JP3068136B2 - 不整地走行用車両のエアクリーナ装置 - Google Patents

不整地走行用車両のエアクリーナ装置

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JP3068136B2 JP63283200A JP28320088A JP3068136B2 JP 3068136 B2 JP3068136 B2 JP 3068136B2 JP 63283200 A JP63283200 A JP 63283200A JP 28320088 A JP28320088 A JP 28320088A JP 3068136 B2 JP3068136 B2 JP 3068136B2
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主に湿地帯や砂地等の不整地を走行する自
動四輪車のような車両に係り、特にそのエアクリーナ装
置の構造に関する。
[従来技術] この種の不整地走行用車両は、水飛沫を上げて走行し
たり、砂埃を巻き上げて走行する機会が多いので、シー
トの下方に吸気系への水や埃の侵入を防ぐエアクリーナ
を備えている。
このエアクリーナとして、従来、左右の後輪を上方か
ら覆うリヤフェンダに上向きに開口された凹陥部を形成
し、この凹陥部の上面開口部を外気の吸入口を有する蓋
体で閉塞するとともに、上記凹陥部の底面にエレメント
を取り付けたものが知られている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、凹陥部の底面にエレメントを取り付ける
と、この凹陥部の底面は吸入口から空気と共に流れ込ん
だ水分や埃等が滞留する箇所でもあるため、エレメント
に余計に埃や水分が付着し易くなる。このため、エレメ
ントの清掃を頻繁に行わないと、エレメントが早期のう
ちに汚損して目詰まりを起こす恐れがあり、これが原因
となって吸入空気量が不足したり、吸入抵抗が増大する
等、エンジン性能に悪影響を及ぼす不具合がある。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもの
で、エレメントの早期汚損を防止できるとともに、この
エレメントの脱着作業を含むエアクリーナケースの保守
点検作業を容易に行うことができ、しかも、エアクリー
ナケースを低い位置に設置でき、かつまた、吸気ダクト
や吸気通路の取り回しを容易に行える不整地走行用車両
のエアクリーナ装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、 エンジンと;このエンジンの後方において、エンジン
よりも高い位置に配置されたシートと;上記エンジンの
後方であり、かつ上記シートの下方に配置され、エレメ
ントを収容したエアクリーナケースと;を備え、このエ
アクリーナケースに、エンジンの吸気通路の上流端を接
続した不整地走行用車両を前提としている。
そして、上記エアクリーナケースは、上端に開口部を
有するケース本体と、このケース本体の上端に取り外し
可能に連結され、ケース本体の開口部を閉塞するととも
に、この開口部の上方に向けて突出された膨出部を有す
るケースキャップと、を含み、上記エレメントは、上記
ケースキャップに支持手段を介して取り外し可能に支持
されて、上記ケース本体の底部から浮かせた状態でエア
クリーナケース内に収容され、このエレメントと上記ケ
ース本体との間に外気の流入室が形成されているととも
に、上記エレメントとケースキャップの膨出部との間に
外気の流出室が形成されている。
また、上記ケースキャップは、その膨出部の上面より
も低く位置付けられた前部上面に、上記エアクリーナケ
ースの幅方向に沿う一方側に偏位して上記流入室に連な
る入口を有するとともに、上記膨出部の前面に、上記エ
アクリーナケースの幅方向に沿う他方側に偏位して上記
流出室に連なる出口を有し、 上記ケースキャップの入口に、エアクリーナケースの
上方に向けて延びる吸気ダクトが接続されているととも
に、上記ケースキャップの出口に、上記吸気ダクトの側
方を通してエンジン側に延びる吸気通路の上流端が接続
されていることを特徴としている。
[作用] このような構成によれば、エレメントは、ケース本体
の底部から浮き上がった状態でエアクリーナケース内に
収容されているので、このエアクリーナケース内に外気
と共に流れ込んだ埃や水分等がエアクリーナケースの底
部に滞留しても、この埃や水分中にエレメントが浸るこ
とはなく、このエレメントの早期汚損を未然に防止する
ことができる。
また、エレメントは、ケースキャップに支持されてい
