JP5908014B2 - 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造 - Google Patents

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本発明は、鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造に関する。
従来、鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造において、シートレールの下方でクッションユニットの前方にキャニスタを配置する構造が、例えば特許文献1に開示されている。
特開2013−67277号公報
ところで、キャニスタが所定の容量を必要とする部品であるため、鞍乗り型車両の車体後部に搭載する際にも、キャニスタとその周辺部品との配置を工夫することが求められている。
そこで本発明は、車体後部にキャニスタを配置した鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造において、キャニスタとその周辺部品とを効率よく配置することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、ヘッドパイプ(3)と、前記ヘッドパイプ(3)から後方へ延出するメインフレーム(5)と、前記メインフレーム(5)の後部から後方へ延出するシートレール(16)と、を含む車体フレーム(F)と、前記メインフレーム(5)の下方に配置される内燃機関(8)と、後輪(27)を懸架するとともに前記車体フレーム(F)に揺動可能に支持されるスイングアーム(28)と、一端が前記シートレール(16)に連結されるとともに他端が前記スイングアーム(28)に連結されるクッションユニット(29)と、前記クッションユニット(29)の後方で前記シートレール(16)の下方に取り付けられ、車体一側方で枠状に設けられるガード部材(55)と、前記メインフレーム(5)の上方に配設される燃料タンク(18)の蒸発燃料を回収するキャニスタ(40)と、を備える鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造において、前記キャニスタ(40)は、前記ガード部材(55)と同側に配置されるとともに、前記クッションユニット(29)の前方で前記スイングアーム(28)側よりも前記シートレール(16)側に配置され、前記ガード部材(55)の下方で前記クッションユニット(29)の後方には、同乗者の足を乗せる枠状の足置部(56)が設けられ、前記足置部(56)は、前記キャニスタ(40)の下方を通るように配置され、上面視で、前記キャニスタ(40)は、前記足置部(56)よりも車幅方向内側に配置されることを特徴とする。
なお、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
請求項2に記載した発明は、前記燃料タンク(18)と接続されて前記内燃機関(8)に燃料を含んだ混合気を供給可能とする吸気系部品のスロットル部(22)を備え、前記スロットル部(22)は、前記メインフレーム(5)に対して前記キャニスタ(40)と同側に配置され、前記キャニスタ(40)には、前記キャニスタ(40)で吸着されている蒸発燃料を前記スロットル部(22)へ導くパージ管(62)が接続され、前記パージ管(62)は、前記キャニスタ(40)から上方に延び、前記シートレール(16)に沿うように前方へ湾曲して延びた後、前記スロットル部(22)に接続されるとともに、前記シートレール(16)を側方から覆うカウル部材(19)を備え、前記カウル部材(19)で前記パージ管(62)の側面を覆うことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記カウル部材(19)の下面部(19a)には、カウル内外を連通する切り欠き部(19b)が設けられ、前記パージ管(62)は、前記キャニスタ(40)から上方に延び、前記切り欠き部(19b)から前記カウル部材(19)の内側に進入した後、前記シートレール(16)に沿うように配管されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記シートレール(16)の下方に配置されるエアクリーナ(24)を備え、前記パージ管(62)の途中には弁部材(62a)が設けられ、前記パージ管(62)は、前記エアクリーナ(24)の上方を通るとともに、前記エアクリーナ(24)の上方に前記弁部材(62a)が配置され、前記カウル部材(19)は、前記弁部材(62a)の側方まで覆うことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記キャニスタ(40)を保持する支持ブラケット(66)を備え、前記支持ブラケット(66)は、前記シートレール(16)に設けた前記クッションユニット(29)の取付