JP4563904B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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本発明は自動二輪車に関し、特に、前側から順に、操舵用のヘッドパイプ、ボックス部及び後部メインフレーム構成部材を有するメインフレームを備えると共に、液圧式ブレーキ装置を備えている自動二輪車に関する。
液圧式ブレーキ装置を備えている自動二輪車において、たとえばハンドルに設けられたブレーキレバーあるいはステップ近傍に設けられたブレーキペダルの各マスターシリンダーと、前後の各車輪に設けられた液圧式ディスクブレーキ装置等の液圧式ブレーキ装置とは、各種ブレーキ配管及び継手管を介してブレーキ液圧伝達可能に接続されている。すなわち、前後の車輪と、ハンドルと、ブレーキペダルとに亘り、広範囲にブレーキ配管が配設されている。
特に、アンチロック制御用のABSユニット(アンチロックブレーキシステムユニット)を備えた自動二輪車においては、ブレーキレバー及びブレーキペダルとABSユニットとの間、並びに前後の液圧式ディスクブレーキ装置のキャリパーとABSユニットとの間を、それぞれブレーキ配管等により接続しているので、配管長さ(ブレーキ配管の総延長)が長くなると共に、ブレーキ配管のレイアウトも複雑化している。
このようなABSユニットを搭載した自動二輪車において、従来、鞍乗型自動二輪車では、ABSユニットは、シート下の後部フレーム内に配置されているものが多く(特許文献1)、一方、スクータ形の小形車では、メインフレームの前端部に配置されているものが多い(特許文献2)。
また、近年、車輌のコンパクト化及び部品点数の削減のため、ボックス部を一体に有するモノコック構造のメインフレームを備えた自動二輪車が開発されており(特許文献3)、該モノコック構造の自動二輪車においても、一般に、特許文献1と同様に、シート下の後部フレーム内にABSユニットが配置されている。そしてABSユニットとハンドルのブレーキレバーのマスターシリンダーとを接続するブレーキ配管、並びにABSユニットと前輪のディスクブレーキ装置のキャリパーとを接続するブレーキ配管は、たとえばモノコック構造のメインフレームの側方あるいは下方に沿って配設されている。
特公平7−88158号公報 特開2005−178632号公報 実用新案登録第2575106号公報
ABSユニットを備えている自動二輪車の場合、特許文献1のように、ABSユニットを車輌後部の後部フレームに配置していると、ABSユニットとハンドルのブレーキレバーとの間の前輪制動用のブレーキ配管長が長くなり、そのため、ブレーキ操作時の剛性感が低下する。また、重量物であるABSユニットを、車輌の重心から後方に離れるように配置しているので、車輌全体の重量バランスを取るためには、他の各所の装備品のレイアウトを工夫する必要が生じる。
一方、特許文献2のように、メインフレームの前端にABSユニットを搭載している場合には、ハンドルのブレーキレバーとABSユニットとの距離は短くなり、ブレーキ操作時の剛性感を得ることはできるが、後輪用のブレーキ操作部として、ブレーキペダルを採用している場合には、ブレーキペダルとABSユニットとの距離が長くなり、ブレーキペダルによる操作時の剛性感が低下する。また、メインフレームの前端にABSユニットを配置している構造は、スクータ形の小形の自動二輪車では車輌の重量バランスを取り易いが、鞍乗型自動二輪車では、前端部に重量物を載せると、車輌全体の重量バランスが取りにくくなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、車輌全体の重量バランスに与える影響を小さくし、かつ、ブレーキレバー操作時又はブレーキペダル操作時の剛性感を維持しつつ、重量物のABSユニットをコンパクトに配置できるようにすることを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、前側から順に、操舵用のヘッドパイプ、ボックス部及び後部メインフレーム構成部材を有するメインフレームを備えると共に、液圧式ブレーキ装置を備えている自動二輪車において、前記後部メインフレーム構成部材の内部空間であって、側面視で、前記後部メインフレーム構成部材の下端部に形成されたスイングアームブラケットと、前記ボックス部の後端部との間の前記内部空間に、前記液圧式ブレーキ装置のアンチロック制御用のABSユニットを配設しており、ABSユニット収納用の前記内部空間は、後方に向いて開放される開口を有し、前記ABSユニットに接続されるブレーキ配管が、前記開口を通して前記内部空間外に配設されている
これによると、モノコック構造のメインフレームの内部空間を有効に利用して、ABSユニットをコンパクトに配置できる。
また、ABSユニットを車輌の重心近くに配置できることにより、車輌全体の重量バランスに及ぼす影響を小さくでき、車輌の重量バランスが取り易くなる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動二輪車において、前記ボックス部の上面と、該ボックス部の上側に配置された装備品との間に、前記ブレーキ配管の一部を配設している
