JP4294400B2 - キャブマウントブラケットの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両、例えばトラック等のキャブマウントブラケットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両、例えばトラック等では、エンジン等の整備性を考慮して、車体に対しキャブを前後方向に倒すことができる、いわゆるティルトシステムが装備される。このティルトシステムが装備されている車両では、図6に示すように、キャブをマウントするための一対のマウントブラケット105,106がフレーム101の両側部に取り付けられる。マウントブラケット105,106の間には、トーションチューブスタビライザ109が取り付けられると共に、キャブがマウントブラケット105,106のキャブ取付部107,108の軸受に、リンク機構等を介して取り付けられ、ティルトすることができる。
【0003】
従来の、例えば右ハンドル車のキャブマウントブラケットは、図示左側の右マウントブラケット105がステアリングブラケット102に取り付けられ、ステアリングブラケット102がフレーム101の右側に取り付けられる。一方、図示右側の左マウントブラケット106はフレーム101の左側に直接取り付けられる。したがって、右ハンドル車に関して、形状が異なる2種類のマウントブラケット105、106が必要になる(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、2つのマウントブラケット105,106は、キャブのリンク機構等を取り付けるためのキャブ取付部107,108が、前方に突出する形状に形成される。すなわち、2つのマウントブラケット105,106は、前後の形状がそれぞれ非対称に形成される。このため、ステアリングブラケットが車両の左側に装備される左ハンドル車においては、上述の右ハンドル車用のマウントブラケット105,106をそのまま反対側に取り付けることはできず、左ハンドル車用のマウントブラケットを別途製作している。
【0005】
このように、従来のキャブマウントブラケットに関しては、車両の左右の取付方法の相違と、右ハンドル車と左ハンドル車の相違とにより、計4種類のマウントブラケットが必要である。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−315246号公報(第5図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来のキャブマウントブラケットは、車両の左右の取付方法の相違と、右ハンドル車と左ハンドル車の相違とにより、計4種類のマウントブラケットを製作しなければならず、製作面及び部品管理面の双方からコスト高を招くという問題がある。
【0008】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、必要部品の種類を減少させることにより、製作面及び部品管理面の双方からコスト削減を図ることができるキャブマウントブラケットを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明が採用する手段は、キャブマウントブラケットが、車両のフレームの一側に取り付けられたステアリングブラケットに取り付けられてキャブの一側を支持する第1ブラケットと、フレームの他側に取り付けられる第2ブラケットと、第2ブラケットに取り付けられてキャブの他側を支持する第3ブラケットからなり、第1ブラケットと第3ブラケットは同一形状に形成されたことにある。
【0010】
このように、第1ブラケットと第3ブラケットは同一形状に形成されるから、右ハンドル車については、2つの第1ブラケットと、1つの右ハンドル車用の第2ブラケットを製作すればよい。また、左ハンドル車については、2つの第1ブラケットと、1つの左ハンドル車用の第2ブラケットを製作すればよい。すなわち、右ハンドル車と左ハンドル車とについて必要となる部品は、1種類の第1ブラケットと2種類の第2ブラケットの計3種類である。したがって、従来のキャブマウントブラケットの必要部品は4種類であったから、部品の種類を1種類だけ減少させることができる。
【0011】
好ましくは、第1ブラケットは、左右対称の形状に形成される。このようにすることにより、右ハンドル車と左ハンドル車のステアリングブラケット及び第2ブラケットを、相互に対称の形状にそれぞれ形成することもでき、ステアリングブラケット及び第2ブラケットの設計が容易になる。
【0012】
例えば、第1ブラケットは、前方と後方とに上部で結合する板状の支持部を備え、前方支持部と後方支持部との間がリブにより連結され、支持部の上部にキャブ取付部を有し、支持部の下部にブラケット固定部を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係るキャブマウントブラケットの発明の実施の形態を、図1ないし図5を参照して詳細に説明する。
【0014】
車両、例えばトラック等では、エンジン等の整備性を考慮して、車体に対しキャブを前後方向に倒すことができる、いわゆるティルトシステムが装備される。このティルトシステムが装備されているトラック等では、図1に示すように、同一形状に形成された2つのマウントブラケット10,10がフレーム1の両側部にそれぞれ取り付けられる。2つのキャブ取付ブラケット10,10の間には、トーションチューブスタビライザ2が取り付けられ、図示しないキャブが、マウントブラケット10の上部のキャブ取付部14の軸受に、リンク機構等を介してそれぞれ取り付けられ、ティルトすることができる。
【0015】
