JPS644619Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS644619Y2 JPS644619Y2 JP10685084U JP10685084U JPS644619Y2 JP S644619 Y2 JPS644619 Y2 JP S644619Y2 JP 10685084 U JP10685084 U JP 10685084U JP 10685084 U JP10685084 U JP 10685084U JP S644619 Y2 JPS644619 Y2 JP S644619Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deck
- vibration
- frame
- cab
- truck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 8
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
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- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、トラツク用デツキの固定構造に係
り、詳しくは、運転室及びエンジン室を構成する
キヤブと、荷台を構成するデツキとを乗載して支
持するフレームに、長手方向に適宜間隔を置いて
配列される複数の取付部材によつてデツキを連結
するのに好適なトラツク用デツキの固定構造に関
する。
り、詳しくは、運転室及びエンジン室を構成する
キヤブと、荷台を構成するデツキとを乗載して支
持するフレームに、長手方向に適宜間隔を置いて
配列される複数の取付部材によつてデツキを連結
するのに好適なトラツク用デツキの固定構造に関
する。
(従来の技術)
第1図は、フレーム1に乗載されたキヤブ2と
デツキ3とのフレーム1に対する支持方式を示し
たものであり、キヤブ2は左右のフレーム1上に
固定されたキヤブフロントマウント4とキヤブリ
ヤマウント5とによつて支持され、一方デツキ3
は前後方向に所定の間隔を置いて設定された取付
部6〜11においてそれぞれ連結されている。そ
して、フレーム1とデツキ3との取付部6〜11
の全てが、具体的には第4図に示すように、デツ
キ3の床面に所定間隔ごとに配置された複数のク
ロスメンバ12と、フレーム1に設けられたマウ
ント座13とが、布入りゴムベルトからなるスペ
ーサ14を介在した状態で取付ボルト15によつ
て締着された防振構造となつている。
デツキ3とのフレーム1に対する支持方式を示し
たものであり、キヤブ2は左右のフレーム1上に
固定されたキヤブフロントマウント4とキヤブリ
ヤマウント5とによつて支持され、一方デツキ3
は前後方向に所定の間隔を置いて設定された取付
部6〜11においてそれぞれ連結されている。そ
して、フレーム1とデツキ3との取付部6〜11
の全てが、具体的には第4図に示すように、デツ
キ3の床面に所定間隔ごとに配置された複数のク
ロスメンバ12と、フレーム1に設けられたマウ
ント座13とが、布入りゴムベルトからなるスペ
ーサ14を介在した状態で取付ボルト15によつ
て締着された防振構造となつている。
上記のような固定構造のものにおいては、一般
に車内でこもり音が問題となる60〜100Hz付近で
のフレーム1の上下振動は、第1図に仮想線で示
すように3節の曲げ振動モードを呈しており、そ
のモードの腹(振幅の大きい部分)に位置するキ
ヤブリヤマウント5から主としてキヤブ2へ振動
伝達され、これが車内こもり音の発生原因となつ
ている。
に車内でこもり音が問題となる60〜100Hz付近で
のフレーム1の上下振動は、第1図に仮想線で示
すように3節の曲げ振動モードを呈しており、そ
のモードの腹(振幅の大きい部分)に位置するキ
ヤブリヤマウント5から主としてキヤブ2へ振動
伝達され、これが車内こもり音の発生原因となつ
ている。
(考案が解決しようとする問題点)
そこで、車内こもり音の低減対策として、マウ
ント類を軟化してフレーム1の振動による伝達力
を減少したり、クロスメンバーガゼツト又はビー
ド等によつて共振部位を補強したり、あるいはマ
スチユーニング、ダンピングシート等によつて騒
音発生部位の振動を抑制したりする等の方法が提
案されており、そしてそれらの中から最も効果的
と考えられる方法を選定している。しかるに、上
述した方法のいずれもコストが高く付いたり、車
両の重量が増加したり、あるいは耐久性や乗り心
地が悪化したりする等の背反現象による制約があ
り、車内騒音を抑制するのに充分な効果が得られ
ない場合が多いという問題点があつた。
ント類を軟化してフレーム1の振動による伝達力
を減少したり、クロスメンバーガゼツト又はビー
ド等によつて共振部位を補強したり、あるいはマ
スチユーニング、ダンピングシート等によつて騒
音発生部位の振動を抑制したりする等の方法が提
案されており、そしてそれらの中から最も効果的
と考えられる方法を選定している。しかるに、上
述した方法のいずれもコストが高く付いたり、車
両の重量が増加したり、あるいは耐久性や乗り心
地が悪化したりする等の背反現象による制約があ
り、車内騒音を抑制するのに充分な効果が得られ
