JP2007076554A - 自動二輪車のブレーキ配管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動二輪車において、ブレーキ配管の固定用の部品点数の削減及び取付作業の容易化を図ることを目的としている。
【解決手段】一の車輌構成部材に他の車輌構成部材を支持するための支持ブラケットを利用して、たとえばモノコック構造のメインフレーム2を構成する上側クロス部43に燃料タンク17を支持するための第3支持ブラケット117を利用して、第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94を上側クロス部43に固定するようにしている。好ましくは、第3支持ブラケット117と前記後輪制動用ブレーキ配管91、94との間に、ゴムダンパー153等の弾性材を介在させ、車輌の振動や衝撃を吸収する。
【選択図】図12

Description

本発明は自動二輪車のブレーキ配管構造に関する。
液圧式ブレーキ装置を備えた自動二輪車において、ハンドルのグリップに設けられたブレーキレバーあるいはステップ近傍に設けられたブレーキペダルの各マスターシリンダーと、前後の車輪に設けられた液圧式車輪制動部、たとえば液圧式ディスクブレーキ装置のブレーキキャリパーとは、各種ブレーキ配管及び継手部材を介してブレーキ液圧伝達可能に接続している。すなわち、自動二輪車には、前輪及び後輪と、ハンドルのグリップと、ブレーキペダルとに亘り、各種ブレーキ配管が配設されている。
特に、ABSユニット(アンチロックブレーキシステムユニット)を備えた自動二輪車においては、ブレーキレバー及びブレーキペダルとABSユニットとの間、並びに前後の液圧式ディスクブレーキ装置のブレーキキャリパーとABSユニットとの間を、それぞれブレーキ配管等により接続しているので、配管長さ(ブレーキ配管の総延長)が長くなると共に、ブレーキ配管のレイアウトも複雑化している。
このように複雑にレイアウトされるブレーキ配管は、途中で弛みや折れ等が生じないように、また、他の部材等に接触しないように、車輌の複数の箇所で、固定具又は保持具により、所定位置に固定され、又は保持されている。特に、スイングアームやフロントフォーク等の可動部分では、それらの揺動又は伸縮により、ブレーキ配管が他の部品に当接して無理な荷重がブレーキ配管にかからないように、適切な箇所にそれぞれ位置決めし、車体フレーム等の車輌構成部材に固定する必要がある。従来技術文献としては特許文献1等がある。
特開平6−227387号公報
従来の自動二輪車のブレーキ配管構造は、ブレーキ配管専用の固定具又は保持具により、ブレーキ配管を、車体フレーム、スイングアーム又はカウリング等の車輌構成部材に固定し、又は保持している。
しかし、ブレーキ配管の総延長が長くなると、多くの固定具又は保持具が必要となり、それらがいずれもブレーキ配管専用の部材であると、部品点数及び部品コストが増加すると共に、ブレーキ配管の組付及び固定作業に手間がかかる。
また、スイングアームのように上下に揺動する車輌構成部材にブレーキ配管を配設する場合、たとえば、ブレーキ配管の保持具として、開口部を有すると共に材料の弾性によりブレーキ管を把持する簡単な構造のクランプを用いると、揺動により外れる可能性がある。
また、車体フレーム等と前輪制動用ディスクブレーキ装置との間に配設されるブレーキ配管としては、前輪が左右に揺動操作されるために、ゴムホース等の可撓性を有するブレーキ配管が使用されるが、操舵時の左右の揺動により、ブレーキ配管がフェンダーやフロントフォークに接触するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ブレーキ配管を、適正な所定位置に、適正な状態(姿勢)で簡単に固定又は保持できるようにすることを目的としており、また、部品点数及び部品コストの削減、ブレーキ配管のクランプからの外れあるいは車体との干渉の防止も目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、一の車輌構成部材に、他の車輌構成部材を支持するための支持ブラケットを固定し、該支持ブラケットにより、前記他の車輌構成部材を支持すると共にブレーキ配管を前記一の車輌構成部材に固定している。
上記構成によると、ブレーキ配管専用の固定具を用いることなく、ブレーキ配管を所定位置に固定でき、部品点数及び部品コストが削減できると共に、他の車輌構成部材の取付作業により、同時にブレーキ配管を固定でき、ブレーキ配管の組付作業が容易になる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、前記支持ブラケットと前記ブレーキ配管との間に、弾性材を介在させている。
上記構成によると、弾性材の吸振作用により、車体の振動等を減衰でき、また、支持ブラケットより直接ブレーキ配管を押さえる場合に比べ、ブレーキ配管組付時におけるブレーキ配管の変形を防止できる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、前記支持ブラケットは、断面形状が略コの字状に形成されており、該略コの字状部分内に前記弾性材を配置している。
上記構成によると、弾性材を正確に所定位置に、かつ、脱落することなく、固定することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、前記一の車輌構成部材は車体フレームであり、前記他の車輌構成部材は燃料タンクである。
上記構成によると、ブレーキ配管を燃料タンクで覆われるように配設することができ、車輌の外観が向上すると共に、ブレーキ配管を外部から保護できる。
請求項5記載の発明は、材料の弾性力に抗して拡張可能な開口部を有すると共にブレーキ配管を把持するブレーキ配管把持クランプを、車輌構成部材に固定し、前記ブレーキ配管把持クランプの前記開口部の自由端部の開き方向の移動を、所定範囲内に規制する別のクランプを配設している。
