JPH05270473A - 自動二輪車のブレーキ配管装置 - Google Patents

自動二輪車のブレーキ配管装置

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JPH05270473A
JPH05270473A JP4074127A JP7412792A JPH05270473A JP H05270473 A JPH05270473 A JP H05270473A JP 4074127 A JP4074127 A JP 4074127A JP 7412792 A JP7412792 A JP 7412792A JP H05270473 A JPH05270473 A JP H05270473A
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JP
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brake
swing arm
brake hose
motorcycle
hose
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Keiji Iwase
啓二 岩瀬
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リヤブレーキ装置のブレーキホースを、チェー
ンアジャスタの動きに拘らずに短かくできると同時に、
スイングアーム自由端部におけるブレーキホースの着脱
性を良くする。 【構成】リヤアクスルシャフト5が後方へ抜脱可能に構
成されスイングアーム4を有し、リヤブレーキ装置のブ
レーキホース19が上記スイングアーム4沿いに配設さ
れた自動二輪車において、スイングアーム4の自由端に
設けられるチェーンアジャスタサポート29の取付ネジ
31に上記ブレーキホース19の支持部材39を共締め
し、この支持部材39とチェーンアジャスタ33との間
にブレーキホース19を挟み込ませて支持したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車のブレーキ
配管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のリヤブレーキ装置に接続さ
れるブレーキホースは、後輪を支持するスイングアーム
に沿って配設される。スイングアームの中間部には上記
ブレーキホースを挟持するクランプが数ヵ所に亘って設
けられ、図5に示すようにスイングアームAの自由端部
においてはチェーンアジャスタBの側面にスポット溶接
等で固定したクランブCにブレーキホースDを挟み込む
といった構成がよく用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の場合、チェーンアジャスタBを後方にスライドさせ
てチェーンテンションを調整する際、チェーンアジャス
タBとともにクランプCも後方に移動するため、ブレー
キホースDの長さが足りなくなる懸念がある。このた
め、ブレーキホースDをクランプCの手前でたるませる
必要が生じるが、このようにするとブレーキホースDが
障害物に引っ掛かって損傷するおそれがあるとともに、
ブレーキホースDの長さが長くなるためコストアップに
つながってしまう。また、ブレーキホースDをクランプ
Cに着脱させるにはクランプCを強く引き開かなければ
ならず、作業が行ないにくかった。
【0004】本発明は、このような不都合を解決するた
めになされたもので、リヤブレーキ装置のブレーキホー
スを、チェーンアジャスタの動きに拘らずに短かくでき
ると同時に、スイングアーム自由端部におけるブレーキ
ホースの着脱性を良くすることのできる自動二輪車のブ
レーキ配管装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る自動二輪車のブレーキ配管装置は、リヤア
クスルシャフトが後方へ抜脱可能に構成されスイングア
ームを有し、リヤブレーキ装置のブレーキホースが上記
スイングアーム沿いに配設された自動二輪車において、
スイングアーム自由端に設けられるチェーンアジャスタ
サポートの取付ネジに上記ブレーキホースの支持部材を
共締めし、この支持部材とチェーンアジャスタとの間に
ブレーキホースを挟み込ませて支持したことを特徴とす
るものである。
【0006】
【作用】このように構成することにより、チェーンアジ
ャスタがスライドしてもブレーキホースの支持位置は変
らない。また、チェーンアジャスタサポートの取付ネジ
を緩めるだけでブレーキホースを容易に着脱させること
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0008】図1は、本発明が適用された自動二輪車の
