JP2832623B2 - 自動二・三輪車の吸気通路配置構造 - Google Patents

自動二・三輪車の吸気通路配置構造

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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、スクータやファミリーバイク等の自動二・
三輪車における吸気通路配置構造に関し、特に、車体に
防振リンクを介して枢支されたスイング式のパワーユニ
ットを備えるとともに、そのパワーユニットの上部にヘ
ルメット収納室等の物品収納部を備えた自動二・三輪車
の吸気通路配置構造に関する。
(2) 従来の技術 車体に防振リンクを介して枢支されたスイング式のパ
ワーユニットとシートの間にヘルメット収納室を形成し
た自動二輪車は既に公知である(特開昭60−154964号公
報参照)。この自動二輪車は、パワーユニットの前部に
水平に搭載したエンジンを備え、その上部にエンジンの
吸気通路を構成するエアクリーナとキャブレター、およ
び前記防振リンクを車体前方から後方に向けて配設して
いる。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来の自動二輪車は、パワーユニット
を車体フレームに枢支する防振リンクの前部にキャブレ
ターとエアクリーナが配設されているため、運転者の足
下空間が狭くなる問題があった。これを避けるためにエ
アクリーナやキャブレターを防振リンクの上部に配設す
ることが考えられるが、このようにするとパワーユニッ
トの上部に設けた物品収納部の容積を充分に確保するこ
とができなくなり、その結果シートの高さを低く抑える
ことが困難になる。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、スイン
グ式のパワーユニットの上部に物品収納部を備えた自動
二・三輪車において、運転者の足下空間と物品収納部の
容積を確保しながらシートの高さを低く抑えることを主
たる目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明の自動二・三輪車
の吸気通路配置構造は、エンジンをシート下部に車体前
方に向けて略水平に配設したスイング式のパワーユニッ
トの上部に左右一対のエンジン側ブラケットを突設し、
それらエンジン側ブラケットを防振リンクを介して車体
フレームに固定の左右一対の車体側ブラケットに連結
し、そのパワーユニットの上方に物品収納部を設けてな
る自動二・三輪車において、前記エンジンの吸気通路を
構成するエアクリーナ、コンチューブ、およびキャブレ
ターを車体後方から前方に向けて略水平に且つ上下に重
合させずに配設するとともに、この吸気通路の少なくと
も一部を前記防振リンクに側面視で重ね合わせて配置
し、前記防振リンクは、その左右両端に於いて、左右の
車体側ブラケットにそれぞれ枢支連結される左右一対の
車体側取付部が、またその下部中央に於いて、左右のエ
ンジン側ブラケット間に枢支連結される取付パイプにそ
の長さ方向に沿って結合されるエンジン側取付部がそれ
ぞれ形成されていて、そのエンジン側取付部よりも上方
で且つ左右一対の車体側取付部の中間に、前記吸気通路
が貫通する開口を有していることを特徴とする。
(2) 作用 上記特徴によれば、エンジンの吸気通路を構成するエ
アクリーナ、コンチューブ、およびキャブレターが車体
後方から前方に向けて略水平に配設されるため、運転者
の足下空間が充分に確保される。しかも前記吸気通路
は、上下に重合させずに取り回される上、その少なくと
も一部がパワーユニットの上部を車体フレームに枢支す
る防振リンクに側面視で重ね合わせて配置されるので、
パワーユニットの上方に設けた物品収納部と前記吸気通
路の干渉が無理なく避けられ、その結果、物品収納部の
容積を充分に確保しながらシートの高さを低く抑えるこ
とができる。
また特に防振リンクは、その左右両端に位置する左右
一対の車体側取付部が左右の車体側ブラケットに左右に
長い支持スパンを以て安定よく支持でき、またその防振
リンクの下部中央に位置するエンジン側取付部と、左右
一対のエンジン側ブラケット間で左右に延びる取付パイ
プとを広範囲に結合一体化できるようにしたことで、該