上記構成によると、ブレーキ配管を、いわゆるワンタッチで簡単に装着できると共に、装着後、振動等により開口部が開いてブレーキ配管がクランプから外れるおそれもない。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、前記別のクランプは、材料の弾性力に抗して拡張可能な開口部を有すると共に、管状又は索状部材を把持しており、前記別のクランプの開口部の自由端部と、前記ブレーキ配管把持クランプの前記自由端部とが、互いの開き方向に所定間隔をおいて対向している。
上記構成よると、開口部の自由端部の移動を規制するために、専用の規制部材を新たに設ける必要がなく、しかも、別のクランプに関しても、把持される管状又は索状の部材の脱落を防止することができる。
請求項7記載に発明は、請求項5又は6記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、前記車輌構成部材はスイングアームであり、該スイングアームに、前記ブレーキ配管把持クランプ及び前記別のクランプが固定されている。
上記構成によると、走行中、スイングアームの上下の揺動に対しても、把持されるブレーキ配管等がクランプから外れるおそれがない。
請求項8記載の発明は、請求項5〜7のいずれかに記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、前記ブレーキ配管把持クランプと前記別のクランプとは、共通の固定具により固定されている。
上記構成によると、ボルト等の固定用の部品点数を削減することができる。
請求項9記載の発明は、左右一対のフロントフォークの上部に設けられたフロントフォーク用ブラケットに、ブレーキ液通路を内蔵する継手ブロックを固定し、前記ブレーキ液通路の一方の開口部には概ね前方へ突出する第1の継手管を設け、他方の開口部には概ね下方に突出する第2の継手管を設け、前記第1の継手管に可撓性を有するブレーキ配管を接続し、該ブレーキ配管を湾曲状に後方へ折り返し、ブレーキ液圧供給元側に接続し、前記第2の継手管に可撓性を有するブレーキ配管を接続し、該ブレーキ配管を前輪制動部に接続している。
上記構成によると、フロントフォークと車体との間に配設されるブレーキ配管は、湾曲状態に維持されているので、ハンドル操作により前記ブレーキ配管が移動しても、他の部材に強く接触することはなく、また、前輪とフロントフォークとの間に配設されているブレーキ配管は、下方に突出する第2の継手管により、所定方向に延びるようにガイドされているので、ハンドル操作又はフロントフォークの伸縮により前記ブレーキ配管が移動し又は変形しても、ブレーキ配管が他の部材に接触するのを防止することができる。
要するに本発明によると、自動二輪車のブレーキ配管構造において、ブレーキ配管を、適正な所定位置に、適正な状態(姿勢)で簡単に固定又は保持でき、また、部品点数及び部品コストの削減並びに組付作業の容易化も達成することができる。
図1〜図15は本発明の一実施の形態であり、モノコック構造のメインフレームを備えた自動二輪車に本発明を適用して例を示しており、これら図面に基づいて説明する。なお、説明の都合上、乗車状態のライダーから見た右及び左を、自動二輪車の右及び左として、以下説明する。
[自動二輪車の全体]
自動二輪車の左側面(乗車状態のライダーから見て左側の側面図)を示す図1において、車体フレームは、メインフレーム2と後部フレーム3とから主構成されており、メインフレーム2は、モノコック構造を採用しており、前端の操舵用のヘッドパイプ4と、該ヘッドパイプ4から後方に延びる吸気ボックス(エアクリーナボックス)5と、該吸気ボックス5の後端から略下方に延びる左右一対の側フレーム部材6とを備え、側フレーム部材6の下端部にはスイングアームブラケット8が側フレーム部材6と一体的に形成されている。なお、後部のメインフレーム部材として用いている前記側フレーム部材6は、具体的には、左側のフレーム部材と右側のフレーム部材であるので、左右の両フレーム部材6を総称して、「側フレーム部材6」としている。
スイングアームブラケット8のスイングアーム取付ボス部10には、後方に延びるスイングアーム11が上下揺動自在に枢支され、該スイングアーム11の後端部に後輪12が支持されている。後輪12には、右側に、ブレーキディスク31と液圧式ブレーキキャリパー32からなる液圧式ディスクブレーキ装置33が備えられている。
前輪14はフロントフォーク15に支持され、フロントフォーク15の上端部にアンダーブラケット(下部ブラケット)111等を介して連結されたステアリングシャフト(操舵軸)16は、前記ヘッドパイプ4に回動自在に支持されている。前輪14には、左右両側に、ブレーキディスク28と液圧式ブレーキキャリパー29からなる液圧式ディスクブレーキ装置30が備えられている。
吸気ボックス5の後部の上面から後部フレーム3の前部の上面に亘って燃料タンク17が配設され、燃料タンク17の後部の上面から後部フレーム3の上面に亘って、シート18が配設されている。
エンジンEは並列4気筒エンジンであり、メインフレーム2の吸気ボックス5と、側フレーム部材6と、前輪14等とで囲まれた空間内に配置されており、シリンダーヘッド20の後面に取り付けられた吸気装置(スロットルボディ)21は吸気ボックス5に接続し、シリンダーヘッド20の前面に接続された排気管23は、エンジンEの前側を下方に延び、エンジンEの前下端部で後方に湾曲して、エンジンEの下側を後方に延び、後輪12の左右に配置された排気マフラー25に接続している。
[メインフレーム]
図2はメインフレーム2を左前上方から見た斜視図であり、吸気ボックス5は、中空箱状に形成されると共に、前後方向の略中間部の平面状の接合部Wを境として、ヘッドパイプ4と一体に鋳造成形された吸気ボックス前部5aと、板金をプレス成形してなる吸気ボックス後部5bとから構成されており、吸気ボックス前部5aと吸気ボックス後部5bとは、前記接合部Wにおいて溶接により接合されている。