部(38)に取り付けられ、前記カウル部材(19)の下面部(19a)には、前記キャニスタ(40)の取付部と前記クッションユニット(29)の取付部とに跨る切り欠き部(19b)が形成されることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記足置部(56)の前方には、前記車体フレーム(F)に連結されて同乗者用のピリオンステップ(44)を支持するステップフレーム(43)が設けられ、前記足置部(56)は、一端が前記ガード部材(55)に連結して支持され、この一端から前方へ前記クッションユニット(29)よりも前方の前記キャニスタ(40)の下方まで延出し、他端が前記ステップフレーム(43)に連結して支持されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、シートレールにスイングアームを懸架するクッションユニットの前後にキャニスタとガード部材とを振り分けて配置したので、クッションユニット周辺の空間を有効活用でき、鞍乗り型車両における効率のよい部品配置に貢献できる。また、上面視でキャニスタが足置部よりも車幅方向内側でかつスイングアーム側よりもシートレール側に配置されることで、ガード部材下方の足置部を大型化できるとともに、足置部によってキャニスタを下方かつ車幅方向外側から保護することができる。
請求項2に記載した発明によれば、キャニスタとスロットル部とを同じ側に配置し、シートレールに沿わせてパージ管を配管したので、キャニスタから気化器に至るパージ管の経路を単純化し、さらにシートレールを側方から覆うカウル部材でパージ管の側面を覆ったので、鞍乗り型車両における効率のよい部品配置に貢献できる。
請求項3に記載した発明によれば、カウル部材の切り欠き部からパージ管をカウル内側に導入してシートレールに沿わせるので、カウル部材によりパージ管を効率よく隠蔽して外観性を向上できる。
請求項4に記載した発明によれば、シートレールとエアクリーナとで囲まれる空間にパージ管の弁部材を配置して弁部材を保護できるとともに、エアクリーナのケース等を利用して逆止弁を効率よく支持できるとともに、カウル部材により効率よく遮蔽して外観性を向上できる。
請求項5に記載した発明によれば、カウル部材の下面部にシートレールに設けたクッションユニットの取付部とキャニスタの取付部に跨る切り欠き部を設けたので、キャニスタを上方から保護することができ、鞍乗り型車両における効率のよい部品配置に貢献できる。
請求項6に記載した発明によれば、足置部によってキャニスタを下方から保護できるととともに、ガード部材の下部と車体フレームとをステップフレームを介して連結できる。


本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の上面図である。 上記自動二輪車の車体フレームの左側面図である。 上記車体フレームの上面図である。 図3のV矢視図である。 上記自動二輪車のキャニスタの説明図である。 上記キャニスタの配置を示す要部の左側面図である。 図7の上面図である。 図7から外装部品を外した左側面図である。 図7のX−X断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
本実施形態では、車体左右中心上に一本のメインフレーム(バックボーンフレーム)を有するバックボーンフレーム形式の自動二輪車を例に説明する。
まず、図1、図2を参照し、本実施形態における自動二輪車Bは、前輪1が左右一対のフロントフォーク2の下端部間に支持される。左右フロントフォーク2は、上部をヘッドパイプ3に回動自在に支持される。前輪1は、ハンドル4を回動することで操舵される。
ヘッドパイプ3からはメインフレーム5及びダウンフレーム6が後下方へ延び、ダウンフレーム6とメインフレーム5の後端部に取付けられた井桁フレーム7とによりエンジン8のクランクケース9が支持される。
エンジン8は、クランクケース9の前部上にシリンダ10Aを起立させる。シリンダ10Aは、シリンダブロック10、シリンダヘッド11及びヘッドカバー12を備える。エンジン8は、ダウンフレーム6の下端に設けられたエンジンハンガーブラケット13と、井桁フレーム7の上下に設けられた上下エンジンハンガー14,15とに支持される。
車体フレームFは、ヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から車体左右中心Cに沿って後下方へ延びる1本のメインフレーム5と、メインフレーム5の後端部に取付けられる井桁フレーム7と、ヘッドパイプ3から車体左右中心Cに沿ってメインフレーム5よりも急傾斜で後下方へ延びる1本のダウンフレーム6と、メインフレーム5の後部左右に前端が溶接される左右一対のシートレール16と、シートレール16の下方に配される左右一対のリヤステイ17と、を備える。
