JP2001115487A - 旋回式建設機械 - Google Patents

旋回式建設機械

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JP2001115487A
JP2001115487A JP29732699A JP29732699A JP2001115487A JP 2001115487 A JP2001115487 A JP 2001115487A JP 29732699 A JP29732699 A JP 29732699A JP 29732699 A JP29732699 A JP 29732699A JP 2001115487 A JP2001115487 A JP 2001115487A
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文将 佐伯
Hideki Nagao
英樹 永尾
Tsutomu Fukumoto
務 福本
Teruo Irino
照男 入野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ホースを整理して取回すことにより、油
圧ホースの接続作業性や寿命を向上する。 【解決手段】 操作レバー装置38に接続されるパイロ
ットホース群49と、作業装置に接続される作業装置用
油圧ホース群50と、旋回モータ44、センタジョイン
ト45に接続される旋回・走行用油圧ホース群53と
を、それぞれ独立して設ける構成としている。これによ
り、予め各ホース群49,50,53を油圧機器の配置
に応じてまとめることができ、これらのホース群49,
50,53を正確に接続することができる。また、左,
右の縦板23,24に設けられたパイロットホース挿通
穴30,33、作業装置用ホース挿通穴34、旋回・走
行用ホース挿通穴31,35は、各ホース群49,5
0,53を接続される油圧機器毎に区別することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば土砂の掘削
作業等を行なう油圧ショベル等の旋回式建設機械に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、旋回式建設機械としては油圧シ
ョベル等が知られている。そして、油圧ショベルは、下
部走行体と、該下部走行体上に旋回装置を介して旋回可
能に搭載された上部旋回体とによって大略構成され、該
上部旋回体の前部には作業装置が俯仰動可能に設けられ
ている。
【0003】ここで、下部走行体は、左,右両側にサイ
ドフレームを有するトラックフレームと、該トラックフ
レームのサイドフレーム一端部に設けられた遊動輪と、
サイドフレームの他端部に設けられた駆動輪と、該駆動
輪を回転駆動する走行モータと、前記駆動輪と遊動輪と
に亘って巻回された履帯とによって大略構成されてい
る。
【0004】一方、作業装置は、上部旋回体の前部に俯
仰動可能に取付けられたブームと、該ブームの先端に俯
仰動可能に取付られたアームと、該アームの先端に回動
可能に取付けられたバケットとによって大略構成されて
いる。また、上部旋回体とブームとの間にはブームシリ
ンダが設けられ、ブームとアームとの間にはアームシリ
ンダが設けられ、アームとバケットとの間にはバケット
シリンダが設けられている。
【0005】さらに、上部旋回体は、底板および該底板
に前,後方向に延びて立設された左,右の縦板を有する
旋回フレームと、該旋回フレーム上に位置して前記左縦
板の左側に配設された運転席と、該運転席の前側に配設
され手動操作される操作レバーおよび該操作レバーによ
って作動するパイロット弁を有する操作手段と、前記旋
回フレームの右縦板の右側に位置して前記底板上に設け
られた制御弁群と、前記旋回フレームの底板上に設けら
れ旋回装置の駆動源となる旋回モータと、前記旋回フレ
ームの旋回中心に設けられ走行モータに接続されたセン
タジョイントとによって大略構成されている。
【0006】そして、作業装置の各シリンダ、操作手段
のパイロット弁、旋回モータ、センタジョイントは、そ
れぞれが複数本の油圧ホースを介して制御弁群に接続さ
れている。これらの油圧ホースは、例えば周囲の部材を
避けつつ全長が無駄に長くならないように適宜取回され
ている。
【0007】このように構成された従来技術による油圧
ショベルは、操作レバーを操作することにより、パイロ
ット弁から制御弁群にパイロット圧を供給し、該制御弁
群からセンタジョイントを介して走行モータに圧油を給
排して該走行モータを回転駆動し、下部走行体を走行さ
せる。また、制御弁群から各油圧シリンダに圧油を給排
して該各油圧シリンダを伸縮駆動し、作業装置を動作さ
せる。さらに、制御弁群から旋回モータに圧油を給排し
て該旋回モータを回転駆動し、旋回装置によって上部旋
回体を旋回動作させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルにおいては、作業装置の各シ
リンダ、操作手段のパイロット弁、旋回モータ、センタ
ジョイントと制御弁群とを接続する複数本の油圧ホース
を適宜に取回しているにしかすぎない。このため、旋回
フレーム上で複数本の油圧ホースが入り組んでしまうか
ら、油圧ホースの接続状態が把握しにくく、油圧ホース
の接続作業、交換作業等に手間を要する上に、油圧ホー
スを誤って接続する虞れがあるという問題がある。
【0009】また、各油圧ホースは制御弁群から様々な
方向に延びているから、油圧ホースが交差した状態で重
なってしまう。これにより、交差した油圧ホースが互い
に擦れることがあり、油圧ホースの寿命が短くなるとい
