JP7116025B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
例えば、特許文献1には、車体中心部にバッテリおよびキャニスタを備える鞍乗り型車両が開示されている。
特開2015-155245号公報
ところで、車両の機能面、重心位置の関係上、車体中心部には様々な車両部品が搭載される。そのため、車両前後方向または車幅方向において車両が大型化する可能性がある。そこで、車両部品のコンパクトな配置による車両の小型化が望まれる。
本発明の態様は、車両部品のコンパクトな配置による車両の小型化を図ることができる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、上方に起立するシリンダ(12)を備え、車両(1)の動力源であるエンジン(10)と、前記シリンダ(12)の後面に接続され、吸気通路(29)を形成する吸気系部品(30)と、前記シリンダ(12)の後方に配置されたピボットフレーム(22b)と、前記ピボットフレーム(22b)の側方に配置されたバッテリ(39)と、燃料タンク(7)の蒸発燃料を回収するキャニスタ(40)と、を備え、前記キャニスタ(40)は、前記シリンダ(12)と前記バッテリ(39)との間であって前記吸気通路(29)の下方に配置され、かつ、車幅方向に延びる筒状を有し、前記キャニスタ(40)の内部に大気を導入可能とする大気導入管(43)と、前記バッテリ(39)を収容するケース(60)と、を更に備え、前記ケース(60)の前側には、下方からの前記大気導入管(43)の先端(43u)の挿入を許容する収容部(62)が一体に設けられ、前記収容部(62)は、前記大気導入管(43)の前記先端(43u)の上方を覆う天壁(62a)と、前記先端(43u)に向かって上方に延びる前記大気導入管(43)の延在部(43c)の側方に配置される周壁(62b)と、を有し、前記大気導入管(43)の前記先端(43u)は、前記ケース(60)の車幅方向中心位置(C1)に対して車体左右中心位置(CL)側に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、キャニスタがシリンダとバッテリとの間であって吸気通路の下方に配置され、キャニスタが車幅方向に延びる筒状を有することで、シリンダ、バッテリ、吸気通路によって囲まれる空間を有効に使うことができる。これにより、エンジン、バッテリ、キャニスタ、吸気通路のコンパクトな配置が可能となる。したがって、車両部品のコンパクトな配置による車両の小型化を図ることができる。
また、この構成によれば、大気導入管の先端が収容部によって収容されるため、大気導入管への水の浸入を抑制することができる。したがって、クリーンで水気のない空気を導入することができる。
さらに、この構成によれば、収容部に対し下方から大気導入管を挿入することにより、大気導入管の先端が収容部によって上方から覆われる。そのため、大気導入管への水の浸入をより一層抑制することができる。
本発明の一態様は、前記キャニスタ(40)は、当該キャニスタ(40)の左右方向中心が、前記ケース(60)の車幅方向中心位置に対して車体左右中心位置側に位置され、かつ、前記ケース(60)の上下範囲内に収まるように配置されることを特徴とする
この構成によれば、キャニスタが車体左右中心位置の近傍に配置されるため、キャニスタの防水性が向上する。
本発明の態様によれば、車両部品のコンパクトな配置による車両の小型化を図ることができる。
実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 実施形態に係る自動二輪車の中央部の左側面図である。 実施形態に係る自動二輪車のキャニスタ配置構造の左側面図である。 実施形態に係るキャニスタ配置構造の斜視図である。 図3のV-V断面を含む図である。 図3のVI-VI断面を含む図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、車体左右中心を示す線CLが示される。
<車両全体>
図1は、鞍乗り型車両の一例としての自動二輪車1を示す。実施形態では、車体左右中心上に一本のフレーム(バックボーンフレーム22)を有するバックボーンフレーム形式(モノバックボーンフレーム形式)の自動二輪車1を例に説明する。以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。
図1を参照し、自動二輪車1は、前輪3と、後輪4と、を備える。前輪3は、ハンドル2によって操向される。後輪4は、車両の動力源であるエンジン10によって駆動される。
ステアリング系部品は、ハンドル2及び前輪3を含む。ステアリング系部品は、車体フレーム20のヘッドパイプ21に操向可能に支持される。エンジン10は、車体フレーム20の前後中央部に位置する。
例えば、車体フレーム20は、複数種の鋼材を溶接等により一体に結合して形成される。車体フレーム20は、ヘッドパイプ21、バックボーンフレーム22、ダウンフレーム23、ピボットプレート24、シートレール25およびサブフレーム26を備える。