エンジン側取付部、延いては防振リンク自体の剛性強度
が該取付パイプによって効果的に高められる。
しかも此の防振リンクは、エンジン側取付部よりも上
方で且つ左右一対の車体側取付部の中間に、前記吸気通
路が貫通する開口を有するため、吸気通路を、防振リン
クを迂回させずに該リンクの周辺において略水平に(従
って極力曲がらずに)無理なく取回すことができ、また
このような開口の特設によっても防振リンクは、前述の
ように該リンクのエンジン側取付部をエンジンの取付パ
イプに広範囲に結合一体化することで、剛性強度の低下
が極力抑えられる。
(3) 実施例 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。第
1図〜第7図は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は本発明を適用した自動二輪車の全体側面図、第2図は
第1図の要部拡大図、第3図は第2図のIII−III線断面
図、第4図は第2図のIV−IV線断面図、第5図は防振リ
ンクの拡大斜視図、第6図は第2図のVI−VI線拡大断面
図、第7図は第6図のVII−VII線断面図である。
第1図に示すように、スクータ型の自動二輪車Vの車
体フレームFを覆うボディBは、レッグシールド1、ス
テップフロア2、およびリヤカバー3から構成されてい
る。レッグシールド1に覆われた車体フレームFの前部
に設けたヘッドパイプ4にはバーハンドル5によって操
舵されるフロントフォーク6が支持されており、そのフ
ロントフォーク6の下端にはフロントクッション7を介
して前輪Wfが懸架されている。車体フレームFの後部に
は、シリンダ8を車体前方に向けて概略水平に配設した
エンジンEと、このエンジンEの駆動力を後輪Wrに伝達
するためのベルト式無段変速機9および歯車減速機10等
を備えたパワーユニットPが防振リンクLを介して上下
揺動自在に枢支されている。パワーユニットPの後部と
車体フレームFの間にはリヤクッション11が装着されて
おり(第2図参照)、前記パワーユニットPとリヤクッ
ション11によって後輪Wrが懸架されている。リヤカバー
3の内部にはヘルメットHを収納するためのヘルメット
収納室12と燃料タンクTが設けられ、その上部は開閉自
在なシート13によって覆われている。
第2図から明らかなように、エンジンEのシリンダ8
周辺のメンテナンスを行うべくリヤカバー3の一部を着
脱自在とした点検カバー14は、その前部がステップフロ
ア2の中央部まで一体に延長されており、この点検カバ
ー14を取り外すことにより前記ステップフロア2の下面
に搭載したバッテリ15のメンテナンスを同時に行なえる
ように構成されている。車体フレームFの下端に支軸16
で枢支されたスタンド17は、トグル機構を構成するスプ
リング18で実線で示す格納位置と鎖線で示す使用位置の
いずれかに安定的に保持される。ベルト式無段変速機9
の側壁に枢支されたエンジン始動用のキックアーム19の
先端には、ペダル20が前記ベルト式無断変速機9の側壁
に沿う図示の状態に折り畳み可能に設けられている。そ
して、スタンド17が実線で示す格納位置にあるとき、そ
のスタンド17に一体に固着した足掛け部21の先端がペダ
ル20の外側部に位置し、該ペダル20が折り畳み位置から
キック位置に外側に回動することを規制している。これ
により、誤ってスタンド17を格納した状態のままエンジ
ンEを始動することが確実に防止される。また、足掛け
部20の先端にはスタンド17の格納状態において車体外側
に向けて低くなるように傾斜した斜面211が形成されて
おり、スタンド17を格納した後にペダル20をキック位置
から折り畳み位置に回動させたとき、そのペダル20が前
記斜面211に当接して足掛け部20を僅かに下方に移動す
ることにより前記ペダル20が折り畳み位置に回動できる
ように構成されている。
次に、第2図〜第5図に基づいてパワーユニットPを
車体フレームFに枢支する防振リンクLの構造を説明す
る。
防振リンクLは、エンジンEの上面に突設した左右一
対のエンジン側ブラケット22l,22rを、車体フレームF
に溶着した左右一対の車体側ブラケット23l,23rに連結
するためのもので、その左右両端部に於いて前記左右一
対の車体側ブラケット23l,23rにそれぞれ枢支連結され
