JP3365950B2 - エンジンマウントの取付構造 - Google Patents

エンジンマウントの取付構造

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JP3365950B2
JP3365950B2 JP01652298A JP1652298A JP3365950B2 JP 3365950 B2 JP3365950 B2 JP 3365950B2 JP 01652298 A JP01652298 A JP 01652298A JP 1652298 A JP1652298 A JP 1652298A JP 3365950 B2 JP3365950 B2 JP 3365950B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車におけるエン
ジンマウントの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車におけるエンジンマウンテ
ィング方法として、図4に示すように、エンジン搭載用
の略方形枠状のフロントフレーム31を用い、そのフロ
ントクロスメンバー32にフロントマウント36を、一
方のサイドメンバー34にロアマウント37を、また前
後のクロスメンバー33、35間に架設したセンターメ
ンバー38の後部に立設した支柱39の上端にリヤマウ
ント40を配設し、これらのエンジンマウント36、3
7、40にてエンジンを3点支持するようにしたものが
知られている。41はリヤマウント40に取付けられた
連結ブラケットで、この連結ブラケット41がエンジン
に締結固定される。42は左右のサイドメンバーを連結
して補強するステー、43は支柱上部を他方のサイドメ
ンバーに連結するステー、32はフロントフレーム31
の前後左右の四隅部に配設された取付部で、弾性体を介
して車体のサイドメンバーに取付けられる。
【0003】各エンジンマウント36、37、40は、
ブラケット部に固着された外筒部内に取付ボルトを貫通
させるスリーブを配設するとともに、外筒とスリーブと
の間に所定の防振性能を発揮するように適宜形状に成形
された弾性体を介装して構成されている。
【0004】また、実開平4−5117号公報には、対
向壁とその上端を連結する連結壁を備えた架橋構造のサ
ポートメンバーを設け、エンジンマウントに連結壁に重
合する上壁と対向壁に重合する前後側壁を設け、上壁の
左右両側を連結壁にボルトにて締結するとともに、前後
側壁を、前後側壁及び対向壁を貫通する通しボルトにて
対向壁に締結することによりエンジンマウントを取付け
るようにしたエンジンマウントの取付構造が開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4の構成
においては、リヤマウント40を取付けるのに、フロン
トフレーム31の前後のクロスメンバー33、34間に
センターメンバー38を架設し、その後部に立設した支
柱39の上端にリアマウント40を配設しており、構成
部材が多く、重量が大きくなるという問題があった。
【0006】また、上記公報に開示されたものも、上壁
の左右両側が1枚板の連結壁に締結されているだけであ
り、前後側壁は1本の通しボルトで締結されているだけ
であるので、十分な支持強度を確保するには大型のサポ
ートメンバーを必要とするため重量が大きくなるという
問題があるとともに、十分な取付強度が得難いという問
題がある。
【0007】そこで、重量軽減を図るべく、フロントマ
ウント36やロアマウント37と同様に、フロントフレ
ーム31における断面ボックス形状のリヤクロスメンバ
ー35にリヤマウントを直接取付けるため、リヤマウン
トの左右両側を断面ボックス形状のリヤクロスメンバー
35を貫通するボルトにて締結するように構成するとと
もに、リヤマウントの後部をリヤクロスメンバー35の
後部の接合フランジに締結することが考えられたが、そ
の場合左右方向の取付強度は確保できても、リヤマウン
トの前後方向の取付強度を十分に確保できないという問
題のあることが判明した。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、リヤ
マウントなどのエンジンマウントを直接クロスメンバー
に取付けながら十分な取付強度が得られるエンジンマウ
ントの取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジンマウン
トの取付構造は、断面形状が前後両端に接合フランジ部
を有するボックス形状のクロスメンバーに対するエンジ
ンマウントの取付構造であって、エンジンマウントに、
左右に適当距離をあけてクロスメンバ上面に当接する左
右の接合部と、前後の接合フランジ部の上面に当接する