メインフレーム5上には、エンジン8へ燃料を供給するための燃料タンク18が支持される。燃料タンク18の後方には、ライダー及び同乗者が着座するタンデム型のシート20が配置される。シート20は、左右一対のシートレール16上に支持される。
シリンダヘッド11の後面には、燃料と燃焼用空気との混合気を供給するための吸気口が開口する。この吸気口には、インシュレータ21を介して気化器(キャブレター、スロットル部)22が接続される。気化器22の吸気上流側には、コネクティングチューブ23を介してエアクリーナ24が接続される。エアクリーナ24は、気化器22の後方に配置されている。
シリンダヘッド11の前面には、排気ガスを排出するための排気口が開口する。この排気口には、排気管25の基端が接続される。排気管25は、気化器22側への熱干渉を防止するために、シリンダヘッド11の前面から前方に適宜延びた後、クランクケース9の前面及び下面を回り込むように湾曲して後方に延びる。排気管25の先端は、後輪27の右側に配置されたマフラー26に接続される。
後輪27は、スイングアーム28の左右アームの後端部に支持される。後輪27の上下動は、スイングアーム28の左右アームの後端部と左右シートレール16におけるリヤステイ17との接続部に設けたガセット38(図3参照)とを連結する左右一対のクッションユニット(緩衝器)29により緩衝される。
エンジン8の駆動力は、エンジン8の出力スプロケット8a、後輪27のドリブンスプロケット30及びこれらに巻き掛けられたドライブチェーン31により、エンジン8から後輪27へと伝達される。
スイングアーム28は、メインフレーム5の後端部に接続された井桁フレーム7における左右一対のピボットプレート32にピボット軸33を介して上下揺動可能に軸支される。左右ピボットプレート32は、井桁フレーム7における左右一対のピボットフレーム34の前面側にそれぞれ取付けられる。左右ピボットフレーム34は、上下クロスパイプ35,36により上下端間を連結される。これら左右ピボットフレーム34並びに上下クロスパイプ35,36を主に井桁フレーム7が構成される。
図2に示すように、シリンダヘッド11後方のインシュレータ21は、後側ほど左側に位置するように傾斜し、車体左右中心Cの左側に気化器22を配置する。気化器22後方のコネクティングチューブ23は、メインフレーム5の後部メインフレーム部5b(図1、図3参照)の左側方を迂回するために外方へ凸に湾曲する。コネクティングチューブ23後方のエアクリーナ24は、平面視で車体左右中心Cと交差するように、後部メインフレーム部5bの後方で傾斜して配置される。エアクリーナ24におけるコネクティングチューブ23との接続部は、シートレール16の前端部よりも外側方に張り出す。
エアクリーナ24の右側にはバッテリ41が配置される。気化器22、コネクティングチューブ23及びエアクリーナ24、並びにバッテリ41は、それぞれクランクケース9(図1参照)の車幅方向の最外側よりも内側に配置される。吸気系部品である気化器22、コネクティングチューブ23及びエアクリーナ24と、重量物であるバッテリ41とが、後部メインフレーム部5bの左右及び後方を取り囲むように配置されることで、これらの部品の集中配置による車体のコンパクト化が実現される。
図3〜図5を併せて参照し、メインフレーム5は、側面視で上後方に凸の浅いV字形状をなすもので、エンジン8の上方を通る前部メインフレーム部5aと、エンジン8の後方を斜め下方に延びる後部メインフレーム部5bと、両メインフレーム部5a,5b間の屈曲部5cとを形成する。前部メインフレーム部5aの前端には、ヘッドパイプ3が溶接により結合される。後部メインフレーム部5bの後下端には、井桁フレーム7が溶接により結合される。屈曲部5cの上面側には、左右一対のシートレール16の前端部が溶接により結合される。
井桁フレーム7は、車幅方向(左右方向)で直線状に配置される上クロスパイプ35と、同じく車幅方向で直線状に配置される下クロスパイプ36と、これら上下クロスパイプ35,36の車幅方向両端部同士を上下方向に間隔を隔てて且つ互いに平行に連結する左右一対のピボットフレーム34と、各ピボットフレーム34の前部に沿って上下方向に延びる左右一対のピボットプレート32と、を備える。各ピボットフレーム34は上クロスパイプ35及び下クロスパイプ36とほぼ同径のパイプであり、上下方向中間部が側面視で後方へ凸に湾曲し、この湾曲形状に沿う各ピボットプレート32の後縁部が各ピボットフレーム34の前面部に溶接される。符号37は各ピボットプレート32に設けられてピボット軸33を挿通する筒部を示す。
上クロスパイプ35の車幅方向中間部には、後部メインフレーム部5bの後端部に形成されたテーパー部5dの先端が当接して溶接される。本実施形態では、井桁フレーム7の上方におけるデッドスペースを小さくするために、上クロスパイプ35は、メインフレーム5よりも細いパイプ材で形成される。テーパー部5dは、相対的に細い上クロスパイプ35に溶接するために、側面視で下端側ほど細くされて上クロスパイプ35に溶接される(図3参照)。一方、テーパー部5dは、その剛性を確保するために、図3のV矢視で下端側ほど太くされて上クロスパイプ35に溶接される(図5参照)。
