JP4698848B2 - 前輪側接続部材の支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は自動2輪車のフロントブレーキにおけるブレーキホース等からなるブレーキ操作伝達部材の前輪側接続部材を有利に支持するための構造に関する。なお本願発明におけるブレーキ操作伝達部材とは、ブレーキレバー等の操作部からフロントブレーキの間に設けられて、油圧等のブレーキ操作力をフロントブレーキへ伝達するための部材を意味する。また、前輪側接続部材とはブレーキ操作伝達部材のようなフロントフォークに沿って上部から下部の前輪まで導かれる部材を意味する。
【0002】
【従来の技術】
前輪を支持するフロントフォークをフォークブラケットにより車体フレームの前部へ回動自在に連結するとともに、ハンドルのブレーキレバー側とフロントフォーク下部に設けられたフロントブレーキの間に設けたブレーキ操作伝達部材をフロントフォークに沿って上下方向へ配設し、このブレーキ操作伝達部材の中間部をフォークブラケットへ別体のクランプで支持させることは公知である。なお、フロントブレーキが油圧式の場合はブレーキ操作伝達部材はブレーキホースであり、ドラム式の場合はブレーキケーブルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構造によれば、ブレーキ操作伝達部材をフォークブラケットへ支持させるために別体のクランプを必要とするため、部品点数が増大するとともに、車体正面の目につきやすい場所へクランプを設けなければならないので、外観を良好に保つためには極めて高度なデザイン的処理が要求された。そこで、本願発明は部品点数を削減でき、かつ外観を良好にすることが容易なブレーキ操作伝達部材支持構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願発明に係る前輪側接続部材の支持構造は、前輪を支持するフロントフォークを車体フレーム前部へ回動自在に支持するとともに、フロントフォークに沿って上部から下部の前輪まで導かれる前輪側接続部材を設けた自動2輪車において、前記フロントフォークを車体フレーム前部へ取付けるためのフォークブラケットを本体部とカバー部に分割し、このカバー部を本体部へ着脱自在に取付けるとともに、カバー部と本体部の合わせ部にて前記前輪側接続部材を支持し、
前記カバー部は前記本体部の一部を切り欠くように形成された切り欠き状凹部へ取付け時に嵌合して表面が面一状をなして一体化し、
前記カバー部の左右両側のうち切り欠き状凹部の左右コーナー部に対応する部分には切り欠き部が形成され、
前記本体部の前面との間に上下に貫通するガイド空間が形成され、
このガイド空間中に前記前輪側接続部材が通されることを特徴とする。
【0006】
また、前記前輪側接続部材をブレーキホース又はブレーキケーブルからなるブレーキ操作伝達部材とすることができ、さらに、前記前輪側接続部材をカバー部と本体部の間で上下方向移動可能にゆるく支持するか又は不動に固定することもできる。
【0007】
【発明の効果】
本願発明によれば、フォークブラケットの一部をカバー部として本体部から分割し、カバー部を本体部と一体化するとき、両部材の合わせ部にて前輪側接続部材を支持するようにしたので、カバー部と本体部の間へ前輪側接続部材を配してカバー部を本体部へ取付けるだけで、前輪側接続部材をフォークブラケットへ支持できる。したがって、従来必要であった別体クランプを省略できて部品点数を削減できるとともに、外観上カバー部は本体部と一体になってフォークブラケットそのものになるから、外観を良好に維持することが容易になる。
【0008】
また、本体部の一部を切り欠いてカバー部を形成し、カバー部を本体部の切り欠き凹部へ嵌合して取付け一体化するようにすれば、外観部を面一にしてカバー部を本体部特別できないように外観上一体化させることができ、さらに外観性を向上できる。
【0009】