るので、このケースキャップをケース本体から取り外せ
ば、エレメントをケースキャップと一体的にケース本体
から取り出すことができる。そのため、ケースキャップ
を外した後に、エレメントをケース本体から取り出すと
いった二段階に亘る作業が不要となり、エレメントの脱
着作業を容易に行うことができる。
それとともに、吸気ダクトや吸気通路の上流端にして
もケースキャップに接続されているので、ケースキャッ
プをケース本体から取り外すと同時に、これら吸気ダク
トや吸気通路をケース本体から分離させることができ
る。このため、エアクリーナケースを簡単に分解するこ
とができ、このエアクリーナケースの保守点検時の作業
性が向上する。
しかも、ケース本体を上方から覆うケースキャップに
吸気通路の上流端が接続されているので、このケース本
体を吸気通路よりも低い位置に配置することができ、こ
の吸気通路をエンジン側に進むに従い下向きに傾斜させ
ても、エンジンに対するエアクリーナケース全体の位置
を低く抑えることができる。したがって、その分、シー
トの高さを低くしたり、シートのクッション材の肉厚を
増して乗り心地を向上させることができる。
さらに、ケースキャップに形成された入口と出口と
は、エアクリーナケースの幅方向に互いに並べて配置さ
れ、この入口に連なる吸気ダクトは、エアクリーナケー
スの上方に向けて延びているとともに、出口に連なる吸
気通路は、エアクリーナケースの前方に向けて延びてい
るので、これら吸気ダクトおよび吸気通路をエアクリー
ナケースの幅内でコンパクトに並べて配置することがで
き、これら吸気ダクトや吸気通路の取り回しを容易に行
うことができる。
その上、吸気ダクトは、エアクリーナケースの上方に
延びているので、この吸気ダクトの開口端が高い位置に
引き上げられ、走行中に跳ね上げた水が吸気ダクトに侵
入し難くなるといった利点がある。
[実施例] 以下本発明の一実施例を、自動四輪車に適用した図面
にもとづいて説明する。
第5図中符号1で示すフレームは、燃料タンク2を支
持する左右の上部レール3を備えている。上部レール3
は、互いに平行をなして前後方向に延びており、その前
後両端部は下向きに曲げられるとともに、夫々左右の下
部レール4によって連結されている。
フレーム1の前部両側部には、左右の前輪5が配置さ
れている。これら前輪5は、ステアリング軸6およびバ
ーハンドル7により操向操作されるようになっている。
これら前輪5の上方は、左右のフロントフェンダ8によ
って覆われている。フロントフェンダ8の後部には、燃
料タンク2を左右側方から覆うサイドパネル部8aが一体
成形されており、このサイドパネル部8aは、燃料タンク
2を上方から覆うタンクカバー9に滑らかに連なってい
る。
また、上部レール3と下部レール4との後端連結部に
は、後方に延びるリヤアーム10が揺動可能に枢支されて
いる。このリヤアーム10の後端部に設けたハブ11には、
車軸12が回転自在に支持されており、この車軸12の両端
部に左右の後輪13が取り付けられている。
上記フレーム1には、エンジン17が搭載されている。
エンジン17は、前輪5と後輪13との間に位置されてい
る。エンジン17のシリンダ19には、吸気管21を介して気
化器22が接続されている。これら吸気管21および気化器
22は、その内面を伝わる液状燃料がシリンダ19に向って
流れ易いように、シリンダ19側に進むに従い下向きに傾
斜されている。
後輪13の上方から前方にかけては、合成樹脂製のリヤ
フェンダ14によって覆われている。リヤフェンダ14は、
左右の後輪13の間において連結壁15により一体に連結さ
れている。この連結壁15上には、シート16が設置されて
いる。シート16は、エンジン17の後方において、このエ
ンジン17よりも高い位置に配置されている。このシート
16の前端は、燃料タンク2を覆うタンクカバー9および
サイドパネル部8aに連続しており、そのシート底板16a
の前端部が第3図に示すように燃料タンク2の後面と向
かい合っている。
ところで、上記エンジン17に連なる気化器22は、本発
明に係るエアクリーナ23に接続されている。このエアク
リーナ23の詳細について第1図および第2図を加えて説
明すると、図中符号24で示すエアクリーナケースは、上
記エンジン17の後方であり、かつシート16の前部下方に
位置されている。エアクリーナケース24は、上面が開口
された四角形箱形のケース本体25と、このケース本体25
の上面開口部を閉塞するケースキャップ26とを備えてい
る。ケース本体25は、リヤフェンダ14の連結壁15の前端
部を前方に延長して、この延長部分15aを下向きに凹ま
