JP2016064766A - 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造 - Google Patents

鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016064766A
JP2016064766A JP2014195271A JP2014195271A JP2016064766A JP 2016064766 A JP2016064766 A JP 2016064766A JP 2014195271 A JP2014195271 A JP 2014195271A JP 2014195271 A JP2014195271 A JP 2014195271A JP 2016064766 A JP2016064766 A JP 2016064766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
canister
support member
width direction
disposed
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014195271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6069279B2 (ja
Inventor
真實 松村
Mami Matsumura
真實 松村
直 川野
Nao Kawano
直 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2014195271A priority Critical patent/JP6069279B2/ja
Priority to CN201510526645.3A priority patent/CN105460121B/zh
Publication of JP2016064766A publication Critical patent/JP2016064766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6069279B2 publication Critical patent/JP6069279B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造において、シート下方の空間の自由度を向上する。
【解決手段】ヘッドパイプ5aと、ヘッドパイプ5aから後方へ延出するメインフレーム5bとを有する車体フレーム5と、車体フレーム5の上方に配置されるシート8と、車体フレーム5の側方に配置されるサイドカバー20と、燃料タンク18の蒸発燃料を回収するキャニスタ30とを備える鞍乗り型車両1のキャニスタ配置構造において、キャニスタ30は、車体フレーム5の側方に配置され、サイドカバー20の車幅方向内側には、キャニスタ30を支持するキャニスタ支持部材40が配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造に関する。
従来、鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造において、例えば特許文献1に開示されたものがある。これは、キャニスタを支持するトレーを、シート下方に位置する収納ボックスの下方に配置したものである。
国際公開第2013/094549号
しかしながら特許文献1では、キャニスタを支持するトレーを、収納ボックスの下方に配置するため、収納ボックスを下方へ拡大することができず、収納ボックスの大きさが制限されることがあった。
そこで本発明は、鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造において、シート下方の空間の自由度を向上することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、ヘッドパイプ(5a)と、前記ヘッドパイプ(5a)から後方へ延出するメインフレーム(5b)とを有する車体フレーム(5)と、前記車体フレーム(5)の上方に配置されるシート(8)と、前記車体フレーム(5)の側方に配置されるサイドカバー(20)と、燃料タンク(18)の蒸発燃料を回収するキャニスタ(30)とを備える鞍乗り型車両(1)のキャニスタ配置構造において、前記キャニスタ(30)は、前記車体フレーム(5)の側方に配置され、前記サイドカバー(20)の車幅方向内側には、前記キャニスタ(30)を支持するキャニスタ支持部材(40)が配置されることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記キャニスタ(30)には、前記キャニスタ(30)の内部に大気を導入する大気導入管(33)が設けられ、前記大気導入管(33)は、前記キャニスタ支持部材(40)と前記サイドカバー(20)とにより囲まれた空間(41s)に配置されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記キャニスタ支持部材(40)には、車幅方向内側へ膨らむ膨出部(41)が設けられ、前記大気導入管(33)は、前記膨出部(41)と前記サイドカバー(20)とにより囲まれた前記空間(41s)に配置されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記キャニスタ(30)は、筒状のケース(30a)を備え、前記キャニスタ支持部材(40)の車幅方向内側には、前記ケース(30a)を支持するケース支持部(45)が設けられ、前記ケース支持部(45)は、前記膨出部(41)の前方で前記ケース(30a)の外周面に沿うように形成されることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記キャニスタ(30)には、前記キャニスタ(30)の内部の不要液を前記キャニスタ(30)の外部へ排出するドレン管(34)が設けられ、前記ドレン管(34)は、前記膨出部(41)と前記サイドカバー(20)とにより囲まれた前記空間(41s)に配置され、前記キャニスタ支持部材(40)には、前記キャニスタ(30)の内部から排出された前記不要液を前記キャニスタ支持部材(40)の外部へ排出するドレン路(42)が形成されることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記ドレン路(42)は、前記空間(41s)に繋がると共に、前記空間(41s)の下方に上下に延びるように形成されることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記キャニスタ支持部材(40)の車幅方向外側及び車幅方向内側の少