ヘッドパイプ21は、ヘッドパイプ21の上端が後方に位置し、かつ、ヘッドパイプ21の下端が前方に位置するように傾斜する。
バックボーンフレーム22は、ヘッドパイプ21とピボットプレート24とを連結する。バックボーンフレーム22は、一本のパイプをL字状に湾曲させた形状を有する。バックボーンフレーム22は、メインフレーム22aと、ピボットフレーム22bと、を備える。メインフレーム22aは、シリンダ12の上方をヘッドパイプ21から斜め後下方に延びる。ピボットフレーム22bは、シリンダ12の後方に配置される。ピボットフレーム22bは、メインフレーム22aの後端からメインフレーム22aよりも急傾斜で後下方に延びる。
ダウンフレーム23は、ヘッドパイプ21からバックボーンフレーム22よりも急傾斜で後下方に延びる。
ピボットプレート24は、左右一対設けられる。左右ピボットプレート24は、ピボットフレーム22bの下端から下方に延びる。左右ピボットプレート24の下端部同士は、車幅方向に延びるクロスパイプ(不図示)によって連結される。
シートレール25は、左右一対設けられる。左右シートレール25は、メインフレーム22aの後部から後方に延びる。
サブフレーム26は、左右ピボットプレート24とシートレール25とを連結する。サブフレーム26は、サブフレーム26の前端が下方に位置し、かつ、サブフレーム26の後端が上方に位置するように傾斜する。
エンジン10は、車両の動力源である。例えば、エンジン10は、単気筒エンジンである。エンジン10は、クランクケース11およびシリンダ12を備える。シリンダ12は、クランクケース11の前上部から斜め前上方に起立する。シリンダ12は、クランクケース11に一体に結合される。
シリンダ12は、シリンダブロック12a、シリンダヘッド12bおよびヘッドカバー12cを備える。
シリンダブロック12aは、クランクケース11と一体に設けられる。
シリンダヘッド12bは、シリンダブロック12aの上部に取り付けられる。燃焼室(不図示)は、シリンダヘッド12bの内部に形成される。
ヘッドカバー12cは、シリンダヘッド12bの上部に取り付けられる。
変速機13は、クランクケース11の後部に設けられる。クランクケース11の後部は、クラッチ及びトランスミッションを収容する変速機ケースを兼ねる。変速機13は、エンジン10の動力を外部に取り出すための図示しない出力軸を備える。
クランクケース11の前部は、ブラケット28を介してダウンフレーム23に支持される。クランクケース11の後部は、左右ピボットプレート24に支持される。左右ピボットプレート24には、スイングアーム5の前端部が揺動可能に支持される。スイングアーム5の後部には、後輪4の車軸が支持される。変速機13の出力軸と後輪4の車軸とは、不図示のドライブチェーン等を含む動力伝達機構(例えば、チェーン式伝動機構)を介して連結される。スイングアーム5の前部と、車体フレーム20との間には、リアサスペンション6が介装される。
燃料タンク7は、シリンダ12の上方に配置される。燃料タンク7は、メインフレーム22aに支持される。燃料タンク7は、メインフレーム22aを上方および側方から覆う。
シート8は、燃料タンク7の後方に配置される。シート8は、左右シートレール25に支持される。シート8は、シートレール25に沿うように前後方向に延びる。シート8は、乗員および同乗者が着座するタンデム型のシートである。
図中符号15は、エンジン10で吸入する空気を濾過するためのエアクリーナを示す。エアクリーナ15は、シートレール25、ピボットフレーム22b、サブフレーム26によって囲まれる領域に配置される。
図中符号30は、シリンダ12(具体的にはシリンダヘッド12b)の後面に接続され、吸気通路29を形成する吸気系部品を示す。吸気系部品30は、吸気配管31およびスロットルボディ32を備える(図2参照)。
吸気配管31は、エンジン10にエアクリーナ15を通して空気(外気)を供給するための配管である。吸気配管31は、シリンダヘッド12bの後面から後方に向けて延びている。
スロットルボディ32は、吸気配管31の中途部に介装される。スロットルボディ32は、スロットルバルブ(不図示)を内装する。
図中符号35は、シリンダ12(具体的にはシリンダヘッド12b)の前面に接続され、エンジン10の排気を排出するための排気系部品を示す。排気系部品35は、排気管36およびマフラ37を備える。
排気管36は、シリンダヘッド12bの前面からクランクケース11の前方を斜め下後方へ延びる。その後、排気管36は、クランクケース11の下方を通って右後方へ延びる。マフラ37は、排気管36の後端(下流端)に接続される。
図1において、符号16はフロントフォーク、符号17はフロントフェンダ、符号18はキャニスタカバー、符号19はドレスガード(サリーガード)をそれぞれ示す。
<キャニスタ40>
