JP2002227249A - 旋回式建設機械 - Google Patents

旋回式建設機械

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JP2002227249A
JP2002227249A JP2001024387A JP2001024387A JP2002227249A JP 2002227249 A JP2002227249 A JP 2002227249A JP 2001024387 A JP2001024387 A JP 2001024387A JP 2001024387 A JP2001024387 A JP 2001024387A JP 2002227249 A JP2002227249 A JP 2002227249A
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JP
Japan
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switching valve
operation pattern
pattern switching
control valve
revolving
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Application number
JP2001024387A
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English (en)
Inventor
Shinji Kobori
真嗣 小堀
Makoto Sugaya
誠 菅谷
Takeshi Hibiya
武 日比谷
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2004Control mechanisms, e.g. control levers
    • E02F9/2012Setting the functions of the control levers, e.g. changing assigned functions among operations levers, setting functions dependent on the operator or seat orientation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作パターン切換弁を見つけ易く、また操作
の容易な位置に配置することにより、操作パターン切換
弁を切換操作するときの操作性を向上する。 【解決手段】 操作用レバー53の操作パターンと制御
弁群50の各制御弁との組合せパターンを切換える操作
パターン切換弁63は、運転席33に着座したオペレー
タの左足元位置に配設する構成としている。従って、操
作パターン切換弁63の切換操作を行なうときに、この
操作パターン切換弁63を油圧ショベルの左側方に位置
するオペレータから近い位置に配置することができる。
これにより、操作パターン切換弁63の切換操作を無理
のない姿勢で容易に行うことができる。また、操作パタ
ーン切換弁63の切換操作部63Bを床板34から上側
に突出させているから、操作パターン切換弁63を容易
に見つけることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば土砂の掘削
作業を行う油圧ショベル等の旋回式建設機械に関し、特
に、操作用レバーによって作業装置、旋回装置を操作す
るときの操作パターンを切換える操作パターン切換弁を
備えた旋回式建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、旋回式建設機械としての油圧シ
ョベルは、走行モータによって自走可能な下部走行体
と、該下部走行体上に旋回装置を介して旋回可能に搭載
された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能
に設けられたブーム、アーム、バケットおよびこれらを
駆動するアクチュエータからなる作業装置とによって大
略構成されている。
【0003】また、上部旋回体は、旋回フレームと、該
旋回フレーム上に位置して左,右方向の左側に設けられ
た運転席と、前記旋回フレームの後部側に位置して左,
右方向に延在する横置き状態に搭載され、油圧ポンプを
駆動するエンジンと、該エンジンの前側に位置して前記
旋回フレーム上に配設され、下部走行体の走行モータ、
作業装置のアクチュエータ、旋回装置の旋回モータに圧
油を給排する複数の制御弁からなる制御弁群と、前記運
転席の前側に配設され、前記下部走行体を走行させる走
行用レバーと、前記運転席の前側または左,右両側に配
設され、前記作業装置、旋回装置を操作する操作用レバ
ーとによって大略構成され、前記制御弁群の油圧パイロ
ット部と前記操作用レバーのパイロット弁とは、油圧ホ
ースによって接続されている。
【0004】また、油圧ショベルには、例えば実開平6
−4160号公報(以下、第1の従来技術という)、特
開2000−96626号公報(以下、第2の従来技術
という)等のように、操作用レバーの操作パターンと制
御弁群の各制御弁との組合せパターンを切換えるための
操作パターン切換弁を備えたものがあり、該操作パター
ン切換弁は、制御弁群と操作用レバーの油圧パイロット
部との間に接続して設けられている。なお、操作パター
ン切換弁としては、例えば実公平2−22482号公報
等に示すロータリ型切換弁が知られている。
【0005】ここで、第1の従来技術による油圧ショベ
ルは、操作パターン切換弁を運転席に着座したオペレー
タの足元で左,右方向の右側寄りに配設している。ま
た、第2の従来技術による油圧ショベルは、操作パター
