JP5307586B2 - 鞍乗り型車両のハンドルロック構造 - Google Patents

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Description

この発明は、自動二輪車等の鞍乗り型車両のハンドルロック構造に関する。
従来、車体フレーム前端のヘッドパイプの直ぐ後方に、該ヘッドパイプに支持されるステアリング系の回動をロックするためのハンドルロック機構を配置したものがある(例えば、特許文献1参照。)。これは、車両外側から見え難い位置に前記ハンドルロック機構を配置することで、該ハンドルロック機構への悪戯を抑制してステアリングロックの効果をより高めるものである。
特許第2925104号公報
ところで、上記従来の技術では、前記ハンドルロック機構が車両前後方向に沿うようにロックピンをストロークさせ、該ロックピンをヘッドパイプ内のステムパイプに係合、離脱させることで、前記ステアリング系の回動のロック及びその解除を可能とする。
しかしながら、上記構成では、前記ハンドルロック機構がロックピンを車両前後方向に沿うようにストロークさせることから、ハンドルロック機構の前後幅が増大し易く、ひいてはヘッドパイプ後方のハンドルロック機構用の配置スペースの前後幅が増大し易く、ハンドルロック機構の後方に他の車両構成部品を配置することが困難であった。
そこでこの発明は、ヘッドパイプの後方にハンドルロック機構を配置した鞍乗り型車両のハンドルロック構造において、前記ハンドルロック機構の前後幅を抑えてその後方への部品配置を容易にすることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、ヘッドパイプ(例えば実施例のヘッドパイプ6)の後方にハンドルロック機構(例えば実施例のハンドルロック機構50)を配置し、ステアリング系(例えば実施例のステアリング系40)の回動のロック及びその解除を可能とした鞍乗り型車両(例えば実施例の自動二輪車1)のハンドルロック構造において、前記ヘッドパイプから車両後方へ延びる左右一対のフレーム部材(例えば実施例の左右メインフレーム7)を備え、該左右フレーム部材間に前記ハンドルロック機構を配置し、前記ハンドルロック機構が、車両上下方向に沿うようにロックピン(例えば実施例のロックピン52)をストロークさせると共に、前記ヘッドパイプに支持されるステアリング系のトップブリッジ(例えば実施例のトップブリッジ4c)が、車両後方に膨出する左右一対の膨出部(例えば実施例の左右ボス部61)を備え、該左右膨出部の下面に前記ロックピン用の嵌合孔(例えば実施例の嵌合孔61a)を形成し、前記ロックピンを前記嵌合孔に係合、離脱させることで、前記ステアリング系の回動のロック及びその解除を可能とすることを特徴とする。
また、請求項2に記載した発明は、ヘッドパイプ(例えば実施例のヘッドパイプ6)の後方にハンドルロック機構(例えば実施例のハンドルロック機構50)を配置し、ステアリング系(例えば実施例のステアリング系40)の回動のロック及びその解除を可能とした鞍乗り型車両(例えば実施例の自動二輪車1)のハンドルロック構造において、前記ヘッドパイプから車両後方へ延びる左右一対のフレーム部材(例えば実施例の左右メインフレーム7)を備え、該左右フレーム部材間に前記ハンドルロック機構を配置し、前記ハンドルロック機構が、車両上下方向に沿うようにロックピン(例えば実施例のロックピン52)をストロークさせると共に、前記ヘッドパイプに支持されるステアリング系のボトムブリッジ(例えば実施例のボトムブリッジ4b)が、前記ボトムブリッジが車両後方に膨出する左右一対の膨出部を備え、該左右膨出部の上面に前記ロックピン用の嵌合孔を形成し、前記ロックピンを前記嵌合孔に係合、離脱させることで、前記ステアリング系の回動のロック及びその解除を可能とすることを特徴とする。
なお、前記鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含む概念であり、自動二輪車(原動機付自転車含む)のみならず三輪(前一輪、後二輪の他に前二輪、後一輪を含む)又は四輪の車両を含み、かつ低床の足載せ部を有するスクータ型車両をも含む概念である。
