JPH08192772A - 車両用フレーム構造 - Google Patents

車両用フレーム構造

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JPH08192772A
JPH08192772A JP2230595A JP2230595A JPH08192772A JP H08192772 A JPH08192772 A JP H08192772A JP 2230595 A JP2230595 A JP 2230595A JP 2230595 A JP2230595 A JP 2230595A JP H08192772 A JPH08192772 A JP H08192772A
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JP
Japan
Prior art keywords
center member
vehicle
frame
suspension
frame structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP2230595A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Yunaga
敏文 夕永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、車両のフレーム構造にお
いて、エンジン振動や音が車体に伝達するのを抑制する
とともに、整備等の作業性を向上することにある。 【構成】 このため、この発明は、センタメンバの前側
端部を車体に弾性支持する前側弾性支持機構を設け、セ
ンタメンバの後側端部をサスペンションサブフレームに
弾性支持する後側弾性支持機構を設け、センタメンバの
後側端部をサスペンションサブフレームの下方に配設し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用フレーム構造
に係り、特にエンジン振動や音が車体に伝達するのを抑
制し得る車両用フレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジン等を搭載する
ために、各フレームを所定に配設したフレーム構造を備
えている。
【0003】このようなフレーム構造にあっては、例え
ば、図8に示す如く、車両の幅方向の略中央部位で車両
の前後方向に指向して前側端部302aが車体(図示せ
ず)に取付けられるとともに後側端部302bが車両の
幅方向に指向して配置したサスペンションサブフレーム
304の略中央部位に取付けられるセンタメンバ302
が備えられたものがある。
【0004】また、このようなセンタメンバを備えたフ
レーム構造としては、例えば、実開昭60−15758
5号公報、実開昭63−65574号公報、実公平3−
24462号公報に開示されているものがある。実開昭
60−157585号公報に記載のものは、エンジンル
ームの左右の両側壁に沿って前後方向に設置した一対の
フロントサイドメンバと、これらフロントサイドメンバ
の夫々に設けたブラケット部と、車幅方向に配し両端を
両フロントサイドメンバの前端部に固着したフロントク
ロスメンバと、車幅方向の略中央部に前後方向に配し、
前端をフロントクロスメンバに固着し、後端をエンジン
ルームの後部を遮蔽するダッシュパネルと非接触の状態
としたセンタメンバと、車幅方向に配し両端をブラケッ
トに固着するとともに中央部をセンタメンバに結合せし
めた補強メンバを備えたものである。実開昭63−65
574号公報に記載のものは、車体前部に設けられたエ
ンジンルームの左右の側壁に沿って前後方向に配置され
た一対のフロントサイドメンバと、これら左右のフロン
トサイドメンバのそれぞれに取付けられ、左右のサスペ
ンションロアアームの前後方向一対の端部のうちの前側
の端部を揺動自在に支持する前側支持部と、左右のフロ
ントサイドメンバを含むボディ側部材に取付けられ、サ
スペンションロアアームの後側端部を支持する後側支持
部と、左右一対のフロントサイドメンバの前端を連結す
るようにして車体幅方向に配置されたフロントクロスメ
ンバと、車体幅方向両端が左右の前側支持部及び後側支
持部に連結され、これらを連結するようにして車体幅方
向に配置された補強メンバと、フロントクロスメンバ及
び補強メンバそれぞれの車体幅方向中央部を連結するよ
うに前後方向に配置されたセンタメンバとを備えたもの
である。実公平3−24462号公報に記載のものは、
センタメンバに交差させてフロントサイドメンバの各ブ
ラケット部の間に車幅方向に延びる補強メンバを横架
し、補強メンバとセンタメンバの交差部分における両メ
ンバの間に防振ゴムを介在させて両メンバを車上下方向
に弾性結合したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のフレ
ーム構造においては、センタメンバがサスペンションサ
ブフレームに直接固定して取付けられていたので、エン
ジン振動や音が車体に大きく伝達してしまう不都合があ
った。
【0006】また、センタメンバがサスペンションサブ
フレームの上方に乗り上げる状態でサスペンションサブ
フレームに取付けられているので、下方からエンジン等
の整備をする際に、センタメンバの取外しが困難とな
り、その作業が面倒になるという不都合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両の幅方向の略中央部
