JP2002037165A - 自動二,三輪車におけるエンジンの吸気装置 - Google Patents

自動二,三輪車におけるエンジンの吸気装置

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JP2002037165A JP2000226231A JP2000226231A JP2002037165A JP 2002037165 A JP2002037165 A JP 2002037165A JP 2000226231 A JP2000226231 A JP 2000226231A JP 2000226231 A JP2000226231 A JP 2000226231A JP 2002037165 A JP2002037165 A JP 2002037165A
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二,三輪車のエンジンにおいて,吸気系
の吸気抵抗を効果的に低下させ,エンジン出力及び低燃
費性の向上を図る。 【解決手段】 エンジン本体33のシリンダボア35a
の軸線を略水平にしてエンジンEを車体フレーム15に
搭載した自動二,三輪車において,シリンダヘッド36
の上方に配置されるエアクリーナ23からシリンダヘッ
ド36の吸気ポート38に至る吸気系47の途中にスロ
ットルボディ46を介装して,該吸気系47を,下流側
に向かって急勾配で下るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,エンジン本体のシ
リンダボアの軸線を略水平にしてエンジンを車体フレー
ムに搭載した自動二,三輪車におけるエンジンの吸気装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン本体のシリンダボアの軸線を略
水平にしてエンジンを車体フレームに搭載した自動二輪
車は,例えば実公昭62−39993号公報で開示され
ているように,既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示されて
いる自動二輪車では,エンジン本体の上方に配置される
エアクリーナとエンジン本体の吸気ポートに至る吸気系
が,その途中に介装される気化器としてホリゾンタル型
を採用したことから,クランク状に構成されており,こ
れが吸気抵抗の低下を妨げる一因となっている。
【0004】本発明は,かかる事情に鑑みてなされたも
ので,吸気系の吸気抵抗を効果的に低下させ,エンジン
出力及び低燃費性の向上に寄与し得る,自動二,三輪車
におけるエンジンの吸気装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,エンジン本体のシリンダボアの軸線を略
水平にしてエンジンを車体フレームに搭載した自動二,
三輪車において,エンジン本体の上方に配置されるエア
クリーナからエンジン本体の吸気ポートに至る吸気系の
途中にスロットルボディを介装して,該吸気系を,下流
側に向かって下る略直線状に構成したことを第1の特徴
とする。
【0006】この第1の特徴によれば,吸気系を,下流
側に向かって下る略直線状に構成したことから,吸気系
の吸気抵抗を減少させると共に,吸気系内での吸気慣性
効果を強化させることができ,その結果,高い充填効率
を得て,エンジン出力及び低燃費性の向上を図ることが
できる。
【0007】また本発明は,第1の特徴に加えて,前記
エアクリーナを車体フレーム又は車体フレームに支持さ
れるレッグシールドの上部に取付けたことを第2の特徴
とする。
【0008】この第2の特徴によれば,吸気系を充分に
長いものとすることができ,より強力な吸気慣性効果を
得ることができる。
【0009】さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加
えて,車体フレームの中心線を含む鉛直面にシリンダボ
アの軸線を略合わせてエンジン本体を配置する一方,前
記エアクリーナを,車体フレームと,レッグシールドの
一方のシールド張り出し部との間に配置し,このエアク
リーナの筒状クリーナケースを前記シールド張り出し部
の横幅方向に沿って横長に形成して,該クリーナケース
内の浄化室に開口する空気出口管を車体フレームに近接
して配置したことを第3の特徴とする。
【0010】この第3の特徴によれば,車体フレーム
と,レッグシールドの一方の張り出し部との間の狭小な
スペースにエアクリーナを配設したにも拘らず,クリー
ナケースの容積を充分に確保することができ,吸気抵抗