請求項3に記載した発明は、前記ヘッドパイプ及び前記左右フレーム部材に渡る上ガセット部材(例えば実施例の上ガセットプレート14)を備え、前記ヘッドパイプの後方かつ左右フレーム部材間さらには上ガセット部材の下方に前記ハンドルロック機構を配置すると共に、前記ロックピンが突出する側の前記上ガセット部材に該ロックピン用の貫通孔(例えば実施例の貫通孔62)を設け、該貫通孔を通じて前記ロックピンが前記トップブリッジに係合、離脱することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記ヘッドパイプ及び前記左右フレーム部材に渡る下ガセット部材(例えば実施例の下ガセットプレート15)を備え、前記ヘッドパイプの後方かつ左右フレーム部材間さらには下ガセット部材の上方に前記ハンドルロック機構を配置すると共に、前記ロックピンが突出する側の前記下ガセット部材に該ロックピン用の貫通孔(例えば実施例の貫通孔62)を設け、該貫通孔を通じて前記ロックピンが前記ボトムブリッジに係合、離脱することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記ハンドルロック機構は、前記左右フレーム部材の側壁部(例えば実施例の内側面7b)に取付けられていることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記ヘッドパイプ(例えば実施例のヘッドパイプ6)の後方にエンジン吸気ろ過用のエアクリーナ(例えば実施例のエアクリーナボックス31)を配置し、車両前後方向で前記ヘッドパイプとエアクリーナとの間に前記ハンドルロック機構を配置したことを特徴とする。
請求項1,2に記載した発明によれば、ハンドルロック機構がロックピンを車両上下方向に沿うようにストロークさせることで、ハンドルロック機構の前後幅が抑えられ、ひいてはヘッドパイプ後方のハンドルロック機構用の配置スペースの前後幅が抑えられ、ハンドルロック機構後方への吸気系部品や燃料タンク等の他の車両構成部品の配置を容易にできる。また、トップブリッジ又はボトムブリッジの機械加工時にロックピン用の嵌合孔も加工でき、該嵌合孔の形成を容易にできる。さらに、ヘッドパイプ後方かつ左右フレーム部材間に形成されるスペースを利用してハンドルロック機構を効率よく配置できる。
請求項3,4に記載した発明によれば、ヘッドパイプ周りを上下ガセット部材で強固に構成できると共に、上下ガセット部材間に形成されるスペースを利用してハンドルロック機構を効率よく配置できる。
請求項1に記載した発明によれば、トップブリッジの機械加工時にロックピン用の嵌合孔を容易に形成できる。また、嵌合孔を目立たなくさせると共に、該嵌合孔に水や埃等が溜まることを防止できる。さらに、左右一対の嵌合孔を備えることで、ステアリング系を左右何れの側に回動させた状態でも該回動をロックすることが可能となる。しかも、トップブリッジに形成した左右一対のハンドルホルダーと連なるように左右膨出部を形成することで、該膨出部及びハンドルホルダーを互いに補強し合う構成にできる。
請求項2に記載した発明によれば、ハンドルロック機構の存在を車両外側からより目立たなくでき、該ハンドルロック機構への悪戯を抑制してステアリングロックの効果をより高めることができる。
請求項5に記載した発明によれば、ヘッドパイプ後面にハンドルロック機構の取り付け部等を設ける場合と比べてハンドルロック機構をヘッドパイプに近付けることができ、ヘッドパイプ後方の部品配置スペースを広く確保できる。
請求項6に記載した発明によれば、ヘッドパイプ後方に確保した部品配置スペースを利用してエアクリーナの容量を多くとることができる。


この発明の実施例における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の車体を右上後方から見た斜視図である。 上記自動二輪車の外装を外して要部を右上後方から見た斜視図である。 図3からハンドルロック機構を取り外した状態の斜視図である。 上記自動二輪車のヘッドパイプ周りの車体左右中心面に沿う断面図である。 (a)は上記トップブリッジの平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示す自動二輪車1において、その前輪2は左右一対のフロントフォーク3の下端部に軸支され、各フロントフォーク3の上部はステアリングステム4を介して車体フレーム5前端部のヘッドパイプ6に操向可能に枢支される。
