JP2001317081A - 旋回式建設機械 - Google Patents

旋回式建設機械

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JP2001317081A
JP2001317081A JP2000137035A JP2000137035A JP2001317081A JP 2001317081 A JP2001317081 A JP 2001317081A JP 2000137035 A JP2000137035 A JP 2000137035A JP 2000137035 A JP2000137035 A JP 2000137035A JP 2001317081 A JP2001317081 A JP 2001317081A
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JP
Japan
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control valve
hydraulic
frame
revolving
turning
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Application number
JP2000137035A
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English (en)
Inventor
Nozomi Tanaka
望 田中
Takayoshi Murahashi
高嘉 村橋
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業時の振動や組立時の位置ずれにより金属
配管に亀裂が生じるのを防止し、コントロールバルブの
配置に関する自由度、組立作業性を向上する。 【解決手段】 コントロールバルブ31を旋回フレーム
4の前部右側に配置し、このコントロールバルブ31と
エンジン24の油圧ポンプとは油圧配管33,34によ
って接続されている。ここで、油圧配管33,34は、
コントロールバルブ31近傍で金属配管33A,34A
となり、その基端側がコントロールバルブ31に固定的
に取付けられ、先端側が旋回フレーム4にゴム製クラン
プ35によって弾性的に固定されている。従って、コン
トロールバルブ31が大きく振動するようなときでも、
ゴム製クランプ35によって振動による荷重を吸収する
ことができる。これにより、金属配管33A,34Aの
損傷を防止しつつ、コントロールバルブ31等を自由に
配置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば土砂の掘削
作業を行なうのに好適に用いられる油圧ショベル等の旋
回式建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の旋回式建設機
械は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載
された上部旋回体と、該上部旋回体の前部に俯仰動可能
に設けられた作業装置とによって構成されている。
【0003】そして、上部旋回体は、作業装置が前部中
央に取付けられる旋回フレームと、該旋回フレームの前
部左側に設けられたキャブと、前記作業装置の後側に位
置して旋回フレームに搭載されたエンジンと、該エンジ
ンに設けられた油圧ポンプと、前記エンジンの後側に位
置して旋回フレームの後端部に取付けられたカウンタウ
ェイトと、前記旋回フレームに搭載され、複数の制御弁
等を連ねてなるコントロールバルブと、該コントロール
バルブと油圧ポンプとを接続する油圧配管とによって大
略構成されている。
【0004】ここで、油圧ショベルには、市街地のよう
な狭い作業現場で旋回しながら作業を行なうことができ
るように、上部旋回体の旋回中心から後端部(カウンタ
ウェイト)までの長さ寸法を短くし、上部旋回体を小型
化して旋回半径を小さくした所謂小旋回型の油圧ショベ
ルとして構成されたものがある。
【0005】この小旋回型の油圧ショベルは、上部旋回
体の旋回中心から後端部までの長さ寸法を短くする手段