う問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、油圧ホースを油圧機器
の種類、設置位置に応じて整理し、取回すことにより、
油圧ホースの接続作業性や寿命を向上することができる
ようにした旋回式建設機械を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による旋回式建設
機械は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回装置を介
して旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体
の前部に複数本の油圧シリンダによって俯仰動可能に設
けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、底板
および該底板に前,後方向に延びて立設され前側に前記
作業装置が取付けられる左,右の縦板を有する旋回フレ
ームと、該旋回フレーム上に位置して前記各縦板のうち
一方の縦板よりも外側に配設された運転席と、該運転席
の前側に配設され手動操作される操作レバーおよび該操
作レバーによって作動するパイロット弁を有する操作手
段と、前記旋回フレームの各縦板のうち他方の縦板より
も外側に位置して前記底板上に設けられた制御弁群と、
前記旋回フレームの底板上に設けられ前記旋回装置の駆
動源となる旋回モータと、前記旋回フレームの旋回中心
に設けられ前記下部走行体に設けられた走行モータに接
続されたセンタジョイントとを備えている。
【0012】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、操作手段のパ
イロット弁と制御弁群との間は複数本の油圧ホースから
なるパイロットホース群によって接続し、作業装置を構
成する油圧シリンダと制御弁群との間は複数本の油圧ホ
ースからなる作業装置用油圧ホース群によって接続し、
旋回モータ、センタジョイントと制御弁群との間は複数
本の油圧ホースからなる旋回・走行用油圧ホース群によ
って接続する構成としたことにある。
【0013】このように構成したことにより、操作手段
のパイロット弁と作業装置の油圧シリンダと旋回モー
タ、センタジョイントとを、それぞれ独立したホース群
によって制御弁群に接続することができるから、予め各
油圧ホースを、接続される油圧機器の配置等に応じて整
理し、まとめた状態とすることができ、パイロットホー
ス群を操作手段のパイロット弁に、作業装置用油圧ホー
ス群を作業装置の油圧シリンダに、旋回・走行用油圧ホ
ース群を旋回モータとセンタジョイントにそれぞれ正確
かつ容易に接続することができる。
【0014】請求項2の発明によると、一方の縦板に
は、パイロットホース群が挿通されるパイロットホース
挿通穴と、旋回・走行用油圧ホース群が挿通される旋回
・走行用ホース挿通穴とを設け、他方の縦板には、パイ
ロットホース群が挿通されるパイロットホース挿通穴
と、作業装置用油圧ホース群が挿通される作業装置用ホ
ース挿通穴と、旋回・走行用油圧ホース群が挿通される
旋回・走行用ホース挿通穴とを設ける構成としたことに
ある。
【0015】このように構成したことにより、パイロッ
トホース群は制御弁群から左,右のパイロットホース挿
通穴を通して操作手段のパイロット弁にまとめた状態で
接続でき、作業装置用油圧ホース群は制御弁群から作業
装置用ホース挿通穴を通して作業装置の油圧シリンダに
まとめた状態で接続することができ、旋回・走行用油圧
ホース群は制御弁群から左,右の旋回・走行用ホース挿
通穴を通して旋回装置に関連する旋回モータ、センタジ
ョイントにまとめた状態でそれぞれ接続することができ
る。これにより、縦板に設けた各ホース挿通穴は、それ
ぞれの油圧ホース群を接続される油圧機器毎に区別する
ことができる。
【0016】請求項3の発明によると、旋回フレームの
左,右の縦板間には作業装置の連結部近傍に位置して
左,右方向に延びて配設され両端がそれぞれ縦板に固着
された横板を設け、パイロットホース挿通穴は操作手段
の近傍で前記横板の下面側に配置し、作業装置用ホース
挿通穴は作業装置の連結部近傍で前記横板の上面側に配
置し、旋回・走行用ホース挿通穴は前記横板の下面側で
パイロットホース挿通穴よりも後側に配置する構成とし
たことにある。
【0017】このように構成したことにより、パイロッ
トホース群は、操作手段の近傍で横板の下面側に配置さ
れたパイロットホース挿通穴を通すことにより、該操作
手段のパイロット弁に接続することができる。また、作
業装置用油圧ホース群は、作業装置の連結部近傍で横板
の上面側に配置された作業装置用ホース挿通穴を通すこ
とにより、作業装置の各油圧シリンダに延びる油圧配管
に接続することができる。さらに、旋回・走行用油圧ホ
ース群は、横板の下面側でパイロットホース挿通穴より
も後側に配置された旋回・走行用ホース挿通穴を通すこ
とにより、旋回フレームの中央付近に配設された旋回モ
ータ、センタジョイントに接続することができる。
【0018】請求項4の発明によると、旋回モータは一
方の縦板よりも外側に配設し、旋回・走行用油圧ホース
群のうち走行モータに圧油を供給する走行用油圧ホース
は、旋回モータの周囲を経由してセンタジョイントに接
続する構成としたことにある。
【0019】このように構成したことにより、旋回モー
タの周囲のスペースを利用し、かつ油圧ホースの曲がり
を緩やかにした状態で走行用油圧ホースをセンタジョイ
ントに接続することができる。
【0020】請求項5の発明によると、作業装置は、旋
回フレームの左,右の縦板に俯仰動可能に取付けられた
