JP3446454B2 - 自動二輪車のエアクリーナ装置 - Google Patents

自動二輪車のエアクリーナ装置

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JP3446454B2
JP3446454B2 JP04748496A JP4748496A JP3446454B2 JP 3446454 B2 JP3446454 B2 JP 3446454B2 JP 04748496 A JP04748496 A JP 04748496A JP 4748496 A JP4748496 A JP 4748496A JP 3446454 B2 JP3446454 B2 JP 3446454B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車のエアク
リーナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動二輪車においては、走行風の
動圧を利用して新気を導入し、吸入効率を向上させる目
的で、燃料タンク下部とエンジン上部との間のスペース
にエアクリーナ装置を配置し、このエアクリーナ装置の
内部にキャブレタを配置したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
エンジン上部には点火プラグが装着されたシリンダヘッ
ドが配置されているため、上述したエアクリーナ装置の
配置状態ではシリンダヘッド周りの点火プラグの交換等
のメンテナンス時の度にエアクリーナ装置全体を取り外
さなければならない。また、エアクリーナ装置を取り外
す場合、キャブレタも取り外さなければならない。これ
らの結果、点火プラグの交換等のメンテナンスに非常に
多くの工程数がかかり、メンテナンス性は極めて悪い。
【0004】また、エアクリーナ装置をシリンダヘッド
上方に位置しないようにすれば上記問題は解決できる
が、反面、エアクリーナ装置の容量が充分に確保できな
くなったり、レイアウトの制約が起こったりする虞があ
る。
【0005】一方、キャブレタには様々なハーネス類が
接続されているが、エアクリーナ装置の内部にキャブレ
タを配置した場合、ハーネス類はエアクリーナ装置の壁
を貫通して外部に導かなければならず、エアクリーナ装
置の気密性を保つための考慮が必要である。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、容量を充分に確保しながらも、装置全体を取り
外すことなくシリンダヘッド周りの点火プラグの交換等
のメンテナンスを可能とした自動二輪車のエアクリーナ
装置を提供することを目的とする。
【0007】この発明の他の目的は、その気密性を損な
うことなくハーネス類を配索可能な自動二輪車のエアク
リーナ装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
のエアクリーナ装置は、上述した課題を解決するため
に、請求項1に記載したように、着脱自在のカバーを備
えたクリーナボックスの直下にエンジンのシリンダヘッ
ドが配置された自動二輪車において、上記シリンダヘッ
ド直上の上記クリーナボックス底面に開口部を形成し、
この開口部を着脱自在の蓋で塞いだものである。
【0009】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記蓋を少なくとも二つの蓋
部材に分割し、分割された蓋部材の少なくとも一つをハ
ーネス類保持用のグロメットとしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0011】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。
【0012】図1に示すように、この自動二輪車は車体
フレーム2を有し、この車体フレーム2の前方下部にエ
ンジン3が搭載される。また、このエンジン3の上方に
燃料タンク4が、燃料タンク4の後方に運転シート5が
それぞれ設置される。さらに、この自動二輪車は、車体
前部が流線形のカウリング6で覆われており、走行中の
空気抵抗低減と、走行風圧からのライダの保護とが図ら
れている。
【0013】車体フレーム2は、例えばツインチューブ
型のもので、車体フレーム2の前部に設けられたヘッド
パイプ7の直後で左右方向に拡開された後、互いに平行
に後方に延びる左右一対のメインフレーム8と、このメ
インフレーム8の中央部付近から後方に延設されるシー
トレール9とから構成される。また、メインフレーム8
の後方下部にはピボット部10が設けられる。
【0014】ヘッドパイプ7にはステアリング機構11
が設けられる。このステアリング機構11には、前輪1
2を回動自在に支持する左右一対のフロントフォーク1
3やハンドルバー14等が設けられ、ハンドルバー14
により前輪12が左右に回動自在に操舵される。
【0015】一方、ピボット部10にはピボット軸15
が架設され、このピボット軸15にスイングアーム16
がピボット軸15廻りにスイング自在に枢着されると共
に、このスイングアーム16の後端に後輪17が回動自
在に軸支される。
【0016】前記エンジン3は、例えばV型二気筒エン
ジンであり、V型に配置された一対のシリンダアッセン
ブリ18と、クランクケース19とから構成される。ま
た、シリンダアッセンブリ18はシリンダブロック20
とその頭部に設けられたシリンダヘッド21とから構成
される。そして、各シリンダヘッド21には点火プラグ
22が装着される。
【0017】各シリンダアッセンブリ18の前側にはエ
ンジン排気系23を構成するエキゾーストパイプ23a
およびマフラ23bが接続される。また、クランクケー
ス19の背面にはエンジン吸気系24を構成するキャブ
レタ24aが接続される。さらに、エンジン3前上方に
はエンジン冷却系25を構成するラジエター25aが配
置される。
【0018】ところで、この自動二輪車1のエンジン吸
気系24は走行風加圧吸気システムを採用しており、ラ
ジエター25a後方の、エンジン3と、燃料タンク4
と、左右のメインフレーム8との間に形成された空間に
はエアクリーナ装置26が配置される。エアクリーナ装
置26は、例えばその上面が開口したクリーナボックス
27と、この開口を塞ぐ着脱自在のカバー28とから構
