JP4288632B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両の前部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の前部車体構造においては、フロントサイドフレームの下方においてエンジンやサスペンションアームを支持するサブフレームが採用されている。
【0003】
図4は、従来例としての自動車の前部車体構造を説明する図である。
【0004】
同図において、車室100の前方に延びる左右一対のフロントサイドフレーム102は、その前端部においてフロントクロスメンバ103によって連結されている。また、左右一対のサブフレーム101は、フロントサイドフレーム102の下方の車両前方及び後方の支持部105,108にて支持されると共に、その前端部においてフロントクロスメンバ104によって連結されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような一般的なフレーム構造においては、スペースが限られた車体前部の構造にも関らず、そのフレーム構造の先端部近傍にフロントサイドフレーム102を連結するフロントクロスメンバ103と、サブフレーム101を連結するフロントクロスメンバ104とが配設されており、車両全部の構造を複雑にすると共に、オーバーハングの短縮化等の車両デザインの自由度を損なう要因となる。
【0006】
また、サブフレーム101を支持する支持部105,108は、フレーム構造に十分な剛性を持たせるためにはボルト・ナットによりリジットに締結することが望ましいが、その場合、車両室内にエンジンの振動やサスペンションを介して伝達されるロードノイズ等が直接的に伝達されることになる。このため、例えば特開平8−40301号においては、ペリメータフレームの支持をラバーマウントにより行う車体構造が提案されている。
【0007】
上記従来例においては、フロントサイドフレームとの支持部を全てラバーマウント構造とするため、車両室内に流入する振動や騒音に対しては優れた効果を期待できる。しかしながら、サスペンションまわりの動特性を目標とする特性に合わせるという観点からは好ましい構造ではなく、この場合、サスペンションアームのスパンを広く採るという対策が考えられるが、エンジン等のパワーユニットが搭載されるスペースを考慮する必要が有るため、根本的な対策にはならない。
【0008】
そこで本発明は、所望する剛性を満足するシンプルな構造であり、且つ振動・騒音特性に優れる車両の前部車体構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る車両の前部車体構造は、以下の構成を特徴とする。
【0010】
即ち、車体前部に配設された該車体長手方向の左右一対のフロントサイドフレームと、該フロントサイドフレームの下方において該フロントサイドフレームに沿って延設されると共に、該フロントサイドフレームの前方及び後方において支持され、且つその前方の支持部が、該フロントサイドフレームの前端部近傍に配設された左右一対のサブフレームと、を備えた車両の前部車体構造であって、前記左右一対のサブフレームの前端部の間が、前記フロントサイドフレームの前端部間のフロントクロスメンバを兼用するクロスメンバによって連結されていると共に、それら前端部と前記フロントサイドフレームの前方の支持部とがリジットに支持され、且つ該サブフレームの後方の支持部における前記フロントサイドフレームの後方部との接続が弾性支持によりなされており、前記クロスメンバには、弾性部材を介してラジエターが支持され、前記ラジエターは前記フロントサイドフレームの前記前端部間に配設されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両の前部車体構造を、代表的な車両である自動車の車体に適用した一実施形態として、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1及び図2は、本実施形態における前部車体構造を示すソリッドモデル図であり、図1は、ブフレームに対してフロントサスペンションが配置(接続前の状態を示す)されたモデルであり、図2は、当該サブフレームにラジエターが搭載されると共に、フロントサイドフレームが配置されたモデルである。
【0014】
図1及び図2において、1は、本実施形態におけるサブフレームであり、図2に示す車体長手方向の左右一対のフロントサイドフレーム2の下方において当該フロントサイドフレーム2に沿って延設されると共に、当該フロントサイドフレームの前方の支持部(台座)4と後方の支持部7とによって支持される構造を有する。
【0015】
本実施形態において、サブフレーム1は、その左右前端部の支持部4においてフロントサイドフレーム2の前方の支持部にボルト等を用いた一般的な方法でリジットに締結され、且つサブフレーム1の後方においては、支持部7に設けられた弾性材からなるブッシュ8を介してフロントサイドフレーム2の後方部において弾性支持により接続される。
【0016】