ブームと、該ブームの先端に俯仰動可能に取付けられた
アームと、該アームの先端に回動可能に取付けられた作
業具と、前記縦板とブームとの間に設けられたブームシ
リンダと、前記ブームとアームとの間に設けられたアー
ムシリンダと、前記アームと作業具との間に設けられた
作業具シリンダとを含んで構成し、前記アームシリン
ダ、バケットシリンダは作業装置用油圧ホース群を用い
て制御弁群と接続し、前記ブームシリンダは作業装置用
油圧ホース群と別個の油圧ホースを用いて制御弁群と接
続する構成としたことにある。
【0021】このように構成したことにより、旋回フレ
ームの縦板に取付けられたブームシリンダには、作業装
置用油圧ホース群と別個の油圧ホースを直接的に接続す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
旋回式建設機械として油圧ショベルを例に挙げ、図1な
いし図7に従って詳細に説明する。
【0023】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回装置3を介して旋回可能に搭載され
た上部旋回体で、前記下部走行体1の前側には排土装置
4が上,下方向に回動可能に取付けられている。また、
上部旋回体2の前側には作業装置5が俯仰動可能に設け
られている。
【0024】ここで、下部走行体1は、左,右両側にサ
イドフレーム6A(左側のみ図示)を有するトラックフ
レーム6と、該トラックフレーム6のサイドフレーム6
A一端部に設けられた遊動輪7と、サイドフレーム6A
の他端部に設けられた駆動輪8と、該駆動輪8と遊動輪
7とに亘って巻回された履帯9とによって大略構成さ
れ、前記駆動輪8は、走行モータ8Aによって回転駆動
されものである。そして、走行モータ8Aは、図示しな
い油圧ホースを介して後述するセンタジョイント45に
接続されている。
【0025】また、作業装置5は、後述する旋回フレー
ム21の各縦板23,24に連結部10A(図7参照)
を介して俯仰動可能に取付けられたロアブーム10と、
該ロアブーム10の先端部に左,右方向に揺動可能に取
付けられたアッパブーム11と、該アッパブーム11の
先端部に左,右方向に揺動可能に取付けられたアームリ
テーナ12と、該アームリテーナ12に俯仰動可能に取
付けられたアーム13と、該アーム13の先端部に回動
可能に取付けられた作業具としてのバケット14とによ
って大略構成されている。
【0026】また、ロアブーム10の先端部とアームリ
テーナ12との間にはリンクロッド15が回動可能に連
結され、該リンクロッド15は、ロアブーム10、アッ
パブーム11、アームリテーナ12と共に平行リンクを
形成し、この平行リンクによりロアブーム10に対して
アーム13(アームリテーナ12)を常時平行状態に保
持している。
【0027】さらに、旋回フレーム21の各縦板23,
24前端部とロアブーム10との間にはブームシリンダ
16が設けられ、アームリテーナ12とアーム13との
間にはアームシリンダ17が設けられ、アーム13とバ
ケット14との間には作業具シリンダとしてのバケット
シリンダ18が設けられている。また、ロアブーム10
とアッパブーム11との間にはオフセットシリンダ19
が設けられている。
【0028】ここで、ロアブーム10を仰動した状態で
後面側となる該ロアブーム10の背面には、図7に示す
如く、アームシリンダ17、バケットシリンダ18、オ
フセットシリンダ19に向けて圧油を給排する複数本の
油圧配管20(1本のみ図示)が取付けられている。そ
して、各油圧配管20には、後述の作業装置用油圧ホー
ス群50が接続されている。
【0029】一方、上部旋回体2は、後述する旋回フレ
ーム21、運転席37、操作レバー装置38、エンジン
39、旋回モータ44、センタジョイント45、制御弁
群47等によって大略構成されている。
【0030】21は旋回フレームで、該旋回フレーム2
1は、図3に示す如く、旋回中心0を中心とするほぼ円
形状の平板によって形成された底板22と、該底板22
のほぼ中心部から前側に延びて底板22に立設された左
縦板23と、該左縦板23の右側に間隔をもって配置さ
れ、前,後方向に延びて底板22に立設された右縦板2
4と、前記左縦板23の後端部に位置して左,右方向に
延びると共に前記右縦板24と平行に後側に延びた後左
縦板25とによって大略構成されている。そして、旋回
フレーム21には、図6、図7に示す如く、左縦板23
の左側(外側)に位置して底板22の上方を覆うように
床板26が設けられ、該床板26の上側には後述する運
転席37、操作レバー装置38等が設けられている。
【0031】また、旋回フレーム21には、左,右の縦
板23,24間に位置して下側横板27が設けられ、該
下側横板27は、左,右方向に延びて配設され両端がそ
れぞれ左,右の縦板23,24に固着されている。ま
た、下側横板27は、図4、図7に示す如く、前側に向
けて漸次下向きに傾斜した傾斜板部27Aと、該傾斜板
部27A先端から下向きに延びて底板22に当接した垂
直板部27Bとによって構成されている。
【0032】さらに、下側横板27の上方には、傾斜板
部27Aとの間に間隔をもって上側横板28が設けら
れ、該上側横板28は、下側横板27の傾斜板部27A
とほぼ平行に配設され、左,右方向の両端が左,右の縦
板23,24にそれぞれ固着されている。
【0033】ここで、下側横板27と上側横板28と
は、左,右の縦板23,24の倒れに対する強度を高め
る補強部材をなしている。また、下側横板27の傾斜板
部27Aと上側横板28との間は、土砂を前側に排出す
るための土砂通路29となっている。
【0034】30は旋回フレーム21の左縦板23に設