さらに、前輪側接続部材がブレーキ操作伝達部材の場合は、フロントブレーキが油圧式の場合はブレーキホース、ドラム式の場合はブレーキケーブルとすることができ、いずれの形式のフロントブレーキであってもブレーキ操作伝達部材を簡単かつ体裁よく支持できる。そのうえ、ブレーキ操作伝達部材等の前輪側接続部材をカバー部と本体部間でゆるく支持すれば、フロントフォークの伸縮に応じてブレーキ操作伝達部材が上下動することを容易にできる。また、カバー部と本体部の間へ不動に固定して前輪の上下動に伴う前輪側接続部材の動きを制限することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本願発明の一実施例を説明する。まず、本願発明が適用された自動2輪車の全体構造を概説する。図1はこの自動2輪車の左側面図、図2は同右側面図である。これらの図に明らかなように、前輪1を支持するフロントフォーク2は上部をボトムブリッジ3及びトップブリッジ4を介して車体フレーム5の前部6へ支持され、ハンドル7にて回動自在になっていいる。車体フレーム5の前部にはヘッドライト8が取付けられ、その左右両側にフロントウィンカ9が取付けられている。
【0011】
車体フレーム5は、鍛造等で形成された前部6と、これから車体中心に沿って略水平に後方へ延びる1本のメインフレーム10と、前部6から斜め下がりに後方へ延びる1本のダウンフレーム11と、メインフレーム10の後部から後方へ略水平に延出する左右一対のシートレール12と、メインフレーム10の後部から斜め下がりに後方へ延出する左右一対のセンターフレーム13と、このセンターフレーム13の下端とシートレール12の後端を斜めに連結してセンターフレーム13との間に側面視略V字状の空間を形成する左右一対のリヤフレーム14とを備える。これら各フレーム部材はいずれも鉄やアルミ合金等の適宜金属よりなるパイプであり、本実施例側では丸パイプになっている。
【0012】
ダウンフレーム11の下部は空(又は油)冷直列4気筒式4サイクルエンジン15におけるクランクケース16の前部へ連結される。また、クランクケース16の後方上部はセンターフレーム13の中間部から斜め下がり前方へ延出するエンジンハンガ19にてセンターフレーム13と連結され、これにより、車体フレーム5はエンジン15を構成部品の一部とするダイアモンドフレームになっている。
【0013】
また、センターフレーム13及びリヤフレーム14の各下端部はボス状のピボット部20にて相互に連結され、この左右のピボット部20にてピボット軸(図には表れない)によりリヤスイングアーム21の前端を回動自在に軸支するとともに、ピボット軸に支持されている後述するハンガ兼用ブラケット22にてクランクケース16の後方下部が支持される。
【0014】
リヤスイングアーム21の後端部には、後輪23が回転自在に支持され、ドリブンスプロケット24と、クランクケース16の後部に設けられたスプロケットカバー25の内側の収容されているドライブスプロケット(図には見えていない)間に巻き掛けられたチェーン26により駆動される。リヤスイングアーム21の後部とシートレール12の後部間には、リヤクッションユニット27が設けられ、後輪サスペンションを構成している。
【0015】
メインフレーム10の上には燃料タンク28が支持され、その後方に隣接して配置されたシート29がシートレール12上に支持される。その後端29aは一体に斜め上方へ突出するバックレスト部29をなす。なお、シート29は本実施例の場合シングルシートであるが、これをダブルシートに代えることは任意に可能である。
【0016】
バックレスト29aの背面に接して側面視略三角形状をなすテールカウル30が設けられる。テールカウル30は樹脂等の適宜材料からなる部材であり、バックレスト29aに接する前部斜面31側が最も上下幅の広い部分であり、ここから後方へ向かって先細り状に延出し、後端32は鋭角状をなしている。
【0017】
この後端32近傍にテールユニット33が取付けられている。テールユニット33は左右一対の板金状フレーム34の各後端にライセンスプレート35を取付け、さらに板金状フレーム34の側面に左右リヤウインカ36を取付けかつ図には表れないライセンスランプ等を一体化したものである。
【0018】
図中の符号40はブレーキホースであり、左右一対で設けられ、ハンドルレバーのマスターシリンダ(図示省略)と前輪1の左右に一対で設けられたデュアルブレーキのブレーキキャリパ41の間へ接続されている。ブレーキキャリパ41はキャリパブラケット42を介してフロントフォーク2の下部へ支持され、左右一対のブレーキディスク43へ摺接する。
【0019】
