JPH06171552A - 車体フロアのエンジンマウント取付部構造 - Google Patents
車体フロアのエンジンマウント取付部構造Info
- Publication number
- JPH06171552A JPH06171552A JP32503692A JP32503692A JPH06171552A JP H06171552 A JPH06171552 A JP H06171552A JP 32503692 A JP32503692 A JP 32503692A JP 32503692 A JP32503692 A JP 32503692A JP H06171552 A JPH06171552 A JP H06171552A
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- JP
- Japan
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- reinforcement
- section
- tunnel
- flange
- sides
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マウントメンバの結合剛性を高め、音振性能
の向上を図る。 【構成】 第1レインフォース13のトンネル部14か
ら両側のフランジ部15に亘ってエンボス成形したビー
ド部16の背側の凹部と、第2レインフォース17との
間に形成した閉断面部20を、第2レインフォース17
のトンネル部18にエンボス成形した複数個の突起部2
1で複数に隔成すると共に、これら突起部21の背面と
フロアトンネル12との間に閉断面部24を形成し、更
に、フロアトンネル12の両側角部に取付ボルト22の
ボルト頭部22aの受容部25をエンボス成形して、該
両側角部に閉断面部20,26を上下2層に形成し、取
付ボルト22を第2レインフォース17のフランジ部1
9から第1レインフォース13のフランジ部15のビー
ド部16に跨って貫通固定し、その突出端にパワーユニ
ット10の後部を支持するマウントメンバ9をナット2
7により締結固定してある。
の向上を図る。 【構成】 第1レインフォース13のトンネル部14か
ら両側のフランジ部15に亘ってエンボス成形したビー
ド部16の背側の凹部と、第2レインフォース17との
間に形成した閉断面部20を、第2レインフォース17
のトンネル部18にエンボス成形した複数個の突起部2
1で複数に隔成すると共に、これら突起部21の背面と
フロアトンネル12との間に閉断面部24を形成し、更
に、フロアトンネル12の両側角部に取付ボルト22の
ボルト頭部22aの受容部25をエンボス成形して、該
両側角部に閉断面部20,26を上下2層に形成し、取
付ボルト22を第2レインフォース17のフランジ部1
9から第1レインフォース13のフランジ部15のビー
ド部16に跨って貫通固定し、その突出端にパワーユニ
ット10の後部を支持するマウントメンバ9をナット2
7により締結固定してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車体フロアのエ
ンジンマウント取付部構造に関する。
ンジンマウント取付部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の構造を示すもので、フロア
パネル1の中央部に前後方向に形成したフロアトンネル
2の内側には、その両側の角部に沿ってそれぞれ閉断面
部5を形成するブラケット4,4を接合し、これらブラ
ケット4,4の下面に跨ってマウントメンバ9をボルト
7,ナット8により結合して、フロアトンネル2内で該
マウントメンバ9上にエンジンとトランスミッションと
からなるパワーユニット10の後部を支持するようにし
ている(実開昭62−127032号公報,実開昭62
−171376号公報参照)。
パネル1の中央部に前後方向に形成したフロアトンネル
2の内側には、その両側の角部に沿ってそれぞれ閉断面
部5を形成するブラケット4,4を接合し、これらブラ
ケット4,4の下面に跨ってマウントメンバ9をボルト
7,ナット8により結合して、フロアトンネル2内で該
マウントメンバ9上にエンジンとトランスミッションと
からなるパワーユニット10の後部を支持するようにし
ている(実開昭62−127032号公報,実開昭62