図5を併せて参照し、ステアリングステム4は、ヘッドパイプ6に回動可能に挿通されるステムパイプ4aと、該ステムパイプ4aの下端部に固定的に取り付けられるボトムブリッジ4bと、該ボトムブリッジ4bの上方に離間して配置されるトップブリッジ4cとを有してなる。
ステムパイプ4aはヘッドパイプ6の下方から挿通されてその上方に突出し、該突出部分にロックナット4d、トップブリッジ4cの左右中央部及びステムナット4eが順に取り付けられ、もってステアリングステム4がヘッドパイプ6にその軸線(ステアリング軸線)C1回りに回動可能に支持される。ボトムブリッジ4b及びトップブリッジ4cの左右側部はそれぞれヘッドパイプ6の左右外側まで延出し、これらボトムブリッジ4b及びトップブリッジ4cの左右側部にそれぞれ左右フロントフォーク3の上部が貫通支持される。
図6を併せて参照し、トップブリッジ4cの上部には、これに一体形成された左右一対のハンドルホルダー43aを介して、前輪操向用のバーハンドル43が取り付けられる。ここで、前輪2、左右フロントフォーク3、ステアリングステム4及びバーハンドル43は自動二輪車1のステアリング系40を構成し、該ステアリング系40がヘッドパイプ6の軸線C1回りに操向可能に支持される。
図1,4を参照し、ヘッドパイプ6からは左右一対のメインフレーム7が斜め下後方に延び、これら左右メインフレーム7の後端部に同じく左右一対のピボットプレート8の上端部がそれぞれ連なる。左右ピボットプレート8には、後端部に後輪9を軸支するスイングアーム11の前端部が揺動可能に枢支される。スイングアーム11内には不図示のドライブシャフトが挿通され、該ドライブシャフトを介して後輪9とエンジン10との間の動力伝達がなされる。エンジン10は例えば水冷四ストローク水平対向六気筒型であり、左右メインフレーム7の下方に固定的に支持される。
図1を参照し、運転者用の前シート27の前方には、該前シート27の下方まで延びる燃料タンク30が配置され、該燃料タンク30の前方には、エンジン吸気ろ過用のエアクリーナボックス31が配置される。燃料タンク30及びエアクリーナボックス31等の車両構成部品は、外装部品であるトップシェルタ32で上方から覆われる。
図2を併せて参照し、トップシェルタ32は、その前部でヘッドパイプ6周り及びステアリングステム4をも上方から覆うもので、該トップシェルタ32の前部には、その上方にバーハンドル43の左右グリップ部を操向可能に取り出すための長孔32aが左右一対に設けられる。
自動二輪車1の車体前部には、左右一対のヘッドランプ33を備えたフロントカウル34が設けられる、フロントカウル34の前部上方には、車両前方を視認可能なウインドスクリーン35が設けられる。フロントカウル34の上部後側には、スピードメータ及びタコメータ等を備えたメータパネル36が設けられる。メータパネル36の斜め下後方には、フロントカウル34の後部から前シート27の前部に渡る範囲を覆う前記トップシェルタ32が設けられる。フロントカウル34の左右内側には、エンジン冷却用のラジエータ39が左右方向と略直交するように配置される。
図1,4,5を参照し、車体フレーム5はアルミニウム合金を主になり、前記ヘッドパイプ6と左右ピボットプレート8とをそれぞれ左右メインフレーム7で直線的につないだ所謂ツインチューブフレームとされる。
ヘッドパイプ6は上部が後側となるように傾斜した円筒状のもので、その軸線C1と略直交する後下がりの傾斜平面に沿うようにして、左右メインフレーム7がヘッドパイプ6から車両後方へ延出する。
左右メインフレーム7は、ヘッドパイプ6の後部両側から車両後方かつ車幅方向外側に斜めに分岐するように延びた後に車幅方向内側へ緩やかに湾曲し、互いに略平行となって車両後方へ延びる。これら左右メインフレーム7の後端部が、左右ピボットプレート8の上端部に滑らかに連なる。
左右メインフレーム7の前部下側には下方へ延びる先細りのエンジンハンガー13が一体に設けられ、該エンジンハンガー13の先端部にエンジン10の前端部が支持される。なお、左右メインフレーム7の前部にはこれを車幅方向で貫通する開口部7aが形成され、車体フレーム全体の剛性バランスの最適化を図っている。
