JP3343569B2 - 自動二輪車のエバポシステム - Google Patents

自動二輪車のエバポシステム

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JP3343569B2
JP3343569B2 JP13071193A JP13071193A JP3343569B2 JP 3343569 B2 JP3343569 B2 JP 3343569B2 JP 13071193 A JP13071193 A JP 13071193A JP 13071193 A JP13071193 A JP 13071193A JP 3343569 B2 JP3343569 B2 JP 3343569B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車のエバポシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のエバポシステムにおいて、
まず、キャニスタの取り付け構造(第1の従来技術)を
説明する。一般に自動二輪車において、燃料タンク内に
収納されている燃料は、蒸発して蒸気になり、該タンク
内上部空間に留まる。この留まった燃料蒸気が、エンジ
ン停止時、大気中に拡散されたのでは、その分の燃料が
無駄になる。そこで、この燃料蒸気の拡散を防ぐために
エバポシステムが用いられている。このエバポシステム
は、例えば活性炭からなる吸着剤を有したキャニスタ
と、燃料タンク内の上部空間から燃料タンクの後端部付
近まで延びて燃料タンク内に設置されたブリーザパイプ
と、該ブリーザパイプとキャニスタを連通する蒸発燃料
パイプとを備えている。
【0003】前記エバポシステムにおいて、燃料蒸気
は、燃料タンク上部空間からブリーザパイプ及び蒸発燃
料パイプを介してキャニスタ内に導かれ、前記吸着剤に
吸着されて蓄えられる。その後、吸着された燃料蒸気は
パージパイプを介して、キャニスタからキャブレタに供
給されて、燃焼する。したがって、燃料タンク内の上部
空間に留まった燃料蒸気は、大気中に拡散されることが
なく、無駄になることはない。
【0004】前記エバポシステムを有した自動二輪車の
例を図9に示す。図9の自動二輪車は、前輪a1と、後
輪a2と、フレームbとを備えている。このフレームb
は、ステアリングヘッドパイプb1に溶着され下方に延
び、かつ、途中で後方に折れ曲がって略L字形状を呈し
た、エンジンcを支持するダウンチューブb2と、ステ
アリングヘッドパイプb1に溶着されエンジンcの上方
で燃料タンクdを支持するタンクレールb3と、タンク
レールb3の後端部から下方かつエンジンcの後方に延
びて、ダウンチューブb2の後端部に溶着されるメイン
フレームb4と、タンクレールb3の後端部に固定され
て略水平に、かつ、後方に延びてシートeを支持するシ
ートレールb5と、該シートレールb5の略中央部に溶
着されて、ここから斜め下方かつ前方に、つまり、エン
ジンcの後方に向けて延び、メインフレームb4の下端
部に溶着されるサイドチューブb6とを備えている。前
記エンジンcには、キャブレタfがエンジンcの上部か
つ後部の吸気孔c1に接続されている。また、エンジン
cにはその上部かつ前部の排気口c2にマフラーgが接
続されている。このマフラーgはエンジンcの下方を通
り後輪a2の略中央部まで延びている。
【0005】前記キャニスタは、従来、例えば、図9に
示す符号A〜Cの位置に取り付けられている。前記位置
Aのキャニスタhは、メインフレームb4とサイドチュ
ーブb6の間で、かつ、メインフレームb4の下端部寄
りに取り付けられている(例えば、特開昭56−676
77号参照)。また、前記位置Bのキャニスタhは、後
輪a2の上方に位置しシートレールb5の下部に取り付
けられている。また、前記位置Cのキャニスタhは、シ
ートレールb5の後端部付近のシートレールb5上に取
り付けられている。図9では位置Aのキャニスタhにお
いて,蒸発燃料パイプiは、この位置Aのキャニスタh
とブリーザパイプjとを連通し、配管されている。ま
た、パージパイプkは、位置Aのキャニスタとキャブレ
タfとを連通し、配管されている。図9において、位置
B、Cのキャニスタhについては、蒸発燃料パイプiと
パージパイプkを省略しているが、位置Aのキャニスタ
hの場合と同様に、蒸発燃料パイプiとパージパイプk
が配管される。また、従来、キャニスタhがフレームb