成される。そして、このエアクリーナ装置26内にキャ
ブレタ24aが配置される。
【0019】図2は、図1のII−II線に沿う断面図
であって、カバー28が取り外されたクリーナボックス
27を上方から眺めた図である。また、図3は、図2の
III−III 線に沿う断面図であって、クリーナボックス
27の縦断面を示す図である。
【0020】図2および図3に示すように、シリンダヘ
ッド21の直上に位置する部位のクリーナボックス27
の底面には開口部29が形成される。この開口部29の
大きさ並びに形状は、シリンダヘッド21に装着された
点火プラグ22の交換等のメンテナンスに支障を来さな
いように設定される。そして、この開口部29は着脱自
在の蓋30で塞がれる。この蓋30のクリーナボックス
27への固定方法は、図示するようにビス31またはボ
ルトを用いたり、図示しないファスナを用いるとよい。
なお、符号32はエンジン3とキャブレタ24aとを接
続するインテークパイプ33を通す穴であり、その内周
縁部にはクリーナボックス27の気密を保つためのパッ
キン34が設けられる。
【0021】図4は、本発明の他の実施形態を示す図で
あり、図2同様、カバー28が取り外されたクリーナボ
ックス27を上方から眺めた図である。また、図5は図
4のV−V線に沿う断面図である。なお、上述した実施
形態と同一の構成部材には同一の符号を付す。
【0022】この実施形態は、図4に示すように、クリ
ーナボックス27底面の開口部29を塞ぐ蓋30は例え
ば二つの蓋部材に分割し、分割された蓋部材の一方をハ
ーネス類保持用のグロメット35としたものである。こ
のグロメット35は例えばH型断面を有するゴム等の弾
性体からなるもので、一方の溝36を開口部29の内周
縁29aに、また、他方の溝37を蓋30の外周縁30
aに嵌合することにより保持される。さらにグロメット
35にはクリーナボックス27の内外を連通する孔38
が穿設され、この孔38に例えばワイヤハーネス39が
挿通される。
【0023】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0024】シリンダヘッド21の直上に位置する部位
のクリーナボックス27の底面に開口部29を形成し、
この開口部29を着脱自在の蓋30で塞ぐようにしたこ
とにより、シリンダヘッド21に装着された点火プラグ
22の交換等のメンテナンス時には単にこの蓋30を外
せばよく、従来のようにエアクリーナ装置26全体を取
り外したり、キャブレタ24aを取り外したりする必要
がない。その結果、メンテナンス性が極めて高まる。
【0025】また、エアクリーナ装置26をシリンダヘ
ッド21上方に配置してもメンテナンス性に問題がない
ので、エアクリーナ装置26の容量を充分に確保でき、
また、レイアウトの制約も減少する。
【0026】さらに、クリーナボックス27底面の開口
部29を塞ぐ蓋30を例えば二つの蓋部材に分割し、分
割した蓋部材の一方を例えばワイヤハーネス39保持用
のグロメット35とすれば、簡単な構造でエアクリーナ
装置26の気密性を損なうことなくワイヤハーネス39
を配索できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のエアクリーナ装置によれば、着脱自在のカバー
を備えたクリーナボックスの直下にエンジンのシリンダ
ヘッドが配置された自動二輪車において、上記シリンダ
ヘッド直上の上記クリーナボックス底面に開口部を形成
し、この開口部を着脱自在の蓋で塞いだため、エアクリ
ーナ装置の容量を減らすことなく、また、エアクリーナ
装置全体を取り外すことなくシリンダヘッド周りの点火
プラグの交換等のメンテナンスが可能となる。
【0028】また、上記蓋を少なくとも二つの蓋部材に
分割し、分割された蓋部材の少なくとも一つをハーネス
類保持用のグロメットとしたため、簡単な構造でエアク
リーナ装置の気密性を損なうことなくハーネス類を配索
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のエアクリーナ装置の
一実施形態を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】本発明の他の実施形態を示す図であり、カバー
が取り外されたクリーナボックスを上方から眺めた図。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 3 エンジン 18 シリンダアッセンブリ 19 クランクケース 20 シリンダブロック 21 シリンダヘッド 22 点火プラグ 24a キャブレタ 26 エアクリーナ装置 27 クリーナボックス 28 カバー 29 クリーナボックス底面の開口部 30 蓋 35 グロメット 39 ワイヤハーネス(ハーネス類)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 35/024 F02M 35/04 F02M 35/16 B62K 11/00 - 11/14 B62M 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱自在のカバーを備えたクリーナボッ
    クスの直下にエンジンのシリンダヘッドが配置された自
    動二輪車において、上記シリンダヘッド21直上の上記
    クリーナボックス27底面に開口部29を形成し、この
    開口部29を着脱自在の蓋30で塞いだことを特徴とす
    る自動二輪車のエアクリーナ装置。
  2. 【請求項2】 上記蓋30を少なくとも二つの蓋部材に
    分割し、分割された蓋部材の少なくとも一つをハーネス
    類保持用のグロメット35とした請求項1記載の自動二
    輪車のエアクリーナ装置。
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JP5027469B2 (ja) * 2006-01-17 2012-09-19 ヤマハ発動機株式会社 車両
JP5227839B2 (ja) * 2009-02-26 2013-07-03 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の吸気装置構造
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