として、例えばエンジンを左右方向に延在する横置状態
に配設している。また、旋回中心から後端部までの長さ
寸法を短くしたことにより、上部旋回体の後部側のスペ
ースが小さくなるため、コントロールバルブの設置場所
は、旋回フレームの後部側から前部右側に移動されてい
る。
【0006】ここで、コントロールバルブは、油圧ポン
プ、下部走行体の走行用油圧モータ、旋回装置の旋回用
油圧モータ、作業装置のアクチュエータ等に油圧配管を
介してそれぞれ接続されている。そして、コントロール
バルブは、油圧ポンプから供給される圧油を、キャブ内
の操作レバー等の操作に応じて下部走行体、作業装置等
に分岐して供給することにより、これらを作動するもの
である。
【0007】また、油圧配管には、可撓性を有するホー
ス配管と、剛性を有する金属配管とがある。ホース配管
は、任意の方向に自由に曲げることができるものの、急
激な曲げには対応することができず、ホースの径寸法が
大きくなるほど、ホース配管の最小曲げ半径は大きくな
る。これに対し、金属配管は、予め接続のための加工が
必要になるが、ホース配管よりも小さな曲げ半径を得る
ことができ、しかも、エルボと呼ばれるL字状の継手等
を使用することにより直角に曲げることも可能である。
【0008】そして、油圧ポンプとコントロールバルブ
との間は、各油圧モータ、アクチュエータに供給する圧
油をまとめて流通する必要があるから、圧油の流量が非
常に多くなる。このため、ホース配管を用いた場合に
は、その径寸法が大きくなってしまう。従って、コント
ロールバルブの近傍でホース配管を用いた場合には、大
径なホース配管の最小曲げ寸法が大き過ぎるために、小
さなスペースでは該コントロールバルブに接続すること
ができない。このことから、油圧配管のうち、コントロ
ールバルブから旋回フレームに到達する部分には、金属
配管が使用されている。
【0009】また、油圧配管は、長さ方向の複数箇所で
クランプによって旋回フレームに支持している。このク
ランプは、旋回フレームのブラケットに対面して配設さ
れた金属板からなる押え板と、該押え板を前記ブラケッ
トに固定するボルトとによって構成されている。そし
て、クランプは、油圧配管をブラケットと押え板との間
に配置し、ボルトによって押え板をブラケットに固定す
ることにより、油圧配管を挟んで旋回フレームに固定的
に支持している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるものでは、油圧配管を構成する金属配管
は、一方がコントロールバルブに継手を介して接続さ
れ、他方が金属製のクランプを用いて旋回フレームに固
定的に支持されている。このため、作業装置を動作した
ときの衝撃等によって旋回フレームが振動し、該旋回フ
レーム上でコントロールバルブが振動した場合、両端側
が固定された金属配管には、この振動による荷重が作用
してしまい、亀裂等が発生する虞れがある。
【0011】しかも、小旋回型の油圧ショベルのよう
に、コントロールバルブを、旋回中心から離れて、旋回
フレームの前部右側に配置した場合、この位置は、旋回
フレームの後部側のように、重量物であるエンジン、カ
ウンタウェイト等が搭載されている場所に比較して剛性
が小さいから、作業時等に振動を生じ易い。従って、こ
の種の油圧ショベルでは、金属配管を旋回中心から離れ
た位置い配置した場合、振動によって金属配管に亀裂が
発生する可能性がある。
【0012】また、金属配管は、予め所定の形状に曲げ
加工を施した状態で、コントロールバルブに接続される
ものであるから、部品公差、組立公差の大きさによって
は組立作業が困難になるという問題がある。しかも、こ
のような金属配管を無理に組付けると、該金属配管に無
理な負荷が加わってしまうという問題がある。
【0013】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、作業時の振動や組立時
の位置ずれによって金属配管に亀裂等が生じるのを防止
し、コントロールバルブの配置に関する自由度、組立作
業性を向上することができるようにした旋回式建設機械
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による旋