における車両幅方向のマフラーg側に配設されることが
あった。
【0006】次に、自動二輪車のエバポシステムにおい
て、ロールオ−バーバルブの取り付け構造(第2の従来
技術)を説明する。エバポシステムには、ロールオーバ
ーバルブを用いることがある。このロールオーバーバル
ブは、車両転倒時に、燃料タンク内から前記ブリーザパ
イプ及び蒸発燃料パイプを介するキャニスタへの連通を
閉鎖して、前記燃料がキャニスタ内に流入するのを防ぐ
ための制御弁である。
【0007】前記ロールオーバーバルブを有するエバポ
システムの従来例を図10及び図11に示す(図10は
ロールオーバーバルブを有する燃料タンク周辺の側面
図、図11は同平面図)。図10中において、ロールオ
ーバーバルブmは、車両幅方向左側のメインフレームb
4に固定具nにて取り付けられている。また、蒸発燃料
パイプiは途中で長手方向に二つ(i1とi2)に分割
されて、分割箇所にロールオーバーバルブmが接続され
る。この場合、ロールオーバーバルブmは、一方の蒸発
燃料パイプi1を介してブリーザパイプjと連通し、か
つ、他方の蒸発燃料パイプi2を介してキャニスタhと
連通している。
【0008】また、図10及び図11における燃料タン
クdは、図12に示すような1本のタンクレールb3を
有するフレームbに固定されるタイプである。この燃料
タンクdの下面pは、車両幅方向の左右かつ斜め下方に
垂れた略鞍形形状を呈している。したがって、燃料タン
ク下面pは、タンクレールb3を向く左右1組の内側面
(左側内側面p1及び右側内側面p2)を有する。
【0009】従来、このような燃料タンクにおけるブリ
ーザパイプの突出位置には種種のものがある。例えば、
図10及び図11に示す従来例は、ブリーザパイプjの
下端部j1が前記右側内側面p2上部から下方に突出し
ている場合である。
【0010】また、図13((a)は側面図、(b)平
面図)に示す別の従来例では、ブリーザパイプjの下端
部j1が前記左側内側面p1における前部から下方に突
出している。
【0011】さらに、図14に別の従来例を示す。図1
4において、フューエルコックqが燃料タンクdの下面
pに設置されている。フューエルコックqは、フューエ
ルホースrを介してキャブレタfと連通している。ま
た、この従来例では、ブリーザパイプjの下端部j1
が、フューエルコックqの前方かつ燃料タンクdの下面
pから下方に突出し、蒸発燃料パイプi1に接続されて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1及
び第2の従来技術には次のような問題点があった。ま
ず、第1の従来技術の問題点について説明をする。図9
に示す従来例において、キャニスタhが前記位置Aに、
つまり、エンジンc付近のメインパイプb4に設置され
ている場合、キャニスタh内の吸着剤はエンジンcから
発生される熱の影響を受ける。その結果、キャニスタh
の重要な機能である吸着機能が低下してしまうという問
題点が生じる。
【0013】また、図9中で、キャニスタhを前記位置
Bに、つまり、シートレールb5の下部かつ後輪a2の
後方に設置することが考えられる。しかしながら、例え
ばオフロード車のように後輪a2の上下方向のストロー
ク量が多い自動二輪車においては、後輪a2と後輪a2
の上方のシートレールb5との間にキャニスタhを設置
可能な充分な空間がないため、当該空間にはキャニスタ
hを設置することができない。
【0014】また、図9中で、キャニスタhが前記位置
C、つまり、シートレールb5上のシートレールb5の
後端部の付近に設置される場合、燃料タンクd及びキャ
ブレターfからキャニスタhまでの距離が長くなるた
め、蒸発燃料パイプi及びパージパイプkの配管がいず
れも非常に長くなり、設置が困難になるという問題点が
あった。
【0015】また、キャニスタhが車両幅方向のマフラ
ーg側に配設された場合、先に述べたエンジンcから発
生した熱がキャニスタhに影響を与えるのと同様に、マ
フラーgから発生した熱が前記吸着剤の機能に悪影響を
及ぼす危険性があった。
【0016】次に、第2の従来技術の問題点について説
明をする。図10及び図11に示す従来例において、マ
フラーが例えば車両幅方向左側に装着される場合、マフ
ラーがロールオーバーバルブmの近くを通るため、ロー
ルオーバーバルブmはマフラーから発生される熱の影響
を受けてしまう。その結果、ロールオーバーバルブmは