図中符号40は、燃料タンク7の蒸発燃料を回収するキャニスタを示す。キャニスタ40は、円筒状に形成されたケース内に活性炭などの吸着剤を収納する。キャニスタ40は、燃料タンク7内で発生する蒸発燃料を吸着(チャージ)する。キャニスタ40は、吸着した蒸発燃料をエンジン10の吸気系に導入(パージ)する。キャニスタ40は、車幅方向に延びる筒状を有する。
図3に示すように、キャニスタ40は、シリンダ12の後方に配置される。キャニスタ40は、バッテリ39の前方に配置される。キャニスタ40は、吸気通路29の下方に配置される。キャニスタ40は、シリンダ12、クランクケース11、バッテリ39、吸気通路29によって囲まれる。
キャニスタ40の右端面には、チャージ用接続部(不図示)及びパージ用接続部(不図示)が設けられる。
チャージ用接続部には、燃料タンク7で発生する蒸発燃料をキャニスタ40へ導くチャージ管41(図6参照)の第一端が接続される。燃料タンク7は、燃料タンク7の蒸発燃料を回収するための気液分離機構(不図示)を備える。チャージ管41の第二端は、気液分離機構から延びる回収管に接続される。これにより、燃料タンク7の蒸発燃料がキャニスタ40に導かれる。
パージ用接続部には、キャニスタ40で吸着されている蒸発燃料をエンジン10の吸気系部品(実施形態ではスロットルボディ32)へ導くパージ管42の第一端が接続される。パージ管42は、キャニスタ40の右端面から上方に延びる。パージ管42の第二端は、スロットルボディ32に接続される。パージ管42の中途部には、スロットルボディ32からキャニスタ40への蒸発燃料の逆流を阻止する逆止弁(チェックバルブ)が介装される(不図示)。
キャニスタ40の左端面には、大気導入用接続部45及びドレン用接続部46が設けられる。
大気導入用接続部45は、キャニスタ40の左端面の中央に配置される。大気導入用接続部45には、キャニスタ40の内部に大気を導入可能とする大気導入管43の第一端が接続される。図4に示すように、大気導入管43は、キャニスタ40の左側面から上方に向けてクランク状に延びる。大気導入管43は、水平面に沿って延在する水平延在部43a,43bを備える。大気導入管43は、第一延在部43a、第二延在部43bおよび第三延在部43cを備える。
側面視で、第一延在部43aは、大気導入用接続部45から後方に延びる(図3参照)。
第二延在部43bは、第一延在部43aの後端から右方(車幅方向内方)に延びる。第一延在部43aおよび第二延在部43bは、水平延在部として機能する。
第三延在部43cは、第二延在部43bの右端から上方に延びる。第三延在部43cの上端43uは、大気導入管43の第二端43u(先端)を形成する。大気導入管43の第二端43uは、バッテリケース60の収容部62に収容される。
ドレン用接続部46は、キャニスタ40の左端面の下部に配置される。ドレン用接続部46には、キャニスタ40の内部に侵入した水等をキャニスタ40の外部へ排出するドレン管44の第一端が接続される。ドレン管44は、キャニスタ40の左側面から下後方に延びる。その後、ドレン管44は、バッテリ39の下方を通って後方へ延びる。
図中符号50は、キャニスタ40の外周面を弾性的に保持するゴム製の保持部材を示す。保持部材50は、保持部本体51、ブロック部52および枠状部53を備える。例えば、保持部本体51、ブロック部52および枠状部53は、同一の部材で一体に形成される。
保持部本体51は、キャニスタ40を周方向で保持する環状を有する。
図3に示すように、ブロック部52は、保持部本体51の後部に連結される。ブロック部52は、保持部本体51の湾曲形状に沿う前縁を有する。ブロック部52は、車幅方向に開口する挿通孔52aを有する。
枠状部53は、保持部本体51の上端部とブロック部52の上端部とに跨って配置される。枠状部53は、保持部本体51およびブロック部52とともに、配管が通過可能な空間を形成する。側面視で、枠状部53は、下方に開放するU字状(逆U字状)を有する。
図中符号55は、キャニスタ40をピボットフレーム22bに支持するステーを示す。ステー55は、L字状を有する。ステー55は、前方延出部56および左方延出部57を備える。前方延出部56および左方延出部57は、同一の部材で一体に形成される。
前方延出部56は、ピボットフレーム22bの前部から前方に延びる。
左方延出部57は、前方延出部56の前端から左方に延びる。左方延出部57は、ブロック部52の挿通孔52aに挿通される。左方延出部57の後面には、複数の凸部58が設けられる。
保持部材50の挿通孔52aにステー55の左方延出部57を挿通することで、キャニスタ40がピボットフレーム22bにラバーマウントされる。
<バッテリ39>
バッテリ39は、ピボットフレーム22bの左側方に配置される。バッテリ39は、車幅方向に厚みを有する直方体状をなす。側面視で、バッテリ39は、シートレール25、ピボットフレーム22b、サブフレーム26によって囲まれる領域の一部(前部)と重なる。