これによると、ABSユニットからハンドルのブレーキレバー又は前車輪までのブレーキ配管を、短くして、ブレーキレバー操作時の剛性感を確保できると共に、ブレーキ配管が外部から隠されるので、外観が向上し、かつ、ブレーキ配管を外部から保護することもできる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の自動二輪車において、前記ボックス部の上面に、ブレーキ配管配設溝を形成している
これによると、ブレーキ配管の配設作業時、ブレーキ配管を、所定位置に簡単に固定できる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の自動二輪車において、 ABSユニット収納用の前記内部空間は、該内部空間の下側に位置してリヤショックアブソーバの上端部を支持する取付ボス部47が形成される上側クロス部43と、側フレーム部材とで囲まれている
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の自動二輪車において、ABSユニット収納用の前記内部空間は、前記側フレーム部材に形成された後部フレーム取付ボス部よりも上方位置に配置されている
請求項6記載の発明は、請求項4又は5に記載の自動二輪車において、前記開口は、後方から前記ABSユニットが出し入れ可能な形状に形成されている
要するに本発明によると、液圧式ブレーキ装置を備えた自動二輪車において、モノコック構造のメインフレーム内の空間を有効利用することにより、車輌全体の重量バランスにあまり影響を与えることなく、ABSユニットをコンパクトに配置できる。また、ブレーキレバー及び前輪用ブレーキ装置と、ABSユニットとの間の配管長さを短くし、ブレーキ操作時の剛性感を得ることができる。
図1〜図15は本発明の一実施の形態であり、モノコック構造のメインフレームを備えた自動二輪車に本発明を適用して例を示しており、これら図面に基づいて説明する。。なお、説明の都合上、乗車状態のライダーから見た右及び左を、自動二輪車の右及び左として、以下説明する。
[自動二輪車の全体]
自動二輪車の左側面(乗車状態のライダーから見て左側の側面図)を示す図1において、車体フレームは、メインフレーム2と後部フレーム3とから主構成されており、メインフレーム2は、モノコック構造を採用しており、前端の操舵用のヘッドパイプ4と、該ヘッドパイプ4から後方に延びる吸気ボックス(エアクリーナボックス)5と、該吸気ボックス5の後端から略下方に延びる左右一対の側フレーム部材6とを備え、側フレーム部材6の下端部にはスイングアームブラケット8が側フレーム部材6と一体的に形成されている。なお、後部のメインフレーム部材として用いている前記側フレーム部材6は、具体的には、左側のフレーム部材と右側のフレーム部材であるので、左右の両フレーム部材6を総称して、「側フレーム部材6」としている。
スイングアームブラケット8のスイングアーム取付ボス部10には、後方に延びるスイングアーム11が上下揺動自在に枢支され、該スイングアーム11の後端部に後輪12が支持されている。後輪12には、右側に、ブレーキディスク31と液圧式ブレーキキャリパー32からなる液圧式ディスクブレーキ装置33が備えられている。
前輪14はフロントフォーク15に支持され、フロントフォーク15の上端部にアンダーブラケット(下部ブラケット)111等を介して連結されたステアリングシャフト(操舵軸)16は、前記ヘッドパイプ4に回動自在に支持されている。前輪14には、左右両側に、ブレーキディスク28と液圧式ブレーキキャリパー29からなる液圧式ディスクブレーキ装置30が備えられている。
吸気ボックス5の後部の上面から後部フレーム3の前部の上面に亘って燃料タンク17が配設され、燃料タンク17の後部の上面から後部フレーム3の上面に亘って、シート18が配設されている。
エンジンEは並列4気筒エンジンであり、メインフレーム2の吸気ボックス5と、側フレーム部材6と、前輪14等とで囲まれた空間内に配置されており、シリンダーヘッド20の後面に取り付けられた吸気装置(スロットルボディ)21は吸気ボックス5に接続し、シリンダーヘッド20の前面に接続された排気管23は、エンジンEの前側を下方に延び、エンジンEの前下端部で後方に湾曲して、エンジンEの下側を後方に延び、後輪12の左右に配置された排気マフラー25に接続している。
[メインフレーム]
図2はメインフレーム2を左前上方から見た斜視図であり、吸気ボックス5は、中空箱状に形成されると共に、前後方向の略中間部の平面状の接合部Wを境として、ヘッドパイプ4と一体に鋳造成形された吸気ボックス前部5aと、板金をプレス成形してなる吸気ボックス後部5bとから構成されており、吸気ボックス前部5aと吸気ボックス後部5bとは、前記接合部Wにおいて溶接により接合されている。