その働きに支障が生じてしまう。そこで、マフラーを車
両幅方向右側に装着させることが考えられる。しかしな
がら、例えばアップマフラーを有する車両の場合、マフ
ラーが燃料タンクdの下方を通るため、図10及び図1
1に示す従来例のように、ブリーザパイプjの下端部j
1が燃料タンクdの下面pの前記右側内側面p2から突
出するときは、蒸発燃料パイプi1がマフラーの熱影響
を受けてしまう。
【0017】また、図13に示す従来例のように、ブリ
ーザパイプjの下端部j1が燃料タンクdの下面pの前
部から突出している場合、前記下端部j1が燃料タンク
dの下面pにおけるマフラー装着側と反対側の内側面
(図13の従来例の場合、左側内側面)から突出してい
たとしても、蒸発燃料パイプi1がエンジンcのシリン
ダー部c3からの熱影響を受けてしまう。
【0018】また、図14に示す別の従来例のように、
燃料タンクdの下面pにおいて、ブリーザパイプjの下
端部j1がフューエルコックqの設置位置より前方に突
出している場合、蒸発燃料パイプi1がフューエルホー
スr上を通るため、配管が非常に困難になってしまう。
また、配管後、フューエルホースrと蒸発燃料パイプi
1は、互いに接触して不具合が生じる。
【0019】本発明は前記各従来の問題点を解消すべく
なされたものであって、その課題は、エバポシステム
が、エンジンあるいはマフラーからの熱影響を受けるこ
とのない自動二輪車のエバポシステムを提供することで
ある。また、本発明はエバポシステムにおけるパイプの
配菅作業が困難にならない自動二輪車のエバポシステム
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を達
成するため次の構成を有する。すなわち、本発明は、前
後輪間の車体前部下方に搭載したエンジンと、このエン
ジンの上方に搭載した燃料タンクと、この燃料タンク後
方に配設したシートと、前端が上記エンジンに接続され
上記シート下方の車両幅方向一側の車体上部を車両の後
方向に延在したマフラーとを備えた自動二輪車におい
て、前記燃料タンク内に設置されこの燃料タンク内に発
生した燃料の蒸発ガスを燃料タンク外に導出するブリー
ザパイプと、前記燃料の蒸発ガスを吸着する吸着剤を有
したキャニスタと、前記キャニスタとブリーザパイプと
を連通する蒸発燃料パイプとを備え、前記自動二輪車の
座席下方に、前後方向に延びて座席を支持する左右1組
の第1フレーム部材を配設し、前記1組の第1フレーム
部材の略中央部から前方かつ斜め下方に延びる左右1組
の第2フレーム部材を、前記1組の第1フレーム部材に
固定し、上記第1フレーム部材に支持されたシート下方
の車幅方向一側の車体上部を車両の後方向に延在するマ
フラーと反対側の車両幅方向他側であって、上記第1フ
レーム部材の下方かつ第2フレーム部材の後方にキャニ
スタが配設されることを特徴とする自動二輪車のエバポ
システムである。
【0021】また、発明は、前記ブリーザパイプは、
燃料タンクの前部に位置する上部空間から燃料タンク内
を後方に延出し、この燃料タンク下面のマフラーと反対
側の車幅方向他側に固定されたフューエルコックの後方
かつ、燃料タンクの下方に搭載されたエンジン上部に接
続されたキャブレタの後方の、略鞍形形状を呈して上方
に凹み左右一対の内側面を有する燃料タンク下面の凹み
内に前記ブリーザパイプの下端部を導出すると共に、前
記上方に凹む燃料タンク下面の内側面の一方にロールオ
ーバーバルブを固定して、このロールオーバーバルブと
前記ブリーザパイプの下端部およびキャニスタとをそれ
ぞれ蒸発燃料パイプで連通したものである。
【0022】
【作用】発明によれば、キャニスタの取り付け位置
が、車両のマフラー装着側と反対側であり、かつ、エン
ジンから比較的離れた場所であるので、キャニスタはマ
フラーあるいはエンジンからの熱影響を避けることがで
きる。また、キャニスタの取り付け位置がシートレール
の下方かつサイドチューブの後方であるので、キャニス
タがフレームカバー内に収まることが可能になると共
に、蒸発燃料パイプ及びパージパイプの配管が比較的容
易になる。
【0023】また、発明によれば、ロールオーバーバ
ルブは、キャニスタと同様にマフラー装着側と反対側に
設置されるので、マフラーからの熱影響を受けなくな
る。また、ブリーザパイプの下端部が、燃料タンク下面
におけるマフラー装着側と反対側の内側面から突出して