及び吸気騒音の低減に寄与し得る。しかもエアクリーナ
の出口管及びエンジン本体の吸気ポートを含む吸気系を
急勾配をもって下向きに構成することができ,吸気抵抗
の更なる減少を図ることができる。
【0011】さらにまた本発明は,第3の特徴に加え
て,前記シールド張り出し部を前記クリーナケースを介
して車体フレームに取付けたことを第4の特徴とする。
【0012】この第4の特徴によれば,クリーナケース
が前記シールド張り出し部を支持するステーを兼ねるこ
とになり,レッグシールドの支持構造の簡素化を図るこ
とができる。
【0013】さらにまた本発明は,第1の特徴に加え
て,車体フレームの中心線を含む鉛直面にシリンダボア
の軸線を略合わせてエンジン本体を配置し,このエンジ
ン本体の吸気ポートに連通する前記エアクリーナを車体
フレームの左右方向一側に取り付けたことを第5の特徴
とする。
【0014】この第5の特徴によれば,エンジン本体直
上の車体フレームに邪魔されることなく,エアクリーナ
から吸気ポートに至る吸気系を略直線状に且つ充分長く
形成することができ,より強力な吸気慣性効果を得るこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を,添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0016】図1は自動二輪車の側面図,図2は図1の
2−2矢視拡大図,図3は図2の3−3線断面図,図4
は図3の4−4線拡大断面図,図5は図3の5−5線断
面図,図6は図5の6−6線断面図,図7は図2の2−
2矢視図,図8はフロントカバーの斜視図である。
【0017】先ず図1において,自動二輪車の車体フレ
ーム15が前端に備えるヘッドパイプ16には,前輪W
Fを軸支するフロントフォーク17が操向可能に枢支さ
れる。該フロントフォーク17の上端に立設されるステ
アリングステムにバーハンドル18が連結され,前輪W
Fの上方を覆うフロントフェンダ19がフロントフォー
ク17に支持される。また車体フレーム15の中間部に
は後輪WRを軸支するリヤフォーク20が枢支され,車
体フレーム15の後部およびリヤフォーク20間にリヤ
クッション21が設けられる。
【0018】車体フレーム15の中間部には,水冷式の
4サイクルエンジンEおよび変速機Mから成るパワーユ
ニットPが支持されており,前記変速機Mの出力はチェ
ーン22を介して後輪WRに伝達される。
【0019】またエンジンEのエンジン本体33および
車体フレーム15に支持されるラジエータ24が前記エ
ンジンEの上方に配置されるとともに,エアクリーナ2
3がエンジンEの上方に配置され,変速機Mの上方に配
置される燃料タンク25と,電装部品を収納可能として
該燃料タンク25の上方に配置される収納ボックス26
とが,車体フレーム15に支持される。
【0020】エンジンEからの排気ガスを導く排気管2
7は,パワーユニットPおよび後輪WR間に配置される
排気マフラー28に接続される。
【0021】前記車体フレーム15の前部,エンジン
E,エアクリーナ23およびラジエータ24は,車体フ
レーム15に取付けられる合成樹脂製のレッグシールド
29により上方から覆われる。また車体フレーム15の
後部,燃料タンク25および収納ボックス26は,車体
フレーム15に取付けられる合成樹脂製のリヤカバー3
0で覆われており,該リヤカバー30に後輪WRの後部
上方を覆うリヤフェンダ31が連設される。リヤカバー
30上には,収納ボックス26の上端開口部を開閉可能
としてシート32が設けられており,該シート32にラ
イダが座乗する。
【0022】図1〜図4及び図7に示すように,前記エ
ンジン本体33は,頭部を車両前方に向けて略水平に配
置されるシリンダブロック35と,このシリンダブロッ
ク35の前端に接合されるシリンダヘッド36とを備え
ており,このエンジン本体33は,車体フレーム15に
突設された複数のエンジンハンガ37によって支持され
る。シリンダヘッド36には,シリンダブロック35の
シリンダボア35aに同軸で連なる燃焼室36aと,こ
の燃焼室36aに開口する吸気ポート38及び排気ポー
ト39とが形成され,これら吸気及び排気ポート38,
39は,燃焼室36aへのそれぞれの開口端部で吸気及
び排気弁40,41によって開閉される。これら吸気及
び排気弁40,41を開閉作動する公知の動弁機構のタ
イミング伝動装置42を収容するタイミング伝動室43
がシリンダボア35aに隣接するようにして,シリンダ
ブロック35の一側壁に設けられる。
【0023】このようなエンジンEは,図2に明示する