吸気ボックス前部5aは、平面視でヘッドパイプ4から後方に行くにしたがい左右に広がるように形成されており、吸気ボックス前部5aの左右側面には、エア吸入ダクト接続部35が開口し、吸気ボックス前部5aの左側面の前記エア吸入ダクト接続部35の後上方には、接合部Wと概ね平行に、矩形状のエアクリーナエレメント挿入口36が開口している。吸気ボックス後部5bの上面には、吸気装置用ファンネル(吸気ダクト)を挿入するための挿入孔37が左右一対形成され、吸気ボックス後部5bの上面の前部には、左右幅の略中央部にブレーキ配管配置溝40が前後方向に延びるように形成されると共に、燃料タンク取付ボス部41が左右一対形成されている。
図3はメインフレームの後部を構成する左右の側フレーム部材6を左後上方から見た斜視図であり、左右一対の側フレーム部材6はダイカスト成形物であり、側フレーム部材6の上下方向の中間部が、低圧鋳造成形物の中空状の上側クロス部43により連結されている。該上側クロス部43の左右両端は左右の側フレーム部材6に溶接により接合されている。側フレーム部材6の前端部にはエンジン取付ボス部44が側フレーム部材6と一体にダイカスト成形され、後端部には後部フレーム取付ボス部45が側フレーム部材6と一体にダイカスト成形されている。上側クロス部43には、左右方向の略中間部にリヤショックアブソーバ(図示せず)の上端部を支持する取付ボス部47が一体に鋳造成形されると共に、上面の左右両端部に、燃料タンク17(図1等参照)の後部を支持するための取付ボス部49が、それぞれ前後一対形成されている。上側クロス部43と、吸気ボックス5の後端と、左右の側フレーム部材6とで囲まれた空間には、板金製の備品収納ボックス50が配設され、該備品収納ボックス50の上端は吸気ボックス5の後端に溶接により接合され、左右両側は左右の側フレーム部材6に溶接により接合されている。
左右のスイングアームブラケット8の下端部同士は、低圧鋳造成形物の下側クロス部51により連結されており、該下側クロス部51の左右端は左右のスイングアームブラケット8に溶接により接合されている。スイングアームブラケット8の後端部にはステップ取付ボス部46が形成されている。
[備品収納ボックス及びABSユニット取付構造]
図3において、備品収納ボックス50は、バッテリー56、ABSユニット(アンチロックブレーキシステムユニット)57及び電装品等を収納するために設置されており、備品収納ボックス50の右側面にはバッテリー56挿入用の側面開口58が形成され、備品収納ボックス50の後面にはABSユニット57挿入用の後面開口59が形成されている。各開口58、59には、図示しないが各開口58、59を閉塞する蓋が取り付けられる。
ABSユニット57は、下面及び前面が、略L字状のABSユニット取付ブラケット60の底部及び前部にボルト61により固着され、ABSユニット取付ブラケット60と共に備品収納ボックス50内の左端部に収納される。
ABSユニット57の取付構造を説明すると、ABSユニット取付ブラケット60の後端立ち上がり部にはめねじ孔63が形成され、前部の上端にはダンパー嵌着孔64が形成されている。備品収納ボックス50の後壁の左下端部にはダンパー嵌着孔65が形成され、底壁の左端部には前後一対のダンパー嵌着孔66が形成され、前壁の左上端部にはめねじ孔67が形成されている。備品収納ボックス50の底壁のダンパー嵌着孔66には上方からそれぞれゴムダンパー68が嵌着され、後壁のダンパー嵌着孔65には前方からゴムダンパー69が嵌着され、ABSユニット取付ブラケット60の前部の上端のダンパー嵌着孔64には、前方からゴムダンパー70が嵌着される。
備品収納ボックス50の左端部にABSユニット57と共に収納されるABSユニット取付ブラケット60は、備品収納ボックス50の底壁のダンパー嵌着孔66に嵌着される前後一対の前記ゴムダンパー68上に載置される。備品収納ボックス50の後壁のダンパー嵌着孔65に嵌着されるゴムダンパー69に、後方からカラー71及びボルト73を挿通し、該ボルト73をABSユニット取付ブラケット60の後端立ち上がり部のめねじ孔63に螺着することにより、ABSユニット取付ブラケット60の後部を備品収納ボックス50の後壁に固定する。また、ABSユニット取付ブラケット60の前部の上端のダンパー嵌着孔64に嵌着されるゴムダンパー70に、前方からカラー72を、後方からボルト75を挿入し、該ボルト75を備品収納ボックス50の前壁のめねじ孔67に螺着することにより、ABSユニット取付ブラケット60の前部を備品収納ボックス50の前壁に固定する。すなわち、前記ABSユニット取付ブラケット60を固定するためのボルト73、75は、いずれも後方から各ゴムダンパー69、70及びダンパー嵌着孔65、64に挿通し、スパナ等の工具により後方から回転操作するようになっている。
図4はメインフレーム2の右側面図(乗車状態のライダーから見て右側の側面図)であり、側面視における車輌の重心Gは、備品収納ボックス50の前下端部Pの近傍に存在しており、したがって、備品収納ボックス50内に収納される重量物のABSユニット57及びバッテリー56(図3参照)は、重心Gの近傍位置に配置されていることになる。
[前輪制動用ブレーキ配管構造]
図4において、ABSユニット57には、前端部の右側面と上面に、前輪制動用の入口ポート76aと前輪制動用の出口ポート77aとを備え、後端部の右側面と上面に、後輪制動用の入口ポート78aと、後輪制動用の出口ポート79aとを備え、前記各入口ポート76a、78a及び出口ポート77a、79aには、それぞれ入口継手管76、78及び出口継手管77、79が接続されている。
