JP2004231172A - 自動二輪車のエアクリーナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 吸込口が収納物により塞がれるのを防止でき、また収納ボックス全体の大型化を招くことなくエアクリーナ容量及びボックス容量の両方を確保できる自動二輪車のエアクリーナ装置を提供する。
【解決手段】 シート4の周囲下方をサイドカバー20で覆うとともに、該サイドカバー20内の上記シート下方に収納ボックス21を配設してなる自動二輪車のエアクリーナ装置において、収納ボックス21の左側壁21gとで前後,左右及び上方が囲まれた空気吸込室27を形成し、該空気吸込室27内に上記エアクリーナ本体23に接続された吸込ダクト24の吸込口24aを挿入し開口させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 シート4の周囲下方をサイドカバー20で覆うとともに、該サイドカバー20内の上記シート下方に収納ボックス21を配設してなる自動二輪車のエアクリーナ装置において、収納ボックス21の左側壁21gとで前後,左右及び上方が囲まれた空気吸込室27を形成し、該空気吸込室27内に上記エアクリーナ本体23に接続された吸込ダクト24の吸込口24aを挿入し開口させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動二輪車のエアクリーナ装置に関する。
一般に自動二輪車に配設されるエアクリーナ装置では、エアクリーナの空気吸込口に車輪から撥ね上げられた水や洗車の際の水が進入するのを防止する構造が採用されている。例えば、エアクリーナ本体の吸込口をシート下方に配設されたヘルメット収納ボックス内に底壁から挿通し開口させたもの(例えば特許文献1参照)、あるいはシートの前側に配設されたヘルメット収納ボックスにエアクリーナケースを一体形成し、該エアクリーナケースの底壁内に気化器の上流口を開口させたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特許公報第2611275号
特公平4−70191号公報
しかしながら、上記従来の収納ボックスの底壁にエアクリーナの吸込口を挿通し、開口させる構造の場合には、収納ボックス内の収納物で吸込口が塞がれるおそれがある。
また上記従来の収納ボックスにエアクリーナケースを一体形成する構造を採用した場合には、エアクリーナの空気容量と収納ボックスの容量との両方を確保するとなると、収納ボックス全体が大型化するという懸念がある。
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、吸込口が収納物により塞がれるのを防止でき、また収納ボックス全体の大型化を招くことなくエアクリーナ本体の空気容量及びボックス容量の両方を確保できる自動二輪車のエアクリーナ装置を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、シートの周囲下方をサイドカバーで覆うとともに、該サイドカバー内の上記シート下方に収納ボックスを配設してなる自動二輪車のエアクリーナ装置において、エレメントが収容されたエアクリーナ本体を上記収納ボックスの近傍に位置するよう配設し、前後,左右及び上方が囲まれた空気吸込室の少なくとも一部を上記サイドカバーと収納ボックスとの間に配設し、該空気吸込室内に上記エアクリーナ本体に接続された吸込ダクトの吸込口を開口させたことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1において、上記空気吸込室は、上記収納ボックスの外側壁と該外側壁に設けられた箱状部材とで構成されていることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、上記収納ボックスの下方にはエンジン本体と後輪を支持する伝動ケースとを一体化してなるエンジンユニットが上下揺動可能に配設され、上記伝動ケースの上面に上記エアクリーナ本体が搭載され、上記吸気ダクトはエンジンユニットの上下揺動に伴う該吸込ダクトの上下動を吸収可能に上記空気吸入室内に挿入されていることを特徴としている。