ように,ヘッドパイプ16の中心を通る車体フレーム1
5の中心線を含む鉛直面Vにシリンダボア35a及び燃
焼室36aの軸線を略合わせるように配置される。また
吸気ポート38は,燃焼室36a周縁の接線Tに沿い,
且つ前記鉛直面Vを横切りながら下流側に向かって下る
急勾配の略直線状に配置される。これに伴い吸気ポート
38の燃焼室36aへの開口端部は前記鉛直面Vの一側
寄りに,且つ燃焼室36aの中心より上方に配置され
る。一方,排気ポート39の燃焼室36aへの開口端部
は,前記鉛直面Vの他側寄りに,且つ燃焼室36aの中
心より下方に配置される。そして,両ポート38,39
の燃焼室36aへの開口端部の中心間を結ぶ直径線Lの
両側で燃焼室36aに電極を臨ませる一対の点火プラグ
44,44′がシリンダヘッド36に螺着される。これ
ら点火プラグ44,44′は同時に付勢されるようにな
っている。
【0024】吸気ポート38の上流端には,吸気ポート
38の軸線の延長線に略沿って斜め上方に延びる吸気管
45が接続され,この吸気管45の上流端部にスロット
ルボディ46が,またその上流端に前記エアクリーナ2
3が順次接続される。スロットルボディ46は,周知の
ようにエアクリーナ23及び吸気管45に連なる吸気道
と,それを開閉するスロットル弁を有するものである。
【0025】而して,吸気ポート38,吸気管45,ス
ロットルボディ46及びエアクリーナ23は,エンジン
Eの吸気系47を構成するもので,この吸気系47は,
前記鉛直面Vを横切ると共に下流側に向かって下る急勾
配の略直線状に構成される。
【0026】吸気管45は,その下流側端部に有する連
結フランジ45aをシリンダヘッド36にボルト45で
結合されるもので,その連結フランジ45aに一体に形
成された取り付け筒部49に,吸気ポート38の下流側
に向けて燃料を噴射する公知の電磁式燃料噴射弁50が
装着される。その際,燃料噴射弁50は,吸気管45よ
り車体内方寄りに配置され(図2参照),外側方から接
近する他物との接触を吸気管45で回避されるようにな
っている。
【0027】シリンダボア35aの一側に隣接してシリ
ンダブロック35に設けられる前記タイミング伝動室4
3は,前記鉛直面Vに対して吸気ポート38の燃焼室3
6aへの開口端部と同側に配置される。
【0028】図3及び図5に示すように,前記鉛直面V
の一側に配置されるエアクリーナ23のクリーナケース
70の上部及び下部には支持片51,51′が形成され
ており,これらをヘッドパイプ16近傍部である車体フ
レーム15上部の一側面にボルト52,52で固着する
ことにより,エアクリーナ23は,ヘッドパイプ16近
傍部で車体フレーム15に支持される。
【0029】一方,前記ラジエータ24は,前記鉛直面
Vを挟んでエアクリーナ23と反対側に配置されて車体
フレーム15の他側面に取付けられる。このラジエータ
24は,上部タンク24a,下部タンク24b及びこれ
らを連結するコア24cとからなっており,上部タンク
24aの支持片53と,車体フレーム15の支持片54
とを,それらの間に弾性部材55を挟みながらボルト5
6で結合することによりラジエータ24は車体フレーム
15に取付けられる。下部タンク24bの内部は,車体
外方寄りの第1室B1と,車体内方寄りの第2室B2と
の仕切られおり,両室B1,B2はコア24cを介して
上部タンク24aに連通している。
【0030】シリンダヘッド36には,ラジエータ24
と同側の端部にウォータポンプ57が配設され,下部タ
ンク24bの第1室B1から延出する第1ホース58a
はこのウォータポンプ57の吸入管59に接続され,ウ
ォータポンプ57の吐出管60から延出する第2ホース
58bは,シリンダブロック35のウォータジャケット
入口管(図示せず)に接続され,シリンダヘッド36の
ウォータジャケット出口管61から延出する第3ホース
58cは下部タンク24bの第2室B2に接続される。
したがって,第3ホース58cから第2室B2に流入し
た冷却水は,コア24cの片側半部を上昇して上部タン
ク24aに移り,それからコア24cの他方の半部を下
降して第1室B1に達するようになっている。こうする
ことにより第1及び第3ホース58a,58cの短縮化
が可能となり,これらホース58a,58cと上部の前
記弾性部材55の三部材を介してラジエータ24を車体
フレーム15及びエンジンEに弾性支持することができ
る。
【0031】図2及び図3に示すように,前記レッグシ
ールド29は合成樹脂製であって,車体フレーム15の
前部を上方から覆うシールド中央部29sと,このこの