図中符号60は、バッテリ39を収容するバッテリケース(ケース)を示す。バッテリケース60は、ケース本体61および収容部62を備える。
ケース本体61は、バッテリ39の下部を覆う箱状を有する。図中符号63は、ドレン管44を支持する配管支持部63を示す。
収容部62は、大気導入管43の第二端43u(先端)を収容する。収容部62は、ケース本体61と同一の部材で一体に形成される。収容部62は、ケース本体61の前部に位置する。前面視で、収容部62は、バッテリ39と重なる(図6参照)。
図5に示すように、収容部62は、下方に開口する。収容部62は、大気導入管43の第二端43uを上方から覆う。収容部62は、天壁62aおよび周壁62bを備える。天壁62aは、大気導入管43の第三延在部43cの上端43u(大気導入管43の第二端43u)の上方に位置する。周壁62bは、大気導入管43の第三延在部43cの側方に位置する。図中符号62sは、収容部62の内面と大気導入管43との間の隙間を示す。
図4において符号65は、バッテリ39を支持する支持部材を示す。支持部材65は、第一支持部66および第二支持部67を備える。
第一支持部66は、バッテリ39の前面、左側面、後面に跨って前後方向に延びる。第一支持部66は、前係合部66a、側面保持部66bおよび後連結部66cを備える。前係合部66a、側面保持部66bおよび後連結部66cは、同一の部材で一体に形成される。
前係合部66aは、バッテリケース60の前部に係合する。
側面保持部66bは、バッテリ39の左側面を左方から保持する。側面保持部66bの上縁は、前後方向に延びる。側面保持部66bの下縁は、前端が上方に位置し、かつ、後端が下方に位置するように傾斜する。
後連結部66cは、ボルト68等の締結部材によってバッテリケース60の後部に固定される。
第二支持部67は、バッテリ39の上面および左側面に沿うL字状を有する。第二支持部67の下端部は、第一支持部66の側面保持部66bに溶接される。第二支持部67は、上下方向に延びる長孔67aを有する。
<キャニスタ40の配置>
図6に示すように、キャニスタ40は、バッテリケース60の車幅方向中心位置よりも車体左右中心位置に寄って配置されている。図中符号C1は、バッテリケース60の車幅方向中心線(仮想線)を示す。前面視で、キャニスタ40の車幅方向内端部は、ピボットフレーム22bと重なる。前面視で、キャニスタ40の車幅方向外端部は、ドレスガード19よりも車幅方向内方に位置する。前面視で、キャニスタ40は、バッテリケース60の上下範囲内(上下高さ内)に収まるように配置される。
以上説明したように、上記実施形態は、上方に起立するシリンダ12を備え、車両の動力源であるエンジン10と、シリンダ12の後面に接続され、吸気通路29を形成する吸気系部品30と、シリンダ12の後方に配置されたピボットフレーム22bと、ピボットフレーム22bの側方に配置されたバッテリ39と、燃料タンク7の蒸発燃料を回収するキャニスタ40と、を備え、キャニスタ40は、シリンダ12とバッテリ39との間であって吸気通路29の下方に配置され、かつ、車幅方向に延びる筒状を有する。
実施形態によれば、キャニスタ40がシリンダ12とバッテリ39との間であって吸気通路29の下方に配置され、キャニスタ40が車幅方向に延びる筒状を有することで、シリンダ12、バッテリ39、吸気通路29によって囲まれる空間を有効に使うことができる。これにより、エンジン10、バッテリ39、キャニスタ40、吸気通路29のコンパクトな配置が可能となる。したがって、車両部品のコンパクトな配置による車両の小型化を図ることができる。
実施形態によれば、キャニスタ40をピボットフレーム22bに支持するステー55を備えることで、以下の効果を奏する。キャニスタ40がステー55を介してピボットフレーム22bに支持されるため、キャニスタ40をより確実に固定することができる。
実施形態によれば、キャニスタ40の内部に大気を導入可能とする大気導入管43と、大気導入管43の先端43uを収容する収容部62と、を備えることで、以下の効果を奏する。大気導入管43の先端43uが収容部62によって収容されるため、大気導入管43への水の浸入を抑制することができる。したがって、クリーンで水気のない空気を導入することができる。
実施形態によれば、バッテリ39を収容するバッテリケース60を備え、収容部62は、バッテリケース60と同一の部材で一体に形成されることで、以下の効果を奏する。収容部62がバッテリケース60と別個独立に形成される場合と比較して、部品点数を削減し、低コスト化を図ることができる。
実施形態によれば、収容部62は、下方に開口し、大気導入管43の先端43uを上方から覆うことで、以下の効果を奏する。収容部62に対し下方から大気導入管43を挿入することにより、大気導入管43の先端43uが収容部62によって上方から覆われる。そのため、大気導入管43への水の浸入をより一層抑制することができる。
実施形態によれば、前面視で、収容部62は、バッテリ39と重なることで、以下の効果を奏する。前面視で収容部62がバッテリ39よりも車幅方向外方に位置する場合と比較して、車幅方向のスリム化を図ることができる。