ない場合が多いという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記した問題点を解決するために、
運転室及びエンジン室を構成するキヤブと、荷台
を構成するデツキとを乗載して支持するフレーム
に、長手方向に適宜間隔を置いて配列される複数
の取付部材によつて前記デツキを連結するように
したトラツクにおいて、前記デツキにおける前端
付近、後端付近及びリヤアクスルの上方付近に位
置する取付部を剛性材料よりなるスペーサを含む
剛付支持となす一方、上記設定位置以外の箇所に
位置する取付部を防振材料よりなるスペーサを含
む防振支持となしたことを要旨とするものであ
る。
運転室及びエンジン室を構成するキヤブと、荷台
を構成するデツキとを乗載して支持するフレーム
に、長手方向に適宜間隔を置いて配列される複数
の取付部材によつて前記デツキを連結するように
したトラツクにおいて、前記デツキにおける前端
付近、後端付近及びリヤアクスルの上方付近に位
置する取付部を剛性材料よりなるスペーサを含む
剛付支持となす一方、上記設定位置以外の箇所に
位置する取付部を防振材料よりなるスペーサを含
む防振支持となしたことを要旨とするものであ
る。
(作用)
上記した手段によれば、フレームとデツキとを
剛付支持と防振支持との組合わせで固定したこと
によつて、フレームにデツキの剛性が追加されて
該フレームの振動が抑制されることとなる。
剛付支持と防振支持との組合わせで固定したこと
によつて、フレームにデツキの剛性が追加されて
該フレームの振動が抑制されることとなる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基いて具体的に
説明する。本考案は、フレーム1とデツキ3との
取付部6〜11のうち、フレーム1の曲げ振動モ
ードにおける腹(振幅の大きい部分)の位置に相
当する取付部を第3図に示す如き剛付支持とし、
それ以外の位置の取付部を第4図に示す防振支持
としたものである。
説明する。本考案は、フレーム1とデツキ3との
取付部6〜11のうち、フレーム1の曲げ振動モ
ードにおける腹(振幅の大きい部分)の位置に相
当する取付部を第3図に示す如き剛付支持とし、
それ以外の位置の取付部を第4図に示す防振支持
としたものである。
すなわち、第2図に示すようにデツキ3の全長
をlとしたとき、デツキ前端から0.2lまでの間を
Aとし、リヤアクスル中心から前方へ0.2lまでの
間をB1とし、リヤアクスル中心から後方へ0.1lま
での間をB2とし(B1+B2=Bとする)、そして
デツキ後端から0.2lまでの間をCとした場合、そ
れらA,B,Cの各範囲に位置する取付部6,
9,11を剛付支持とし、それ以外の位置の取付
部7,8,10を防振支持としてある。剛付支持
の取付部6,9,11は第3図に示すように、デ
ツキ3の床面に配置されたクロスメンバ12とフ
レーム1に固定されたマウント座13とを、剛性
材料であるたとえば鉄製のスペーサ16を介在し
て取付ボルト15によつて連結された構造となつ
ている。一方、防振支持の取付部7,8,10は
第4図に示すように、デツキ3の床面に配置され
たクロスメンバ12とフレーム1に固定されたマ
ウント座13とを、防振材料としてのたとえば布
入りゴムベルトからなるスペーサ14を介在して
取付ボルト15によつて連結された構造となつて
いる。なお、キヤブ2は従前と同様にキヤブフロ
ントマウント4及びキヤブリヤマウント5を介し
てフレーム1上に支持されている。
をlとしたとき、デツキ前端から0.2lまでの間を
Aとし、リヤアクスル中心から前方へ0.2lまでの
間をB1とし、リヤアクスル中心から後方へ0.1lま
での間をB2とし(B1+B2=Bとする)、そして
デツキ後端から0.2lまでの間をCとした場合、そ
れらA,B,Cの各範囲に位置する取付部6,
9,11を剛付支持とし、それ以外の位置の取付
部7,8,10を防振支持としてある。剛付支持
の取付部6,9,11は第3図に示すように、デ
ツキ3の床面に配置されたクロスメンバ12とフ
レーム1に固定されたマウント座13とを、剛性
材料であるたとえば鉄製のスペーサ16を介在し
て取付ボルト15によつて連結された構造となつ
ている。一方、防振支持の取付部7,8,10は
第4図に示すように、デツキ3の床面に配置され
たクロスメンバ12とフレーム1に固定されたマ
ウント座13とを、防振材料としてのたとえば布
入りゴムベルトからなるスペーサ14を介在して
取付ボルト15によつて連結された構造となつて
いる。なお、キヤブ2は従前と同様にキヤブフロ
ントマウント4及びキヤブリヤマウント5を介し
てフレーム1上に支持されている。
上述のように構成した本実施例によれば、フレ
ーム1の振動による曲げ振動モードは第2図に仮
想線で示すようになる。すなわち、フレーム1と
デツキ3との長手方向における複数の取付部のう
ち、前述の如く設定された取付部6,9,11を
剛付支持としたことによつて、デツキ3の剛性が
フレーム1の振動を抑制する手段として利用され
るので、振動モードの最大振幅値が抑制されるこ
ととなる。
ーム1の振動による曲げ振動モードは第2図に仮
想線で示すようになる。すなわち、フレーム1と
デツキ3との長手方向における複数の取付部のう
ち、前述の如く設定された取付部6,9,11を