吸気ボックス前部5aは、平面視でヘッドパイプ4から後方に行くにしたがい左右に広がるように形成されており、吸気ボックス前部5aの左右側面には、エア吸入ダクト接続部35が開口し、吸気ボックス前部5aの左側面の前記エア吸入ダクト接続部35の後上方には、接合部Wと概ね平行に、矩形状のエアクリーナエレメント挿入口36が開口している。吸気ボックス後部5bの上面には、吸気装置用ファンネル(吸気ダクト)を挿入するための挿入孔37が左右一対形成され、吸気ボックス後部5bの上面の前部には、左右幅の略中央部にブレーキ配管配置溝40が前後方向に延びるように形成されると共に、燃料タンク取付ボス部41が左右一対形成されている。
図3はメインフレームの後部を構成する左右の側フレーム部材6を左後上方から見た斜視図であり、左右一対の側フレーム部材6はダイカスト成形物であり、側フレーム部材6の上下方向の中間部が、低圧鋳造成形物の中空状の上側クロス部43により連結されている。該上側クロス部43の左右両端は左右の側フレーム部材6に溶接により接合されている。側フレーム部材6の前端部にはエンジン取付ボス部44が側フレーム部材6と一体にダイカスト成形され、後端部には後部フレーム取付ボス部45が側フレーム部材6と一体にダイカスト成形されている。上側クロス部43には、左右方向の略中間部にリヤショックアブソーバ(図示せず)の上端部を支持する取付ボス部47が一体に鋳造成形されると共に、上面の左右両端部に、燃料タンク17(図1等参照)の後部を支持するための取付ボス部49が、それぞれ前後一対形成されている。上側クロス部43と、吸気ボックス5の後端と、左右の側フレーム部材6とで囲まれた空間には、板金製の備品収納ボックス50が配設され、該備品収納ボックス50の上端は吸気ボックス5の後端に溶接により接合され、左右両側は左右の側フレーム部材6に溶接により接合されている。
左右のスイングアームブラケット8の下端部同士は、低圧鋳造成形物の下側クロス部51により連結されており、該下側クロス部51の左右端は左右のスイングアームブラケット8に溶接により接合されている。スイングアームブラケット8の後端部にはステップ取付ボス部46が形成されている。
[備品収納ボックス及びABSユニット取付構造]
図3において、備品収納ボックス50は、バッテリー56、ABSユニット(アンチロックブレーキシステムユニット)57及び電装品等を収納するために設置されており、備品収納ボックス50の右側面にはバッテリー56挿入用の側面開口58が形成され、備品収納ボックス50の後面にはABSユニット57挿入用の後面開口59が形成されている。各開口58、59には、図示しないが各開口58、59を閉塞する蓋が取り付けられる。
ABSユニット57は、下面及び前面が、略L字状のABSユニット取付ブラケット60の底部及び前部にボルト61により固着され、ABSユニット取付ブラケット60と共に備品収納ボックス50内の左端部に収納される。
ABSユニット57の取付構造を説明すると、ABSユニット取付ブラケット60の後端立ち上がり部にはめねじ孔63が形成され、前部の上端にはダンパー嵌着孔64が形成されている。備品収納ボックス50の後壁の左下端部にはダンパー嵌着孔65が形成され、底壁の左端部には前後一対のダンパー嵌着孔66が形成され、前壁の左上端部にはめねじ孔67が形成されている。備品収納ボックス50の底壁のダンパー嵌着孔66には上方からそれぞれゴムダンパー68が嵌着され、後壁のダンパー嵌着孔65には前方からゴムダンパー69が嵌着され、ABSユニット取付ブラケット60の前部の上端のダンパー嵌着孔64には、前方からゴムダンパー70が嵌着される。
備品収納ボックス50の左端部にABSユニット57と共に収納されるABSユニット取付ブラケット60は、備品収納ボックス50の底壁のダンパー嵌着孔66に嵌着される前後一対の前記ゴムダンパー68上に載置される。備品収納ボックス50の後壁のダンパー嵌着孔65に嵌着されるゴムダンパー69に、後方からカラー71及びボルト73を挿通し、該ボルト73をABSユニット取付ブラケット60の後端立ち上がり部のめねじ孔63に螺着することにより、ABSユニット取付ブラケット60の後部を備品収納ボックス50の後壁に固定する。また、ABSユニット取付ブラケット60の前部の上端のダンパー嵌着孔64に嵌着されるゴムダンパー70に、前方からカラー72を、後方からボルト75を挿入し、該ボルト75を備品収納ボックス50の前壁のめねじ孔67に螺着することにより、ABSユニット取付ブラケット60の前部を備品収納ボックス50の前壁に固定する。すなわち、前記ABSユニット取付ブラケット60を固定するためのボルト73、75は、いずれも後方から各ゴムダンパー69、70及びダンパー嵌着孔65、64に挿通し、スパナ等の工具により後方から回転操作するようになっている。
図4はメインフレーム2の右側面図(乗車状態のライダーから見て右側の側面図)であり、側面視における車輌の重心Gは、備品収納ボックス50の前下端部Pの近傍に存在しており、したがって、備品収納ボックス50内に収納される重量物のABSユニット57及びバッテリー56(図3参照)は、重心Gの近傍位置に配置されていることになる。