左右リヤステイ17は、それぞれ左右ピボットフレーム34の湾曲部上側から上後方に延びる。左右リヤステイ17の上後端は、それぞれ左右シートレール16の前後方向中間部に溶接により結合される。シートレール16とリヤステイ17との連結部は、ガセット38により補強される。リヤステイ17、シートレール16の前部及び後部メインフレーム部5bと井桁フレーム7の上部とに囲まれて、側面視略三角形状の空間42(図3参照)が形成され、この空間42にエアクリーナ24等が収容される。
リヤステイ17の前部とピボットフレーム34の下部とには、側面視で前方へ拡開する略V字状をなすステップホルダ43の上下前端部が、それぞれ溶接により結合される。ステップホルダ43の後部には、ピリオンステップ44が折り畳み可能に支持される(図2参照)。符号43aはステップホルダ43の後部上に固設されたステップガードを示す。
図5に示すように、上クロスパイプ35、下クロスパイプ36及び左右ピボットフレーム34で囲まれる矩形状の空間45には、スイングアーム28先端の左右軸支部28aが配置される。左右軸支部28aは、左右ピボットプレート32の筒部37に挿通したピボット軸33(図1参照)を介して、左右ピボットプレート32に上下揺動可能に軸支される。
上クロスパイプ35の左右両側には、上エンジンハンガー14が左右一対に設けられ、下クロスパイプ36の左右両側には、下エンジンハンガー15が左右一対に設けられる。これら上下エンジンハンガー14,15、並びにダウンフレーム6下端のエンジンハンガーブラケット13により、エンジン8のクランクケース9の前後端が支持される。
上クロスパイプ35を左右方向に沿う直線状とし、車体左右中心Cを通る後部メインフレーム部5bの後端を直交するように溶接することで、上クロスパイプ35が傾斜する場合と比べて、後部メインフレーム部5bと上クロスパイプ35との結合位置が下がり、デッドスペースが小さくなるので、上クロスパイプ35の上方且つ後部メインフレーム部5bの側方に広い空間を形成できる。
このため、バックボーンフレームであるメインフレーム5を従来同様に配置しても、例えば気化器22のような整備や調節の頻度の高い部品や、比較的大型の部品であるエアクリーナ24やバッテリ41等を、後部メインフレーム部5bの周辺に集中配置することが可能になる。
車体フレームFの下部において、車幅方向左側(気化器22と同側)には、サイドスタンドブラケット39bが設けられる。図5中符号22bは気化器22の上方に突出して燃料ホース51を接続可能とする燃料ホース接続部、符号22cは気化器22の内側方に突出してチャージ管61を接続可能とするチャージ管接続部、符号22dは気化器22の下方に突出して気化器22用のドレン管63を接続可能とするドレン管接続部をそれぞれ示す。
図1に示すように、気化器22は、側面視で後部メインフレーム部5bと一部重なるように配置され、且つクランクケース9及び上クロスパイプ35よりも上方に配置される。
図2を併せて参照し、気化器22は、後部メインフレーム部5bの左側に配置される。これにより、右手でアクセル操作する形式の車両においては、ライダーがシート20に跨りアクセルを右手で操作しながら左手で気化器22のチョーク22a等を操作できるので、利便性が高くなる。エアクリーナ24は、気化器22の後方で後部メインフレーム部5bに近接して配置される。
エアクリーナ24は、エレメントを収容するケースとこれを閉塞するカバーとの合わせ面Sを、平面視で車体左右中心Cに対して傾斜させる。これにより、エアクリーナ24の右側方に比較的大きなスペースが確保され、このスペースを利用してバッテリ41が配置される。バッテリ41にとっては十分な配置スペースが確保されるので、バッテリ41を容易に配置でき、且つその大容量化も可能になる。また、バッテリ41周りの機器や電気系統のレイアウトやメンテナンス作業等も容易になり、利便性が高まる。このように、気化器22及びエアクリーナ24等の吸気系部品、並びにバッテリ41を、上下方向に延びる後部メインフレーム部5bを取り囲むように集中配置することで、整備やメンテナンスを集中的に行える等の種々な利点がある。
図1、図2等を参照し、車体フレームFの下クロスパイプ36には、車体を直立状態で支持するメインスタンド39が格納可能に支持されるとともに、その左端部に固設したサイドスタンドブラケット39bには、車体を左側に傾けて支持するサイドスタンド39aが格納可能に支持される。
シート20の左右両側の下方には、空間42の後部から左右シートレール16の後部にかけてこれらを外側方から覆う左右リヤサイドカウル19が設けられる。
図10を併せて参照し、左右リヤサイドカウル19は、左右シートレール16に沿うように前後に延び、その延び方向と交差する断面で車幅方向に凸の膨出形状をなしている。左右リヤサイドカウル19は、左右シートレール16を外側方から覆うとともに、左右シートレール16の下方に向けて折り返す下面部19aを形成する。