前後の接合部とを設け、左右の接合部はクロスメンバー
を貫通するボルトにて締結固定し、前後の接合部は接合
フランジ部を貫通するボルトにて締結固定したものであ
り、エンジンマウントが左右及び前後に適当距離を離れ
て配設された4つの接合部にてクロスメンバーに強固に
固定されるので、前後左右の回転モーメントに対して高
い剛性をもって支持でき、左右方向と前後方向共に大き
な取付強度を得ることができる。
【0010】また、クロスメンバーを前後方向から見て
略アーチ状に構成し、左右の接合部の高さ位置を異なら
せると、クロスメンバー自体の強度及び剛性が高くなる
とともに、左右の接合部間の距離が長くなって左右方向
の曲げモーメントに対する強度を一層大きくできる。
【0011】また、クロスメンバーの前後の接合フラン
ジ部において、少なくとも前後の接合部が当接される部
分の高さ位置を異ならせると、左右の接合部間の距離が
長くなって左右方向の曲げモーメントに対する強度を一
層大きくできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエンジンマウント
の取付構造を、フロントフレームのリヤクロスメンバー
に対するリヤマウントの取付部に適用した一実施形態に
ついて、図1〜図3を参照して説明する。
【0013】図1、図2において、1は全体の概略平面
形状が略方形枠状のエンジンマウント用のフロントフレ
ームであり、前後左右の四隅部に設けられた取付部2が
弾性体(図示せず)を介して車体前部のエンジンルーム
のサイドメンバー(図示せず)に結合され、その中央部
にエンジン10が搭載される。エンジン10は、フロン
トフレーム1のフロントクロスメンバー3に配設したフ
ロントマウント6と、左側のサイドメンバー4に配設し
たロアマウント7と、リヤクロスメンバー5に配設した
リヤマウント8とを介して3点支持される。リヤマウン
ト8においては、連結ブラケット9がエンジン10側に
ボルト9aにて締結固定され、その先端部がリヤマウン
ト8に連結ボルト8aにて連結されている。
【0014】なお、フロントマウント6とロアマウント
7については従来例と同様であるので仮想線で表示して
説明を省略し、以下に本発明を適用したリヤマウント8
の取付構造について図2、図3を参照して詳細に説明す
る。
【0015】リヤクロスメンバー5は、断面形状が前後
両端に接合フランジ部5a、5bを有するボックス形状
であり、図3(c)に一部を示すように、前後方向から
見て全体形状が略アーチ状に構成されている。
【0016】リヤマウント8は、左右に適当距離をあけ
てリヤクロスメンバー8の上面に当接する左側と右側の
接合部11、12と、前後の接合フランジ部5a、5b
の上面に当接する前側と後側の接合部13、14とを備
えており、これらの接合部11〜14を4本の支脚とす
るアーム部15が斜め前方上方に向けて延出され、その
上端に固着された外筒部16内に連結ボルト8aを貫通
させるスリーブ17が配設されるとともに、外筒部16
とスリーブ17の間に所定の防振性能を発揮するように
適宜形状に成形された弾性体18が介装されている。
【0017】また、リヤクロスメンバー5がアーチ状に
構成されているのに伴って左側と右側の接合部11、1
2は高さ位置を互いに異ならせてかつ水平状に形成され
ており、リヤクロスメンバー5の接合部11、12の当
接部分も水平部とされている。これら左側と右側の接合
部11、12は、それぞれリヤクロスメンバー5を貫通
するボルト21、22にて締結固定されている。なお、
クロスメンバー5の上壁と下壁との間には、ボルト締結
によって座屈するのを防止するため、ボルト21、22
の周囲を取り囲むスリーブ又は断面略コ字状のスペーサ
(図示せず)が介装されている。
【0018】リヤクロスメンバー5の前部と後部の接合
フランジ部5a、5bについてもその高さ位置を異なら
せてあり、前側と後側の接合部13、14がそれぞれ接
合フランジ5a、5bを貫通するボルト23、24にて
締結固定されている。なお、前側の接合部13はアーム
部15の下端近傍から若干斜め前方に傾斜して下方に延
出されており、ボルトを上方から挿通して締結すること
ができないので、ボルト23は接合部13の下端面に植
え込んだ植込ボルトにて構成している。
【0019】以上の構成において、エンジン10の後部
を支持するリヤマウント8が、左右及び前後に適当距離
を離れて配設された4つの接合部11〜14にてリヤク
ロスメンバー5に強固に固定されているので、前後左右
の回転モーメントに対して高い剛性をもって支持でき、
左右方向及び前後方向ともにに大きな取付強度と対振動
剛性を得ることができる。
【0020】また、リヤクロスメンバー5が前後方向か
ら見て略アーチ状に構成されているので、リヤクロスメ
ンバー5自体の荷重に対する強度及び剛性が高くなると