回式建設機械は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回
可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動
可能に設けられた作業装置とからなる。
【0015】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、上部旋回体
は、作業装置が前部中央に取付けられる旋回フレーム
と、該旋回フレームの前側に位置して作業装置の左,右
方向の一側に設けられたキャブと、作業装置の後側に位
置して旋回フレームに搭載されたエンジンと、該エンジ
ンに取付けられた油圧ポンプと、前記旋回フレームの前
側に位置して作業装置の左,右方向の他側に設けられた
台座と、該台座上に設けられたコントロールバルブと、
該コントロールバルブと前記油圧ポンプとを接続し、前
記コントロールバルブから台座の外周を経由して旋回フ
レームに到達する部分を金属配管を用いて形成した油圧
配管と、該油圧配管のうち金属配管を前記旋回フレーム
に弾性的に支持する弾性体製クランプとにより構成した
ことにある。
【0016】このように構成したことにより、旋回フレ
ーム上でコントロールバルブに振動(揺れ)を生じた場
合でも、該コントロールバルブに接続された金属配管
は、弾性体製クランプによって旋回フレームに弾性的に
支持されているから、該弾性体製クランプは、このとき
の振動によって金属配管に作用する荷重を吸収すること
ができる。
【0017】請求項2の発明によると、弾性体製クラン
プは、金属配管に弾性的に当接する弾性部材と、旋回フ
レームとの間に該弾性部材を介して金属配管を挟んで押
える押え板と、該押え板を旋回フレームに固定するねじ
部材とによって構成したことにある。
【0018】このように構成したことにより、金属配管
に弾性部材を当接させ、押え板によって該金属配管と弾
性部材とを旋回フレームとの間に挟んで押え、該押え板
をねじ部材によって旋回フレームに固定することによ
り、金属配管を旋回フレームに支持することができる。
そして、金属配管が振動したときには、金属配管に当接
している弾性部材が弾性変形し、この振動を吸収する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
旋回式建設機械として小旋回型の油圧ショベルを例に挙
げ、図1ないし図6に従って詳細に説明する。
【0020】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該
上部旋回体2の前部には作業装置3が俯仰動可能に設け
られている。
【0021】4は上部旋回体2のベースをなす旋回フレ
ームで、該旋回フレーム4は、図3、図4に示す如く、
厚肉な鋼板等からなる底板5と、該底板5上に前,後方
向に伸長して立設された左,右の縦板6,7と、左側の
縦板6から左方に張出した張出しビーム8A,8B,8
Cと、右側の縦板7から右方に張出した張出しビーム9
A,9B,9Cと、前記各張出しビーム8A,8B,8
Cの先端部に前,後方向に伸長して設けられた左側のサ
イドフレーム10と、前記各張出しビーム9A,9B,
9Cの先端部に前,後方向に伸長して設けられた右側の
サイドフレーム11とを含んで構成され、前記各縦板
6,7には作業装置3が取付けられる。また、右側のサ
イドフレーム11には、後述の油圧配管33,34を通
すための通し穴(図示せず)がそれぞれ形成されてい
る。
【0022】そして、左側のサイドフレーム10の前部
側には、後述のキャブ19を支持する左側の支持ビーム
12が設けられている。また、右側のサイドフレーム1
1の前部側には右側の支持ビーム13が設けられ、該支
持ビーム13、サイドフレーム11、張出しビーム9A
によって囲まれた位置には、後述のコントロールバルブ
31が搭載される機器取付板14が設けられている。
【0023】さらに、右側のサイドフレーム11には、
前側の張出しビーム9Aの後側近傍、中間の張出しビー
ム9Bの前側近傍、中間の張出しビーム9Bと後側の張
出しビーム9Cとの中間位置の3箇所に、その内側面か
