JP2538075B2 - サスペンション構成部品支持用ボルトの取付構造 - Google Patents

サスペンション構成部品支持用ボルトの取付構造

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JP2538075B2
JP2538075B2 JP1268075A JP26807589A JP2538075B2 JP 2538075 B2 JP2538075 B2 JP 2538075B2 JP 1268075 A JP1268075 A JP 1268075A JP 26807589 A JP26807589 A JP 26807589A JP 2538075 B2 JP2538075 B2 JP 2538075B2
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正紀 溝部
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明はサスペンション構成部品支持用ボルトの取
付構造に関する。
<従来の技術> 従来の技術としては、例えば第2図及び第3図に示す
ようなものがある(実願昭63−125560号参照)。第2図
は、車両前後方向(図中矢示F方向が車両前方)に沿っ
て配されたリヤサイドメンバ1に、リヤクロスメンバ2
を交差方向で接続した部分を示したものである。リヤク
ロスメンバ2のリヤサイドメンバ1側の底面部3は一部
低くなった取付部4となっており、この取付部4には底
面部3及び両側面部5に沿って接合された断面コ字形状
の下部補強部材6が設けられている。そして、この下部
補強部材6の上部には片側をリヤサイドメンバ1の側面
部7へ接合させた上部補強部材8が接合してある。ま
た、前記リヤクロスメンバ2の底面部3、下部補強部材
6、上部補強部材8にはそれぞれ対応する位置に透孔
9、10、11が形成してあると共に、下部補強部材6の透
孔10と上部補強部材8の透孔11との間には筒状のカラー
12が溶接にて固定してある。このカラー12には頭部にボ
ルトプレート13を備えたボルト14が挿通してあり、この
ボルト14頭部のボルトプレート13は上部補強部材8に溶
接・固定され、下部のネジ部15をリヤクロスメンバ2の
下方へ突出した状態となっている。16はフロアパネル
で、リヤクロスメンバ2及びリヤサイドメンバ1の各上
部フランジ17が接合されるもので、これらリヤクロスメ
ンバ2及びリヤサイドメンバ1はこのフロアパネル16と
の接合により閉断面構造となり剛性が高まる。このよう
にして取付けられたボルト14は、カラー12を介在させた
状態で、上部の上部補強部材8と、下部の下部補強部材
6及び底面部3の上下2ケ所で取付けられることとなる
ため取付剛性が比較的高い。従って、リヤクロスメンバ
2の下方へ突出している部分のボルト14に対して、例え
ばリヤサスペンションメンバやデフマウントメンバ等の
サスペンション構成部品18を挿通して取付け、ボルト14
先端のネジ部15へナット19を締付けることで、図示せぬ
サスペンション機構全体をリヤクロスメンバ2に対して
確実に支持できることとなる。
<発明が解決しようとする課題> このような従来の技術にあっては、前述した如くボル
ト14の上下2ケ所を取付けることで所定の取付スパンd
を確保し、ボルト14の取付剛性をある程度は高めてはい
るが、リヤクロスメンバ2における振動及び異音の発生
抑制の面から、その取付剛性を更に高めたいという要請
がある。このような要請に対応するために、ボルト14の
取付スパンdを更に拡大させることが考えられるが、従
来のような構造では取付スパンdの拡大にも限界があっ
た。その代わりとして、リヤクロスメンバ2の板厚を大
きくし、リヤサイドメンバ2自体の剛性を高めることに
よりボルト14の取付剛性を高める手段も考えられるが、
重量及びコストの面で大変な不利が予想される。
また、リヤクロスメンバ1に接合されるフロアパネル
16も、リヤクロスメンバ2自体の剛性に寄与しているこ
とから、フロアパネル16の板厚を大きくしたり、フロア
パネル16に補強パッチを接合したりすることで、リヤク
ロスメンバ2の剛性を高め、ボルト14の取付剛性を図り
たいが、この手段でもやはり重量及びコストの面で大変
な不利となる。
この発明はこのような従来の技術に着目してなされた
ものであり、重量及びコストの増加を伴わずに、ボルト
の取付剛性を向上させることができるサスペンション構
成部品支持用ボルトの取付構造を提供せんとするもので
ある。
<課題を解決するための手段> この発明に係るサスペンション構成部品支持用ボルト
の取付構造は、上記の目的を達成するために、断面逆ハ
ット形状をしたリヤクロスメンバのリヤサイドメンバに
対する取付部において、リヤクロスメンバの両上部フラ
ンジとフロアパネルの間に、片側がリヤサイドメンバの
側面部に接合された平板状の上部補強部材を挟み込ませ
た状態で接合すると共に、前記取付部付近で且つ両上部
フランジ間に相当するフロアパネルに上側へ隆起させた
エンボス部を形成し、且つ前記上部補強部材とリヤクロ
スメンバの底面部にサスペンション構成部品支持用ボル
トを貫通状態で取付けたものである。
また、リヤクロスメンバ内に、該リヤクロスメンバの
底面部と側面部に沿って接合した断面コ字形状の下部補
強部材を備えても良い。
<作用> 上部補強部材をリヤクロスメンバの両上部フランジと
フロアパネル間に挟み込んだ状態で接合したので、上部
補強部材の位置が従来に比べて高くなり、その分ボルト
の取付スパンが拡大し、ボルトの取付剛性が高まる。
また、上部補強部材を上部フランジとフロアパネル間
に挟み込んだ状態で接合するということは、上部補強部