位で前記車両の前後方向に指向して前側端部が車体に取
付けられるとともに後側端部が前記車両の幅方向に指向
して配置したサスペンションサブフレームに取付けられ
るセンタメンバを備えた車両用フレーム構造において、
前記センタメンバの前側端部を前記車体に弾性支持する
前側弾性支持機構を設け、前記センタメンバの後側端部
を前記サスペンションサブフレームに弾性支持する後側
弾性支持機構を設け、前記センタメンバの後側端部を前
記サスペンションサブフレームの下方に配設したことを
特徴とする。
【0008】
【作用】この発明の構成によれば、センタメンバが車体
とサスペンションサブフレームとにフルフローティング
状態(浮遊状態)に支持されるので、エンジン振動や音
が車体に伝達するのを抑制することができる。
【0009】また、センタメンバがサスペンションサブ
フレームの下方に位置するので、整備作業上、センタメ
ンバの取外しが容易であり、作業性を向上することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜4は、この発明の第1実
施例を示すものである。図3、4において、2は車両
(図示せず)のフレーム構造である。
【0011】このフレーム構造2においては、車両の幅
方向にサスペンションサブフレーム4が配設され、ま
た、車両の幅方向の略中央部位で車両の前後方向に指向
して前側端部6aが車体8(図2参照)に取付けられる
とともに後側端部6bがサスペンションサブフレーム4
の略中央部位に取付けられるセンタメンバ6が設けられ
ている。また、センタメンバ6の後側端部6bは、サス
ペンションサブフレーム4の下方に配設される。
【0012】センタメンバ6の前側端部6aは、車体2
に弾性支持する前側弾性支持機構10によって車体8に
取付けられる。また、センタメンバ6の後側端部6b
は、サスペンションサブフレーム6に弾性支持する後側
弾性支持機構12によってサスペンションサブフレーム
4の略中央部位に取付けられる。
【0013】即ち、図2、4に示す如く、センタメンバ
6の前側端部6aには、前側ボルト孔14、14が形成
されている。センタメンバ6の前側端部6aは、上面の
前側上部ゴム16、16と下面の前側下部ゴム18、1
8とによって挾持されている。この前側上部ゴム16、
16と前側下部ゴム18、18とには、下方から前側ボ
ルト孔14、14に挿通する前側締結ボルト20、20
が円筒状の前側スペーサ22、22及び前側ワッシャ2
4、24を介して挿通して設けられる。この前側締結ボ
ルト20、20は、車体8に直接螺着して設けられる。
【0014】また、図1、4に示す如く、センタメンバ
6の後側端部6bには、後側ボルト孔26、26が形成
されている。このセンタメンバ6の後側端部6bは、サ
スペンションサブフレーム4の略中央部位で下方に位置
する。サスペンションサブフレーム4には、後側ボルト
孔26、26に対応してフレーム側ボルト孔28、28
が形成されている。センタメンバ6の後側端部6bとサ
スペンションサブフレーム4のフレーム側端部4a間に
は、後側下部ゴム30、30が介設される。サスペンシ
ョンサブフレーム4の上面には、後側上部ゴム32、3
2が配設される。後側下部ゴム30、30と後側上部ゴ
ム32、32とには、下方から円筒状の後側スペーサ3
4、34を介して後側締結ボルト36、36が挿通され
る。この後側締結ボルト36、36には、後側ワッシャ
38、38を介して上方から後側ナット40、40が螺
着される。
【0015】サスペンションサブフレーム4及びセンタ
メンバ6等からなるフレーム構造2には、図示しない
が、エンジンや変速機等が一体的に組付けられたパワー
プラントが設置される。
【0016】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0017】センタメンバ6は、前側端部6aが前側弾
性支持機構10によって車体8に弾性支持されるととも
に、後側端部6bが後側弾性支持機構12によってサス
ペンションサブフレーム4に弾性支持されるので、車体
8とサスペンションサブフレーム4とにフルフローティ
ング状態(浮遊状態)に支持される。
【0018】これにより、エンジン振動や音が車体4に
伝達するのを抑制することができ、よって、乗員への不
快感等をなくすことができる。
【0019】また、センタメンバ6の後側端部6bがサ
スペンションサブフレーム4の下方に配設されているの
で、センタメンバ6が車体8に対して下方から取付けら
れる構造であり、よって、整備作業上、センタメンバ6
をサスペンションサブフレーム4から簡単に取外すこと
ができ、作業性を向上することができる。
【0020】図5は、この発明の第2実施例を示すもの
である。
【0021】以下の実施例にあっては、上述の第1実施
例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0022】この第2実施例の特徴とするところは、上
述の第1実施例のフレーム構造2において、サスペンシ
ョンサブフレーム4には、センタメンバ6の後側端部6
bの下方に延設する補強板102を溶接やボルト等の固
着手段(図示せず)によって設けた点にある。
【0023】この第2実施例の構成によれば、上述の第
1実施例と同様の効果を得るとともに、補強板102に
よってサスペンションサブフレーム4の剛性が向上し、
よって、エンジン振動や音の車室内への影響をさらに効