[前輪制動用ブレーキ配管構造]
図4において、ABSユニット57には、前端部の右側面と上面に、前輪制動用の入口ポート76aと前輪制動用の出口ポート77aとを備え、後端部の右側面と上面に、後輪制動用の入口ポート78aと、後輪制動用の出口ポート79aとを備え、前記各入口ポート76a、78a及び出口ポート77a、79aには、それぞれ入口継手管76、78及び出口継手管77、79が接続されている。
ハンドル装置の右側グリップ106には、マスターシリンダー107を有する前輪制動用のブレーキレバー(ブレーキ操作装置)108が設けられており、前記前輪制動用のマスターシリンダー107からABSユニット57の前輪制動用の入口ポート76aに至るブレーキ液経路は、第1、第2、第3の前輪制動用ブレーキ配管81、82、83と、第1の継手ブロック101と、前輪制動用の入口継手管76とから構成されている。第1の前輪制動用ブレーキ配管81は、マスターシリンダー107に接続され、前下方に延びると共に後方に湾曲し、ヘッドパイプ4の右側面に固定された第1の継手ブロック101の前面ポートに至っている。第2の前輪制動用ブレーキ配管82は、第1の継手ブロック101の上面ポートに接続され、吸気ボックス5の上面に沿って後方に延び、吸気ボックス5の後端部に至っている。第3の前輪制動用ブレーキ配管83は、第2の前輪制動用ブレーキ配管82の後端に接続されると共に、備品収納ボックス50の後面開口59から備品収納ボックス50内に入り、ABSユニット57の前輪制動用の入口継手管76を介して前輪制動用の入口ポート76aに至っている。
ABSユニット57の前輪制動用の出口ポート77aから左右の前輪制動用のディスクブレーキ装置30のブレーキキャリパー29に至るブレーキ液経路は、第4、…第8の前輪制動用ブレーキ配管84、…88と、第2、第3の継手ブロック102、103と、前輪制動用の出口継手管77とから構成されている。第4の前輪制動用ブレーキ配管84は、出口継手管77を介してABSユニット57の前輪制動用の出口ポート77aに接続され、備品収納ボックス50の後面開口59から上方に延び出し、吸気ボックス5の上面の後端部に至っている。第5の前輪制動用ブレーキ配管85は、第4の前輪制動用ブレーキ配管84の前端に接続され、前記第2の前輪制動用ブレーキ配管82と略並行に吸気ボックス5の上面に沿って前方に延び、ヘッドパイプ4の右側面に固着された第2の継手ブロック102の上面ポートに至っている。第6の前輪制動用ブレーキ配管86は、第2の継手ブロック102の前面ポートに接続され、前方に延びると共に後下方に湾曲し、フロントフォーク用アンダーブラケット(下部ブラケット)111の前面に固定された第3の継手ブロック103の金属製の第1の継手管103aに至っている。第7の前輪制動用ブレーキ配管87は、第3の継手ブロック103の下面に設けられた金属製の第2の継手管103bに接続され、左右のフロントフォーク15間を後下方に延びると共に、右側の前輪制動用のブレーキキャリパー29に至っている。第8の前輪制動用ブレーキ配管88は、第7の前輪制動用ブレーキ配管87の下端部に接続されると共に前輪14の後上方を迂回して左方に延び、図1の左側の前輪制動用のディスクブレーキ装置30のブレーキキャリパー29に至っている。
図4において、第1、第2、…第8の各前輪制動用ブレーキ配管81、82、…88のうち、吸気ボックス5の上面に沿って略並行に配設された第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85は、小径の金属管、たとえば鋼管であり、燃料タンク17の底面により上方が覆われており、残りの第1、第3、第4、第6、第7、第8の前輪制動用ブレーキ配管81、83、86、87、88は、たとえば可撓性を有するゴムホースである。
[前輪制動用ブレーキ配管の固定構造]
図5は、メインフレーム2の平面図であり、吸気ボックス5の上面に配置された鋼管製の第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85は、吸気ボックス5の左右幅の概ね中央部に配置されており、吸気ボックス後部5bの前端近傍位置と、吸気ボックス後部5bの後端近傍位置において、燃料タンク17の前端部と前後方向の途中を支持する第1支持ブラケット115と第2支持ブラケット116とにより、吸気ボックス5の上面に固定されている。