ン切換弁をオペレータの足元の床下に配設している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1の従来技術による油圧ショベルでは、操作パターン切
換弁を運転席に着座したオペレータの足元で左,右方向
の右側寄り、即ち、上部旋回体の旋回中心寄りに配設し
ている。このため、操作パターン切換弁は、運転席があ
る油圧ショベルの左側方で作業を行なうオペレータから
離れた位置に配置されているから、操作パターン切換弁
の切換操作を行なうときに、当該操作パターン切換弁の
切換操作部に手が届きにくく、操作性が悪いという問題
がある。
【0007】また、第2の従来技術による油圧ショベル
では、操作パターン切換弁をオペレータの足元の床下に
配設しているから、操作パターン切換弁の切換操作を行
なうときに、その切換操作部が奥まった位置に配置さ
れ、操作性が悪い上に、操作パターン切換弁が完全に隠
れていて見つけにくいという問題がある。
【0008】さらに、第1、第2の従来技術による油圧
ショベルは、操作パターン切換弁を床板に取付けている
から、制御弁群、操作パターン切換弁をそれぞれ別々に
上部旋回体に組付けた後に、該制御弁群、操作パターン
切換弁に油圧ホース等を接続しなくてはならず、組立作
業性が悪いという問題がある。特に、ミニショベルと呼
ばれる小型の油圧ショベルでは、上部旋回体を旋回させ
たときの旋回半径が小さく収まるように、該上部旋回体
を小さくしているから、油圧ホース等を接続する場合
に、手を差し入れるスペースがなく、スパナ等の工具を
動かす場合にも困難を生じてしまい、作業性、生産性が
低下するという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、操作パターン切換弁を
見つけ易く、また操作の容易な位置に配置することによ
り、操作パターン切換弁を切換操作するときの操作性を
向上することができるようにした旋回式建設機械を提供
することにある。また、本発明の他の目的は、制御弁
群、操作用レバー、操作パターン切換弁をメインのフレ
ームとは別個に組付けることにより、組付け作業性、生
産性を向上することができるようにした旋回式建設機械
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による旋回式建設
機械は、走行モータによって自走可能な下部走行体と、
該下部走行体上に旋回装置を介して旋回可能に搭載され
た上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設
けられアクチュエータによって作動する作業装置とから
なり、前記上部旋回体は、旋回フレームと、該旋回フレ
ーム上に位置して左,右方向の左側に設けられた運転席
と、前記旋回フレーム上に搭載され前記下部走行体の走
行モータ、作業装置のアクチュエータ、旋回装置の旋回
モータに圧油を給排する複数の制御弁からなる制御弁群
と、前記運転席の近傍に配設され前記作業装置、旋回装
置を動作する制御弁にパイロット圧を供給するためのパ
イロット弁を有する操作用レバーと、該操作用レバーの
パイロット弁と制御弁群との間に設けられ該操作用レバ
ーの操作パターンと前記制御弁群の各制御弁との組合せ
パターンを切換える操作パターン切換弁とを備えてい
る。
【0011】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、操作パターン
切換弁は、運転席に着座したオペレータの左足元位置に
配設したことにある。
【0012】このように構成したことにより、操作パタ
ーン切換弁は、運転席がある油圧ショベルの左側方で作
業を行なうオペレータから近い位置に配置されるから、
該操作パターン切換弁に手が届き易く、オペレータは操
作パターンの切換操作を無理のない姿勢で容易に行うこ
とができる。
【0013】請求項2の発明によると、操作パターン切
換弁は、操作パターンを切換える切換操作部を運転席の
前側の床板から上側に突出するように配設したことにあ
る。
【0014】このように構成したことにより、操作パタ
ーン切換弁の位置を外部から容易に見つけることがで
き、操作パターン切換弁の切換操作を速やかに行うこと
ができる。
【0015】請求項3の発明によると、操作パターン切
換弁は、その上側を着脱可能なゴム製のカバーによって
覆う構成としたことにある。
【0016】このように構成したことにより、カバーは
操作パターン切換弁を土砂や塵埃から保護することがで
きる。また、ゴム製のカバーは柔軟性を有しており、手
で簡単に着脱することができる。
【0017】請求項4の発明によると、操作パターン切
換弁は、その上側を着脱可能な金属製のカバーによって
覆う構成としたことにある。
【0018】このように構成したことにより、カバーは
操作パターン切換弁を土砂や塵埃から保護することがで
きる。また、金属製のカバーは剛性を有しており、飛石
等による衝撃から操作パターン切換弁を守ることができ
る。
【0019】請求項5の発明によると、制御弁群、操作
用レバー、操作パターン切換弁はブラケット上にサブ組
付けして操作関連サブ組付体を形成し、この操作関連サ
ブ組付体のブラケットを旋回フレームに組付ける構成と
したことにある。
【0020】このように構成したことにより、ブラケッ
トを旋回フレームに取付ける前に、該ブラケットを広い
作業場所に配置し、この状態で、制御弁群、操作用レバ
ー、操作パターン切換弁をブラケット上にサブ組付けす
ることにより、例えば、制御弁群、操作用レバー、操作
パターン切換弁の組付けに用いるボルトを穴に通した
り、該ボルトにナットを螺着したり、また締着するため
のスパナ等の工具を動かす作業を容易に行うことができ
る。そして、操作関連サブ組付体のブラケットを旋回フ
レームに組付けることにより、制御弁群、操作用レバ