一例を示す右側面図である。この自動二輪車1は、車体
フレーム2のほぼ中央部に架設されたピボット軸3に、
後方へ延びるスイングアーム4が上下揺動自在に枢着さ
れ、スイングアーム4の自由端部に架設されたリヤアク
スルシャフト5に後輪6が軸支されている。スイングア
ーム4の自由端部と車体フレーム2との間にはショック
アブソーバ7が連結され、後輪6の上下動が緩衝、復元
される。
【0009】後輪6の回転を制動するリヤブレーキ装置
8は、例えばディスクブレーキ式で、後輪6に回転一体
に固定されたディスクロータ9と、スイングアーム4に
固定されて上記ディスクロータ9を挟み込むブレーキキ
ャリパ10とから構成されている。
【0010】図2は、自動二輪車1のリヤブレーキ系統
を示している。上記ブレーキキャリパ10はキャリパブ
ラケット12にボルト締めされており、キャリパブラケ
ット12は前記リヤアクスルシャフト5によってスイン
グアーム4の自由端部に固定されている。スイングアー
ム4の上面に設けられたトルクリンクブラケット13と
ブレーキキャリパ10との間にはトルクリンク14が架
設され、制動時においてブレーキキャリパ10が動くこ
とを防止している。
【0011】車体フレーム2には、ブレーキペダル15
が水平支軸16廻りに回動自在に枢着され、その上方に
マスタシリンダ17が設置されている。ブレーキペダル
15の作用点はリンク18を介してマスタシリンダ17
に連結され、マスタシリンダ17より延出するブレーキ
ホース19はスイングアーム4沿いに後方へ延びてブレ
ーキキャリパ10に接続される。ブレーキペダル15が
踏み下げられると、マスタシリンダ17内の油圧がブレ
ーキキャリパ10に伝わってブレーキキャリパ10が作
動し、後輪6が制動される。なお、マスタシリンダ17
の近傍には、マスタシリンダ17内のブレーキオイルを
補充するリザーバタンク20が設置されている。
【0012】スイングアーム4の上面には前記トルクリ
ンクブラケット13およびショックアブソーバブラケッ
ト22が設けられているため、ブレーキホース19はス
イングアーム4の下面に沿って配設され、スイングアー
ム4の下面に設けられたクランプ23,24,25,2
6および本発明に係るブレーキ配管装置27に支持され
てブレーキキャリパ10につながっている。
【0013】図3(a),(b)は本発明の一実施例を
示す図で、(a)はスイングアーム4の自由端部の組立
斜視図、(b)は分解斜視図である。
【0014】スイングアーム4の自由端部には、リヤア
クスルシャフト5を挿通するアクスル支持孔28が形成
されている。このアクスル支持孔28は前後に長く、後
方に向って開放された形状であるため、リヤアクスルシ
ャフト5を後輪とともに前後にスライドさせてチェーン
のテンションを調整したり、リヤアクスルシャフト5を
後方に抜脱させることができる。アクスル支持孔28の
開放部に挟み込まれるブロック状のチェーンアジャスタ
サポート29は、鉛直方向に貫通する取付ネジ31とナ
ット32との締結によってスイングアーム4に堅固に固
定され、スイングアーム4自由端部の剛性を高める働き
をする。
【0015】リヤアクスルシャフト5の位置を微調整す
るチェーンアジャスタ33は、例えば板金材料がコの字
形に折り曲げられ、前部にアクスル挿通孔34,34が
穿設され、後部には図4に示すようにナット35が固着
されて調整ネジ36が螺合されたものである。このチェ
ーンアジャスタ33は、前記アクスル支持孔28を左右
から挟むようにスイングアーム4の自由端部に嵌め込ま
れ、上記アクスル挿通孔34,34にリヤアクスルシャ
フト5が挿通される。
【0016】リヤアクスルシャフト5を緩めて上記調整
ネジ36を嵌め込むと、調整ネジ36の先端部がチェー
ンアジャスタサポート29背面のリセス37に押し付け
られ、この反作用によってチェーンアジャスタ33が後
方に下がり、リヤアクスルシャフト5が後方へ引かれて
チェーンテンションの調整がなされる。チェーンテンシ
ョン調整後は、リヤアクスルシャフト5を締め付けて後
輪の軸支位置を固定する。なお、38は調整ネジ36の
ロックナットである。
【0017】スイングアーム4の自由端部上面には、本
発明に係るブレーキ配管装置27の主要部となる支持部
材39が前記取付ネジ31によって共締めされている。
この支持部材39は、例えば板金材料をプレス加工して
形成されたもので、スイングアーム4の自由端部上面に
嵌まり込む嵌合部40と、嵌合部40から前記チェーン
アジャスタ33の右側面に垂下するアーム41と、アー
ム41の先端部に形成されたU字形のホースクランプ4
2とを有しており、嵌合部40には取付ネジ挿通孔43
が穿設されている。
【0018】上記ホースクランプ42は、図4に示すよ
うにチェーンアジャスタ33の右側面との間に隙間44
をあけて対面するようになっており、ホースクランプ4