シールド中央部29sから左右に張り出してライダの左
右の脚部を前方から覆う一対のシールド張り出し部29
a,29bとからなっており,左右のシールド張り出し
部29a,29bは,エアクリーナ23及びラジエータ
24を左右外側からも覆うように斜め前方へ張り出して
いる。そしてラジエータ24側である左方(シート32
に座乗するライダから見て)のシールド張り出し部29
aは,ステー62を介して車体フレーム15に支持され
る。即ち,ステー62の両端部がボルト63,63によ
って車体フレーム15と左方のシールド張り出し部29
aとに固着される。エアクリーナ23側である右方のシ
ールド張り出し部29bはエアクリーナ23を介して車
体フレーム15に支持される。即ち,クリーナケース7
0は前述のように車体フレーム15に固着されており,
このクリーナケース70の支持片64に右方のシールド
張り出し部29bがボルト65によって固着される。し
たがって,クリーナケース70は,右方のシールド張り
出し部29bを支持用ステーを兼ねている。これにより
レッグシールド29の支持構造の簡素化を図ることがで
きる。
【0032】図5及び図8に示すように,レッグシール
ド29の前面にはフロントカバー66が結合される。こ
のフロントカバー66も合成樹脂製であって,ヘッドパ
イプ16を前方から覆うカバー中央部66sと,このカ
バー中央部66sの左右両端から下方に延びて左右のシ
ールド張り出し部29a,29bの前面を覆う一対のカ
バー側部66a,66bとからなっており,これらカバ
ー側部66a,66bは左右のシールド張り出し部29
a,29bの外側縁に多数のビス67,67…により固
着される。その際,右方のシールド張り出し部29bと
カバー側部66bとの間に,エアクリーナ23を収容す
る補機室68が画成される。
【0033】図8に示すように,左右のカバー側部66
a,66bには,ラジエータ24に走行風を導入するラ
ジエータグリル78の両端部が複数のボルト79,79
…により固着され,これによって両カバー側部66a,
66b相互が補強される。
【0034】再び図5及び図6において,エアクリーナ
23は,下面を開放した筒状のクリーナケース70と,
このクリーナケース70の開放面に取り外し可能に接合
され蓋体71と,クリーナケース70に収容,支持され
る円筒状のクリーナエレメント72とから構成される。
クリーナケース70は,その横断面が右方のシールド張
り出し部29bの横幅方向に沿って横長に,且つその横
断面の前後幅が車体の内方寄りの一半部で広く,他半部
で狭くなるように形成される。そして,このクリーナケ
ース70の前壁には,回動するフロントフォーク17と
の干渉を避ける段差部70aが設けられる。またクリー
ナケース70内の前後幅の広い部分には円筒状のクリー
ナエレメント72が配置される。
【0035】クリーナケース70内は,クリーナエレメ
ント72の外側が未浄化室73,内側が浄化室74とな
っており,未浄化室73の前後幅の狭い部分に開口する
空気入口管75と,未浄化室73の中心部に開口する空
気出口管76とが蓋体71に設けられ,その空気出口管
76が前記スロットルボディ46の上流端部にバンド7
7で接続される。
【0036】次に,この実施例の作用について説明す
る。
【0037】エンジンEの運転中,吸気弁40が開弁す
る吸気行程になると,エアクリーナ23の空気入口管7
5から未浄化室73に流入した外気は,クリーナエレメ
ント72により濾過されて浄化室74に移り,空気出口
管76,スロットルボディ46の吸気道,吸気管45及
び吸気ポート38を順次通過して燃焼室36a及びシリ
ンダボア35aに吸入される。その間に燃料噴射弁50
は吸気ポート38の下流側に向けて所定量の燃料を噴射
するので,その燃料は上記空気と共に混合気を生成しな
がら燃焼室36a及びシリンダボア35aに吸入され
る。
【0038】ところで,エアクリーナ23から吸気ポー
ト38に至る吸気系47は,燃焼室36a周縁の接線方
向Tに延びると共に,車体フレーム15の中心線を含む
鉛直面Vを横切りながら,下流側に急勾配で下る略直線
状に構成されるので,吸気系47の吸気抵抗を減少させ
つゝ,吸気系47の長さを,車体フレーム15やそれに
取付けられる車体系部品に干渉されることなく充分に確
保することができる。したがって,吸気系47内の吸気
慣性を効果的に利用して,混合気の流れを燃焼室36a
及びシリンダボア35aの内周面に沿わせ,強力なスワ
ール(図4の矢印A参照)を生起させながら,高い充填
効率を得ることができるため,点火時,リーン燃焼を可
能にし,低燃費性の向上をもたらすと共に,エンジン出