左右リヤサイドカウル19の前方には、空間42の前部から吸気系部品にかけてこれらを外側方から覆う左右センターサイドカウル46が設けられる。
図1、図2を参照し、気化器22は、インシュレータ21を介してエンジン8の吸気口に接続される。気化器22の吸気上流側には、コネクティングチューブ23を介してエアクリーナ24が接続される。エアクリーナ24は、車幅方向左側にて左シートレール16及び左リヤステイ17に支持される。エアクリーナ24の右側方に位置するバッテリ41は、車幅方向右側にて右シートレール16及び右リヤステイ17に支持される。
燃料タンク18は、メインフレーム5を左右に跨ぐ鞍形状を形成するタンク内板と、タンク内板の外方を所定の空間を空けて覆うタンク外板と、で中空に形成される。タンク内板及びタンク外板は、それぞれ一体の鋼板製であり、これらの外周縁に設けられた接合フランジが互いに一体に接合される。
燃料タンク18の左下端部には、燃料コック50が設けられる。燃料コック50は、燃料ホース51を介して気化器22に接続される。
車体後部左側には、シート20後部に左向きに乗車した同乗者の衣服が後輪27に接触しないようにするドレスガード55が設けられる。
ドレスガード55は、小径の鋼管を主に構成され、側面視で前方に開放する門形をなす枠部55aを有し、その内側に上下に延びるクロス部及びU字形状をなす線材を配して格子状に形成される。ドレスガード55は、側面視で上下辺を前下がりに傾斜させた台形状の外観をなし、枠部55aの後縁部55bを垂直方向に対して大きく前傾させる。
枠部55aの上端部には、ドレスガード55の上端部を左シートレール16の後部に連結するための連結プレート55dが固設される。連結プレート55dは、左シートレール16から下方に突出する前後一対のブラケット16aに、それぞれボルト締結により結合される。
ドレスガード55の下端部には、車幅方向外側方に張り出して前記同乗者の足を乗せる足置部56が配置される。
足置部56は、ドレスガード55同様、小径の鋼管を主に構成され、上面視(平面視)で車幅方向内側に開放するハット形状をなす足置枠部56aを有し、その内側に前後に延びるクロス部を配して形成される。
足置部56(足置枠部56a)は、その前端部56bが左ステップホルダ43の後端部43bにボルト締結により連結されるとともに、後端部56cがドレスガード55の枠部55aの後下端部に突設された連結ブラケット55cにボルト締結により連結される。この足置部56を介して、ドレスガード55の下端部が左ステップホルダ43の後端部43bに支持される。なお、右ステップホルダ43の後端部43bにはマフラー26が支持される。
足置部56の前部は、後述するキャニスタ40の下方を通るように前後に延びる。以下、足置枠部56aにおける前記ハット形状前側で前後に延びる部位を延出部56dという。キャニスタ40は、平面視では延出部56dよりも車幅方向内側に配置される。これにより、キャニスタ40に対する下方からの外乱が抑えられる。なお、本実施形態では、キャニスタ40全体が平面視で延出部56dの外側端よりも車幅方向内側に配置されるが、キャニスタ40の一部が平面視で延出部56dよりも車幅方向内側に配置される構成でもよい。
ドレスガード55及び足置部56は、左シートレール16から下方に延びて下端部で同乗者の足を支持する足置部材54を構成する。
ドレスガード55の上端部には、左リヤサイドカウル19の下方で車幅方向外側に張り出す取手部(リヤアシストグリップ)55eが設けられる。取手部55eは、左リヤサイドカウル19の下面部19aの下方に位置し、左リヤサイドカウル19の下方側より把持可能である。取手部55eは、ドレスガード55の上端部における左シートレール16への取り付け部(連結プレート55d)の近傍に設けられる。
車体後部左側(足置部材54と同側)において、クッションユニット29の前方には、燃料タンク18の蒸発燃料を回収するキャニスタ40が配置される。
キャニスタ40は、円筒状に形成されたケース内に活性炭などの吸着剤を収納し、燃料タンク18内で発生する蒸発燃料を吸着(チャージ)する一方、吸着した蒸発燃料をエンジン8の吸気系に導入(パージ)する蒸発燃料処理装置の要部を構成する。
本実施形態では、キャニスタ40は、その軸方向(長手方向)を上下方向に対して前傾させてクッションユニット29の軸方向(長手方向)と略平行にして配置される。これにより、クッションユニット29の周辺にキャニスタ40がコンパクトに配置されるとともに、クッションユニット29とキャニスタ40とが並列に並んで均整のとれた外観となる。なお、キャニスタ40の軸方向を上下方向と略平行にした配置としてもよい。
図6を併せて参照し、キャニスタ40の右端面には、チャージ管接続部40b及びパージ管接続部40dがそれぞれ上方に突出して設けられる。チャージ管接続部40bには、燃料タンク18で発生する蒸発燃料をキャニスタ40へ導くチャージ管61の一端が接続される。パージ管接続部40dには、キャニスタ40で吸着されている蒸発燃料をエンジン8の吸気系部品(本実施形態では気化器22)へ導くパージ管62の一端が接続される。