けられた左側パイロットホース挿通穴で、該パイロット
ホース挿通穴30は下側横板27の傾斜板部27Aの下
面側、即ち該傾斜板部27Aよりも下側で、垂直板部2
7Bの前側に配設されている。これにより、パイロット
ホース挿通穴30は、操作レバー装置38の近傍となる
旋回フレーム21の前端側に配置されている。
【0035】31は左側パイロットホース挿通穴30と
別個に左縦板23に設けられた左側旋回・走行用ホース
挿通穴で、該旋回・走行用ホース挿通穴31は下側横板
27の傾斜板部27Aの下面側で、パイロットホース挿
通穴30よりも後側に配設されている。これにより、旋
回・走行用ホース挿通穴31は、旋回モータ44、セン
タジョイント45に近い旋回中心Oの近傍に配置されて
いる。
【0036】また、32は旋回・走行用ホース挿通穴3
1の後側に位置して左縦板23に設けられた切欠穴で、
該切欠穴32は、底板22の旋回中心Oに設けられたセ
ンタジョイント45を避けるために左縦板23に設けら
れたもので、該センタジョイント45を跨ぐほぼコ字状
に形成されている。
【0037】33は旋回フレーム21の右縦板24に設
けられた右側パイロットホース挿通穴(図4参照)で、
該パイロットホース挿通穴33は、左側パイロットホー
ス挿通穴30と同様に、下側横板27の傾斜板部27A
の下面側、即ち該傾斜板部27Aよりも下側で、垂直板
部27Bの前側に配設されている。これにより、パイロ
ットホース挿通穴33は、操作レバー装置38の近傍と
なる旋回フレーム21の前端部に配置されている。そし
て、左,右のパイロットホース挿通穴30,33は、後
述の制御弁群47にパイロット圧を供給するパイロット
ホース群49が挿通する開口となっている。
【0038】34は右側パイロットホース挿通穴33と
別個に右縦板24に設けられた作業装置用ホース挿通穴
で、該作業装置用ホース挿通穴34は、上側横板28の
前側寄りに位置して該上側横板28の上面側、即ち該上
側横板28よりも上側に配設されている。これにより、
作業装置用ホース挿通穴34は、作業装置5のアームシ
リンダ17、バケットシリンダ18、オフセットシリン
ダ19に圧油を給,排する後述の作業装置用油圧ホース
群50が挿通する開口となっている。
【0039】35は右側パイロットホース挿通穴33、
作業装置用ホース挿通穴34と別個に該右縦板24に設
けられた右側旋回・走行用ホース挿通穴で、該旋回・走
行用ホース挿通穴35は、左側旋回・走行用ホース挿通
穴31と同様に、下側横板27の傾斜板部27Aの下面
側で、パイロットホース挿通穴33よりも後側に配設さ
れている。これにより、旋回・走行用ホース挿通穴35
は、旋回モータ44、センタジョイント45に近い旋回
中心Oの近傍に配置されている。そして、左,右の旋回
・走行用ホース挿通穴31,35は、旋回モータ44、
センタジョイント45(走行モータ8A)に圧油を供給
する旋回・走行用油圧ホース群53が挿通する開口とな
っている。
【0040】36は上部旋回体2の左側に設けられたキ
ャノピで(図1、図2参照)、該キャノピ36は、前,
後方向と左,右方向に離間した3箇所に立設された3本
の支柱36A,36A,…と、該各支柱36A上に取付
けられたキャノピルーフ36Bとによって構成されてい
る。
【0041】37はキャノピ36内に位置して旋回フレ
ーム21の床板26上に台座37Aを介して設けられた
運転席で、該運転席37の前側には後述の操作レバー装
置38が設けられている。
【0042】38は運転席37の前側に位置して床板2
6上に設けられた操作手段としての操作レバー装置で、
操作レバー装置38は、図6に示す如く、床板26上に
立設されたレバースタンド38Aと、該レバースタンド
38Aの上端側に設けられた走行操作レバー38B,3
8B、作業操作レバー38C,38Cと、レバースタン
ド38Aの中間高さ位置から上方に延びた排土操作レバ
ー38Dとによって大略構成され、前記レバースタンド
38A内には、作業操作レバー38C,38Cによって
操作される減圧弁型のパイロット弁38E,38Eが設
けられている。
【0043】ここで、走行操作レバー38B,38B
は、ケーブル(図示せず)を介して後述する左,右の走
行用方向制御弁47B,47Cに接続され、作業操作レ
バー38C,38Cは、パイロットホース群49を介し
てオフセット用方向制御弁47E、バケット用方向制御
弁47F、アーム用方向制御弁47Gに接続され、排土
操作レバー38Dはケーブル(図示せず)を介して排土
用方向制御弁47Aに接続されている。
【0044】39は旋回フレーム21の後部側に左,右
方向に延在する横置き状態に搭載されたエンジン(図2
中に点線で図示)で、該エンジン39の右側にはラジエ
ータ、オイルクーラ等の熱交換器40が配設され、エン
ジン39の左側には油圧ポンプ41が取付けられてい
る。
【0045】また、42は旋回フレーム21の後側に取
付けられたカウンタウェイトで、該カウンタウェイト4
2は上部旋回体2の旋回半径に対応する円弧状に形成さ
れている。
【0046】43は旋回フレーム21の右側でエンジン
39よりも前側に配設された作動油タンクで、該作動油
タンク43は、油圧シリンダ、油圧モータ等を駆動する
ための作動油を貯えるものである。
【0047】44は左縦板23の左側(外側)に位置し
て底板22上に設けられた旋回モータで、該旋回モータ
44は、旋回装置3の駆動源を構成している。そして、
旋回モータ44は、旋回用油圧ホース53Aを介して旋
回用方向制御弁47Jに接続されている。
【0048】45は旋回フレーム21の旋回中心Oに設
けられたセンタジョイントで、該センタジョイント45