図4,5を参照し、ヘッドパイプ6の直ぐ後方であって左右メインフレーム7の前端部間(車体フレーム5の前端部内側)には、ヘッドパイプ6の後部の上下と左右メインフレーム7の前端部の上下とをそれぞれ連結する上下ガセットプレート14,15が設けられる。上下ガセットプレート14,15はヘッドパイプ6の軸線C1と略直交する厚板状をなし、上面視でヘッドパイプ6側を頂点としヘッドパイプ6と反対側を左右方向に沿う底辺とした略三角形状とされ、互いに上下に離間して配置される。これにより、ヘッドパイプ6の直ぐ後方、左右メインフレーム7の前端部間、及び上下ガセットプレート14,15間には、車両後方に向けて開放する凹状の空間20が形成される。なお、図中符合16は左右エンジンハンガー13の上端部間に渡るクロスパイプを示す。
ここで、車体フレーム5の前端部は、ヘッドパイプ6、左右メインフレーム7の前端部及び上下ガセットプレート14,15をアルミニウム鋳造等により一体形成してなる。
そして、図3を併せて参照し、車体フレーム5の前端部内側、すなわちヘッドパイプ6の直ぐ後方、左右メインフレーム7の前端部間、及び上下ガセットプレート14,15間にこれらに囲まれて形成される前記空間20には、ステアリング系40の軸線C1周りの回動をロックするためのハンドルロック機構50が配設される。
図3を参照し、ハンドルロック機構50は、前記空間20内に収容されるボックス状のハウジング51と、該ハウジング51の前部に上下動可能に配置されるロックピン52とを主になる。
ロックピン52は円柱状をなし、ヘッドパイプ6に対して略平行に(詳細にはヘッドパイプ6に対してやや直立する側に傾斜して)配置される。換言すれば、ロックピン52は概ね車両上下方向に沿うように配置され、その軸線C2に沿ってストローク(上下動)する。ここで、前記「ロックピン52が車両上下方向に沿うように配置される」とは、例えば車両側面視で、ロックピン52の軸線C2における鉛直方向に対するヘッドパイプ6と平行になる側の傾斜角度(図5中θ1)が0°〜45°の範囲にあり、かつヘッドパイプ6の軸線C1に対する傾斜角度(図5中θ2)が0°〜30°の範囲にあることをいう。より好ましくは、前記軸線C2が鉛直方向に対して20°前後にあり、前記軸線C1に対して10°前後にあることをいう。
ハウジング51は上面視略菱形をなし、ロックピン52と略直交する上下面を有する。このハウジング51の上部前側にロックピン52が挿通保持される。
ハウジング51の下部両側には左右一対の固定部51bが突設され、該固定部51bに後方から挿通したボルトを、空間20の前部両側において左右メインフレーム7の前端部の内側面(側壁部)7bから後方に向けて突出する左右固定ボス59に螺着し締め込むことで、ハウジング51ひいてはハンドルロック機構50が車体フレーム5の前端部内側に固定的に取り付けられる。なお、各ボス59の左右内側には上下ガセットプレート14,15間に渡る左右一対の補強リブ59bが立設される。
図6を参照し、トップブリッジ4cの後部には、上昇したロックピン52の先端部を下方から挿入、嵌合させる嵌合孔61aを有するボス部61が左右一対に設けられる。左右ボス部61はトップブリッジ4cの左右ハンドルホルダー43a間の後面から後方へ膨出するように形成され、その軸線(嵌合孔61aの軸線)C3はロックピン52の軸線C2と平行に(すなわちヘッドパイプ6の軸線C1に対してやや傾斜するように)設けられる。
ロックピン52は、ステアリング系40を例えば左右何れかの回動限界位置(ロック位置)まで回動させた状態で、所定のハンドルロック操作に応じて上昇し、上ガセットプレート14の貫通孔62を通じてトップブリッジ4cの左右ボス部61の何れかの嵌合孔61aに下方から挿入される。これにより、前記左右何れかの回動ロック位置にてステアリング系40の回動が規制される。また、所定のハンドルロック解除操作がなされると、ロックピン52が左右ボス部61の嵌合孔61aから離脱する。これにより、前記規制が解除されてステアリング系40の回動が可能となる。
上ガセットプレート14の貫通孔62はガイド筒51aごとロックピン52を挿通させるものであり、ロックピン52と略平行に形成されるが、ハンドルロック機構50の組み付け性等を考慮し、その内径はガイド筒51aの外径よりも大きくされる。このため、上ガセットプレート14の貫通孔62には、その上方からガイド筒51aの先端側を挿通支持するカラー部材63が取り付けられる。カラー部材63は、その上部から後方へ延びるフランジ部63aを有し、該フランジ部63aを上ガセットプレート14の上面にロックピン52と平行なボルト63bにより締結することで、上ガセットプレート14に固定される。なお、貫通孔62及び左右ボス部61の嵌合孔61a等をロックピン52と共にヘッドパイプ6と平行にし、周辺の機械加工と同一方向で加工できるようにしてもよい。