符号44はオイルクーラ、45はエアクリーナである。エアクリーナ45は電子噴射ユニット46を介してエンジン15のシリンダヘッド17における吸気口へ接続して電子噴射ユニット46からシリンダヘッド17へ混合気を供給する。符号47はエアクリーナケースのカバーであり、シートレール12、センターフレーム13及びリヤフレーム14で囲まれた略三角形の空間内に配置される。なお、図2に示すように、車体右側におけるこの略三角形の空間内にはバッテリ48及びヒューズボックス49が収容されている。
【0020】
排気はシリンダヘッド17の排気口より排気管50を介して車体後方のマフラー51へ導かれる。排気管50は2本づつ車体の左右へ別れて集合し、さらに車体の左右に配置される一対のマフラー51へそれぞれ接続する。
【0021】
符号52及び53はマフラー51を支持するパイプ状のステーであり、このうち上側のステー52はリヤフレーム14の中間部から後方へ延出し、下側のステー53はハンガ兼用ブラケット22の後端部から後方へ延出し側面視略三角形状をなしている。
【0022】
図1に示す車体の左側に設けられるハンガ兼用ブラケット22は、前方側にチェンジペダル54、中央側にサイドスタンド55がそれぞれ回動自在に支持され、かつサイドスタンド55の後方にステップ56が取付けられている。さらに図2に明らかなようにハンガ兼用ブラケット22の前方下部は前方へ突出してエンジンハンガ57をなし、ここでクランクケース16の下部を支持している。
【0023】
図2に示す車体右側のハンガ兼用ブラケット22は、車体左側のものと同様構造をなすが、こちら側にはチェンジペダル54の代わりにブレーキペダル58が設けられている。
【0024】
次に、ブレーキホース40の支持自在につき説明する。図3は車体要部正面を示す図、図4はその斜視図、図5は図3における5−5線断面図である。図3及び4に示すように、ハンドル7の左右両端には右グリップ60Rと左グリップ60Lが設けられる。右グリップ60Rにはブレーキレバーである右レバー61Rが設けられ、この右レバー61Rを握るとマスターシリンダ62にて油圧を発生し、この油圧をブレーキ操作力としてブレーキホース40からフロントブレーキのブレーキキャリパ41へ伝達し、フロントブレーキを制動動作させるようになっている。
【0025】
ブレーキホース40は左右のブレーキキャリパ41に対応して一対で設けられ、それぞれはヘッドライト8の近傍で左右へ分離して左右のフロントフォーク2へ沿って上下方向へ配され、それぞれの途中をフォークブラケットの一つであるボトムブリッジ3により支持されている。左グリップ60Lにはクラッチレバーである左レバー61Lが設けられ、ここからクラッチケーブルがエンジン15側へ延びている。
【0026】
フロントフォーク2は倒立式であって、上側のアウターチューブ63aと下側のインナーチューブ63bからなり、左右のアウターチューブ63aの中間部をボトムブリッジ3の左右両端に形成されたボス部64に支持されている。なお、左右のフロントフォーク2の上端部はやはりフォークブラケットの一つであるトップブリッジ4にて支持されている。
【0027】
ボトムブリッジ3は図5に明らかなように、本体部65とカバー部66を備え、カバー部66はボルト67により本体部65の前面へ締結一体化される。カバー部66は、本体部65の前面で左右のボス部64の中間部分を切り欠いた状態で形成され、カバー部66はこのとき形成される切り欠き状凹部68内へ嵌合し、外観部となる前面はカバー部66と本体部65の切り欠き状凹部68周囲部とが面一になる。
【0028】
ボス部64は本体部65の左右方向端部へ一体に形成され、ここに上下へ貫通して形成されているフォーク支持穴64aに通されたアウターチューブ63a(簡略表記)を、フォーク支持穴64aへ達するスリット69を横切ってボルト70により締め付けることにより割り締めされる。
【0029】
ボルト70は左右方向外方側かつ車体前方側から車体中央かつ車体後方側へ向かって斜めに締結され、ボルト70の締結するナット部が形成された穴71はスリット69及び切り欠き状凹部68の側壁72へ貫通形成されている。
【0030】
カバー部66の左右両側のうち切り欠き状凹部68の左右コーナー部に対応する部分には切り欠き部73が形成され、本体部65の前面との間にボトムブリッジ3を上下に貫通するガイド空間74が形成され、このガイド空間74中にブレーキホース40が通される。