る車体側取付部としての左右一対のリンクアーム24,25
と、両リンクアーム24,25相互を一体的に接続する連結
パイプ26と、左右のエンジン側ブラケット22l,22r間に
枢支連結される取付パイプ27にその長さ方向に沿って下
端部28aが一体に結合され且つ前記連結パイプ26の中央
湾曲部に上端部28bが一体に結合される連結板28とを備
えており、この連結板28の下端部28aが防振リンクLの
エンジン側取付部を構成している。
左側のリンクアーム24は概略三角形をなし、その中央
部に設けたボス部241が左側の車体側ブラケット23lにボ
ルト29およびナット30を介して枢支される。前記リンク
アーム24の前後両端部には緩衝ラバー31,32が車体フレ
ームFの下面に対向するように上向きに固着されてお
り、防振リンクLが所定角度を越えて揺動すると前記緩
衝ラバー31,32が車体フレームFに当接するように構成
されている。一方、右側のリンクアーム25は概略直線状
に形成されており、その上端に設けたボス部251が右側
の車体側ブラケット23rにボルト33およびナット34を介
して枢支されている。左右のリンクアーム24,25の下端
を接続する連結パイプ26は中央部が上向きに半円状に屈
曲されるとともに、この連結パイプ27に溶着される連結
板28にも半円状の切欠28が形成され、これら連結パイプ
27と連結板28によって後述のコンチューブが略水平状に
貫通する開口35が形成され、該開口35は、エンジン側取
付部としての連結板下端部28aよりも上方で且つ左右一
対の車体側取付部としてのリンクアーム24,25の中間に
位置している。
そして、連結板28の下端部28aに溶着された取付パイ
プ27は左右のエンジン側ブラケット22l,22r間に挟まれ
てボルト36およびナット37で枢支されている。
第2図および第3図から明らかなように、パワーユニ
ットPの後部上面にはエアクリーナ38が取付けられてお
り、このエアクリーナ38とエンジンEのシリンダ8間に
介装されるキャブレタ39は前記ヘルメット収納室12の底
壁とパワーユニットP間に形成される空間に配設されて
いる。キャブレタ39の上部に位置するヘルメット収納室
12の底壁は、キャブレタ39等のメンテナンスを行うため
にヒンジ40を支点として開閉自在なカバープレート41か
ら構成されており、このカバープレート41はヘルメット
収納室12に収納されたヘルメットHの内部空間に突出す
るように上向きに突出する椀状に形成され、その下面の
凹部411が前記キャブレタ39と防振リンクLの一部を収
納する空間として利用されている。このとき、前記エア
クリーナ38およびキャブレタ39と共にエンジンEの吸気
通路Iを構成するコンチューブ42は前記連結パイプ26と
連結板28間に形成される開口35を貫通して配設される。
すなわち、第2図から明らかなように、前記吸気通路I
の一部をなすコンチューブ42とキャブレター39は側面視
において前記防振リンクLと重ね合わされた状態で配置
され、これにより車体上下方向のスペースの節減が図ら
れる。
次に、第2図、第6図、および第7図に基づいてエア
クリーナ38の構造を説明する。エアクリーナ38はシール
部材43を介して接合されるエアクリーナカバー44とエア
クリーナ本体45とを備え、その内部はエアクリーナカバ
ー44とエアクリーナ本体45に一体に突設した隔壁46,47
によって第1室48と第2室49に区画されている。エアク
リーナ本体45の上壁には吸気ダクト50が装着されてお
り、その下流端は通孔501を介して前記第1室48の内部
に連通している。また、エアクリーナ本体45の前壁には
前記コンチューブ42の上流端が嵌合して第2室49に連通
しており、そのコンチューブ42の先端にはキャップ状に
形成したエレメント51が装着されている。
エアクリーナカバー44の隔壁46とエアクリーナ本体45
の隔壁47間には第1室48と第2室49を連通するインレッ
トダクト52が装着される。このインレットダクト52の上
流端の上面、右側面、および下面には前記エアクリーナ
本体45の隔壁47に形成したコ字状の凹部が嵌合する幅広
の溝部521が形成されるとともに、その左側面にはエア
クリーナカバー44の隔壁46が嵌合する幅狭の溝部522
形成されている。前記幅広の溝部521の底部には断面三