ー、操作パターン切換弁を旋回フレーム上に搭載するこ
とができる。
【0021】請求項6の発明によると、操作関連サブ組
付体は、ブラケットの前側に操作用レバーを立設し、該
操作用レバーの後側でブラケットの上面側に制御弁群を
設け、該制御弁群の左後側に操作パターン切換弁を立設
したことにある。
【0022】このように構成したことにより、操作関連
サブ組付体を運転席の前側に位置して旋回フレームに組
付けたときには、操作用レバーが運転席の前側に配置さ
れ、操作パターン切換弁が運転席に着座したオペレータ
の左足元に配置される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
旋回式建設機械を添付図面に従って詳細に説明する。
【0024】まず、第1の実施の形態による旋回式建設
機械としてスイング式の油圧ショベルを例に挙げ、図1
ないし図8に従って説明する。
【0025】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回装置3を介して旋回可能に搭載され
た上部旋回体で、前記下部走行体1の前部には地均し作
業、排土作業等を行う排土板装置4が設けられ、該上部
旋回体2の前部には土砂の掘削作業等を行なう作業装置
5が設けられている。
【0026】ここで、下部走行体1は、左,右両側にサ
イドフレーム6A(左側のみ図示)を有するトラックフ
レーム6と、該トラックフレーム6のサイドフレーム6
A一端部に設けられた遊動輪7と、サイドフレーム6A
の他端部に設けられた駆動輪8と、前記遊動輪7と駆動
輪8とに亘って巻回された履帯9とによって大略構成さ
れ、前記駆動輪8は、走行モータ8Aによって回転駆動
されるものである。
【0027】また、作業装置5は、後述する旋回フレー
ム17の取付ブラケット22に左,右方向に揺動可能に
取付けられたスイングポスト10と、該スイングポスト
10に俯仰動可能に取付けられたブーム11と、該ブー
ム11の先端部に俯仰動可能に取付けられたアーム12
と、該アーム12の先端部に回動可能に取付けられたバ
ケット13とによって大略構成されている。
【0028】また、旋回フレーム17とスイングポスト
10との間にはスイングシリンダ(図示せず)が設けら
れ、スイングポスト10とブーム11との間にはブーム
シリンダ14が設けられ、ブーム11とアーム12との
間にはアームシリンダ15が設けられ、アーム12とバ
ケット13との間にはバケットシリンダ16が設けら
れ、これらのシリンダ14,15,16は作業装置5の
アクチュエータを構成している。
【0029】次に、上部旋回体2は、図2に示すよう
に、旋回したときに旋回半径が小さく収まるようにほぼ
円形状をなし、また径寸法も小さくなっている。そし
て、上部旋回体2は、後述する旋回フレーム17、カウ
ンタウエイト23、エンジン24、作動油タンク29、
燃料タンク30、旋回モータ31、運転席33、床板3
4、外装カバー35、操作関連サブ組付体41等によっ
て大略構成されている。
【0030】17は上部旋回体2の旋回フレームで、該
旋回フレーム17は、図3に示す如く、平板状の底板1
8と、該底板18に立設され、前,後方向に延びつつ前
側に向けて互いに接近した左縦板19、右縦板20と、
該各縦板19,20の前部上側に固着された上板21と
によって大略構成され、前記底板18の前端部、上板2
1の前端部は、作業装置5のスイングポスト10が揺動
可能に取付けられる取付ブラケット22を形成してい
る。
【0031】また、底板18には、図4、図5に示す如
く、前,後方向の中間部に位置して後述するブラケット
42の下板43後部が取付けられる取付座18Aと、前
側に位置して下板43前部が取付けられる取付座18B
とが設けられている。そして、旋回フレーム17には、
左縦板19の左側に位置する底板18と上板21とに亘
って後述の操作関連サブ組付体41が配設され、右縦板
20の右側に後述の作動油タンク29、燃料タンク30
が配設されている。
【0032】23は旋回フレーム17の後端部に取付け
られたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト23
は、作業装置5との重量バランスをとるもので、旋回半
径に応じた円弧状に形成されている。
【0033】24は旋回フレーム17上に搭載されたエ
ンジンで、該エンジン24は、図3に示すように、旋回
フレーム17の後側に左,右方向に延在する横置き状態
に配設されている。また、エンジン24の右側には冷却
ファン25が設けられ、左側には油圧ポンプ26が取付
けられている。
【0034】27はエンジン24の右側で冷却ファン2
5の近傍に配設されたラジエータで、該ラジエータ27
は、エンジン冷却水を冷却するものである。また、28
はラジエータ27の左側(エンジン側)に隣接して配設
されたオイルクーラで、該オイルクーラ28は、作動油
を冷却するものである。
【0035】29は旋回フレーム17の右縦板20の右
側に位置してラジエータ27、オイルクーラ28の前側
に配設された作動油タンクで、該作動油タンク29は、
油圧ポンプ26に供給する作動油を貯えるもので、該油
圧ポンプ26、オイルクーラ28、制御弁群50に接続
されている。
【0036】また、30は作動油タンク29の前側に位
置して旋回フレーム17上に配設された燃料タンクで、
該燃料タンク30は、エンジン24に供給する燃料を貯
えるもので、該エンジン24に接続されている。
【0037】31は旋回フレーム17の左縦板19右側
近傍に位置して底板18に設けられた旋回モータで、該
旋回モータ31は、前述した旋回装置3の駆動源を構成
している。
【0038】一方、32は旋回フレーム17の後側に位
置して該旋回フレーム17上に取付けられた運転席支持
台で、該運転席支持台32は、後述の運転席33を支持
