JP3433912B2 - 操作レバー調節装置 - Google Patents

操作レバー調節装置

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JP3433912B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧ハンドブレーキ
等における操作レバー調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な自動2輪車においてはハンドル
の左右端部にそれぞれ操作レバーが設けられ、例えば、
右側のハンドルグリップ近傍にブレーキレバーが設けら
れ、左側のハンドルグリップ近傍にクラッチレバーが設
けられている。さらにブレーキやクラッチが油圧式の場
合には、予めハンドルバーに取付けられている油圧マス
ターシリンダに対してこれら操作レバーの回動により油
圧を発生させるようになっている。また、このような操
作レバーの遊びを調節するための調節部材を設けること
も公知である(例えば、実開昭57−122820号、
実開平2−6694号)。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】ところで、前記調節部
材は操作レバーの構造上ハンドルグリップの前方側に位
置することになり、走行中の操作をしにくい配置とな
る。そのうえ、ハンドル前方をフロントカウルで覆う構
造の場合はハンドルとカウリングの間へ走行中に手を入
れにくいのでなおさら調節が難しくなる。そこで本願発
明はこのような問題の解決を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係る操作レバー調節装置は、左右いずれか側
のハンドルグリップ近傍に油圧マスターシリンダを設け
て操作レバーの回動により油圧を発生させるとともに、
この操作レバーの遊びを調節する調節部材を油圧マスタ
ーシリンダの前方に設けた自動2輪車の操作レバー調節
装置において、前記調節部材を操作するための遠隔操作
部材を他側のハンドルグリップ近傍に配置したことを特
徴とする。
【0005】また、前記遠隔操作部材をワイヤ状の操作
伝達部材を介して前記調節部材と連結させるとともに、
この操作伝達部材を左右一対をなすフロントフォークの
前方に左右方向へ横断するよう配設することもできる。
【0006】
【発明の効果】調節部材とこれを操作するための遠隔操
作部材とを左右のハンドルグリップ近傍へ分離配置し、
一方のハンドルグリップ近傍にて遠隔操作部材を操作す
ることにより他方側のハンドルグリップ近傍に設けられ
ている操作レバーの調節部材を調整するようにしたの
で、遠隔操作部材はハンドルグリップ近傍で操作可能に
なる。このため、走行中でも容易に調節操作をすること
が可能になった。そのうえ、操作レバーの遊びに対する
確認と調節の各操作を左右のハンドルグリップ側へ分離
できるので、この点でも走行中の調節操作が容易にな
る。
【0007】また、遠隔操作部材をワイヤ状の操作伝達
部材を介して前記調節部材と連結させれば、遠隔操作を
容易に実現できるとともに、この操作伝達部材を左右一
対をなすフロントフォークの前方に左右方向へ横断する
よう配設することにより、フロントフォーク前方の走行
中に手が届かない空間を配設空間として有効に利用でき
る。したがってハンドルやフロントフォークの上部前方
をカウリング部材で覆う場合には、フロントカウルとハ
ンドル等との間に形成される狭い空間内へ配設すること
が可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図3に基づいて一実施例
を説明する。図1は実施例の適用された自動2輪車の車
体前部における要部正面図、図2は実施例の適用された
自動2輪車の外観側面図、図3はブレーキレバーの平面
視形状を示す。まず、図2においてこの自動2輪車は、
前後方向へ左右対をなして延びるメインフレーム10の
下方にV型エンジンEが支持されている。
【0009】エンジンEの前後の各シリンダ11に形成
された吸入通路(図示せず)には、ダウンドラフト型の
気化器6が取付けられ、その吸気管12は上方へ延びて
気化器6を一体化した気化器ベース6a内に入ってい
る。気化器ベース6aは吸気チャンバ13に下向き形成
された開口部と連通している。
【0010】吸気チャンバ13は本発明の吸気ダクト9
の一例であり、それぞれ前方へ開口する吸気口14,1
5を上下に備え、上方の吸気口14はフロントカウル1
6の前面に形成された開口部17へ接続されている。
【0011】下方の吸気口15は前端の吸入口部分がラ
ジエタ18の上方に位置し、後端部は吸気チャンバ13
の底部へ連通している。吸気チャンバ13の上方には燃
料タンク1が前方下部をメインフレーム10に対してヒ
ンジ19により回動自在に支持されている。燃料タンク
1の後部はメインフレーム10に沿ってその後端部まで
延びている。
【0012】図中の符号20Lはハンドルバーとともに
ハンドルを構成するハンドルグリップのうち左側を示
し、21はブレーキレバー、22はブレーキホース、2
3はフロントフォーク、24は前輪、25はブレーキキ
ャリパ、25aはブレーキディスク、26はリヤスイン
グアーム、27は後輪、28はリヤカウル、29はシー
トである。フロントカウル16は左右のフロントフォー
ク23の各上部及びハンドルの前方を覆っている。
【0013】次に、操作レバーについて説明する。まず
図1に示すように、左右のハンドルグリップ20R、2
0Lの各近傍には操作レバーがそれぞれ設けられ、この
うち右側のハンドルグリップ20R近傍にはブレーキレ
バー21が設けられて前輪24の油圧ハンドブレーキを
操作し、左側端部にはクラッチレバー30が設けられて