ハンドル装置の右側グリップ106には、マスターシリンダー107を有する前輪制動用のブレーキレバー(ブレーキ操作装置)108が設けられており、前記前輪制動用のマスターシリンダー107からABSユニット57の前輪制動用の入口ポート76aに至るブレーキ液経路は、第1、第2、第3の前輪制動用ブレーキ配管81、82、83と、第1の継手ブロック101と、前輪制動用の入口継手管76とから構成されている。第1の前輪制動用ブレーキ配管81は、マスターシリンダー107に接続され、前下方に延びると共に後方に湾曲し、ヘッドパイプ4の右側面に固定された第1の継手ブロック101の前面ポートに至っている。第2の前輪制動用ブレーキ配管82は、第1の継手ブロック101の上面ポートに接続され、吸気ボックス5の上面に沿って後方に延び、吸気ボックス5の後端部に至っている。第3の前輪制動用ブレーキ配管83は、第2の前輪制動用ブレーキ配管82の後端に接続されると共に、備品収納ボックス50の後面開口59から備品収納ボックス50内に入り、ABSユニット57の前輪制動用の入口継手管76を介して前輪制動用の入口ポート76aに至っている。
ABSユニット57の前輪制動用の出口ポート77aから左右の前輪制動用のディスクブレーキ装置30のブレーキキャリパー29に至るブレーキ液経路は、第4、…第8の前輪制動用ブレーキ配管84、…88と、第2、第3の継手ブロック102、103と、前輪制動用の出口継手管77とから構成されている。第4の前輪制動用ブレーキ配管84は、出口継手管77を介してABSユニット57の前輪制動用の出口ポート77aに接続され、備品収納ボックス50の後面開口59から上方に延び出し、吸気ボックス5の上面の後端部に至っている。第5の前輪制動用ブレーキ配管85は、第4の前輪制動用ブレーキ配管84の前端に接続され、前記第2の前輪制動用ブレーキ配管82と略並行に吸気ボックス5の上面に沿って前方に延び、ヘッドパイプ4の右側面に固着された第2の継手ブロック102の上面ポートに至っている。第6の前輪制動用ブレーキ配管86は、第2の継手ブロック102の前面ポートに接続され、前方に延びると共に後下方に湾曲し、フロントフォーク用アンダーブラケット(下部ブラケット)111の前面に固定された第3の継手ブロック103の金属製の第1の継手管103aに至っている。第7の前輪制動用ブレーキ配管87は、第3の継手ブロック103の下面に設けられた金属製の第2の継手管103bに接続され、左右のフロントフォーク15間を後下方に延びると共に、右側の前輪制動用のブレーキキャリパー29に至っている。第8の前輪制動用ブレーキ配管88は、第7の前輪制動用ブレーキ配管87の下端部に接続されると共に前輪14の後上方を迂回して左方に延び、図1の左側の前輪制動用のディスクブレーキ装置30のブレーキキャリパー29に至っている。
図4において、第1、第2、…第8の各前輪制動用ブレーキ配管81、82、…88のうち、吸気ボックス5の上面に沿って略並行に配設された第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85は、小径の金属管、たとえば鋼管であり、燃料タンク17の底面により上方が覆われており、残りの第1、第3、第4、第6、第7、第8の前輪制動用ブレーキ配管81、83、86、87、88は、たとえば可撓性を有するゴムホースである。
[前輪制動用ブレーキ配管の固定構造]
図5は、メインフレーム2の平面図であり、吸気ボックス5の上面に配置された鋼管製の第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85は、吸気ボックス5の左右幅の概ね中央部に配置されており、吸気ボックス後部5bの前端近傍位置と、吸気ボックス後部5bの後端近傍位置において、燃料タンク17の前端部と前後方向の途中を支持する第1支持ブラケット115と第2支持ブラケット116とにより、吸気ボックス5の上面に固定されている。
図6は、図4のVI-VI断面拡大図であり、燃料タンク17の前端を支持する第1支持ブラケット115を前方から見た図である。この図6において、第1支持ブラケット115は左右に細長く形成されており、左右両端部は、カラー120を介して吸気ボックス5の上面の前記取付ボス部41に、ボルト121により固定されている。第1支持ブラケット115の後端には、後向きに開口する略コの字状の保持部115a(図4参照)が溶接により固着されており、該略コの字状の保持部115aにより、燃料タンク17の前端フランジ部分を把持している。第1支持ブラケット115の左右幅の略中央部の下面には、下向きに開口する凹部123を有するゴムダンパー122が取り付けられており、凹部123内に鋼管製の前記第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85が配置されている。前記ゴムダンパー122は、第1支持ブラケット115により吸気ボックス5の上面に押し付けられ、これにより、第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85を、吸気ボックス5のブレーキ配管配置溝40の上面(底面)に固定している。なお、ゴムダンパー122の上面には上方に突出する2本のきのこ状の突起122aが一体に形成されており、該きのこ状の突起122aを第1支持ブラケット115の孔に下方から挿入することにより、ゴムダンパー122を第1支持ブラケット115に取り付けている。
