JPH0144343Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0144343Y2
JPH0144343Y2 JP3286583U JP3286583U JPH0144343Y2 JP H0144343 Y2 JPH0144343 Y2 JP H0144343Y2 JP 3286583 U JP3286583 U JP 3286583U JP 3286583 U JP3286583 U JP 3286583U JP H0144343 Y2 JPH0144343 Y2 JP H0144343Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
reinforcing member
surface portion
corner portion
supported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3286583U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59139421U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3286583U priority Critical patent/JPS59139421U/ja
Publication of JPS59139421U publication Critical patent/JPS59139421U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0144343Y2 publication Critical patent/JPH0144343Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はエンジンのマウント構造に係り、特に
前輪駆動方式の自動車等に採用される三点支持に
よるエンジンのマウント構造に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
一般にエンジンのマウント構造は車両の振動や
騒音等に大きく関わることから、バランス良く支
持するために種々のものが案出されている。
従来採用されてきた四点支持によるマウント構
造、即ち二点をボデイ側にブラケツトを介して固
定し、他の二点をサイドメンバに通しボルトで固
定してエンジンを支持するものにあつては、振動
騒音等を効果的に抑制できず、また支持点数が多
いことから部品点数も多くなつてボデイ重量を増
大させていた。
他方、前輪駆動方式の車両にあつては、そのク
ランク軸を車幅方向に沿つて位置させるべくエン
ジンを横置きする方式が採用されており、このよ
うなエンジン配置に対しては従来の四点支持にお
ける不具合を解消すべく、第1図に示すような三
点支持が採用される傾向にある。これは、走行方
向Aに相前後させて車幅方向に沿つて並設された
サブフレームa,a上にエンジンbの一端を二点
支持B,Bさせると共に、他端を車長方向に沿つ
て設けられたサイドメンバc等ボデイ側に一点支
持Cするものである。
ところがエンジンbの一端を直接サイドメンバ
cに支持させると強度不足となる虞れがあるた
め、エンジンルームdを区画するボデイe側とサ
イドメンバcとの間のブラケツト等を架設してこ
れに支持させることが考えられるが、単一のブラ
ケツトでは長期に亘る使用や道路環境等から強度
不足が懸念され、可及的に大型且つ重量大なブラ
ケツトを採用しなければならないという問題があ
つた。尚、関連する技術として、「自動車用エン
ジンの支持構造」(実開昭54−833号公報)が提案
されている。
〔考案の目的〕
本考案は上述した如き問題点に鑑みて創案され
たものであり、その目的は構造簡単で且つ十分な
強度でエンジンを支承でき、その振動等を効果的
に抑制できるエンジンのマウント構造を提供する
にある。
〔考案の実施例〕 以下に、本考案の好適一実施例を添付図面に従
つて詳述する。
第2図に示す如く、1はエンジンルーム2内に
設けられ、そのクランク軸(図示せず)が車幅方
向に沿つて位置されるべく走行方向Aに対して横
置されたエンジンであり、このエンジン1の一端
は、走行方向Aに相前後させて車幅方向に沿つて
架設された図示されないサブフレームに二点支持
M1,M2されている。これら支持構造M1,M2
一般的なものであり、サブフレーム側の取付金具
とエンジン1側から延出された支持ブラケツト3
…との間に弾性緩衝部材等が介設されて構成され
ている。尚、図中4はタイヤである。
本考案の特長とするところは、上記二点支持さ
れた一端と反対側に位置されるエンジン1の端部
1aを支承しつつ、その車幅方向への振動を規制
するためのマウント構造M3にある。
第3図及び第4図に示す如く、外側にタイヤハ
ウス5を区画形成すべく内側のエンジンルーム2
内に車幅方向へ隆起され、水平面部6aと垂下面
部6bとから成る段部6cを形成する側壁6に
は、上記水平面部6aと垂下面部6bとを結ぶコ
ーナ部6dが形成されている。また、この側壁6
の垂下面部6bには、ボデイ強度を保持すべく車
長方向に沿つてチヤンネル状のサイドメンバ7が
設けられている。
この側壁6に区画されたタイヤハウス5側に
は、コーナ部6dを含む側壁6との間に閉断面を
形成して相互間の断面係数を増大させるために、
側壁6の水平面部6aと垂下面部6bとを結ぶよ
うに補強部材8が掛け渡される。この補強部材8
は第5図に示すように、平板の上・下端部が夫々
水平面部6a及び垂下面部6bに沿わせて折曲さ
れ、スポツト溶接のための継手部8a…となつて
いる。また、継手部8a…間に挟まれたコーナ部
6dに臨む平板面8bには、軽量化のために孔8
c…が形成される。
他方第3図及び第4図に示す如く、側壁6に区
画されたエンジンルーム2側には、コーナ部6d
に連続する水平面部6a上にコーナ部6dを囲繞
し相互間に閉断面を形成して断面係数を増大させ
るように架台9が設けられる。この架台9は、第
6図に示すように、上記水平面部6a上方にこれ
に並行させて形成された矩形状の支持座9aとこ
の支持座9aの各辺から折曲されて垂下される脚
部9b,9c…とから構成されて鞍様に形成さ
れ、脚部9b,9c…のうち水平面部6aへと下
される脚部9c…は水平面部6aに沿つて外方へ
折曲されてスポツト溶接のための継手部9d…と
なつている。また残りの脚部9bはその中央部が
切欠されて二又に形成され、その下端部が垂下面
部6bに沿つて垂下されてサイドメンバ7との間
に挟み込まれアーク溶接のための継手部9e…と
なつている。更に上記支持座9aには、水平面部
6aに臨む下面からこれを貫通して上方へ突出さ
れたスタツドボルト10…が所定の間隔を隔てて
設けられる。このスタツドボルト10は、架台9
上に支承されるエンジン1の一端1aを固定する
ためのものである。
以上のように本考案にあつては、第2図、第3
図及び第4図に示す如く、エンジン1の一端1a
を支承するための架台9を側壁6のコーナ部6d
に設け、且つこのコーナ部6dを補強部材8で補
強するように構成したので、これら三部材により
