JPH03136982A

JPH03136982A - 自動二輪車

Info

Publication number: JPH03136982A
Application number: JP1276727A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Kubo; 裕久保
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1989-10-24
Filing date: 1989-10-24
Publication date: 1991-06-11
Anticipated expiration: 2015-06-05
Also published as: JP3048584B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、燃料タンクとシートとを近接して載置する
自動二輪車に関する。

［従来の技術］自動二輪車では、車体フレームに燃料タンクを載置する
と共に、この燃料タンクの後方に近接してシートを載！
するものがある。

この燃料タンクとシートとの取付には、燃料タンクの後
部に取付ブラケットを設け、シートの前部にも取付ブラ
ケットを設け、それぞれ独立して車体フレームに取付け
るものがある。また、燃料タンクの後部の取付ブラケッ
トと、シートの前部の取付ブラケットとを一緒に車体フ
レームに取付けるものがある。

［発明が解決しようとする課題］ところが、燃料タンクの後部とシートの前部とをそれぞ
れ独立して車体フレームに取付けるものでは、製作上の
誤差等で、燃料タンクの後部とシートの前部との合せを
正確に行なうことが困難である。

また、燃料タンクの後部とシートの前部とを車体フレー
ムに共線するものでは、共線で確実に固定する必要があ
るため、取付構造がかえって複雑になると共に、シート
を取外すときには燃料タンクも外れる等の問題がある。

この発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、
燃料タンクの後部とシートのＴ１１部との合せを正確に
行なうことができると共に、取付構造が簡単で、しかも
シート単独の着脱が可能な自動二輪車を提供することを
目的としている。

［課題を解決するための手段］前記課題を解決するために、この発明は、車体フレーム
に燃料タンクを載置し、さらにこの燃料タンクの後部に
近接してシートを載置する自動二輪車において、前記燃
料タンクの後部に取付ブラケットを固定し、この取付ブ
ラケットを車体フレームに取付けると共に、この取付ブ
ラケットに前記シートの前部を取付けるようになしたこ
とを特徴としている。

［作用］この発明では、燃料タンクの後部に取付ブラケットを固
定し、この取付ブラケットを車体フレームに取付ける。

そして、この取付ブラケットにシートの前部を取付けて
いるから、燃料タンクに直接シートを取付けるため、両
者の合せが正確である。

また、燃料タンクの後部と、シートの前部とはそれぞれ
単独で取付ける構造であるから、共線のものより取付構
造が簡単である。

さらに、シートを取外すときには、燃料タンクが車体フ
レームに取付けられたままであるから、シートの取外し
の作業性が向上する。

［実施例］次に、添付図面と共にこの発明の実施例を詳細に説明す
る。

第１図はこの発明を適用した自動二輪車の側面図、第２
図は燃料タンクとシートの取付構造を示す断面図、第３
図は第２図のＩＩＩ　−ＩＩ＋断面図、第４図は第２図
の平面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ断面図、第６図は燃
料タンクの底面図、第７図は燃料タンクの後部の平面図
、第８図は第７図のＡ方向から視た図、第９図はシート
の断面図、第１０図は第９図のＸ−Ｘ断面図、第１１図
はシートの底面図である。

図中符号１は自動二輪車であり、この自動二輪車１の車
体フレーム２を構成するヘッドバイブ３にはフロントフ
ォーク４が旋回可能に設けられ、このフロントフォーク
４には前輪５が支持されている。ヘッドバイブ３からは
左右一対のメインフレーム６が後方に延びており、この
メインフレーム６の後端にはそれぞれリヤアームブラケ
ット７が溶接され、このリヤアームブラケット７の上部
にはりャフレーム８が溶接され斜上後方に向けて延びて
いる。このリヤフレーム８にはさらにシートレール９が
ボルト１０で固定されている。

