びるシートレール8と、シートレール8の下方をメインパイプ7の後部から斜め上がり後方へ延びるリヤステイを備え、このメインパイプ7、シートレール8及びリヤステイ9は側面視三角形のトラス構造部をなし、このトラス構造部で囲まれた側面視三角形の空間24内にサイドカバー25が設けられている。このサイドカバーには、エアクリーナ12及び燃料タンク22の各シートレール8より下方部分が収容され、エアクリーナ12及び燃料タンク22の各下方部分を覆っている。
請求項2乃至8は、請求項1の効果に加えて、それぞれの特徴部が、キャニスタの保護の機能を高める。
図1は本発明に係る自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、骨格となる車体フレーム11が、前端に設けられたヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方斜め下方に延びるメインフレーム13と、このメインフレーム13の後端に取り付けられたピボットプレート14と、メインフレーム13の途中から斜め後上方に延びているアッパフレームとしての左右一対のシートレール16、17(手前側の符号16のみ示す。)と、メインフレーム13の後端及びシートレール16、17のそれぞれを連結する左右一対のサブフレーム18、19(手前側の符号18のみ示す。)とから構成されている。
フロントフォーク21は、その上部を構成するステアリング軸31にハンドルパイプ32が取り付けられ、下端に前輪33が取り付けられている。
シリンダヘッド38の上部には吸気装置41が取り付けられ、シリンダヘッド38の下部には排気装置42が取り付けられている。
スイングアーム24は、後端に後輪58が取り付けられている。
後輪58には一体的にドリブンスプロケット61が設けられ、ドライブスプロケット56とドリブンスプロケット61とにチェーン62が掛けられている。
第1パージ配管93及び第2パージ配管97は、パージ配管98を構成する部品であり、上記したパージ制御弁94は、弁の開弁方向が車両の前後方向となるようにパージ配管98の途中に設けられている。
キャニスタ用エアクリーナ101は、エアクリーナ47(図1参照)とは別にバッテリケースに設けられたサブエアクリーナ105の一部を構成するものである。
キャニスタ92内に流入した蒸発燃料は、活性炭に一旦吸着される。そして、吸気系の吸気負圧がキャニスタ92に作用したときに、新気導入管102でキャニスタ92内に導入された新気により、蒸発燃料は、活性炭から離脱してキャブレタ46内へ吸入される。
図中、67a、67a(手前側の符号67aのみ示す。)はリヤクッション67、67の上端部が止められるリヤクッション取付部である。
給油管95を給油口27の下方に延ばすようにしたので、給油したときに、給油管95の下面95uよりも上方に残っている空気の逃げ場がなくなり、給油時に、給油管95の下面95uのレベル以上に燃料の油面がこないようにすることができる。
キャニスタ92は、メインフレーム13とアッパフレーム(シートレール16)とサブフレーム18とで囲われた略三角形の空間121に配置されているとともに、車体フレーム11に取り付けられている。
サイドカバー111が取り付けられる車体を側面から見たときに、キャニスタ92は、取付ステー124と第2取付ステー125を結ぶ線分L上に配置されている。
さらに、サイドカバー111は、キャニスタ92の保護部材としての役割をもたせるとともに、キャニスタ92を外方から隠すことができ、車両の外観性を高めることができる。
キャニスタ92の車体内方側に、リヤフェンダ81が設けられているので、リヤフェンダ81をキャニスタ92の保護部材として利用できる。したがって、部品点数を削減することができる。
図8は本発明に係る自動二輪車に備えられているキャニスタ及びその周辺部を説明する斜視図である。
図3を併せて参照して、キャニスタ92は、メインフレーム13とアッパフレーム16とサブフレーム18とで囲われた略三角形の空間に配置されるとともに、アッパフレーム16とサブフレーム18との間を連結する連結部113の内側に設けた補強部材115に取り付けられている。つまり、補強部材115に、キャニスタ取付部を含ませるようにした。
請求項2では、燃料タンクを、キャニスタの前方または後方に設けることは差し支えない。
Claims (8)
- 前輪(33)を回転自在に支持する操舵部(39)を設け、後輪(58)を回転自在に支持する後輪懸架部(40)を設け、前記操舵部(39)を回転自在に支持するとともに前記後輪懸架部(40)を揺動自在に支持するメインフレーム(13)と、このメインフレーム(13)から斜め後上方に延びているアッパフレーム(16)と、このアッパフレーム(16)の下方に配置され前記メインフレーム(13)と前記アッパフレーム(16)とで略三角形を形成し前記メインフレーム(13)と前記アッパフレーム(16)との間を連結するサブフレーム(18)とから構成される車体フレーム(11)を前記操舵部(39)と前記後輪懸架部(40)の間に設け、乗員が座る乗員シート(76)の下方で前記車体フレーム(11)に燃料タンク(26)を設け、この燃料タンク(26)から延びる排出管(89)が接続され前記燃料タンク(26)で蒸発した蒸発燃料を吸着するキャニスタ(92)を前記車体フレーム(11)に設けた自動二輪車において、
前記キャニスタ(92)が前記メインフレーム(13)と前記アッパフレーム(16)と前記サブフレーム(18)とで囲われた略三角形の空間に配置され、
前記アッパフレーム(16)と前記サブフレーム(18)とが連結する連結部(113)の内側に、略三角形状に形成した補強部材(115)が掛け渡され、前記アッパフレーム(16)に取り付けられる前記燃料タンク(26)の直下にて、前記キャニスタ(92)は、前記排出管(89)の接続側が前記連結部(113)を指向し、且つ、前記キャニスタ(92)の軸方向が後方に傾斜するようにして前記補強部材(115)に取り付けることを特徴とする自動二輪車。 - 前記キャニスタ(92)は、車体側面で前記補強部材(115)と重なるように取り付けられることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
- 前記キャニスタ(92)の車体内方側に、リヤフェンダが設けられ、
このリヤフェンダ(81)は、ブラケット部(81a)を介して車体フレーム(11)に取り付けられ、
前記リヤフェンダ(81)は、前記ブラケット部(81a)より前方に延出して、車体側面視で前記キャニスタ(92)の車体内方側にて、このキャニスタ(92)と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車。 - 前記排出管(89)は、前記キャニスタ(92)から、斜め上後方に位置する前記連結部(113)を指向して延出した後、前方に向きを変えて前記キャニスタ(92)の上方に位置する前記燃料タンク(26)と接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車。
- 前記排出管(89)は、車体側面視で前記補強部材(115)と重なる位置で前記キャニスタ(92)と接続されることを特徴とする請求項1又は請求項4記載の自動二輪車。
- 前記キャニスタ(92)が前記燃料タンク(26)へ連通する前記排出管(89)の接続側に、前記キャニスタ(92)が吸着した燃料を、自動二輪車のキャブレタ(46)に送るパージ配管(98)が、前記キャニスタ(92)から、斜め上後方に位置する前記連結部(113)を指向して延出した後、前方に向きを変えて前記アッパフレーム(16)に沿うように、斜め下方に延出して、前記キャブレタ(46)と連通することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の自動二輪車。
- 前記パージ配管(98)は、車体側面視で前記補強部材(115)と重なる位置で、前記キャニスタ(92)と接続されることを特徴とする請求項6記載の自動二輪車。
- 前記車体フレーム(11)、前記キャニスタ(92)及び前記補強部材(115)は、側方からサイドカバー(111)で覆われることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の自動二輪車。
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