ら内向きに伸びるブラケット15,16,17が設けら
れている。また、後側の張出しビーム9Cには、前記各
ブラケット15,16,17に連続するようにブラケッ
ト18が後方に伸びて設けられている。
【0024】ここで、最前部に位置するブラケット15
は、図5、図6に示す如く、断面L字状のアングル材に
よって形成され、ほぼ水平方向に伸びた横板15Aには
後述のボルト40が挿通するボルト挿通孔15Bが穿設
されている。また、他のブラケット16,17,18に
も同様にボルト挿通孔(図示せず)が穿設されている。
【0025】一方、19は左側の縦板6の左側に位置し
て旋回フレーム4上に設けられたキャブ(図1、図2参
照)で、該キャブ19内には、運転席、操作レバー等が
配設されている。また、20は旋回フレーム4の後端部
に取付けられたカウンタウェイト、21は該カウンタウ
ェイト20から前側に伸び、後述のエンジン24、作動
油タンク28、燃料タンク29、コントロールバルブ3
1等を覆った建屋カバーを示している。22は上部旋回
体2の旋回中心をなすセンタジョイント、23は該セン
タジョイント22を旋回中心として下部走行体1に対し
上部旋回体を旋回駆動する旋回用油圧モータで、該旋回
用油圧モータ23は、図示しない旋回輪等と共に旋回装
置を構成している。
【0026】24はカウンタウェイト20の前側に位置
して旋回フレーム4の後部側に搭載されたエンジンで、
該エンジン24は、センタジョイント22(旋回中心)
からカウンタウェイト20後端までの距離を短くして上
部旋回体2を小型化し、その旋回半径を小さくするため
に、左,右方向に延在する横置状態に搭載されている。
また、エンジン24の左側にはラジエータ25、オイル
クーラ26等が配設され、エンジン24の右側には後述
の油圧ポンプ27が取付けられている。
【0027】27,27はエンジン24に取付けられた
2台の油圧ポンプで、該各油圧ポンプ27は、図4に示
すように、作動油タンク28とコントロールバルブ31
とに接続されている。そして、油圧ポンプ27は、エン
ジン24によって駆動されることにより、作動油タンク
28から供給された作動油を加圧して圧油とし、この圧
油をコントロールバルブ31に供給するものである。
【0028】28は油圧ポンプ27の前側に位置して旋
回フレーム4に搭載された作動油タンクで、該作動油タ
ンク28は、先端側が分岐した供給配管28Aを介して
各油圧ポンプ27に接続されている。
【0029】29は作動油タンク28の前側に隣接して
旋回フレーム4上に配設された燃料タンクで、該燃料タ
ンク29内には、エンジン24に供給するための燃料が
貯留されている。
【0030】30は旋回フレーム4の前部右側に位置し
て機器取付板14上に取付けられた台座で、該台座30
には、後述のコントロールバルブ31が搭載されてい
る。ここで、台座30は、コントロールバルブ31に油
圧ホース32を接続するときに、該油圧ホース32の最
小曲げ半径を確保するためのスペースを旋回フレーム4
とコントロールバルブ31との間に形成するものであ
る。
【0031】31は旋回フレーム4の前部右側に位置し
て台座30上に搭載されたコントロールバルブで、該コ
ントロールバルブ31は、多数個の制御弁、パイロット
弁等の集合体として構成され、これら制御弁等は水平方
向に列設された横置状態となっている。そして、コント
ロールバルブ31は、油圧ポンプ27から吐出される圧
油を、操作レバー等の操作に応じて下部走行体1の走行
用油圧モータ、旋回装置の旋回用油圧モータ23、作業
装置3の各アクチュエータ等に供給し、これらを作動す
るものである。
【0032】32,32,…はコントロールバルブ31
に接続された複数本のアクチュエータ側油圧ホースで、
該各アクチュエータ側油圧ホース32の基端側は、緩や
かに曲げられた状態でコントロールバルブ31に接続さ
れている。また、各油圧ホース32の先端側は、センタ
ジョイント22、旋回用油圧モータ23、作業装置3の
各アクチュエータ等に接続されている。
【0033】33,34は油圧ポンプ27,27とコン
トロールバルブ31とに継手を介して固定的に接続され
た2本のポンプ側の油圧配管で、該各油圧配管33,3