−171376号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フロアトンネル2の両
側の角部にはブラケット4,4を接合して閉断面部5を
形成しているため、該フロアトンネル2の角部の剛性は
非常に高められるものの、マウントメンバ9は一枚パネ
ルのブラケット4に対してボルト7,ナット8により結
合されているため、パワーユニット10の荷重を閉断面
部5で負担させる構造ではあっても、このブラケット4
のボルト7,ナット8結合部分に荷重が集中し、また、
パワーユニット10からの振動入力、特に前後方向入力
によってボルト7がこのブラケット4に対して倒れる傾
向となり、取付剛性が十分に満足できるとは云えない。
側の角部にはブラケット4,4を接合して閉断面部5を
形成しているため、該フロアトンネル2の角部の剛性は
非常に高められるものの、マウントメンバ9は一枚パネ
ルのブラケット4に対してボルト7,ナット8により結
合されているため、パワーユニット10の荷重を閉断面
部5で負担させる構造ではあっても、このブラケット4
のボルト7,ナット8結合部分に荷重が集中し、また、
パワーユニット10からの振動入力、特に前後方向入力
によってボルト7がこのブラケット4に対して倒れる傾
向となり、取付剛性が十分に満足できるとは云えない。
【0004】そこで、本発明はマウントメンバ結合部の
剛性を著しく高められると共に、パワーユニットからの
振動入力による取付ボルトの倒れ現象を確実に防止でき
て、音振性能を一段と向上することができる車体フロア
のエンジンマウント取付構造を提供するものである。
剛性を著しく高められると共に、パワーユニットからの
振動入力による取付ボルトの倒れ現象を確実に防止でき
て、音振性能を一段と向上することができる車体フロア
のエンジンマウント取付構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】フロアトンネルの内側形
状に合わせて、それぞれトンネル部とその両側にフラン
ジ部とを形成した第1レインフォースと第2レインフォ
ースとを備え、第1レインフォースはそのトンネル部か
ら両側のフランジ部に亘って下側に突出するビード部を
エンボス成形してあり、第2レインフォースは第1レイ
ンフォースの上面に接合して、ビード部背側の凹部との
間に閉断面部を形成し、かつ、該第2レインフォースの
トンネル部には、下側に突出する複数個の突起部をエン
ボス成形して、これら突起部を前記凹部に嵌合して接合
して前記閉断面部を複数に隔成してあると共に、第2レ
インフォースのフランジ部と第1レインフォースのフラ
ンジ部のビード部とに跨って、これらフランジ部とビー
ド部間の閉断面部を上下方向に貫通して取付ボルトを固
着し、これら第1,第2レインフォースをフロアトンネ
ルの内側からその両側の角部の下面に亘って重合して接
合する一方、該角部に取付ボルトのボルト頭部の受容部
を上側に向けてエンボス成形し、そして、パワーユニッ
トの後部を支持するマウントメンバを前記第1レインフ
ォース両側のフランジ部のビード部下面に突出する取付
ボルト端にナット締結して、これらフランジ部に跨って
取付けてある。
状に合わせて、それぞれトンネル部とその両側にフラン
ジ部とを形成した第1レインフォースと第2レインフォ
ースとを備え、第1レインフォースはそのトンネル部か
ら両側のフランジ部に亘って下側に突出するビード部を
エンボス成形してあり、第2レインフォースは第1レイ
ンフォースの上面に接合して、ビード部背側の凹部との
間に閉断面部を形成し、かつ、該第2レインフォースの
トンネル部には、下側に突出する複数個の突起部をエン
ボス成形して、これら突起部を前記凹部に嵌合して接合
して前記閉断面部を複数に隔成してあると共に、第2レ
インフォースのフランジ部と第1レインフォースのフラ
ンジ部のビード部とに跨って、これらフランジ部とビー
ド部間の閉断面部を上下方向に貫通して取付ボルトを固
着し、これら第1,第2レインフォースをフロアトンネ
ルの内側からその両側の角部の下面に亘って重合して接
合する一方、該角部に取付ボルトのボルト頭部の受容部
を上側に向けてエンボス成形し、そして、パワーユニッ
トの後部を支持するマウントメンバを前記第1レインフ
ォース両側のフランジ部のビード部下面に突出する取付
ボルト端にナット締結して、これらフランジ部に跨って
取付けてある。
【0006】
【作用】第1レインフォースと第2レインフォースとの
間には、突起部によって複数に隔成された閉断面部が形