図7は、図4のVII-VII断面拡大図であり、燃料タンク17の前後方向の途中部分を、ゴムダンパー129を介して支持する第2支持ブラケット116を後方から見た図である。この図7において、鋼管製の第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85の後端部の外周面には、それぞれ円筒状のゴムダンパー130、131が嵌着されており、一方、第2支持ブラケット116は断面が略コの字状に形成されており、該第2支持ブラケット116内に前記一対のゴムダンパー130、131が配設されている。第2支持ブラケット116をボルト132で吸気ボックス5の上面に固定することにより、ゴムダンパー130、131を介して第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85の後端部を吸気ボックス5の上面に固定している。なお、両ゴムダンパー130、131には切れ目130a、131aが形成されており、該切れ目130a、131aを開くことにより、第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85に各ゴムダンパー130、131を嵌着するようになっている。また、第2の前輪制動用ブレーキ配管82に嵌着されたゴムダンパー130は、前端部に外向きフランジ130bが一体に形成され、該外向きフランジ130bは第2支持ブラケット116の前端に係合し、一方、第5の前輪制動用ブレーキ配管85に嵌着されたゴムダンパー131は、後端部に外向きフランジ131bが一体に形成され、該外向きフランジ130bは第2支持ブラケット116の後端に係合している。このように、各ゴムダンパー130、131のフランジ130b、131bの位置を、前後逆にしていることにより、各フランジ130b、131bがそれぞれ相手側のゴムダンパー131、130の外周面に干渉するのを避け、第2支持ブラケット116内に両ゴムダンパー130、131がコンパクトに収まるようにしている。
図8は、ヘッドパイプ4の右側面拡大図であり、第1、第2の継手ブロック101、102は、ヘッドパイプ4の右側面にボルト136により固定された共通の取付板137に固定されており、鋼管製の第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85の前端部は、前述のようにそれぞれ第1、第2の継手ブロック101、102の上面ポートに接続し、第1、第6の前輪制動用ブレーキ配管(ゴムホース)81、86は、それぞれ第1、第2の継手ブロック101、102の前面ポートに設けられた前方突出状の金属製継手管138、139に接続されている。
図9はフロントフォーク15の上端部の前面図であり、フロントフォーク用アンダーブラケット111の前面に固定されている第3の継手ブロック103は、フロントフォーク用下部ブラケット111の左右幅の中央部よりも少し右寄りに位置しており、内部に形成されたブレーキ液通路の一端は下端面で開口し、該下端開口部分に、前述のように後下方へ突出する金属製の第2の継手管103bが設けられ、該第2の継手管103bに第7の前輪制動用ブレーキ配管87の上端部が接続されている。
図10は図9の第3の継手ブロック103の底面図であり、内部に形成されたブレーキ液通路の他端は右端面で開口し、該右端開口部分に、前述のように右前方に突出する金属製の第1の継手管103aが設けられ、該第1の継手管103aに第6の前輪制動用ブレーキ配管86の下端部が接続されている。このようにゴムホース等でできた第6の前輪制動用ブレーキ配管86の両端部を、図9に示すように、第3の継手ブロック103の前方突出状の第1の継手管103a及び第2の継手ブロック102の前方突出状の継手管139に接続していることにより、第6の前輪制動用ブレーキ配管86を、前方突出状に大きく湾曲させている。
[後輪制動用ブレーキ配管構造]
図11はスイングアーム11の右側面を示しており、この図11において、スイングアームブラケット8のステップ取付ボス部46には、ステップ141及び後輪制動用のブレーキペダル142を支持するための支持ブラケット143が後方突出状に固定されており、該支持ブラケット143の後下端部に前記右側ステップ141が設けられると共に、ペダル軸144を介して前記ブレーキペダル142が揺動可能に支持されている。ブレーキペダル142の前端部には踏み板145が設けられ、後端部は後輪制動用のマスターシリンダー147のロッド部147aに連結されている。後輪制動用のマスターシリンダー147は、前記支持ブラケット143に固着されたマスターシリンダー取付板149に取り付けられている。
後輪制動用のマスターシリンダー147からABSユニット57の後輪制動用の入口ポート78aに至るブレーキ液経路は、第1、第2の後輪制動用ブレーキ配管91、92と、入口継手管78とから構成されている。
第1の後輪制動用ブレーキ配管91は、後輪制動用のマスターシリンダー147に接続され、前上方に延びて上側クロス部43の上面の右端部に至り、第2の後輪制動用ブレーキ配管92は、第1の後輪制動用ブレーキ配管91の前端部に接続され、備品収納ボックス50の後面開口59から備品収納ボックス50内に入り、ABSユニット57の後輪制動用の入口継手管78を介して後輪制動用の入口ポート78aに至っている。
ABSユニット57の後輪制動用の出口ポート79aから後輪制動用のブレーキキャリパー32に至るブレーキ液経路は、第3、第4、第5の後輪制動用ブレーキ配管93、94、95と、後輪制動用の出口継手管79とから構成されている。
第3の後輪制動用ブレーキ配管93は、後輪制動用の出口継手管79を介して後輪制動用の出口ポート79aに接続されると共に、備品収納ボックス50の後面開口59から下方に延び出し、上側クロス部43の右端部の上面に至っている。第4の後輪制動用ブレーキ配管94は、第3の後輪制動用ブレーキ配管93の後端部に接続され、上側クロス部43の上面からスイングアーム11の前部の上方位置まで後下方へ延びている。第5の後輪制動用ブレーキ配管95は、第4の後輪制動用ブレーキ配管94の後端部に接続され、スイングアーム11の後部の上面まで後下方に延び、さらに、スイングアーム11の後部の上面に沿って後方へ延び、スイングアーム11の後端部の後側を下方へ湾曲し、後輪制動用のブレーキキャリパー32に至っている。また、第5の後輪制動用ブレーキ配管95と略並行に車速センサー用リード線161が配設されており、該車速センサー用リード線161の後端部は、スイングアーム11の後端部に配設された車速センサー159に接続し、前端部は図示しないがコントロールユニットに接続している。