いるので、ブリーザパイプの下端部に接続される蒸発燃
料パイプがマフラーからの熱影響を避けることができ
る。また、ブリーザパイプの下端部が、燃料タンクの下
面において、フューエルコックの取り付け位置より後方
から突出しているので、フューエルホースと蒸発燃料パ
イプが互いに接触することがなくなると共に、蒸発燃料
パイプがエンジンのシリンダー部からの熱影響を受けな
くなる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。なお、以下の実施例は本発明の好適な実施
の態様であり、本発明の技術的範囲はこの実施例に限定
されない。本発明に係る第1実施例である自動二輪車の
キャニスタの取り付け構造について説明する。図1はこ
の第1実施例を示す自動二輪車の全体構成である。ま
た、図2はキャニスタ周辺の斜視図である。
【0025】図1ないし図2に示すように、燃料タンク
10内の蒸発ガスをブリーザパイプ58及び蒸発燃料パ
イプ36を介してキャニスタ22に送り、該キャニスタ
22に吸着させる自動二輪車のエバポシステムにおい
て、前輪4a及び後輪間4bでエンジン6がダウンチュ
ーブ8に支持される。また、燃料タンク10がエンジン
6の上方でタンクレール12に固定される。燃料タンク
10の後方に配設されるシート14下方に前後方向に延
びてシート14を支持して左右1組のシートレール16
a及び16bが配設される。前記1組のシートレール1
6a及び16bの略中央部から前方かつ斜め下方向に延
びるように左右1組のサイドチューブ18a及び18b
が設けられ、前記1組のシートレール16a及び16b
に固定される。また、シートレール16aまたは16b
の下方、かつ、サイドチューブ18aまたは18bの後
方であると共に、マフラー20装着側と反対側(この第
1実施例の場合、車両幅方向左側)に円筒形状のキャニ
スタ22が配設される。
【0026】なお、メインフレーム25が、タンクレー
ル12の後端部に溶着され、タンクレール12からエン
ジン6の後方に延びて、ダウンチューブ8の後端部に溶
着されている。また、図1に示す自動二輪車にはダンパ
部24を有する1つのリヤサスペンションが備えられて
いる。このリヤサスペンションは、主に、ダンパ部2
4、クッションレバー24a、クッションロッド24
b、及びスイングアーム24cから構成される。すなわ
ち、ダンパ部24は、概略長円柱形状で、その軸中に衝
撃を緩和するダンパ部材と、ダンパ部材とダンパ部の長
さを、衝撃が加わっても一定にする弾性部材とを有し、
上端部がメインフレーム25の略上端部に連結され、下
端部が後輪4bの前方まで延びている。なお、弾性部材
はダンパ部材の周囲を取り巻くように配設されている。
また、クッションレバー24aは、その後端部がダンパ
部24の下端部に連結され、ダウンチューブ8とメイン
フレーム25との接続部にその前端部が連結され、略水
平に、かつ、後方に延びる。クッションロッド24b
は、このクッションレバー24aの略中央部に連結さ
れ、斜め上方、かつ、後方に延びる。また、スイングア
ーム24cは、その略中央部にてこのクッションロッド
24bと連結され、その前端部がエンジン6後部付近の
メインフレーム25に連結され、かつ、後方に延びて後
端部が後輪軸4b1と連結される。
【0027】後輪4bが地面より衝撃を受けると、スイ
ングアーム24cとメインフレーム25との接続部を支
点にして、後輪軸4b1がスイングアーム24cを図1
における反時計回りに回動させる。そして、スイングア
ーム24cは、クッションロッド24bを介して、クッ
ションレバー24aを反時計回りに回動させる。これに
より、ダンパ部24はその軸方向に圧縮力を受ける。し
たがって、前記圧縮力はダンパ部24に吸収され、後輪
4bが地面から受けた衝撃が緩衝される。
【0028】また、エンジン6の上部かつ後部の吸気孔
6aにキャブレタ26が接続されている。このキャブレ
タ26に接続されたエアクリーナ28がキャニスタ22
の前方に配設される。
【0029】図2に示すように、シートレール16aと
サイドチューブ18aの接続部を補強するために、略三
角形形状で中空の補強部材30が当該接続部周辺におけ
るシートレール16a及びサイドチューブ18a間に溶
着されている。キャニスタ22は、この補強部材30
に、プレート32及びキャニスタ取り付けブラケット3
4を介して取り付けられる。すなわち、補強部材30に