成され、また、第2レインフォースのトンネル部とフロ
アトンネルとの間には、各突起部の背側に閉断面部が形
成されると共に、フロアトンネルの両側角部には、第
1,第2レインフォースのフランジ部間に形成された閉
断面部と、第2レインフォースのフランジ部とボルト頭
部の受容部との間に形成された閉断面部とが上下2層に
存在し、フロアトンネルのマウントメンバ配設部分の剛
性が高められる。
間には、突起部によって複数に隔成された閉断面部が形
成され、また、第2レインフォースのトンネル部とフロ
アトンネルとの間には、各突起部の背側に閉断面部が形
成されると共に、フロアトンネルの両側角部には、第
1,第2レインフォースのフランジ部間に形成された閉
断面部と、第2レインフォースのフランジ部とボルト頭
部の受容部との間に形成された閉断面部とが上下2層に
存在し、フロアトンネルのマウントメンバ配設部分の剛
性が高められる。
【0007】また、取付ボルトは閉断面部の高さを支持
スパンとして第2レインフォースのフランジ部と、第1
レインフォースのフランジ部のビード部との2点で支持
されるため、振動入力による倒れが確実に防止され、か
つ、パワーユニットの荷重をこれら第1,第2レインフ
ォースに直接負担させて、第1,第2レインフォースと
フロアトンネルとの間に形成された閉断面部全体で荷重
負担するようになる。
スパンとして第2レインフォースのフランジ部と、第1
レインフォースのフランジ部のビード部との2点で支持
されるため、振動入力による倒れが確実に防止され、か
つ、パワーユニットの荷重をこれら第1,第2レインフ
ォースに直接負担させて、第1,第2レインフォースと
フロアトンネルとの間に形成された閉断面部全体で荷重
負担するようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
る。
【0009】図1,2において、11はフロアパネルで
その中央部分にはフロアトンネル12を前後方向に上側
に突出して形成してある。
その中央部分にはフロアトンネル12を前後方向に上側
に突出して形成してある。
【0010】13は第1レインフォースで、この第1レ
インフォース13はフロアトンネル12の内側形状に合
わせてトンネル部14とその両側にフランジ部15とを
形成してあり、トンネル部14から両側のフランジ部1
5,15に亘って下側に突出するビード部16をエンボ
ス成形してある。
インフォース13はフロアトンネル12の内側形状に合
わせてトンネル部14とその両側にフランジ部15とを
形成してあり、トンネル部14から両側のフランジ部1
5,15に亘って下側に突出するビード部16をエンボ
ス成形してある。
【0011】17は第2レインフォースで、第1レイン
フォース13と同様にフロアトンネル12の内側形状に
合わせてトンネル部18とその両側にフランジ部19と
を形成してあり、第1レインフォース13の上面に重合
してそれらの周縁部分をスポット溶接により接合して、
第1レインフォース13のビード部16の背側の凹部と
の間に閉断面部20を形成している。
フォース13と同様にフロアトンネル12の内側形状に
合わせてトンネル部18とその両側にフランジ部19と
を形成してあり、第1レインフォース13の上面に重合
してそれらの周縁部分をスポット溶接により接合して、
第1レインフォース13のビード部16の背側の凹部と
の間に閉断面部20を形成している。
【0012】第2レインフォース17のトンネル部18
には、下側に突出する複数個の突起部21をエンボス成
形してあり、これら突起部21を前記第1レインフォー
ス13のビード部16背側の凹部に嵌合して、突起部2
1とビード部16とを重合して該重合部分でもスポット
溶接により接合し、前記閉断面部20を複数に隔成して
ある。
には、下側に突出する複数個の突起部21をエンボス成
形してあり、これら突起部21を前記第1レインフォー
ス13のビード部16背側の凹部に嵌合して、突起部2
1とビード部16とを重合して該重合部分でもスポット
溶接により接合し、前記閉断面部20を複数に隔成して
ある。
【0013】22は取付ボルトで、この取付ボルト22
は第2レインフォース17のフランジ部19と、第1レ
インフォース13のフランジ部15のビード部16とに
跨って、これらフランジ部19とビード部16との間の
閉断面部20を上下方向に貫通して固着してあり、か
つ、フランジ部19とビード部16のボルト貫通部には