剛付支持としたことによつて、デツキ3の剛性が
フレーム1の振動を抑制する手段として利用され
るので、振動モードの最大振幅値が抑制されるこ
ととなる。
ここで、本実施例のように構成されたトラツク
を用いてエンジン回転数の二次周波数から車内の
音圧レベルを測定したところ、加速走行時には第
5図の実線で示される結果が得られた。なお、第
5図における実線は、従来の防振支持のみからな
る固定構造のトラツクを用いて車内の音圧レベル
を測定した場合の結果である。この実験結果から
も明らかなように、本実施例によれば、従来に比
しフレーム1の振動による車内こもり音を低減し
得ることが理解できる。
を用いてエンジン回転数の二次周波数から車内の
音圧レベルを測定したところ、加速走行時には第
5図の実線で示される結果が得られた。なお、第
5図における実線は、従来の防振支持のみからな
る固定構造のトラツクを用いて車内の音圧レベル
を測定した場合の結果である。この実験結果から
も明らかなように、本実施例によれば、従来に比
しフレーム1の振動による車内こもり音を低減し
得ることが理解できる。
(考案の効果)
以上述べたように、本考案はフレームとデツキ
とを剛付支持と防振支持との組合わせで固定した
ことによつて、デツキの剛性を利用してフレーム
の振動を抑制し得るので、その結果フレームの振
動に起因する車内こもり音を低減することがで
き、またコストアツプならびに車両重量の増加が
ほとんどないとともに、乗り心地や耐久性を悪化
することもない等の効果をもたらすものである。
とを剛付支持と防振支持との組合わせで固定した
ことによつて、デツキの剛性を利用してフレーム
の振動を抑制し得るので、その結果フレームの振
動に起因する車内こもり音を低減することがで
き、またコストアツプならびに車両重量の増加が
ほとんどないとともに、乗り心地や耐久性を悪化
することもない等の効果をもたらすものである。
第1図は従来例を示す説明図、第2図は本考案
の実施例を示す説明図、第3図は剛付支持の固定
構造を示す正面図、第4図は防振支持の固定構造
を示す正面図、第5図は本考案の固定構造と従来
の固定構造とによる車内の音圧レベルの比較線図
である。 1……フレーム、2……キヤブ、3……デツ
キ、6〜11……取付部、12……クロスメン
バ、13……マウント座、14……防振材料製ス
ペーサ、15……取付ボルト、16……剛性材料
製スペーサ。
の実施例を示す説明図、第3図は剛付支持の固定
構造を示す正面図、第4図は防振支持の固定構造
を示す正面図、第5図は本考案の固定構造と従来
の固定構造とによる車内の音圧レベルの比較線図
である。 1……フレーム、2……キヤブ、3……デツ
キ、6〜11……取付部、12……クロスメン
バ、13……マウント座、14……防振材料製ス
ペーサ、15……取付ボルト、16……剛性材料
製スペーサ。
Claims (1)
- 運転室及びエンジン室を構成するキヤブと、荷
台を構成するデツキとを乗載して支持するフレー
ムに、長手方向に適宜間隔を置いて配列される複
数の取付部材によつて前記デツキを連結するよう
にしたトラツクにおいて、前記デツキにおける前
端付近、後端付近及びリヤアクスルの上方付近に
位置する取付部を剛性材料よりなるスペーサを含
む剛付支持となす一方、上記設定位置以外の箇所
に位置する取付部を防振材料よりなるスペーサを
含む防振支持となしたことを特徴とするトラツク
用デツキの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10685084U JPS6121689U (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | トラツク用デツキの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10685084U JPS6121689U (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | トラツク用デツキの固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6121689U JPS6121689U (ja) | 1986-02-07 |
JPS644619Y2 true JPS644619Y2 (ja) | 1989-02-06 |
Family
ID=30666126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10685084U Granted JPS6121689U (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | トラツク用デツキの固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6121689U (ja) |
-
1984
- 1984-07-13 JP JP10685084U patent/JPS6121689U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6121689U (ja) | 1986-02-07 |
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