一方、キャニスタ40の左端面には、大気導入管接続部40a及びドレン管接続部40cがそれぞれ下方に突出して設けられる。大気導入管接続部40aには、キャニスタ40内に大気を導入する大気導入管64の一端が接続される。ドレン管接続部40cには、キャニスタ40内に侵入した水等をキャニスタ40外へ排出するドレン管63の一端が接続される。ドレン管63及び大気導入管64は、キャニスタ40が上述の如く前傾して配置された状態で、ドレン管63が大気導入管64よりも下方でキャニスタ40の下端部に位置するように配置される。
キャニスタ40には、ケースの外周面を弾性的に保持するゴム製の保持部材65が取り付けられる。保持部材65は、キャニスタ40を周方向で保持する環状保持部65aと、環状保持部65aからキャニスタ40の下面側に回り込んでキャニスタ40を支持する下面支持部65bとを備える。下面支持部65bには、大気導入管接続部40a及びドレン管接続部40cを通過させる孔が形成される。
図9、図10を併せて参照し、環状保持部65aの前後には、例えばシートレール16及びリヤステイ17に跨るガセット38に締結固定した支持ブラケット66の一対の支持板66aを挿入可能な一対の挿入部65cが形成される。これら一対の挿入部65cに一対の支持板66aをそれぞれ挿入することで、車体後部にキャニスタ40がラバーマウントされる。
図7〜図9を参照し、チャージ管61及びパージ管62は、キャニスタ40の上面から上方に延びた後、クッションユニット29上端における車体フレームFに取り付けられる上端取り付け部29aの前方で、シートレール16に沿うように前方へ湾曲して延びる。
リヤサイドカウル19の下面部19aには、クッションユニット29の上部を避けるための切り欠き部19bが形成される。この切り欠き部19bを利用して、チャージ管61及びパージ管62がリヤサイドカウル19の下方からカウル内に進入する。
チャージ管61及びパージ管62は、リヤサイドカウル19内でシートレール16に沿うように前方へ湾曲して延びる。このとき、チャージ管61及びパージ管62は、シートレール16よりも車幅方向外側に張り出すエアクリーナ24の上方(平面視においてエアクリーナ24と重なる範囲)を通過する。すなわち、チャージ管61及びパージ管62(後述する逆止弁62a含む)は、エアクリーナ24の車幅方向最外側よりも内側を通過する。
チャージ管61は、シートレール16の前端位置でメインフレーム5に沿うように上前方に湾曲して延び、後述する回収管52の開口端に接続される。パージ管62は、シートレール16の前端近傍で適宜湾曲し、車幅方向内側から気化器22に接続される。
燃料タンク18には、例えばその上端中央の給油口の周辺に、燃料タンク18の蒸発燃料を回収するための気液分離機構が設けられる。この気液分離機構から延びる回収管52が、燃料タンク18の鞍形状内の底面でタンク外方に開口する。この回収管52の開口端にチャージ管61が接続されて、燃料タンク18の蒸発燃料がキャニスタ40に導かれる。
パージ管62の途中には、気化器22からキャニスタ40への蒸発燃料の逆流を阻止する逆止弁(チェックバルブ)62aが介装される。逆止弁62aは、車体中央左側に配置されたエアクリーナ24の上方でそのケース等に支持される。
なお、キャニスタ40のドレン管63及び大気導入管64の配管の詳細は図示しないが、例えばキャニスタ40下方を前後に延びる足置部56の前部を利用する等して、ドレン管63及び大気導入管64の開口端を低位置で保持してもよい。図7に示すように、ドレン管63の開口端63aは、ピリオンステップ44の上端及び足置部56の上面よりも下方に位置し、同乗者の足や衣服を汚し難くしている。
以上説明したように、上記実施形態における鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造は、自動二輪車Bに適用されるものであり、ヘッドパイプ3と、前記ヘッドパイプ3から後方へ延出するメインフレーム5と、前記メインフレーム5の後部から後方へ延出するシートレール16と、を含む車体フレームFと、前記メインフレーム5の下方に配置されるエンジン8と、後輪27を懸架するとともに前記車体フレームFに揺動可能に支持されるスイングアーム28と、一端が前記シートレール16に連結されるとともに他端が前記スイングアーム28に連結されるクッションユニット29と、前記クッションユニット29の後方で前記シートレール16の下方に取り付けられ、車体一側方で枠状に設けられるドレスガード55と、燃料タンク18の蒸発燃料を回収するキャニスタ40と、を備える。そして、前記キャニスタ40は、前記ドレスガード55と同側に配置されるとともに、前記クッションユニット29の前方に配置される。