リヤアームブラケット７にはリヤアーム１１が軸支され
、このリヤアーム１１はリアクツシロン１２を介してリ
ヤフレーム８に支持されており、このリヤアーム１１の
後部には後輪型３が設けられている　左右一対のメイン
フレーム６及びリヤアームブラケット７にはエンジン１
４が搭載され、このメインフレーム６からリヤフレーム
８の前部にかけて燃料タンク１５が載置され、この燃料
タンク１５の後方にシート１６がリヤフレーム８からシ
ートレール９にかけて載置されている。

リヤフレーム８の後方からシートレール９はリヤカウル
１７で覆われている。

エンジン１４の吸気系を構成するエアクリーナ１８と気
化器１９は、燃料タンク１５の前側に配置されている。

エンジン１４の前方にはラジェータ２０が設けられ、ヘ
ッドバイブ３の前方からエンジン１４の側方にかけてカ
ウリング２１で覆われている。

燃料タンク１５はアルミニウム製の外板２２と内板２３
とが溶接で接合されて形成されている。

この内板２３で燃料タンク１５には前側を開放した凹部
２４が形成され、これによりエアクリーナ１８が収容さ
れる空間を確保している。このエアクリーナ１８は燃料
タンク１５の前側を開放した凹部２４に配置されており
、この凹部２４の形状に沿わせた形状して、容積が確保
されている。

エアクリーナ１８に設けられたダクトフ０の吸入口１８
ａは後方を向いており、ダクト７０は燃料タンク１５の
内板２３とエアクリーナ１８の間に設けたスポンジ支持
体フ１を介して支持され、このスポンジ支持体７１に形
成された吸気通路フ２は下方に開口している。このスポ
ンジ支持体７１は燃料タンク１５及びエアクリーナ１８
及びダクト７０の振動を吸収して振動音が発生すること
を抑制すると共に、吸気音が外部に漏れることを防止し
ている。また、このエアクリーナ１８は気化器１９に接
続され、気化器１９はエンジン１４の気筒２７に接続さ
れている。

また、燃料タンク１５の内板２３には液面レベルを検知
するセンサ２８が設けられ、さらにこの近傍に燃料コッ
ク２９が設けられ、燃料コック２９はホース３０で燃料
ポンプ３１に接続されている。この燃料ポンプ３１はホ
ース３２を介して、エンジン１４に設けられた気化器１
９に接続されて燃料を供給するようになっている。燃料
タンク１５にはブリーザ３３が設けられており、このブ
リーザ３３にはホース３４が接続され、ブリーザ３３に
漏れた燃料をホース３４でメインフレーム６の内側から
車体後方へ導き排出するようになっている。このホース
３４はブリーザ３３から真すぐ下方へ延びて内板２３を
貫通しており、燃料タンク１５への組付けを容易にして
いる。

燃料タンク１５の前部には内板２３に取付ブラケット３
５が溶接され、この取付ブラケット３５に取付ステー３
６がダンパ３７を介してボルト３８で締付固定されてい
る。この取付ステー３６の両端部３６ａは前側取付ボル
ト３９を介してメインフレーム６の前側に形成されたボ
ス部６ａに取付けられている。

燃料タンク１５の後部の取付部１５ａには取付ブラケッ
ト４０が溶接で固定され、この取付ブラケット４０には
シート取付部４１が形成され、このシート取付部４１に
はナツト４２が固定されている。この取付ブラケット４
０は左右一対のリヤフレーム８に形成された取付ボス部
８８間にゴムダンパ４３を介して当てがい、取付ブラケ
ット４０にカラー４４を介して後側取付ボルト４５が貫
通され、この後側取付ボルト４５は取付ボス部８ａに螺
着して設けられている。

従って、燃料タンク１５の前側取付ボルト３９を外すと
、燃料タンク１５が後側取付ボルト４５を支点として、
簡単に後方へ回動することができ、これでエンジン１４
の上方が開放されるため、エンジン１４の整備を容易に
行なうことができる。