閉断面を重ねた断面係数の大きな剛構造の支持部
を形成でき、三点支持によりエンジン1をバラン
ス良く支持して振動・騒音等を抑制し得る。ま
た、部品点数を最小限に抑えつつ小型且つ軽量な
部品で剛性高く構成できる。
尚、11は補助部材であるが、本案にあつては
なくとも良い。
本考案に係るエンジンのマウント構造は、以下
のように組立てられる。
第3図及び第4図に示す如く、先ず架台9と補
強部材8とを予め側壁6にサブ・アツセンブリす
る。即ち、 スタツドボルト10…をその設置方向から挟
み込む架台9の脚部9c,9cの継手部9d,
9dを水平面部6aにスポツト溶接し、 次に、補助部材11を挟みつつ垂下面部6b
とこれに沿つて垂下された架台9の脚部9bの
継手部9eとをスポツト溶接し、 更に、水平面部6aを挟みつつ架台9の残り
の脚部9cの継手部9dと補強部材8の上端部
側の継手部8aとをスポツト溶接し、 最後に、垂下面部6bを挟みつつ補強部材8
の下端部側の継手部8aと補助部材11とをス
ポツト溶接する。
このようにしてサブ・アツセンブリした後、 補助部材11を挟みつつサイドメンバ7の下
端部と垂下面部6bとをスポツト溶接し、 爾後、サイドメンバ7の上端部と架台9の脚
部9bの二又様の継手部9eとをアーク溶接し
て接合することにより完成されることになる。
本考案にあつては、予め架台9及び補強部材8
をサブ・アツセンブリできるので、作業が簡便で
その効率向上を達成できる。
〔考案の効果〕
以上要するに、本考案によれば次の如き優れた
効果を発揮する。
(1) 架台を側壁のコーナ部上に設け、且つこのコ
ーナ部を補強部材で補強して構成したので、こ
れら三部材により閉断面を重ねた断面係数の大
きな剛構造の支持部を形成でき、三点支持によ
りエンジンをバランス良く支持して振動・騒音
等を可及的に抑制できる。
(2) 部品点数を必要最小限に抑えつつ小型且つ軽
量な部品で軽量化を達成しつつ剛性高く構成で
きる。
(3) 予め架台及び補強部材をサブ・アツセンブリ
できるので、作業効率を向上できる。
(4) 構造が簡単で容易に採用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエンジンの三点支持構造を示す平面
図、第2図は本考案に係るマウント構造を採用し
た場合の一例を示す平面図、第3図は本考案の好
適一実施例を示す斜視図、第4図は第3図の−
線矢視断面図、第5図は本考案に採用される補
強部材の一例を示す斜視図、第6図は本考案に採
用される架台の一例を示す斜視図である。 図中、1はエンジン、1aはその一端、2はエ
ンジンルーム、5はタイヤハウス、6は側壁、6
cはその段部、6dはそのコーナ部、8は補強部
材、9は架台である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外側がタイヤハウスを区画すると共に内側がエ
    ンジンルーム内に車幅方向へ隆起した段部を形成
    する側壁を有するエンジンルーム内に車幅方向に
    沿つて横置支持されたエンジンの振動を規制する
    ためにその一端を支承するエンジンのマウント構
    造において、上記段部を形成するコーナ部の上記
    タイヤハウス側に、側壁間を結んで閉断面を形成
    するように補強部材を掛け渡すと共に、上記エン
    ジンルーム側の上記コーナ部上に、これを囲繞し
    て相互間に閉断面を形成する架台を設け、該架台
    上に上記エンジンを支承させるように構成したこ
    とを特徴とするエンジンのマウント構造。
JP3286583U 1983-03-09 1983-03-09 エンジンのマウント構造 Granted JPS59139421U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3286583U JPS59139421U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 エンジンのマウント構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3286583U JPS59139421U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 エンジンのマウント構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59139421U JPS59139421U (ja) 1984-09-18
JPH0144343Y2 true JPH0144343Y2 (ja) 1989-12-21

Family

ID=30163675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3286583U Granted JPS59139421U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 エンジンのマウント構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59139421U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59139421U (ja) 1984-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0144343Y2 (ja)
JPS6230539Y2 (ja)
JPH0746601Y2 (ja) 車両の前部車体構造
JP2757723B2 (ja) 車体フロアのエンジンマウント取付部構造
JPH0730462Y2 (ja) 車体前部構造
JP2001106116A (ja) 自動車のサスペンションフレーム構造
JP3405042B2 (ja) エンジン支持部材の取付構造
JP3447380B2 (ja) 自動車のサブフレーム組立体
JPH02374Y2 (ja)
JPS6242859Y2 (ja)
JPH082049Y2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPH02117470A (ja) 車両のサスペンションアーム取付構造
JPH0348943Y2 (ja)
JPH0746607Y2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPS633847Y2 (ja)
JPH08216699A (ja) エンジンマウント構造
JPH044945Y2 (ja)
JPH10315791A (ja) 車両用エンジンの排気系支持構造
JPS6010188Y2 (ja) エンジンサポ−トメンバのボデ−側取付部構造
JP3365950B2 (ja) エンジンマウントの取付構造
JPS646388Y2 (ja)
JPH0423708Y2 (ja)
JPH059220Y2 (ja)
JPH0754058Y2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPS6338156Y2 (ja)