この構成によれば、シートレール16にスイングアーム28を懸架するクッションユニット29の前後にキャニスタ40とドレスガード55とを振り分けて配置したので、クッションユニット29周辺の空間を有効活用でき、鞍乗り型車両における効率のよい部品配置に貢献できる。また、上面視でキャニスタ40が足置部56よりも車幅方向内側に配置されることで、足置部56によってキャニスタ40を下方から保護することができる。
また、上記キャニスタ配置構造では、前記燃料タンク18と接続されて前記エンジン8に燃料を含んだ混合気を供給可能とする吸気系部品の気化器22を備え、前記気化器22は、前記メインフレーム5に対して前記キャニスタ40と同側に配置され、前記キャニスタ40には、前記キャニスタ40で吸着されている蒸発燃料を前記気化器22へ導くパージ管62が接続され、前記パージ管62は、前記キャニスタ40から上方に延び、前記シートレール16に沿うように前方へ湾曲して延びた後、前記気化器22に接続される。
この構成によれば、キャニスタ40と気化器22とを同じ側に配置したので、キャニスタ40から気化器22に至るパージ管62の経路を単純化し、鞍乗り型車両における効率のよい部品配置に貢献できる。
また、上記キャニスタ配置構造では、前記シートレール16を側方から覆うリヤサイドカウル19を備え、前記リヤサイドカウル19の下面部19aには、カウル内外を連通する切り欠き部19bが設けられ、前記パージ管62は、前記キャニスタ40から上方に延び、前記切り欠き部19bから前記リヤサイドカウル19の内側に進入した後、前記シートレール16に沿うように配管される。
この構成によれば、リヤサイドカウル19の切り欠き部19bからパージ管62をカウル内側に導入してシートレール16に沿わせるので、パージ管62を効率よく隠蔽して外観性を向上できる。
また、上記キャニスタ配置構造では、前記シートレール16の下方に配置されるエアクリーナ24を備え、前記パージ管62の途中には逆止弁62aが設けられ、前記パージ管62は、前記エアクリーナ24の上方を通過するとともに、前記エアクリーナ24の上方に前記逆止弁62aが配置される。
この構成によれば、シートレール16とエアクリーナ24とで囲まれる空間にパージ管62の逆止弁62aを配置して逆止弁62aを保護できるとともに、エアクリーナ24のケース等を利用して逆止弁62aを効率よく支持できる。
また、上記キャニスタ配置構造では、前記燃料タンク18は、前記メインフレーム5の上方に配置され、前記キャニスタ40には、前記燃料タンク18で発生する蒸発燃料を前記キャニスタ40へ導くチャージ管61が接続され、前記チャージ管61は、前記キャニスタ40から上方に延び、前記シートレール16に沿うように前方へ湾曲して延びた後、前記燃料タンク18に接続される。
この構成によれば、チャージ管61をシートレール16に沿って前方へ延ばした後、メインフレーム5上方の燃料タンク18に接続するので、チャージ管61の撓みを抑制するとともに経路を単純化し、鞍乗り型車両における効率のよい部品配置に貢献できる。
また、上記キャニスタ配置構造では、前記シートレール16を側方から覆うリヤサイドカウル19を備え、前記リヤサイドカウル19の下面部19aには、カウル内外を連通する切り欠き部19bが設けられ、前記チャージ管61は、前記キャニスタ40から上方に延び、前記切り欠き部19bから前記リヤサイドカウル19の内側に進入した後、前記シートレール16に沿うように配管される。
この構成によれば、リヤサイドカウル19の切り欠き部19bからチャージ管61をカウル内側に導入してシートレール16に沿わせるので、チャージ管61を効率よく隠蔽して外観性を向上できる。
また、上記キャニスタ配置構造では、前記足置部56の前方には、前記車体フレームFに連結されて同乗者用のピリオンステップ44を支持するステップホルダ43が設けられ、前記足置部56は、一端が前記ドレスガード55に連結して支持され、この一端から前方へ前記クッションユニット29よりも前方の前記キャニスタ40の下方まで延出し、他端が前記ステップホルダ43に連結して支持される。
この構成によれば、足置部56によってキャニスタ40を下方から保護できるととともに、ドレスガード55の下部と車体フレームFとをステップホルダ43を介して連結できる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
B 自動二輪車(鞍乗り型車両)
F 車体フレーム
3 ヘッドパイプ
5 メインフレーム
8 エンジン(内燃機関)
16 シートレール
18 燃料タンク
19 リヤサイドカウル(カウル部材)
19a 下面部
19b 切り欠き部
22 気化器(スロットル部)
24 エアクリーナ
27 後輪
28 スイングアーム
29 クッションユニット
40 キャニスタ
43 ステップホルダ(ステップフレーム)
44 ピリオンステップ
55 ドレスガード(ガード部材)
56 足置部
61 チャージ管
62 パージ管
62a 逆止弁
63 ドレン管
64 大気導入管