なくとも一方には、前記ドレン路(42)を形成するリブ(43,44)が配置され、前記リブ(43,44)は、前記空間(41s)の下方に上下に延びるように形成されることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記膨出部(41)は、前記膨出部(41)の上側に配置される天板部(41a)と、前記膨出部(41)の下側に配置される底板部(41b)と、前記膨出部(41)の車幅方向内側に配置されると共に、前記天板部(41a)及び前記底板部(41b)の上下間を渡す縦板部(41c)と、前記膨出部(41)の後側に配置されると共に、前記天板部(41a)、前記底板部(41b)及び前記縦板部(41c)のそれぞれの後端を繋ぐ後板部(41d)とを備え、前記底板部(41b)は、斜め後下方に傾斜すると共に、車幅方向外側ほど下方に位置するように傾斜することを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、前記キャニスタ支持部材(40)には、前記キャニスタ(30)の内部から排出された不要液を前記キャニスタ支持部材(40)の外部へ排出するドレン路(42)が形成され、前記キャニスタ支持部材(40)の車幅方向外側及び車幅方向内側の少なくとも一方には、前記ドレン路(42)を形成するリブ(43,44)が配置され、前記リブ(43,44)は、前記底板部(41b)と前記後板部(41d)との接合部(41e)を起点として、前記空間(41s)の下方に上下に延びるように形成されることを特徴とする。
請求項10に記載した発明は、前記サイドカバー(20)は、前記キャニスタ支持部材(40)から着脱可能とされることを特徴とする。
請求項11に記載した発明は、前記キャニスタ(30)には、前記キャニスタ(30)を弾性的に保持する保持部材(35)が取り付けられ、前記キャニスタ支持部材(40)には、車幅方向内側へ突出する支持板(45a)が形成され、前記保持部材(35)には、前記支持板(45a)を挿入可能な貫通孔(35h)が形成されることを特徴とする。
請求項12に記載した発明は、前記車体フレーム(5)の下方には、エンジンを始動するためのキックペダル(14)が設けられ、前記キックペダル(14)の少なくとも一部は、側面視で、前記キャニスタ(30)と重なるように配置されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、キャニスタを車体フレームの側方に配置し、サイドカバーの車幅方向内側にキャニスタ支持部材を配置することで、キャニスタを支持するトレーをシート下方に配置する場合と比較して、シート下方の空間の自由度を向上することができる。例えば、シート下方に収納ボックスを配置する場合において、シート下方にはキャニスタ支持部材が存在しないため、収納ボックスをシート下方の空間で拡大することができ、収納ボックスの大きさを自由に設定することができる。
請求項2に記載した発明によれば、大気導入管をキャニスタ支持部材とサイドカバーとにより囲まれた空間に配置することで、前記空間には塵埃などの異物が入り込み難いため、大気導入管への異物の侵入を抑制することができ、大気導入管に清浄な大気を導入することができる。
請求項3に記載した発明によれば、膨出部をキャニスタ支持部材から車幅方向内側へ膨出させることで、膨出部をキャニスタ支持部材から車幅方向外側へ膨出させる場合と比較して、車幅が大きくなることを抑制することができる。
請求項4に記載した発明によれば、ケース支持部を膨出部の前方でケースの外周面に沿うように形成することで、キャニスタの長手方向をキャニスタ支持部材に沿わせるように配置することができ、サイドカバー、キャニスタ支持部材及びキャニスタの配置構造の小型化を図ることができる。
請求項5に記載した発明によれば、キャニスタ支持部材に、キャニスタの内部から排出された不要液をキャニスタ支持部材の外部へ排出するドレン路を形成することで、前記不要液を外部へ排出するために別途配管を設ける必要が無いため、部品点数を低減することができ、軽量化及び低コスト化を図ることができる。
請求項6に記載した発明によれば、ドレン路を前記空間に繋げると共に前記空間の下方に上下に延びるように形成することで、キャニスタの内部から排出された不要液が重力方向に沿うようにしてキャニスタ支持部材の外部へ排出されるため、前記不要液の排出を円滑に行うことができる。
請求項7に記載した発明によれば、ドレン路を形成するリブを、前記空間の下方に上下に延びるように形成することで、リブによってキャニスタ支持部材の剛性を高めつつ、前記不要液の排出をリブに沿って円滑に行うことができる。
請求項8に記載した発明によれば、膨出部の底板部を、斜め後下方に傾斜すると共に、車幅方向外側ほど下方に位置するように傾斜することで、ドレン管から排出された前記不要液を前記空間の外部へ円滑に排出すると共に、ドレン管から排出された前記不要液を、大気導入管及びドレン管から十分に離すことができる。
請求項9に記載した発明によれば、ドレン路を形成するリブを、底板部と後板部との接合部を起点として、前記空間の下方に上下に延びるように形成することで、ドレン管から排出された前記不要液を、接合部を起点にリブを伝うようにして前記空間の外部に円滑に排出することができる。
請求項10に記載した発明によれば、サイドカバーをキャニスタ支持部材から着脱可能とすることで、キャニスタ支持部材からサイドカバーを外すだけでキャニスタに容易にアクセスすることができ、整備性を向上することができる。
請求項11に記載した発明によれば、保持部材に支持板を挿入可能な貫通孔を形成することで、ボルトやナットなどの締結部材を用いてキャニスタを着脱する場合と比較して、キャニスタの着脱を容易に行うことができる。又、保持部材によりキャニスタを弾性的に保持することにより、車両の振動をキャニスタに伝わり難くすることができる。
請求項12に記載した発明によれば、キックペダルの少なくとも一部を側面視でキャニスタと重なるように配置することで、車両側方から衝撃を受けた場合であっても、前記衝撃はキックペダルの少なくとも一部に入力されるため、キックペダルの少なくとも一部により前記衝撃からキャニスタを保護することできる。
実施形態に係る自動二輪車の右側面図である。 上記自動二輪車のキャニスタの配置構造の右側面図である。 上記キャニスタの配置構造において車体カバーを取り外した状態の右側面図である。 上記キャニスタの配置構造を斜め左後上方から見た斜視図である。 図2のV−V断面図である。 上記キャニスタを支持するキャニスタ支持部材を斜め右前上方から見た斜視図である。 上記キャニスタ支持部材の右側面図である。 上記キャニスタ支持部材の前面図である。 上記サイドカバーの右側面図である。 上記サイドカバーを斜め左前上方から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。尚、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