図6は、図4のVI-VI断面拡大図であり、燃料タンク17の前端を支持する第1支持ブラケット115を前方から見た図である。この図6において、第1支持ブラケット115は左右に細長く形成されており、左右両端部は、カラー120を介して吸気ボックス5の上面の前記取付ボス部41に、ボルト121により固定されている。第1支持ブラケット115の後端には、後向きに開口する略コの字状の保持部115a(図4参照)が溶接により固着されており、該略コの字状の保持部115aにより、燃料タンク17の前端フランジ部分を把持している。第1支持ブラケット115の左右幅の略中央部の下面には、下向きに開口する凹部123を有するゴムダンパー122が取り付けられており、凹部123内に鋼管製の前記第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85が配置されている。前記ゴムダンパー122は、第1支持ブラケット115により吸気ボックス5の上面に押し付けられ、これにより、第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85を、吸気ボックス5のブレーキ配管配置溝40の上面(底面)に固定している。なお、ゴムダンパー122の上面には上方に突出する2本のきのこ状の突起122aが一体に形成されており、該きのこ状の突起122aを第1支持ブラケット115の孔に下方から挿入することにより、ゴムダンパー122を第1支持ブラケット115に取り付けている。
図7は、図4のVII-VII断面拡大図であり、燃料タンク17の前後方向の途中部分を、ゴムダンパー129を介して支持する第2支持ブラケット116を後方から見た図である。この図7において、鋼管製の第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85の後端部の外周面には、それぞれ円筒状のゴムダンパー130、131が嵌着されており、一方、第2支持ブラケット116は断面が略コの字状に形成されており、該第2支持ブラケット116内に前記一対のゴムダンパー130、131が配設されている。第2支持ブラケット116をボルト132で吸気ボックス5の上面に固定することにより、ゴムダンパー130、131を介して第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85の後端部を吸気ボックス5の上面に固定している。なお、両ゴムダンパー130、131には切れ目130a、131aが形成されており、該切れ目130a、131aを開くことにより、第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85に各ゴムダンパー130、131を嵌着するようになっている。また、第2の前輪制動用ブレーキ配管82に嵌着されたゴムダンパー130は、前端部に外向きフランジ130bが一体に形成され、該外向きフランジ130bは第2支持ブラケット116の前端に係合し、一方、第5の前輪制動用ブレーキ配管85に嵌着されたゴムダンパー131は、後端部に外向きフランジ131bが一体に形成され、該外向きフランジ130bは第2支持ブラケット116の後端に係合している。このように、各ゴムダンパー130、131のフランジ130b、131bの位置を、前後逆にしていることにより、各フランジ130b、131bがそれぞれ相手側のゴムダンパー131、130の外周面に干渉するのを避け、第2支持ブラケット116内に両ゴムダンパー130、131がコンパクトに収まるようにしている。
図8は、ヘッドパイプ4の右側面拡大図であり、第1、第2の継手ブロック101、102は、ヘッドパイプ4の右側面にボルト136により固定された共通の取付板137に固定されており、鋼管製の第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85の前端部は、前述のようにそれぞれ第1、第2の継手ブロック101、102の上面ポートに接続し、第1、第6の前輪制動用ブレーキ配管(ゴムホース)81、86は、それぞれ第1、第2の継手ブロック101、102の前面ポートに設けられた前方突出状の金属製継手管138、139に接続されている。
図9はフロントフォーク15の上端部の前面図であり、フロントフォーク用アンダーブラケット111の前面に固定されている第3の継手ブロック103は、フロントフォーク用下部ブラケット111の左右幅の中央部よりも少し右寄りに位置しており、内部に形成されたブレーキ液通路の一端は下端面で開口し、該下端開口部分に、前述のように後下方へ突出する金属製の第2の継手管103bが設けられ、該第2の継手管103bに第7の前輪制動用ブレーキ配管87の上端部が接続されている。
図10は図9の第3の継手ブロック103の底面図であり、内部に形成されたブレーキ液通路の他端は右端面で開口し、該右端開口部分に、前述のように右前方に突出する金属製の第1の継手管103aが設けられ、該第1の継手管103aに第6の前輪制動用ブレーキ配管86の下端部が接続されている。このようにゴムホース等でできた第6の前輪制動用ブレーキ配管86の両端部を、図9に示すように、第3の継手ブロック103の前方突出状の第1の継手管103a及び第2の継手ブロック102の前方突出状の継手管139に接続していることにより、第6の前輪制動用ブレーキ配管86を、前方突出状に大きく湾曲させている。
[後輪制動用ブレーキ配管構造]