【0031】
ガイド空間74はブレーキホース40の上下方向移動を許容する程度の大きさに形成され、ブレーキホース40の中間部をルースに支持することができる。
【0032】
符号75はカバー部66の前面に形成された凹部であり、ボルト67の頭部を面一に収容でき、かつカバー部66を前後へ貫通する通し穴76へ通じている。この通し穴76は切り欠き状凹部68に開口するよう本体部65へ前後方向に形成され、かつナット部をなす穴77と一致してボルト67の締結を可能にする。符号78は簡略表記したステムパイプであり、ボトムブリッジ3の回動中心をなす。
【0033】
次に本実施例の作用を説明する。図3〜5に示すように、ブレーキホース40をカバー部66と本体部65間の凹部75内へ通すことにより、ボトムブリッジ3の内部でブレーキホース40を支持できる。しかも、カバー部66は本体部65の切り欠き状凹部68へ嵌合してボルト67により一体化することにより、ボトムブリッジ3を構成する強度部材であるからボトムブリッジ3そのものであり、従来必要であった別体のクランプが不要になった。
【0034】
そのうえ外観側は本体部65の切り欠き状凹部68の周囲部と面一状をなすから、ボトムブリッジ3として外観上何の違和感もないため、良好な外観を容易に維持できかつ部品点数を削減できる。
【0035】
また、図5に明らかなように、穴71をスリット69と切り欠き状凹部68へ貫通させたので、穴71の穿設及びねじ切り時の機械加工における切り屑を切り欠き状凹部68側へ排出できるので、これらの機械加工が容易となる。
【0036】
さらに、ブレーキホース40をボトムブリッジ3の内部へ通すことにより、ブレーキホース40を側面視でフロントフォーク2の内側へ重なるように沿わさせることができ、ブレーキホース40をフロントフォーク2の前方へあまり張り出させないで済むため外観が良好になる。
【0037】
ボトムブリッジ3より下方のブレーキホース40はフロントフォーク2の内側に沿って下方へ延びた後、アウターチューブ63aの下端部より上方位置で下方へ湾曲してからブレーキキャリパ41へ接続する。したがって、走行中に前輪1が上下動することによりフロントフォーク2が伸縮しても、ブレーキホース40の曲げを変化させて対応でき、かつ凹部75内へルースに支持されているため、自由に上下動することによっても対応できる。
【0038】
次に別実施例(第2実施例)を図6により説明する。なお、前実施例(第1実施例)と共通部分は同一符号を用い、かつ重複部分の説明は省略する。図6はボトムブリッジ3を前方向の切断面でカットした模式的断面であり、カバー部66と本体部65の合わせ部のうち、ブレーキホース40を通す部分を斜めのガイド面80,81で構成したものである。
【0039】
各ガイド面80,81は後方へ斜め下がりに形成され、両ガイド面80,81に斜めのガイド空間82を形成する。したがって、このガイド空間82へブレーキホース40の中間部を入れてボルト67にてカバー部66を本体部65へ締結一体化すれば、ブレーキホース40をボトムブリッジ3の下方で斜め後方へ延びるよう曲げて支持でき、ブレーキホース40のガイド面80,81の方向や斜視角度によりブレーキホース40の曲がりを自由に変化させることができ、アウターチューブ63aとインナーチューブ63bとの嵌合部から遠く離す等の調整が自在となる。
【0040】
図7はさらに別の参考例を示す。この例ではボトムブリッジ3の左方向全長にて前後に分割されて本体部65とカバー部66をなしている。したがって、本体部65とカバー部66にはボス部64b、64cが設けられ、それぞれに半円状の凹部が形成されて一つの丸穴状のフォーク支持穴64aをなすようになっている。
【0041】
また、本体部65とカバー部66の各左方向端部には、フランジ90,92が対向して形成され、それぞれに一致する穴91,93が形成されている。穴91は通し穴、穴93はナット部をなし、これらフランジ90,92をスリット94を介して対面させ、前面側よりボルト95で締結する。左右方向の中間部は、第1の実施例と同様にボルト67で締結され、これによりフォーク支持穴64a内にアウターチューブ63aを割り締めする。
【0042】