第1、第2、第3、第4、第5の各後輪制動用ブレーキ配管91、92、93、94、95のうち、第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94は、小径の金属管、たとえば鋼管であり、第2、第3、第5の後輪制動用ブレーキ配管92、93、95は、たとえば可撓性を有するゴムホースである。
[後輪制動用ブレーキ配管の固定構造]
図12は図5のXII-XII断面拡大図であり、鋼管製の第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94の前端部を、燃料タンク17支持用の第3支持ブラケット117を利用して上側クロス部43の上面に固定する構造を示している。この図12において、上側クロス部43の上面には、前述のように、燃料タンク17の後部を支持するための断面略コの字状の第3支持ブラケット117がボルト151により固定されており、第3支持ブラケット117の上面には、燃料タンク17の後部の底面に取り付けられたゴムダンパー152が載置され、第3支持ブラケット117の内部には、第3支持ブラケット117の内周面形状に対応する外周面形状を有するゴムダンパー153が固定され、該ゴムダンパー153内に形成された1対の管把持孔154、155に、第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94の前端部が把持されている。各管把持孔154、155にはそれぞれ切り目154a、155aが設けられており、該切り目154a、155aを開くことにより、第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94を管把持孔154、155内にそれぞれ嵌め込むようになっている。燃料タンク用のゴムダンパー152は、底面に多数の環状溝152aが形成され、上端面に、燃料タンク17の下面に設けられた取付板157の孔に嵌着されるきのこ状の突起152bが形成されている。
なお、燃料タンク17の後部を支持するための第3支持ブラケット117は、図5に示すように上側クロス部43の上面に左右一対設けられているが、右側の第3支持ブラケット117のみを、第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94の固定部材として利用している。したがって、左側の第3支持ブラケット117には、図12のようなゴムダンパー153は配設されていない。
図11において、第4の後輪制動用ブレーキ配管94の後端部は、後部フレーム3の右側面に固定されたブラケット160の下端部に、車速センサー用リード線161と共に支持されている。
スイングアーム11の前後方向の途中部分の上側には、前後方向に間隔を置いて3つのガイド枠162が配置されており、これら3つのガイド枠162は共通の取付板163によりスイングアーム11に固定され、ガイド枠162に第5の後輪制動用ブレーキ配管95が挿通されている。
図13は図11のXIII-XIII断面拡大図であり、ガイド枠162は上下方向に長い矩形状又は長円形状に形成されており、これにより、第5の後輪制動用ブレーキ配管95はガイド枠162に対し、上下方向には一定範囲内で移動可能であるが、左右方向には殆ど移動しないように規制されている。すなわち、スイングアーム11の上下揺動に対し、第5の後輪制動用ブレーキ配管95に引張力が生じないように、かつ、左右に移動しないように、第5の後輪制動用ブレーキ配管95をガイドしている。なお、車速センサー用リード線161はガイド枠162の外側に配設されており、これにより、第5の後輪制動用ブレーキ配管95とガイド枠162との間で挟み込まれないようになっている。
図14はスイングアーム11の後部の平面拡大図であり、第5の後輪制動用ブレーキ配管95と車速センサー用リード線161とを、クランプ170、171を用いてスイングアーム11に固定する構造を示している。一方のクランプ170は、ブレーキ配管把持クランプであり、他方のクランプ171はリード線把持クランプであり、両クランプ170、171は、共通のボルト172により、スイングアーム11の上面に共締めされている。また、スイングアーム11の後端の後方には、前後方向に長い矩形状又は長円形状のガイド枠173が配置され、該ガイド枠173の支持部173aは前方に延び、前記ブレーキ配管把持クランプ170の左端部に溶接により接合されている。ガイド枠173には、第5の後輪制動用ブレーキ配管95の後端湾曲部部分が挿通され、第5の後輪制動用ブレーキ配管95は、前後方向には一定範囲内で移動可能であるが、左右方向には殆ど移動しないように規制されている。
図15は図14のXV-XV断面図であり、ブレーキ配管把持クランプ170は開口部を有する円弧状に形成されており、円筒状のゴムダンパー174を介して第5の後輪制動用ブレーキ配管95の外周面を把持している。リード線把持クランプ171も開口部を有する円弧状に形成されており、円筒状のゴムダンパー175を介して車速センサー用リード線161の外周面を把持している。
ブレーキ配管把持クランプ170の開口部の右側の自由端部170aは、ブレーキ配管把持クランプ170の材料の弾性力に抗して右方に開くことができるようになっており、リード線把持クランプ171は、ブレーキ配管把持クランプ170の右側近傍に位置し、リード線把持クランプ171の開口部の左側の自由端部171aは、リード線把持クランプ171の材料の弾性力に抗して右方に開くことができるようになっている。