図11はスイングアーム11の右側面を示しており、この図11において、スイングアームブラケット8のステップ取付ボス部46には、ステップ141及び後輪制動用のブレーキペダル142を支持するための支持ブラケット143が後方突出状に固定されており、該支持ブラケット143の後下端部に前記右側ステップ141が設けられると共に、ペダル軸144を介して前記ブレーキペダル142が揺動可能に支持されている。ブレーキペダル142の前端部には踏み板145が設けられ、後端部は後輪制動用のマスターシリンダー147のロッド部147aに連結されている。後輪制動用のマスターシリンダー147は、前記支持ブラケット143に固着されたマスターシリンダー取付板149に取り付けられている。
後輪制動用のマスターシリンダー147からABSユニット57の後輪制動用の入口ポート78aに至るブレーキ液経路は、第1、第2の後輪制動用ブレーキ配管91、92と、入口継手管78とから構成されている。
第1の後輪制動用ブレーキ配管91は、後輪制動用のマスターシリンダー147に接続され、前上方に延びて上側クロス部43の上面の右端部に至り、第2の後輪制動用ブレーキ配管92は、第1の後輪制動用ブレーキ配管91の前端部に接続され、備品収納ボックス50の後面開口59から備品収納ボックス50内に入り、ABSユニット57の後輪制動用の入口継手管78を介して後輪制動用の入口ポート78aに至っている。
ABSユニット57の後輪制動用の出口ポート79aから後輪制動用のブレーキキャリパー32に至るブレーキ液経路は、第3、第4、第5の後輪制動用ブレーキ配管93、94、95と、後輪制動用の出口継手管79とから構成されている。
第3の後輪制動用ブレーキ配管93は、後輪制動用の出口継手管79を介して後輪制動用の出口ポート79aに接続されると共に、備品収納ボックス50の後面開口59から下方に延び出し、上側クロス部43の右端部の上面に至っている。第4の後輪制動用ブレーキ配管94は、第3の後輪制動用ブレーキ配管93の後端部に接続され、上側クロス部43の上面からスイングアーム11の前部の上方位置まで後下方へ延びている。第5の後輪制動用ブレーキ配管95は、第4の後輪制動用ブレーキ配管94の後端部に接続され、スイングアーム11の後部の上面まで後下方に延び、さらに、スイングアーム11の後部の上面に沿って後方へ延び、スイングアーム11の後端部の後側を下方へ湾曲し、後輪制動用のブレーキキャリパー32に至っている。また、第5の後輪制動用ブレーキ配管95と略並行に車速センサー用リード線161が配設されており、該車速センサー用リード線161の後端部は、スイングアーム11の後端部に配設された車速センサー159に接続し、前端部は図示しないがコントロールユニットに接続している。
第1、第2、第3、第4、第5の各後輪制動用ブレーキ配管91、92、93、94、95のうち、第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94は、小径の金属管、たとえば鋼管であり、第2、第3、第5の後輪制動用ブレーキ配管92、93、95は、たとえば可撓性を有するゴムホースである。
[後輪制動用ブレーキ配管の固定構造]
図12は図5のXII-XII断面拡大図であり、鋼管製の第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94の前端部を、燃料タンク17支持用の第3支持ブラケット117を利用して上側クロス部43の上面に固定する構造を示している。この図12において、上側クロス部43の上面には、前述のように、燃料タンク17の後部を支持するための断面略コの字状の第3支持ブラケット117がボルト151により固定されており、第3支持ブラケット117の上面には、燃料タンク17の後部の底面に取り付けられたゴムダンパー152が載置され、第3支持ブラケット117の内部には、第3支持ブラケット117の内周面形状に対応する外周面形状を有するゴムダンパー153が固定され、該ゴムダンパー153内に形成された1対の管把持孔154、155に、第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94の前端部が把持されている。各管把持孔154、155にはそれぞれ切り目154a、155aが設けられており、該切り目154a、155aを開くことにより、第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94を管把持孔154、155内にそれぞれ嵌め込むようになっている。燃料タンク用のゴムダンパー152は、底面に多数の環状溝152aが形成され、上端面に、燃料タンク17の下面に設けられた取付板157の孔に嵌着されるきのこ状の突起152bが形成されている。
なお、燃料タンク17の後部を支持するための第3支持ブラケット117は、図5に示すように上側クロス部43の上面に左右一対設けられているが、右側の第3支持ブラケット117のみを、第1、第4の後輪制動用ブレーキ配管91、94の固定部材として利用している。したがって、左側の第3支持ブラケット117には、図12のようなゴムダンパー153は配設されていない。
図11において、第4の後輪制動用ブレーキ配管94の後端部は、後部フレーム3の右側面に固定されたブラケット160の下端部に、車速センサー用リード線161と共に支持されている。