ともに、左側の接合部11と右側の接合部12の高さ位
置を異ならせているので、左右の接合部11、12間の
距離が長くなって左右方向の曲げモーメントに対する強
度を一層大きくできる。
【0021】また、リヤクロスメンバー5の前部と後部
の接合フランジ部5a、5bにおいて、少なくとも前側
と後側の接合部13、14が当接される部分の高さ位置
を異ならせているので、左右の接合部13、14間の距
離が長くなって左右方向の曲げモーメントに対する強度
も一層大きくできる。
【0022】かくして、本実施形態によれば、構成部材
を少なくし、重量を軽減するためにリヤクロスメンバー
5にリヤマウント8を直接取付けながら十分に対振動剛
性を得ることができる。
【0023】なお、本実施形態ではエンジンマウント用
のフロントフレーム1を別に設けて車体のサイドメンバ
ーに設置するようにした例を示したが、車体フレームに
設けられたクロスメンバーにエンジンマウントを取付け
る構成の場合にも本発明を適用することもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明の自動車のエンジンマウントの取
付構造によれば、以上のようにエンジンマウントに、左
右に適当距離をあけてクロスメンバ上面に当接する左右
の接合部と、前後の接合フランジ部の上面に当接する前
後の接合部とを設け、左右の接合部はクロスメンバーを
貫通するボルトにて締結固定し、前後の接合部は接合フ
ランジ部を貫通するボルトにて締結固定したので、エン
ジンマウントが左右及び前後に適当距離を離れて配設さ
れた4つの接合部にてクロスメンバーに強固に固定さ
れ、前後左右の回転モーメントに対して高い剛性をもっ
て支持でき、エンジンマウントを直接クロスメンバーに
取付けながら左右方向及び前後方向ともにに大きな取付
強度を得ることができる。
【0025】また、クロスメンバーを前後方向から見て
略アーチ状に構成し、左右の接合部の高さ位置を異なら
せると、クロスメンバー自体の強度及び剛性が高くなる
とともに、左右の接合部間の距離が長くなって左右方向
の曲げモーメントに対する強度を一層大きくできる。
【0026】また、クロスメンバーの前後の接合フラン
ジ部において、少なくとも前後の接合部が当接される部
分の高さ位置を異ならせると、左右の接合部間の距離が
長くなって左右方向の曲げモーメントに対する強度を一
層大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車のエンジンマウントの取付構造
をリヤマウントの取付部に適用した一実施形態の全体平
面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】同実施形態のリヤマウントを示し、(a)は平
面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図4】従来例のエンジン搭載用のフロントフレームと
エンジンマウントを示し、(a)は平面図、(b)は斜
視図である。
【符号の説明】
5 リヤクロスメンバー 5a 前部接合フランジ部 5b 後部接合フランジ部 8 リヤマウント 10 エンジン 11 左側接合部 12 右側接合部 13 前側接合部 14 後側接合部 21〜24 ボルト
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 5/00 - 5/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状が前後両端に接合フランジ部を
    有するボックス形状のクロスメンバーに対するエンジン
    マウントの取付構造であって、エンジンマウントに、左
    右に適当距離をあけてクロスメンバ上面に当接する左右
    の接合部と、前後の接合フランジ部の上面に当接する前
    後の接合部とを設け、左右の接合部はクロスメンバーを
    貫通するボルトにて締結固定し、前後の接合部は接合フ
    ランジ部を貫通するボルトにて締結固定したことを特徴
    とするエンジンマウントの取付構造。
  2. 【請求項2】 クロスメンバーを前後方向から見て略ア
    ーチ状に構成し、左右の接合部の高さ位置を異ならせた
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンマウントの取
    付構造。
  3. 【請求項3】 クロスメンバーの前後の接合フランジ部
    において、少なくとも前後の接合部が当接される部分の
    高さ位置を異ならせたことを特徴とする請求項1又は2
    記載のエンジンマウントの取付構造。
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