の下部走行体1側には、左,右の走行モータ8A、排土
装置4に圧油を給,排する油圧ホース(図示せず)が接
続されている。また、センタジョイント45の上部旋回
体2側は、走行用油圧ホース53B,53C、排土用油
圧ホース53Dを介して走行用方向制御弁47B,47
C、排土用方向制御弁47Aに接続されている。
【0049】46は上部旋回体2の外装カバーで、該外
装カバー46は、図2に示す如く、エンジン39、作動
油タンク43、制御弁群47等を覆うように、旋回フレ
ーム21の後側から右前側に亘って配設されている。
【0050】47は作動油タンク43の前側に位置して
旋回フレーム21の右縦板24の右側(外側)に配設さ
れた制御弁群で、該制御弁群47は弁支持部材48を介
して底板22上に搭載されている。また、制御弁群47
は、上,下方向に重ねて配設された複数個の方向制御弁
によって構成され、これら方向制御弁は、下側から順に
排土用方向制御弁47A、左,右の走行用方向制御弁4
7B,47C、予備方向制御弁47D、オフセット用方
向制御弁47E、バケット用方向制御弁47F、アーム
用方向制御弁47G、ブーム用方向制御弁47H、旋回
用方向制御弁47Jとなっている。
【0051】また、各方向制御弁47A〜47Jのう
ち、方向制御弁47A〜47Cには機械操作式の方向制
御弁が用いられている。その他の方向制御弁47D〜4
7Jには油圧パイロット式の方向制御弁が用いられ、該
各方向制御弁47D〜47Jのうち各方向制御弁47E
〜47Jは操作レバー装置38のパイロット弁38Eに
パイロットホース群49を介して接続されている。
【0052】49は操作レバー装置38と制御弁群47
との間に設けられたパイロットホース群で、該パイロッ
トホース群49は、図5ないし図7に示すように、複数
本の油圧ホース(パイロットホース)によって構成され
ている。そして、パイロットホース群49は、操作レバ
ー装置38のパイロット弁38Eから旋回フレーム21
の底板22上を這わすように取回され、パイロットホー
ス挿通穴30,33を通して各方向制御弁47E〜47
Jの油圧パイロット部に接続されている。
【0053】50は作業装置5と制御弁群47との間に
設けられた作業装置用油圧ホース群で、該作業装置用油
圧ホース群50は、アームシリンダ17に圧油を給排す
るアーム用油圧ホース50Aと、バケットシリンダ18
に圧油を給排するバケット用油圧ホース50Bと、オフ
セットシリンダ19に圧油を給排するオフセット用油圧
ホース50Cとによって構成されている。そして、作業
装置用油圧ホース群50は、図6、図7に示すように、
各方向制御弁47E〜47Gから旋回フレーム21の作
業装置用ホース挿通穴34を通して上側横板28上に取
出され、連結部10Aの下側を介してロアブーム10背
面に設けられた油圧配管20に接続されている。
【0054】なお、51はブーム用方向制御弁47Hに
接続された油圧配管、52は該油圧配管51と作業装置
5のブームシリンダ16との間を接続するブーム用油圧
ホースで、該ブーム用油圧ホース52は、ブームシリン
ダ16が上部旋回体2の前端側に配設されているため、
作業装置用油圧ホース群50と別個に設けられ、ブーム
シリンダ16に直接的に接続されている。
【0055】53は旋回モータ44、センタジョイント
45と制御弁群47との間に設けられた旋回・走行用油
圧ホース群で、該旋回・走行用油圧ホース群53は、旋
回モータ44に圧油を給排する旋回用油圧ホース53A
と、左,右の走行モータ8Aに圧油を給排する左,右の
走行用油圧ホース53B,53Cと、排土装置4に圧油
を給排する排土用油圧ホース53Dとによって構成され
ている。
【0056】そして、旋回・走行用油圧ホース群53の
うち旋回用油圧ホース53Aは、旋回用方向制御弁47
Jから旋回フレーム21の底板22上を這わすように取
回され、旋回・走行用ホース挿通穴31,35を通して
旋回モータ44に接続されている。
【0057】また、左,右の走行用油圧ホース53B,
53Cは、左,右の走行用方向制御弁47B,47Cか
ら旋回・走行用ホース挿通穴31,35を通してセンタ
ジョイント45に接続されている。ここで、各走行用油
圧ホース53B,53Cは、図5に示す如く、左縦板2
3の旋回・走行用ホース挿通穴31を通った後に、旋回
モータ44の周囲を経由してセンタジョイント45に接
続されている。これにより、各走行用油圧ホース53
B,53Cは、旋回モータ44の周囲のスペースを利用
し、かつ該油圧ホース53B,53Cを急激に曲げるこ
となく緩やかな曲がりをもってセンタジョイント45に
接続することができる。
【0058】さらに、排土用油圧ホース53Dは、排土
用方向制御弁47Aから右縦板24の旋回・走行用ホー
ス挿通穴35を通してセンタジョイント45に接続され
ている。
【0059】このように、パイロットホース群49をパ
イロットホース挿通穴30,33に通し、作業装置用油
圧ホース群50を作業装置用ホース挿通穴34に通し、
旋回・走行用油圧ホース群53を旋回・走行用ホース挿
通穴31,35を通すことにより、各ホース群49,5
0,53は、制御用(パイロット用)、駆動用等の使用
目的、弁、油圧シリンダ、油圧モータ等の油圧機器の種
類、これら油圧機器に接続される配管の方向(油圧機器
の設置位置)等に応じて整理した状態で取回されてい
る。
【0060】なお、54は左,右の縦板23,24間に
位置して下側横板27の前側に設けられた保護カバー
で、該保護カバー54は、パイロットホース群49を土
砂等から保護している。
【0061】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次に、その作動について説明