請求項4の発明は、シートの周囲下方をサイドカバーで覆うとともに、該サイドカバー内の上記シート下方に収納ボックスを配設し、該収納ボックスの下方にエンジン本体と後輪を支持する伝動ケースとを一体化してなるエンジンユニットを上下揺動可能に配設し、エレメントが収容されたエアクリーナ本体を上記伝動ケースの上面に搭載してなる自動二輪車のエアクリーナ装置において、前後,左右及び上方が囲まれた空気吸入室内に、上記エアクリーナ本体に接続された吸込ダクトを、エンジンユニットの上下揺動に伴う該吸込みダクトの上下動を吸収可能に挿入し、該吸込みダクトの吸込口を開口させたことを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項3又は4において、上記空気吸込室の下開口の少なくとも一部は上記伝動ケース,上記後輪の上方を覆うリヤフェンダ及び上記エアクリーナ本体の何れかによって覆われていることを特徴としている。
請求項1の発明に係るエアクリーナ装置によれば、前後,左右及び上方が囲まれた空気吸込室を形成し、該空気吸込室内に吸込ダクトの吸込口を開口させたので、収納ボックス内の収納物により吸込口が塞がれることはなく、かつ吸込口に車輪から撥ね上げられた水や洗車の際の水が進入するのを防止できる。またエアクリーナ本体と吸込口とを離すことができ、エアクリーナ本体のレイアウト上の自由度を向上できる。
本発明では、上記収納ボックスとサイドカバーとの間に空気吸入室を配設したので、収納ボックスとサイドカバーとの間の空きスペースを有効利用して空気吸込室を配置できる。
請求項2の発明では、空気吸込室を収納ボックスの外側壁と該外側壁に設けた箱状部材とで構成したので、簡単な構造で空気吸込室を形成できる。
請求項3の発明では、エアクリーナ本体をエンジンユニットの伝動ケースの上面に搭載したので、該伝動ケース上方の空きスペースを有効利用してエアクリーナ本体を配置でき、該エアクリーナ本体の空気容量を確保することができる。
また上記吸込ダクトを空気吸込室内に、エンジンユニットの上下動に伴う吸込ダクトの上下動を吸収可能に挿入したので、吸込口が空気吸込室から外部に露出することはなく、該吸込口に水等が進入するのを確実に防止できる。
請求項4の発明では、前後,左右及び上方が囲まれた空気吸込室を形成し、該空気吸込室内に吸込ダクトの吸込口を開口させたので、収納ボックス内の収納物により吸込口が塞がれることはなく、かつ吸込口に車輪から撥ね上げられた水や洗車の際の水が進入するのを防止できる。またエアクリーナ本体と吸込口とを離すことができ、エアクリーナ本体のレイアウト上の自由度を向上できる。またエアクリーナ本体をエンジンユニットの伝動ケースの上面に搭載したので、該伝動ケース上方の空きスペースを有効利用してエアクリーナ本体を配置でき、該エアクリーナ本体の空気容量を確保することができる。
また上記吸込ダクトを空気吸込室内に、エンジンユニットの上下動に伴う吸込ダクトの上下動を吸収可能に挿入したので、吸込口が空気吸込室から外部に露出することはなく、該吸込口に水等が進入するのを確実に防止できる。
請求項5の発明では、空気吸込室の下開口を伝動ケース,リヤフェンダ又はエアクリーナ本体の何れかで覆ったので、車輪からの撥ね水等を伝動ケース,リヤフェンダまたはエアクリーナ本体で遮蔽することができ、空気吸込室内に撥ね水等が進入するのを抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図6は、本発明の第1実施形態による自動二輪車のエアクリーナ装置を説明するための図であり、図1,図2は本実施形態のエアクリーナ装置を備えたスクータ型自動二輪車の側面図,平面図、図3はエアクリーナ装置の側面図、図4は図3のIV-IV 線断面図、図5,図6はエアクリーナ装置の平面図、分解斜視図である。
図において、1はスクータ型自動二輪車を示しており、これは不図示のアンダボーン型車体フレームの前部にヘッドパイプによりフロントフォークを枢支し、該フロントフォークの下端に前輪2を軸支するとともに、上端に操向ハンドル3を固定し、上記車体フレームの後上部にシート4を配設し、該シート4の下方にスイング式エンジンユニット10を上下揺動可能に搭載した概略構造を有している。
上記フロントフォークの前側はフロントカバー5により,後側はレッグシールド6により覆われており、該レッグシールド6の下端にはフートボード7が配設されている。また操向ハンドル3はハンドルカバー8により覆われている。