リード線把持クランプ171の開口部の左側自由端部171aと、ブレーキ配管把持クランプ170の右側自由端部170aとは、左右方向に所定間隔を置いて対向しており、これにより、両自由端部170a、171aは、それぞれの開方向への移動が所定範囲内に規制されている。すなわち、走行中、振動等により各自由端部170a、171aが開こうとしても、互いに開方向への移動を所定範囲内で規制していることにより、所定量以上に各クランプ170、171が開くことはなく、車速センサー用リード線161又は第5の後輪制動用ブレーキ配管95がクランプから外れるおそれはない。
[実施の形態の効果]
(1)図5において、鋼管製の第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85の前後端部並びに鋼管製の第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94の前端部を、燃料タンク17を支持する第1、第2、第3支持ブラケット115、116、117を利用して、吸気ボックス5並びに上側クロス部43の上面に固定しているので、ブレーキ配管固定用の部品点数を削減できると共に、ブレーキ配管82、85、91、94の固定作業の手間も少なくなり、ブレーキ配管の組付作業が簡単になる。
(2)図6において、燃料タンク支持用の第1支持ブラケット115は、ゴムダンパー122を介して鋼管製の第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、84の前部を吸気ボックス5に固定し、図7において、燃料タンク支持用の第2支持ブラケット116は、ゴムダンパー130、131を介して鋼管製の第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、84の後端部を吸気ボックス5に固定し、図12において、燃料タンク支持用の第3支持ブラケット117は、ゴムダンパー153を介して第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94を上側クロス部43に固定しているので、ゴムダンパー122、130、131、153の吸振作用により、車体の振動を減衰でき、また、支持ブラケットより直接ブレーキ配管を押さえた場合に比べ、組付時におけるブレーキ配管82、85、91、94の変形を防止できる。
(3)図5において、燃料タンク支持用の第1、第2、第3支持ブラケット115、116、117は、それぞれ2本のブレーキ配管82、85及び91、94を一緒に固定しているので、ブレーキ配管固定用の部品点数をさらに削減することができる。
(4)図5において、第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85を、吸気ボックス5の左右幅の略中央部であって、燃料タンク17と吸気ボックス5の上面との間に配設しているので、従来のようにメインフレームの側面にブレーキ配管を配設する構造に比べ、車輌の外観が向上すると共に、第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85を外部から保護できる。
(5)図12において、燃料タンク17の後部を支持する第3支持ブラケット117は、断面が略コの字状に形成され、該第3支持ブラケット117の内周面に対応する外周面形状を有するゴムダンパー153を介して、第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94を一緒に固定しているので、両後輪制動用ブレーキ配管91、94を、所定位置に正確に、かつ、安定した状態で固定することができる。
(6)図15において、第5の後輪制動用ブレーキ配管95を把持するブレーキ配管把持クランプ170と、車速センサー用リード線161を把持するリード線把持クランプ171とを、スイングアーム11の上面に、共通のボルト172により共締めしているので、部品点数の削減及び組付作業の容易化を達成できる。
(7)図15において、材料の弾性力に抗して拡張可能な開口部を有すると共に第5の後輪制動用ブレーキ配管95を把持するブレーキ配管把持クランプ170と、材料の弾性力に抗して拡張可能な開口部を有すると共に車速センサー用リード線161を把持するリード線把持クランプ171とを、それらの開口部の自由端部170a、171aの開き方向の移動が互いに所定範囲内に規制されるように、対向配置しているので、車体の振動等により開口部が開いて第5の後輪制動用ブレーキ配管95又は車速センサー用リード線161がリード線把持クランプ171から外れるおそれがない。特に、走行中、頻繁に上下に揺動するスイングアーム11に前記両クランプ170、171を設けているので、外れ防止対策としては好適である。また、両クランプ170、171により、第5の後輪制動用ブレーキ配管95及び車速センサー用リード線161を、ワンタッチで簡単に装着できる。
(8)図8において、フロントフォーク用下部ブラケット111の前面に、ブレーキ液通路を内蔵する第3の継手ブロック103を固定し、該第3の継手ブロック103の右側面のブレーキ液通路の開口部には、概ね右前方へ突出する金属製の第1の継手管103aを設け、第3の継手ブロック103の下面の開口部には概ね後下方に突出する第2の金属製の継手管103bを設け、前記第1の継手管103aに接続されたゴムホース製の第6の前輪制動用ブレーキ配管86は、湾曲状に後方へ折り返し、フロントフォーク15とヘッドパイプ4の間を通過して第2の継手ブロック102に接続し、前記第2の継手管103bに接続されたゴムホース製の第7の前輪制動用ブレーキ配管87は後下方に延びているので、ハンドル操作により前記前輪制動用ブレーキ配管86、87が移動しても、それらが他の部材に強く接触することはなく、ハンドル操作又はフロントフォーク15の伸縮により第6、第7の前輪制動用ブレーキ配管86、87が変形しても、それら第6、第7の前輪制動用ブレーキ配管86、87がフロントフォーク15や前輪フェンダー等に接触するのを防止することができる。
[その他の実施の形態]
