JPS61155024A - 自動二輪車等の吸気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動二輪車等の吸気装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、自動二輪車等においては、エンジン後方へ吸気管
を延出させ、シート下方に空気清浄器等を配設している
。一方、操縦性、安定性の観点がらは、前記空気清浄器
等の軽量物を上方へ、重量物を下方へ配設することが望
まれており、このような要請に応えるものとして特開昭
５５−４６００７号公報に開示された自動二輪車の吸気
装置がある。この自動二輪車の吸気装置は、燃料タンク
の下側に連結箱を配設し、この連結箱にシリンダが前後
に傾斜したＶ型エンジンから上方に延出された吸気管、
および下端に空気清浄器を有する連結管を接続したもの
であり、前記空気清浄器は■型エンジンのシリンダ間に
形成された空間に配設されている。前記吸気管および連
結箱は前後方向に配列され、一対のタンクレール間に配
設されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来のこの種自動二輪車等の吸気装置に
おいては、空気清浄器を連結管の下端に設けるようにし
ているため、例えば並列多気筒エンジン等のように高さ
があるエンジンが搭載されると、エンジンの上方であっ
て連結箱との間に形成される空間が小さくなり１、空気
清浄器が配設できないという不具合があった。この場合
、燃料りンクの下側に収納するこキも考えられるが、こ
のようにすると空気清浄器の整備、例えばフィルタエレ
メントの交換が困難になるという不都合を招くことにな
る。

すなわち、このように空気清浄器を設けると、フィルタ
エレメントを交換するために、燃料タンクおよびこのタ
ンクと同時に燃料配管の取外しも要求され、作業がきわ
めて煩雑になるからである。

このため、エレメントの交換が容易にできる自動二輪車
等の吸気装置の出現が要請されている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はこのような要請に応えてなされたもので、エレ
メントの交換が容易な自動二輪車等の吸気装置を提供す
るものである。本発明に係る自動二輪車等の吸気装置は
、下方および後方が開口されタンクレールの上方および
両側に空間を形成するような凹陥部を燃料タンクに設け
、この凹陥部に収納した空気清浄器の後側にフィルタエ
レメント着脱用の蓋体を開閉自在に設けたものである。

〔作用〕

本発明においては、タンクレール上側に収納された空気
清浄器の後側を外部に露呈させ、蓋体を開閉することで
、装着された燃料タンクの外側からフィルタエレメント
を着脱する。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。第
１図は本発明に係る自動二輪車等の吸気装置の要部を一
部断面して示す側面図、第２図は同じく要部を示す背面
図、第３図は本発明が実施された自動二輪車を示す側面
図である。これらの図において、符号１で示すものはフ
レームを示し、このフレーム１は、本実施例においては
一本のタンクレール２を備えている。このタンクレール
２は管体からなり、前部は前輪３を懸架するフロントフ
ォ〜りを転向自在に支持する操向軸管に連結され、後部
には後輪４の上方にまで延在するシートレール５が連結
されている。６は前記フレーム１に搭載されたエンジン
、７はリアアームに懸架された前記後輪４の揺動を緩衝
するリアサスペンションである。

１０は前記タンクレール２に装着された燃料タンクで、
この燃料タンク１０の下側には、燃料タンク１０の下方
および後方が開口されるとともにタンクレール２を内包
しかっこのタンクレール２の上方および両側に空間を形
成するような凹陥部１１が設けられている。この凹陥部
１１は幅が燃料タンク１０の下側から上方に向かって漸
次小さくなる正面視略台形状に凹陥されている。換言す
れば、燃料タンク１０は下方および後方が開口された鞍
形状に形成され、タンクレール２の上方および両側に空
間が形成されるような位置に装着されている。

１２は前記凹陥部１１におけるタンクレール２の上側に
収納された空気清浄器である。この空気清浄器１２はフ
ィルタケース１３と、このフィルタケース１３内に保持
されたフィルタエレメント１４などから構成されている
。前記フィルタケース１３は鞍形状に形成されタンクレ
ール２の左右両側方に略水平な底面１５を有している。