する働きの他に、エンジン24の前側から上側を覆うカ
バーとしての働きと、後述のキャノピ38を支持する働
きを有している。
【0039】33は左,右方向の左側に位置して運転席
支持台32上に設けられた運転席で、該運転席33はオ
ペレータが着座するもので、その前側には後述のレバー
スタンド51が配設されている。
【0040】34は運転席支持台32(運転席33)と
レバースタンド51との間に敷設された床板(図2参
照)で、該床板34には、運転席33に着座したオペレ
ータの左足元位置に後述の操作パターン切換弁63が配
設されている。
【0041】一方、35は上部旋回体2の外装カバー
(図1、図2中に図示)で、該外装カバー35は、運転
席支持台32の右側に位置して作動油タンク29、燃料
タンク30等を覆うタンクカバー35Aと、運転席支持
台32の左側に位置して油圧ポンプ26等を覆う左カバ
ー35Bと、エンジン24の後側を覆うボンネット35
Cとによって大略構成されている。さらに、36,37
は外装カバー35の下側に位置して旋回フレーム17の
周囲を覆う左,右のスカートカバーを示している。
【0042】なお、38は運転席支持台32に取付けら
れたキャノピで、該キャノピ38は、運転席33に着座
したオペレータの頭上を覆うように前側に延びて設けら
れている。
【0043】次に、41は旋回フレーム17上に取付け
られた操作関連サブ組付体で、該操作関連サブ組付体4
1は、図3に示す如く、左縦板19の左側に位置する底
板18と上板21とに亘って配置されている。そして、
操作関連サブ組付体41は、図6ないし図8に示すよう
に、後述のブラケット42、制御弁群50、レバースタ
ンド51、油圧ホース群57、ワイヤケーブル58、リ
ンク機構59,60、操作パターン切換弁63等によっ
て大略構成されている。
【0044】42は操作関連サブ組付体41の取付ベー
スをなすブラケットで、該ブラケット42は、左縦板1
9に沿って斜めに延びた略平行四辺形状の平板として形
成された下板43と、該下板43の前側に位置し、左,
右方向に間隔をもって立設された支持板44,45と、
該各支持板44,45上に固着され、左,右方向に延び
る略長方形状の平板として形成された上板46と、前記
下板43の後部左側に立設された2本の切換弁支持部材
47,48とによって大略構成されている。
【0045】ここで、各切換弁支持部材47,48のう
ち、前側の切換弁支持部材47は、後述の切換弁取付板
61を介して操作パターン切換弁63の上部側を支持す
るもので、後側の切換弁支持部材48は、操作パターン
切換弁63の底部側を下側から支持するものである。
【0046】そして、ブラケット42は、後述の制御弁
群50、レバースタンド51、スイングペダル56、油
圧ホース群57、リンク機構59,60、操作パターン
切換弁63等を組付けた状態で、下板43がボルト4
9,49,…を介して旋回フレーム17の底板18に設
けられた取付座18A,18Bに取付けられ、上板46
の右側部分がボルト49を介して旋回フレーム17の上
板21に取付けられている。
【0047】50はブラケット42に組付けられた制御
弁群で、該制御弁群50は、後述するレバースタンド5
1の後側に位置して下板43の上面側に配設されてい
る。また、制御弁群50は、左走行用、右走行用、旋回
用、排土用、ブーム用、アーム用、バケット用、揺動用
の複数個の方向制御弁からなり、これらの方向制御弁
は、前,後方向に列設された状態で下板43にボルト止
めされている。ここで、各方向制御弁のうち、左走行用
方向制御弁50Aと右走行用方向制御弁50Bには、図
7に示す如く、後述のリンク機構59,59が接続され
ている。また、ブーム用方向制御弁、アーム用方向制御
弁、バケット用方向制御弁、旋回用方向制御弁は、それ
ぞれの油圧パイロット部が後述する油圧ホース群57を
介して操作パターン切換弁63に接続されている。ま
た、排土用方向制御弁は、レバースタンド51の排土用
レバー54にワイヤケーブル(図示せず)を介して接続
されている。さらに、揺動用方向制御弁50Cは、後述
するリンク機構60を介してスイングペダル56に接続
されている。
【0048】51はブラケット42の前側に位置する上
板46上に立設されたレバースタンドで、該レバースタ
ンド51は、上部側に下部走行体1を走行させる左,右
の走行用レバー52,52および作業装置5と旋回装置
3を操作する左,右の操作用レバー53,53が立設さ
れている。また、レバースタンド51の右側には、排土
板装置4を操作する排土用レバー54が設けられてい
る。ここで、各操作用レバー53は、前,後方向と左,
右方向に回動するレバー本体53Aと、該レバー本体5
3Aによって操作される減圧弁型のパイロット弁53B
とによって構成されている。
【0049】また、走行用レバー52,52は、後述の
ワイヤケーブル58、リンク機構59を介して制御弁群
50の走行用方向制御弁50A,50Bに接続されてい
る。また、各操作用レバー53(パイロット弁53B)
は、後述の油圧ホース群57を介して操作パターン切換
弁63に接続されている。さらに、排土用レバー54
は、図示しないワイヤケーブルを介して制御弁群50の
排土用方向制御弁に接続されている。そして、レバース
タンド51はブラケット42の上板46にボルト55,
55,…を介して組付けられ、旋回フレーム17に取付
けられたときには運転席33の前側に配設される。
【0050】56はレバースタンド51の左側に位置し
て上板46に組付けられたスイングペダルで、該スイン
グペダル56は、後述のリンク機構60を介して制御弁
群50の揺動用方向制御弁50Cに接続されている。
【0051】57はブラケット42に組付けられた油圧
ホース群で、該油圧ホース群57は、図6、図8に示す
如く、制御弁群50の油圧パイロット部と操作パターン
切換弁63とを接続し、各操作用レバー53のパイロッ