上記エンジンユニット10は、クランク軸(不図示)を車幅方向に向けて搭載されたエンジン本体11の左側部に該クランク軸に連結されたVベルト式無段変速機構(不図示)が内蔵された伝動ケース12を一体に接続形成し、該伝動ケース12の後端部に後輪13を軸支した構造のものである。
上記伝動ケース13の後端部と車体フレームとの間には路面から後輪13に伝わる衝撃を吸収するリヤクッション14が配設されており、該後輪13の上部にはリヤフェンダ15が配設されている。このリヤフェンダ15は上記伝動ケース12にボルト締め固定されている。
上記エンジン本体11の上面壁には吸気管16を介してキャブレタ17が接続されており、下面壁には不図示の排気管が接続されている。
上記シート4の周囲下方はサイドカバー20で囲まれている。このサイドカバー20の下縁20aは上記エンジン本体11のみを覆うように斜め上向きに傾斜しており、伝動ケース12及び後輪13はサイドカバー20から外部に露出している。
上記サイドカバー20内のシート4下方には収納ボックス21が配設されており、該収納ボックス21は車体フレームに固定されている。この収納ボックス21は、その底部21aをエンジン本体11のキャブレタ17に近接するよう下方に大きく膨出させることによりヘルメットが収納可能な容積を有する概ね碗状のものである。該収納ボックス21の上端開口21bはシート4により開閉可能に,かつ水密に閉塞されている。上記底部21aにはエンジンユニット10の上下動によるキャブレタ17との干渉を回避するための逃げ凹部21a′が形成されている。
上記収納ボックス21の上端開口21bの前縁部には前フランジ部21cが形成され、該前フランジ部21cには上記シート4の前下縁部がヒンジ(不図示)により上下回動に支持されている。また上端開口21bの後縁部には後フランジ部21dが形成され、該後フランジ部21dにはシート4をロックするロック開口21eが形成されている。
上記自動二輪車1には本実施形態の特徴をなすエアクリーナ装置が配設されている。本エアクリーナ装置は、不図示のエレメントが収容されたエアクリーナ本体23と、該エアクリーナ本体23に連通接続された吸込ダクト24及び吐出ダクト25とを備えている。この吐出ダクト25の下流端の吐出口25aが上記キャブレタ17に接続されている。
上記エアクリーナ本体23は、車両側方から見て、車両前方に延びる筒状の前部23aと、該前部23aの後端から上側に大きく膨出する後部23bとを有しており、該後部23bに上記エレメントが交換可能に収納されている。
上記前部23a内は、図4に示すように、隔壁23cにより車内側室aと車外側室bとに区分けされており、この車内,車外側室a,bはそれぞれ後部23b内にてエレメントを介在させて連通している。上記車内側室aの前端内側壁に上記吐出ダクト25が連通接続され、車外側室bの後部上壁に吸込ダクト24が連通接続されている。この吸込ダクト24から吸い込まれた空気は車外側室bから後部23bに供給され、エレメントにより濾過されて車内側室aに流れ、吐出ダクト25からキャブレタ17に供給される。
上記エアクリーナ本体23は、車両側方から見て、上記伝動ケース12の上面にサイドカバー20から外部に露出するように配設され、車両後方からみてサイドカバー20と収納ボックス21との間に位置するように配置されており、上記伝動ケース12に上記リヤフェンダ15とともに共締め固定されている。これによりエアクリーナ本体23を固定するための部品が不要となっている。またエアクリーナ本体23の後部23bの車内側には上記リヤサスペンション14との干渉を回避するための凹部23dが凹設されている。
そして上記サイドカバー20と収納ボックス21の左側壁21gとの間には前後,左右及び上方が囲まれた空気吸込室27が形成されており、該空気吸込室27は、以下の構造となっている。
上記収納ボックス21の左側壁21gの後端下部には段付き状の凹部21hがボックス内側に凹設されている。この凹部21hには、前,後壁28a,28bと左側壁28c及び上壁28dとを有する箱状部材28が配設されており、該箱状部材28は複数本のビス29により上記収納ボックス21に締結固定されている。この箱状部材28と凹部21hとで上記空気吸込室27が形成されており、該空気吸込室27の下端開口27aから空気を取り込むようになっている。