プレート32の上部が溶着されて、このプレート32の
下部にブラケット34がネジ留めされる。このブラケッ
ト34の下面に、キャニスタ22は弾性部材(ゴム等か
らなる)44を介して後に詳述するようにネジ部材(ボ
ルトなど)49でネジ留めされる。また、キャニスタ2
2の円板形状をした前面には蒸発燃料パイプ36及びパ
ージパイプ38が接続されている。
【0030】図3は図1におけるIIIーIII線に沿って切
断し後方から見た断面図、また、図4は後方から見たキ
ャニスタ周辺の構成の分解斜視図である。図3ないし図
4に示すように、プレート32は、長方形形状の平板で
あり、一方の長辺中央部に切り欠きを有する。またプレ
ート32には、長辺方向に並ぶ2つの貫通孔32a、3
2aが設けられている。また、ブラケット34は、長方
形形状の第1の取り付け片部34aと、この第1の取り
付け片部34aの一方の長辺から第1の取り付け片部3
4aに対して直角方向に延びた長方形形状の平板部34
bと、この平板部34bの第1の取り付け片部34aと
反対側の長辺から延びると共に、平板部34bが第1の
取り付け片部34aに対して折れ曲がる方向と反対方向
にやや折れ曲がる第2の取り付け片部34cとを有す
る。
【0031】さらに、このブラケット34は、第1の取
り付け片部34aに長辺方向に並ぶ2つの貫通孔34a
1、34a1と、平板部34bにその中央部よりやや長
辺方向にずれた位置に設けられた貫通孔34b1と、及
び、第2の取り付け片部34cにおけるその中央部より
やや前記貫通孔と逆方向の長辺方向にずれた位置に設け
られた貫通孔34c1とを有する。また、このブラケッ
ト34は、プレスによる曲げ加工によって作られるもの
でもよいし、3枚の長方形形状の板材を溶接などにより
接合させて作られるものでもよい。
【0032】このブラケット34を前記プレート32に
取り付けるに際しては、ネジ部材40をブラケット34
の取り付け片部34aの貫通孔34a1、及び、プレー
ト32の貫通孔32aに挿通させて、ナット42にネジ
留めする。
【0033】次にキャニスタ22のブラケット34への
取り付けについて説明する。図3ないし図4において、
前記弾性部材44は、例えばいわゆるHゴムであり、そ
の中央にネジ部材49のネジ部が通ることが可能な孔を
有する。前記円筒形状のキャニスタ22の曲面におけ
る、ブラケット34の前記貫通孔34b1及び34c1
と対応する位置に、ステイ46が溶着されている。この
ステイ46は、下方に開く略コの字形状の板材であると
共に、その上面に、ネジ部材49のネジ部が通ることが
可能な貫通孔46aを有する。また、ステイ46の内側
下面には溶接ナット48が固定されている。
【0034】キャニスタ22をブラケット34に取り付
けるに際しては、ブラケット34の貫通孔34b1及び
34c1に弾性部材44の中央の円筒部を挿通し、ネジ
部材49を弾性部材44の中央の孔、及び、前記ステイ
46の貫通孔46aに挿通し、溶接ナット48にネジ留
めする。なお、ネジ留めに際してネジ部材49と弾性部
材44との間には円板形状の座金50が介裝される。
【0035】この第1実施例によれば、図1に示すよう
に、キャニスタ22の取り付け位置が、車両のマフラー
20装着側と反対側であり、かつ、エンジン6から比較
的離れた場所であるので、キャニスタ22はマフラー2
0あるいはエンジン6からの熱影響を避けることができ
る。また、キャニスタ22の取り付け位置が、シートレ
ール16aの下方かつサイドチューブ18aの後方であ
るので、図3に示すようにキャニスタ22がフレームカ
バー52内に収まることが可能になると共に、蒸発燃料
パイプ36及びパージパイプ38の配管が比較的容易に
なる。
【0036】次に第2実施例について説明する。この第
2実施例は、自動二輪車のロールオーバーバルブの取り
付け構造である。図5はロールオーバーバルブが取り付
けられた燃料タンクの側面図、図6は同平面図である。
また、第2実施例におけるマフラーは、第1実施例と同
様に図1(第1実施例の自動2輪車の全体構成)に示さ
れるように、車両幅方向右側に装着されている。また、
第2実施例の燃料タンク周辺の構造は、第1実施例と同
様に図1に示される構造である。
【0037】図1、図5、及び図6に示すように、燃料
タンク10内の蒸発ガスをブリーザパイプ58及び蒸発
燃料パイプ36を介してキャニスタ22に送り、該キャ
ニスタ22に吸着させる自動二輪車のエバポシステムに