ト弁53Bと操作パターン切換弁63とを接続する多数
本の油圧ホースによって構成されている。
【0052】また、58,58は一端側がレバースタン
ド51の各走行用レバー52に接続されたワイヤケーブ
ル、59,59は該ワイヤケーブル58,58の他端側
と制御弁群50の走行用方向制御弁50A,50Bとの
間を接続するように、下板43に取付けられたリンク機
構で、前記ワイヤケーブル58,58、リンク機構5
9,59は、走行用レバー52,52と走行用方向制御
弁50A,50Bとを接続している。
【0053】60は他のリンク機構で、該リンク機構6
0は、一端側がスイングペダル56に接続され、他端側
が制御弁群50の揺動用方向制御弁50Cに接続されて
いる。
【0054】61はブラケット42の切換弁支持部材4
7上に取付けられた切換弁取付板で、該取付板61は、
略長方形状の平板をクランク状に折曲げることによって
形成されている。そして、切換弁取付板61は、中央部
分に後述の操作パターン切換弁63が下側から取付けら
れ、前端側が切換弁支持部材47の上端部にボルト62
を用いて取付けられている。また、切換弁取付板61
は、操作関連サブ組付体41を旋回フレーム17に組付
けたときに、後端側がボルト62を用いて運転席支持台
32の前面に取付けられる。
【0055】63は制御弁群50の左後側に位置してブ
ラケット42に立設された操作パターン切換弁で、該操
作パターン切換弁63は、例えば実公平2−22482
号公報に記載されたロータリ型切換弁と同様に、方向切
換弁(図示せず)を内蔵した円柱状の弁本体63Aと、
該弁本体63A内の方向切換弁を操作するために、該弁
本体63Aの一方の端面に突出して設けられた切換操作
部63Bとによって大略構成されている。また、弁本体
63Aの外周側には、油圧ホース群57が接続され、操
作パターン切換弁63は該油圧ホース群57を介して制
御弁群50のブーム用方向制御弁、アーム用方向制御
弁、バケット用方向制御弁、旋回用方向制御弁と各操作
用レバー53のパイロット弁53Bとに接続されてい
る。
【0056】ここで、操作パターン切換弁63は、切換
操作部63Bが上側となる縦置き状態に配置され、弁本
体63Aの上側端面が切換弁取付板61にボルト64を
用いて取付けられ、弁本体63Aの下側端面が切換弁支
持部材48の上部にボルト止めされている。これによ
り、操作パターン切換弁63は、操作関連サブ組付体4
1を旋回フレーム17に組付けたときに、運転席33に
着座したオペレータの左足元位置に配設され、この状態
で切換操作部63Bは床板34から上側に突出してい
る。
【0057】そして、操作パターン切換弁63は、切換
操作部63Bを専用の工具またはスパナ等を用いて所定
の角度寸法だけ回動することにより、操作用レバー53
が前,後方向と左,右方向に操作されたときの操作パタ
ーンと制御弁群50のブーム用方向制御弁、アーム用方
向制御弁、バケット用方向制御弁、旋回用方向制御弁と
の組合せパターンを、例えば2種類(2切換パターン)
に切換えるものである。
【0058】65は床板34の後部左側に着脱可能に取
付けられた柔軟性を有するゴム製カバー(図1、図2中
に図示)で、該ゴム製カバー65は、有蓋の角筒状に形
成され、操作パターン切換弁63の切換操作部63Bを
上側から覆い隠すものである。そして、ゴム製カバー6
5は、操作パターン切換弁63を土砂や塵埃から保護す
ることができる。また、ゴム製カバー65は、手で押込
むことによって工具を用いずに簡単に取付けることがで
き、また掴んで引張ることによって簡単に取外すことが
できる。
【0059】本実施の形態による油圧ショベルは、上述
の如き構成を有するもので、次に、その動作について説
明する。
【0060】まず、オペレータは運転席33に着座し、
レバースタンド51に設けられた走行用レバー52を操
作することにより、ワイヤケーブル58、リンク機構5
9を介して走行用方向制御弁50A,50Bを操作し、
走行モータ8Aによって下部走行体1を走行させる。
【0061】また、操作用レバー53を操作したときに
は、油圧ホース群57、操作パターン切換弁63を介し
て制御弁群50のブーム用方向制御弁、アーム用方向制
御弁、バケット用方向制御弁、旋回用方向制御弁によっ
て作業装置5が俯仰動したり、上部旋回体2が旋回する
から、土砂の掘削作業等を行うことができる。
【0062】さらに、スイングペダル56を操作したと
きには、リンク機構60を介して制御弁群50の揺動用
方向制御弁50Cがスイングシリンダを伸長、縮小する
から、作業装置5を左,右方向に揺動(スイング)する
ことができ、この状態で側溝堀作業等を行うことができ
る。
【0063】次に、本実施の形態に用いる操作関連サブ
組付体41を組立てるときの作業手順について説明す
る。
【0064】まず、周囲に障害物等のない広い作業場所
にブラケット42を配置する。そして、例えばブラケッ
ト42の下板43上に制御弁群50、リンク機構59を
組付ける。次に、ブラケット42の上板46にレバース
タンド51、スイングペダル56等を組付ける。さら
に、切換弁支持部材47,48に操作パターン切換弁6
3を組付ける。
【0065】そして、ブラケット42に制御弁群50、
レバースタンド51、スイングペダル56、リンク機構
59,60、操作パターン切換弁63を組付けたら、こ
れらを油圧ホース群57、ワイヤケーブル58によって
接続する。この操作関連サブ組付体41の組付け作業時
には、例えばボルト55,62,64を穴に通したり、
該ボルト55,62,64をスパナ等の工具によって容
易に締付けることができる。
【0066】このようにして操作関連サブ組付体41を
サブ組付けしたら、該操作関連サブ組付体41を、運転
席33の前側、即ち、メイン組付体をなす旋回フレーム
17の左縦板19左側に位置する底板18と上板21と