すことで構成され、リヤフェンダ14と一体化されてい
る。ケースキャップ26は、ケース本体25にねじ27を介し
て着脱可能に取り付けられている。
ケースキャップ26の上面中央部には、上向きに突出す
る膨出部30が形成されている。膨出部30の上面中央部に
は、ケース本体25側に向かって突出する柱状の支持部31
が突設されており、この支持部31の下端にエレメントホ
ルダ32が取り付けられている。
エレメントホルダ32は、支持部31の下端面に嵌合され
るボス部33と、このボス部33の外周からケースキャップ
26側に向って放射状に延びる複数の腕部34と、これら腕
部34の上端部間を連結するリング部35とで構成されてい
る。リング部35は、膨出部30の下端開口部30aを外側か
ら覆っている。そして、ボス部33および支持部31の下面
には、ねじ36が挿通される挿通孔37が開口されており、
この挿通孔37の終端となる支持部31の内部には、ナット
38が埋め込まれている。
このため、エレメントホルダ32は、挿通孔37に挿通し
たねじ36をナット38にねじ込むことで、支持部31から吊
り下げられた状態で上記ケースキャップ26の内部に取り
外し可能に収容されている。
エレメントホルダ32の外周には、エレメント40が装着
されている。エレメント40は、例えばスポンジ等により
上面が開口された略筒形に形成されており、その上端開
口部がリング部35に引っ掛けられて、このリング部35と
膨出部30の下端開口部30aとの間で挟み込まれている。
そのため、エレメント40は、上記エレメントホルダ32
を介してケースキャップ26に支持されており、本実施例
では、エレメントホルダ32およびねじ36がエレメント32
の支持手段を構成している。
そして、ケースキャップ26をケース本体25に取り付け
た状態において、上記エレメント40とケース本体25との
間に外気の流入室41が形成されているとともに、エレメ
ント40とケースキャップ26の膨出部30との間に外気の流
出室42が形成されている。すなわち、エレメント40は、
エアクリーナケース24の内部を、流入室41と流出室42と
に上下二室に仕切っており、このエレメント40は、第1
図に示すように、ケース本体25の底面25aから浮き上が
った状態でエアクリーナケース24の内部に収容されてい
る。
第1図および第2図に示すように、膨出部30から外れ
たケースキャップ26の前端部上面には、流入室41に連な
る外気の入口43が形成されている。入口43は、膨出部30
の上面よりも低い位置において、ケースキャップ26の幅
方向に沿う一方側に偏って位置されている。
この入口43には、吸気ダクト44が接続されている。吸
気ダクト44は、エアクリーナケース24の上方に向けて延
びている。この吸気ダクト44の上端部は、第3図および
第4図に示すように、膨出部30よりも高い位置にある燃
料タンク2とシート16との間の空間部分45に導かれてい
る。この空間部分45に臨む燃料タンク2の後面には、上
下方向に延びる凹部46が形成されており、この凹部46に
吸気ダクト44の上端部が入り込んでいる。吸気ダクト44
の上端部は、凹部46の内面に当接されて上記空間部分45
での位置決めがなされている。
吸気ダクト44の上端部には、空間部分45において上向
き開口する吸気口47が形成されている。吸気口47の口径
は、吸気ダクト44よりも小さく定められており、この吸
気口47は、上記空間部分45において燃料タンク2の凹部
46やシート底板16a等の周囲部品に触れることなく、こ
の空間部分45に開口されている。
このため、たとえ雨水等の水が燃料タンク2の外面を
伝わって空間部分45に流れ込んだとしても、吸気口47に
水が入り込むことはなく、エアクリーナ23への水入りが
防止されている。
そして、本実施例の場合、吸気口47の開口周縁部に
は、第3図に示すように径方向内側に張り出すフランジ
部47aが形成されている。このフランジ部47aは、吸気ダ
クト44内に生じる吸入空気の脈動による圧力波を調整す
るためのもので、エンジン17の出力向上に寄与してい
る。
また、第2図に示すように、ケースキャップ26の膨出
部30の前面には、吸入空気の出口48が開口されている。
出口48は、ケースキャップ26の幅方向に沿う他方側に偏
った位置において、流出室42に連なっている。そのた
め、上記入口43と出口48とは、ケースキャップ26の前部
において、エアクリーナケース24の幅方向に互いに並べ
て配置されている。ケースキャップ26の出口48には、ジ
ョイント49が接続されている。ジョイント49は、上記吸
気ダクト44、ケースキャップ26の前部上面および膨出部