おいて、自動二輪車のシート14前方に、燃料タンク1
0をその上部に支持するタンクレール12が配設され
る。燃料タンク10のタンクレール12に向かう下面5
4は、略鞍形形状を呈して左右1組の内側面54a及び
54bを有する。また、前記下面54にフューエルコッ
ク56が固定される。燃料タンク10内にブリーザパイ
プ58が固定されると共に、ブリーザパイプ58の下端
部58aが、マフラー20装着側と反対側(この第2実
施例の場合、車両幅方向左側)の前記内側面54a上
部、かつ、フューエルコック56の後方から下方に突出
し、前記内側面54a、かつ、前記ブリーザパイプ58
の下端部58aの突出部の下方にロールオーバーバルブ
60が固定され、ブリーザパイプ58の下端部58aと
ロールオーバーバルブ60が蒸発燃料パイプ62で連通
される。
【0038】また、蒸発燃料パイプ36がロールオーバ
ーバルブ60とキャニスタ22を連通している。また、
フューエルコック56は、図6中符号56aで示すフュ
ーエルコック取り付けプレートにより、前記内側面54
aに固定されている。また、フューエルホース56bが
フューエルコック56に接続されている。
【0039】図7は図5におけるVIIーVII線に沿って切
断し後方から見た断面図、また、図8はロールオーバー
バルブ周辺の分解斜視図である。図7ないし図8に示す
ように、ロールオーバーバルブ60は、円筒部60a
と、該円筒部60aの両端部に固定された1組の円板部
60b、60bと、該1組の円板60b、60bの中央
部に垂直に固定された1組の連結パイプ60c、60c
を有している。このロールオーバーバルブ60は、プレ
ート63、ブラケット64、及び固定具66を介して燃
料タンク10の前記内側面54aに固定される。また、
プレート63は長方形形状の板材からなる。ロールオー
バーバルブ取り付けブラケット64は、長方形形状の平
板部64aと、該平板部64aの短辺側の両端部から、
平板部64aに対して直角に折れ曲がり延びた板状の1
組の脚部64b、64bと、該1組の脚部64b、64
bの端部から前記平板部60aと平行に、かつ 、互い
に逆方向に、折れ曲がり延びた1組の取り付け片部64
c、64cを有する。また、ブラケット64の平板部6
4aには、平板部64aの中央部より長辺方向にややず
れた位置に貫通孔64dが設けられている。固定具66
はその端部に半円状の曲面部66aを有する板材からな
る。また、固定具66には、前記曲面部66aと反対側
の端部付近に貫通孔66bが設けられている。
【0040】ロールオーバーバルブ60は、次のように
して、燃料タンク10の下面54における車両幅方向の
左側内側面54aに取り付けられる。まず、プレート6
3を前記内側面54aに溶着などにより固定し、さらに
ブラケット64の取り付け片部64cをプレート63に
固定する。ロールオーバーバルブ60の円筒部60aに
固定具66の曲面部66aをはめた状態で、ロールオー
バーバルブ60をブラケット64の平板部64aに押し
当て、ネジ部材68を固定具66の貫通孔66b、及
び、ブラケット64の貫通孔64dに挿通させて、ブラ
ケット64の平板部64aに固定された溶接ナット70
にネジ留めする。この第2実施例によれば、図6に示す
ように、ロールオーバーバルブ60がマフラー20装着
側と反対側(この第2実施例の場合、車両幅方向左側)
に設置されているので、マフラー20からの熱影響を受
けなくなる。
【0041】また、図6に示すように、ブリーザパイプ
58の下端部58aが、燃料タンク10の下面54にお
けるマフラー20装着側と反対側の内側面54aから突
出しているので、ブリーザパイプ58の下端部58aに
接続される蒸発燃料パイプ62がマフラー20からの熱
影響を避けることができる。また、図5に示すように、
ブリーザパイプ58の下端部58aが、燃料タンク10
の下面54において、フューエルコック56の取り付け
位置より後方から突出しているので、フューエルホース
56bと蒸発燃料パイプ36が互いに接触することがな
くなると共に、蒸発燃料パイプ36がエンジンのシリン
ダー部からの熱影響を受けなくなる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、エバポシステム、すな
わち、キャニスタあるいはロールオーバーバルブその他
の配管が、エンジンあるいはマフラーからの熱影響を受
けることがなくなる。また、本発明によれば、エバポシ