図1は、実施形態に係る自動二輪車1(鞍乗り型車両)の右側面図である。
図1に示すように、自動二輪車1は、バーハンドル2と、バーハンドル2によって操向される前輪3と、エンジンを含むパワーユニット10によって駆動される後輪4とを備える。
バーハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム5前端のヘッドパイプ5aに操向可能に枢支される。車体フレーム5の前後中央下部にはパワーユニット10が配置される。パワーユニット10の後部には、左右一対のスイングアーム6がピボット軸6aを中心に上下に揺動可能に枢支される。左右スイングアーム6の後部と車体フレーム5の後部との間には、リヤサスペンション7が介装される。
例えば、車体フレーム5は、複数種の鋼材を溶接等により一体に結合して形成される。車体フレーム5は、ヘッドパイプ5aと、ヘッドパイプ5aから斜め後下方に延びる左右メインフレーム5bと、左右メインフレーム5bの後端に前端が結合されると共に左右メインフレーム5bの後端から斜め後上方に延びた後に緩やかに傾斜して斜め後上方に延びる左右リヤフレーム5cとを備える。
パワーユニット10は、クランクケース10aと、クランクケース10aから前方に突出するシリンダ部10bとを備える。図示はしないが、パワーユニット10の前上方には、シリンダ部10bに連結されるスロットルボディを介してエアクリーナユニットが取付けられる。
シリンダ部10bには、排気管11が接続される。排気管11は、パワーユニット10の下方を通って、マフラ12に接続される。マフラ12は、後輪4の右側方に配置され、斜め後上方に延びる。
クランクケース10aには、運転者が足を載せるための左右ステップ13が配置される。クランクケース10aの後部右壁部には、エンジンを始動するためのキックペダル14が設けられる。キックペダル14は、図1の側面視で、右ステップ13の後方から斜め後上方に延びた後に、斜め後上方に急峻に屈曲して延び、その後、前上方に屈曲して延びる。
キックペダル14の上部は、図1の側面視で、サイドカバー20の車幅方向内側に配置されるキャニスタ30と重なるように配置される。
尚、キックペダル14の上部に限らず、キックペダル14の上下中央部が、図1の側面視でキャニスタ30と重なるように配置されてもよい。即ち、キックペダル14の少なくとも一部が、図1の側面視でキャニスタ30と重なるように配置されてもよい。
シート8は、左右リヤフレーム5cの上方に配置される。シート8は、車両前後方向に延びるように形成され、運転者用の前シート8aと同乗者用の後シート8bとを一体に備える。シート8は、燃料タンク18及び収納ボックス19の上に載置される。燃料タンク18及び収納ボックス19は、左右リヤフレーム5cによって支持される。収納ボックス19は、燃料タンク18の前方に配置され、物品等を収納する。
車体フレーム5は、車体カバー9で覆われる。車体カバー9は、車体フレーム5の前部を覆うフロントカバー9aと、前輪3の後上方から下方にかけて延びてシート8に着座した運転者の脚部を覆うレッグシールド9bと、メインフレーム5b及びシリンダ部10bの側方を覆うインナーカバー9cと、車体フレーム5の前後中央部側方を覆う左右サイドカバー20と、車体フレーム5の後部を覆う左右リヤサイドカバー9dとを備える。
尚、図1において、符号15はフロントフェンダ、符号16はブレーキレバー、符号17はヘッドライトをそれぞれ示す。
次に、キャニスタ30の配置構造について図2〜図5を用いて説明する。
図2は、上記自動二輪車1のキャニスタ30の配置構造の右側面図である。尚、図2においては、便宜上、キックペダル14等の図示を省略する。
図2に示すように、車体フレーム5の右側方には、右サイドカバー20が配置される。右サイドカバー20の車幅方向内側で、且つ、車体フレーム5の右側方には、燃料タンク18(図1参照)の蒸発燃料を回収するキャニスタ30が配置される。右サイドカバー20の車幅方向内側には、キャニスタ30を支持するキャニスタ支持部材40が配置される。
車体カバー9において、左右サイドカバー20、インナーカバー9c及び左右リヤサイドカバー9dは、一体には形成されず、別体に形成される。即ち、車体カバー9において、左右サイドカバー20、インナーカバー9c及び左右リヤサイドカバー9dは、別個に取り外し可能とされる。例えば、右サイドカバー20のみを取り外すことでキャニスタ30にアクセスすることができるため、キャニスタ30の整備性を向上することができる。
尚、車体カバー9において、左右サイドカバー20、インナーカバー9c及び左右リヤサイドカバー9dは、一体に形成されてもよい。但し、キャニスタ30の整備性を向上する観点からは、車体カバー9において、左右サイドカバー20、インナーカバー9c及び左右リヤサイドカバー9dは、別体に形成されることが好ましい。
図3は、上記キャニスタ30の配置構造において車体カバー9を取り外した状態の右側面図である。
図3に示すように、キャニスタ30は、円筒状に形成されたケース30aの内部に活性炭などの吸着剤を収納し、燃料タンク18(図1参照)の内部で発生する蒸発燃料を吸着(チャージ)する一方、吸着した蒸発燃料をエンジンの吸気系に導入(パージ)する。
キャニスタ30は、斜め前上方に緩やかに傾斜するように配置される。キャニスタ30は、車体フレーム5の右側方において、右リヤフレーム5cと右スイングアーム6との間に配置される。キャニスタ30は、右スイングアーム6と上下方向で重なるように配置される(図5参照)。
尚、キャニスタ30は、前後方向と平行をなすように配置してもよいし、上下方向と平行をなすように配置してもよい。
キャニスタ30の前端面には、チャージ管接続部31及びパージ管接続部32がそれぞれ斜め前上方に突出して設けられる。チャージ管接続部31には、燃料タンク18(図1参照)で発生する蒸発燃料をキャニスタ30へ導くチャージ管51の一端が接続される。パージ管接続部32には、キャニスタ30で吸着されている蒸発燃料をエンジンの吸気系部品(例えば、気化器)へ導くパージ管52の一端が接続される。
一方、キャニスタ30の後端面には、大気導入管33及びドレン管34がそれぞれ斜め後下方に突出して設けられる。大気導入管33は、キャニスタ30の内部に大気を導入する。ドレン管34は、キャニスタ30の内部に侵入した水等の不要液をキャニスタ30の外部へ排出する。
チャージ管51は、図3の側面視で、チャージ管接続部31から斜め前上方に延びた後、右メインフレーム5bと右リヤフレーム5cとの結合部5eで斜め後上方に湾曲し、その後、燃料タンク18(図1参照)に向けて直線状に延びる。