以上説明したように、上記実施例におけるハンドルロック構造は、ヘッドパイプ6の後方にハンドルロック機構50を配置し、ステアリング系40の回動のロック及びその解除を可能とした自動二輪車1に適用されるものであって、前記ヘッドパイプから車両後方へ延びる左右一対のメインフレーム7を備え、該左右メインフレーム7間に前記ハンドルロック機構50を配置し、前記ハンドルロック機構50が、車両上下方向に沿うようにロックピン52をストロークさせると共に、前記ロックピン52を前記ヘッドパイプ6に支持されるステアリング系40のトップブリッジ4cに係合、離脱させることで、前記ステアリング系40の回動のロック及びその解除を可能とするものである。
この構成によれば、ハンドルロック機構50がロックピン52を車両上下方向に沿うようにストロークさせることで、ハンドルロック機構50の前後幅が抑えられ、ひいてはヘッドパイプ6後方のハンドルロック機構50用の配置スペースの前後幅が抑えられ、ハンドルロック機構50後方への吸気系部品や燃料タンク等の他の車両構成部品の配置を容易にできる。また、トップブリッジ4cの機械加工時にロックピン52用の嵌合孔61aも加工でき、該嵌合孔61aの形成を容易にできる。さらに、ヘッドパイプ6後方かつ左右メインフレーム7間に形成されるスペース(空間20)を利用してハンドルロック機構50を効率よく配置できる。
また、上記ハンドルロック構造は、前記ヘッドパイプ6及び前記左右メインフレーム7に渡る上下ガセットプレート14,15を備え、前記ヘッドパイプ6の後方かつ左右メインフレーム7間さらには上下ガセットプレート14,15間に前記ハンドルロック機構50を配置すると共に、前記ロックピン52が突出する側の上ガセットプレート14に該ロックピン52用の貫通孔62を設け、該貫通孔62を通じて前記ロックピン52が前記トップブリッジ4cに係合、離脱するものである。
この構成によれば、ヘッドパイプ6周りを上下ガセットプレート14,15で強固に構成できると共に、上下ガセットプレート14,15間に形成されるスペースを利用してハンドルロック機構50を効率よく配置できる。
また、上記ハンドルロック構造は、前記トップブリッジ4cが車両後方に膨出する左右一対のボス部61を備え、該左右ボス部61の下面に前記ロックピン52用の嵌合孔61aを形成したものである。
この構成によれば、トップブリッジ4cの機械加工時にロックピン52用の嵌合孔61aを容易に形成できる。また、嵌合孔61aを目立たなくさせると共に、該嵌合孔61aに水や埃等が溜まることを防止できる。さらに、左右一対の嵌合孔61aを備えることで、ステアリング系40を左右何れの側に回動させた状態でも該回動をロックすることが可能となる。しかも、トップブリッジ4cに形成した左右一対のハンドルホルダー43aと連なるように左右ボス部61を形成することで、該ボス部61及びハンドルホルダー43aを互いに補強し合う構成にできる。
また、上記ハンドルロック構造は、前記ハンドルロック機構50が、前記左右メインフレーム7の側壁部(内側面7b)に取付けられることで、ヘッドパイプ6後面にハンドルロック機構50の取り付け部等を設ける場合と比べてハンドルロック機構50をヘッドパイプ6に近付けることができ、ヘッドパイプ6後方の部品配置スペースを広く確保できる。
また、上記ハンドルロック構造は、ヘッドパイプ6の後方にエンジン吸気ろ過用のエアクリーナボックス31を配置し、車両前後方向で前記ヘッドパイプ6とエアクリーナボックス31との間に前記ハンドルロック機構50を配置したことで、ヘッドパイプ6後方に確保した部品配置スペースを利用してエアクリーナボックス31の容量を多くとることができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、前記ロックピン52をハウジング51の下方に突出する構成とし、該ロックピン52の貫通孔62を下ガセットプレート15に形成すると共に、該貫通孔62を通じてロックピン52をボトムブリッジ4bに嵌合させる構成としてもよい。この場合、ハンドルロック機構50の存在を車両外側からより目立たなくでき、該ハンドルロック機構50への悪戯を抑制してステアリングロックの効果をより高めることができる。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、自動二輪車のみならず三輪又は四輪の車両にも適用できることはもちろん、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