に亘って載置し、ブラケット42を各ボルト49を用い
て底板18、上板21に固定することにより、操作関連
サブ組付体41を旋回フレーム17に簡単な作業で組付
けることができる。
【0067】さらに、旋回フレーム17に操作関連サブ
組付体41を組付けたら、他の油圧ホース(図示せず)
を油圧ポンプ26、オイルクーラ28、作動油タンク2
9に接続する。これにより、操作関連サブ組付体41、
即ち制御弁群50、レバースタンド51、スイングペダ
ル56、油圧ホース群57、リンク機構59,60、操
作パターン切換弁63等を旋回フレーム17に組付ける
ことができる。
【0068】次に、操作パターン切換弁63によって操
作用レバー53の操作パターンを切換えるときの作業手
順について説明する。
【0069】まず、操作パターン切換弁63の上側を覆
っているゴム製カバー65を取外す。このときには、ゴ
ム製カバー65(操作パターン切換弁63)が床板34
から上側に突出しているから、オペレータは操作パター
ン切換弁63の場所を外部から簡単に見つけることがで
きる。また、ゴム製カバー65は、柔軟性を有している
から、手で掴んで引張ることにより、工具を用いること
なく容易に取外すことができる。
【0070】そして、ゴム製カバー65を取外して操作
パターン切換弁63の切換操作部63Bを外部に露出さ
せたら、該切換操作部63Bを工具を用いて所定の角度
だけ回動操作する。これにより、操作用レバー53によ
る操作パターンを切換えることができる。このときに
は、操作パターン切換弁63は、油圧ショベルの左側方
から作業を行なうオペレータに近い位置に配置されてい
るから、操作パターン切換弁63に手が届き易く、切換
操作を無理のない姿勢で簡単に行うことができる。
【0071】このようにして操作パターン切換弁63の
切換操作を行なったら、床板34にゴム製カバー65を
取付けて操作パターン切換弁63を覆い隠す。これによ
り、操作パターン切換弁63を土砂、塵埃等から保護す
ることができる。
【0072】以上のように、本実施の形態によれば、操
作パターン切換弁63は、運転席33に着座したオペレ
ータの足元で左,右方向の外側(左側)に配設している
から、操作パターン切換弁63の切換操作を行なうとき
に、該操作パターン切換弁63を油圧ショベルの左側方
に位置するオペレータから近い位置に配置することがで
きる。この結果、操作パターン切換弁63の切換操作を
行なうときには、その切換操作部63Bに手が届き易い
から、切換操作を無理のない姿勢で簡単に行うことがで
き、操作性を向上することができる。
【0073】また、操作パターン切換弁63は、その切
換操作部63B(ゴム製カバー65)を床板34から上
側に突出するように配設しているから、オペレータは操
作パターン切換弁63の場所を外部から容易に見つける
ことができ、切換操作を速やかに行なうことができる。
【0074】また、床板34には、操作パターン切換弁
63の上側を覆うようにゴム製カバー65を着脱可能に
設けているから、該ゴム製カバー65は、操作パターン
切換弁63を土砂、塵埃等から保護することができ、該
操作パターン切換弁63の寿命を延ばすことができる。
しかも、ゴム製カバー65は柔軟性を有しているから、
手で押込んだり、手で掴んで引張ったりすることによ
り、工具を用いることなく容易に着脱することができ、
作業性を向上することができる。
【0075】一方、制御弁群50、レバースタンド5
1、スイングペダル56、油圧ホース群57、ワイヤケ
ーブル58、リンク機構59,60、操作パターン切換
弁63等をブラケット42上にサブ組付けして操作関連
サブ組付体41を形成し、この操作関連サブ組付体41
のブラケット42をメイン組付体をなす旋回フレーム1
7に組付ける構成としている。従って、ブラケット42
に制御弁群50、レバースタンド51、油圧ホース群5
7、操作パターン切換弁63等を組付けるサブ組付け作
業を、広い作業場所で行うことができ、しかも、旋回フ
レーム17への組付け作業は、ブラケット42のボルト
止め作業だけであるから、これらの組付け作業を容易に
行うことができ、作業性、生産性を向上することができ
る。
【0076】さらに、操作関連サブ組付体41は、レバ
ースタンド51をブラケット42の前側に位置する上板
46に立設し、制御弁群50を該レバースタンド51の
後側でブラケット42の下板43の上面側に設け、操作
パターン切換弁63を該制御弁群50の左後側に立設す
る構成としている。従って、操作関連サブ組付体41を
運転席33の前側に位置して旋回フレーム17に組付け
たときには、レバースタンド51を運転席33の前側に
配置でき、操作パターン切換弁63を運転席33に着座
したオペレータの左足元位置に配置することができる。
【0077】次に、図9および図10は本発明の第2の
実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、操作
パターン切換弁は、その上側を着脱可能な金属製のカバ
ーによって覆う構成としたことにある。なお、本実施の
形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0078】71は本実施の形態による操作関連サブ組
付体、72は該操作関連サブ組付体71を構成するブラ
ケット42の切換弁支持部材47上に取付けられた本実
施の形態による切換弁取付板で、該取付板72は、第1
の実施の形態による切換弁取付板61とほぼ同様に、図
10に示す如く、略長方形状の平板をクランク状に折曲
げることによって形成されている。しかし、本実施の形
態による切換弁取付板72は、当該切換弁取付板72に
取付けられる後述の操作パターン切換弁73の高さ寸法
が大きくなっていることから、上,下方向に長尺に形成
されている点で、第1の実施の形態による切換弁取付板