する。
【0062】まず、オペレータは運転席37に着座し、
操作レバー装置38の走行操作レバー38Bを前,後方
向に傾転操作することにより、下部走行体1を走行させ
る。このときに排土操作レバー38Dを傾転操作して排
土装置4を下側に回動させることにより、該排土装置4
によって土砂の排土作業等を行なうことができる。
【0063】また、オペレータは作業操作レバー38C
を前,後方向と左,右方向に適宜動かし、パイロット弁
38Eを操作することにより、制御弁群47の旋回用方
向制御弁47Jを作動して下部走行体1上で上部旋回体
2を旋回動作させる。また、作業装置5に関する方向制
御弁47E〜47Hを作動して該作業装置5を俯仰動さ
せ、土砂の掘削作業等を行なうことができる。
【0064】以上のように、本実施の形態によれば、操
作レバー装置38のパイロット弁38E,38Eと制御
弁群47とを接続するパイロットホース群49と、作業
装置5の油圧配管20と制御弁群47とを接続する作業
装置用油圧ホース群50と、旋回モータ44、センタジ
ョイント45(走行モータ8A等)と制御弁群47とを
接続する旋回・走行用油圧ホース群53とを、それぞれ
独立して設けているから、油圧ホースの接続作業を行な
う前に予め各ホース群49,50,53を油圧機器の種
類、方向(設置位置)に応じて整理し、まとめた状態と
することができる。これにより、パイロットホース群4
9を操作レバー装置38のパイロット弁38Eに、作業
装置用油圧ホース群50を作業装置5の油圧配管20
に、旋回・走行用油圧ホース群53を旋回モータ44と
センタジョイント45にそれぞれ正確かつ容易に接続す
ることができ、組立作業性を向上することができる。
【0065】また、パイロットホース群49、作業装置
用油圧ホース群50、旋回・走行用油圧ホース群53を
整理した状態で取回すことができるから、各ホース群4
9,50,53の接続状態を目視によって確認すること
ができ、交換作業、メンテナンス作業、点検作業等を正
確、かつ容易に行なうことができる。
【0066】しかも、各ホース群49,50,53をそ
れぞれ独立して設けることにより、各油圧ホースが交差
した状態で重なるのを抑制することができ、擦れ等によ
る損傷を防止して、寿命を延ばすことができる。
【0067】また、パイロットホース群49は左,右の
縦板23,24にそれぞれ設けられたパイロットホース
挿通穴30,33を通して操作レバー装置38と制御弁
群47とを接続し、作業装置用油圧ホース群50は右縦
板24に設けられた作業装置用ホース挿通穴34を通し
て作業装置5と制御弁群47とを接続し、旋回・走行用
油圧ホース群53は左,右の縦板23,24にそれぞれ
設けられた旋回・走行用ホース挿通穴31,35を通し
て旋回モータ44、センタジョイント45と制御弁群4
7とを接続する構成としているから、パイロットホース
挿通穴30,33、作業装置用ホース挿通穴34、旋回
・走行用ホース挿通穴31,35によって各ホース群4
9,50,53を接続される油圧機器毎に的確に区別す
ることができ、接続作業、点検作業等をより一層正確に
行なうことができる。
【0068】また、パイロットホース挿通穴30,33
は、下側横板27の傾斜板部27Aよりも下側で、垂直
板部27Bの前側に配設しているから、パイロットホー
ス群49を操作レバー装置38の近傍を通すことができ
る。また、作業装置用ホース挿通穴34は、上側横板2
8よりも上側に配設しているから、作業装置用油圧ホー
ス群50を作業装置5の近傍を通すことができる。旋回
・走行用ホース挿通穴31,35は、下側横板27の傾
斜板部27Aの下面側で、パイロットホース挿通穴3
0,33よりも後側に配設しているから、旋回・走行用
油圧ホース群53を旋回モータ44、センタジョイント
45に近い旋回中心Oの近傍を通すことができる。
【0069】この結果、パイロットホース群49、作業
装置用油圧ホース群50、旋回・走行用油圧ホース群5
3は、接続対象となる油圧機器に対し、配管の方向別に
整理した状態でほぼ最短距離をもって接続することがで
き、油圧ホースを短くすることができると共に、組立作
業性を向上することができる。
【0070】また、旋回・走行用油圧ホース群53のう
ちセンタジョイント45(走行モータ8A)に圧油を供
給する走行用油圧ホース53B,53Cは、旋回モータ
44の周囲を経由してセンタジョイント45に接続する
構成としているから、該旋回モータ44の周囲のスペー
スを利用し、かつ緩やかな曲がりをもって走行用油圧ホ
ース53B,53Cをセンタジョイント45に接続する
ことができる。
【0071】さらに、作業装置用油圧ホース群50と別
個にブーム用油圧ホース52を設けているから、該ブー
ム用油圧ホース52をブームシリンダ16に直接的に接
続することができ、この点においても組立作業性を向上
することができる。
【0072】なお、実施の形態では、制御弁群47のう
ち排土用方向制御弁47A、左,右の走行用方向制御弁
47B,47Cに機械操作式の方向制御弁を用いた場合
を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものでは
なく、排土用方向制御弁47A、左,右の走行用方向制
御弁47B,47Cに油圧パイロット式の方向制御弁を
用いてもよい。この場合には、排土用方向制御弁47
A、左,右の走行用方向制御弁47B,47Cを操作す
るためのパイロットホースをパイロットホース群49に
加えることができる。
【0073】また、実施の形態では、旋回式建設機械と