2とチェーンアジャスタ33との間にブレーキホース1
9が縦方向に挟み込まれて支持される。なお、45はブ
レーキホース19を安定的に支持させる弾性スリーブで
ある。
【0019】以上のように構成されたブレーキ配管装置
27は、チェーンテンション調整のためにチェーンアジ
ャスタ33が前後にスライドしてもブレーキホース19
の支持位置が変わらないため、ブレーキホース19をホ
ースクランプ42の手前でたるませる必要がない。この
ためブレーキホース19の長さを最少限に抑えることが
でき、コストダウンとなるとともに、ブレーキホース1
9が障害物に引っ掛かって損傷するおそれがなくなる。
【0020】取付ネジ31を緩めると、支持部材39の
取付ネジ挿通孔43と取付ネジ31との間のガタによっ
て支持部材39のアーム41を外方に引き放すことがで
きるため、ブレーキホース19を容易に着脱することが
できる。
【0021】なお、本実施例ではブレーキキャリパ10
がスイングアーム4の上側に設置され、ブレーキホース
19がスイングアーム4の下面に沿って配設された場合
について述べたが、逆にブレーキキャリパ10がスイン
グアーム4の下側に設置され、ブレーキホース19がス
イングアーム4の上面に配設された場合にも本発明を適
用することができる。また、支持部材39のホースクラ
ンプ42をチェーンアジャスタ33の左側面に対面させ
る構成としてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のブレーキ配管装置は、リヤアクスルシャフトが
後方へ抜脱可能に構成されスイングアームを有し、リヤ
ブレーキ装置のブレーキホースが上記スイングアーム沿
いに配設された自動二輪車において、スイングアーム自
由端に設けられるチェーンアジャスタサポートの取付ネ
ジに上記ブレーキホースの支持部材を共締めし、この支
持部材とチェーンアジャスタとの間にブレーキホースを
挟み込ませて支持したことを特徴とするものである。
【0023】したがって、ブレーキホースの支持位置は
チェーンアジャスタのスライドに関係なく常に同位置に
保たれるため、ブレーキホースの長さを必要最少限とす
ることができ、ブレーキホースが障害物に引っ掛かって
損傷するおそれがなくなるとともに、コストダウンとな
る。
【0024】また、ブレーキホースの着脱は取付ネジを
緩めて支持部材をチェーンアジャスタから引き放せば容
易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動二輪車の一例を示す右
側面図。
【図2】自動二輪車のリヤブレーキ系統を示す右側面
図。
【図3】本発明の一実施例を示すもので、(a)はスイ
ングアーム自由端部の組立斜視図、(b)は分解斜視
図。
【図4】ブレーキ配管装置の平面図。
【図5】従来の技術を示す斜視図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 4 スイングアーム 5 リヤアクスルシャフト 8 リヤブレーキ装置 19 ブレーキホース 27 ブレーキ配管装置 29 チェーンアジャスタサポート 31 取付ネジ 32 ナット 33 チェーンアジャスタ 39 支持部材 42 ホースクランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤアクスルシャフトが後方へ抜脱可能
    に構成されスイングアームを有し、リヤブレーキ装置の
    ブレーキホースが上記スイングアーム沿いに配設された
    自動二輪車において、スイングアーム自由端に設けられ
    るチェーンアジャスタサポートの取付ネジに上記ブレー
    キホースの支持部材を共締めし、この支持部材とチェー
    ンアジャスタとの間にブレーキホースを挟み込ませて支
    持したことを特徴とする自動二輪車のブレーキ配管装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007076554A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Kawasaki Heavy Ind Ltd 自動二輪車のブレーキ配管構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007076554A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Kawasaki Heavy Ind Ltd 自動二輪車のブレーキ配管構造
JP4727358B2 (ja) * 2005-09-15 2011-07-20 川崎重工業株式会社 自動二輪車のブレーキ配管構造

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