カラー23を介装してボルト支持剛性を確保している。
は第2レインフォース17のフランジ部19と、第1レ
インフォース13のフランジ部15のビード部16とに
跨って、これらフランジ部19とビード部16との間の
閉断面部20を上下方向に貫通して固着してあり、か
つ、フランジ部19とビード部16のボルト貫通部には
カラー23を介装してボルト支持剛性を確保している。
【0014】これら第1レインフォース13と第2レイ
ンフォース17は、フロアトンネル12の内側からその
両側の角部の下面に亘って重合して、第1,第2レイン
フォース13,17の周縁部分を該フロアトンネル12
とその両側の角部下面に3枚パネル合わせにしてスポッ
ト溶接により接合し、第2レインフォース17のトンネ
ル部18とフロアトンネル12との間に、各突起部21
の背側に閉断面部24を形成している。
ンフォース17は、フロアトンネル12の内側からその
両側の角部の下面に亘って重合して、第1,第2レイン
フォース13,17の周縁部分を該フロアトンネル12
とその両側の角部下面に3枚パネル合わせにしてスポッ
ト溶接により接合し、第2レインフォース17のトンネ
ル部18とフロアトンネル12との間に、各突起部21
の背側に閉断面部24を形成している。
【0015】また、フロアトンネル12両側の角部に
は、取付ボルト22のボルト頭部22aに対応する位置
に、該ボルト頭部22aの受容部25を上側に向けてエ
ンボス成形してあり、このフロアトンネル12の両側角
部に、第1,第2レインフォース13,17のフランジ
部15,19間に形成された閉断面部20と、第2レイ
ンフォース17のフランジ部19と前記受容部25との
間に形成された閉断面部26とを上下2層に形成してあ
る。
は、取付ボルト22のボルト頭部22aに対応する位置
に、該ボルト頭部22aの受容部25を上側に向けてエ
ンボス成形してあり、このフロアトンネル12の両側角
部に、第1,第2レインフォース13,17のフランジ
部15,19間に形成された閉断面部20と、第2レイ
ンフォース17のフランジ部19と前記受容部25との
間に形成された閉断面部26とを上下2層に形成してあ
る。
【0016】そして、エンジンとトランスミッションと
からなるパワーユニット10の後部を支持するマウント
メンバ9を、第1レインフォース13両側のフランジ部
15のビード部16下面に突出した取付ボルト22端に
ナット27締結して、該マウントメンバ9をこれらフラ
ンジ部15,15に跨って取付けてある。
からなるパワーユニット10の後部を支持するマウント
メンバ9を、第1レインフォース13両側のフランジ部
15のビード部16下面に突出した取付ボルト22端に
ナット27締結して、該マウントメンバ9をこれらフラ
ンジ部15,15に跨って取付けてある。
【0017】以上の実施例構造によれば、第1レインフ
ォース13と第2レインフォース17との間には、突起
部21によって複数に隔成された閉断面部20が形成さ
れ、また、第2レインフォース17のトンネル部18と
フロアトンネル12との間には、各突起部21の背側に
閉断面部24が形成されると共に、フロアトンネル12
の両側角部には、第1,第2レインフォース13,17
のフランジ部15,19間に形成された閉断面部20
と、第2レインフォース17のフランジ部19とボルト
頭部22aの受容部25との間に形成された閉断面部2
6とが上下2層に存在し、フロトンネル12のマウント
メンバ9配設部分が全体として、閉断面部20,24,
26が隣接したハニカム断面状となって、該マウントメ
ンバ9配設部分の剛性を著しく高めることができる。
ォース13と第2レインフォース17との間には、突起
部21によって複数に隔成された閉断面部20が形成さ
れ、また、第2レインフォース17のトンネル部18と
フロアトンネル12との間には、各突起部21の背側に
閉断面部24が形成されると共に、フロアトンネル12
の両側角部には、第1,第2レインフォース13,17
のフランジ部15,19間に形成された閉断面部20
と、第2レインフォース17のフランジ部19とボルト
頭部22aの受容部25との間に形成された閉断面部2
6とが上下2層に存在し、フロトンネル12のマウント
メンバ9配設部分が全体として、閉断面部20,24,
26が隣接したハニカム断面状となって、該マウントメ
ンバ9配設部分の剛性を著しく高めることができる。
【0018】また、取付ボルト22は第1レインフォー
ス13のフランジ部15のビード部16と、第2レイン