30の前面が規定される空間を通じてケースキャップ26の
前方に導かれており、このジョイント49の前端部は、吸
気ダクト44の前方に位置されている。そして、このジョ
イント49の前端部に気化器22が接続されており、本実施
例では、吸気管21、気化器22およびジョイント49がエン
ジン17の吸気通路を構成している。
なお、ケース本体25の底面には、水抜き用の排出口50
が突設されている。
このような構成によれば、エレメント40を収容するエ
アクリーナケース24を、上面が開口されたケース本体25
と、このケース本体25の上面開口部を閉塞するケースキ
ャップ26とに上下に分割し、このケースキャップ26の上
面にエレメント40を取り付けて、このエレメント40をケ
ース本体25の底面25aから浮かせたので、このケース本
体25の底面25aに吸気口47から外気と共に流れ込んだ埃
あるいは水分等が滞留しても、これら埃や水分中にエレ
メント40が浸らずに済む。このため、エレメント40の濾
過機能が早期のうちに損なわれたり、著しく汚損するの
を防止することができ、吸入空気の流れを良好に維持し
て吸入抵抗を極力少なく抑えることができる。
また、エレメント40は、エレメントホルダ32を介して
ケースキャップ26に支持されているので、ねじ27を緩め
てケースキャップ26をケース本体25から取り外せば、エ
レメント40をケースキャップ26と一体的にケース本体25
から取り出すことができる。このため、エレメント40の
交換時に、シート16の下方の手狭な箇所に手を差し入れ
たり、ケースキャップ26を外した後に、エレメント40を
ケース本体25から取り出すといった二段階に亘る面倒な
作業が不要となり、エレメント40の脱着作業を容易に行
うことができる。
その上、吸気ダクト44やジョイント49にしてもケース
キャップ26に接続されているので、ケースキャップ26を
ケース本体25から取り外すと同時に、これら吸気ダクト
44およびジョイント49をケース本体25から分離させるこ
とができる。このため、エアクリーナケース24の分解を
簡単に行うことができ、エレメント40の脱着を含むエア
クリーナケース24の保守点検時の作業性が向上する。
しかも、ケースキャップ26側に吸気通路に連なる出口
48が開口されているので、ケース本体25を気化器22や吸
気管21よりも低い位置に設置することができる。このた
め、吸気通路の内面を伝わる液状燃料がシリンダ19側に
流れ易いように、この吸気通路をシリンダ19側に進むに
従い下向きに傾斜させても、シリンダ19に対するエアク
リーナケース24の位置を低くすることができる。
したがって、エアクリーナケース24上に位置するシー
ト16の高さを低くしたり、あるいはこのシート16のクッ
ション材の肉厚を増して乗り心地を向上させることがで
きる。
また、上記構成によると、吸入空気の入口43もケース
キャップ26に設けてあるので、この入口43から上向きに
延びる吸気ダクト44の引き回りを容易に行えるととも
に、この吸気ダクト44自体が曲がりが少なく、かつ全長
も短いもので済み、吸入抵抗を軽減することができる。
そして、この場合、吸気ダクト44は、エアクリーナケー
ス24の上方に延出されて、燃料タンク2とシート16との
間の空間部分45に導かれているので、この吸気ダクト44
の吸気口47を高い位置に引き上げることができ、走行中
に前輪5あるいは後輪13が跳ね上げた水が吸気口47に侵
入し難くなる。
さらに、ケースキャップ26に形成された入口43と出口
48とは、エアクリーナケース24の前端部において、その
幅方向に互いに並べて配置され、この入口43に連なる吸
気ダクト44は、エアクリーナケース24の上方に向けて延
びるとともに、出口48に連なるジョイント49は、エアク
リーナケース24の前方に向けて延びている。このため、
吸気ダクト44および吸気通路をエアクリーナケース24の
幅内でコンパクトに並べて配置することができ、これら
吸気ダクト44や吸気通路の取り回しを容易に行えるとい
った利点がある。
なお、上記実施例では、ケース本体をリヤフェンダと
一体化したが、場合によってはエアクリーナとリヤフェ
ンダとを別体としても良い。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、エレメントがエアクリ
ーナケースの底部に滞留した埃や水分中に浸らずに済む
から、エレメントの濾過機能が早期のうちに損なわれた
り、著しく汚損するのを未然に防止することができ、そ
の分、吸入空気の流れを良好に維持して吸入抵抗を極力
少なく抑えることができる。