材自体のリヤクロスメンバに対する取付剛性(接合力)
が高まるので、フロアパネルとリヤクロスメンバとで構
成されるボックス状の閉断面構造の剛性が高まると共
に、この上部補強部材は片側がリヤサイドメンバにも接
合されているため、ボルトの上部から加わる横方向の力
が前後方向に作用しても或いは左右方向に作用しても高
い剪断反力を得ることができ、この点でもボルトの取付
剛性向上が図れる。
更に、フロアパネルにエンボス部を形成したことによ
り、フロアパネル自体の剛性が高まるので、それに応じ
てリヤクロスメンバの剛性も向上し、ひいてはボルトの
取付剛性が更に高まる。
<実 施 例> 以下この発明の好適な一実施例を第1図に基づいて説
明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。
この実施例に係る上部補強部材20は平板形状のもので
あり、フロアパネル21とリヤクロスメンバ2の両上部フ
ランジ17との間に挟み込まれた状態で接合されている。
そして、フロアパネル21のうち、両上部フランジ17間に
相当する部分には上側へ隆起させたエンボス部22が形成
されている。この実施例のエンボス部22はリヤクロスメ
ンバ2の取付部4に相当する部分だけに形成されてい
る。そして、前記上部補強部材20の中央には透孔23が形
成してあり、この透孔23と下部補強部材6の透孔10との
間には長めのカラー24が溶接してある。このカラー24内
に長めのボルト25を挿通し、そのボルトプレート26と上
部補強部材20とを溶接にて固定している。このようにし
て取付けられたボルト25は従来同様リヤクロスメンバ2
の下方へネジ部27を突出させた状態となっており、その
突出させた部分でサスペンション構成部品18を支持して
いる。
この実施例に係るボルト25は、以上説明したように、
ボルト25の上側を支持する上部補強部材20が従来よりも
高い位置にあるため、上下の取付スパンDを大きく設定
でき、その分ボルト25の取付剛性が高まる。また、上部
補強部材20が上部フランジ17とフロアパネル21との間に
挟み込まれていることから、上部補強部材20自体のリヤ
クロスメンバ2に対する取付剛性(接合力)が高まると
共に、フロアパネル21とリヤクロスメンバ2とで構成さ
れるボックス状の閉断面構造全体の剛性が高まる(つま
り、ボックス状の閉断面構造が変形しない)ので、この
点でもボルト25の取付剛性向上を図ることができる。
更に、フロアパネル21にエンボス部22を形成したこと
により、フロアパネル21自体の剛性が高まると共に、前
記フロアパネル21とリヤクロスメンバ2とで構成される
ボックス状の閉断面構造の見かけ断面積Eも従来に比べ
て拡大するので、ボルト25の取付剛性が更に高まること
となる。
尚、この発明における上部補強部材は、従来のように
片側にフランジを形成してリヤサイドメンバの側面部に
接合されている。また、リヤクロスメンバ2内に下部補
強部材6を設けた例を示したが、下部補強部材6は省略
しても良い。更に、ボルト25を取付ける車体剛性メンバ
としては、リヤクロスメンバ2に限定されず、リヤサイ
ドメンバ1その他の剛性メンバであっても良い。
<発明の効果> この発明に係るサスペンション構成部品支持用ボルト
の取付構造は、以上説明してきた如き内容のものであっ
て、重量及びコストの増加を伴わずに、ボルトの取付剛
性を向上させることができるので、サスペンション構成
部品を確実に支持することができ、リヤクロスメンバに
おける振動及び異音の発生を充分に抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るサスペンション構成
部品支持用ボルトの取付構造を示すリヤクロスメンバの
断面図、 第2図は従来のサスペンション構成部品支持用ボルトの
取付構造を示すリヤクロスメンバの斜視図、そして 第3図は第2図中矢示III−III線に沿う断面図である。 1……リヤサイドメンバ 2……リヤクロスメンバ 3……リヤサイドメンバの底面部 5……リヤサイドメンバの側面部 6……下部補強部材 17……上部フランジ 18……サスペンション構成部品 20……上部補強部材 21……フロアパネル 22……エンボス部 d、D……取付スパン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面逆ハット形状をしたリヤクロスメンバ
    2のリヤサイドメンバに対する取付部4において、リヤ
    クロスメンバ2の両上部フランジ17とフロアパネル21の
    間に、片側がリヤサイドメンバの側面部に接合された平
    板状の上部補強部材20を挟み込ませた状態で接合すると
    共に、前記取付部4付近で且つ両上部フランジ17間に相
    当するフロアパネル21に上側へ隆起させたエンボス部22
    を形成し、且つ前記上部補強部材20とリヤクロスメンバ
    2の底面部3にサスペンション構成部品支持用ボルト25
    を貫通状態で取付けたことを特徴とするサスペンション
    構成部品支持用ボルトの取付構造。
  2. 【請求項2】リヤクロスメンバ2内に、該リヤクロスメ
    ンバ2の底面部3と側面部5に沿って接合した断面コ字
    形状の下部補強部材6を備えた請求項1記載のサスペン
    ション構成部品支持用ボルトの取付構造。
JP1268075A 1989-10-17 1989-10-17 サスペンション構成部品支持用ボルトの取付構造 Expired - Lifetime JP2538075B2 (ja)

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