図1に示す車両は、例えば右ハンドル車であり、図示左側の右マウントブラケット(第1ブラケット)10がステアリングブラケット5に取り付けられ、ステアリングブラケット5がフレーム1の右側(一側)に固定される。一方、図示右側の左マウントブラケット(第3ブラケット)10は、支持ブラケット(第2ブラケット)20を介してフレーム1の左側(他側)に取り付けられる。
【0016】
図2及び図3に示すように、右マウントブラケット10は、前方と後方とに上部で結合する板状の支持部11,12を備え、前方支持部11と後方支持部12との間がリブ13により結合される。支持部11,12の上部にキャブ取付部14を有し、キャブ取付部14には軸受15が取り付けられる。支持部11,12の下部にブラケット固定部16,17が配設され、ブラケット固定部16,17がボルト18,19等によりステアリングブラケット5に取り付けられる。これにより、右マウントブラケット10がフレーム1に固定される。このマウントブラケット10は、左右対称の形状に形成される。
【0017】
図4及び図5に示すように、支持ブラケット20は、左マウントブラケット10を支持するために設けられたものであり、上述のステアリングブラケット5に代わるものである。支持ブラケット20は、前部と上部にブラケット取付部21,22を有し、左マウントブラケット10のブラケット固定部16,17が、ボルト18,19等により支持ブラケット20に取り付けられる。支持ブラケット20は、前部及び後部にフレーム固定部23,24を有し、フレーム固定部23,24が図示右側のフレーム1の左側(他側)に、ボルト等により取り付けられる。これにより、左マウントブラケット10がフレーム1に固定される。
【0018】
このように、左右のマウントブラケット10,10は同一形状に形成されるから、上述の右ハンドル車については、2つのマウントブラケット10と、1つの右ハンドル車用の支持ブラケット20を製作すればよい。また、左ハンドル車の場合には、マウントブラケットは右ハンドル車のものをそのまま使用することができるから、支持ブラケットについてだけ左ハンドル車用のものを製作すればよい。したがって、本キャブマウントブラケットは、右ハンドル車と左ハンドル車とについて必要となる部品が、1種類のマウントブラケットと、2種類の支持ブラケットの計3種類となる。従来のキャブマウントブラケットは必要部品が4種類であったから、部品の種類を1種類だけ減少させることができる。
【0019】
また、マウントブラケット10を左右対称の形状に形成したから、右ハンドル車と左ハンドル車のステアリングブラケット及び支持ブラケットを相互に対称の形状にそれぞれ形成することもでき、ステアリングブラケット及び支持ブラケットの設計が容易になる。
【0020】
なお、上述のキャブマウントブラケットは、左右のマウントブラケット10が相互に同一形状であり、かつ単体でも左右対称の形状であったが、これに限定されるものではなく、左右のマウントブラケット10が相互に同一形状であれば、ブラケット単体では左右非対称の形状であってもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のキャブマウントブラケットは、車両のフレームの一側に取り付けられたステアリングブラケットに取り付けられてキャブの一側を支持する第1ブラケットと、フレームの他側に取り付けられる第2ブラケットと、第2ブラケットに取り付けられてキャブの他側を支持する第3ブラケットからなり、第1ブラケットと第3ブラケットは同一形状に形成されるから、従来は右及び左ハンドル車について必要部品が4種類であったのに対し3種類で済むようになり、製作面及び部品管理面の双方からコスト削減を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るキャブマウントブラケットの製造方法の、発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】 図1の右マウントブラケット10を示す正面図である。
【図3】 図2のマウントブラケット10を示す左側面図である。
【図4】 図1の左マウントブラケット10と支持ブラケット20を示す正面図である。
【図5】 図4のマウントブラケット10と支持ブラケット20を示す右側面図である。
【図6】 従来のキャブマウントブラケットを示す正面図である。
Claims (2)
- ボルト取付穴を有すると共に車両のフレーム(1)の一側に取り付けられたステアリングブラケット(5)に取り付けられてキャブの前記一側を支持する第1ブラケット(10)と、前記フレームの他端に取り付けられる第2ブラケット(20)と、ボルト取付穴を有すると共に前記第2ブラケットに取り付けられて前記キャブの前記他側を支持する第3ブラケット(10)とを形成し、さらに前記第1ブラケットと前記第3ブラケットを前記ボルト取付穴を含めて同一形状かつ左右対称の形状に形成し、右ハンドル車用と左ハンドル車用の前記ステアリングブラケットを相互に対称の形状に形成し、右ハンドル車用と左ハンドル車用の前記第2ブラケットを相互に対称の形状に形成したことを特徴とするキャブマウントブラケットの製造方法。
- 前記第1ブラケット(10)及び前記第3ブラケット(10)の前方と後方とに上部で結合する板状の支持部(11,12)を形成し、前記前方支持部と前記後方支持部との間にリブ(13)を形成し、前記支持部の前記上部にキャブ取付部(14)を形成し、前記支持部の下部にブラケット固定部(16,17)を形成したことを特徴とする請求項1に記載のキャブマウントブラケットの製造方法。
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