また、サブフレーム1は、その左右前端部の支持部4の間がクロスメンバ11によって連結された構造を有し、そのクロスメンバ11には、図2に示すごとくラジエター3を搭載すべく、図1に示すように取り付け台座6が設けられている。また、サブフレーム1の後方には、図1に示すごとくフロントサスペンションが取り付けられるサスペンションアーム5を有する。
【0017】
図3は、本実施形態におけるサブフレームに弾性部材を介してラジエターが支持された状態を例示する図であり、取り付け台座6の位置において車両の前後方向にカットした概略断面図である。
【0018】
ラジエター3は、不図示の上部においてボルト等で締結されると共に、ラジエター3の下方には、同図に示すように取り付け台座9が設けられており、この取り付け台座9の突出部分が、弾性部材であるブッシュ10を介してクロスメンバ11側の取り付け台座6に圧入され、これにより弾性支持される。
【0019】
尚、本実施形態では、クロスメンバ11から取り付け台座6を突出させた構造としているが、これに限られるものではなく、クロスメンバ11の上部にラジエター3を搭載する構造としても良い。
【0020】
このように、上述した構造を有するサブフレーム1によれば、その左右前端部の支持部4においてフロントサイドフレーム2にリジットに締結することができる。このため、従来の一般的なフロントサイドフレームがその先端部近傍に有するフロントクロスメンバ(図4の従来例に示すフロントクロスメンバ103)を、フロントサイドフレーム2から無くすことができ、且つ車体の前部構造として備えるべき剛性は確保することができる。
【0021】
また、支持部4においてはリジットな接続とするものの、後方の支持部7においては弾性支持によってフロントサイドフレーム2に接続するため、それら4ヶ所の支持部を全て弾性支持する場合と比較してサスペンションの設計の容易性を確保することができると共に、それら4ヶ所の支持部を全てリジットに支持する場合と比較してエンジンの振動やサスペンションアーム5を介して伝達されるロードノイズ等の影響を軽減することができる。
【0022】
また、サブフレーム1のクロスメンバ11にラジエター3を弾性支持する構造としたため、そのラジエター3のマス(重量)を、エンジンを主な起振源とする振動に対して所謂ダイナミックダンパとして有効に機能させることができる。
【0023】
更に、フロントサイドフレーム2からフロントクロスメンバを排してサブフレーム1のクロスメンバ11上にラジエター3を搭載することができたことにより、車両デザインの自由度を改善することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、所望する剛性を満足するシンプルな構造であり、且つ振動・騒音特性に優れる車両の前部車体構造の提供が実現する。
【0025】
即ち、請求項1の発明によれば、例えばサスペンションアームを支持するサブフレームにおいて(請求項)、そのサブフレームが支持されるフロントサイドフレームからフロントクロスメンバを排したシンプルな構造を実現できると共に、当該サブフレームと当該フロントサイドフレームとを車両前方側ではリジッに締結し、且つ後方側では弾性支持するため、剛性の確保と、振動・騒音の軽減とを両立することができる。また、ラジエターのマスを利用したダイナミックダンパを実現することができ、振動の軽減を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における前部車体構造を示すソリッドモデル図である。
【図2】 本実施形態における前部車体構造を示すソリッドモデル図である。
【図3】 本実施形態におけるサブフレームに弾性部材を介してラジエターが支持された状態を例示する図である。
【図4】 従来例としての自動車の前部車体構造を説明する図である。

Claims (2)

  1. 車体前部に配設された該車体長手方向の左右一対のフロントサイドフレームと、
    該フロントサイドフレームの下方において該フロントサイドフレームに沿って延設されると共に、該フロントサイドフレームの前方及び後方において支持され、且つその前方の支持部が、該フロントサイドフレームの前端部近傍に配設された左右一対のサブフレームと、
    を備えた車両の前部車体構造であって、
    前記左右一対のサブフレームの前端部の間が、前記フロントサイドフレームの前端部間のフロントクロスメンバを兼用するクロスメンバによって連結されていると共に、それら前端部と前記フロントサイドフレームの前方の支持部とがリジットに支持され、且つ該サブフレームの後方の支持部における前記フロントサイドフレームの後方部との接続が弾性支持によりなされており、
    前記クロスメンバには、弾性部材を介してラジエターが支持され、前記ラジエターは前記フロントサイドフレームの前記前端部間に配設されていることを特徴とする車両の前部車体構造。
  2. 前記サブフレームは、その各後部が車幅方向に連結されており、該後部にサスペンションアームを支持することを特徴とする請求項1記載の車両の前部車体構造。
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