パージ管52は、図3の側面視で、パージ管接続部32から斜め前上方に延びた後、右メインフレーム5bと右リヤフレーム5cとの結合部5eで斜め後上方に湾曲し、その後、左右メインフレーム5bに取り付けられる点火制御装置などの補機部品60の上方を右側方から左側方に跨ぐように湾曲し、その後、左メインフレーム5bの左側に配置される気化器(不図示)に至る。図示はしないが、パージ管52の途中には、気化器からキャニスタ30への蒸発燃料の逆流を阻止する逆止弁(チェックバルブ)が介装される。
図4は、上記キャニスタ30の配置構造を斜め左後上方から見た斜視図である。
図4に示すように、キャニスタ支持部材40には、車幅方向内側へ膨らむ膨出部41が設けられる。大気導入管33(図2参照)は、膨出部41とサイドカバー20とにより囲まれた空間41sに配置される。
尚、大気導入管33は、膨出部41とサイドカバー20とにより囲まれた空間41sに配置されなくてもよい。例えば、大気導入管33は、キャニスタ支持部材40のうち膨出部41以外の部分とサイドカバー20とにより囲まれた空間41sに配置されてもよい。
キャニスタ30には、ケース30aの外周面を弾性的に保持するゴム製の保持部材35が取り付けられる。保持部材35は、キャニスタ30を周方向で保持する環状保持部35aを備える。キャニスタ支持部材40の車幅方向内側には、環状保持部35aを介してケース30aを支持するケース支持部45が設けられる。ケース支持部45は、膨出部41の前方で、ケース30aを保持する保持部材35の外周面に沿うように形成される。
尚、キャニスタ30には、保持部材35が取り付けられなくてもよい。又、ケース支持部45は、ケース30aの外周面に沿うように形成されてもよい。
環状保持部35aには、環状保持部35aの外周面から上下に突出する上下挿入部35bが形成される。キャニスタ支持部材40には、ケース支持部45の上下端部から車幅方向内側に突出する一対の支持板45aが形成される。上下挿入部35bには、一対の支持板45aを挿入可能な貫通孔35hが形成される。上下挿入部35bの貫通孔35hに一対の支持板45aをそれぞれ挿入することで、キャニスタ支持部材40にキャニスタ30がラバーマウントされる。
図5は、図2のV−V断面図である。
図5に示すように、ドレン管34は、膨出部41とサイドカバー20とにより囲まれた空間41sに配置される。キャニスタ支持部材40には、キャニスタ30の内部から排出された不要液をキャニスタ支持部材40の外部へ排出するドレン路42が形成される。ドレン路42は、膨出部41とサイドカバー20とにより囲まれた空間41sに繋がると共に、前記空間41sの下方に上下に延びるように形成される。
次に、キャニスタ30を支持するキャニスタ支持部材40の構成について図6〜図8を用いて説明する。
図6は、上記キャニスタ30を支持するキャニスタ支持部材40を斜め右前上方から見た斜視図である。図7は、上記キャニスタ支持部材40の右側面図である。図8は、上記キャニスタ支持部材40の前面図である。
キャニスタ支持部材40は、図7の側面視で上下に延びる五角形状をなすと共に、図8の前面視で上下に延びるL字状をなすように形成される。
図7に示すように、キャニスタ支持部材40の上部には、斜め前上方に緩やかに傾斜して車幅方向に開口する矩形状の貫通孔40hが形成される。キャニスタ支持部材40の上部には、貫通孔40hを挟んで前側にケース支持部45が配置され、貫通孔40hを挟んで後側に膨出部41が配置される。
膨出部41は、膨出部41の上側に配置される天板部41aと、膨出部41の下側に配置される底板部41bと、膨出部41の車幅方向内側に配置されると共に、天板部41a及び底板部41bの上下間を渡す縦板部41cと、膨出部41の後側に配置されると共に、天板部41a、底板部41b及び縦板部41cのそれぞれの後端を繋ぐ後板部41dとを備える。底板部41bは、キャニスタ支持部材40を車両に取り付け、且つ、車両を水平な地面に設置した状態で、図7の側面視で貫通孔40hの後下端から斜め後下方に緩やかに傾斜すると共に、図8の前面視で縦板部41cの下端から車幅方向外側ほど下方に位置するように緩やかに傾斜してドレン路42に至る。
天板部41aは、図7の側面視で貫通孔40hの後端の上下中央寄りの部分から斜め後下方に緩やかに傾斜すると共に、図8の前面視で車幅方向内側ほど下方に位置するように緩やかに傾斜して縦板部41cの上端に至る。縦板部41cは、図8の前面視で天板部41aの車幅方向内側端(左端)から下方に延びた後に車幅方向外側に屈曲し、その後、下方に屈曲して延びて底板部41bの車幅方向内側端(左端)に至る。後板部41dは、図7の側面視で天板部41aの後端から斜め前下方に緩やかに延びた後に斜め前下方に急峻に屈曲し、その後、斜め前下方に緩やかに屈曲して延びて底板部41bの後端(底板部41bとの接合部41e)に至る。
キャニスタ支持部材40の車幅方向外側には、ドレン路42を形成する前後一対のリブ43,44が形成される。前後リブ43,44は、膨出部41とサイドカバー20とにより囲まれた空間41sの下方に上下に延びる。
尚、キャニスタ支持部材40の車幅方向内側に、ドレン路42を形成するリブが形成され、前記リブが膨出部41とサイドカバー20とにより囲まれた空間41sの下方に上下に延びてもよい。例えば、前記空間41sの下方に上下に延びるドレン路を形成するように、前記リブとして、キャニスタ支持部材40の車幅方向内側に凹む溝部が形成されてもよい。即ち、キャニスタ支持部材40の車幅方向外側及び車幅方向内側の少なくとも一方にドレン路42を形成するリブが形成されてもよい。
前リブ43は、図7の側面視で、底板部41bの前端を起点として斜め前下方に緩やかに傾斜して直線状に延びる上部43aと、上部43aの下端を起点として上部43aよりも急峻に斜め前下方に延びる中間部43bと、中間部43bの下端を起点として下方に延びてドレン路42の下端の排水孔42hに至る下部43cとを有する。
後リブ44は、図7の側面視で、底板部41bと後板部41dとの接合部41eを起点として前リブ43の上部43aと平行をなすように斜め前下方に緩やかに傾斜して直線状に延びる上部44aと、上部44aの下端を起点として上部44aよりも急峻に斜め前下方に直線状に延びる中間部44bと、中間部44bの下端を起点として前リブ43の下部43cと平行をなすように下方に延びてドレン路42の下端の排水孔42hに至る下部44cとを有する。
排水孔42hは、ドレン路42の下端から車幅方向内側へ延び、キャニスタ支持部材40の下部の車幅方向内側に配置されるブラケット61(図5参照)の車幅方向外側面に臨む。これにより、排水孔42hから車幅方向内側へ向かう不要液がブラケット61の車幅方向外側面をつたうように流れるため、前記不要液が飛散することを抑制すると共に、前記不要液に含まれる異物が逆流することを抑制することができる