4は、コントロールバルブ31から台座30の外周を経
由して旋回フレーム4に到達する部分が剛性を有する金
属配管33A,34Aとなり、該金属配管33A,34
Aの先端と油圧ポンプ27,27との間の部分が可撓性
を有するホース配管33B,34Bとなっている。
【0034】ここで、左,右方向の外側に位置する油圧
配管33の金属配管33Aは、コントロールバルブ31
の右側から後方に伸びた後に下向きに屈曲し、機器取付
板14の近傍で後向きに屈曲している。一方、内側に位
置する油圧配管34の金属配管34Aは、コントロール
バルブ31の左側から後方に伸びつつ下向きに屈曲し、
機器取付板14の近傍で右向きに屈曲した後に外側の金
属配管33Aの近傍で後向きに屈曲して該金属配管33
Aとほぼ平行に伸びている。そして、金属配管33A,
34Aの後端部は、張出しビーム9Aの通し穴を通って
最前部のブラケット15を越えた位置まで伸び、この位
置でホース配管33B,34Bに接続されている。ま
た、各金属配管33A,34Aは、コントロールバルブ
31に組付ける前に、予め上述した形状にそれぞれ曲げ
加工されている。
【0035】35,35,…は旋回フレーム4のブラケ
ット15〜18に設けられ、弾性体製クランプをなす4
個のゴム製クランプで、該各ゴム製クランプ35のう
ち、最前部のブラケット15に設けられたゴム製クラン
プ35は、図5、図6に示す如く、後述の上側ゴムブロ
ック36、下側ゴムブロック37、押え板39、ボルト
40等によって大略構成されている。
【0036】36はブラケット15の横板15A下面側
に設けられた上側ゴムブロックで、該上側ゴムブロック
36は、弾性を有するゴム材料によって左,右方向に伸
びる直方体状に形成されている。また、上側ゴムブロッ
ク36の下面側には、左,右方向に離間して配管支持溝
36A,36Aが半円弧状に凹設されている。また、上
側ゴムブロック36の中央部分には、スリーブ挿着穴3
6Bが上,下方向に形成されている。
【0037】37は上側ゴムブロック36の下側に設け
られた下側ゴムブロックで、該下側ゴムブロック37
は、上側ゴムブロック36と同様に、弾性を有するゴム
材料によって左,右方向に伸びる直方体状に形成されて
いる。また、下側ゴムブロック37の上面側には、配管
支持溝36A,36Aに対応する位置に配管支持溝37
A,37Aが凹設されている。また、下側ゴムブロック
37の中央部分には、スリーブ挿着穴37Bが上,下方
向に形成されている。
【0038】ここで、上側ゴムブロック36と下側ゴム
ブロック37は、弾性部材を構成するもので、その配管
支持溝36A,37Aに金属配管33A,34Aを支持
することにより、金属配管33A,34Aの振動に応じ
て弾性変形し、このときの振動、即ち金属配管33A,
34Aに作用する荷重を吸収するものである。
【0039】38は上側ゴムブロック36のスリーブ挿
着穴36Bと下側ゴムブロック37のスリーブ挿着穴3
7Bに亘って挿嵌された円筒状のスリーブで、該スリー
ブ38は後述する押え板39をボルト40によって固定
するときに、各ゴムブロック36,37が過剰につぶれ
るのを防止するものである。
【0040】39は下側ゴムブロック37を下側から覆
うように設けられた押え板で、該押え板39は、金属板
等をほぼコ字状に折り曲げることによって形成されてい
る。また、押え板39の中央部分にはボルト挿通孔39
Aが形成されている。
【0041】40は押え板39をブラケット15に固定
するねじ部材としてのボルトで、該ボルト40は、押え
板39のボルト挿通孔39A、スリーブ38、ブラケッ
ト15のボルト挿通孔15Bに下側から挿通され、その
先端にナット41が螺着されることにより、これらをブ
ラケット15に固定している。
【0042】なお、ブラケット15に取付けられたゴム
製クランプ35以外に、ブラケット16,17,18に
取付けられた他のゴム製クランプ35があるが、これら
のクランプ35についても、ブラケット15に取付けら
れたゴム製クランプ35と同様のクランプが取付けられ
ている。
【0043】ゴム製クランプ35はこのように構成され
るもので、上側ゴムブロック36と下側ゴムブロック3
7との間に油圧配管33,34を挟み、該上側ゴムブロ