さらに、フォーク支持穴64aとボルト67の中間部であって本体部65とカバー部66の対向面にそれぞれ半円形等の適宜形状をなす凹部96,97が形成され、これら凹部96,97を向かい合わせることにより、ガイド空間98が形成され、このガイド空間98内にブレーキホース40がルースに通されて支持されている。このようにすると、カバー部66は本体部65と共にアウターチューブ63aを直接締め付け固定する部材として機能することができる。
【0043】
なお、本願発明は上記各実施例に限定されず、種々に変形や応用が可能であり、例えば、ブレーキホース40はカバー部66と本体部65間へルースに支持せず、不動に固定させることができ、この場合には、ブレーキホース40の動きを規制させることができる。またフロントフォーク2は正立型であってもよい。
【0044】
また、ブレーキホース以外でもトップブリッジ4の近傍から前輪1へ延びるケーブルや配線などに対して本願発明を適用することもできる。このようなものとしてスピードメータケーブルや配線などのメータ関連部材がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の適用された自動2輪車の全体左側面図
【図2】同上右側面図
【図3】第1実施例に係る車体要部正面を示す図
【図4】同上部の斜視図
【図5】図3における5−5線断面図
【図6】第2実施例に係るボトムブリッジ要部の模式的断面
【図7】参考例に係るボトムブリッジの断面図
【符号の説明】
1:前輪、2:フロントフォーク、3:ボトムブリッジ、4:トップブリッジ、7:ハンドル、8:ヘッドライト、40:ブレーキホース、41:ブレーキキャリパ、61R:右レバー、62:マスターシリンダ、65:本体部、66:カバー部、68:切り欠き状凹部、74:ガイド空間、83:ガイド空間、98:ガイド空間

Claims (4)

  1. 前輪を支持するフロントフォークを車体フレーム前部へ回動自在に支持するとともに、フロントフォークに沿って上部から下部の前輪まで導かれる前輪側接続部材を設けた自動2輪車において、前記フロントフォーク(2)を車体フレーム前部へ取付けるためのフォークブラケット(3)を本体部(65)とカバー部(66)に分割し、このカバー部(66)を本体部(65)へ着脱自在に取付けるとともに、カバー部(66)と本体部(65)の合わせ部にて前記前輪側接続部材(40)を支持し、
    前記カバー部(66)は前記本体部(65)の一部を切り欠くように形成された切り欠き状凹部(68)へ取付け時に嵌合して表面が面一状をなして一体化し、
    前記カバー部(66)の左右両側のうち切り欠き状凹部(68)の左右コーナー部に対応する部分には切り欠き部(73)が形成され、
    前記本体部(65)の前面との間に上下に貫通するガイド空間(74)が形成され、
    このガイド空間(74)中に前記前輪側接続部材(40)が通されることを特徴とする前輪側接続部材の支持構造。
  2. 前記前輪側接続部材(40)がブレーキホース又はブレーキケーブルからなるブレーキ操作伝達部材であることを特徴とする請求項1に記載した前輪側接続部材の支持構造。
  3. 前記前輪側接続部材(40)がカバー部(66)と本体部(65)の間で上下方向移動可能にゆるく支持されるか又は不動に固定されることを特徴とする請求項1に記載した前輪側接続部材の支持構造。
  4. 前記フロントフォーク(2)は、上側のアウターチューブ(63a)と下側のインナーチューブ(63b)からなり、
    前記フォークブラケット(3)の左右両端には、左右のアウターチューブ(63a)の中間部を支持するボス部(64)が形成されており、
    前記切り欠き状凹部(68)はこの左右のボス部(64)の間に配され、
    前記ボス部(64)には、上下へ貫通するフォーク支持穴(64a)と、このフォーク支持穴(64a)へ達するスリット(69)と、このスリット(69)と前記切り欠き状凹部(68)の側壁(72)へ貫通形成されるとともにナット部が形成された穴(71)と、が設けられ、
    前記フロントフォークのアウターチューブ(63a)が、前記フォーク支持穴(64a)に通されるとともに、ボルト(70)を前記穴(71)に入れて締め付けることにより割り締めされることを特徴とする請求項1に記載した前輪側接続部材の支持構造。
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