ステムにおけるパイプの配菅作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2実施例にかかる自動二輪
車の全体構成図である。
【図2】第1実施例のキャニスタの取り付け構造を示す
斜視図である。
【図3】図1におけるIIIーIII線に沿って切断し後方か
ら見たキャニスタの取り付け構造を示す断面図である。
【図4】第1実施例のキャニスタの取り付け構造を示す
分解斜視図である。
【図5】第2実施例のロールオーバーバルブが取り付け
られた燃料タンクの側面図である。
【図6】第2実施例のロールオーバーバルブが取り付け
られた燃料タンクの平面図である。
【図7】図5におけるVIIーVII線に沿って切断し後方か
ら見たロールオーバーバルブの取り付け構造を示す断面
図である。
【図8】第2実施例のロールオーバーバルブの取り付け
構造を示す分解斜視図である。
【図9】第1の従来技術(キャニスタの取り付け構造)
に係る自動二輪車の全体構成図である。
【図10】第2の従来技術(ロールオーバーバルブの取
り付け構造)に係るブリーザパイプが取り付けられた燃
料タンクの1例を示す側面図である。
【図11】第2の従来技術に係るブリーザパイプが取り
付けられた燃料タンクの1例を示す平面図である。
【図12】1本のタンクレールを有する自動二輪車のフ
レームの斜視図である。
【図13】(a)は、第2の従来技術に係るブリーザパ
イプが取り付けられた燃料タンクの他の例を示す側面図
である。(b)は、同平面図である。
【図14】第2の従来技術に係るブリーザパイプが取り
付けられた燃料タンクのさらに他の例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
10 燃料タンク 12 タンクレール 14 シート 16a及び16b シートレール 18a及び18b サイドチューブ 20 マフラー 22 キャニスタ 54 燃料タンクの下面 54a及び54b 左右1組の内側面 56 フューエルコック 58 ブリーザパイプ 58a ブリーザパイプの下端部 60 ロールオーバーバルブ 62 蒸発燃料パイプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後輪間の車体前部下方に搭載したエン
    ジンと、このエンジンの上方に搭載した燃料タンクと、
    この燃料タンク後方に配設したシートと、前端が上記エ
    ンジンに接続され上記シート下方の車両幅方向一側の車
    体上部を車両の後方向に延在したマフラーとを備えた自
    動二輪車において、 前記燃料タンク内に設置されこの燃料タンク内に発生し
    た燃料の蒸発ガスを燃料タンク外に導出するブリーザパ
    イプと、前記燃料の蒸発ガスを吸着する吸着剤を有した
    キャニスタと、前記キャニスタとブリーザパイプとを連
    通する蒸発燃料パイプとを備え、 前記自動二輪車の座席下方に、前後方向に延びて座席を
    支持する左右1組の第1フレーム部材を配設し、 前記1組の第1フレーム部材の略中央部から前方かつ斜
    め下方に延びる左右1組の第2フレーム部材を、前記1
    組の第1フレーム部材に固定し、 上記第1フレーム部材に支持されたシート下方の車幅方
    向一側の車体上部を車両の後方向に延在するマフラーと
    反対側の車両幅方向他側であって、上記第1フレーム部
    材の下方かつ第2フレーム部材の後方キャニスタを配
    設し、前記ブリーザパイプは、燃料タンクの前部に位置する上
    部空間から燃料タンク内を後方に延出し、この燃料タン
    ク下面のマフラーと反対側の車幅方向他側に固定された
    フューエルコックの後方かつ、燃料タンクの下方に搭載
    されたエンジン上部に接続されたキャブレタの後方の、
    略鞍形形状を呈して上方に凹み左右一対の内側面を有す
    る燃料タンク下面の凹み内に前記ブリーザパイプの下端
    部を導出すると共に、前記上方に凹む燃料タンク下面の
    内側面の一方にロールオーバーバルブを固定して、この
    ロールオーバーバルブと前記ブリーザパイプの下端部お
    よびキャニスタとをそれぞれ蒸発燃料パイプで連通した
    ことを特徴とする 自動二輪車のエバポシステム。
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