JPH0226778Y2 - - Google Patents

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JPH0226778Y2
JPH0226778Y2 JP16072284U JP16072284U JPH0226778Y2 JP H0226778 Y2 JPH0226778 Y2 JP H0226778Y2 JP 16072284 U JP16072284 U JP 16072284U JP 16072284 U JP16072284 U JP 16072284U JP H0226778 Y2 JPH0226778 Y2 JP H0226778Y2
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bracket
pipe
fixed
opening
arm
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JP16072284U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のサスペンシヨン装置のアー
ムと車体側フレームとの取付部構造に関するもの
である。
(従来技術) 自動車におけるサスペンシヨン装置のアームと
車体側フレームとの結合部分においては、フレー
ム側に固着されたブラケツトと前記アームとをル
トを介して結合することが従来から行なわれてお
り、この時、ブラケツト内にボルト挿通用のパイ
プを配設して補強する手段(例えば、実開昭53−
137423号公報参照)を用いることも行なわれてい
る。ところが、前記公知手段においては、ブラケ
ツト内においてパイプの上下両端はボルト挿通孔
口縁内面に当接状態で配設されているところか
ら、これをサスペンシヨン取付部に採用するとき
は、パイプを固着する作業(例えば、溶接作業
等)が困難となり、組立作業性の面で改善の余地
があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
その目的は、サスペンシヨン装置のアームと車体
側フレームとの結合部における取付用ブラケツト
の組立作業性の向上を図らんとすることにある。
(目的を達成するための手段) 本考案は、上記目的達成のための手段として、
車体側に設けられたフレーム下面に固定される箱
形のブラケツトを上部ブラケツトと断面U字形状
の下部ブラケツトとに分割構成し、該上下ブラケ
ツトの対応する位置に形成された開口部に、下部
ブラケツトの開口部より下方に突出される延長部
を有する第1パイプを挿入固着するに当たつて、
第1パイプの上部を上部ブラケツトの開口部口縁
内端に、第1パイプの延長部を下部ブラケツトの
開口部口縁外端にそれぞれ固着するとともに、前
記第1パイプ内に挿入され、前記上部ブラケツト
上面にその上部が固着されたボルトの下部に、該
ボルトが挿通される第2パイプを内装したサスペ
ンシヨン装置のアームをねじ止めし、且つ前記第
1パイプ下端面と第2パイプ上端面とを当接状態
で締付固定したことを特徴としている。
(作用) 本考案では、上記手段によつて下記の作用が得
られる。
(1) 上下ブラケツトと第1パイプとの固着作業
(即ち、溶接作業)を容易に行なうことができ
る。
(2) 第1パイプ下端面と第2パイプ上端面との当
接力により、両者のガタ付が抑制される。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本考案の好適な
実施例を説明する。
本実施例にかかるサスペンシヨンの取付部構造
は、自動車の後部における車体側に設けられたフ
レーム1とサスペンシヨン装置のアーム2との結
合部3の構造に関するものである(第4図参照)。
第4図において、符4は後車輪、5はマウントメ
ンバ、6は入力軸、7は出力軸、8は差動歯車ケ
ースである。
前記フレーム1下面には、断面ハツト形状の上
部ブラケツト10と断面U字形状の下部ブラケツ
ト11とによつて箱形に形成されたブラケツト9
が固定されている。
前記上部ブラケツト10の上面10aには、一
側端にあつて上方に延びる垂直フランジ部12
と、他側端にあつて水平に延びる水平フランジ部
13とが一体に形成される一方、上部ブラケツト
10の側面10bには、両側端にあつて前後に延
びる垂直フランジ部14,14と、下端にあつて
水平に延びる水平フランジ部15とが一体に形成
されている。
又、前記下部ブラケツト11の側面11bに
は、上端にあつて水平に延びる水平フランジ部1
6と、後端にあつて側方に延びる垂直フランジ部
17とが一体に突設されている。
更に、上部ブラケツト10の上面10aと下部
ブラケツト11の底面11aとには、相対応する
位置にパイプ挿通用の開口部18,19が形成さ
れている。該開口部18,19の口縁18a,1
9aは、共に内向きに突出せしめられている。
そして、前記上部ブラケツト10の垂直フラン
ジ部12,14は、共に下部ブラケツト11の側
面11b,11bに固着され、上部ブラケツト1
0の水平フランジ13は下部ブラケツト11の一
方の水平フランジ部16とともにフレーム1下面
に重合固着され、更に上部ブラケツト10の水平
フランジ部15は下部ブラケツト11の底面11
aに固着されている。又、下部ブラケツト11の
他方の水平フランジ部16および垂直フランジ部
17は、フレーム1の下面および側面にそれぞれ
固着されている。
前記両開口部18,19には、下部ブラケツト