上記空気吸込室27内には、下端開口27aから挿入された上記吸込ダクト24の吸込口24aが開口している。この吸入ダクト24と空気吸込室27とは、図4に示すように、エンジンユニット10の上下揺動に伴う吸込ダクト24の上下動を吸収可能に構成されている。具体的には後輪13が最小ストローク位置に位置したときでも、吸込口24aは下端開口27aより高所に位置し、最大ストローク位置に位置したときでは、吸込口24aは箱状部材28の上壁28dとの間に隙間ができるように空気吸込室27と吸込ダクト24の上下寸法が設定されている。また上記空気吸込室27の下端開口27aは、上記伝動ケース12及びエアクリーナ本体23の前部23aで覆われている。なお、伝動ケース12の車内側に位置する上記リヤフェンダ15に上記下端開口27aを覆う部分を形成することもできる。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係るエアクリーナ装置によれば、サイドカバー20と該サイドカバー20内のシート4下方に配設された収納ボックス21との間に該収納ボックス21の左側壁21gとで前後,左右及び上方が囲まれた空気吸込室27を設け、該空気吸込室27内に吸込ダクト24の吸込口24aを挿入開口させたので、該吸込口24aが収納ボックス21内の収納物により塞がれることはなく、かつ吸込口24aに前,後輪2,13から撥ね上げられた水や洗車の際の水が進入するのを防止できる。
また上記エアクリーナ本体23を吸込ダクト24により吸込口24aから離すことができ、エアクリーナ本体23のレイアウト上の自由度を向上できる。さらに上記収納ボックス21と吸込ダクト24とを独立して配置したので、収納ボックス21を吸込ダクト24に干渉することなく取り外すことができ、エンジンユニット10のメンテナンスを容易に行える。
本実施形態では、上記エアクリーナ本体23をサイドカバー20の外側に露出するように配設したので、サイドカバー20の車幅寸法の大型化を招くことなく収納ボックス21のヘルメット収納容量を確保できるとともに、エアクリーナ本体23の空気容量を確保できる。
本実施形態では、上記空気吸込室27を、収納ボックス21の左側壁21gに凹設された凹部21hと該凹部21hに取付け固定した箱状部材28とで構成したので、上記収納ボックス21gの一部を利用している分、空気吸込室27を構成する箱状部材28の構造を簡単にでき、かつ収納ボックス21とサイドカバー20との間の空きスペースを有効利用して空気吸込室27を形成できる。また収納ボックス21の一部を利用するにあたり、側壁21gの後端下部に凹部21hを形成したので、この凹部21hがヘルメットを収納する場合の支障になることはない。
本実施形態では、上記エアクリーナ本体23をスイング式エンジンユニット10の伝動ケース12の上面に配置したので、該伝動ケース12の上方の空きスペースを有効利用してエアクリーナ本体23を配置でき、該エアクリーナ本体23の空気容量を確保することができる。
また上記空気吸込室27と吸込ダクト24とを、エンジンユニット10の上下動に伴う吸込ダクト24の上下動を吸収可能とする上下寸法に設定したので、吸込口24aが空気吸込室27から外部に露出することはなく、該吸込口24aに水等が進入するのを確実に防止できる。
ここで、本発明では、吸込ダクトを伸縮可能な蛇腹構造,もしくは可撓性を有するものとし、該吸込ダクトの吸込口を空気吸込室内に固定するようにしてもよい。このようにした場合には、空気吸入室及び吸込ダクトを上下動吸収可能の寸法関係に設定する必要はなく、空気吸込室を小さくできる。
本実施形態では、上記空気吸込室27の下端開口27aを伝動ケース12及びエアクリーナ本体23の前部23aで覆ったので、後輪13からの撥ね水等を伝動ケース12及び前部23aで遮蔽することができ、空気吸込室27内に撥ね水等が進入するのを防止できる。
図7は本発明の第2実施形態による自動二輪車のエアクリーナ装置を説明するための図であり、図中、図4と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本第2実施形態では、上記サイドカバー20を利用して、吸込ダクトの吸込口が開口する空気吸込室37が形成されており、該空気吸込室37は、以下の構造となっている。
上記サイドカバー20の内面に、前,後壁38a,38aと右側壁38c及び上壁38dとを有する箱状部材38が当接固定されている。この箱状部材38とサイドカバー20の一部とで上記空気吸込室37が形成されており、該空気吸込室37の下端開口37aから空気を取り込むようになっている。