この底面１５は、タンクレール２の傾斜に対応して前側
の底面１５ａは高く、後側の底面１５ｂは低く形成され
ており、底面１５ａには後方に開口されたダクト１６が
接続されている。また、底面１５ｂには空気清浄器１２
とエンジン６とをキャブレター１７を介して接続する吸
気管１８が接続されている。これらダクト１６および吸
気管１８は、フィルタケース１３の内部に形成された底
面１５’ａから底面１５ｂに至る吸気通路によって互い
に連通されている。前記エレメント１４はこの吸気通路
の途中に固定部材１９によって着脱自在に固定されてい
る。固定部材１９は回転自在に連結された二部材からな
り、一端をフィルタケース１３に枢着し、他端をねじ２
０で螺着することによりエレメント１４をフィルタケー
ス１３に押圧している。

２１はフィルタケース１３の後側にねじ２２等により開
閉自在に設けられたエレメント１４着脱用の蓋体で、こ
の蓋体２１は、フィルタケース１３の背面に形成された
開口を閉塞している。ここで、前記開口は、エレメント
１４が保持された吸気通路を外部に開放するとともに、
エレメント１４が通過できる大きさに設定されている。

２３は燃料タンク１０の後方に着脱自在に装着されたシ
ートで、このシート２３は前端部が燃料タンク１０の後
部開口２４よりも大きく形成され、前記凹陥部１１を後
方から被覆している。

前記吸気管１８は、空気清浄器１２の左右両側にそれぞ
れ接続され、タンクレール２の側方を通過した後漸次互
いに近接するようにかつ前方にエルボ状に折曲げられて
いる。そして、エンジン６の後側に保持されたキャブレ
ター１７に接続されている。

このように構成された自動二輪車等の吸気装置において
は、燃料タンク１０の下側に、燃料タンク１０の下方お
よび後方が開口された凹陥部１１を設け、この凹陥部１
１内であってタンクレール２の上側に空気清浄器１２を
収納しているので、シート２３を取外すことにより、空
気清浄器１２の後側を外部に露呈させることができる。

さらに、空気清浄器１２の後側に蓋体２１を開閉自在に
設けているので、蓋体２１を開いてエレメント１４が保
持された吸気通路を外部に開放することができる。した
がって、装着された燃料タンク１０の外側から、エレメ
ント１４を着脱することができる。

また、実施例によれば、空気清浄器１２を鞍形状に形成
しているので、フィルタケース１３は底面１５が一つの
平面からなる場合に比較して剛性が大きなものとなって
いる。その結果、空気清浄器１２の共振や透過音が低減
できるから、騒音の低減が期待できる。

なお、上記実施例においては、フレーム１に一本のタン
クレール２が備えられた例について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、左右一対のタンクレ
ールを備えた自動二輪車等においても実施することがで
きる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、下方および後方が
開口されタンクレールの上方および両側に空間を形成す
るような凹陥部を燃料タンクに設け、この凹陥部に収納
した空気清浄器の後側にフィルタエレメント着脱用の蓋
体を開閉自在に設けたから、装着された燃料タンクの外
側から、エレメントを着脱することができる。

したがって、燃料タンクを取外す煩雑な作業が要求され
ないから、エレメントの交換が容易にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動二輪車等の吸気装置の要部を
一部断面して示す側面図、第２図は同じく要部を示す背
面図、第３図は本発明が実施された自動二輪車を示す側
面図である。 １・・・・フレーム、２・・・・タンクレール、６・・
・・エンジン、１０・・・・燃料タンク、１１・・・・
凹陥部、１２・・・・空気清浄器、２１・・・・蓋体、
２２・・・・ねじ、２３・・・　・シート。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃料タンクの下方および後方が開口されタンクレールを
   内包しかつこの上方および両側に空間を形成するような
   凹陥部を燃料タンクに設け、この凹陥部におけるタンク
   レールの上側に空気清浄器を収納するとともに、この空
   気清浄器の後側にフィルタエレメント着脱用の蓋体を開
   閉自在に設けてなる自動二輪車等の吸気装置。