して小型の油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限らず、例えば中型、大型の油圧ショベル、
ホイール式油圧ショベル等の他の旋回式建設機械にも適
用することができる。
【0074】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、操作手段のパイロット弁と制御弁群との間は複数
本の油圧ホースからなるパイロットホース群によって接
続し、作業装置を構成する油圧シリンダと制御弁群との
間は複数本の油圧ホースからなる作業装置用油圧ホース
群によって接続し、旋回モータ、センタジョイントと制
御弁群との間は複数本の油圧ホースからなる旋回・走行
用油圧ホース群によって接続する構成としているので、
操作手段のパイロット弁と作業装置の油圧シリンダと旋
回モータ、センタジョイントとを、それぞれ独立した油
圧ホース群によって制御弁群に接続することができる。
これにより、各ホースを油圧機器の種類、方向別に整理
し、まとめた状態とすることができるから、パイロット
ホース群を操作手段のパイロット弁に、作業装置用油圧
ホース群を作業装置の油圧シリンダに、旋回・走行用油
圧ホース群を旋回モータとセンタジョイントにそれぞれ
正確、かつ容易に接続することができ、組立作業性を向
上することができる。
【0075】また、パイロットホース群、作業装置用油
圧ホース群、旋回・走行用油圧ホース群を整理した状態
で取回すことができるから、各ホースの接続状態を目視
によって確認することができ、交換作業、メンテナンス
作業、点検作業等を正確、かつ容易に行なうことができ
る。しかも、それぞれのホースが交差した状態で重なる
のを抑制することができるから、擦れ等によるホースの
損傷を防止して、寿命を延ばすことができる。
【0076】請求項2の発明によれば、一方の縦板に
は、パイロットホース群が挿通されるパイロットホース
挿通穴と、旋回・走行用油圧ホース群が挿通される旋回
・走行用ホース挿通穴とを設け、他方の縦板には、パイ
ロットホース群が挿通されるパイロットホース挿通穴
と、作業装置用油圧ホース群が挿通される作業装置用ホ
ース挿通穴と、旋回・走行用油圧ホース群が挿通される
旋回・走行用ホース挿通穴とを設ける構成としているの
で、パイロットホース群は制御弁群から左,右のパイロ
ットホース挿通穴を通して操作手段のパイロット弁にま
とめた状態で接続でき、作業装置用油圧ホース群は制御
弁群から作業装置用ホース挿通穴を通して作業装置の油
圧シリンダにまとめた状態で接続することができ、旋回
・走行用油圧ホース群は制御弁群から左,右旋回・走行
用ホース挿通穴を通して旋回装置に関連する旋回モー
タ、センタジョイントにまとめた状態で、それぞれ接続
することができる。これにより、縦板に設けた各ホース
挿通穴は、それぞれの油圧ホース群を接続される油圧機
器毎に区別することができ、接続作業、点検作業等をよ
り正確に行なうことができる。
【0077】請求項3の発明によれば、旋回フレームの
左,右の縦板間には作業装置の連結部近傍に位置して
左,右方向に延びて配設され両端がそれぞれ縦板に固着
された横板を設け、パイロットホース挿通穴は操作手段
の近傍で前記横板の下面側に配置し、作業装置用ホース
挿通穴は作業装置の連結部近傍で前記横板の上面側に配
置し、旋回・走行用ホース挿通穴は前記横板の下面側で
パイロットホース挿通穴よりも後側に配置する構成とし
ているので、パイロットホース群は、操作手段の近傍で
横板の下面側に配置されたパイロットホース挿通穴を通
すことにより、該操作手段のパイロット弁に接続するこ
とができる。また、作業装置用油圧ホース群は、作業装
置の連結部近傍で横板の上面側に配置された作業装置用
ホース挿通穴を通すことにより、作業装置の各油圧シリ
ンダに延びる油圧配管に接続することができる。さら
に、旋回・走行用油圧ホース群は、横板の下面側でパイ
ロットホース挿通穴よりも後側に配置された旋回・走行
用ホース挿通穴を通すことにより、旋回フレームの中央
付近に配設された旋回モータ、センタジョイントに接続
することができる。
【0078】これにより、各ホース群は、接続対象とな
る油圧機器に対し、その方向(設置位置)別に整理した
状態でほぼ最短距離をもって接続することができるか
ら、油圧ホースを短くすることができる上に、組立作業
性を向上することができる。
【0079】請求項4の発明によれば、旋回モータは一
方の縦板よりも外側に配設し、旋回・走行用油圧ホース
群のうち走行モータに圧油を供給する走行用油圧ホース
は、旋回モータの周囲を経由してセンタジョイントに接
続する構成としているので、旋回モータの周囲のスペー
スを利用し、かつ油圧ホースの曲がりを緩やかにした状
態で走行用油圧ホースをセンタジョイントに接続するこ
とができる。
【0080】請求項5の発明によれば、アームシリン
ダ、バケットシリンダは作業装置用油圧ホース群を用い
て制御弁群と接続し、ブームシリンダは作業装置用油圧
ホース群と別個の油圧ホースを用いて制御弁群と接続す
る構成としているので、旋回フレームの縦板に取付けら
れたブームシリンダには、作業装置用油圧ホース群と別
個の油圧ホースを直接的に接続することができ、組立作
業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される油圧ショベル
を示す正面図である。
【図2】上部旋回体を示す平面図である。
【図3】旋回フレームを示す平面図である。
【図4】旋回フレームを右縦板側からみた背面図であ
る。
【図5】上部旋回体を外装カバーを取外した状態で示す
要部拡大平面図である。
【図6】上部旋回体を図5中の矢示VI−VI方向からみた
一部破断の左側面図である。