力の向上を図ることができる。しかも,吸気系47に
は,特別なスワーラを設ける必要もないから,コストの
低減にも寄与し得る。
【0039】またシリンダブロック35に設けられるタ
イミング伝動室43は,前記鉛直面Vに対して吸気ポー
ト38の燃焼室36aへ開口端部と同側に配置されるの
で,4サイクルエンジンEであっても,燃焼室36a周
縁の接線方向Tに延びる吸気系47の長さを,タイミン
グ伝動室43にも干渉されることなく充分に確保するこ
とができる。しかもエンジンEの冷却方式を水冷とする
ことにより,リーン燃焼に伴うノッキングの発生を抑え
ることができる。
【0040】さらに吸気系47上流端のエアクリーナ2
3と,エンジンEのウォータポンプ57及びそれに連通
するラジエータ24とは,前記鉛直面Vの両側に配置さ
れるので,埃を嫌うエアクリーナ23と,走行風を冷却
に利用するラジエータ24とを車体フレーム15の両側
にバランス良く配設することが可能となり,しかもラジ
エータ24とウォータポンプ57及びシリンダヘッド3
6との各間を接続する第1及び第3ホース58a,58
cの短縮化を図ることができる。
【0041】またエアクリーナ23は,車体フレーム1
5と,右方のシールド張り出し部29bとの間の狭小な
スペースに配置されるも,そのクリーナケース70が該
シールド張り出し部29bの横幅に沿って横長に形成さ
れるので,クリーナケース70の容積を充分に確保し
て,吸気抵抗の減少及び吸気音の低減を図ることができ
る。この場合,エアクリーナ23の空気出口管76を,
横長のクリーナケース70内の車体内方寄りに配置し
て,前記鉛直面V上に配置されるシリンダヘッド36の
直上に極力近づけたことは,吸気系47の下向き勾配を
急にして,吸気抵抗の低下を図る上で有効である。
【0042】尚,本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく,本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計
変更を行うことができる。例えば,燃焼室36a及びシ
リンダボア35aで混合気の攪拌が充分に行われるなら
ば,吸気ポート38を必ずしも燃焼室36aの接線方向
Tに沿って配置しなくともよい。またエアクリーナ23
の空気入口管75を,一端部を大気に開放した中空の車
体フレーム15に接続して,車体フレーム15内の奇麗
な空気をエアクリーナ23に導入するようにしてもよ
い。また本発明は,上記実施例の自動二輪車だけでな
く,自動三輪車にも適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,エンジン本体のシリンダボアの軸線を略水平にして
エンジンを車体フレームに搭載した自動二,三輪車にお
いて,エンジン本体の上方に配置されるエアクリーナか
らエンジン本体の吸気ポートに至る吸気系の途中にスロ
ットルボディを介装して,該吸気系を,下流側に向かっ
て下る略直線状に構成したので,吸気系の吸気抵抗を減
少させると共に,吸気系内での吸気慣性効果を強化させ
ることができ,その結果,高い充填効率を得て,エンジ
ン出力及び低燃費性の向上を図ることができる。
【0044】また本発明の第2の特徴によれば,前記エ
アクリーナを車体フレーム又は車体フレームに支持され
るレッグシールドの上部に取付けたので,吸気系を充分
に長いものとすることができ,より強力な吸気慣性効果
を得ることができる。
【0045】さらに本発明の第3の特徴によれば,車体
フレームの中心線を含む鉛直面にシリンダボアの軸線を
略合わせてエンジン本体を配置する一方,前記エアクリ
ーナを,車体フレームと,レッグシールドの一方のシー
ルド張り出し部との間に配置し,このエアクリーナの筒
状クリーナケースを前記シールド張り出し部の横幅方向
に沿って横長に形成して,該クリーナケース内の浄化室
に開口する空気出口管を車体フレームに近接して配置し
たので,車体フレームと,レッグシールドの一方の張り
出し部との間の狭小なスペースにエアクリーナを配設し
たにも拘らず,クリーナケースの容積を充分に確保する
ことができ,吸気抵抗及び吸気騒音の低減に寄与し得
る。しかもエアクリーナの出口管及びエンジン本体の吸
気ポートを含む吸気系を急勾配をもって下向きに構成す
ることができ,吸気抵抗の更なる減少を図ることができ
る。
【0046】さらにまた本発明の第4の特徴によれば,
前記シールド張り出し部を前記クリーナケースを介して
車体フレームに取付けたので,クリーナケースが前記シ
ールド張り出し部を支持するステーを兼ねることにな