図7に示すように、ドレン路42は、下側ほど前後幅が小さくなるように形成される。具体的に、ドレン路42は、前リブ43の上部43aと後リブ44の上部44aとの間の間隔W1よりも、前リブ43の下部43cと後リブ44の下部44cとの間の間隔W2のほうが小さくなるように形成される(W1>W2)。
前リブ43の中間部43bは、図7の側面視で、後リブ44の中間部44b及び下部44cよりも前方にずれる。これにより、前記不要液が排出孔42hから上方に流れようとしても、前記不要液は前リブ43の中間部43bによって遮られるため、前記不要液が逆流することを抑制することができる。
キャニスタ支持部材40の下部には、前リブ43の前側で車幅方向外側に突出する円筒状のボス49が形成される。ボス49には、ピボット軸6a(図1参照)の頭部などを避けるカラー孔として、図7の側面視で円形状の貫通孔49hが形成される。
キャニスタ支持部材40の上部には、膨出部41の斜め後上方で車幅方向外側に突出する第一取付ボス46が形成される。キャニスタ支持部材40の前部には、ケース支持部45の下方で車幅方向外側に突出する第二取付ボス47が形成される。キャニスタ支持部材40の下部には、貫通孔40iの下方で車幅方向外側に突出する第三取付ボス48が形成される。
例えば、キャニスタ支持部材40とサイドカバー20とを側面視で重なるように配置した後、ボルト等の締結部材70(図4参照)を、各取付ボス46,47,48の貫通孔に挿通してサイドカバー20の取付部に螺着することにより、キャニスタ支持部材40がサイドカバー20に固定される。締結部材70の着脱により、サイドカバー20は、キャニスタ支持部材40から着脱可能とされる。
キャニスタ支持部材40の上辺40aは、図7の側面視で、第一取付ボス46の上側から斜め前上方に湾曲して延びて前辺40bの上端に至る。
キャニスタ支持部材40の前辺40bは、図7の側面視で、上辺40aの前端から斜め前下方に直線状に延びて第二取付ボス47の前側に至り、その後、下方に湾曲して延びて第三取付ボス48の前側を通り、下辺40cの前端に至る。
キャニスタ支持部材40の下辺40cは、図7の側面視で、前辺40bの下端から斜め後上方に直線状に延びて排出孔42hを通り、後辺40dの下端に至る。
キャニスタ支持部材40の後辺40dは、図7の側面視で、下辺40cの後端から斜め後上方に直線状に延びて第一取付ボス46の後側を通り、上辺40aの後端に至る。
尚、キャニスタ支持部材40において、貫通孔40h,40i、第一取付ボス46、第二取付ボス47、第三取付ボス48及びボス49の形状や配置数、配置位置などは、上記に限らず、適宜必要に応じて変更してもよい。
次に、サイドカバー20の構成について図9及び図10を用いて説明する。
図9は、上記サイドカバー20の右側面図である。図10は、上記サイドカバー20を斜め左前上方から見た斜視図である。尚、図9及び図10においては、便宜上、締結部材70(図4参照)を介してキャニスタ支持部材40の各取付ボス46,47,48に取り付けられるサイドカバー20の取付部の図示を省略する。
サイドカバー20は、図9の側面視で前方に突出する嘴形状をなすように形成される。
図9及び図10に示すように、サイドカバー20は、上側に位置し且つ斜め前下方に緩やかに傾斜して延びる上部21と、下側に位置し上部21の下方に延びる下部22とを有する。
図2に示すように、サイドカバー20を車両に取り付けた状態において、サイドカバー20の上部21は、インナーカバー9cの後下部及びリヤサイドカバー9dの前下部を右側方から覆うように配置される。一方、サイドカバー20の下部22は、キャニスタ30及びキャニスタ支持部材40を右側方から覆うように配置される。
図9及び図10に示すように、サイドカバー20の上部21には、上辺20aに沿って係止爪23、第一係止部24及び第二係止部25が形成される。係止爪23は、サイドカバー20の上部21の後端から斜め後上方に突出する。第一係止部24は、係止爪23の前方で、上辺20aから車幅方向内側に突出する。第二係止部25は、サイドカバー20の上部21の前後中央で且つ上辺20a寄りの部分から車幅方向内側に突出する。
例えば、サイドカバー20の係止爪23をリヤサイドカバー9d(図1参照)の係止孔に係止した後、サイドカバー20の第一係止部24及び第二係止部25をリヤサイドカバー9dの係止孔に係止することにより、サイドカバー20がリヤサイドカバー9dに取り付けられる。
又、サイドカバー20の上部には、第一係止部24の下方で且つ上辺20aと後辺20cとの間の部分から車幅方向内側に突出する第三係止部26と、前端部において車幅方向内側に突出する円筒状の取付ボス27とが形成される。取付ボス27には、図9の側面視で円形状の貫通孔27hが形成される。
例えば、サイドカバー20の第三係止部26をインナーカバー9c(図1参照)の係止孔に係止した後、トリムクリップ等の係止部材71(図1参照)を取付ボス27の貫通孔27hに挿通してインナーカバー9cの係止孔に係止することにより、サイドカバー20がインナーカバー9cに取り付けられる。
サイドカバー20の下部22には、下端部において下方に突出する突出部28が形成される。突出部28には、図9の側面視で円形状の貫通孔28hが形成される。
例えば、トリムクリップ等の係止部材72(図1参照)を突出部28の貫通孔28hに挿通してブラケット61(図1参照)の係止孔に係止することにより、サイドカバー20がブラケット61に取り付けられる。
又、サイドカバー20の下部22には、突出部28の上方で車幅方向内側に突出する円筒状のボス29が形成される。ボス29には、図9の側面視で円形状の貫通孔29hが形成される。
例えば、サイドカバー20のボス29の外径は、キャニスタ支持部材40のボス49の貫通孔49h(図6参照)の直径と同等以下とされる。サイドカバー20のボス29は、キャニスタ支持部材40のボス49の貫通孔49hに嵌め込まれる。
サイドカバー20の上辺20aは、図9の側面視で、係止爪23から前方に延びて第一係止部24の上側を通り、その後、前下方に緩やかに湾曲して延びて第二係止部25の上側を通り、その後、更に前下方に湾曲して延びて取付ボス27の前側を通り、前辺20bの前端に至る。
サイドカバー20の前辺20bは、図9の側面視で、上辺20aの前端から斜め後上方に延びた後に斜め後下方に緩やかに湾曲して延び、その後、下方に緩やかに湾曲して延びてボス29の前側を通り、後辺20cの前端に至る。サイドカバー20の前辺20bは、図2の側面視で、クランクケース10aの上部及び後部の輪郭に沿うように形成される。
サイドカバー20の後辺20cは、図9の側面視で、前辺20bの下端から突出部28の上側を通りつつ斜め後上方に緩やかに傾斜して延びた後に斜め後上方に急峻に湾曲して延び、その後、係止爪23を介して上辺20aの後端に至る。