果的に抑制することができ、また、センタメンバ6の脱
落を防止することができ、更に、後側締結ボルト36の
締結部位の保護を図ることができる。
【0024】図6、7は、この発明の第3実施例を示す
ものである。
【0025】この第3実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、センタメンバ6の後側端部6bを
後側下部ゴム202と後側上部ゴム204とで挾持さ
せ、後側上部ゴム204にサスペンションサブフレーム
4のフレーム側端部4aを重合するとともに、後側下部
ゴム202に補強板206の一端側を重合し、これらセ
ンタメンバ6の後側端部6bと後側下部ゴム202と後
側上部ゴム204と補強板206の一端側とに下方から
後側締結ボルト208を挿通し、この後側締結ボルト2
08の先端側に上方からナット210を螺着し、補強板
206の他端側を下方から固定ボルト212でサスペン
ションサブフレーム4に取付け、補強板206に段差部
214を形成して窪部216を形成し、この窪部216
に後側締結ボルト208の頭部を配設した。
【0026】この第3実施例の構成によれば、上述の第
1実施例と同様の効果を得るとともに、センタメンバ6
の後側端部6bが後側下部ゴム202と後側上部ゴム2
04とに挾持されているので、エンジン振動や音の伝達
をより効果的に抑制し、また、補強板206が後側締結
ボルト208と固定ボルト212とで堅固に取付けられ
ているので、センタメンバ6とサスペンションサブフレ
ーム4との締結状態を堅固とし、更に、補強板206を
下方から取付け・取外しができるので、整備を容易に行
わせることができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、センタメンバの前側端部を車体に弾性支
持する前側弾性支持機構を設け、 センタメンバの後側
端部をサスペンションサブフレームに弾性支持する後側
弾性支持機構を設け、センタメンバの後側端部をサスペ
ンションサブフレームの下方に配設したことにより、セ
ンタメンバが車体とサスペンションサブフレームとにフ
ルフローティング状態(浮遊状態)に支持されるので、
エンジン振動や音が車体に伝達するのを抑制し得る。
【0028】また、センタメンバがサスペンションサブ
フレームの下方に位置するので、整備作業上、センタメ
ンバの取外しが容易であり、作業性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の〓−〓線による断面図である。
【図2】図3の〓−〓線による断面図である。
【図3】フレーム構造の平面図である。
【図4】フレーム構造の組立図である。
【図5】第2実施例におけるセンタメンバの後側端部の
取付部位の断面図である。
【図6】第3実施例におけるセンタメンバの後側端部の
取付部位の平面図である。
【図7】図6の〓−〓線による断面図である。
【図8】従来のフレーム構造である。
【符号の説明】
2 フレーム構造 4 サスペンションサブフレーム 6 センタメンバ 8 車体 10 前側弾性支持機構 12 後側弾性支持機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の幅方向の略中央部位で前記車両の
    前後方向に指向して前側端部が車体に取付けられるとと
    もに後側端部が前記車両の幅方向に指向して配置したサ
    スペンションサブフレームに取付けられるセンタメンバ
    を備えた車両用フレーム構造において、前記センタメン
    バの前側端部を前記車体に弾性支持する前側弾性支持機
    構を設け、前記センタメンバの後側端部を前記サスペン
    ションサブフレームに弾性支持する後側弾性支持機構を
    設け、前記センタメンバの後側端部を前記サスペンショ
    ンサブフレームの下方に配設したことを特徴とする車両
    用フレーム構造。
JP2230595A 1995-01-17 1995-01-17 車両用フレーム構造 Pending JPH08192772A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106536331A (zh) * 2014-07-11 2017-03-22 奥迪股份公司 用于机动车的副车架
FR3042164A1 (fr) * 2015-10-13 2017-04-14 Renault Sas Partie avant de vehicule automobile a prolonge amovible

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106536331A (zh) * 2014-07-11 2017-03-22 奥迪股份公司 用于机动车的副车架
FR3042164A1 (fr) * 2015-10-13 2017-04-14 Renault Sas Partie avant de vehicule automobile a prolonge amovible
EP3156309A1 (fr) * 2015-10-13 2017-04-19 Renault S.A.S. Partie avant de véhicule automobile à prolonge amovible

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