実施形態によれば、キャニスタ40は、バッテリケース60の車幅方向中心位置よりも車体左右中心位置に寄って配置されることで、以下の効果を奏する。キャニスタ40が車体左右中心位置の近傍に配置されるため、キャニスタ40の防水性が向上する。
実施形態によれば、大気導入管43は、水平面に沿って延在する水平延在部43a,43bを備えることで、以下の効果を奏する。大気導入管43に水が入り込んだとしても、水平延在部43a,43bに沿って水を伝わせることができるため、キャニスタ40の内部に水が入り込むまでの時間を稼ぐことができる。
<変形例>
上記実施形態では、バッテリ39がピボットフレーム22bの左方に配置される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、バッテリ39は、ピボットフレーム22bの右方に配置されてもよい。
上記実施形態では、収容部62がバッテリケース60と同一の部材で一体に形成される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、収容部62は、バッテリケース60と別個独立に形成されてもよい。
上記実施形態では、キャニスタ40が円筒状(真円の筒状)を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、キャニスタ40は、楕円筒状、矩形筒状、三角筒状など、真円の筒状以外の形状をなしていてもよい。
上記実施形態では、自動二輪車がバックボーンフレーム形式(モノバックボーンフレーム形式)の例を挙げて説明したが、これに限らない。自動二輪車のフレーム形式は、種々の形式を採用可能である。
上記実施形態では、エンジンが単気筒エンジンである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、エンジンは多気筒エンジンであってもよい。エンジンは、種々の形式を採用可能である。
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、上記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれる。上記鞍乗り型車両には、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両又は四輪の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
7 燃料タンク
10 エンジン
12 シリンダ
22b ピボットフレーム
29 吸気通路
30 吸気系部品
39 バッテリ
40 キャニスタ
43 大気導入管
43a 第一延在部(水平延在部)
43b 第二延在部(水平延在部)
43u 先端
55 ステー
60 バッテリケース(ケース)
62 収容部

Claims (2)

  1. 上方に起立するシリンダ(12)を備え、車両(1)の動力源であるエンジン(10)と、
    前記シリンダ(12)の後面に接続され、吸気通路(29)を形成する吸気系部品(30)と、
    前記シリンダ(12)の後方に配置されたピボットフレーム(22b)と、
    前記ピボットフレーム(22b)の側方に配置されたバッテリ(39)と、
    燃料タンク(7)の蒸発燃料を回収するキャニスタ(40)と、を備え、
    前記キャニスタ(40)は、前記シリンダ(12)と前記バッテリ(39)との間であって前記吸気通路(29)の下方に配置され、かつ、車幅方向に延びる筒状を有し、
    前記キャニスタ(40)の内部に大気を導入可能とする大気導入管(43)と、
    前記バッテリ(39)を収容するケース(60)と、を更に備え、
    前記ケース(60)の前側には、下方からの前記大気導入管(43)の先端(43u)の挿入を許容する収容部(62)が一体に設けられ、
    前記収容部(62)は、
    前記大気導入管(43)の前記先端(43u)の上方を覆う天壁(62a)と、
    前記先端(43u)に向かって上方に延びる前記大気導入管(43)の延在部(43c)の側方に配置される周壁(62b)と、を有し、
    前記大気導入管(43)の前記先端(43u)は、前記ケース(60)の車幅方向中心位置(C1)に対して車体左右中心位置(CL)側に配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記キャニスタ(40)は、当該キャニスタ(40)の左右方向中心が、前記ケース(60)の車幅方向中心位置に対して車体左右中心位置側に位置され、かつ、前記ケース(60)の上下範囲内に収まるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
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