尚、サイドカバー20において、係止爪23、第一係止部24、第二係止部25、第三係止部26、取付ボス27、突出部28及びボス29の形状や配置数、配置位置などは、上記に限らず、適宜必要に応じて変更してもよい。
以上説明したように、本実施形態は、ヘッドパイプ5aと、ヘッドパイプ5aから後方へ延出するメインフレーム5bとを有する車体フレーム5と、車体フレーム5の上方に配置されるシート8と、車体フレーム5の側方に配置されるサイドカバー20と、燃料タンク18の蒸発燃料を回収するキャニスタ30とを備える自動二輪車1のキャニスタ配置構造において、キャニスタ30は、車体フレーム5の側方に配置され、サイドカバー20の車幅方向内側には、キャニスタ30を支持するキャニスタ支持部材40が配置される。
この構成によれば、キャニスタ30を車体フレーム5の側方に配置し、サイドカバー20の車幅方向内側にキャニスタ支持部材40を配置することで、キャニスタ30を支持するトレーをシート8下方に配置する場合と比較して、シート8下方の空間の自由度を向上することができる。例えば、シート8下方に収納ボックス19を配置する場合において、シート8下方にはキャニスタ支持部材40が存在しないため、収納ボックス19をシート8下方の空間で拡大することができ、収納ボックス19の大きさを自由に設定することができる。
又、大気導入管33をキャニスタ支持部材40とサイドカバー20とにより囲まれた空間41sに配置することで、前記空間41sには塵埃などの異物が入り込み難いため、大気導入管33への異物の侵入を抑制することができ、大気導入管33に清浄な大気を導入することができる。
又、膨出部41をキャニスタ支持部材40から車幅方向内側へ膨出させることで、膨出部41をキャニスタ支持部材40から車幅方向外側へ膨出させる場合と比較して、車幅が大きくなることを抑制することができる。
又、ケース支持部45を膨出部41の前方でケース30aの外周面に沿うように形成することで、キャニスタ30の長手方向をキャニスタ支持部材40に沿わせるように配置することができ、サイドカバー20、キャニスタ支持部材40及びキャニスタ30の配置構造の小型化を図ることができる。
又、キャニスタ支持部材40に、キャニスタ30の内部から排出された不要液をキャニスタ支持部材40の外部へ排出するドレン路42を形成することで、前記不要液を外部へ排出するために別途配管を設ける必要が無いため、部品点数を低減することができ、軽量化及び低コスト化を図ることができる。
又、ドレン路42を前記空間41sに繋げると共に前記空間41sの下方に上下に延びるように形成することで、キャニスタ30の内部から排出された不要液が重力方向に沿うようにしてキャニスタ支持部材40の外部へ排出されるため、前記不要液の排出を円滑に行うことができる。
又、ドレン路42を形成する前後リブ43,44を、前記空間41sの下方に上下に延びるように形成することで、前後リブ43,44によってキャニスタ支持部材40の剛性を高めつつ、前記不要液の排出を前後リブ43,44に沿って円滑に行うことができる。
又、膨出部41の底板部41bを、斜め後下方に傾斜すると共に、車幅方向外側ほど下方に位置するように傾斜することで、ドレン管34から排出された前記不要液を前記空間41sの外部へ円滑に排出すると共に、ドレン管34から排出された前記不要液を、大気導入管33及びドレン管34から十分に離すことができる。
又、ドレン路42を形成する前後リブ43,44を、底板部41bと後板部41dとの接合部41eを起点として、前記空間41sの下方に上下に延びるように形成することで、ドレン管34から排出された前記不要液を、接合部41eを起点に前後リブ43,44を伝うようにして前記空間41sの外部に円滑に排出することができる。
又、サイドカバー20をキャニスタ支持部材40から着脱可能とすることで、キャニスタ支持部材40からサイドカバー20を外すだけでキャニスタ30に容易にアクセスすることができ、整備性を向上することができる。
又、保持部材35に支持板45aを挿入可能な貫通孔35hを形成することで、ボルトやナットなどの締結部材を用いてキャニスタ30を着脱する場合と比較して、キャニスタ30の着脱を容易に行うことができる。又、保持部材35によりキャニスタ30を弾性的に保持することにより、車両の振動をキャニスタに伝わり難くすることができる。
又、キックペダル14の少なくとも一部を側面視でキャニスタ30と重なるように配置することで、車両側方から衝撃を受けた場合であっても、前記衝撃はキックペダル14の少なくとも一部に入力されるため、キックペダル14の少なくとも一部により前記衝撃からキャニスタ30を保護することできる。
尚、上記実施形態では、キャニスタ30を車体フレーム5の右側方に配置した場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、キャニスタ30を車体フレーム5の左側方に配置してもよい。
尚、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
5 車体フレーム
5a ヘッドパイプ
5b メインフレーム
8 シート
14 キックペダル
18 燃料タンク
20 サイドカバー
30 キャニスタ
30a ケース
33 大気導入管
34 ドレン管
35 保持部材
35h 貫通孔
40 キャニスタ支持部材
41 膨出部
41a 天板部
41b 底板部
41c 縦板部
41d 後板部
41e 接合部
41s 空間
42 ドレン路
43 前リブ(リブ)
44 後リブ(リブ)
45 ケース支持部
45a 支持板

Claims (12)

  1. ヘッドパイプ(5a)と、前記ヘッドパイプ(5a)から後方へ延出するメインフレーム(5b)とを有する車体フレーム(5)と、前記車体フレーム(5)の上方に配置されるシート(8)と、前記車体フレーム(5)の側方に配置されるサイドカバー(20)と、燃料タンク(18)の蒸発燃料を回収するキャニスタ(30)とを備える鞍乗り型車両(1)のキャニスタ配置構造において、
    前記キャニスタ(30)は、前記車体フレーム(5)の側方に配置され、
    前記サイドカバー(20)の車幅方向内側には、前記キャニスタ(30)を支持するキャニスタ支持部材(40)が配置されることを特徴とする鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  2. 前記キャニスタ(30)には、前記キャニスタ(30)の内部に大気を導入する大気導入管(33)が設けられ、
    前記大気導入管(33)は、前記キャニスタ支持部材(40)と前記サイドカバー(20)とにより囲まれた空間(41s)に配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  3. 前記キャニスタ支持部材(40)には、車幅方向内側へ膨らむ膨出部(41)が設けられ、