ック36と下側ゴムブロック37とを押え板39、ボル
ト40等によってブラケット15側に固定することによ
り、該油圧配管33,34を旋回フレーム4に支持する
ものである。
【0044】また、金属配管33A,34Aを支持して
いるゴム製クランプ35は、ゴム材料からなる上側ゴム
ブロック36と下側ゴムブロック37によって金属配管
33A,34Aを挟持することにより、金属配管33
A,34Aの振動に応じて各ゴムブロック36,37を
弾性変形させ、金属配管33A,34Aに作用する荷重
を吸収する。
【0045】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次に、その動作について説明
する。
【0046】まず、エンジン24を駆動すると、該エン
ジン24に取付けられた油圧ポンプ27から圧油が吐出
され、この圧油はポンプ側油圧配管33,34を介して
コントロールバルブ31に供給される。そして、コント
ロールバルブ31は、キャブ19内の操作レバー等の操
作に応じ、油圧ポンプ27から供給された圧油を、各ア
クチュエータ側油圧ホース32を介して下部走行体1の
走行用油圧モータに供給し、該下部走行体1を走行させ
たり、作業装置3のアクチュエータに供給し、作業装置
3を動作して掘削作業等を行なったり、また、旋回装置
の旋回用油圧モータ23に供給し、上部旋回体2を旋回
させたりする。
【0047】ここで、本実施の形態では、上部旋回体2
の旋回半径を小さくするために、エンジン24を横置状
態に搭載し、旋回中心(センタジョイント22)からカ
ウンタウェイト20までの長さ寸法を短くしている。こ
のため、コントロールバルブ31は、旋回フレーム4の
前部右側に配置されている。この旋回フレーム4の前部
右側は、旋回中心から離れた位置であり、また、旋回フ
レーム4の後部側のように、重量物であるエンジン2
4、カウンタウェイト20等が搭載されている場所に比
較して剛性が小さいから、走行時や作業時に振動(揺
れ)を生じ易い。
【0048】また、コントロールバルブ31には、アク
チュエータ側油圧ホース32が接続されているから、該
コントロールバルブ31は台座30上に配設され、該油
圧ホース32の最小曲げ半径を確保するためのスペース
を旋回フレーム4とコントロールバルブ31との間に形
成している。
【0049】さらに、油圧配管33,34の両端は、油
圧ポンプ27とコントロールバルブ31にそれぞれ接続
され、該油圧配管33,34は、コントロールバルブ3
1から台座30の外周を経由して旋回フレーム4に到達
する部分が剛性を有する金属配管33A,34Aとなっ
ている。即ち、油圧配管33,34のうち、台座30の
近傍は、当該台座30の近傍で小さな曲げ寸法でL字状
(直角状)に折曲げて配置されるものであるから、ホー
ス配管ではなく金属配管33A,34Aを用いる必要が
ある。
【0050】そして、金属配管33A,34Aのうち、
ホース配管33B,34Bとの接続部側(自由端側)は
ブラケット15にゴム製クランプ35を用いて支持され
ている。これにより、金属配管33A,34Aとコント
ロールバルブ31とが継手を介し固定端として接続され
ていたとしても、金属配管33A,34Aの自由端側
は、ゴム製クランプ35によって外部から伝わる振動を
弾性的に受承することができる。
【0051】従って、走行時や作業装置3による掘削作
業時には、旋回フレーム4の前部右側で台座30上の高
い位置に配設されたコントロールバルブ31が大きく揺
れ(振動)、これに伴って油圧配管33,34の金属配
管33A,34Aも大きく振動する。
【0052】しかし、金属配管33A,34Aの自由端
側は、ゴム製クランプ35によって旋回フレーム4のブ
ラケット15に支持しているから、該ゴム製クランプ3
5の上側ゴムブロック36と下側ゴムクランプ37を弾
性変形させることにより、このときの振動は金属配管3
3A,34Aに荷重として作用することなく、各ゴムブ
ロック36,37によって吸収される。
【0053】以上のように、本実施の形態によれば、油
圧配管33,34の金属配管33A,34Aの一端側
(固定端側)をコントロールバルブ31に接続し、他端
側(自由端側)をゴム製クランプ35によって旋回フレ