燃料タンク１５の後方に載置されたシート１６は、底板
４６と、この底板４６に設けたクツション部材４７から
構成されている。シート１６の底板４６の前側には下方
へ突出する取付部４６ａの取付孔４６ｂには前側ゴムダ
ンパ４８が取付けられ、後側には底板４６の取付孔４６
ｃには後側ゴムダンパ４９が取付けられている。シート
１６は前側ゴムダンパ４８をリヤフレーム８に当てがい
、後側ゴムダンパ４９をシートレール９に当てがフて載
置される。また、シート１６の底板４６にはその中央部
にストッパー４６ｓが形成され、このストッパー４６ｅ
をリヤフレーム８に当接して支持し、シート１６のスキ
ン７３の縁部フ３ａがリヤフレーム８に接触してすりき
れることがないようにしている。

シート１６の後部は底板４６の後側に形成した係止部４
６ｄを左右一対のシートレール９間に取付けたクロスパ
ー５０に係止して取付けられる。

また、シート１６の前部には凹部５１が形成されており
、この凹部５１の両側には底板４６にネジ軸５２が固定
され、このネジ軸５２に取付ブラケット５３を挿通して
ナツト５４で固定されている。

シート１６の凹部５１ではプロテクタ５５が取付ブラケ
ット５３に設けられ、この取付ブラケット５３にはカラ
一部材５６を介してゴムダンパ５７が挿着されている。

シート１６の前部は取付ブラケット５３を燃料タンク１
５の取付ブラケット４ｏに設けたシート取付部４１に当
、てがい、取付ボルト５８をカラー部材５６に挿通して
シート取付部４１のナツト４２に螺着して取付けられる
。シート１６の下方には収納部５９が形成されており、
この収納部５９にバッテリ６０やスイッチ、点火装置等
の電装品６１が収納されている。

従って、燃料タンク１６の後部に固定した取付ブラケッ
ト４０をリヤフレーム８に取付け、そしてこの取付ブラ
ケット４ｏにシート！６の前部を　１直接取付けている
から、燃料タンク１５とシート１６との合せが正確であ
る。

また、燃料タンク１５の後部と、シート１６の前部とは
それぞれ単独で、１木の取付ボルト４５．５８で取付け
る構造であるから、共線のものより取付構造が簡単であ
る。

さらに、シート１６を取外すときには、取付ボルト５８
のみを取外すだけでよく、燃料タンク１５は取付ボルト
４５でリヤフレーム８に取付けられたままであるから、
シート１６の取外しの作業性が向上し、下方に設けられ
た収納部５９に配置されたバッテリ６０等のメンテナン
スが容易である。

［発明の効果］以上説明したように、この発明は、燃料タンクの後部に
取付ブラケットを固定し、この取付ブラケットを車体フ
レームに取付け、この取付ブラケットにシートの前部を
取付けるようにしたから、燃料タンクとシートとの合せ
が正確である。

また、燃料タンクの後部と、シートの前部とはそれぞれ
単独で取付けられる構造であるから、共線のものより取
付構造が簡単である。

さらに、シートを取外すときには、燃料タンクが車体フ
レームに取付けられたままであるから、シート取外しの
作業性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を適用した自動二輪車の側面図、第２
図は燃料タンクとシートの取付構造を示す断面図、第３
図は第２図のｍ　−Ｉ１１１画面、第４図は第２図の平
面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ断面図、第６図は燃料タ
ンクの底面図、第７図は燃料タンクの後部の平面図、第
８図は第７図の入方向から視た図、第９図はシートの断
面図、第１０図は第９図のＸ−Ｘ断面図、第１１図はシ
ートの底面図である。図中符号１は自動二輪車、６はメインフレーム、７はリ
ヤアームブラケット、８はリヤフレーム、９はシートレ
ール、１５は燃料タンク、１６はシート、４０は取付ブ
ラケット、４１はシート取付部、４５．５８は取付ボル
ト、５３は取付ブラケットである。

Claims

【特許請求の範囲】

車体フレームに燃料タンクを載置し、さらにこの燃料タ
ンクの後部に近接してシートを載置する自動二輪車にお
いて、前記燃料タンクの後部に取付ブラケットを固定し
、この取付ブラケットを車体フレームに取付けると共に
、この取付ブラケットに前記シートの前部を取付けるよ
うになしたことを特徴とする自動二輪車。