【図7】上部旋回体の一部と作業装置の一部を図2中の
矢示 VII−VII 方向からみた要部拡大断面図である。
【符号の説明】 1 下部走行体 2 上部旋回体 3 旋回装置 5 作業装置 8 駆動輪 8A 走行モータ 10 ロアブーム 10A 連結部 11 アッパブーム 13 アーム 14 バケット(作業具) 16 ブームシリンダ 17 アームシリンダ 18 バケットシリンダ(作業具シリンダ) 20 油圧配管 21 旋回フレーム 22 底板 23 左縦板 24 右縦板 27 下側横板 28 上側横板 30,33 パイロットホース挿通穴 31,35 旋回・走行用ホース挿通穴 34 作業装置用ホース挿通穴 37 運転席 38 操作レバー装置 38C 作業操作レバー 38E パイロット弁 39 エンジン 44 旋回モータ 45 センタジョイント 47 制御弁群 49 パイロットホース群 50 作業装置用油圧ホース群 52 ブーム用油圧ホース 53 旋回・走行用油圧ホース群 53B,53C 走行用油圧ホース
フロントページの続き (72)発明者 福本 務 滋賀県甲賀郡水口町笹ケ丘1−2 株式会 社日立建機ティエラ滋賀工場内 (72)発明者 入野 照男 滋賀県甲賀郡水口町笹ケ丘1−2 株式会 社日立建機ティエラ滋賀工場内 Fターム(参考) 2D015 BA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体と、該下部走行体上に旋回装
    置を介して旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部
    旋回体の前部に複数本の油圧シリンダによって俯仰動可
    能に設けられた作業装置とからなり、 前記上部旋回体は、底板および該底板に前,後方向に延
    びて立設され前側に前記作業装置が取付けられる左,右
    の縦板を有する旋回フレームと、該旋回フレーム上に位
    置して前記各縦板のうち一方の縦板よりも外側に配設さ
    れた運転席と、該運転席の前側に配設され手動操作され
    る操作レバーおよび該操作レバーによって作動するパイ
    ロット弁を有する操作手段と、前記旋回フレームの各縦
    板のうち他方の縦板よりも外側に位置して前記底板上に
    設けられた制御弁群と、前記旋回フレームの底板上に設
    けられ前記旋回装置の駆動源となる旋回モータと、前記
    旋回フレームの旋回中心に設けられ前記下部走行体に設
    けられた走行モータに接続されたセンタジョイントとを
    備えてなる旋回式建設機械において、 前記操作手段のパイロット弁と制御弁群との間は複数本
    の油圧ホースからなるパイロットホース群によって接続
    し、 前記作業装置を構成する油圧シリンダと制御弁群との間
    は複数本の油圧ホースからなる作業装置用油圧ホース群
    によって接続し、 前記旋回モータ、センタジョイントと制御弁群との間は
    複数本の油圧ホースからなる旋回・走行用油圧ホース群
    によって接続する構成としたことを特徴とする旋回式建
    設機械。
  2. 【請求項2】 前記一方の縦板には、前記パイロットホ
    ース群が挿通されるパイロットホース挿通穴と、前記旋
    回・走行用油圧ホース群が挿通される旋回・走行用ホー
    ス挿通穴とを設け、前記他方の縦板には、前記パイロッ
    トホース群が挿通されるパイロットホース挿通穴と、前
    記作業装置用油圧ホース群が挿通される作業装置用ホー
    ス挿通穴と、前記旋回・走行用油圧ホース群が挿通され
    る旋回・走行用ホース挿通穴とを設ける構成としてなる
    請求項1に記載の旋回式建設機械。
  3. 【請求項3】 前記旋回フレームの左,右の縦板間には
    前記作業装置の連結部近傍に位置して左,右方向に延び
    て配設され両端がそれぞれ縦板に固着された横板を設
    け、前記パイロットホース挿通穴は前記操作手段の近傍
    で前記横板の下面側に配置し、前記作業装置用ホース挿
    通穴は前記作業装置の連結部近傍で前記横板の上面側に
    配置し、前記旋回・走行用ホース挿通穴は前記横板の下
    面側で前記パイロットホース挿通穴よりも後側に配置す
    る構成としてなる請求項2に記載の旋回式建設機械。
  4. 【請求項4】 前記旋回モータは前記一方の縦板よりも
    外側に配設し、前記旋回・走行用油圧ホース群のうち前
    記走行モータに圧油を供給する走行用油圧ホースは、前
    記旋回モータの周囲を経由して前記センタジョイントに
    接続する構成としてなる請求項1,2または3に記載の
    旋回式建設機械。
  5. 【請求項5】 前記作業装置は、前記旋回フレームの
    左,右の縦板に俯仰動可能に取付けられたブームと、該
    ブームの先端に俯仰動可能に取付けられたアームと、該
    アームの先端に回動可能に取付けられた作業具と、前記
    縦板とブームとの間に設けられたブームシリンダと、前
    記ブームとアームとの間に設けられたアームシリンダ
    と、前記アームと作業具との間に設けられた作業具シリ
    ンダとを含んで構成し、前記アームシリンダ、バケット
    シリンダは前記作業装置用油圧ホース群を用いて前記制
    御弁群と接続し、前記ブームシリンダは前記作業装置用
    油圧ホース群と別個の油圧ホースを用いて前記制御弁群
    と接続する構成としてなる請求項1,2,3または4に
    記載の旋回式建設機械。
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