上記空気吸込室37内には、下端開口37aから挿入された吸込ダクト24の吸込口24aが開口している。この吸入ダクト24と空気吸込室37とは、上記第1実施形態と同様に、エンジンユニット10の上下揺動に伴う吸込ダクト24の上下動を吸収可能に構成されている。具体的には後輪13が最小ストローク位置に位置したときでも、吸込口24aは下端開口37aより高所に位置し、最大ストローク位置に位置したときでは、吸込口24aは箱状部材38の上壁28dとの間に隙間ができるように空気吸込室37と吸込ダクト24の上下寸法が設定されている。また上記空気吸込室37の下端開口37aは、上記伝動ケース12及びエアクリーナ本体23の前部23aで覆われている。
このように本第2実施形態では、サイドカバー20の一部を利用して空気吸込室37を形成したので、空気吸込室を別個独立に形成する場合より構造が簡単である。また収納ボックス21に凹部を形成する必要がないので、収納ボックス21の容量を拡大することができる。さらにまたサイドカバー20で覆われている部分であれば、収納ボックス21の後方等、何処にでも空気吸込室37を形成可能であり、空気吸込室の配置位置上の自由度が高い。
なお、上記実施形態では、収納ボックス23又はサイドカバー20に別体の箱状部材28又は38を取付けて空気吸入室27,又は37とした場合を説明したが、本発明の空気吸込室は収納ボックス又はサイドカバーに一体形成してもよい。
1 スクータ型自動二輪車
4 シート
10 スイング式エンジンユニット
12 伝動ケース
13 後輪
15 リヤフェンダ
20 サイドカバー
21 収納ボックス
21g 左側壁(外側壁)
23 エアクリーナ本体
24 吸込ダクト
24a 吸込口
27,37 空気吸込室
28,38 箱状部材
4 シート
10 スイング式エンジンユニット
12 伝動ケース
13 後輪
15 リヤフェンダ
20 サイドカバー
21 収納ボックス
21g 左側壁(外側壁)
23 エアクリーナ本体
24 吸込ダクト
24a 吸込口
27,37 空気吸込室
28,38 箱状部材
Claims (5)
- シートの周囲下方をサイドカバーで覆うとともに、該サイドカバー内の上記シート下方に収納ボックスを配設してなる自動二輪車のエアクリーナ装置において、エレメントが収容されたエアクリーナ本体を上記収納ボックスの近傍に位置するよう配設し、前後,左右及び上方が囲まれた空気吸込室の少なくとも一部を上記サイドカバーと収納ボックスとの間に配設し、該空気吸込室内に上記エアクリーナ本体に接続された吸込ダクトの吸込口を開口させたことを特徴とする自動二輪車のエアクリーナ装置。
- 請求項1において、上記空気吸込室は、上記収納ボックスの外側壁と該外側壁に設けられた箱状部材とで構成されていることを特徴とする自動二輪車のエアクリーナ装置。
- 請求項1又は2において、上記収納ボックスの下方にはエンジン本体と後輪を支持する伝動ケースとを一体化してなるエンジンユニットが上下揺動可能に配設され、上記伝動ケースの上面に上記エアクリーナ本体が搭載され、上記吸気ダクトはエンジンユニットの上下揺動に伴う該吸込ダクトの上下動を吸収可能に上記空気吸入室内に挿入されていることを特徴とする自動二輪車のエアクリーナ装置。
- シートの周囲下方をサイドカバーで覆うとともに、該サイドカバー内の上記シート下方に収納ボックスを配設し、該収納ボックスの下方にエンジン本体と後輪を支持する伝動ケースとを一体化してなるエンジンユニットを上下揺動可能に配設し、エレメントが収容されたエアクリーナ本体を上記伝動ケースの上面に搭載してなる自動二輪車のエアクリーナ装置において、前後,左右及び上方が囲まれた空気吸入室内に、上記エアクリーナ本体に接続された吸込ダクトを、エンジンユニットの上下揺動に伴う該吸込みダクトの上下動を吸収可能に挿入し、該吸込みダクトの吸込口を開口させたことを特徴とする自動二輪車のエアクリーナ装置。
- 請求項3又は4において、上記空気吸込室の下開口の少なくとも一部は上記伝動ケース,上記後輪の上方を覆うリヤフェンダ及び上記エアクリーナ本体の何れかによって覆われていることを特徴とする自動二輪車のエアクリーナ装置。
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