角形のシールリブ523が突設されており、このシールリ
ブ523は前記隔壁47の内周に形成したシール溝471に嵌合
している。またインレットダクト52の内部には前記両溝
部5521,522の内側に対応してスプリング溝524が形成さ
れ、このスプリング溝524にS字状に形成したスプリン
グ53が縮設されている。上述のエアクリーナ38を組み立
てるには、先ずエアクリーナカバー44を取り外した状態
でインレットダクト52の溝部521をエアクリーナ本体45
の隔壁47に形成したコ字状の凹部に挿入し、そのスプリ
ング溝524にS字状のスプリング53を嵌合させる。続い
てエアクリーナ本体45にエアクリーナカバー44を装着す
ると、その隔壁46がインレットダクト52の溝部522の嵌
合するとともに、前記スプリング53の拡張力によって他
の溝部521に突設したシールリブ523がエアクリーナ本体
45の隔壁47に凹設したシール溝471に圧接され、これに
よりインレットダクト52を両隔壁46,47間のシールが行
われる。
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用につ
いて説明する。
エアクリーナ38の吸気ダクト50から吸入された外気は
通孔501を介して第1室48の内部に流入し、そこで一時
的に流速が低下して含まれる大粒の塵や砂粒が重力で分
離される。続いて第1室48の内部の空気はインレットダ
クト52を介して第2室49に流入し、その内部に配設され
たエレメント51を通過して浄化された後、コンチューブ
42を通ってキャブレタ39に供給される。
防振リンクLとリヤクッション11で車体フレームFに
支持されたパワーユニットPが揺動すると、前記防振リ
ンクLは車体側ブラケット23l,23rを貫通するボルト29,
33、およびエンジン側ブラケット22l,22rを貫通するボ
ルト36を中心に揺動する。このとき、防振リンクLの前
方への揺動限界は前側の緩衝ラバー31が車体フレームF
に当接することにより規制され、後方の揺動限界は後側
の緩衝ラバー32が車体フレームFに当接することにより
規制される。
防振リンクLの揺動に伴ってパワーユニットPが上下
動すると、該パワーユニットPに設けたキャブレタ39が
一体で上下動するが、ヘルメット収納室12の底壁を構成
するカバープレート41を湾曲させて形成した凹部411
よって前記キャブレタ39がヘルメット収納室12に干渉す
ることが防止される。防振リンクLの揺動に伴って上方
に半円状に屈曲した連結パイプ26の中央部も上方に移動
するが、この連結パイプ26とカバープレート41の干渉も
前記凹部411によって防止される。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記
実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された本発明を逸脱することなく種々の小設計変更を
行うことが可能である。
例えば、防振リンクLの左右のリンクアーム24,25を
相互に連結する連結パイプ26は必ずしも必要ではなく、
適宜省略することが可能である。また、物品収納部はヘ
ルメット収納室12に限定されず、他の小物類の収納室、
あるいは燃料タンクやバッテリ等の収納空間であっても
よい。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、エンジンの吸気通路が
車体後方から前方に向けて略水平に配設されるため、運
転車の足下空間を充分に確保することができる。また前
記吸気通路は、上下に重合させずに取り回される上、そ
の少なくとも一部がパワーユニットの上部を車体フレー
ムに枢支する防振リンクに側面視で重ね合わせて配置さ
れるので、該防振リンクと吸気通路を狭い空間内に無理
なく収めることが可能になり、その結果、物品収納部の
容積を充分に確保しながらシートの高さを低く抑えるこ
とができる。
また特に防振リンクは、その左右両端に位置する左右
一対の車体側取付部が左右の車体側ブラケットにそれぞ
れ枢支連結されるため、該リンクを左右に長い支持スパ
ンを以て安定よく支持することができ、またその防振リ
ンクの下部中央に位置するエンジン側取付部と、左右一
対のエンジン側ブラケット側で左右に延びる取付パイプ