ーム4に支持する構成としているから、このときにコン
トロールバルブ31、油圧配管33,34の金属配管3
3A,34Aが振動を生じても、金属配管33A,34
Aの振動は、ゴム製クランプ35の上側ゴムブロック3
6と下側ゴムブロック37とが弾性変形することにより
吸収することができる。
【0054】従って、上部旋回体2を小型化して旋回半
径を小さくするために、コントロールバルブ31を旋回
フレーム4の前部右側に配設したり、コントロールバル
ブ31を台座30上の高い位置に配設した場合でも、振
動によって金属配管33A,34Aに亀裂等が生じるよ
うな事態を確実に防止することができる。この結果、耐
久性を高めて、小旋回型の油圧ショベルに対する信頼性
を向上することができ、また、コントロールバルブ31
の配置場所を自由に選択することができ、油圧ショベル
を設計する上での自由度を高めることができる。
【0055】さらに、油圧配管33,34の金属配管3
3A,34Aをゴム製クランプ35によって旋回フレー
ム4側に支持することにより、曲げ加工が施された金属
配管33A,34Aに部品公差、組立公差がある場合で
も、ゴム製クランプ35によって部品公差、組立公差に
よる位置ずれを吸収し、金属配管33A,34Aに無理
な荷重を加えることなく組付けることができる。従っ
て、金属配管33A,34Aをコントロールバルブ3
1、旋回フレーム4のブラケット15に組付けるとき
に、簡単に組付けることができ、組立作業性を向上する
ことができる。
【0056】なお、実施の形態では、弾性部材を上側ゴ
ムブロック36と下側ゴムブロック37の2部材によっ
て構成した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限らず、例えば1個のゴムブロックに、金属配管を通
す配管挿通孔と、該配管挿通孔に金属配管を嵌込むため
の切り込みとを形成することにより、当該単一のゴムブ
ロックにより弾性部材を構成してもよい。また、弾性部
材を3個以上の部品で構成してもよい。
【0057】また、実施の形態では、コントロールバル
ブ31は、多数個の制御弁等を水平方向に列設した横置
状態として説明したが、本発明はこれに限るものではな
く、コントロールバルブ31は、多数個の制御弁等を
上,下方向に積み重ねた縦置状態としてもよい。
【0058】さらに、実施の形態では、旋回式建設機械
として小旋回型の油圧ショベルを例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限るものではなく、油圧クレーン等
の他の旋回式建設機械に適用してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、上部旋回体は、作業装置が前部中央に取付けられ
る旋回フレームと、該旋回フレームの前側に位置して作
業装置の左,右方向の一側に設けられたキャブと、作業
装置の後側に位置して旋回フレームに搭載されたエンジ
ンと、該エンジンに取付けられた油圧ポンプと、前記旋
回フレームの前側に位置して作業装置の左,右方向の他
側に設けられた台座と、該台座上に設けられたコントロ
ールバルブと、該コントロールバルブと前記油圧ポンプ
とを接続し、前記コントロールバルブから台座の外周を
経由して旋回フレームに到達する部分を金属配管を用い
て形成した油圧配管と、該油圧配管のうち金属配管を前
記旋回フレームに弾性的に支持する弾性体製クランプと
により構成している。
【0060】従って、コントロールバルブと一緒に金属
配管が振動(揺れ)を生じた場合でも、弾性体製クラン
プによって金属配管の振動を吸収することができる。こ
の結果、旋回フレーム上で剛性の小さい場所にコントロ
ールバルブを配置したり、コントロールバルブを台座の
上の高い位置に配置しても、振動によって金属配管に亀
裂等が生じるような事態を確実に防止することができ、
旋回式建設機械を設計する上での自由度を高めることが
でき、また信頼性を向上することができる。
【0061】さらに、曲げ加工が施された金属配管に部
品公差、組立公差がある場合には、弾性体製クランプが
この位置ずれを吸収するから、金属配管に無理な荷重を
加えることなく組付けることができる。これにより、金