り,レッグシールドの支持構造の簡素化を図ることがで
きる。
【0047】さらにまた本発明の第5の特徴によれば,
車体フレームの中心線を含む鉛直面にシリンダボアの軸
線を略合わせてエンジン本体を配置し,このエンジン本
体の吸気ポートに連通する前記エアクリーナを車体フレ
ームの左右方向一側に取り付けたので,エンジン本体直
上の車体フレームに邪魔されることなく,エアクリーナ
から吸気ポートに至る吸気系を略直線状に且つ充分長く
形成することができ,より強力な吸気慣性効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンを搭載した自動二輪車の
側面図。
【図2】図1の2−2矢視拡大図。
【図3】図2の3−3線断面図。
【図4】図3の4−4線拡大断面図。
【図5】図3の5−5線断面図。
【図6】図5の6−6線断面図。
【図7】図2の2−2矢視図。
【図8】フロントカバーの斜視図。
【符号の説明】
E・・・・エンジン V・・・・鉛直面 15・・・車体フレーム 23・・・エアクリーナ 29・・・レッグシールド 33・・・エンジン本体 35・・・シリンダブロック 35a・・シリンダボア 36・・・シリンダヘッド 36a・・燃焼室 38・・・吸気ポート 46・・・スロットルボディ 47・・・吸気系 70・・・クリーナケース 73・・・未浄化室 74・・・浄化室 75・・・空気入口管 76・・・空気出口管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体(33)のシリンダボア
    (35a)の軸線を略水平にしてエンジン(E)を車体
    フレーム(15)に搭載した自動二,三輪車において,
    エンジン本体(33)の上方に配置されるエアクリーナ
    (23)からエンジン本体(33)の吸気ポート(3
    8)に至る吸気系(47)の途中にスロットルボディ
    (46)を介装して,該吸気系(47)を,下流側に向
    かって下る略直線状に構成したことを特徴とする,自動
    二,三輪車におけるエンジンの吸気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動二,三輪車における
    エンジンの吸気装置において,前記エアクリーナ(2
    3)を車体フレーム(15)又は車体フレーム(15)
    に支持されるレッグシールド(29)の上部に取付けた
    ことを特徴とする,自動二,三輪車におけるエンジンの
    吸気装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の自動二,三輪車に
    おけるエンジンの吸気装置において,車体フレーム(1
    5)の中心線を含む鉛直面(V)にシリンダボア(35
    a)の軸線を略合わせてエンジン本体(33)を配置す
    る一方,前記エアクリーナ(23)を,車体フレーム
    (15)と,レッグシールド(29)の一方のシールド
    張り出し部(29b)との間に配置し,このエアクリー
    ナ(23)の筒状クリーナケース(70)を前記シール
    ド張り出し部(29b)の横幅方向に沿って横長に形成
    して,該クリーナケース(70)内の浄化室(74)に
    開口する空気出口管(76)を車体フレーム(15)に
    近接して配置したことを特徴とする,自動二,三輪車に
    おけるエンジンの吸気装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動二,三輪車における
    エンジンの吸気装置において,前記シールド張り出し部
    (29b)を前記クリーナケース(70)を介して車体
    フレーム(15)に取付けたことを特徴とする,自動
    二,三輪車におけるエンジンの吸気装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の自動二,三輪車における
    エンジンの吸気装置において,車体フレーム(15)の
    中心線を含む鉛直面(V)にシリンダボア(35a)の
    軸線を略合わせてエンジン本体(33)を配置し,この
    エンジン本体(33)の吸気ポート(38)に連通する
    前記エアクリーナ(23)を車体フレーム(15)の左
    右方向一側に取り付けたことを特徴とする,自動二,三
    輪車におけるエンジンの吸気装置。
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