61と相違している。
【0079】そして、切換弁取付板72は、中央部分に
後述の操作パターン切換弁73が下側から取付けられ、
前端側が切換弁支持部材47の上端部にボルト止めされ
ている。また、切換弁取付板72は、操作関連サブ組付
体71を旋回フレーム17に組付けたときに、後端側が
運転席支持台32の前面にボルト止めされる。
【0080】73は操作関連サブ組付体71に組付けら
れた本実施の形態による操作パターン切換弁で、該操作
パターン切換弁73は、前記第1の実施の形態による操
作パターン切換弁63とほぼ同様に、円柱状の弁本体7
3Aと、該弁本体73Aの一方の端面に突出して設けら
れた切換操作部73Bとによって大略構成され、制御弁
群50の左後側に立設されている。
【0081】しかし、本実施の形態による操作パターン
切換弁73は、切換操作部73Bを回動操作することに
より、操作用レバー53の操作パターンと制御弁群50
の各制御弁との組合せパターンを、例えば4種類(4切
換パターン)に切換えることができ、これにより、内部
構造が複雑になり長さ寸法が大きくなっている点で、第
1の実施の形態による操作パターン切換弁63と相違し
ている。
【0082】そして、操作パターン切換弁73は、弁本
体73Aの上側端面が切換弁取付板72にボルト止めさ
れ、弁本体73Aの下側端面が切換弁支持部材48の上
部にボルト止めされている。
【0083】74は床板34の後部左側に位置して操作
パターン切換弁73の周囲に設けられた金属製カバー
(図9中に図示)で、該金属製カバー74は、操作パタ
ーン切換弁73の周囲を覆うように運転席支持台32に
ボルト止めされた断面コ字状の外周カバー部74Aと、
切換操作部73Bを上側から覆い隠すように該外周カバ
ー部74Aの上側に開閉可能(着脱可能)に取付けられ
た蓋部74Bとによって構成されている。
【0084】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、金属製カバー74は操作パターン切換弁
73を覆っているから、該操作パターン切換弁73を土
砂や塵埃から保護することができ、しかも、金属製カバ
ー74の剛性によって飛石等による衝撃から操作パター
ン切換弁73を守ることもできる。また、上側の蓋部7
4Bを取外すことにより、切換操作部73Bを切換操作
することができ、操作パターン切換弁73によって操作
パターンを4種類(4切換パターン)に切換えることが
できる。
【0085】なお、各実施の形態では、運転席33の前
側にレバースタンド51が立設され、該レバースタンド
51に走行用レバー52と操作用レバー53が設けられ
た油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限らず、例えば運転席の左,右両側に操作用レバーを
配設し、運転席の前側に床板から延びる走行用レバーを
設けた油圧ショベルに適用してもよい。
【0086】また、各実施の形態では、旋回式建設機械
として上部旋回体2の前端部に作業装置5が左,右方向
に揺動(スイング)可能に取付けられたスイング式の油
圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
るものではなく、例えば作業装置のアーム、バケットを
左,右方向に平行移動するオフセット式の油圧ショベル
に適用してもよい。また、スイング機構、オフセット機
構を備えていない一般的な油圧ショベルに適用してもよ
い。
【0087】また、各実施の形態では、運転席33の上
側を覆うキャノピ38を備えた油圧ショベルに適用した
場合を例に挙げて説明したが、これに替えて、運転席3
3の周囲を覆うキャブボックスを備えた油圧ショベルに
適用してもよい。
【0088】さらに、各実施の形態では、旋回式建設機
械として装軌式の油圧ショベルを例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の油圧シ
ョベル等の他の旋回式建設機械にも適用することができ
る。
【0089】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、操作用レバーの操作パターンと制御弁群の各制御
弁との組合せパターンを切換える操作パターン切換弁
は、運転席に着座したオペレータの左足元位置に配設し
ているので、操作パターン切換弁は、油圧ショベルの左
側方で作業を行なうオペレータから近い位置に配置する
ことができる。この結果、操作パターン切換弁の切換操
作を行なうときには、該操作パターン切換弁に手が届き
易いから、オペレータは切換操作を無理のない姿勢で容
易に行うことができ、操作性を向上することができる。
【0090】請求項2の発明によれば、操作パターン切
換弁は、操作パターンを切換える切換操作部を運転席の
前側の床板から上側に突出するように配設しているの
で、操作パターン切換弁の位置を外部から容易に見つけ
ることができ、操作パターン切換弁の切換操作を速やか
に行うことができる。
【0091】請求項3の発明によれば、操作パターン切
換弁は、その上側を着脱可能なゴム製のカバーによって
覆う構成としているので、カバーは操作パターン切換弁
を土砂や塵埃から保護することができ、操作パターン切
換弁の寿命を延ばすことができる。また、ゴム製のカバ
ーは柔軟性を有しているから、手で押込んだり、手で掴
んで引張ったりすることにより、工具を用いることなく
容易に着脱することができ、作業性を向上することがで
きる。
【0092】請求項4の発明によれば、操作パターン切
換弁は、その上側を着脱可能な金属製のカバーによって
覆う構成としているので、カバーは操作パターン切換弁
を土砂や塵埃から保護することができる。しかも、金属
製のカバーは剛性を有しているから、飛石等による衝撃
から操作パターン切換弁を守ることができ、該操作パタ