スイングアーム11の前後方向の途中部分の上側には、前後方向に間隔を置いて3つのガイド枠162が配置されており、これら3つのガイド枠162は共通の取付板163によりスイングアーム11に固定され、ガイド枠162に第5の後輪制動用ブレーキ配管95が挿通されている。
図13は図11のXIII-XIII断面拡大図であり、ガイド枠162は上下方向に長い矩形状又は長円形状に形成されており、これにより、第5の後輪制動用ブレーキ配管95はガイド枠162に対し、上下方向には一定範囲内で移動可能であるが、左右方向には殆ど移動しないように規制されている。すなわち、スイングアーム11の上下揺動に対し、第5の後輪制動用ブレーキ配管95に引張力が生じないように、かつ、左右に移動しないように、第5の後輪制動用ブレーキ配管95をガイドしている。なお、車速センサー用リード線161はガイド枠162の外側に配設されており、これにより、第5の後輪制動用ブレーキ配管95とガイド枠162との間で挟み込まれないようになっている。
図14はスイングアーム11の後部の平面拡大図であり、第5の後輪制動用ブレーキ配管95と車速センサー用リード線161とを、クランプ170、171を用いてスイングアーム11に固定する構造を示している。一方のクランプ170は、ブレーキ配管把持クランプであり、他方のクランプ171はリード線把持クランプであり、両クランプ170、171は、共通のボルト172により、スイングアーム11の上面に共締めされている。また、スイングアーム11の後端の後方には、前後方向に長い矩形状又は長円形状のガイド枠173が配置され、該ガイド枠173の支持部173aは前方に延び、前記ブレーキ配管把持クランプ170の左端部に溶接により接合されている。ガイド枠173には、第5の後輪制動用ブレーキ配管95の後端湾曲部部分が挿通され、第5の後輪制動用ブレーキ配管95は、前後方向には一定範囲内で移動可能であるが、左右方向には殆ど移動しないように規制されている。
図15は図14のXV-XV断面図であり、ブレーキ配管把持クランプ170は開口部を有する円弧状に形成されており、円筒状のゴムダンパー174を介して第5の後輪制動用ブレーキ配管95の外周面を把持している。リード線把持クランプ171も開口部を有する円弧状に形成されており、円筒状のゴムダンパー175を介して車速センサー用リード線161の外周面を把持している。
ブレーキ配管把持クランプ170の開口部の右側の自由端部170aは、ブレーキ配管把持クランプ170の材料の弾性力に抗して右方に開くことができるようになっており、リード線把持クランプ171は、ブレーキ配管把持クランプ170の右側近傍に位置し、リード線把持クランプ171の開口部の左側の自由端部171aは、リード線把持クランプ171の材料の弾性力に抗して右方に開くことができるようになっている。
リード線把持クランプ171の開口部の左側自由端部171aと、ブレーキ配管把持クランプ170の右側自由端部170aとは、左右方向に所定間隔を置いて対向しており、これにより、両自由端部170a、171aは、それぞれの開方向への移動が所定範囲内に規制されている。すなわち、走行中、振動等により各自由端部170a、171aが開こうとしても、互いに開方向への移動を所定範囲内で規制していることにより、所定量以上に各クランプ170、171が開くことはなく、車速センサー用リード線161又は第5の後輪制動用ブレーキ配管95がクランプから外れるおそれはない。
[実施の形態の効果]
(1)図4に示すように、ABSユニット57を、モノコック構造のメインフレーム2の後部内、すなわち、左右一対の側部フレーム部材6の内部空間に配設しているので、メインフレーム2内の内部空間を有効に利用でき、車輌のコンパクト化が達成できる。しかも、車輌の重心Gの近傍に配設することができ、車輌全体の重量バランスを良好に保つことができる。
(2)図4に示すように、左右の側フレーム部材6間に備品収納ボックス50をメインフレーム2と一体に形成し、該備品収納ボックス50内にABSユニット57を配設しているので、備品収納ボックス50自体がメインフレーム2の強度メンバー(クロス部材)としての役目を果たし、メインフレームの強度を向上させることができると共に、備品収納ボックス50により、ABSユニット57を外部の水等から保護することができる。
(3)図5に示すように、備品収納ボックス50に、ABSユニット57を後方から出し入れ可能な後面開口59を形成しているので、たとえば左右のカウリング等を外すことなく、備品収納ボックス50内のABSユニット57を点検し、また、簡単に出し入れすることができる。
(4)図5に示すように、吸気ボックス5の上面と、該吸気ボックス5の上側に配設された燃料タンク17との間に、第2,第5の前輪制動用ブレーキ配管82、85を配設しているので、ABSユニット57からハンドルのブレーキレバー108及び前輪制動用のブレーキ装置30までの配管長を短くして、ブレーキレバー操作時の剛性感を確保でき、しおかも、前記ブレーキ配管82,95が外部から隠されるので、外観が向上し、かつ、外部から保護することもできる。特に、前記両前輪制動用ブレーキ配管82,85は、吸気ボックス5の左右幅の略中央部に配設されているので、ABSユニット57から操作ハンドル近傍までの配管長を、最短近くまで短くすることができ、ブレーキ配管がコンパクトになる。