フォース17のフランジ部19との間に形成された閉断
面部20の高さを支持スパンとして、これらビード部1
6とフランジ部19との2点で支持されて倒れ剛性が高
められているため、パワーユニット10からマウントメ
ンバ9を介して該取付ボルト22に振動入力が剪断方向
に作用しても、該振動入力による倒れが確実に防止され
る。
ス13のフランジ部15のビード部16と、第2レイン
フォース17のフランジ部19との間に形成された閉断
面部20の高さを支持スパンとして、これらビード部1
6とフランジ部19との2点で支持されて倒れ剛性が高
められているため、パワーユニット10からマウントメ
ンバ9を介して該取付ボルト22に振動入力が剪断方向
に作用しても、該振動入力による倒れが確実に防止され
る。
【0019】従って、パワーユニット10の静荷重,動
荷重をこれら第1,第2レインフォース13,17に直
接負担させて、ハニカム断面状に隣接した閉断面部2
0,24,26全体で荷重を分散負担することができ、
仍って、マウントメンバ9結合部の剛性を著しく高める
ことができて音振性能を一段と向上することができる。
荷重をこれら第1,第2レインフォース13,17に直
接負担させて、ハニカム断面状に隣接した閉断面部2
0,24,26全体で荷重を分散負担することができ、
仍って、マウントメンバ9結合部の剛性を著しく高める
ことができて音振性能を一段と向上することができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1レイ
ンフォースのビード部背側の凹部と第2レインフォース
との間に形成された閉断面部を、該第2レインフォース
のトンネル部にエンボス成形した複数個の突起部により
複数の閉断面部に隔成し、そして、この第2レインフォ
ースの各突起部とフロアトンネルとの間に閉断面部を形
成すると共に、フロアトンネル両側の角部に、ボルト頭
部の受容部と第2レインフォースのフランジ部との間に
形成した閉断面部と、第1,第2レインフォースのフラ
ンジ部間に形成した閉断面部とで上下2層の閉断面部を
形成して、フロアトンネルのマウントメンバ配設部分を
全体として複数の閉断面部が隣接したハニカム断面状と
して構成することができて、剛性を著しく高めることが
できる。
ンフォースのビード部背側の凹部と第2レインフォース
との間に形成された閉断面部を、該第2レインフォース
のトンネル部にエンボス成形した複数個の突起部により
複数の閉断面部に隔成し、そして、この第2レインフォ
ースの各突起部とフロアトンネルとの間に閉断面部を形
成すると共に、フロアトンネル両側の角部に、ボルト頭
部の受容部と第2レインフォースのフランジ部との間に
形成した閉断面部と、第1,第2レインフォースのフラ
ンジ部間に形成した閉断面部とで上下2層の閉断面部を
形成して、フロアトンネルのマウントメンバ配設部分を
全体として複数の閉断面部が隣接したハニカム断面状と
して構成することができて、剛性を著しく高めることが
できる。
【0021】そして、取付ボルトは第1レインフォース
のフランジ部のビード部と、第2レインフォースのフラ
ンジ部とに、それらの間の閉断面部の高さを支持スパン
として、上下2点で支持固定してあるため、取付ボルト
の倒れ剛性を高めることができ、パワーユニットからの
振動入力に対して取付ボルトの倒れを生じることがな
く、第1,第2レインフォースに直接荷重を負担させ
て、ハニカム断面状に隣接した閉断面部全体で荷重を分
散負担させることができるから、マウントメンバ結合部
の剛性を著しく高められて音振性能を一段と向上するこ
とができる。
のフランジ部のビード部と、第2レインフォースのフラ
ンジ部とに、それらの間の閉断面部の高さを支持スパン
として、上下2点で支持固定してあるため、取付ボルト
の倒れ剛性を高めることができ、パワーユニットからの
振動入力に対して取付ボルトの倒れを生じることがな
く、第1,第2レインフォースに直接荷重を負担させ
て、ハニカム断面状に隣接した閉断面部全体で荷重を分
散負担させることができるから、マウントメンバ結合部
の剛性を著しく高められて音振性能を一段と向上するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例の分解斜視図。
【図3】従来の構造を示す断面図。