    前記大気導入管(33)は、前記膨出部(41)と前記サイドカバー(20)とにより囲まれた前記空間(41s)に配置されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  4. 前記キャニスタ(30)は、筒状のケース(30a)を備え、
    前記キャニスタ支持部材(40)の車幅方向内側には、前記ケース(30a)を支持するケース支持部(45)が設けられ、
    前記ケース支持部(45)は、前記膨出部(41)の前方で前記ケース(30a)の外周面に沿うように形成されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  5. 前記キャニスタ(30)には、前記キャニスタ(30)の内部の不要液を前記キャニスタ(30)の外部へ排出するドレン管(34)が設けられ、
    前記ドレン管(34)は、前記膨出部(41)と前記サイドカバー(20)とにより囲まれた前記空間(41s)に配置され、
    前記キャニスタ支持部材(40)には、前記キャニスタ(30)の内部から排出された前記不要液を前記キャニスタ支持部材(40)の外部へ排出するドレン路(42)が形成されることを特徴とする請求項3又は4に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  6. 前記ドレン路(42)は、前記空間(41s)に繋がると共に、前記空間(41s)の下方に上下に延びるように形成されることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  7. 前記キャニスタ支持部材(40)の車幅方向外側及び車幅方向内側の少なくとも一方には、前記ドレン路(42)を形成するリブ(43,44)が配置され、
    前記リブ(43,44)は、前記空間(41s)の下方に上下に延びるように形成されることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  8. 前記膨出部(41)は、前記膨出部(41)の上側に配置される天板部(41a)と、前記膨出部(41)の下側に配置される底板部(41b)と、前記膨出部(41)の車幅方向内側に配置されると共に、前記天板部(41a)及び前記底板部(41b)の上下間を渡す縦板部(41c)と、前記膨出部(41)の後側に配置されると共に、前記天板部(41a)、前記底板部(41b)及び前記縦板部(41c)のそれぞれの後端を繋ぐ後板部(41d)とを備え、
    前記底板部(41b)は、斜め後下方に傾斜すると共に、車幅方向外側ほど下方に位置するように傾斜することを特徴とする請求項5から7までの何れか一項に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  9. 前記キャニスタ支持部材(40)には、前記キャニスタ(30)の内部から排出された不要液を前記キャニスタ支持部材(40)の外部へ排出するドレン路(42)が形成され、
    前記キャニスタ支持部材(40)の車幅方向外側及び車幅方向内側の少なくとも一方には、前記ドレン路(42)を形成するリブ(43,44)が配置され、
    前記リブ(43,44)は、前記底板部(41b)と前記後板部(41d)との接合部(41e)を起点として、前記空間(41s)の下方に上下に延びるように形成されることを特徴とする請求項8に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  10. 前記サイドカバー(20)は、前記キャニスタ支持部材(40)から着脱可能とされることを特徴とする請求項1から9までの何れか一項に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  11. 前記キャニスタ(30)には、前記キャニスタ(30)を弾性的に保持する保持部材(35)が取り付けられ、
    前記キャニスタ支持部材(40)には、車幅方向内側へ突出する支持板(45a)が形成され、
    前記保持部材(35)には、前記支持板(45a)を挿入可能な貫通孔(35h)が形成されることを特徴とする請求項1から10までの何れか一項に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
  12. 前記車体フレーム(5)の下方には、エンジンを始動するためのキックペダル(14)が設けられ、
    前記キックペダル(14)の少なくとも一部は、側面視で、前記キャニスタ(30)と重なるように配置されることを特徴とする請求項1から11までの何れか一項に記載の鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造。
JP2014195271A 2014-09-25 2014-09-25 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造 Active JP6069279B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014195271A JP6069279B2 (ja) 2014-09-25 2014-09-25 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造
CN201510526645.3A CN105460121B (zh) 2014-09-25 2015-08-25 鞍骑型车辆的吸附罐配置结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014195271A JP6069279B2 (ja) 2014-09-25 2014-09-25 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016064766A true JP2016064766A (ja) 2016-04-28
JP6069279B2 JP6069279B2 (ja) 2017-02-01

Family

ID=55598392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014195271A Active JP6069279B2 (ja) 2014-09-25 2014-09-25 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6069279B2 (ja)
CN (1) CN105460121B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019081519A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