11の開口部19より下方に突出する延長部20
aを有する第1パイプ20が挿入固着されてい
る。該第1パイプ20は、その上部を前記上部ブ
ラケツト10の開口部18の口縁18aの内端に
固着した後、上下ブラケツト10,11を接合
し、その後その延長部20aを前記下部ブラケツ
ト11の開口部19の口縁19aの外端に固着す
ることによつて組付けられる。従つて、第1パイ
プ20の組付作業は、外方からの溶接作業のみと
なり、極めて作業性がよくなる。
一方、前記アーム2における結合部3には、中
心部に第2パイプ21が内装され、該第2パイプ
21外周を弾性部材22で保持してなる支持部材
23が設けられている。
前記第1パイプ20には、上部ブラケツト10
の上面10aに上端部が固着されたボルト24が
挿入されており、該ボルト24の下部は、前記第
2パイプ21およびブラケツト25を貫通せしめ
られ、ナツト26の螺着によつてアーム2の支持
部材23を締着している。この時、前記第1パイ
プ20下端面と第2パイプ21上端面とは当接し
て締付け固定されている。このように構成するこ
とによつてアーム2の揺動時に両パイプ20,2
1間にガタ付きによる異音が発生するのを効果的
に防止できる。
なお、本実施例では、ブラケツト9の底面と支
持部材23の弾性部材22上面との間に若干の隙
間Sを設けるようにして、アーム2の揺動の自由
度を確保し得るようにしている。
図面中、符号27は上部ブラケツト10の両側
面10b,10b間に架設された補強部材、28
は弾性部材22内に埋設された補強板である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、サスペンシヨン
装置のアームと車体側フレームとの結合部におい
て、フレームに固定されるブラケツトを上部ブラ
ケツトと断面U字形状の下部ブラケツトとに分割
構成し、上下ブラケツトの開口部に挿入固着され
る第1パイプ下部に下部ブラケツトの開口部より
下方に突出する延長部を設けて、第1パイプの上
部および下部延長部を上部ブラケツト開口部の口
縁内端および下部ブラケツト開口部の口縁外端に
それぞれ固着するようにしたので、ブラケツトへ
の第1パイプの組付作業(即ち、溶接作業)が極
めて容易に行なえることとなり、作業性が著しく
向上するという実用的な効果がある。
又、第1パイプ下端面と第2パイプ上端面とを
当接して締付け固定するようにしているので、ア
ーム揺動時にも両パイプ間にガタ付きが生じなく
なり、異音発生のおそれもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例にかかるサスペンシ
ヨンの取付部構造を示す縦断面図、第2図は同平
面図、第3図はブラケツトの分解斜視図、第4図
は自動車の後部懸架構造を示す平面図である。 1……フレーム、2……アーム、9……ブラケ
ツト、10……上部ブラケツト、11……下部ブ
ラケツト、18,19……開口部、18a,19
a……口縁、20……第1パイプ、20a……延
長部、21……第2パイプ、22……弾性部材、
23……支持部材、24……ボルト、25……ブ
ラケツト、26……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体側に設けられたフレーム下面には、上部ブ
    ラケツトと断面U字形状の下部ブラケツトとで箱
    形に形成されたブラケツトが固定されており、該
    上部ブラケツトと下部ブラケツトの対応する位置
    に形成された開口部には、下部ブラケツトの開口
    部より下方に突出される延長部を有する第1パイ
    プが、その上部を前記上部ブラケツトの開口部口
    縁内端に、その延長部を前記下部ブラケツトの開
    口部口縁外端にそれぞれ固着することによつて挿
    入固着され、前記第1パイプ内に挿入され、前記
    上部ブラケツトの上面にその上部が固着されたボ
    ルトの下部には、該ボルトが挿通される第2パイ
    プを内装したサスペンシヨン装置のアームがねじ
    止めされていて、前記第1パイプの下端面と第2
    パイプの上端面とは当接状態で締付固定されてい
    ることを特徴とするサスペンシヨンの取付部構
    造。
JP16072284U 1984-10-23 1984-10-23 Expired JPH0226778Y2 (ja)

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JP16072284U JPH0226778Y2 (ja) 1984-10-23 1984-10-23

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JPS6175384U JPS6175384U (ja) 1986-05-21
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JPH09207823A (ja) * 1996-02-01 1997-08-12 Toyota Motor Corp 車体前部構造

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JP4315000B2 (ja) * 2004-01-16 2009-08-19 三菱自動車工業株式会社 パイプナットの支持構造

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