また、エレメントをケースキャップと一体的にケース
本体から取り出すことができるので、ケースキャップを
外した後に、エレメントをケース本体から取り出すとい
った二段階に亘る面倒な作業が不要となり、エレメント
の脱着作業を容易に行うことができる。それとともに、
吸気ダクトや吸気通路の上流端にしてもケースキャップ
に接続されているので、ケースキャップをケース本体か
ら取り外すと同時に、これら吸気ダクトや吸気通路をケ
ース本体から分離させることができる。このため、エア
クリーナケースを簡単に分解することができ、エレメン
トの脱着を含むエアクリーナケースの保守点検時の作業
性が向上する。
しかも、上記構成によると、ケースキャップに吸気通
路を接続したことにより、ケース本体を吸気通路よりも
低い位置に設置することができる。このため、吸気通路
の内面を伝わる液状燃料がエンジン側に流れ易いよう
に、この吸気通路をエンジン側に進むに従い下向きに傾
斜させても、エンジンに対するエアクリーナケースの位
置を低く抑えることができる。したがって、エアクリー
ナケース上に位置するシートの高さを低くしたり、ある
いはこのシートのクッション材の肉厚を増すことができ
る。
さらに、ケースキャップに形成された入口と出口と
は、エアクリーナケースの幅方向に互いに並べて配置さ
れ、この入口に連なる吸気ダクトは、エアクリーナケー
スの上方に向けて延びるとともに、出口に連なる吸気通
路は、エアクリーナケースの前方に向けて延びているの
で、これら吸気ダクトおよび吸気通路をエアクリーナケ
ースの幅内でコンパクトに並べて配置することができ、
吸気ダクトや吸気通路の取り回しを容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、 第1図は、エアクリーナ回りの断面図、 第2図は、エアクリーナの平面図、 第3図は、吸気ダクトの開口部分を一部断面した側面
図、 第4図は、吸気ダクトの開口部分の平面図、 第5図は、自動四輪車の側面図、 第6図は、自動四輪車の平面図である。 16……シート、17……エンジン、24……エアクリーナケ
ース、25……ケース本体、25a……底面、26……ケース
キャップ、30……膨出部、32,36……支持手段(エレメ
ントホルダ、ねじ)、40……エレメント、43……入口、
44……吸気ダクト、48……出口、49……吸気通路(ジョ
イント)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 39/00 B62M 7/02 F02M 35/024 F02M 35/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンと; このエンジンの後方において、エンジンよりも高い位置
    に配置されたシートと; 上記エンジンの後方であり、かつ上記シートの下方に配
    置され、エレメントを収容したエアクリーナケースと;
    を備え、 このエアクリーナケースに、エンジンの吸気通路の上流
    端を接続した不整地走行用車両において、 上記エアクリーナケースは、上端に開口部を有するケー
    ス本体と、このケース本体の上端に取り外し可能に連結
    され、ケース本体の開口部を閉塞するとともに、この開
    口部の上方に向けて突出された膨出部を有するケースキ
    ャップと、を含み、上記エレメントは、上記ケースキャ
    ップに支持手段を介して取り外し可能に支持されて、上
    記ケース本体の底部から浮かせた状態でエアクリーナケ
    ース内に収容され、このエレメントと上記ケース本体と
    の間に外気の流入室が形成されているとともに、上記エ
    レメントとケースキャップの膨出部との間に外気の流出
    室が形成され、 また、上記ケースキャップは、その膨出部の上面よりも
    低く位置付けられた前部上面に、上記エアクリーナケー
    スの幅方向に沿う一方側に偏位して上記流入室に連なる
    入口を有するとともに、上記膨出部の前面に、上記エア
    クリーナケースの幅方向に沿う他方側に偏位して上記流
    出室に連なる出口を有し、 上記ケースキャップの入口に、エアクリーナケースの上
    方に向けて延びる吸気ダクトが接続されているととも
    に、上記ケースキャップの出口に、上記吸気ダクトの側
    方を通してエンジン側に延びる吸気通路の上流端が接続
    されていることを特徴とする不整地走行用車両のエアク
    リーナ装置。
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