属配管をコントロールバルブ、旋回フレームに簡単に組
付けることができ、組立作業性を向上することができ
る。
【0062】請求項2の発明によれば、弾性体製クラン
プは、金属配管に弾性的に当接する弾性部材と、旋回フ
レームとの間に該弾性部材を介して金属配管を挟んで押
える押え板と、該押え板を旋回フレームに固定するねじ
部材とによって構成しているので、金属配管に弾性部材
を当接させ、押え板によって該金属配管と弾性部材とを
旋回フレームとの間に挟んで押え、該押え板をねじ部材
によって旋回フレームに固定することにより、金属配管
を旋回フレームに支持することができる。そして、金属
配管が振動したときには、金属配管に当接している弾性
部材が弾性変形し、この振動を吸収するから、コントロ
ールバルブは、振動を生じるような場所にも自由に配置
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す
正面図である。
【図2】本発明の実施の形態による油圧ショベルを拡大
して示す平面図である。
【図3】上部旋回体をキャブ、建屋カバー等を取外した
状態で示す平面図である。
【図4】上部旋回体を図3中の矢示IV−IV方向からみた
断面図である。
【図5】本発明の実施の形態によるゴム製クランプを図
4中の矢示V−V方向からみた拡大断面図である。
【図6】ゴム製クランプを分解した状態で示す分解斜視
図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 作業装置 4 旋回フレーム 15,16,17,18 ブラケット 19 キャブ 24 エンジン 27 油圧ポンプ 30 台座 31 コントロールバルブ 33,34 油圧配管 33A,34A 金属配管 35 ゴム製クランプ(弾性体製クランプ) 36 上側ゴムブロック(弾性部材) 37 下側ゴムブロック(弾性部材) 39 押え板 40 ボルト(ねじ部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D015 BA01 3J001 FA19 GB01 GC09 GC12 HA02 JA00 JB02 KA22 KB01 3J022 DA15 EA42 EB14 EC17 EC22 ED22 ED28 FA01 FA08 FB06 FB12 FB17 GA03 GA12 3J039 AA05 BB01 CA01 3J048 AA01 BA14 DA06 EA29

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体と、該下部走行体上に旋回可
    能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可
    能に設けられた作業装置とからなる旋回式建設機械にお
    いて、 前記上部旋回体は、前記作業装置が前部中央に取付けら
    れる旋回フレームと、該旋回フレームの前側に位置して
    作業装置の左,右方向の一側に設けられたキャブと、前
    記作業装置の後側に位置して旋回フレームに搭載された
    エンジンと、該エンジンに取付けられた油圧ポンプと、
    前記旋回フレームの前側に位置して作業装置の左,右方
    向の他側に設けられた台座と、該台座上に設けられたコ
    ントロールバルブと、該コントロールバルブと前記油圧
    ポンプとを接続し、前記コントロールバルブから台座の
    外周を経由して旋回フレームに到達する部分を金属配管
    を用いて形成した油圧配管と、該油圧配管のうち金属配
    管を前記旋回フレームに弾性的に支持する弾性体製クラ
    ンプとにより構成したことを特徴とする旋回式建設機
    械。
  2. 【請求項2】 前記弾性体製クランプは、前記金属配管
    に弾性的に当接する弾性部材と、前記旋回フレームとの
    間に該弾性部材を介して金属配管を挟んで押える押え板
    と、該押え板を旋回フレームに固定するねじ部材とによ
    って構成してなる請求項1に記載の旋回式建設機械。
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