ーン切換弁の寿命を延ばすことができる。
【0093】請求項5の発明によれば、制御弁群、操作
用レバー、操作パターン切換弁はブラケット上にサブ組
付けして操作関連サブ組付体を形成し、この操作関連サ
ブ組付体のブラケットを旋回フレームに組付ける構成と
している。従って、ブラケットを旋回フレームに取付け
る前に、該ブラケットを広い作業場所に配置し、この状
態で、制御弁群、操作用レバー、操作パターン切換弁を
ブラケット上にサブ組付けすることにより、例えば、制
御弁群、操作用レバー、操作パターン切換弁の組付けに
用いるボルトを穴に通したり、該ボルトにナットを螺着
したり、また締着するためのスパナ等の工具を動かす作
業を容易に行うことができる。
【0094】しかも、操作関連サブ組付体を旋回フレー
ムに組付ける作業は、ブラケットを旋回フレームに取付
けるだけであるから、制御弁群、操作用レバー、操作パ
ターン切換弁の組付け作業を容易に行うことができ、作
業性、生産性を向上することができる。
【0095】請求項6の発明によれば、操作関連サブ組
付体は、ブラケットの前側に操作用レバーを立設し、該
操作用レバーの後側でブラケットの上面側に制御弁群を
設け、該制御弁群の左後側に操作パターン切換弁を立設
しているので、操作関連サブ組付体を運転席の前側に位
置して旋回フレームに組付けたときには、操作用レバー
を運転席の前側に配置することができ、操作パターン切
換弁を運転席に着座したオペレータの左足元に配置する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用される油圧シ
ョベルを示す正面図である。
【図2】図1の油圧ショベルを作業装置を省略した状態
で拡大して示す平面図である。
【図3】上部旋回体を運転席支持台、外装カバーを取外
した状態で示す平面図である。
【図4】図3の上部旋回体を矢示IV−IV方向からみた正
面図である。
【図5】図3の上部旋回体を矢示V−V方向からみた左
側面図である。
【図6】操作関連サブ組付体を単体で示す正面図であ
る。
【図7】操作関連サブ組付体を単体で示す平面図であ
る。
【図8】操作関連サブ組付体を図6中の矢示VIII−VIII
方向からみた左側面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に適用される油圧シ
ョベルを示す正面図である。
【図10】操作関連サブ組付体を単体で図6と同様位置
からみた正面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 旋回装置 5 作業装置 10 スイングポスト 11 ブーム 12 アーム 13 バケット 14 ブームシリンダ(アクチュエータ) 15 アームシリンダ(アクチュエータ) 16 バケットシリンダ(アクチュエータ) 17 旋回フレーム 33 運転席 34 床板 41,71 操作関連サブ組付体 42 ブラケット 50 制御弁群 53 操作用レバー 53B パイロット弁 63,73 操作パターン切換弁 63B,73B 切換操作部 65 ゴム製カバー 74 金属製カバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行モータによって自走可能な下部走行
    体と、該下部走行体上に旋回装置を介して旋回可能に搭
    載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可
    能に設けられアクチュエータによって作動する作業装置
    とからなり、前記上部旋回体は、旋回フレームと、該旋
    回フレーム上に位置して左,右方向の左側に設けられた
    運転席と、前記旋回フレーム上に搭載され前記下部走行
    体の走行モータ、作業装置のアクチュエータ、旋回装置
    の旋回モータに圧油を給排する複数の制御弁からなる制
    御弁群と、前記運転席の近傍に配設され前記作業装置、
    旋回装置を動作する制御弁にパイロット圧を供給するた
    めのパイロット弁を有する操作用レバーと、該操作用レ
    バーのパイロット弁と制御弁群との間に設けられ該操作
    用レバーの操作パターンと前記制御弁群の各制御弁との
    組合せパターンを切換える操作パターン切換弁とを備え
    てなる旋回式建設機械において、前記操作パターン切換
    弁は、前記運転席に着座したオペレータの左足元位置に
    配設したことを特徴とする旋回式建設機械。
  2. 【請求項2】 前記操作パターン切換弁は、操作パター
    ンを切換える切換操作部を運転席の前側の床板から上側
    に突出するように配設してなる請求項1に記載の旋回式
    建設機械。
  3. 【請求項3】 前記操作パターン切換弁は、その上側を
    着脱可能なゴム製のカバーによって覆う構成としてなる
    請求項1または2に記載の旋回式建設機械。
  4. 【請求項4】 前記操作パターン切換弁は、その上側を
    着脱可能な金属製のカバーによって覆う構成としてなる
    請求項1または2に記載の旋回式建設機械。
  5. 【請求項5】 前記制御弁群、操作用レバー、操作パタ
    ーン切換弁はブラケット上にサブ組付けして操作関連サ
    ブ組付体を形成し、この操作関連サブ組付体のブラケッ
    トを前記旋回フレームに組付ける構成としてなる請求項
    1に記載の旋回式建設機械。
  6. 【請求項6】 前記操作関連サブ組付体は、ブラケット
    の前側に操作用レバーを立設し、該操作用レバーの後側
    でブラケットの上面側に制御弁群を設け、該制御弁群の
    左後側に操作パターン切換弁を立設してなる請求項5に
    記載の旋回式建設機械。
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