9…マウントメンバ 10…パワーユニット 11…フロアパネル 12…フロアトンネル 13…第1レインフォース 14…第1レインフォースのトンネル部 15…第1レインフォースのフランジ部 16…ビード部 17…第2レインフォース 18…第2レインフォースのトンネル部 19…第2レインフォースのフランジ部 20…第1,第2レインフォース間の閉断面部 21…突起部 22…取付ボルト 22a…ボルト頭部 25…受容部 27…ナット
Claims (1)
- 【請求項1】 フロアトンネルの内側形状に合わせて、
それぞれトンネル部とその両側にフランジ部とを形成し
た第1レインフォースと第2レインフォースとを備え、
第1レインフォースはそのトンネル部から両側のフラン
ジ部に亘って下側に突出するビード部をエンボス成形し
てあり、第2レインフォースは第1レインフォースの上
面に接合して、ビード部背側の凹部との間に閉断面部を
形成し、かつ、該第2レインフォースのトンネル部に
は、下側に突出する複数個の突起部をエンボス成形し
て、これら突起部を前記凹部に嵌合して接合して前記閉
断面部を複数に隔成してあると共に、第2レインフォー
スのフランジ部と第1レインフォースのフランジ部のビ
ード部とに跨って、これらフランジ部とビード部間の閉
断面部を上下方向に貫通して取付ボルトを固着し、これ
ら第1,第2レインフォースをフロアトンネルの内側か
らその両側の角部の下面に亘って重合して接合する一
方、該角部に取付ボルトのボルト頭部の受容部を上側に
向けてエンボス成形し、そして、パワーユニットの後部
を支持するマウントメンバを前記第1レインフォース両
側のフランジ部のビード部下面に突出する取付ボルト端
にナット締結して、これらフランジ部に跨って取付けた
ことを特徴とする車体フロアのエンジンマウント取付部
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32503692A JP2757723B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 車体フロアのエンジンマウント取付部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32503692A JP2757723B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 車体フロアのエンジンマウント取付部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06171552A true JPH06171552A (ja) | 1994-06-21 |
JP2757723B2 JP2757723B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=18172437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32503692A Expired - Lifetime JP2757723B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 車体フロアのエンジンマウント取付部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2757723B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050020446A (ko) * | 2003-08-22 | 2005-03-04 | 기아자동차주식회사 | 차량 엔진의 센터 부재 체결 구조 |
EP1876086A1 (de) * | 2006-07-07 | 2008-01-09 | Dr.Ing.h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | Querbrücke zur Versteifung des Tunnelbereiches einer Bodenstruktur eines Kraftfahrzeuges |
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1992
- 1992-12-04 JP JP32503692A patent/JP2757723B2/ja not_active Expired - Lifetime
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