Claims (6)

  1. ヘッドパイプ(3)と、前記ヘッドパイプ(3)から後方へ延出するメインフレーム(5)と、前記メインフレーム(5)の後部から後方へ延出するシートレール(16)と、を含む車体フレーム(F)と、
    前記メインフレーム(5)の下方に配置される内燃機関(8)と、
    後輪(27)を懸架するとともに前記車体フレーム(F)に揺動可能に支持されるスイングアーム(28)と、
    一端が前記シートレール(16)に連結されるとともに他端が前記スイングアーム(28)に連結されるクッションユニット(29)と、
    前記クッションユニット(29)の後方で前記シートレール(16)の下方に取り付けられ、車体一側方で枠状に設けられるガード部材(55)と、
    前記メインフレーム(5)の上方に配設される燃料タンク(18)の蒸発燃料を回収するキャニスタ(40)と、を備える鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造において、
    前記キャニスタ(40)は、前記ガード部材(55)と同側に配置されるとともに、前記クッションユニット(29)の前方で前記スイングアーム(28)側よりも前記シートレール(16)側に配置され、
    前記ガード部材(55)の下方で前記クッションユニット(29)の後方には、同乗者の足を乗せる枠状の足置部(56)が設けられ、前記足置部(56)は、前記キャニスタ(40)の下方を通るように配置され、
    上面視で、前記キャニスタ(40)は、前記足置部(56)よりも車幅方向内側に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  2. 前記燃料タンク(18)と接続されて前記内燃機関(8)に燃料を含んだ混合気を供給可能とする吸気系部品のスロットル部(22)を備え、
    前記スロットル部(22)は、前記メインフレーム(5)に対して前記キャニスタ(40)と同側に配置され、
    前記キャニスタ(40)には、前記キャニスタ(40)で吸着されている蒸発燃料を前記スロットル部(22)へ導くパージ管(62)が接続され、
    前記パージ管(62)は、前記キャニスタ(40)から上方に延び、前記シートレール(16)に沿うように前方へ湾曲して延びた後、前記スロットル部(22)に接続されるとともに、
    前記シートレール(16)を側方から覆うカウル部材(19)を備え、
    前記カウル部材(19)で前記パージ管(62)の側面を覆うことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  3. 前記カウル部材(19)の下面部(19a)には、カウル内外を連通する切り欠き部(19b)が設けられ、
    前記パージ管(62)は、前記キャニスタ(40)から上方に延び、前記切り欠き部(19b)から前記カウル部材(19)の内側に進入した後、前記シートレール(16)に沿うように配管されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  4. 前記シートレール(16)の下方に配置されるエアクリーナ(24)を備え、
    前記パージ管(62)の途中には弁部材(62a)が設けられ、
    前記パージ管(62)は、前記エアクリーナ(24)の上方を通るとともに、前記エアクリーナ(24)の上方に前記弁部材(62a)が配置され
    前記カウル部材(19)は、前記弁部材(62a)の側方まで覆うことを特徴とする請求項2又は3に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  5. 前記キャニスタ(40)を保持する支持ブラケット(66)を備え、
    前記支持ブラケット(66)は、前記シートレール(16)に設けた前記クッションユニット(29)の取付部(38)に取り付けられ、
    前記カウル部材(19)の下面部(19a)には、前記キャニスタ(40)の取付部と前記クッションユニット(29)の取付部とに跨る切り欠き部(19b)が形成されることを特徴とする請求項2から4の何れか一項に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  6. 前記足置部(56)の前方には、前記車体フレーム(F)に連結されて同乗者用のピリオンステップ(44)を支持するステップフレーム(43)が設けられ、
    前記足置部(56)は、一端が前記ガード部材(55)に連結して支持され、この一端から前方へ前記クッションユニット(29)よりも前方の前記キャニスタ(40)の下方まで延出し、他端が前記ステップフレーム(43)に連結して支持されることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
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