4b ボトムブリッジ
4c トップブリッジ
6 ヘッドパイプ
7 メインフレーム
7b 内側面(側壁部)
14 上ガセットプレート(上ガセット部材)
15 下ガセットプレート(下ガセット部材)
31 エアクリーナボックス(エアクリーナ)
40 ステアリング系
50 ハンドルロック機構
52 ロックピン
61 ボス部(膨出部)
61a 嵌合孔
62 貫通孔

Claims (6)

  1. ヘッドパイプの後方にハンドルロック機構を配置し、ステアリング系の回動のロック及びその解除を可能とした鞍乗り型車両のハンドルロック構造において、
    前記ヘッドパイプから車両後方へ延びる左右一対のフレーム部材を備え、該左右フレーム部材間に前記ハンドルロック機構を配置し、
    前記ハンドルロック機構が、車両上下方向に沿うようにロックピンをストロークさせると共に、
    前記ヘッドパイプに支持されるステアリング系のトップブリッジが、車両後方に膨出する左右一対の膨出部を備え、該左右膨出部の下面に前記ロックピン用の嵌合孔を形成し、
    前記ロックピンを前記嵌合孔に係合、離脱させることで、前記ステアリング系の回動のロック及びその解除を可能とすることを特徴とする鞍乗り型車両のハンドルロック構造。
  2. ヘッドパイプの後方にハンドルロック機構を配置し、ステアリング系の回動のロック及びその解除を可能とした鞍乗り型車両のハンドルロック構造において、
    前記ヘッドパイプから車両後方へ延びる左右一対のフレーム部材を備え、該左右フレーム部材間に前記ハンドルロック機構を配置し、
    前記ハンドルロック機構が、車両上下方向に沿うようにロックピンをストロークさせると共に、
    前記ヘッドパイプに支持されるステアリング系のボトムブリッジが、車両後方に膨出する左右一対の膨出部を備え、該左右膨出部の上面に前記ロックピン用の嵌合孔を形成し、
    前記ロックピンを前記嵌合孔に係合、離脱させることで、前記ステアリング系の回動のロック及びその解除を可能とすることを特徴とする鞍乗り型車両のハンドルロック構造。
  3. 前記ヘッドパイプ及び前記左右フレーム部材に渡る上ガセット部材を備え、前記ヘッドパイプの後方かつ左右フレーム部材間さらには上ガセット部材の下方に前記ハンドルロック機構を配置すると共に、前記ロックピンが突出する側の前記上ガセット部材に該ロックピン用の貫通孔を設け、該貫通孔を通じて前記ロックピンが前記トップブリッジに係合、離脱することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のハンドルロック構造。
  4. 前記ヘッドパイプ及び前記左右フレーム部材に渡る下ガセット部材を備え、前記ヘッドパイプの後方かつ左右フレーム部材間さらには下ガセット部材の上方に前記ハンドルロック機構を配置すると共に、前記ロックピンが突出する側の前記下ガセット部材に該ロックピン用の貫通孔を設け、該貫通孔を通じて前記ロックピンが前記ボトムブリッジに係合、離脱することを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のハンドルロック構造。
  5. 前記ハンドルロック機構は、前記左右フレーム部材の側壁部に取付けられていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の鞍乗り型車両のハンドルロック構造。
  6. 前記ヘッドパイプの後方にエンジン吸気ろ過用のエアクリーナを配置し、車両前後方向で前記ヘッドパイプとエアクリーナとの間に前記ハンドルロック機構を配置したことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の鞍乗り型車両のハンドルロック構造。
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