油圧クラッチを操作するようになっている。
【0014】図1及び図3に示すように、油圧ハンドブ
レーキはブレーキマスタシリンダ31を備え、そのピス
トンシリンダの軸線C(図3)が右側のハンドルパイプ
32Rの軸線に対して略放射方向となるように車体前方
へ突出して配置され、ボルト33によって取付けられて
いる。このハンドルパイプ32Rは、セパレートタイプ
をなすハンドルバーの車体右側部分に相当する。
【0015】ブレーキマスターシリンダ31は、ブレー
キレバー21により油圧を発生し、ブレーキホースを介
してブレーキキャリパ25を作動させることによりブレ
ーキディスク25aを制動するようになっている。
【0016】ブレーキマスタシリンダ31の先端部に形
成された突出部34にはブレーキレバー21の基部35
が回動自在に取付けられている。基部35は中間に設け
られた連結部36によってレバー21の先端側と分離可
能である。
【0017】ブレーキマスタシリンダ31の前端部には
軸線Cの延長方向へブレーキレバー21の遊びを調節す
るための調節部材である調整軸37が設けられ車体前方
へ突出している。この調整軸37の先端部には通常の場
合は仮想線で示すノブ38が設けられるが本実施例では
その代りに操作伝達部材であるフレキシブルワイヤ39
の一端が取付けられ、他端には遠隔操作部材である遠隔
操作用ノブ40が設けられている。
【0018】ブレーキマスターシリンダ31の側面に設
けられているジョイント部41には、パイプ42を介し
てブレーキ用のリザーブタンク43(図1)が接続さ
れ、さらにエアブリーダ44が隣接して設けられてい
る。またこれらの近傍にブレーキホース22の一端部が
ジョイントしている。
【0019】図1に明らかなように、遠隔操作用ノブ4
0は左右のフロントフォーク23の前方を通って反対側
へ回され、左側のハンドルグリップ20L近傍に配置さ
れ、適宜方法により支持されている。左側のハンドルパ
イプ32Lのハンドルグリップ20L近傍部にはクラッ
チマスタシリンダ45がクラッチレバー30の取付部4
6に設けられ、クラッチレバー30の操作により発生す
る油圧で図示しないホースを介して油圧クラッチを操作
するようになっている。
【0020】図1中の符号47はトップブリッジ、48
はボトムブリッジ、49はヘッドパイプである。
【0021】次に、本実施例の作用を説明する。図1に
明らかなように、調整軸37を遠隔操作用ノブ40によ
りフレキシブルワイヤ39を介して遠隔操作するととも
に、左側のハンドルグリップ20Lの近傍で操作できる
ようにしたので、走行中におけるブレーキレバー21の
遊び量に対する調節操作が可能かつ容易になり、寸秒を
惜しむ場合に極めて有効かつ便利なものになる。
【0022】すなわちブレーキマスタシリンダ31に当
初から装備されている調整軸37を従来のようにその先
端に設けられた調整ノブ38で行うとすれば、調節ノブ
38がハンドルパイプ32の前方へ突出してフロントカ
ウル16(図2参照)近傍に位置するため走行中の操作
が困難になってしまうところ、このようなおそれがなく
なるためである。しかもブレーキレバー21の遊びに対
する確認と調節の各操作を左右のハンドルグリップ20
R,20L側へ分離できるので、この点でも走行中の調
節操作が容易になる。
【0023】そのうえ、操作伝達用にフレキシブルワイ
ヤ56を用いたので、フロントカウル16とハンドルパ
イプ32や左右のフロントフォーク23等に挟まれた狭
く、かつ走行中には手の届かない空間内へフレキシブル
ワイヤ56を自在に曲げながら配設できるため、フレキ
シブルワイヤ56をスペース効率よくかつ容易に配設で
きるとともに、遠隔操作用ノブ40を左側のハンドルグ
リップ20L近傍の任意な場所へ配設できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を適用した車体前部における要部正面図
【図2】実施例に係る自動2輪車の側面図
【図3】ブレーキレバーの調節構造を示す図
【符号の説明】
20R:右側のハンドルグリップ、20L:左側のハン
ドルグリップ、21:ブレーキレバー、22:ブレーキ
ホース、30:クラッチレバー、31:ブレーキマスタ
ーシリンダ、32R:右側のハンドルパイプ、32L:
左側のハンドルパイプ、37:調整軸、39:フレキシ
ブルワイヤ、40:遠隔操作用ノブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のハンドルグリップのいずれか側近
    傍に油圧マスターシリンダを設けて操作レバーの回動に
    より油圧を発生させるとともに、この操作レバーの遊び
    を調節する調節部材を前記油圧マスターシリンダの前方
    に設けた自動2輪車の操作レバー調節装置において、前
    記調節部材を操作するための遠隔操作部材を他側のハン
    ドルグリップ近傍に配置したことを特徴とする操作レバ
    ー調節装置。
  2. 【請求項2】 前記遠隔操作部材はワイヤ状の操作伝達
    部材を介して前記調節部材と連結されるとともに、この
    操作伝達部材を左右一対をなすフロントフォークの前方
    に左右方向へ横断するよう配設したことを特徴とする請
    求項1に記載した操作レバー調節装置。
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ITMI20052240A1 (it) * 2005-11-23 2007-05-24 Freni Brembo Spa Dispositivo a leva per l'azionamento di un attuatore idraulico
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