(5)図5及び図6に示すように、吸気ボックス5の上面に、ブレーキ配管配設溝40を形成して、該ブレーキ配管配設溝40の第2、第5の前輪制動用ブレーキ配管82,95を配設しいているので、ブレーキ配管配設作業時、第2,第5の前輪制動用ブレーキ配管82,85を、吸気ボックス5上の所定位置に、簡単に位置決めし、固定することができる。
[その他の実施の形態]
(1)前記実施の形態では、備品収納ボックス50をメインフレーム2と一体に形成して、ABSユニット57を収納しているが、支持板をメインフレームに一体に形成し、該支持板上にABSユニットを載置する構造とすることも可能である。
(2)前記実施の形態では、図4のように、吸気ボックスの上面と燃料タンクとの間に、ブレーキ配管を配設しているが、吸気ボックス上に他の車輌構成部材が配設されている場合には、その車輌構成部材と吸気ボックスの上面との間に配設することもできる。また、メインフレームの一部を構成するボックス部は、前記実施の形態のように、吸気ボックスには限定されず、たとえば工具収納箱等、他の目的に使用されるボックス部でも可能である。
(3)ブレーキ操作装置として、ブレーキペダルを備えずに、前輪制動用と後輪制動用の各ブレーキレバーを、ハンドルの左右のグリップ部にそれぞれ備えている自動二輪車にも適用可能である。
本発明にかかる自動二輪車の左側面図である。 図1の自動二輪車のメインフレームを左前上方から見た斜視図である。 図1の自動二輪車のメインフレームの後部を左後上方から見た斜視図である。 図1の自動二輪車のメインフレーム及びフロントフォークの右側面図である。 図1の自動二輪車のメインフレーム及びフロントフォークの平面図である。 図4のVI-VI断面拡大図である。 図4のVII-VII断面拡大図である。 ヘッドパイプの右側面拡大図である。 ヘッドパイプ及びフロントフォーク上端部の前面図である。 図9の第3の継手ブロックの底面図(X矢視図)である。 メインフレーム後部及びスイングアームの右側面図である。 図5のXII-XII断面拡大図である。 図11のXIII-XIII断面拡大図である。 スイングアームの後部の平面拡大図である。 図14のXV-XV断面拡大図である。
符号の説明
2 メインフレーム(車体フレームの構成部材)
4 ヘッドパイプ
5 吸気ボックス(ボックス部の一例)
17 燃料タンク
30 前輪制動用のディスクブレーキ装置(液圧ブレーキ装置)
33 後輪制動用のディスクブレーキ装置(液圧ブレーキ装置)
40 ブレーキ配管配設溝
50 備品収納ボックス
57 ABSユニット
81、82、…88 第1、第2,…第8の前輪制動用ブレーキ配管
91、92、…85 第1、第2,…第5の後輪制動用ブレーキ配管
107 前輪制動用ブレーキレバー
108 前輪制動用マスターシリンダー
142 後輪制動用のブレーキペダル
147 後輪制動用マスターシリンダー

Claims (6)

  1. 前側から順に、操舵用のヘッドパイプ、ボックス部及び後部メインフレーム構成部材を有するメインフレームを備えると共に、液圧式ブレーキ装置を備えている自動二輪車において、
    前記後部メインフレーム構成部材の内部空間であって、側面視で、前記後部メインフレーム構成部材の下端部に形成されたスイングアームブラケットと、前記ボックス部の後端部との間の前記内部空間に、前記液圧式ブレーキ装置のアンチロック制御用のABSユニットを配設しており、
    ABSユニット収納用の前記内部空間は、後方に向いて開放される開口を有し、前記ABSユニットに接続されるブレーキ配管が、前記開口を通して内部空間外に配設されている、ことを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記ボックス部の上面と、該ボックス部の上側に配置された装備品との間に、前記ブレーキ配管の一部を配設している、請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記ボックス部の上面に、ブレーキ配管配設溝を形成している、請求項2に記載の自動二輪車。
  4. ABSユニット収納用の前記内部空間は、該内部空間の下側に位置してリヤショックアブソーバの上端部を支持する取付ボス部が形成される上側クロス部と、側フレーム部材とで囲まれている、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の自動二輪車。
  5. ABSユニット収納用の前記内部空間は、前記側フレーム部材に形成された後部フレーム取付ボス部よりも上方位置に配置されている、請求項4に記載の自動二輪車。
  6. 前記開口は、後方から前記ABSユニットが出し入れ可能な形状に形成されている、請求項4又は5に記載の自動二輪車。
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