WO2020026556A1 (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 本田技研工業株式会社 スクーター型車両

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200470255Y1 (ko) * 2012-03-26 2013-12-05 (주)에스아이엠 브러시어셈블리
JP6519046B2 (ja) * 2017-07-19 2019-05-29 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011031771A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 車両用パワーユニットの補器配置構造
JP2014051148A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造
JP2014148242A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両のキャニスタ支持構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3343569B2 (ja) * 1993-06-01 2002-11-11 スズキ株式会社 自動二輪車のエバポシステム
WO2005073063A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 車両用エンジンの燃料ポンプ取付構造及びその構造を搭載する車両
JP5159522B2 (ja) * 2008-08-29 2013-03-06 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP2013067275A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両のキャニスタ配置構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011031771A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 車両用パワーユニットの補器配置構造
JP2014051148A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造
JP2014148242A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両のキャニスタ支持構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019081519A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
WO2020026556A1 (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 本田技研工業株式会社 スクーター型車両
JPWO2020026556A1 (ja) * 2018-07-31 2021-07-01 本田技研工業株式会社 スクーター型車両
EP3831698A4 (en) * 2018-07-31 2021-08-25 Honda Motor Co., Ltd. SCOOTER VEHICLE

Also Published As

Publication number Publication date
CN105460121B (zh) 2018-04-06
JP6069279B2 (ja) 2017-02-01
CN105460121A (zh) 2016-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5232752B2 (ja) 鞍乗り型車両の蒸発燃料処理装置の配置構造
CN101791997B (zh) 摩托车
TWI429822B (zh) Evaporative fuel control device for straddle type vehicles
JP5889685B2 (ja) 鞍乗り型車両のキャニスター配置構造
JP5774129B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2012162243A (ja) 鞍乗り型車両
JP5307586B2 (ja) 鞍乗り型車両のハンドルロック構造
JP6019053B2 (ja) 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造
US9156513B2 (en) Front cowl stay attachment structure for saddle-ride type vehicle
JP6069279B2 (ja) 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造
US8979132B2 (en) Mudguard structure for straddle-ride type vehicle
CN103010354B (zh) 骑乘型车辆的碳罐配置构造
JP5420490B2 (ja) 車両の可撓性部材配索構造
JP5728346B2 (ja) 車両の前部構造
JP2011057071A (ja) 自動二輪車のサイドバッグ支持ステー
US7661714B2 (en) All terrain vehicle
JP6513631B2 (ja) 鞍乗型車両の気液セパレータ配置構造
JP5759847B2 (ja) 鞍乗型車両のキャニスタ配置構造
JP5835684B2 (ja) 自動二輪車における蒸発燃料処理装置
WO2021065733A1 (ja) 鞍乗型車両のエアクリーナ構造
WO2012057159A1 (ja) 自動二輪車
JP7116025B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2008207694A (ja) 車両の吸気通路構造
JP2015127184A (ja) 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造
JP5970009B2 (ja) 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6069279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150