とを広範囲に結合一体化できるようにしたことで、該エ
ンジン側取付部、延いては防振リンク自体の剛性強度を
該取付パイプによって効果的に高めることができる。
しかもこの防振リンクは、エンジン側取付部よりも上
方で且つ左右一対の車体側取付部の中間に、前記吸気通
路が貫通する開口を有するため、吸気通路を、防振リン
クを迂回させずに該リンクの周辺において略水平に(従
って極力曲がらずに)無理なく取回すことが可能とな
り、パワーユニット上方の物品収納部と吸気通路との干
渉防止に一層効果的であり、またこのような開口の特設
によっても防振リンクは、前述のように該リンクのエン
ジン側取付部をエンジンの取付パイプに広範囲に結合一
体化することで、剛性強度の低下が極力抑えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図は本発明を適用した自動二輪車の全体側面図、第2図
は第1図の要部拡大図、第3図は第2図のIII−III線断
面図、第4図は第2図のIV−IV線断面図、第5図は防振
リンクの拡大斜視図、第6図は第2図のVI−VI線拡大断
面図、第7図は第6図のVII−VII線断面図である。 E……エンジン、I……吸気通路、L……防振リンク、
P……パワーユニット、12……ヘルメット収納室(物品
収納部)、13……シート、22l,22r……エンジン側ブラ
ケット、23l,23r……車体側ブラケット、24,25……車体
側取付部としてのリンクアーム、28a……エンジン側取
付部としての下端部、35……開口、38……エアクリー
ナ、39……キャブレタ、42コンチューブ
フロントページの続き (72)発明者 立石 清一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 石崎 博文 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 橋本 克己 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 迫 裕之 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭57−114774(JP,A) 実開 平1−106386(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62K 11/10 B62K 25/28 - 25/32 B62M 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(E)をシート(13)下部に車体
    前方に向けて略水平に配設したスイング式のパワーユニ
    ット(P)の上部に左右一対のエンジン側ブラケット
    (22l,22r)を突設し、それらエンジン側ブラケット(2
    2l,22r)を防振リンク(L)を介して車体フレーム
    (F)に固定の左右一対の車体側ブラケット(23l,23
    r)に連結し、そのパワーユニット(P)の上方に物品
    収納部(12)を設けてなる自動二・三輪車において、 前記エンジン(E)の吸気通路(I)を構成するエアク
    リーナ(38)、コンチューブ(42)、およびキャブレタ
    ー(39)を車体後方から前方に向けて略水平に且つ上下
    に重合させずに配設するとともに、この吸気通路(I)
    の少なくとも一部を前記防振リンク(L)に側面視で重
    ね合わせて配置し、 前記防振リンク(L)は、その左右両端に於いて、左右
    の車体側ブラケット(23l,23r)にそれぞれ枢支連結さ
    れる左右一対の車体側取付部(24,25)が、またその下
    部中央に於いて、左右のエンジン側ブラケット(22l,22
    r)間に枢支連結される取付パイプ(27)にその長さ方
    向に沿って結合されるエンジン側取付部(28a)がそれ
    ぞれ形成されていて、そのエンジン側取付部(28a)よ
    りも上方で且つ左右一対の車体側取付部(24,25)の中
    間に、前記吸気通路(I)が貫通する開口(35)を有し
    ていることを特徴とする、自動二・三輪車の吸気通路配
    置構造。
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