(1)前記実施の形態では、燃料タンク支持用の支持ブラケットをブレーキ配管固定用に利用しているが、他の車輌構成部材、たとえばカウリング又はシート等を支持する支持ブラケットを、ブレーキ配管固定用に利用することも可能である。また、ブレーキ配管を、後部フレームあるいはスイングアーム等、メインフレームとは別の車輌構成部材に固定する場合にも適用できる。
(2)前記実施の形態では、モノコック構造のメインフレームを備えた自動二輪車に適用しているが、箱状部分を有しない(モノコック構造でない)パイプ製のメインフレーム又はその他の構造のメインフレームを備えた自動二輪車にも適用可能である。
(3)支持ブラケットとブレーキ配管の間に弾性材を介在させる場合、該弾性材は前記実施の形態のようなゴムダンパーには限定されず、たとえば、樹脂製、布製あるいはファイバー製のクッション材を介在させることも可能である、
本発明にかかるブレーキ配管構造を備えた自動二輪車の左側面図である。 図1の自動二輪車のメインフレームを左前上方から見た斜視図である。 図1の自動二輪車のメインフレームの後部を左後上方から見た斜視図である。 図1の自動二輪車のメインフレーム及びフロントフォークの右側面図である。 図1の自動二輪車のメインフレーム及びフロントフォークの平面図である。 図4のVI-VI断面拡大図である。 図4のVII-VII断面拡大図である。 ヘッドパイプの右側面拡大図である。 ヘッドパイプ及びフロントフォーク上端部の前面図である。 図9の第3の継手ブロックの底面図(X矢視図)である。 メインフレーム後部及びスイングアームの右側面図である。 図5のXII-XII断面拡大図である。 図11のXIII-XIII断面拡大図である。 スイングアームの後部の平面拡大図である。 図14のXV-XV断面拡大図である。
符号の説明
2 メインフレーム(車体フレームの構成部材)
4 ヘッドパイプ
5 吸気ボックス(車輌構成部材の一例)
11 スイングアーム
12 後輪
14 前輪
17 燃料タンク(車輌構成部材の一例)
30 前輪制動用のディスクブレーキ装置
33 後輪制動用のディスクブレーキ装置
43 上側クロス部(車輌構成部材の一例)
50 備品収納ボックス
57 ABSユニット
81、…88 第1、…第8の前輪制動用ブレーキ配管
91、…85 第1、…第5の後輪制動用ブレーキ配管
103 第3の継手ブロック
103a、103b 金属製の第1、第2の継手管
107 前輪制動用ブレーキレバー
108 前輪制動用マスターシリンダー
122 ゴムダンパー(弾性材の一例)
130 ゴムダンパー(弾性材の一例)
131 ゴムダンパー(弾性材の一例)
142 ブレーキペダル
147 後輪制動用マスターシリンダー
153 ゴムダンパー(弾性材の一例)
115、116、117 第1、第2、第3支持ブラケット

Claims (9)

  1. 一の車輌構成部材に、他の車輌構成部材を支持するための支持ブラケットを固定し、該支持ブラケットにより、前記他の車輌構成部材を支持すると共にブレーキ配管を前記一の車輌構成部材に固定していることを特徴する自動二輪車のブレーキ配管構造。
  2. 前記支持ブラケットと前記ブレーキ配管との間に、弾性材を介在させていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のブレーキ配管構造。
  3. 前記支持ブラケットは断面形状が略コの字状に形成されており、該略コの字状部分内に前記弾性材を配置していることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車のブレーキ配管構造。
  4. 前記一の車輌構成部材は車体フレームであり、前記他の車輌構成部材は燃料タンクであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車のブレーキ配管構造。
  5. 材料の弾性力に抗して拡張可能な開口部を有すると共にブレーキ配管を把持するブレーキ配管把持クランプを、車輌構成部材に固定し、
    前記ブレーキ配管把持クランプの開口部の自由端部の開き方向の移動を、所定範囲内に規制する別のクランプを配設していることを特徴する自動二輪車のブレーキ配管構造。
  6. 前記別のクランプは、材料の弾性力に抗して拡張可能な開口部を有すると共に、管状又は索状部材を把持しており、
    前記別のクランプの開口部の自由端部と、前記ブレーキ配管把持クランプの前記自由端部とが、互いの開き方向に所定間隔をおいて対向していることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車のブレーキ配管構造。
  7. 前記車輌構成部材はスイングアームであり、該スイングアームに、前記ブレーキ配管把持クランプ及び前記別のクランプが固定されていることを特徴とする請求項5又は6記載の自動二輪車のブレーキ配管構造。
  8. 前記ブレーキ配管把持クランプと前記別のクランプとは、共通の固定具により固定されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の自動二輪車のブレーキ配管構造。
  9. 左右一対のフロントフォークの上部に設けられたフロントフォーク用ブラケットに、ブレーキ液通路を内蔵する継手ブロックを固定し、
    前記ブレーキ液通路の一方の開口部には概ね前方へ突出する第1の継手管を設け、他方の開口部には概ね下方に突出する第2の継手管を設け、
    前記第1の継手管に可撓性を有するブレーキ配管を接続し、該ブレーキ配管を湾曲状に後方へ折り返し、ブレーキ液圧供給元側に接続し、
    前記第2の継手管に可撓性を有する別のブレーキ配管を接続し、該ブレーキ配管を前輪制動部に接続していることを特徴とする自動二輪車のブレーキ配管構造。
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